JPH05256533A - 多室冷暖房装置 - Google Patents

多室冷暖房装置

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Publication number
JPH05256533A
JPH05256533A JP4052391A JP5239192A JPH05256533A JP H05256533 A JPH05256533 A JP H05256533A JP 4052391 A JP4052391 A JP 4052391A JP 5239192 A JP5239192 A JP 5239192A JP H05256533 A JPH05256533 A JP H05256533A
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JP
Japan
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heat
cooling
heating
heat storage
heat exchanger
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Application number
JP4052391A
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English (en)
Inventor
Masao Kurachi
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Publication of JPH05256533A publication Critical patent/JPH05256533A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2313/00Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
    • F25B2313/023Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple indoor units
    • F25B2313/0231Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple indoor units with simultaneous cooling and heating

Landscapes

  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓄熱機能を持ちながら、各室内機が冷房と暖
房を自由に選択運転のできる多室冷暖房装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 第1蓄熱槽34内の第1放熱用熱交換器41
と冷暖自由室内機46a,46bに設けられた第1室内
熱交換器48a,48bを連接した第1利用側冷媒サイ
クル51と、第2蓄熱槽37内の第2放熱用熱交換器4
2と冷暖自由室内機46a,46bに設けられた第2室
内熱交換器50a,50bを連接した第2利用側冷媒サ
イクル52とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱源側冷媒サイクルと
利用側冷媒サイクルに分離した多室冷暖房装置の詳しく
は蓄熱システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱源側冷媒サイクルと利用側冷媒
サイクルに分離した多室冷暖房装置の蓄熱冷媒サイクル
は、特開平3−51644号公報に示されており、図5
のように構成されていた。
【0003】以下図面を参照しながら説明する。図5に
おいて、11は圧縮機、12は四方弁、13は熱源側熱
交換器、14は冷房用減圧装置、15は暖房用減圧装
置、16は暖房時冷房用減圧装置14を閉成する逆止
弁、17は冷房時暖房用減圧装置15を閉成する逆止
弁、18は第1補助熱交換器でこれらを環状に連接し、
熱源側冷媒サイクルを形成している。19は第2補助熱
交換器で第1補助熱交換器18と熱交換するように一体
に形成されている。20は冷媒量調整タンクで冷房時と
暖房時の冷媒量を調整している。
【0004】21は冷媒搬送装置で冷房時と暖房時で冷
媒の流出方向が反対となる可逆特性をもっており、これ
らは室外ユニットfに収納されている。22a,22b
は利用側熱交換器で室内ユニットg,hに収納され接続
配管i,i’,j,j’で室外ユニットfと接続されて
いる。前記第2補助熱交換器19と冷媒量調整タンク2
0、冷媒搬送装置21、利用側熱交換器22a,22b
および接続配管i,i’,j,j’を環状に連接し利用
側冷媒サイクルを形成している。
【0005】23は蓄熱槽で内部に水等の蓄熱材を充て
んし、その蓄熱材と熱交換し蓄熱させる蓄熱用熱交換器
24と、同じく前期第2補助熱交換器19と直列に配設
され蓄熱材と熱交換し蓄熱を放熱させる放熱用熱交換器
25を備えている。
【0006】26a,26bは第1補助熱交換器と前記
蓄熱用熱交換器24への冷媒流量を切換える三方切換
弁、27a,27bは第2補助熱交換器19と前記放熱
用熱交換器25への冷媒流量を調整する三方流量弁であ
る。
【0007】以上のように構成された多室冷暖房装置に
ついて、その動作を説明する。冷房運転時は図中実線の
