JPH05256246A - 船上水車発電方法 - Google Patents
船上水車発電方法Info
- Publication number
- JPH05256246A JPH05256246A JP5268792A JP5268792A JPH05256246A JP H05256246 A JPH05256246 A JP H05256246A JP 5268792 A JP5268792 A JP 5268792A JP 5268792 A JP5268792 A JP 5268792A JP H05256246 A JPH05256246 A JP H05256246A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- generator
- water turbine
- ship
- water
- electric energy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 船の通行可能な川があれば、手軽に電気エネ
ルギーが得られるようにする。 【構成】 船１に水車３及び発電機８を設備し、水の流
れで水車３を回転せしめると共に、発電機８連動回転せ
しめる。水車３は、水深を調節できる構成にすることが
好ましい。
ルギーが得られるようにする。 【構成】 船１に水車３及び発電機８を設備し、水の流
れで水車３を回転せしめると共に、発電機８連動回転せ
しめる。水車３は、水深を調節できる構成にすることが
好ましい。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、水車及び発電機を有す
る船を川に浮かべ、水の流れで水車を回転せしめ、その
水車の回転を発電機に伝えて電気エネルギーを得る発電
方法に関する。
る船を川に浮かべ、水の流れで水車を回転せしめ、その
水車の回転を発電機に伝えて電気エネルギーを得る発電
方法に関する。
【０００２】
【従来技術と問題点】水車は、水路の落差を利用して回
転され、製粉、精米などの農作業に使用されている。水
車の回転によって得られるエネルギーは、自然かつクリ
ーンでありながら、発電に利用されていないが、その理
由を考えてみると、水車小屋の建築費、附帯設備費など
がかさむため、廉価な電気モーターを発電動力とするほ
うが、手軽に電気エネルギーを得られるからではないか
と思われる。一方、原子力発電、火力発電などは、環境
破壊という問題点を抱かえているために、水力発電は、
殆ど開発し尽くされているために、いずれも今後の開発
が憂慮されている。そして、太陽電池発電、風力発電、
潮流発電なども開発されているが、未だ実験段階に過ぎ
ず実用化迄の道程が遠く、一般家庭へ電気エネルギーを
供給するメドはたっていない。また、最近、テント或い
はキャンピングカーを使用したキャンプ生活に代表され
るアウトドアライフが盛んであるが、電気エネルギーを
必要とするために携帯型発電機を使用している。この場
合は電気エネルギーを得られるものの、上記発電機のエ
ンジン音がうるさくて、キャンパーにとって騒音となっ
ている。
転され、製粉、精米などの農作業に使用されている。水
車の回転によって得られるエネルギーは、自然かつクリ
ーンでありながら、発電に利用されていないが、その理
由を考えてみると、水車小屋の建築費、附帯設備費など
がかさむため、廉価な電気モーターを発電動力とするほ
うが、手軽に電気エネルギーを得られるからではないか
と思われる。一方、原子力発電、火力発電などは、環境
破壊という問題点を抱かえているために、水力発電は、
殆ど開発し尽くされているために、いずれも今後の開発
が憂慮されている。そして、太陽電池発電、風力発電、
潮流発電なども開発されているが、未だ実験段階に過ぎ
ず実用化迄の道程が遠く、一般家庭へ電気エネルギーを
供給するメドはたっていない。また、最近、テント或い
はキャンピングカーを使用したキャンプ生活に代表され
るアウトドアライフが盛んであるが、電気エネルギーを
必要とするために携帯型発電機を使用している。この場
合は電気エネルギーを得られるものの、上記発電機のエ
ンジン音がうるさくて、キャンパーにとって騒音となっ
ている。
【０００３】外国に目を移すと、東南アジアに代表され
るアジア地域には、川がありながら発電に利用されてい
ない無灯火地帯が多くある。
るアジア地域には、川がありながら発電に利用されてい
ない無灯火地帯が多くある。
【０００４】本発明は、上述の緒事情に着目してなした
もので、船の通行可能な川のある場所ならば、手軽に電
気エネルギーが得られるようにすることを目的とする。
もので、船の通行可能な川のある場所ならば、手軽に電
気エネルギーが得られるようにすることを目的とする。
【０００５】
【問題点解決のための手段】叙上の目的を達成するため
に本発明がなした技術的手段は、船に水車及び発電機を
設備し、水の流れで水車を回転せしめると共に、発電機
を連動回転せしめるということである。
に本発明がなした技術的手段は、船に水車及び発電機を
設備し、水の流れで水車を回転せしめると共に、発電機
を連動回転せしめるということである。
【０００６】
【実施例】本発明の発電方法に使用する発電装置、その
発電装置の使用法（発電方法）の順にする。
発電装置の使用法（発電方法）の順にする。
【０００７】発電装置Ａは、船１（ゴムボード、筏など
の小人数乗りものを含む）の両舷側にわたって横架した
回転軸２の両端部に夫々水車３を取付け（但し、水車の
数は１個でも構わない）回転軸２の回転によって水車３
が同時に回転するように構成する。船１の船首側部位に
おいて、両舷側にわたって回動自在に架設した支点軸４
に回転自在に取付けたプーリー５の小径部と、回転軸２
