JPH05257023A - 導波路装置の作製方法 - Google Patents

導波路装置の作製方法

Info

Publication number
JPH05257023A
JPH05257023A JP4055393A JP5539392A JPH05257023A JP H05257023 A JPH05257023 A JP H05257023A JP 4055393 A JP4055393 A JP 4055393A JP 5539392 A JP5539392 A JP 5539392A JP H05257023 A JPH05257023 A JP H05257023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
waveguide device
grooves
holder
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4055393A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Semura
滋 瀬村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP4055393A priority Critical patent/JPH05257023A/ja
Publication of JPH05257023A publication Critical patent/JPH05257023A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業性が良く精度が高い光軸合わせを可能に
する導波路装置。 【構成】 導波路装置10の端面には、Si基板2上に
形成した導波路部分4aの端面が露出している。また、
一対のV溝2aは、予め表面にガラス微粒子層の堆積を
防止する表面処理を施した領域に形成されたものなの
で、精度が維持されている。ホルダ20はSi基板を加
工したもので、その表面にはファイバ22が導波路部分
4aと同間隔で固定されている。このホルダ20側にも
一対のV溝26が形成されている。導波路装置10のV
溝2aからホルダ20のV溝26にかけて一対のガイド
ピンを通す。これらのガイドピンに対して導波路装置1
0とホルダ20を機械的に押し付けると、導波路装置1
0の導波路部分4aの端面とホルダ20のファイバの端
面の結合において精度の高い光軸合わせが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信情報処理分野にお
いて光部品として用いられる導波路装置であって光ファ
イバ等との接続が容易な導波路装置の作製方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の方法によって作製した導波路装置
は、ファイバとの接続が困難であった。即ち、導波路と
ファイバとの結合を良くする光軸合わせのため、導波路
装置とファイバとの相対位置を微動させながら、その結
合損失が少なくなる位置に調整し、これらを樹脂によっ
て固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
導波路装置における光軸合わせの作業は、多大の労力と
時間を必要とした。また、樹脂の温度特性によって光軸
ずれが生じるといった問題もあった。さらに、導波路装
置とファイバとの接続を簡易に分離することも困難あっ
た。
【0004】そこで、本発明は、作業性が良く精度が高
い光軸合わせを可能にする導波路装置の作製方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る導波路装置の作製方法は、(a)基板
上の所定領域に導波路形成材料が堆積することを制限す
る表面処理を施す第1工程と、(b)基板上の所定領域
外に導波路形成材料を堆積して導波路を形成する第2工
程と、(c)基板上の所定領域内に調心用溝を形成する
第3工程とを備えることとしている。
【0006】
【作用】上記導波路装置の作製方法では、第2工程で上
記所定領域の外側に導波路を形成する前に、第1工程で
この所定領域に導波路形成材料が堆積することを制限す
る表面処理を施すこととしている。このため、所定領域
内の調心用溝を形成すべき領域に導波路形成材料が堆積
することを防止でき、その後の第3工程における調心用
溝の形成が高精度かつ容易なものとなる。したがって、
得られたこの導波路装置と、同様の調心用溝を備える支
持装置であってファイバ等を別の支持溝に固定した支持
装置との接続において、ガイドピンとこのガイドピンを
これら導波路装置及び支持装置の各調心用溝に密着させ
る適当な押圧手段とを用いることで、これら導波路装置
及び支持装置を精度良く固定することができる。よっ
て、上記導波路装置によれば、その導波路とファイバ等
との結合における光軸合わせが高精度かつ容易なものと
なる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。
【0008】図1は、実施例に係る導波路装置の製造方
法を示した図である。
【0009】図1(a)及び(b)の工程では、まず導
波路形成用のSi基板2を準備し、次にこのSi基板2
表面を酸化して酸化膜12を形成する。具体的には、半
導体製造技術を用いてSi基板2を雰囲気炉中で熱酸化
する。その他の酸化方法として、陽極酸化等の各種の既
存の技術を利用することができる。さらに、CVD等の
装置によって酸化膜を堆積してもよい。
【0010】図1(c)の工程では、Si基板2上の酸
化膜12を所定領域で部分的に除去する。具体的には、
半導体製造におけるフォトリソグラフィ技術を利用し、
ウエット又はドライエッチングによって酸化膜12を除
去し、酸化膜領域12aを形成する。ウエットエッチン
グ用のエッチャントとして例えばHF等を用いることが
でき、ドライエッチング用としてC2 6 等を用いるこ
とができる。なお、酸化膜12を除去した所定領域は、
調心用の一対のV溝を形成すべき領域となっている。
【0011】図1(d)の工程では、下部クラッド層3
及びコア層4を形成する。具体的には、各層3、4に対
応する組成のSiO2 系ガラス微粒子層を火炎堆積法に
よって堆積した後、これを加熱透明化することによって
下部クラッド層3とコア層4とを得る。この際、酸化膜
領域12aを除去した前述の所定領域では、Siが露出
しているのでその表面にガラス微粒子が付着しない。し
たがって、酸化膜領域12a上のみにガラス微粒子層が
堆積し、前述の所定領域ではSi基板2の表面が当初の
状態に維持される。なお、下部クラッド層3及びコア層
4の形成方法として、例えばCVD法等を用いることも
できる。
【0012】図2(a)の工程では、下部クラッド層3
及びコア層4を所望のパターンにエッチングする。具体
的には、フォトリソグラフィ技術を利用し、下部クラッ