冷媒サイクルとなり、熱源側冷媒サイクルでは、圧縮機
11からの高温高圧ガスは四方弁12を通り熱源側熱交
換器13で放熱して凝縮液化し、逆止弁16を通って冷
房用膨張弁14で減圧され、第1補助熱交換器18で蒸
発して四方弁12を通り圧縮機11へ循環する。
【0008】この時利用側冷媒サイクルの第2補助熱交
換器19と、前記第1補助熱交換器18が熱交換し、利
用側冷媒サイクル内のガス冷媒が冷却されて液化し、冷
媒量調整タンク20を通って冷媒搬送装置21に送ら
れ、この冷媒搬送装置21によって接続配管i,jを通
って利用側熱交換器22a,22bへ送られて吸熱蒸発
し、ガス化して接続配管i’,j’を通って第2補助熱
交換器19に循環することになる。
【0009】冷房時熱源側冷媒サイクルの蓄熱運転は、
冷房用膨張弁14が蓄熱用膨張弁となり、圧縮機11、
四方弁12、熱源側熱交換器13、逆止弁16からの冷
媒が冷房用膨張弁14を通過し三方切換弁26aを通り
蓄熱用熱交換器24に流通し、蓄熱材と熱交換して吸熱
蒸発し、三方切換弁26bを通って四方弁12から圧縮
機11へ循環する。
【0010】一方、利用側冷媒サイクルの冷房ピーク負
荷運転時は、熱源側冷媒サイクルが第1補助熱交換器1
8を蒸発器とする通常の冷房運転となり、利用側熱交換
器22a,22bからの冷媒は接続配管i’,j’を通
り、負荷に合わせて調整された冷媒の一部は三方流量弁
27aから放熱用熱交換器25に送られ、0℃程度の蓄
熱材によって冷却凝縮して液化し三方流量弁27bへ送
られる。
【0011】また接続配管i’,j’を通った三方流量
弁27aで負荷に合わせて調整された残りの冷媒は三方
流量弁27aから第2補助熱交換器19へ流通し、第1
補助熱交換器18により冷却液化されて三方流量弁27
bに送られ前記放熱用熱交換器25からの冷媒と合流
し、冷媒量調整タンク20から冷媒搬送装置21へ循環
する。従って、この時利用側サイクルの冷房能力は、ほ
ぼ熱源側冷媒サイクルの能力と放熱用熱交換器25の能
力の和となり増大する。
【0012】一方、暖房運転時においては、図中破線の
冷媒サイクルとなり、熱源側冷媒サイクルでは、圧縮機
11からの高温高圧冷媒は四方弁12から第1補助熱交
換器18に送られ、放熱して凝縮液化し、逆止弁17か
ら暖房用減圧装置15で減圧し、熱源側熱交換器13で
吸熱蒸発し、四方弁12を通って圧縮機11へ循環す
る。この時利用側冷媒サイクルの第2補助熱交換器19
と前記第1補助熱交換器18が熱交換し、利用側冷媒サ
イクル内の液冷媒が加熱されてガス化し、接続配管
i’,j’を通って利用側熱交換器22へ送られ、暖房
して放熱液化し接続配管i,jを通って、冷媒搬送装置
21へ送られ、冷媒量調整タンク20から第2補助熱交
換器19へ循環する。
【0013】また暖房時熱源側冷媒サイクルの蓄熱運転
は、圧縮機11、四方弁12からの冷媒は三方切換弁2
6bから蓄熱用熱交換器24へ送られ蓄熱材で冷却凝縮
して液化し、三方切換弁26aから逆止弁17を通って
暖房用膨張弁15で減圧され、熱源側熱交換器13で吸
熱蒸発し、四方弁12から圧縮機11へ循環する。
【0014】一方、利用側冷媒サイクルの暖房ピーク負
荷運転時、熱源側冷媒サイクルは三方切換弁26a,2
6bを切換え第1補助熱交換器18を凝縮器とする通常
の暖房運転を行う。この時利用側熱交換器22a,22
bで放熱凝縮した冷媒は、接続配管i,jを通り、冷媒
搬送装置21から冷媒量調整タンク20を通って三方流
量弁27bへ送られる。この三方流量弁27bでは負荷
に合わせて、冷媒の一部は放熱用熱交換器25へ送られ
て蓄熱材で加熱ガス化し、また残りの冷媒は第2補助熱
交換器19へ送られ、第1補助熱交換器18で加熱ガス
化し、三方流量弁27aでそれぞれのガス冷媒が合流
し、接続配管i’,j’を通って利用側熱交換器22
a,22bへ循環する。
【0015】従って、この時利用側冷媒サイクルの暖房
能力は、ほぼ熱源側冷媒サイクルの暖房能力と放熱用熱
交換器25の能力の和となり増大する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、室内機g,hが冷房と暖房を自由に選
択することができないため、中間期など冷房の必要な場
合と暖房の必要な場合に同時に運転できない課題があっ
た。
【0017】また、最近のビル空調は冬季でも冷房の必
要な場所や、冷房か暖房のどちらかの切り換え運転でよ
い場所があり、また中間期等冷房と暖房を選択運転する
必要な場所があり、それらの場所に応じた室内機を使用
できない課題があった。
【0018】また、蓄熱槽の置く場所が制限される課題
があった。また、冷媒搬送装置の電力量が多く必要であ
る課題があった。
【0019】本発明の多室冷暖房装置は上記課題に鑑
み、蓄熱機能を持ちながら、各室内機が冷房と暖房を選
択運転可能にするものである。
【0020】また、上記の目的に加え、あらゆる場所の
冷暖房の要求に自由度をたかめるものである。
【0021】また、上記の目的に加え、蓄熱槽の設置場
所を自由にするものである。また、上記の目的に加え、
冷媒搬送装置の電力量の大幅な低減を行うものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の多室冷暖房装置は、圧縮機、熱源側四方
弁、熱源側熱交換器、第1減圧装置、第1蓄熱槽に設け
られた第1蓄熱用熱交換器、第2減圧装置及び第2蓄熱
槽に設けられた第2蓄熱用熱交換器を環状に連接してな
る熱源側冷媒サイクルと、前記第1蓄熱槽に設けられた
