JPH0525698A - 表面処理における被処理材固定方法 - Google Patents
表面処理における被処理材固定方法Info
- Publication number
- JPH0525698A JPH0525698A JP20491091A JP20491091A JPH0525698A JP H0525698 A JPH0525698 A JP H0525698A JP 20491091 A JP20491091 A JP 20491091A JP 20491091 A JP20491091 A JP 20491091A JP H0525698 A JPH0525698 A JP H0525698A
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- Japan
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- materials
- surface treatment
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被処理材相互間の接触を有効に防止して表面
処理の品質向上を図ると共に、作業能率及び生産性向上
を図ること。 【構成】 アルミニュウム製等の被処理材1に対する陽
極酸化もしくはメッキ等の表面処理に際し、ほぼ等間隔
に配設された複数の被処理材1の各一端部を当該複数の
被処理材全体を吊持可能な支持部材2で溶接により固定
すると共に、当該複数の被処理材1の各他端部を連結材
3を介して溶接により固定すること。
処理の品質向上を図ると共に、作業能率及び生産性向上
を図ること。 【構成】 アルミニュウム製等の被処理材1に対する陽
極酸化もしくはメッキ等の表面処理に際し、ほぼ等間隔
に配設された複数の被処理材1の各一端部を当該複数の
被処理材全体を吊持可能な支持部材2で溶接により固定
すると共に、当該複数の被処理材1の各他端部を連結材
3を介して溶接により固定すること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面処理における被処
理材固定方法に係り、とくに複数の被処理材に対する吊
り下げ支持に好適な表面処理における被処理材固定方法
に関する。
理材固定方法に係り、とくに複数の被処理材に対する吊
り下げ支持に好適な表面処理における被処理材固定方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、陽極酸化もしくはメッキ等の表
面処理においては、複数の被処理材は、挟持治具により
支持部材に固定され吊り下げられたのち処理工程に搬入
されるようになっている。この場合、被処理材相互間の
接触に起因した傷或いは表面処理不良等の発生を防止す
るため、当該被処理材には、その自由端側が小物治具で
固定され或いはゴムやアルミニュウム線又はアルミニュ
ウム合金線等で編み上げする等の手法が採用されてい
た。
面処理においては、複数の被処理材は、挟持治具により
支持部材に固定され吊り下げられたのち処理工程に搬入
されるようになっている。この場合、被処理材相互間の
接触に起因した傷或いは表面処理不良等の発生を防止す
るため、当該被処理材には、その自由端側が小物治具で
固定され或いはゴムやアルミニュウム線又はアルミニュ
ウム合金線等で編み上げする等の手法が採用されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
施例にあっては、吊り下げ作業中に、時には小物治具の
離脱等により被処理材同士が接触して傷不良等が生じ易
く、特に電着塗装において塗膜焼付け時に型材が接触さ
れたまま焼付けされ不良となるという不都合があった。
又これを避けるためには被処理材相互管の間隔をある程
度広く設定しなければならず、従って表面処理の生産性
が悪いという不都合があった。また、小物用治具などを
使って型材を多く取付けようとした場合、ラインサイク
ルタイムの関係より吊り下げ作業がライン外作業とな
り、多くの時間と労力とを必要としていた。同時に、吊
り外し作業にも多くの時間と人手を必要とし、作業能率
が悪いという不都合があった。
施例にあっては、吊り下げ作業中に、時には小物治具の
離脱等により被処理材同士が接触して傷不良等が生じ易
く、特に電着塗装において塗膜焼付け時に型材が接触さ
れたまま焼付けされ不良となるという不都合があった。
又これを避けるためには被処理材相互管の間隔をある程
度広く設定しなければならず、従って表面処理の生産性
が悪いという不都合があった。また、小物用治具などを
使って型材を多く取付けようとした場合、ラインサイク
ルタイムの関係より吊り下げ作業がライン外作業とな
り、多くの時間と労力とを必要としていた。同時に、吊
り外し作業にも多くの時間と人手を必要とし、作業能率
が悪いという不都合があった。
【0004】
【発明に目的】本発明の目的は、かかる従来例の有する
不都合を改善し、とくに被処理材相互間の接触を有効に
防止して表面処理の品質向上を図ると共に、作業能率及
び生産性向上を図った表面処理における被処理材固定方
法を提供することにある。
不都合を改善し、とくに被処理材相互間の接触を有効に
防止して表面処理の品質向上を図ると共に、作業能率及
び生産性向上を図った表面処理における被処理材固定方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、アルミニュ
ウムもしくはアルミニュウム合金等の被処理材に対する
陽極酸化もしくはメッキ等の表面処理に際し、ほぼ等間
隔に配設された複数の被処理材の各一端部を当該複数の
被処理材全体を吊持可能な支持部材で溶接により固定す
ると共に、当該複数の被処理材の各他端部を連結材を介
