JPH0525707Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0525707Y2
JPH0525707Y2 JP11304590U JP11304590U JPH0525707Y2 JP H0525707 Y2 JPH0525707 Y2 JP H0525707Y2 JP 11304590 U JP11304590 U JP 11304590U JP 11304590 U JP11304590 U JP 11304590U JP H0525707 Y2 JPH0525707 Y2 JP H0525707Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
chamber
air outlet
opening
chamber body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11304590U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0470137U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11304590U priority Critical patent/JPH0525707Y2/ja
Publication of JPH0470137U publication Critical patent/JPH0470137U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0525707Y2 publication Critical patent/JPH0525707Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、実験室等で使用されるドラフトチヤ
ンバーに関する。
(従来の技術) 一般に研究所等の実験室で使用されるドラフト
チヤンバーにあつては、前面に設けられた開放口
から実験試料を出し入れするようになつており、
その代表例を第4図に示す。
即ち、チヤンバー本体101の前面には実験試
料を出し入れする開放口103が開口しており、
開放口の上部には下方に向つて空気を吹出す吹出
グリツド105が巾方向に沿つて設けられてい
る。吹出グリツド105には給気ダクト107が
接続されており、給気ダクト107はチヤンバー
ボツクス109に接続され、チヤンバボツクス1
09は更に図示しない送風手段と連結している。
従つて、送風手段から送られた空気はチヤンバー
ボツクス109、給気ダクト107を通り、更に
吹出グリツド105から下方へ吹き出される。一
方、吹出グリツド105の鉛直方向の下方には吹
出グリツド105に対向して上方に向つて開口す
る吸込グリツド111が設けられている。吸込グ
リツド111はチヤンバー本体101の背部側を
通る排気通路113に接続されている。排気通路
113はチヤンバー本体101の上面に設けられ
た排気口115を介して図示しない排気設備に接
続されている。従つて、上述の吹出グリツド10
5から開放口103全面に亘つて下方に吹き出さ
れた空気は、吸込グリツド111へ吸い込まれる
プツシユプルタイプとなつている。つまり、開放
口103には吹出グリツド105と吸込グリツド
111との間で所謂エアカーテンが形成され、チ
ヤンバー本体101内はエアーカーテンにより外
部の影響を直接受けない構造となつている。
(考案が解決しようとする課題) 前記した如くドラフトチヤンバーにあつては、
開放口103にエアカーテンを形成することで外
部の影響を直接受けない構造となつているが、エ
アカーテンは上方から下方への流れとなるため、
その流れに誘導されてチヤンバー本体101内に
矢印の如く対流が起きるようになる。この対流
は、出入口となる開放口103を横切る流れとな
るため、例えば実験試料117から発生するガス
が触れると好ましくないような場合、知らずに、
触れてしまう虞れがある。
そこで、本考案は上記状況に鑑みてなされたも
ので、チヤンバー本体内において空気が対流しな
いドラフトチヤンバーを提供し、もつて、有毒ガ
ス発生時における実験等の安全性向上を図ること
を目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために本考案にあつては、
チヤンバー本体の前面に形成され実験試料を出し
入れする開放口の上部に、下方へ空気を吹き出す
空気吹出口を設け、開放口の下部に前記空気吹出
口から吹き出された空気を吸い込む空気吹込口を
設ける一方、チヤンバー本体内の左右側壁に、中
央へ向けて空気を送風する空気送風口を設け、後
壁に、空気を吸い出す空気吹出口を設けてある。
(作用) かかるドラフトチヤンバーによれば、空気吹出
口から吹き出される空気は。下方の空気吹込口か
ら吸われるようになり開放口の全領域にわたつて
エアカーテンが作られるようになる。一方、側方
の空気送風口から吹き出された空気は、後方の空
気吹出口へ向つて流れるため、チヤンバー本体内
において、前方の開放口から後方へ向かう流れが
強制的に作られるようになり、チヤンバー本体内
において開放口を横切る対流は発生せず、手を入
れた際に直接ガス等に触れる虞れがなくなる。
(実施例) 以下、本考案に係るドラフトチヤンバーの好適
な一実施例を図面を参照して詳細に説明する。
第1図において、1は箱状のチヤンバー本体を
示しており、前面は作業台2に対して実験試料6
を出し入れする開放口3となつている。開放口3
の上部には空気を吹き出す空気吹出口5が、下部
には前記空気吹出口5から吹き出された空気を吸
い込む空気吹込口7がそれぞれ巾方向に沿つて設
けられている。
空気吹出口5には給気ダクト8と接続してお
り、給気ダクト8はチヤンバーボツクス9に接続
され、チヤンバーボツクス9は図外の送風手段に
連結されている。従つて、送風手段から送られた
空気はチヤンバーボツクス9、給気ダクト8を介
して空気吹出口5から吹き出されるようになる。
これにより、開放口3にエアカーテンが形成され
るようになる。
空気吹込口7はチヤンバー本体1の背面側に設
けられた排気通路13と接続し、排気通路13は
チヤンバー本体1の上面に設けられた排気口15
を介して図外の排気設備に接続されている。
一方、チヤンバー本体1の両側壁17,17に
は中央に向けて空気を送風する空気送風口19が
それぞれ設けられている。空気送風口19は、前
方の開放口3に近い位置でかつ、多数設けられる
と共にサイドチヤンバー21,21と連通してい
る。サイドチヤンバー21はサイドダクト23,
23と連通し、サイドダクト23は、トツプチヤ
ンバー25を介して図外の送風手段と接続連通し
ている。サイドダクト23,23は下方に向つて