第1放熱用熱交換器、第1冷媒搬送装置、冷暖を自由に
選択運転可能な各冷暖自由室内機に設けられた第1流量
弁及び第1室内熱交換器を環状に連接した第1利用側冷
媒サイクルと、前記第2蓄熱槽に設けられた第2放熱用
熱交換器、第2冷媒搬送装置、前記各冷暖自由室内機に
設けられた第2流量弁及び第2室内熱交換器を環状に連
接した第2利用側冷媒サイクルとを備えたものである。
【0023】また、圧縮機、熱源側四方弁、熱源側熱交
換器、第1減圧装置、第1蓄熱槽に設けられた第1蓄熱
用熱交換器、第2減圧装置及び第2蓄熱槽に設けられた
第2蓄熱用熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒サ
イクルと、前記第1蓄熱槽に設けられた第1放熱用熱交
換器、第1冷媒搬送装置、冷暖を自由に選択運転可能な
各冷暖自由室内機に設けられた第1流量弁と第1室内熱
交換器及び冷暖片方の運転可能な各冷暖専用室内機に設
けられた第3流量弁と第3室内熱交換器を環状に連接し
た第1利用側冷媒サイクルと、前記第2蓄熱槽に設けら
れた第2放熱用熱交換器、第2冷媒搬送装置、前記各冷
暖自由室内機に設けられた第2流量弁と第2室内熱交換
器及び前記冷暖専用室内機に設けられた第3流量弁と第
3室内熱交換器とを環状に連接した第2利用側冷媒サイ
クルとを備えたものである。
【0024】また、圧縮機、熱源側四方弁、熱源側熱交
換器、第1減圧装置、第1蓄熱槽に設けられた第1蓄熱
用熱交換器、第2減圧装置及び第2蓄熱槽に設けられた
第2蓄熱用熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒サ
イクルと、前記第1蓄熱槽に設けられた第1放熱用熱交
換器、第1冷媒搬送装置、冷暖を自由に選択運転可能な
各冷暖自由室内機に設けられた第1流量弁と第1室内熱
交換器及び冷暖片方の運転可能な各冷暖専用室内機に設
けられた第3流量弁と第3室内熱交換器を環状に連接し
た第1利用側冷媒サイクルと、前記第2蓄熱槽に設けら
れた第2放熱用熱交換器、第2冷媒搬送装置、前記各冷
暖自由室内機に設けられた第2流量弁と第2室内熱交換
器及び前記各冷暖専用室内機に設けられた第3流量弁と
第3室内熱交換器を環状に連接した第2利用側冷媒サイ
クルとを設け、前記圧縮、機、熱源側四方弁、熱源側熱
交換器、第1減圧装置、、第2減圧装置とを有する室外
機と、前記第1蓄熱槽と第1冷媒搬送装置とを有する第
1蓄熱ユニット、第2蓄熱槽と第2冷媒搬送装置とを有
する第2蓄熱ユニットとを備えたものである。
【0025】また、圧縮機、熱源側四方弁、熱源側熱交
換器、第1減圧装置、第1蓄熱槽に設けられた第1蓄熱
用熱交換器、第2減圧装置及び第2蓄熱槽に設けられた
第2蓄熱用熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒サ
イクルと、前記第1蓄熱槽に設けられた第1放熱用熱交
換器、冷暖を自由に選択運転可能な各冷暖自由室内機に
設けられた第1流量弁と第1室内熱交換器及び冷暖片方
の運転可能な各冷暖専用室内機に設けられた第3流量弁
と第3室内熱交換器を環状に連接した第1利用側冷媒サ
イクルと、前記第2蓄熱槽に設けられた第2放熱用熱交
換器、第2冷媒搬送装置、前記各冷暖自由室内機に設け
られた第2流量弁と第2室内熱交換器及び前記各冷暖専
用室内機に設けられた第3流量弁と第3室内熱交換器と
を環状に連接した第2利用側冷媒サイクルとを設け、前
記圧縮機、熱源側四方弁熱源側熱交換器、第1減圧装
置、第2減圧装置とを有する室外機と、前記第1蓄熱槽
を有する第1蓄熱ユニット、第2蓄熱槽と第2冷媒搬送
装置とを有する第2蓄熱ユニットと、前記第1冷媒搬送
装置と並列に開閉弁とを備え、前記第1蓄熱ユニットを
最上部の室内機よりも所定高さの上部に位置させたもの
である。
【0026】
【作用】本発明の多室冷暖房装置は、上記した構成によ
って夏期には第1利用側冷媒サイクル及び第2利用側冷
媒サイクルの両方を冷房に使用し、中間期と冬季には第
1利用側冷媒サイクルを冷房用に、第2利用側冷媒サイ
クルを暖房用に使用できるため、中間期や冬季に冷房と
暖房の混在する場合にも蓄熱を有効に活用することがで
きる。
【0027】また、上記の作用に加え、冷暖房選択運転
の可能な室内機と冷暖房の切り換え運転用の室内機を選
択接続することで、最近のビル空調に必要な冬季冷房
や、冷房か暖房のどちらかの切り換え運転及び中間期の
冷暖房の選択運転の必要な場合等、多様な場所に応じた
室内機を使用できることとなる。
【0028】また、上記作用に加え、各蓄熱ユニットを
分離したので、各蓄熱ユニットの置く場所を自由に選定
できることとなる。
【0029】また、上記作用に加え、前記第1蓄熱ユニ
ットを最上部の室内機よりも更に上部に位置させたの
で、自然循環作用により第1利用側冷媒サイクルの冷房
運転を可能とし、冷媒搬送装置の電力量が大幅に削減で
きることになる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例の多室冷暖房装
置について、図面を参照しながら説明する。
【0031】図1は、本発明の実施例における多室冷暖
房装置の冷媒サイクルを示すものである。
【0032】図1において、30は圧縮機、31は熱源
側四方弁、32は熱源側熱交換器、33は第1減圧装
置、34は第1蓄熱槽、35は第1蓄熱槽34に設けら
れた第1蓄熱用熱交換器、36は第2減圧装置、37は
第2蓄熱槽、38は第2蓄熱槽37に設けられた第2蓄