に取付けたプーリー６とにわたってベルト７を掛渡し、
かつプーリー５の大径部と、船１の船首に設置した発電
機８とにわたってベルト９を掛け、水車３の回転が回転
軸２→プーリー６→ベルト７→プーリー５→ベルト９→
発電機８と伝動され、水車３の回転によって発電機８が
回転し、電気エネルギーが得られるように構成する。
の小人数乗りものを含む）の両舷側にわたって横架した
回転軸２の両端部に夫々水車３を取付け（但し、水車の
数は１個でも構わない）回転軸２の回転によって水車３
が同時に回転するように構成する。船１の船首側部位に
おいて、両舷側にわたって回動自在に架設した支点軸４
に回転自在に取付けたプーリー５の小径部と、回転軸２
に取付けたプーリー６とにわたってベルト７を掛渡し、
かつプーリー５の大径部と、船１の船首に設置した発電
機８とにわたってベルト９を掛け、水車３の回転が回転
軸２→プーリー６→ベルト７→プーリー５→ベルト９→
発電機８と伝動され、水車３の回転によって発電機８が
回転し、電気エネルギーが得られるように構成する。
【０００８】しかして、上述のプーリー５，６に代えて
スプロケットを、ベルと７，９に代えてチェーンを夫々
使用することが可能である。
スプロケットを、ベルと７，９に代えてチェーンを夫々
使用することが可能である。
【０００９】船１の舳先に立設した支柱１０と、支点軸
４に取付け一体化した水車用調整杆１１とにわたって調
整索１２を架設し、該調整索のテンションを調整するこ
とによって、調整杆１１が舳先側に回動し、その調整杆
の回動によって支点軸４が舳先側に回動するように構成
する。調整索１２には、ターンバックル、尾錠といった
テンション調整のためのテンション保持具１３を設け、
調整索１２のテンション調整と、調整されたテンション
の保持とを可能ならしめ、同時に支点軸４及び調整杆１
１の回動姿勢の保持を可能ならしめる。
４に取付け一体化した水車用調整杆１１とにわたって調
整索１２を架設し、該調整索のテンションを調整するこ
とによって、調整杆１１が舳先側に回動し、その調整杆
の回動によって支点軸４が舳先側に回動するように構成
する。調整索１２には、ターンバックル、尾錠といった
テンション調整のためのテンション保持具１３を設け、
調整索１２のテンション調整と、調整されたテンション
の保持とを可能ならしめ、同時に支点軸４及び調整杆１
１の回動姿勢の保持を可能ならしめる。
【００１０】支点軸４の両端部に回動杆１４の一端部を
一体的に取付け、支点軸４が回動すると同時に回動杆１
４が回動するように構成し、該回動杆の他端部を回転軸
２に取付け、回動杆１４が回動すると同時に回転軸２及
び水車３が支点軸４を中心にして回動し、水車３の水深
が調整されるように構成せしめ、この水深調整によって
水車３のｒｐｓが変わるように構成する。
一体的に取付け、支点軸４が回動すると同時に回動杆１
４が回動するように構成し、該回動杆の他端部を回転軸
２に取付け、回動杆１４が回動すると同時に回転軸２及
び水車３が支点軸４を中心にして回動し、水車３の水深
が調整されるように構成せしめ、この水深調整によって
水車３のｒｐｓが変わるように構成する。
【００１１】図中、符号１５は、船１の舳先に立設した
係合杆で、川底に沈めたアンカーブロック１６に立設し
た繋留杆１７或いは川の両岸にわたって張架したケーブ
ル１８に連結する繋留索１９を係合するのに使用し、船
１を川に繋留可能に構成する。
係合杆で、川底に沈めたアンカーブロック１６に立設し
た繋留杆１７或いは川の両岸にわたって張架したケーブ
ル１８に連結する繋留索１９を係合するのに使用し、船
１を川に繋留可能に構成する。
【００１２】水車３及び発電機８は、川の大きさ、水の
流速、消費電力量などを勘案し、最も効率的なものを設
備するようにする（たとえば、大きな川向に大きな水車
を、小さな川向に小さな水車を夫々取付けるようにす
る）。
流速、消費電力量などを勘案し、最も効率的なものを設
備するようにする（たとえば、大きな川向に大きな水車
を、小さな川向に小さな水車を夫々取付けるようにす
る）。
【００１３】次に使用法を説明する。
【００１４】船１を川に繋留し、水車３を適宜深さ水中
に没入せしめる。発電機８からケーブル１８を利用して
陸上へ配線し、陸上の電気設備２０照明灯、電動工具、
その他）に接続する。水の流れで水車３が回転し、回転
軸２、プーリー５，６、ベルト７，９などを介して発電
機８が連動回転し、電気エネルギーが発生する。電気エ
ネルギーは、発電機８からの配線によって陸上の電気設
備２０に供給される。
に没入せしめる。発電機８からケーブル１８を利用して
陸上へ配線し、陸上の電気設備２０照明灯、電動工具、
その他）に接続する。水の流れで水車３が回転し、回転
軸２、プーリー５，６、ベルト７，９などを介して発電
機８が連動回転し、電気エネルギーが発生する。電気エ
ネルギーは、発電機８からの配線によって陸上の電気設
備２０に供給される。
【００１５】大量の電気エネルギーを必要とする場合
は、大形の発電機８を予め搭載してもよいが、船１の積
載量、川の状況などによって不可能なことが考えられる
ので、このように不可能な場合には、小形発電機を搭載
した船１を複数隻使用するようにする。
は、大形の発電機８を予め搭載してもよいが、船１の積
載量、川の状況などによって不可能なことが考えられる
ので、このように不可能な場合には、小形発電機を搭載
した船１を複数隻使用するようにする。
【００１６】
【発明の効果】本発明は、叙上のように水車の回転で発
電機を連動回転せしめるから、船の運行可能な川があれ
ば、簡単に電気エネルギーを得ることが可能である。従
って、環境破壊、騒音発生といった問題点が全くない自
然でクリーンなエネルギーによって、電気エネルギーを
供給し得る利点と船の運行できる川さえあれば、平野