奥行きが徐々に狭く(本実施例では、第1図の如
く背面が前方に向つて下り傾斜)となつており、
サイドダクト23の取入口23aから送り込まれ
る空気量が効率よくサイドチヤンバー21に送り
込まれるようになつている。サイドチヤンバー2
1,21は後面が前記サイドダクト23,23と
接続し、この接続領域には格子25が設けられて
いる。サイドチヤンバー21,21は前方に向つ
て幅(開口部3の開口方向)が徐々に狭くなつて
おり風量が多い格子25側の断面積を大きく、風
量が少なくなる先端の断面積を小さくすることで
空気送風口19の全領域にわたり均等な送風量が
得られるようになつている。
一方、チヤンバー本体1内の後壁1a中央には
空気吸出口27が設けられ、空気吸出口27は鉛
直方向に伸びるスリツト状の形状となつていて上
方に向つて開口幅が徐々に狭くなつている。空気
吸出口27は前記排気通路13と連通しており、
チヤンバー本体1内の空気は前記空気吸出口27
を介て排気通路27内へ流れるようになつてい
る。空気吸出口27は下部の開口幅が広くなるこ
とで、チヤンバー本体1内の下部の空気を大量に
効率よく流れるようになつている。
このように構成されたドラフトチヤンバーにお
いて、トツプチヤンバー25に図外の送風手段か
ら空気が供給されると、空気はチヤンバーボツク
ス9と、サイドダクト23,23に送り込まれ
る。チヤンバーボツクス9に送り込まれた空気は
給気ダクト8を介して空気吹出口5から吹き出さ
れ吹き出された空気は空気吹込口7に吸い込まれ
ることで、エアカーテンが形成される。同様に、
サイドダクト23,23に送られた空気はサイド
チヤンバー21,21を介して空気送風口19か
ら吹き出される。チヤンバー本体1に吹き出され
た空気は第3図に示すように、空気吹出口27に
より強制的に吸い出されるためチヤンバー本体1
内の空気は前方から後壁1aの空気吸出口27へ
向かう強制的な流れが作られ、チヤンバー本体1
内では対流は発生しなくなる。
この結果、実験試料29から発生するガス等が
有害であつても直接作業者の手に触れることがな
くなる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案に係るドラフトチ
ヤンバーによれば、後壁に設けられた空気吸出口
により前方から後方へ向つて流れる強制的な流れ
を作ることができるため、チヤンバー本体内では
開放口を横切る対流の発生がなくなる。このた
め、開口部より挿入した手に直接ガスが触れるこ
とがなくなり、作業の安全性を著しく向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るドラフトチヤ
ンバーを表した概要斜視図、第2図はその概要側
面図、第3図はドラフトチヤンバー内での空気の
流れを表す概要平面図、第4図は従来のドラフト
チヤンバー内における空気の流れを表した側面図
である。 1……チヤンバー本体、3……開放口、5……
空気吹出口、6……実験試料、7……空気吹込
口、19……空気送風口、27……空気吸出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. チヤンバー本体の前面に形成された実験試料を
    出し入れする開放口の上部に、下方へ空気を吹き
    出す空気吹出口を設け、開放口の下部に前記空気
    吹出口から吹き出された空気を吸い込む空気吹込
    口を設ける一方、チヤンバー本体内の左右側壁
    に、中央へ向けて空気を送風する空気送風口を設
    け、後壁に、空気を吸い出す空気吹出口を設けた
    ことを特徴とするドラフトチヤンバー。
JP11304590U 1990-10-30 1990-10-30 Expired - Lifetime JPH0525707Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11304590U JPH0525707Y2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11304590U JPH0525707Y2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0470137U JPH0470137U (ja) 1992-06-22
JPH0525707Y2 true JPH0525707Y2 (ja) 1993-06-29

Family

ID=31860586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11304590U Expired - Lifetime JPH0525707Y2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0525707Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10146000A1 (de) * 2001-09-18 2003-01-16 Waldner Laboreinrichtungen Abzug
JP5855436B2 (ja) * 2011-12-01 2016-02-09 株式会社多田製作所 ドラフトチャンバ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0470137U (ja) 1992-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0525707Y2 (ja)
CN213665055U (zh) 除螨仪的排气通道结构及除螨仪
JP2005095708A (ja) 集塵フード付き作業台
JPH01167334U (ja)
JPH059079Y2 (ja)
CN211913263U (zh) 用于粘合剂的废气处理装置
JPS64531Y2 (ja)
JPH0199343U (ja)
JPH0525708Y2 (ja)
JPH0528466Y2 (ja)
JPH0451928U (ja)
JPS6198533U (ja)
JP2004223412A (ja) 安全キャビネット
JP2003106592A (ja) 安全キャビネット
JPS62162536U (ja)
JPH0641315U (ja) 閉鎖配電盤換気装置
JPS62162535U (ja)
JPH0450110U (ja)
JPH04281123A (ja) 一体形空気調和機の化粧カバー
JP2000046386A (ja) 空気清浄機
JPS6411621A (en) Air cleaner
JPS5993430U (ja) サウナ風呂
JPS62177474U (ja)
JPH01167517U (ja)
JPS6455863U (ja)