熱用熱交換器、39aは前記第1減圧装置33と第1蓄
熱用熱交換器35の直列回路と並列に設けられた第1電
磁弁、39bは第2蓄熱用熱交換器38と並列に設けら
れた第2電磁弁、39cは熱源側熱交換器32と第1減
圧装置33の直列回路と並列に設けられた第3電磁弁で
あり、これらを連接して熱源側冷媒サイクル40を形成
している。
【0033】また、41は第1蓄熱槽34に設けられた
第1放熱用熱交換器、42は第2蓄熱槽37に設けられ
た第2放熱用熱交換器、43は第1冷媒搬送装置、44
は第2冷媒搬送装置であり、前記熱源側冷媒サイクル4
0と第1蓄熱槽34と第2蓄熱槽37と第1冷媒搬送装
置43及び第2冷媒搬送装置44で室外機45を構成し
ている。
【0034】46a,46bは冷暖を自由に選択運転可
能な冷暖自由室内機でそれぞれ第1流量弁47a,47
b、第1室内熱交換器48a,48b、第2流量弁49
a,49b、第2室内熱交換器50a,50bを有して
いる。前記第1放熱熱交換器41、第1冷媒搬送装置4
3、第1流量弁47a,47b、第1室内熱交換器48
a,48bを連接し第1利用側冷媒サイクル51を形成
している。また前記第2放熱熱交換器42、第2冷媒搬
送装置44、第2流量弁49a,49b、第2室内熱交
換器50a,50bを連接し第2利用側冷媒サイクル5
2を形成している。
【0035】以上のように構成された多室冷暖房装置に
ついて、その動作を説明する。夏期の冷房運転時は、熱
源側冷媒サイクル40は冷房運転となり圧縮機30から
の冷媒は熱源側四方弁31から熱源側熱交換器32に送
られ放熱凝縮し、第1減圧装置33により第1蓄熱用熱
交換器35及び第2減圧装置36により第2蓄熱用熱交
換器38でそれぞれ蒸発し、熱源側四方弁31から圧縮
機30に循環する。このとき、第1蓄熱槽34と第2蓄
熱槽37の蓄熱材が冷却され冷房蓄熱する。
【0036】また、第1利用側冷媒サイクル51内の冷
媒は第1放熱用熱交換器41で冷却され、液化した冷媒
は第1冷媒搬送装置43で冷暖自由室内機46a,46
bの第1流量弁47a,47bで流量制御され第1室内
熱交換器48a,48bに送られ、蒸発冷房してガス化
し第1放熱用熱交換器41へ循環する。
【0037】また、第2利用側冷媒サイクル52内の冷
媒は第2放熱用熱交換器42で冷却され、液化した冷媒
は第2冷媒搬送装置44で冷暖自由室内機46a,46
bの第1流量弁49a,49bで流量制御され第2室内
熱交換器50a,50bに送られ、蒸発冷房してガス化
し第2放熱用熱交換器42へ循環する。
【0038】従って、冷暖自由室内機46a,46bで
は冷房能力が大きくなり、夏期の冷房負荷に対応するこ
とができる。
【0039】次に、中間期等の冷房と暖房が混在する場
合は、熱源側冷媒サイクル40は暖房運転となり、圧縮
機30からの冷媒は熱源側四方弁31から第2蓄熱用熱
交換器38に送られ放熱凝縮し、第2減圧装置36で減
圧し第1蓄熱用熱交換器35で蒸発放熱し、第3電磁弁
39c及び熱源側四方弁31を通って圧縮機30へ循環
する。このとき、第1蓄熱槽34内の蓄熱材は冷却され
冷房蓄熱となり、第2蓄熱槽37内の蓄熱材は加熱され
暖房蓄熱となる。
【0040】従って、第1利用側冷媒サイクル51は冷
房サイクル、第2利用側冷媒サイクル52は暖房サイク
ルとなり、冷暖自由室内機46a,46bでは第1流量
弁47a,47b及び第2流量弁49a,49bによ
り、第1室内熱交換器48a,48bまたは第2室内熱
交換器50a,50bの選択及び流量制御が可能とな
り、冷暖房の選択が自由となるとともに負荷に応じた能
力が得られることになる。
【0041】但し、このときの冷暖房能力は冷暖自由室
内機46a,46bの最大能力に比べて60%程度にな
るが、中間期であり冷暖房負荷は小さく十分に対応でき
る。
【0042】なお、各蓄熱槽の蓄熱量の制御には、第2
電磁弁39bを制御し行う。例えば、第1蓄熱槽34の
冷房蓄熱量だけが不足した場合は、熱源側冷媒サイクル
40は冷房運転となり、第1減圧装置33で減圧され第
1蓄熱用熱交換器35で蒸発冷却し、第2減圧装置36
では減圧せず第2電磁弁39bを開成し、圧縮機30へ
循環し蓄熱する。また、第2蓄熱槽37の暖房蓄熱量だ
けが不足した場合には、熱源側冷媒サイクル40は前記
の暖房運転となり、第2蓄熱用熱交換器38で放熱加熱
し第2減圧装置36で減圧され、第1電磁弁39aを通
って熱源側熱交換器32で蒸発し、圧縮機30へ循環し
蓄熱する。
【0043】次に、冷暖自由室内機46a,46bが暖
房運転のみでよい場合は、前記の中間期の運転で第2減
圧装置36での減圧をさせずに、第1蓄熱用熱交換期3
5でも放熱凝縮し、第1減圧装置33で減圧され熱源側
熱交換器32で蒸発し、熱源側四方弁31から圧縮機3
0へ循環する。従って、第1蓄熱槽34の蓄熱材も加熱
し、第1利用側冷媒サイクル51も暖房運転となり、冷
暖自由室内機46a,46bの暖房能力は100%得ら
れることになる。
【0044】以上のように本実施例の多室冷暖房装置
は、第1蓄熱槽34に設けられた第1蓄熱用熱交換器3
5と、第2蓄熱槽37に設けられた第2蓄熱用熱交換器
38を環状に連接してなる熱源側冷媒サイクル40と、
前記第1蓄熱槽34に設けられた第1放熱用熱交換器4
1と、第1冷媒搬送装置43と、各冷暖自由室内機46
a,46bに設けられた第1流量弁47a,47b及び
第1室内熱交換器48a,48bを環状に連接した第1
利用側冷媒サイクル51と、前記第2蓄熱槽37に設け
られた第2放熱用熱交換器42と、第2冷媒搬送装置4