して溶接により固定する、等の構成をとっている。これ
によって前述した目的を達成しようとするものである。
ウムもしくはアルミニュウム合金等の被処理材に対する
陽極酸化もしくはメッキ等の表面処理に際し、ほぼ等間
隔に配設された複数の被処理材の各一端部を当該複数の
被処理材全体を吊持可能な支持部材で溶接により固定す
ると共に、当該複数の被処理材の各他端部を連結材を介
して溶接により固定する、等の構成をとっている。これ
によって前述した目的を達成しようとするものである。
【0006】
【作用】複数の被処理材全体はその上端部が支持部材
で,またその下端部が連結材で固定されていることか
ら、被処理材相互間の揺れがなくなり、被処理材が相互
に接触して生じる傷の発生等を有効に抑えることができ
る。また、被処理材を支持部材に取りつけるに際して
は、その間隔をより小さく設定することができる。
で,またその下端部が連結材で固定されていることか
ら、被処理材相互間の揺れがなくなり、被処理材が相互
に接触して生じる傷の発生等を有効に抑えることができ
る。また、被処理材を支持部材に取りつけるに際して
は、その間隔をより小さく設定することができる。
【0007】
【発明の実施例】以下、本発明の一実施例を、図1乃至
図2に基づいて説明する。この図1乃至図2において、
符号1はアルミニュウムもしくはアルミニュウム合金製
(以下、「アルミニュウム」という)の被処理材を示
す。この被処理材1は、その複数本が、ほぼ等間隔に配
設され、その各一端部1Aが吊持可能な支持部材2にレ
ーザ溶接によって固定されている。また、この各被処理
材1は、その他端部がレーザ溶接によって連結材3に固
定されている。連結材3としては、本実施例では、アル
ミニュウムテープやアルミニュウム線等が用いられる。
図中、符号4,5は、それぞれレーザ溶接の溶接箇所を
示す。このレーザ溶接は、実際には自動化ライン上にて
行われる。
図2に基づいて説明する。この図1乃至図2において、
符号1はアルミニュウムもしくはアルミニュウム合金製
(以下、「アルミニュウム」という)の被処理材を示
す。この被処理材1は、その複数本が、ほぼ等間隔に配
設され、その各一端部1Aが吊持可能な支持部材2にレ
ーザ溶接によって固定されている。また、この各被処理
材1は、その他端部がレーザ溶接によって連結材3に固
定されている。連結材3としては、本実施例では、アル
ミニュウムテープやアルミニュウム線等が用いられる。
図中、符号4,5は、それぞれレーザ溶接の溶接箇所を
示す。このレーザ溶接は、実際には自動化ライン上にて
行われる。
【0008】この実施例にあっては、被処理材1の相互
間を比較的狭く設定しても、連結材3の間隔維持作用に
よって被処理材1同士の接触に伴う傷の発生を有効に防
止することができ、被処理材1の相互間の間隔を従来は
50〔mm〕前後に設定する必要性があったのに対し、
上記実施例では45〔mm〕以下(例えば10〔mm〕
でも可)の間隔で品質を落とすことなく充分に表面処理
を実行することが可能となり、これがため、生産性を3
〜6倍に向上させることが可能となった。
間を比較的狭く設定しても、連結材3の間隔維持作用に
よって被処理材1同士の接触に伴う傷の発生を有効に防
止することができ、被処理材1の相互間の間隔を従来は
50〔mm〕前後に設定する必要性があったのに対し、
上記実施例では45〔mm〕以下(例えば10〔mm〕
でも可)の間隔で品質を落とすことなく充分に表面処理
を実行することが可能となり、これがため、生産性を3
〜6倍に向上させることが可能となった。
【0009】また、被処理材1は、上述したように連結
材3にレーザ溶接にて固定するようにしたことから、溶
接部のアルマイトの変質を有効に防止することができ、
連続的に行う所謂自動化が可能となり、作業性を大幅に
改善することができる。この場合、実験では、例えば従
来方式では、付け巾5〔m〕で5分以上の時間を必要と
していたのに対し、本実施例では、容量1〜5〔Kw〕
で,速度8〜10〔m/mim〕のものを使用すると、
約30秒で完了する、という結果を得ることができた。
このため、オンライン取付けが可能になり、作業能率の
著しい向上を図ることが可能となった。
材3にレーザ溶接にて固定するようにしたことから、溶
接部のアルマイトの変質を有効に防止することができ、
連続的に行う所謂自動化が可能となり、作業性を大幅に
改善することができる。この場合、実験では、例えば従
来方式では、付け巾5〔m〕で5分以上の時間を必要と
していたのに対し、本実施例では、容量1〜5〔Kw〕
で,速度8〜10〔m/mim〕のものを使用すると、
約30秒で完了する、という結果を得ることができた。
このため、オンライン取付けが可能になり、作業能率の
著しい向上を図ることが可能となった。
【0010】更に、被処理材1の吊り外し工程では、切
断機等で固定部を切断するようにすると、被処理材1の
取り外し作業をオンライン上で行うことが可能となり、
これがため、被処理材1の取付けから取り外し作業まで
の全てを自動化することが可能となる、という利点があ
る。
断機等で固定部を切断するようにすると、被処理材1の
取り外し作業をオンライン上で行うことが可能となり、
これがため、被処理材1の取付けから取り外し作業まで
の全てを自動化することが可能となる、という利点があ
る。
【0011】ここで、上記実施例では、被処理材1を支
持部材2及び連結材3に固定するのにレーザ溶接を使用
するようにしたが、ほぼ同等に機能するものであれば他
の溶接技術を使用したものであってもよい。
持部材2及び連結材3に固定するのにレーザ溶接を使用
するようにしたが、ほぼ同等に機能するものであれば他
の溶接技術を使用したものであってもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、被処理材相互間の接触による傷の