部、山間部を問わず、どんな地域へも電気エネルギーを
供給し得る効果とがある。そして、水車を大小交換する
とか、発電機を大小交換するとか、船の数を増加すると
いった手段を講じることによって、電気エネルギーの消
費量に対応した電気エネルギーを供給できる。また、船
は、多勢の人或いは大量の機器類、大量の大型機械類な
どを積載するのではないから、小型船（川船など）の使
用が可能になり、小さな川でも通行し得て、電気エネル
ギーを供給し得る。
電機を連動回転せしめるから、船の運行可能な川があれ
ば、簡単に電気エネルギーを得ることが可能である。従
って、環境破壊、騒音発生といった問題点が全くない自
然でクリーンなエネルギーによって、電気エネルギーを
供給し得る利点と船の運行できる川さえあれば、平野
部、山間部を問わず、どんな地域へも電気エネルギーを
供給し得る効果とがある。そして、水車を大小交換する
とか、発電機を大小交換するとか、船の数を増加すると
いった手段を講じることによって、電気エネルギーの消
費量に対応した電気エネルギーを供給できる。また、船
は、多勢の人或いは大量の機器類、大量の大型機械類な
どを積載するのではないから、小型船（川船など）の使
用が可能になり、小さな川でも通行し得て、電気エネル
ギーを供給し得る。
【図１】本発明の発電方法に使用する発電装置の概略説
明図。
明図。
【図２】上記発電装置の平面図。
【図３】その正面図。
【図４】発電方法の説明図。
Ａ…発電装置 １…船 ３…水車 ８…発電機
Claims (1)
- 【請求項１】 船に水車を設けると共に、発電機を搭載
し、水の流れで水車を回転せしめると共に、発電機を連
動回転せしめる船上水車発電方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5268792A JPH05256246A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 船上水車発電方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5268792A JPH05256246A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 船上水車発電方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05256246A true JPH05256246A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=12921804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5268792A Pending JPH05256246A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 船上水車発電方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05256246A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105673696A (zh) * | 2014-11-17 | 2016-06-15 | 孙守驯 | 弹性金属塑料轴瓦 |
| CN105888958A (zh) * | 2014-12-17 | 2016-08-24 | 张晓溶 | 潮汐无库无流的落差发电方法 |
| JP2017002874A (ja) * | 2015-06-15 | 2017-01-05 | 孝平 吉村 | 発電装置 |
| KR102076563B1 (ko) * | 2019-12-11 | 2020-02-12 | 김인범 | 다기능 물레방아 조형물 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5797078A (en) * | 1980-12-05 | 1982-06-16 | Kinpei Toho | Apparatus for hydraulic power generation utilizing hydraulic pressure of rapid stream |
-
1992
- 1992-03-11 JP JP5268792A patent/JPH05256246A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5797078A (en) * | 1980-12-05 | 1982-06-16 | Kinpei Toho | Apparatus for hydraulic power generation utilizing hydraulic pressure of rapid stream |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105673696A (zh) * | 2014-11-17 | 2016-06-15 | 孙守驯 | 弹性金属塑料轴瓦 |
| CN105888958A (zh) * | 2014-12-17 | 2016-08-24 | 张晓溶 | 潮汐无库无流的落差发电方法 |
| JP2017002874A (ja) * | 2015-06-15 | 2017-01-05 | 孝平 吉村 | 発電装置 |
| KR102076563B1 (ko) * | 2019-12-11 | 2020-02-12 | 김인범 | 다기능 물레방아 조형물 |
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