4と、各冷暖自由室内機に設けられた第2流量弁49
a,49b及び第2室内熱交換器50a,50bを環状
に連接した第2利用側冷媒サイクル52とを備えたの
で、夏期には第1利用側冷媒サイクル51及び第2利用
側冷媒サイクル52の両方を冷房に使用し、中間期と冬
季には第1利用側冷媒サイクル51を冷房用に、第2利
用側冷媒サイクル52を暖房用に使用できるため、中間
期や冬季に冷房と暖房の混在する場合にも蓄熱を有効に
活用し、省電力化をすることができる。
【0045】次に、本発明による多室冷暖房装置の第2
の実施例について、図面を参照しながら説明するが、第
1の実施例と同一構成の部分は同一符号を付し、その詳
細な説明は省略する。
【0046】図2において、53a,53bは第1蓄熱
槽34の運転に左右される冷暖片方の運転可能な冷暖専
用室内機であり、第1利用側冷媒サイクル51及び第2
利用側冷媒サイクル52にそれぞれ設けられ、冷房か暖
房のどちらかの運転でよい室内等に設置されている。
【0047】その他の構成は第1の実施例と同じであ
り、ここでは同一符号を用いて示し、その説明を省略す
る。
【0048】また、この冷媒サイクルの動作についても
前記従来例及び第1の実施例と同一であり詳細な説明は
省略するが、第1の実施例と異なる中間期等の冷房と暖
房が混在する場合についての説明を以下に行う。
【0049】中間期等の冷房と暖房が混在する場合で
も、特に冷暖房を自由に選択運転する必要がなく、冷房
か暖房のどちらかの運転だけでよい室内負荷もある。そ
こに冷暖専用室内機53a,53bを設置することによ
り、冷暖房能力は冷暖専用室内機53a,53bの最大
能力の100%を得られることになる。
【0050】以上のように本実施例の多室冷暖房装置
は、第1蓄熱槽34に設けられた第1蓄熱用熱交換器3
5と、第2蓄熱槽37に設けられた第2蓄熱用熱交換器
38を環状に連接してなる熱源側冷媒サイクル40と、
前記第1蓄熱槽34に設けられた第1放熱用熱交換器4
1と、第1冷媒搬送装置43と、各冷暖自由室内機46
a,46bに設けられた第1流量弁47a,47bと第
1室内熱交換器48a,48b及び各冷暖専用室内機5
3aの設けられた第3流量弁54a及び第3室内熱交換
器55aを環状に連接した第1利用側冷媒サイクル51
と、前記第2蓄熱槽37に設けられた第2放熱用熱交換
器42と、第2冷媒搬送装置44と、各冷暖自由室内機
に設けられた第2流量弁49a,49bと第2室内熱交
換器50a,50b及び冷暖専用室内機53bに設けら
れた第3流量弁54bと第3室内熱交換機55bとを環
状に連接した第2利用側冷媒サイクル52とを備えたの
で、夏期には第1利用側冷媒サイクル51及び第2利用
側冷媒サイクル52の両方を冷房に使用し、中間期と冬
季には第1利用側冷媒サイクル51を冷房用に、第2利
用側冷媒サイクル52を暖房用に使用できるため、中間
期や冬季に冷房と暖房の混在する場合にも蓄熱を有効に
活用し、省電力化をすることができる。
【0051】また、室内負荷に応じた室内機を選択する
ことができ、室内機の能力を100%生かすと共に、室
内機の設備コストを削減する。
【0052】また、冷暖房選択運転の可能な室内機と冷
暖房の切り換え運転用の室内機を選択接続することで、
最近のビル空調に必要な冬季冷房や、冷房か暖房のどち
らかの切り換え運転及び中間期の冷暖房の選択運転の必
要な場合等、多様な空調に対応できる。
【0053】次に、本発明による多室冷暖房装置の第3
の実施例について、図面を参照しながら説明するが、第
1の実施例及び第2の実施例と同一構成の部分は同一符
号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0054】図3において、34aは第1蓄熱槽34と
第1冷媒搬送装置43を有する第1蓄熱ユニット、37
aは第2蓄熱槽37と第2冷媒搬送装置44を有する第
2蓄熱ユニットで、室外機45と分離されている。その
他の構成は第2の実施例と同じであり、ここでは同一符
号を用いて示し、その説明を省略する。
【0055】また、この冷媒サイクルの動作についても
前記第1の実施例と同一であり詳細な説明は省略する
が、第2の実施例と異なる室外機45と第1蓄熱ユニッ
ト34a及び第2蓄熱ユニット37aを分離したことに
ついて説明を以下に行う。
【0056】室外機45と第1蓄熱ユニット34a及び
第2蓄熱ユニット37aを分離し、接続配管で連接され
ており、室外機40と第1及び第2蓄熱ユニットが離れ
て設置することができるものである。
【0057】以上のように本実施例の多室冷暖房装置
は、第1蓄熱槽34に設けられた第1蓄熱用熱交換器3
5と、第2蓄熱槽37に設けられた第2蓄熱用熱交換器
38を環状に連接してなる熱源側冷媒サイクル40と、
前記第1蓄熱槽34に設けられた第1放熱用熱交換器4
1と、第1冷媒搬送装置43と、各冷暖自由室内機46
a,46bに設けられた第1流量弁47a,47bと第
1室内熱交換器48a,48b及び各冷暖専用室内機5
3aの設けられた第3流量弁54a及び第3室内熱交換
器55aを環状に連接した第1利用側冷媒サイクル51
と、前記第2蓄熱槽37に設けられた第2放熱用熱交換
器42と、第2冷媒搬送装置44と、各冷暖自由室内機
に設けられた第2流量弁49a,49bと第2室内熱交
換器50a,50b及び冷暖専用室内機53bに設けら
れた第3流量弁54bと第3室内熱交換機55bとを環
状に連接した第2利用側冷媒サイクル52とを備えたの