発生を有効に抑えることができ、被処理材相互間の装備
間隔を少なくすることができ、これがため、表面処理に
おける生産性を著しく向上させることができ、被処理材
の取付け及び取り外し作業をラインサイクルタイム内で
動的に行うことができ、これがため、その作業能率を著
しく向上させることができる、という従来にない優れた
表面処理における被処理材固定方法を提供することがで
きる。
ので、これによると、被処理材相互間の接触による傷の
発生を有効に抑えることができ、被処理材相互間の装備
間隔を少なくすることができ、これがため、表面処理に
おける生産性を著しく向上させることができ、被処理材
の取付け及び取り外し作業をラインサイクルタイム内で
動的に行うことができ、これがため、その作業能率を著
しく向上させることができる、という従来にない優れた
表面処理における被処理材固定方法を提供することがで
きる。
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1の右側面図である。
1 被処理材
2 支持部材
3 連結材
4,5 レーザ溶接箇所
Claims (3)
- 【請求項1】 アルミニュウムもしくはアルミニュウム
合金等の被処理材に対する陽極酸化もしくはメッキ等の
表面処理に際し、ほぼ等間隔に配設された複数の被処理
材の各一端部を当該複数の被処理材全体を吊持可能な支
持部材で溶接により固定すると共に、当該複数の被処理
材の各他端部を連結材を介して溶接により固定すること
を特徴とした表面処理における被処理材固定方法。 - 【請求項2】 前記被処理材と連結材とは、レーザ溶接
により固定することを特徴とした請求項1記載の表面処
理における被処理材固定方法。 - 【請求項3】 前記被処理材と支持部材とは、レーザ溶
接により固定することを特徴とした請求項1又は2記載
の表面処理における被処理材固定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20491091A JPH0525698A (ja) | 1991-07-20 | 1991-07-20 | 表面処理における被処理材固定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20491091A JPH0525698A (ja) | 1991-07-20 | 1991-07-20 | 表面処理における被処理材固定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0525698A true JPH0525698A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16498411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20491091A Pending JPH0525698A (ja) | 1991-07-20 | 1991-07-20 | 表面処理における被処理材固定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0525698A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009039735A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Sankyo Tateyama Aluminium Inc | 押出形材の製造方法 |
CN104109889A (zh) * | 2014-06-27 | 2014-10-22 | 中航飞机股份有限公司西安飞机分公司 | 一种大型壁板类零件阳极氧化的装夹方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4428109Y1 (ja) * | 1966-06-09 | 1969-11-22 | ||
JPS4924842A (ja) * | 1972-07-01 | 1974-03-05 | ||
JPS60174898A (ja) * | 1984-02-21 | 1985-09-09 | Nippon Light Metal Co Ltd | 表面処理装置における形材の吊付方法及びその方法に使用する圧接治具 |
-
1991
- 1991-07-20 JP JP20491091A patent/JPH0525698A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4428109Y1 (ja) * | 1966-06-09 | 1969-11-22 | ||
JPS4924842A (ja) * | 1972-07-01 | 1974-03-05 | ||
JPS60174898A (ja) * | 1984-02-21 | 1985-09-09 | Nippon Light Metal Co Ltd | 表面処理装置における形材の吊付方法及びその方法に使用する圧接治具 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009039735A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Sankyo Tateyama Aluminium Inc | 押出形材の製造方法 |
CN104109889A (zh) * | 2014-06-27 | 2014-10-22 | 中航飞机股份有限公司西安飞机分公司 | 一种大型壁板类零件阳极氧化的装夹方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19950523 |