JPH05255267A - 置換ピラゾリン類の製造法 - Google Patents

置換ピラゾリン類の製造法

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JPH05255267A
JPH05255267A JP4352300A JP35230092A JPH05255267A JP H05255267 A JPH05255267 A JP H05255267A JP 4352300 A JP4352300 A JP 4352300A JP 35230092 A JP35230092 A JP 35230092A JP H05255267 A JPH05255267 A JP H05255267A
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JP4352300A
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Bernd Gallenkamp
ベルント・ガレンカンプ
Rainer Fuchs
ライナー・フツクス
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Bayer AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07D231/14Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 式 【化1】 [式中、R1及びR3は同一又は相異なり、それぞれ場合
により置換されていてもよいアリール又は1−4個が窒
素原子であり、残りが炭素原子である5又は6員の場合
により置換されていてもよい及び/又はベンゾ−縮合さ
れていてもよい複素環であり、R2は水素又はアルキ
ル、シクロアルキル又はアリールであり、該基はそれぞ
れ場合により置換されていていてもよい]のピラゾリン
の新規製造法を提供する。 【構成】 第1段階で式 【化2】 のケトンを0℃−100℃間の温度にて式 【化4】(R42N−CH2−N(R42 のビス−ジアルキルアミノメタンと反応させ、形成され
る式 【化5】 の置換ジアルキルアミノアルキルケトンを第2段階で0
℃−100℃間の温度にてヒドラジン(水和物)と反応
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、有害生物防除剤(pestic
ides)のための中間体として使用することができる
既知の置換ピリゾリン類の製造のための新規な方法及び
新規な中間体に関する。
【0002】置換アルケニルケトンをヒドラジン(水和
物)と反応させると置換ピラゾリンが得られることは既
知である(欧州特許出願第438690号を参照)。し
かしこの方法の場合、置換ピラゾリン及び原料として必
要なアルケニルケトンが低収率でしか得られない。さら
にバッチの大きさが増すと共に収率が下がり、それに対
応する大規模な工業的生産が実際に不可能である。
【0003】今回、一般式(I)
【0004】
【化9】
【0005】[式中、R1及びR3は同一又は相異なり、
それぞれ場合により置換されていてもよいアリール又は
1−4個が窒素原子であり、残りが炭素原子である5又
は6員の場合により置換されていてもよい及び/又はベ
ンゾ−縮合していてもよい複素環であり、R2は水素又
はアルキル、シクロアルキル又はアリールであり、該基
はそれぞれ場合により置換されていてもよい]の置換ピ
ラゾリンが、第1段階で一般式(II)
【0006】
【化10】
【0007】[式中、R1、R2及びR3は上記の意味を
有する]の置換ケトンを、場合により希釈剤の存在下に
0℃−100℃間の温度にて一般式(III)
【0008】
【化11】 (R42N−CH2−N(R42 (III) [式中、R4はアルキルである]のビス−ジアルキルア
ミノメタンと反応させ、この方法により形成される一般
式(IV)
【0009】
【化12】
【0010】[式中、R1、R2、R3及びR4は上記の意
味を有する]の置換ジアルキルアミノアルキルケトンを
場合により単離し、第2段階で場合により希釈剤の存在
下に0℃−100℃の温度にてヒドラジン(水和物)と
反応させると、非常な高収率及び非常な高品質で得られ
ることが見いだされた。
【0011】驚くべきことに、式(I)の置換ピラゾリ
ンは、本発明の方法を用いることにより、欧州特許出願
第438690号に記載の既知の方法の場合よりずっと
高収率及び高品質で得ることができる。
【0012】既知の方法と対照的に、本発明の方法は何
の問題もなく工業規模に変換することができる。従って
本発明の方法は、先行技術の有用な拡張法となる。
【0013】例えばα−(ピラゾール−1−イル)−4
−フルオロアセトフェノン及びビス−ジメチルアミノメ
タンを出発材料として用いると、本発明の方法の場合の
反応経路は以下の反応式により概述することができる:
【0014】
【化13】
【0015】本発明の方法により製造する式(I)の好
ましい化合物は、式中、R1及びR3が同一又は相異な
り、それぞれ場合によりハロゲン、シアノ、ニトロ、C
1−C6−アルキル、C1−C6−ハロゲノアルキル、C1
−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロゲノアルコキシ、
1−C6−アルキルチオ、C1−C6−ハロゲノアルキル
チオ、C1−C6−アルキルスルフィニル、C1−C6−ハ
ロゲノアルキルスルフィニル、C1−C6−アルキルスル
ホニル、C1−C6−ハロゲノアルキルスルホニル、ジ−
(C1−C4−アルキル)−アミノ、C1−C2−アルキレ
ンジオキシ、C1−C2−ハロゲノアルキレンジオキシ、
(場合によりハロゲン及び/又はC1−C4−ハロゲノア
ルキルにより置換されていてもよい)フェノキシ、又は
(場合によりハロゲン及び/又はC1−C4−ハロゲノア
ルキルにより置換されていてもよい)フェニルチオによ
り置換されていてもよいフェニル又はナフチルである
か、又はそれぞれ場合によりハロゲン、シアノ、ニト
ロ、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロゲノアルキ
ル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロゲノアルコ
キシ、C1−C6−アルキルチオ、C1−C6−ハロゲノア
ルキルチオ、C1−C6−アルキルスルフィニル、C1
6−ハロゲノアルキルスルフィニル、C1−C6−アル
キルスルホニル又はC1−C6−ハロゲノアルキルスルホ
ニルにより置換されていてもよいピロール、ピラゾー
ル、イミダゾール、トリアゾール、ピリジン、ピリド
ン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン又はトリアジン
基であり、R2が水素、場合によりハロゲンにより置換
されていてもよいC1−C6−アルキル、場合によりハロ
ゲン及び/又はC1−C4−アルキルにより置換されてい
てもよいC3−C6シクロアルキル又は場合によりハロゲ
ン又はC1−C6−アルキルにより置換されていてもよい
フェニルである化合物である。
【0016】本発明の方法により製造する式(I)の化
合物は特に式中、R1が場合によりハロゲン、シアノ、
ニトロ、C1−C4−アルキル、C1−C2−ハロゲノアル
キル、C1−C4−アルコキシ、C1−C2−ハロゲノアル
コキシ、C1−C4−アルキルチオ、C1−C2−ハロゲノ
アルキルチオ、C1−C4−アルキルスルフィニル、C1
−C2−ハロゲノアルキルスルフィニル、C1−C4−ア
ルキルスルホニル、C1−C2−ハロゲノアルキルスルホ
ニル、C1−C2−アルキレンジオキシ又はC1−C2−ハ
ロゲノアルキレンジオキシで置換されていてもよいフエ
ニルであり、R2が水素であり、R3が各場合において窒
素原子を経て結合し、場合によりハロゲン、シアノ、ニ
トロ、C1−C4−アルキル、C1−C2−ハロゲノアルキ
ル、C1−C4−アルコキシ、C1−C2−ハロゲノアルコ
キシ、C1−C4−アルキルチオ又はC1−C2−ハロゲノ
アルキルチオにより置換されていてもよいピラゾール又
はピリドン基である化合物である。
【0017】式(I)の定義におけるハロゲンは、フッ
素、塩素、臭素又はヨウ素であることが好ましい。
【0018】本発明の方法における中間体としての一般
式(IV)の置換ジアルキルアミノアルキルケトンは、
文献から既知のものではなく、これも本特許出願の主題
である。
【0019】式(IV)のR1、R2及びR3は、本発明
の方法により製造する式(I)の化合物に関する記載と
関連して好ましい、又は特に好ましいとしてすでに上記
で述べた意味と同義であることが好ましく、又は特に好
ましく;R4はC1−C6−アルキルが好ましく、メチ
ル、エチル、プロピル又はブチルが特に好ましい。
【0020】本発明の方法における式(I)の化合物の
製造の出発材料として使用する置換ケトンは、一般に式
(II)により定義される。式(II)中のR1、R2
びR3は、本発明の方法により製造する式(I)の化合
物に関する記載と関連してR1、R2及びR3として好ま
しい、又は特に好ましいとすでに上記で述べた意味と同
義であることが好ましく、又は特に好ましい。
【0021】式(II)の出発材料は既知であるか、及
び/又は基本的に既知の方法を用いて製造することがで
きる(欧州特許出願第438690号を参照)。
【0022】本発明の方法でやはり出発材料として用い
るビス−ジアルキルアミノメタンは、一般に式(II
I)で定義される。式(III)において、R4はC1
6−アルキル、特にメチル、エチル、プロピル又はブ
チルであることが好ましい。
【0023】式(III)の出発材料は既知の有機合成
化学品である。
【0024】式(IV)の中間体を得るための本発明の
方法の第1段階は、希釈剤を添加せずに、又は希釈剤の
存在下で行うことができる。この場合適した希釈剤は特
に場合によりハロゲン化された脂肪族、脂環式又は芳香
族炭化水素、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シ
クロヘキサン、メチルクロヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、メチレンクロリド、クロロホルム、テト
ラクロロメタン、クロロベンゼン及びo−ジクロロベン
ゼンである。この場合メチレンクロリドを希釈剤として
使用するのが特に好ましい。
【0025】本発明の第1段階を行う場合、反応温度は
広い範囲で変化させることができる。使用温度は0℃−
100℃であることができ、5℃−80℃が好ましく、
10℃−50℃が特に好ましい。
【0026】本発明の方法の第1段階を行うために、一
般に式(II)の置換ケトン1モル当たり0.9−1.
5モル、好ましくは1.0−1.2モルの式(III)
のビス−ジアルキルアミノメタンを使用する。一般に式
(II)及び(III)の出発材料及び好ましくは希釈
剤、例えばメチレンクロリドを約5℃−約30℃の温度
で混合し、好ましくは5℃−30℃の温度で反応の終結
まで撹拌する。得られる式(IV)の中間体は一般に、
反応の終結後に混合物を減圧下で蒸発により濃縮し、残
留物を例えばヘキサンなどの非−極性溶媒と共に撹拌
し、結晶生成物を吸引濾過により単離すると、結晶の形
態で単離することができる。式(I)の化合物の製造法
は、式(IV)の中間体を単離せずに行うが好ましい。
【0027】本発明の方法の第2段階は、希釈剤を用い
て行うのが好ましい。実際にすべての不活性有機溶媒が
適した希釈剤である。これらは場合によりハロゲン化さ
れていてもよい脂肪族及び芳香族炭化水素類、例えばペ
ンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、石油エ
ーテル、ガソリン、リグロイン、ベンゼン、トルエン、
キシレン、メチレンクロリド、エチレンクロリド、クロ
ロホルム、テトラクロロメタン、クロロベンゼン及びo
−ジクロロベンゼン、エーテル類、例えばジエチル及び
ジブチルエーテル、グリコールジメチルエーテル及びジ
グリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフランなら
びにジオキサン、ケトン類、例えばアセトン、メチルエ
チル、メチルイソプロピル及びメチルイソブチルケト
ン、エステル類、例えば酢酸メチル及び酢酸エチル、ニ
トリル類、例えばアセトニトリル及びプロピオニトリ
ル、アミド類、例えばジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド及びN−メチルピロリドン、ならびにジメ
チルスルホキシド、テトラメチレンスルホン及びヘキサ
メチルリン酸トリアミド、ならびにアルコール類、例え
ばエタノール、n−及びイソ−プロパノール、n−、イ
ソ−、sec−及びtert−ブタノールを含むのが好
ましい。本発明の方法の第2段階の溶媒としてエタノー
ルが特に好ましい。
【0028】本発明の第2段階を行う場合、反応温度は
広い範囲で変えることができる。使用温度は0℃−10
0℃であることができ、0℃−60℃が好ましく、0℃
−40℃が特に好ましい。
【0029】本発明の方法の第2段階を行うために、式
(II)の出発材料1モル当たり一般に0.9−1.5
モル、好ましくは1.0−1.2モルのヒドラジン(水
和物)を使用する。
【0030】方法の第1の変法の場合、上記に記載の通
りに単離した式(IV)の中間体を希釈剤、好ましくは
エタノール中に取り上げる。その後ヒドラジン(水和
物)をゆっくり量り込み、反応混合物を数時間撹拌す
る。冷却後、結晶生成物を一般に吸引濾過により単離す
ることができる。
【0031】方法の第2の変法の場合、方法の第1段階
を行った後、反応混合物にヒドラジン(水和物)を直接
加える、すなわち式(IV)の中間体の中間単離を省略
する。混合物を反応の終結まで撹拌し、通常の方法で仕
上げる(製造例を参照)。
【0032】方法の特に好ましい第3の変法の場合、メ
チレンクロリドを希釈剤として用いて上記の要領で方法
の第1段階を行う。その後混合物を蒸発により濃縮し、
残留物をエタノール中に取り上げ、ヒドラジン(水和
物)をそれに加える。その後反応混合物を反応の終結ま
で撹拌する。冷却後、生成物を吸引濾過により単離する
ことができる。しかし反応の終結後に混合物を蒸発さ
せ、残留物を例えば水などの他の溶媒と撹拌し、その後
混合物を吸引濾過するのも有利である(製造例を参
照)。
【0033】本発明の方法で製造する式(I)の置換ピ
ラゾリンは、有害生物防除剤(pesticide)の
製造における中間体として使用することができる(欧州
特許出願番号第438 690号を参照)。
【0034】式(I)の化合物の殺虫性最終生成物への
変換は、以下の例を用いて示すことができる:
【0035】
【化14】
【0036】
【実施例】製造例 実施例1
【0037】
【化15】
【0038】107g(1.05モル)のビス−ジチメ
ルアミノメタンを、900mlのジクロロメタン中の2
55g(1.0モル)のα−(4−クロロピラゾール−
1−イル)−4−クロロアセトフェノンの溶液に20℃
−25℃にて加える。その後混合物を90分間加熱還流
する。20℃に冷却後、55g(1.1モル)のヒドラ
ジンハイドレートを15分かけて滴下する。その後反応
混合物を20℃にて20分間、最後に5℃にて30分間
撹拌する。結晶生成物を吸引濾過により単離する。
【0039】115g(理論値の41%)の融点が17
6℃の3−(4−クロロフェニル)−4−(4−クロロ
ピラゾール−1−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピ
ラゾールを得る。
【0040】濾液を振り、有機相を分離し、各回200
mlの水で2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過
する。濾液を水流ポンプ真空下で蒸発させ、残留物をジ
イソプロピルエーテルと共に撹拌する。この方法で得た
結晶生成物を吸引濾過する。この方法でさらに47.2
g(理論値の17%)の上記の生成物を得る。
【0041】合計収量:162.2g(理論値の58
%)。
【0042】実施例2
【0043】
【化16】
【0044】450g(4.4モル)のビス−ジメチル
アミノメタンを、1020g(4.0モル)のα−(4
−クロロピラゾール−1−イル)−4−クロロアセトフ
ェノン及び1600mlのメチレンクロリドの混合物に
20℃−25℃で加える。反応混合物を15時間加熱還
流し、水流ポンプ真空下で蒸発させる。残る残留物を4
リットルのエタノール中に取り上げ、その後232g
(4.64モル)のヒドラジンハイドレートを混合物に
15分かけて滴下する。約30分後、透明な溶液が形成
され、さらに約30分後、生成物が結晶化し始める。混
合物を20℃−30℃で約5時間、その後10℃で約3
0分間撹拌する。その後結晶生成物を吸引濾過により単
離する。
【0045】983g(理論値の87%)の融点が17
6℃の3−(4−ロロフェニル)−4−(4−クロロピ
ラゾール−1−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラ
ゾールを得る。
【0046】実施例3
【0047】
【化17】
【0048】56.2g(0.55モル)のビス−ジメ
チルアミノメタンを、20℃にて143g(0.5モ
ル)のα−(4−クロロピラゾール−1−イル)−4−
ジフルオロメトキシアセトフェノン及び450mlのメ
チレンクロリドの混合物に加える。反応混合物を19時
間加熱還流し、その後水流ポンプ真空下で蒸発させる。
残る残留物を750mlのエタノール中に取り上げ、2
7g(0.54モル)のヒドラジンハイドレートで処理
すると内部温度が25℃から35℃に上昇する。反応混
合物をさらに5時間撹拌し、その後水流ポンプ真空下で
蒸発させる。残留物を1リットルの水と共に撹拌し、結
晶生成物を吸引濾過により単離する。
【0049】154g(理論値の98%)の融点が93
℃の3−(4−ジフルオロメトキシフェニル)−4−
(4−クロロピラゾール−1−イル)−4,5−ジヒド
ロ−1H−ピラゾールを得る。
【0050】式(IV)の中間体 実施例(IV−1)
【0051】
【化18】
【0052】143g(0.56モル)のα−(4−ク
ロロピラゾール−1−ル)−4−クロロアセトフェノ
ン、63g(0.62モル)のビス−ジメチルアミノメ
タン及び500mlのメチレンクロリドの混合物を15
時間加熱還流し、その後水流ポンプ真空下で蒸発させ
る。残留物を500mlのヘキサンと共に撹拌し、結晶
生成物を吸引濾過により単離する。
【0053】148g(理論値の85%)の融点が10
7℃のα−(4−クロロピラゾール−1−イル)−α−
ジメチルアミノメチル−4−クロロアセトフェノンを得
る。本発明の主たる特徴及び態様は以下の通りである。
【0054】1.第1段階で一般式(II)
【0055】
【化19】
【0056】[式中、R1及びR3は同一又は相異なり、
それぞれ場合により置換されていてもよいアリール又は
1−4個が窒素原子であり、残りが炭素原子である5又
は6員の場合により置換されていてもよい及び/又はベ
ンゾ−縮合されていてもよい複素環であり、R2は水素
又はアルキル、シクロアルキル又はアリールであり、該
基はそれぞれ場合により置換されていてもよい]の置換
ケトンを、場合により希釈剤の存在下に0℃−100℃
間の温度にて一般式(III)
【0057】
【化20】 (R42N−CH2−N(R42 (III) [式中、R4はアルキルである]のビス−ジアルキルア
ミノメタンと反応させ、この方法により形成される一般
式(IV)
【0058】
【化21】
【0059】[式中、R1、R2、R3及びR4は上記の意
味を有する]の置換ジアルキルアミノアルキルケトンを
場合により単離し、第2段階で場合により希釈剤の存在
下に0℃−100℃間の温度にてヒドラジン(水和物)
と反応させることを特徴とする一般式(I)
【0060】
【化22】
【0061】[式中、R1、R2及びR3は上記の意味を
有する]の置換ピラゾリンの製造法。
【0062】2.式(IV)のジアルキルアミノアルキ
ルケトン中間体を単離する第1項記載の方法。
【0063】3.式(I)において、R1及びR3が同一
又は相異なり、それぞれ場合によりハロゲン、シアノ、
ニトロ、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロゲノアル
キル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロゲノアル
コキシ、C1−C6−アルキルチオ、C1−C6−ハロゲノ
アルキルチオ、C1−C6−アルキルスルフィニル、C1
−C6−ハロゲノアルキルスルフィニル、C1−C6−ア
ルキルスルホニル、C1−C6−ハロゲノアルキルスルホ
ニル、ジ−(C1−C4−アルキル)−アミノ、C1−C2
−アルキレンジオキシ、C1−C2−ハロゲノアルキレン
ジオキシ、(場合によりハロゲン及び/又はC1−C4
ハロゲノアルキルにより置換されていてもよい)フェノ
キシ、又は(場合によりハロゲン及び/又はC1−C4
ハロゲノアルキルにより置換されていてもよい)フェニ
ルチオにより置換されていてもよいフェニル又はナフチ
ルであるか、又はそれぞれ場合によりハロゲン、シア
ノ、ニトロ、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロゲノ
アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロゲノ
アルコキシ、C1−C6−アルキルチオ、C1−C6−ハロ
ゲノアルキルチオ、C1−C6−アルキルスルフィニル、
1−C6−ハロゲノアルキルスルフィニル、C1−C6
アルキルスルホニル又はC1−C6−ハロゲノアルキルス
ルホニルにより置換されていてもよいピロール、ピラゾ
ール、イミダゾール、トリアゾール、ピリジン、ピリド
ン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン又はトリアジン
基であり、R2が水素、場合によりハロゲンにより置換
されていてもよいC1−C6−アルキル、場合によりハロ
ゲン及び/又はC1−C4−アルキルにより置換されてい
てもよいC3−C6シクロアルキル又は場合によりハロゲ
ン又はC1−C6−アルキルにより置換されていてもよい
フェニルである第1及び2項記載の一般式(I)の置換
ピラゾリンの製造法。
【0064】4.式(I)において、R1が場合により
ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C4−アルキル、C1
−C2−ハロゲノアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1
−C2−ハロゲノアルコキシ、C1−C4−アルキルチ
オ、C1−C2−ハロゲノアルキルチオ、C1−C4−アル
キルスルフィニル、C1−C2−ハロゲノアルキルスルフ
ィニル、C1−C4−アルキルスルホニル、C1−C2−ハ
ロゲノアルキルスルホニル、C1−C2−アルキレンジオ
キシ又はC1−C2−ハロゲノアルキレンジオキシで置換
されていてもよいフェニルであり、R2が水素であり、
3が各場合において窒素原子を経て結合し、場合によ
りハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C4−アルキル、C
1−C2−ハロゲノアルキル、C1−C4−アルコキシ、C
1−C2−ハロゲノアルコキシ、C1−C4−アルキルチオ
又はC1−C2−ハロゲノアルキルチオにより置換されて
いてもよいピラゾール又はピリドン基である第1及び2
項記載の一般式(I)の置換ビラゾリンの製造法。
【0065】5.第1反応段階を5℃−80℃で行う第
1−4項記載の方法。
【0066】6.式(II)の置換ケトン1モル当たり
0.9−1.5モルの式(III)のビス−ジアルキル
アミノメタンを用いる第1−5項記載の方法。
【0067】7.第2段階を不活性有機希釈剤の存在下
0℃−60℃の温度にて行う第1−6項記載の方法。
【0068】8.式(II)の出発材料1モル当たり
0.9−1.5モルのヒドラジン水和物を用いる第1−
7項記載の方法。
【0069】9.一般式(IV)
【0070】
【化23】
【0071】[式中、R1及びR3は同一又は相異なり、
それぞれ場合により置換されていてもよいアリール又は
1−4個が窒素原子であり、残りが炭素原子である5又
は6員の場合により置換されていてもよい及び/又はベ
ンゾ−縮合されていてもよい複素環であり、R2は水素
又はアルキル、シクロアルキル又はアリールであり、該
基のそれぞれは場合により置換されており、R4はアル
キルである]の置換ジアルキルアミノアルキルケトン。
【0072】10.一般式(II)
【0073】
【化24】
【0074】[式中、R1及びR3は同一又は相異なり、
それぞれ場合により置換されていてもよいアリール又は
1−4個が窒素原子であり、残りが炭素原子である5又
は6員の場合により置換されていてもよい及び/又はベ
ンゾ−縮合されていてもよい複素環であり、R2は水素
又はアルキル、シクロアルキル又はアリールであり、該
基はそれぞれ場合により置換されていてもよい]の置換
ケトンを、場合により希釈剤の存在下に0℃−100℃
間の温度にて一般式(III)
【0075】
【化25】 (R42N−CH2−N(R42 (III) [式中、R4はアルキルである]のビス−ジアルキルア
ミノメタンと反応させることを特徴とする一般式(I
V)
【0076】
【化26】
【0077】[式中、R1、R2、R3及びR4は前記の意
味を有する]の置換ジアルキルアミノアルキルケトンの
製造法。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1段階で一般式(II) 【化1】 [式中、R1及びR3は同一又は相異なり、それぞれ場合
    により置換されていてもよいアリール又は1−4個が窒
    素原子であり、残りが炭素原子である5又は6員の場合
    により置換されていてもよい及び/又はベンゾ−縮合さ
    れていてもよい複素環であり、R2は水素又はアルキ
    ル、シクロアルキル又はアリールであり、該基はそれぞ
    れ場合により置換されていてもよい]の置換ケトンを、
    場合により希釈剤の存在下に0℃−100℃間の温度に
    て一般式(III) 【化2】 (R42N−CH2−N(R42 (III) [式中、R4はアルキルである]のビス−ジアルキルア
    ミノメタンと反応させ、この方法により形成される一般
    式(IV) 【化3】 [式中、R1、R2、R3及びR4は上記の意味を有する]
    の置換ジアルキルアミノアルキルケトンを場合により単
    離し、第2段階で場合により希釈剤の存在下に0℃−1
    00℃間の温度にてヒドラジン(水和物)と反応させる
    ことを特徴とする一般式(I) 【化4】 [式中、R1、R2及びR3は上記の意味を有する]の置
    換ピラゾリンの製造法。
  2. 【請求項2】 一般式(IV) 【化5】 [式中、R1及びR3は同一又は相異なり、それぞれ場合
    により置換されていてもよいアリール又は1−4個が窒
    素原子であり、残りが炭素原子である5又は6員の場合
    により置換されていてもよい及び/又はベンゾ−縮合さ
    れていてもよい複素環であり、R2は水素又はアルキ
    ル、シクロアルキル又はアリールであり、該基のそれぞ
    れは場合により置換されており、R4はアルキルであ
    る]の置換ジアルキルアミノアルキルケトン。
  3. 【請求項3】 一般式(II) 【化6】 [式中、R1及びR3は同一又は相異なり、それぞれ場合
    により置換されていてもよいアリール又は1−4個が窒
    素原子であり、残りが炭素原子である5又は6員の場合
    により置換されていてもよい及び/又はベンゾ−縮合さ
    れていてもよい複素環であり、R2は水素又はアルキ
    ル、シクロアルキル又はアリールであり、該基はそれぞ
    れ場合により置換されていてもよい]の置換ケトンを、
    場合により希釈剤の存在下に0℃−100℃間の温度に
    て一般式(III) 【化7】 (R42N−CH2−N(R42 (III) [式中、R4はアルキルである]のビス−ジアルキルア
    ミノメタンと反応させることを特徴とする一般式(I
    V) 【化8】 [式中、R1、R2、R3及びR4は前記の意味を有する]
    の置換ジアルキルアミノアルキルケトンの製造法。
JP4352300A 1991-12-13 1992-12-11 置換ピラゾリン類の製造法 Pending JPH05255267A (ja)

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ES2087409T3 (es) 1996-07-16
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