で、夏期には第1利用側冷媒サイクル51及び第2利用
側冷媒サイクル52の両方を冷房に使用し、中間期と冬
季には第1利用側冷媒サイクル51を冷房用に、第2利
用側冷媒サイクル52を暖房用に使用できるため、中間
期や冬季に冷房と暖房の混在する場合にも蓄熱を有効に
活用し、省電力化をすることができる。
【0058】また、室内負荷に応じた室内機を選択する
ことができ、室内機の能力を100%生かすと共に、室
内機の設備コストを削減する。
【0059】さらに、室外機45と第1蓄熱ユニット3
4a及び第2蓄熱ユニット37aを分離しているので、
各蓄熱槽の容量が選択できるとともに、設置性の自由度
が大きくなり、工事性が向上するものである。
【0060】なお、実施例では室外機と第1蓄熱ユニッ
ト及び第2蓄熱ユニットの3つに分離したが、2つに分
離しても良い。
【0061】次に、本発明による多室冷暖房装置の第4
の実施例について、図面を参照しながら説明するが、第
3の実施例と同一構成の部分は同一符号を付し、その詳
細な説明は省略する。
【0062】図4において、56は第1冷媒搬送装置4
3と並列に設けられ冷房時に開成する開閉弁である。第
1蓄熱ユニット34aは最上部に設置された冷暖自由室
内機46aよりも所定高さ(例えば5m)だけ高く設置
されている。その他の構成は第3の実施例と同じであ
り、ここでは同一符号を用いて示し、その説明を省略す
る。
【0063】また、この冷媒サイクルの動作についても
前記第3の実施例と同一であり詳細な説明は省略する
が、第1利用側冷媒サイクル51が冷房の場合は開閉弁
56は開成し、第1冷媒搬送装置43は停止する。以下
第2の実施例と異なる第1利用側冷媒サイクル51の運
転について説明を行う。
【0064】冷房運転での冷暖自由室内機46aと冷暖
専用室内機53aへの冷媒搬送は、第1蓄熱ユニット3
4aと冷暖自由室内機46aの高低差で生ずる冷媒重力
により自然循環搬送となる。
【0065】つまり、第1蓄熱ユニット34aで冷却さ
れた冷媒は液化し、重力で開閉弁56を通って液側配管
51aを下降し第1流量弁47a及び第3流量弁54a
に送られ、第1室内熱交換器48a及び第3室内熱交換
器55aで冷房蒸発し、ガス側配管51bを通って第1
蓄熱槽34に循環することになる。
【0066】以上のように本実施例の多室冷暖房装置
は、第1蓄熱槽34に設けられた第1蓄熱用熱交換器3
5と、第2蓄熱槽37に設けられた第2蓄熱用熱交換器
38を環状に連接してなる熱源側冷媒サイクル40と、
前記第1蓄熱槽34に設けられた第1放熱用熱交換器4
1と、第1冷媒搬送装置43と、各冷暖自由室内機46
a,46bに設けられた第1流量弁47a,47bと第
1室内熱交換器48a,48b及び各冷暖専用室内機5
3aの設けられた第3流量弁54a及び第3室内熱交換
器55aを環状に連接した第1利用側冷媒サイクル51
と、前記第2蓄熱槽37に設けられた第2放熱用熱交換
器42と、第2冷媒搬送装置44と、各冷暖自由室内機
に設けられた第2流量弁49a,49bと第2室内熱交
換器50a,50b及び冷暖専用室内機53bに設けら
れた第3流量弁54bと第3室内熱交換機55bとを環
状に連接した第2利用側冷媒サイクル52と、前記第1
冷媒搬送装置43と並列に開閉弁56とを備え、前記第
1蓄熱ユニット34aを最上部の室内機よりも所定高さ
の上部に位置させたもので、夏期には第1利用側冷媒サ
イクル51及び第2利用側冷媒サイクル52の両方を冷
房に使用し、中間期と冬季には第1利用側冷媒サイクル
51を冷房用に、第2利用側冷媒サイクル52を暖房用
に使用できるため、中間期や冬季に冷房と暖房の混在す
る場合にも蓄熱を有効に活用し、省電力化をすることが
できる。
【0067】また、室内負荷に応じた室内機を選択する
ことができ、室内機の能力を100%生かすと共に、室
内機の設備コストを削減する。
【0068】さらに、冷房運転時には第1冷媒搬送装置
43を運転する必要がないため、省エネルギーとなる。
【0069】なお、本実施例では、第1利用側冷媒サイ
クル51について説明したが、第2利用側冷媒サイクル
52でも適用可能である。また、第1蓄熱ユニット34
aまたは第2蓄熱ユニット34bが下方にある場合には
暖房時に冷媒搬送装置43,44を停止し、開閉弁56
を開成する自然循環搬送とすることができる。
【0070】また、熱源側冷媒サイクル40を運転する
蓄熱利用を説明したが、場合によっては熱源側冷媒サイ
クル40を運転しない、蓄熱だけの冷暖房運転も可能で
あるとともに、起動時に蓄熱を利用することによって立
ち上がり特性が向上することは言うまでもない。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明の多室冷暖房装置
は、第1蓄熱槽に設けられた第1蓄熱用熱交換器と、第
2蓄熱槽に設けられた第2蓄熱用熱交換器を環状に連接
してなる熱源側冷媒サイクルと、前記第1蓄熱槽に設け
られた第1放熱用熱交換器と、第1冷媒搬送装置と、各
冷暖自由室内機に設けられた第1流量弁及び第1室内熱
交換器を環状に連接した第1利用側冷媒サイクルと、前
記第2蓄熱槽に設けられた第2放熱用熱交換器と、第2
冷媒搬送装置と、各冷暖自由室内機に設けられた第2流
量弁及び第2室内熱交換器を環状に連接した第2利用側
冷媒サイクルとを備えたので、夏期には第1利用側冷媒
サイクル及び第2利用側冷媒サイクルの両方を冷房に使
用し、中間期と冬季には第1利用側冷媒サイクルを冷房
用に、第2利用側冷媒サイクルを暖房用に使用できるた