ド層3及びコア層4にドライエッチング等を施し、Y分
岐導波路のパターンに対応するリッジ状の部分3a、4
aを残す。なお、次の工程のため、酸化膜領域12aは
残しておく。
【0013】図2(b)の工程では、上部クラッド層6
を形成する。具体的には、上部クラッド層6の組成に対
応するSiO2 系ガラス微粒子層を堆積し、これを加熱
透明化することによって上部クラッド層6を形成し、導
波路の部分4aを得る。この際、酸化膜領域12aを除
去した前述の所定領域では、その表面上にガラス微粒子
層が堆積しないので、Si基板2の表面が当初の状態に
維持される。
【0014】図2(c)の工程では、Si基板2上に5
mm間隔で平行に延びる一対のV溝2aを形成する。具
体的には、フォトリソグラフィ技術を利用し、KOHそ
の他(例えば、エチレンジアミン等)のエッチャントを
用いて一対のV溝2aを形成する。エッチャントとして
KOHを用いた場合、Si基板2として(100)面の
ウェハを利用する。V溝の代わりに矩形の溝を形成する
場合には、Si基板2として(110)面のウェハを利
用したり、CF4 、SF6 等のプラズマを用いたドライ
エッチングを利用することも可能である。
【0015】図3は、以上の方法によって得られた導波
路装置10と、同様のV溝を備えるファイバホルダ20
との接続を説明するための図である。
【0016】導波路装置10の端面には、Y分岐導波路
の部分4aの一対の端面4bが露出している。また、導
波路装置10に形成された一対のV溝2aは、Y分岐導
波路の部分4aをはさんで平行に延びている。ファイバ
ホルダ20は、Si基板をフォトリソグラフィ技術を利
用して加工したもので、その表面には一対のファイバ2
2を一対の端面4bと同一間隔に保つ支持溝(不図示)
が形成されている。これらのファイバ22は上から支持
板24によって押圧され前述の支持溝に密着して固定さ
れる。このファイバホルダ20側にもフォトリソグラフ
ィ技術を用いて一対のV溝26が形成されている。これ
らのV溝26は、前述のV溝2aと同一の間隔でファイ
バ22をはさんで平行に延びる。
【0017】図3の導波路装置10とファイバホルダ2
0との接続における光軸合わせについて簡単に説明す
る。導波路装置10側のV溝2aからファイバホルダ2
0側のV溝26にかけて一対のガイドピンを通す。これ
らのガイドピンに対して導波路装置10とファイバホル
ダ20とをバネなどの付勢装置によって機械的に押し付
けると、ガイドピンがV溝2a、26の底面に密着して
導波路装置10とファイバホルダ20とを簡易かつ精度
よく固定することができる。しかも、導波路装置10と
ファイバホルダ20とをパターン精度の高いフォトリソ
グラフィ技術を用いて加工し、かつ、半導体装置10の
V溝2aを形成すべき所定領域に予めガラス微粒子層の
堆積を防止する表面処理を施しているので、導波路装置
10側のY分岐導波路の部分4aの端面4bとファイバ
ホルダ20側の光ファイバの端面の結合において精度の
高い光軸合わせが可能になる。
【0018】一方、V溝2aを形成すべき所定領域の表
面にガラス微粒子層の堆積を防止する表面処理を施して
いない場合、或いはガラス微粒子の堆積前にV溝2aを
形成した場合、V溝2aの形状が加工直後の状態に維持
されず、この導波路装置とファイバホルダとを精度良く
固定することができない。
【0019】本発明は上記実施例に限定されるものでは
ない。例えば、導波路形成用の基板としてGaAs等の
III-V 族半導体を用いた場合、V溝を形成すべき部分だ
け酸化する。III-V 族結晶では酸化層上に結晶成長でき
ないので、後の工程で導波路形成用の結晶成長を行って
も高精度でV溝を形状することができる。また、酸化層
のうち導波路を形成すべき領域だけエッチングを施して
もよい。このためのエッチャントとして、例えばドライ
エッチング用のBCl3 、CH4 /H2 等の他、ウエッ
トエッチング用のBr2 /CH3 OH等を用いることが
できる。
【0020】また、導波路形成用の基板の表面処理は、
所定領域の酸化物を除去するだけでなく、この所定領域
を還元することによっても実施することができ、さらに
所定領域を除いた領域のみを酸化することによっても可
能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の導波路装
置の作製方法では、第2工程で上記所定領域の外側に導
波路を形成する前に、第1工程でこの所定領域に導波路
形成材料が堆積することを制限する表面処理を施すこと
としている。このため、所定領域内の調心用溝を形成す
べき領域に導波路形成材料が堆積することを防止でき、
その後の第3工程で調心用溝の形成のための加工が高精
度かつ容易なものとなる。したがって、得られたこの導
波路装置と、同様の調心用溝を備える支持装置であって
ファイバ等を別の支持溝に固定した支持装置との接続に
おいて、ガイドピンとこのガイドピンを導波路装置及び
支持装置の各調心用溝に密着させる適当な押圧手段とを
用いることで、導波路装置及び支持装置を精度良く固定
することができる。よって、上記導波路装置によれば、
その導波路とファイバ等との結合における光軸合わせが
高精度かつ容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の導波路装置の作製工程(前半)を示す
図。
【図2】実施例の導波路装置の作製工程(後半)を示す
図。
【図3】図2(c)の導波路装置とファイバホルダとの
接続法を示す図。
【符号の説明】
2a…調心用溝、4a…導波路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上の所定領域に導波路形成材料が堆
    積することを制限する表面処理を施す第1工程と、 前記基板上の前記所定領域外に導波路形成材料を堆積し
    て導波路を形成する第2工程と、 前記基板上の前記所定領域内に調心用溝を形成する第3
    工程と、を備える導波路装置の作製方法。
JP4055393A 1992-03-13 1992-03-13 導波路装置の作製方法 Pending JPH05257023A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4055393A JPH05257023A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 導波路装置の作製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4055393A JPH05257023A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 導波路装置の作製方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05257023A true JPH05257023A (ja) 1993-10-08