め、中間期や冬季に冷房と暖房の混在する場合にも蓄熱
を有効に活用し、省電力化をすることができる。
【0072】また、第1蓄熱槽に設けられた第1蓄熱用
熱交換器と、第2蓄熱槽に設けられた第2蓄熱用熱交換
器を環状に連接してなる熱源側冷媒サイクルと、前記第
1蓄熱槽に設けられた第1放熱用熱交換器と、第1冷媒
搬送装置と、各冷暖自由室内機に設けられた第1流量弁
と第1室内熱交換器及び各冷暖専用室内機の設けられた
第3流量弁及び第3室内熱交換器を環状に連接した第1
利用側冷媒サイクルと、前記第2蓄熱槽に設けられた第
2放熱用熱交換器と、第2冷媒搬送装置と、各冷暖自由
室内機に設けられた第2流量弁と第2室内熱交換器及び
冷暖専用室内機に設けられた第3流量弁と第3室内熱交
換機とを環状に連接した第2利用側冷媒サイクルとを備
えたので、夏期には第1利用側冷媒サイクル及び第2利
用側冷媒サイクルの両方を冷房に使用し、中間期と冬季
には第1利用側冷媒サイクルを冷房用に、第2利用側冷
媒サイクルを暖房用に使用できるため、中間期や冬季に
冷房と暖房の混在する場合にも蓄熱を有効に活用し、省
電力化をすることができる。
【0073】また、室内負荷に応じた室内機を選択する
ことができ、室内機の能力を100%生かすと共に、室
内機の設備コストを削減する。
【0074】また、冷暖房選択運転の可能な室内機と冷
暖房の切り換え運転用の室内機を選択接続することで、
最近のビル空調に必要な冬季冷房や、冷房か暖房のどち
らかの切り換え運転及び中間期の冷暖房の選択運転の必
要な場合等、多様な空調に対応できる。
【0075】また、第1蓄熱槽に設けられた第1蓄熱用
熱交換器と、第2蓄熱槽に設けられた第2蓄熱用熱交換
器を環状に連接してなる熱源側冷媒サイクルと、前記第
1蓄熱槽に設けられた第1放熱用熱交換器と、第1冷媒
搬送装置と、各冷暖自由室内機に設けられた第1流量弁
と第1室内熱交換器及び各冷暖専用室内機の設けられた
第3流量弁及び第3室内熱交換器を環状に連接した第1
利用側冷媒サイクルと、前記第2蓄熱槽に設けられた第
2放熱用熱交換器と、第2冷媒搬送装置と、各冷暖自由
室内機に設けられた第2流量弁と第2室内熱交換器及び
冷暖専用室内機に設けられた第3流量弁と第3室内熱交
換機とを環状に連接した第2利用側冷媒サイクルとを備
えたので、夏期には第1利用側冷媒サイクル及び第2利
用側冷媒サイクルの両方を冷房に使用し、中間期と冬季
には第1利用側冷媒サイクルを冷房用に、第2利用側冷
媒サイクルを暖房用に使用できるため、中間期や冬季に
冷房と暖房の混在する場合にも蓄熱を有効に活用し、省
電力化をすることができる。
【0076】また、室内負荷に応じた室内機を選択する
ことができ、室内機の能力を100%生かすと共に、室
内機の設備コストを削減する。
【0077】さらに、室外機と第1蓄熱ユニット及び第
2蓄熱ユニットを分離しているので、各蓄熱槽の容量が
選択できるとともに、設置性の自由度が大きくなり、工
事性が向上するものである。
【0078】また、第1蓄熱槽に設けられた第1蓄熱用
熱交換器と、第2蓄熱槽に設けられた第2蓄熱用熱交換
器を環状に連接してなる熱源側冷媒サイクルと、前記第
1蓄熱槽に設けられた第1放熱用熱交換器と、第1冷媒
搬送装置と、各冷暖自由室内機に設けられた第1流量弁
と第1室内熱交換器及び各冷暖専用室内機の設けられた
第3流量弁及び第3室内熱交換器を環状に連接した第1
利用側冷媒サイクルと、前記第2蓄熱槽に設けられた第
2放熱用熱交換器と、第2冷媒搬送装置と、各冷暖自由
室内機に設けられた第2流量弁と第2室内熱交換器及び
冷暖専用室内機に設けられた第3流量弁と第3室内熱交
換機とを環状に連接した第2利用側冷媒サイクルと、前
記第1冷媒搬送装置と並列に開閉弁とを備え、前記第1
蓄熱ユニットを最上部の室内機よりも所定高さの上部に
位置させたもので、夏期には第1利用側冷媒サイクル及
び第2利用側冷媒サイクルの両方を冷房に使用し、中間
期と冬季には第1利用側冷媒サイクルを冷房用に、第2
利用側冷媒サイクルを暖房用に使用できるため、中間期
や冬季に冷房と暖房の混在する場合にも蓄熱を有効に活
用し、省電力化をすることができる。
【0079】また、室内負荷に応じた室内機を選択する
ことができ、室内機の能力を100%生かすと共に、室
内機の設備コストを削減する。
【0080】さらに、冷房運転時には第1冷媒搬送装置
を運転する必要がないため、省エネルギーとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における多室冷暖房装置
の冷凍サイクル図
【図2】本発明の第2の実施例における多室冷暖房装置
の冷凍サイクル図
【図3】本発明の第3の実施例における多室冷暖房装置
の冷凍サイクル図
【図4】本発明の第4の実施例における多室冷暖房装置
の冷凍サイクル図
【図5】従来の多室冷暖房装置の冷凍サイクル図
【符号の説明】
30 圧縮機 32 熱源側熱交換器 33 第1減圧装置 34 第1蓄熱槽 34a 第1蓄熱ユニット 35 第1蓄熱用熱交換器 36 第2減圧装置 37 第2蓄熱槽 37a 第2蓄熱ユニット 38 第2蓄熱用熱交換器 40 熱源側冷媒サイクル 41 第1放熱用熱交換器 42 第2放熱用熱交換器 43 第1冷媒搬送装置 44 第2冷媒搬送装置 45 室外機 46a,46b 冷暖自由室内機 47a,47b 第1流量弁 48a,48b 第1室内熱交換器 49a,49b 第2流量弁 50a,50b 第2室内熱交換器 51 第1利用側冷媒サイクル 52 第2利用側冷媒サイクル 53a,53b 冷暖専用室内機 54a,54b 第3流量弁 55a,55b 第3室内熱交換器 56 開閉弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、熱源側四方弁、熱源側熱交換
    器、第1減圧装置、第1蓄熱槽に設けられた第1蓄熱用
    熱交換器、第2減圧装置及び第2蓄熱槽に設けられた第
    2蓄熱用熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒サイ
    クルと、前記第1蓄熱槽に設けられた第1放熱用熱交換
    器、第1冷媒搬送装置、冷暖を自由に選択運転可能な各
    冷暖自由室内機に設けられた第1流量弁及び第1室内熱
    交換器を環状に連接した第1利用側冷媒サイクルと、前
    記第2蓄熱槽に設けられた第2放熱用熱交換器、第2冷
    媒搬送装置、前記各冷暖自由室内機に設けられた第2流
    量弁及び第2室内熱交換器を環状に連接した第2利用側
    冷媒サイクルとを備えた多室冷暖房装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、熱源側四方弁、熱源側熱交換
    器、第1減圧装置、第1蓄熱槽に設けられた第1蓄熱用
    熱交換器、第2減圧装置及び第2蓄熱槽に設けられた第
    2蓄熱用熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒サイ
    クルと、前記第1蓄熱槽に設けられた第1放熱用熱交換
    器、第1冷媒搬送装置、冷暖を自由に選択運転可能な各
    冷暖自由室内機に設けられた第1流量弁と第1室内熱交
    換器及び冷暖片方の運転可能な各冷暖専用室内機に設け
    られた第3流量弁と第3室内熱交換器を環状に連接した
    第1利用側冷媒サイクルと、前記第2蓄熱槽に設けられ
    た第2放熱用熱交換器、第2冷媒搬送装置、前記各冷暖
    自由室内機に設けられた第2流量弁と第2室内熱交換器
    及び前記冷暖専用室内機に設けられた第3流量弁と第3
    室内熱交換器とを環状に連接した第2利用側冷媒サイク
    ルとを備えた多室冷暖房装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、熱源側四方弁、熱源側熱交換
    器、第1減圧装置、第1蓄熱槽に設けられた第1蓄熱用
    熱交換器、第2減圧装置及び第2蓄熱槽に設けられた第
    2蓄熱用熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒サイ
    クルと、前記第1蓄熱槽に設けられた第1放熱用熱交換
    器、第1冷媒搬送装置、冷暖を自由に選択運転可能な各
    冷暖自由室内機に設けられた第1流量弁と第1室内熱交
    換器及び冷暖片方の運転可能な各冷暖専用室内機に設け
    られた第3流量弁と第3室内熱交換器を環状に連接した
    第1利用側冷媒サイクルと、前記第2蓄熱槽に設けられ
    た第2放熱用熱交換器、第2冷媒搬送装置、前記各冷暖
    自由室内機に設けられた第2流量弁と第2室内熱交換器
    及び前記各冷暖専用室内機に設けられた第3流量弁と第
    3室内熱交換器を環状に連接した第2利用側冷媒サイク
    ルとを設け、前記圧縮機、熱源側四方弁、熱源側熱交換
    器、第1減圧装置、、第2減圧装置とを有する室外機
    と、前記第1蓄熱槽と第1冷媒搬送装置とを有する第1
    蓄熱ユニット、第2蓄熱槽と第2冷媒搬送装置とを有す
    る第2蓄熱ユニットとを備えた多室冷暖房装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機、熱源側四方弁、熱源側熱交換
    器、第1減圧装置、第1蓄熱槽に設けられた第1蓄熱用
    熱交換器、第2減圧装置及び第2蓄熱槽に設けられた第
    2蓄熱用熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒サイ
    クルと、前記第1蓄熱槽に設けられた第1放熱用熱交換
    器、冷暖を自由に選択運転可能な各冷暖自由室内機に設
    けられた第1流量弁と第1室内熱交換器及び冷暖片方の
    運転可能な各冷暖専用室内機に設けられた第3流量弁と
    第3室内熱交換器を環状に連接した第1利用側冷媒サイ
    クルと、前記第2蓄熱槽に設けられた第2放熱用熱交換
    器、第2冷媒搬送装置、前記各冷暖自由室内機に設けら
    れた第2流量弁と第2室内熱交換器及び前記各冷暖専用
    室内機に設けられた第3流量弁と第3室内熱交換器とを
    環状に連接した第2利用側冷媒サイクルとを設け、前記
    圧縮機、熱源側四方弁、熱源側熱交換器、第1減圧装
    置、第2減圧装置とを有する室外機と、前記第1蓄熱槽
    を有する第1蓄熱ユニット、第2蓄熱槽と第2冷媒搬送
    装置とを有する第2蓄熱ユニットと、前記第1冷媒搬送
    装置と並列に開閉弁とを備え、前記第1蓄熱ユニットを
    最上部の室内機よりも所定高さの上部に位置させた多室
    冷暖房装置。
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Cited By (3)

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