Family

ID=12997283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4055393A Pending JPH05257023A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 導波路装置の作製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05257023A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7184630B2 (en) Optical coupling module with self-aligned etched grooves and method for fabricating the same
JP2565094B2 (ja) 光結合構造
JPH027010A (ja) タンデム溝を有した素子の製造方法
JPS61145511A (ja) 集積光部品およびその製造方法
JP2964941B2 (ja) 光デバイスの製造方法及び実装構造
US5535295A (en) Coupling structure for waveguide connection and process of forming the same
JPH0194305A (ja) 光回路装置
JPH08313756A (ja) 光ファイバ固定溝付き平面光回路部品およびその作製方法
JP2771167B2 (ja) 光集積回路の実装方法
WO2002073269A2 (en) Optical coupling for mounting an optical fibre on a substrate
JPH05257023A (ja) 導波路装置の作製方法
JPH06281826A (ja) 石英系光導波路部品の製造方法
JPH05257019A (ja) 導波路装置及びその作製方法
JPH05257035A (ja) 導波路装置の作製方法
JPS6325644B2 (ja)
JP2663841B2 (ja) 光結合構造の製造方法
JPS5933883B2 (ja) 光ファイバ接続溝の形成方法
JPH0627334A (ja) 光導波路
JPS61267010A (ja) 光導波回路及びその製造方法
JPH0212110A (ja) 光集積回路製造法
JP3208555B2 (ja) ハイブリッド光集積回路の製造方法
JP3264256B2 (ja) 光デバイスの製造方法及び実装構造
JP2715995B2 (ja) 光結合装置の製造方法
JPH04308803A (ja) 光導波路形成法
JPH11133266A (ja) 光導波路部品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees