JPH05255147A - 1、1−ジクロロ−1−フルオロエタンの精製方法 - Google Patents

1、1−ジクロロ−1−フルオロエタンの精製方法

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JPH05255147A
JPH05255147A JP5004155A JP415593A JPH05255147A JP H05255147 A JPH05255147 A JP H05255147A JP 5004155 A JP5004155 A JP 5004155A JP 415593 A JP415593 A JP 415593A JP H05255147 A JPH05255147 A JP H05255147A
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dichloro
fluoroethane
chlorine
hydrogen fluoride
crude
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Gilles Darago
ダラーゴ ジル
Philippe Krafft
クラッフ フィリップ
Jean-Pierre Catinat
ピエール カーティナ ジャン
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/38Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C17/395Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by treatment giving rise to a chemical modification of at least one compound

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸留によって容易に分離される飽和化合物を
生成させるために塩素化及びクロロフッ化した両方の不
飽和不純物を塩素で処理することによって急速で且つ
1、1−ジクロロ−1−フルオロエタンの著しい分解を
生じない未精製1、1−ジクロロ−1−フルオロエタン
の改良された精製方法を提供する。 【構成】 ルイス酸及びフッ化水素の存在下塩素で処理
し、次いで蒸留することによって未精製1、1−ジクロ
ロ−1−フルオロエタンを精製する方法であって、塩素
で処理する際に未精製1、1−ジクロロ−1−フルオロ
エタンとフッ化水素の混合物の少なくとも5重量%の割
合でフッ化水素を存在させることを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩素で処理し、次いで
蒸留することによって1、1−ジクロロ−1−フルオロ
エタンを精製するための改良方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1、1−ジクロロ−1−フルオロエタン
(HFA-141b) は部分的にハロゲン化されたクロロフッ化
炭化水素であり、オゾン層に有害な影響があると考えら
れるためにその製造と使用が次第に減少している完全に
ハロゲン化されたクロロフルオロカーボン(CFCs) の有
利な代替品であることが判明している。1、1−ジクロ
ロ−1−フルオロエタンの製造工程から得られる組成
は、副生成物や好ましくない不純物を含んでいる。これ
らの副生成物や不純物のいくらかは、蒸留によって簡単
に分離することができる。これは特に1−クロロ−1、
1−ジフルオロエタン及び1、1、1−トリフルオロエ
タン並びに反応中に生成したオリゴマーの場合である。
しかしながら、1、1−ジクロロ−1−フルオロエタン
は、通常不純物として1、1−ジクロロ−1−フルオロ
エタンの沸点範囲を示す少量の塩素化及び/又はクロロ
フッ化不飽和化合物を含み、その蒸留による分離は困難
であることが判明している。重要な不純物である塩化ビ
ニリデンの他に、精製される1、1−ジクロロ−1−フ
ルオロエタンに存在することができる不飽和不純物は、
主にシス及びトランス1、2−ジクロロ−1−フルオロ
エチレン、トランス1、2−ジクロロエチレン並びに微
量のジクロロアセチレン及び1−クロロ−1−フルオロ
エチレンである。Atochem による欧州特許出願第 0,42
0,709号は、処理される粗生成物の0.001〜1重量
%のルイス酸の存在下、一方が塩素及び/又は水素酸、
他方が塩化ビニリデンとのモル比が少なくとも1.2に
等しく且つ10までの範囲であることができる塩素及び
/又は水素酸と反応させ、次いで蒸留により分離するこ
とによって実質的に塩化ビニリデンとジクロロアセチレ
ンから1、1−ジクロロ−1−フルオロエタンを精製す
ることを記載している。大部分の実施例は、水素酸を存
在させずに塩素を用いて不純物の塩素化を記載してい
る。実施例9は、SbCl5 の存在下で2重量%の水素酸
(HCl+ HF)を含む1、1−ジクロロ−1−フルオロエタ
ンと1−クロロ−1、1−ジフルオロエタンの製造から
抽出した試料を9℃で3時間塩素化して70ppm 以下の
塩化ビニリデンを含む精製物を得ることを記載してい
る。従ってこの従来技術の方法は、ルイス酸及びフッ化
水素の存在下塩化ビニリデンからの急速な精製が可能で
はない。更に、ある場合には、塩素化処理が長くなると
濃度が最低限度を通過した後増大することがその上見ら
れたたために、シス及びトランス1、2−ジクロロ−1
−フルオロエチレンの除去は難しいと思われる。最後
に、この出願で勧められるような量でルイス酸を使用す
ると塩素化段階の下流で1、1−ジクロロ−1−フルオ
ロエタンの著しい分解を引き起こしてしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、蒸留によって容易に分離される飽和化合物を生成さ
せるために塩素化及びクロロフッ化した両方の不飽和不
純物を塩素で処理することによって急速で且つ1、1−
ジクロロ−1−フルオロエタンの著しい分解を生じない
未精製1、1−ジクロロ−1−フルオロエタンの改良さ
れた精製方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明はル
イス酸及びフッ化水素の存在下塩素で処理し、次いで蒸
留することによって未精製1、1−ジクロロ−1−フル
オロエタンを精製する方法に関し、フッ化水素は、塩素
で処理する際に未精製1、1−ジクロロ−1−フルオロ
エタンとフッ化水素の混合物の少なくとも5重量%の割
合で存在させる。本発明の驚くべき効果は、少量のフッ
化水素の存在下での塩素による処理段階の実施がフッ化
水素の存在しないときよりも良好な結果を与えないが、
未精製1、1−ジクロロ−1−フルオロエタンとフッ化
水素の混合物の少なくとも5重量%のフッ化水素の存在
下での不飽和不純物の塩素化は著しく速いという事実に
ある。ほとんどの場合、塩素による処理はフッ化水素の
少なくとも15重量%の存在下で行われる。塩素による
処理で用いられるフッ化水素の最大量は絶対的に重要で
はない。しかし、1、1−ジクロロ−1−フルオロエタ
ンの1−クロロ−1、1−ジフルオロエタンへの分解及
び精製処理の下流で過剰量のフッ化水素が再循環される
のを制限するために、フッ化水素は未精製1、1−ジク
ロロ−1−フルオロエタンとフッ化水素の混合物の50
重量%を超えないことが好ましい。実際に、必要とされ
るフッ化水素は、全部又は一部には、1、1−ジクロロ
−1−フルオロエタンの製造に用いた最初の過剰量のフ
ッ化水素によることができ、そのときから処理される未
精製1、1−ジクロロ−1−フルオロエタンに存在して
いる。次いで塩素による処理段階は、未反応フッ化水素
を予め分離せずに、場合によっては未精製1、1−ジク
ロロ−1−フルオロエタンに含まれる未反応不純物を1
段階で塩素化する場合フッ化水素を添加せずに行うこと
ができる。
【0005】更に、使用されるルイス酸の量は、本段階
の下流で、特に次の蒸留段階で1、1−ジクロロ−1−
フルオロエタンの過度の分解を防止するために処理され
る未精製1、1−ジクロロ−1−フルオロエタンの10
ppm 以下であることが有利である。使用されるルイス酸
の量は、0.15ppm ほどの少量であることができる。
この量は極めて低いが、不飽和不純物の全ての塩素化を
達成するために不可欠なルイス酸の存在は保たれてい
る。好ましくは、少なくとも1.5ppm のルイス酸が使
用される。本発明のもう1つの驚くべき態様は、そのよ
うな少量のルイス酸の使用が1、1−ジクロロ−1−フ
ルオロエタンを不飽和不純物から精製するために非常に
有効であることを明らかにするという事実にある。ルイ
ス酸のごく少量が使用されので、本発明による方法は更
に、酸性水溶液で洗浄するか又はそれ以後の段階の前に
複合することによってルイス酸除去のための段階を不要
にするという利点があるが、そのような段階は、塩素に
よる処理がかなりの量のルイス酸の存在下で行われる場
合、1、1−ジクロロ−1−フルオロエタンの分解及び
不飽和不純物の再現を防止するために必要である。一般
的に、ルイス酸は FeCl3、SnCl4 、SbCl5 、MoCl5 、Ti
Cl4 及びそれらの混合物から選択される。 FeCl3を使用
することが好ましい。ルイス酸は、種々の形及び種々の
方法で加えることができる。特に未精製1、1−ジクロ
ロ−1−フルオロエタン流れの留分に溶解するか又は他
の溶媒、特にテトラクロロメタン、トリクロロメタン又
は1、2−ジクロロエタンの溶液として加えることがで
きる。本発明により必要とされるごく少量のルイス酸
は、全部又は一部分は、場合によっては外部補給を必要
としないでプラントから出る金属から生成することがで
きる。特に FeCl3はプラントから出る鉄からその場で生
成させることができる。特にプラントが例えばフッ化水
素の少なくとも1個の再循環ループを含む場合このよう
にして生成させることができる。この場合、本発明で許
容される量を超えないようにまた前述の欠点を生じない
ようにプラントで循環している鉄の量をモニターするこ
とが望ましい。塩素は、塩素化される不飽和不純物の過
剰量で加えられる。一般的に、塩素による処理は、処理
される未精製1、1−ジクロロ−1−フルオロエタンの
重量の少なくとも0.1重量%の塩素の存在下で行われ
る。ほとんどの場合、塩素の割合は12%を超えない。
少なくとも1.5重量%の塩素を使用することが好まし
い。使用される塩素の割合は、好ましくは処理される未
精製1、1−ジクロロ−1−フルオロエタンの重量の8
重量%以下であることが有利である。
【0006】塩素による処理は、通常少なくとも0℃の
温度で行うことができる。良好な塩素化速度を得るため
に、少なくとも60℃の温度で処理することが好まし
い。1、1−ジクロロ−1−フルオロエタンの1、1、
2−トリクロロ−1−フルオロエタンへの著しい分解及
びシス及びトランス1、2−ジクロロ−1−フルオロエ
チレンの再生を防止するために、90℃の温度を超えな
いことが特に好ましい。塩素による処理は、大気圧下又
は大気圧以上の圧力下で行うことができる。この圧力
は、自然圧又はヘリウムのような不活性ガスの導入によ
って生じるより高い圧力であることができる。本発明に
従って許容される操作条件によって、塩素化及びクロロ
フッ化不飽和不純物の実際上完全な塩素化は、1〜60
分の処理時間で行うことができる。塩素による処理は、
少なくとも2分間維持することが好ましい。1、1−ジ
クロロ−1−フルオロエタンの分解及びシス及びトラン
ス1、2−ジクロロ−1−フルオロエチレンの再生を制
限するために、30分を超えないことが好ましい。約1
5分の処理時間で優れた結果が認められる。媒体中 FeC
l3の過剰量が生成することを特に回避するために、塩素
化反応器及び装置の下流は、Monel 、Inconel 及びHast
elloy 合金のような耐食性の材料で製造されることが好
ましい。塩素による処理の後、蒸留により、無機物、実
質的に場合によっては再循環することができるフッ化水
素及び未反応塩素、更に1、1−ジクロロ−1−フルオ
ロエタンより軽いあるいは重い化合物また塩素による処
理の際に初めに存在したあるいは生成した化合物を除去
して高純度1、1−ジクロロ−1−フルオロエタンを得
る。本発明を具体的に説明するために実施例1を示す
が、限定するものではない。参考例1及び2は参考とし
て示される。
【0007】実施例1 3.8ppm の FeCl3を含む精製される1、1−ジクロロ
−1−フルオロエタン253g を攪拌機を備え、予め−
35℃に冷却し、1, 500Paの真空にかけた0.5リ
ットルの Hastelloy合金製のオートクレーブに入れる。
ステンレススチール製のシリンダーで予め室温に維持し
たフッ化水素120g をこれに加える。従って未精製
1、1−ジクロロ−1−フルオロエタンとフッ化水素の
混合物は、32重量%のフッ化水素を含む。次いで反応
器を予熱した恒温制御浴に浸してこの混合物を55℃ま
で上げる。この段階の圧力は5.105Pa である。次い
でシリンダーの塩素9.6g を加える。温度が65℃に
変わり、この温度に維持するが、試験中自然圧が高ま
り、15分後約7.5.105Pa に達する。試料をディ
ップパイプを用いて引き出す。これらを直接重炭酸ナト
リウム飽和水溶液と四塩化炭素からなる2相混合液を含
有する分液漏斗に集める。分離し、CaCl2 で乾燥した
後、有機層を気相クロマトグラフィーによって分析す
る。表1は、1、1−ジクロロ−1−フルオロエタンと
フッ化水素の最初の混合物中及び塩素導入15分後の塩
素化及びクロロフッ化不純物の(1、1−ジクロロ−1
−フルオロエタンに相対する)内容物を示す。
【0008】
【表1】 ─────────────────────────────────── 濃度(mg/kg HFA-141b) ─────────── 開始反応 処理後 混合物 t = 15 分 ─────────────────────────────────── 塩化ビニリデン 2250 < 3 ジクロロアセチレン 2 < 3 トランス1、2−ジクロロエチレン 187 < 3 シス1、2−ジクロロ−1−フルオロエチレン 105 < 3 トランス1、2−ジクロロ−1−フルオロエチレン 104 < 3 1−クロロ−1−フルオロエチレン 6 < 3 1−クロロ−1、1−ジフルオロエタン 12 2060 ───────────────────────────────────
【0009】15分処理しただけで、試験した不飽和不
純物の各々、特に塩化ビニリデンはppm 以下でしか混合
物に残らない。蒸留によって1、1−ジクロロ−1−フ
ルオロエタンから容易に分離される1−クロロ−1、1
−ジフルオロエタンの生成も見られる。次いで蒸留によ
り高純度1、1−ジクロロ−1−フルオロエタンを容易
に得ることができる。
【0010】参考例1 3.2ppm の FeCl3を含む精製される1、1−ジクロロ
−1−フルオロエタン380g を攪拌機を備え、予め−
35℃に冷却し、1, 500Paの真空にかけた0.5リ
ットルの Hastelloy合金製のオートクレーブに入れる。
フッ化水素はこれに加えない。次いで反応器を予熱した
恒温制御浴に浸してこの混合物を58℃まで上げる。こ
の段階の圧力は2.2.105Pa である。次いでシリン
ダーの塩素16g を加える。温度が65℃に変わり、こ
の温度に維持するが、試験中自然圧が高まり、15分後
約3.8.105Pa に達する。試料をディップパイプを
用いて引き出す。これらを直接重炭酸ナトリウム飽和水
溶液を含有する分液漏斗に集める。分離し、CaCl2 で乾
燥した後、有機層を気相クロマトグラフィーによって分
析する。表2は、1、1−ジクロロ−1−フルオロエタ
ンの最初の混合物中及び塩素導入15分後の塩素化及び
クロロフッ化不純物の(1、1−ジクロロ−1−フルオ
ロエタンに相対する)内容物を示す。
【0011】
【表2】 ─────────────────────────────────── 濃度(mg/kg HFA-141b) ─────────── 開始反応 処理後 混合物 t = 15 分 ─────────────────────────────────── 塩化ビニリデン 2200 660 ジクロロアセチレン 3 1 トランス1、2−ジクロロエチレン 190 77 シス1、2−ジクロロ−1−フルオロエチレン 106 51 トランス1、2−ジクロロ−1−フルオロエチレン 112 64 1−クロロ−1−フルオロエチレン 5 2 1−クロロ−1、1−ジフルオロエタン 13 7 ───────────────────────────────────
【0012】参考例2 4.6ppm の FeCl3を含む精製される1、1−ジクロロ
−1−フルオロエタン381g を攪拌機を備え、予め−
35℃に冷却し、1, 500Paの真空にかけた0.5リ
ットルの Hastelloy合金製のオートクレーブに入れる。
ステンレススチール製のシリンダーで予め室温に維持し
たフッ化水素2g をこれに加える。従って未精製1、1
−ジクロロ−1−フルオロエタンとフッ化水素の混合物
は、0.5重量%のフッ化水素を含む。次いで反応器を
予熱した恒温制御浴に浸してこの混合物を60℃まで上
げる。この段階の圧力は3.2.105Pa である。次い
でシリンダーの塩素22.9g を加える。温度が65℃
に変わり、この温度に維持するが、試験中自然圧が高ま
り、15分後約4.5.105Pa に達する。試料をディ
ップパイプを用いて引き出す。これらを直接重炭酸ナト
リウム飽和水溶液と四塩化炭素からなる2相混合液を含
有する分液漏斗に集める。分離し、CaCl2 で乾燥した
後、有機層を気相クロマトグラフィーによって分析す
る。表3は、1、1−ジクロロ−1−フルオロエタンと
フッ化水素の最初の混合物中及び塩素導入15分後の塩
素化及びクロロフッ化不純物の(1、1−ジクロロ−1
−フルオロエタンに相対する)内容物を示す。
【0013】
【表3】 ─────────────────────────────────── 濃度(mg/kg HFA-141b) ─────────── 開始反応 処理後 混合物 t = 15 分 ─────────────────────────────────── 塩化ビニリデン 1965 935 ジクロロアセチレン 14 < 3 トランス1、2−ジクロロエチレン 158 109 シス1、2−ジクロロ−1−フルオロエチレン 101 94 トランス1、2−ジクロロ−1−フルオロエチレン 122 94 1−クロロ−1−フルオロエチレン 7 3 1−クロロ−1、1−ジフルオロエタン 14 12 ───────────────────────────────────
【0014】本発明による実施例1の結果と参考として
示した参考例2及び3の結果の比較は、一方では本発明
による方法の著しい効率の証明となり、他方ではフッ化
水素を存在させないもの(参考例1)が本発明による方
法で使用したものより少ないフッ化水素の量を存在させ
て得たものより(参考例2)良好な結果を生じる程度ま
で本発明による方法が驚くべき結果をもたらす証明とな
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィリップ クラッフ フランス エフ−39500 タヴォー リュ ー ゲイ リュサック 11 (72)発明者 ジャン ピエール カーティナ ベルギー ベー7130 バンシュ リュー ド ラ レジスタンス 93

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルイス酸及びフッ化水素の存在下塩素で
    処理し、次いで蒸留することによって未精製1、1−ジ
    クロロ−1−フルオロエタンを精製する方法であって、
    塩素で処理する際に未精製1、1−ジクロロ−1−フル
    オロエタンとフッ化水素の混合物の少なくとも5重量%
    の割合でフッ化水素を存在させることを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】 塩素で処理する際に未精製1、1−ジク
    ロロ−1−フルオロエタンとフッ化水素の混合物の少な
    くとも15重量%の割合でフッ化水素を存在させること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 塩素で処理する際に存在させるフッ化水
    素が未精製1、1−ジクロロ−1−フルオロエタンとフ
    ッ化水素の混合物の50重量%を超えない請求項1又は
    2記載の方法。
  4. 【請求項4】 塩素による処理が未精製1、1−ジクロ
    ロ−1−フルオロエタンの10ppm 以下のルイス酸の存
    在下で行われる上記請求項いずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 塩素による処理が未精製1、1−ジクロ
    ロ−1−フルオロエタンの少なくとも0.15ppm のルイ
    ス酸の存在下で行われる上記請求項いずれか1項に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 ルイス酸が FeCl3である上記請求項いず
    れか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 塩素による処理が未精製1、1−ジクロ
    ロ−1−フルオロエタンの重量の0.1〜12重量%の塩
    素の存在下で行われる上記請求項いずれか1項に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 塩素による処理が0〜90℃の温度で行
    われる上記請求項いずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 塩素による処理が30分を超えない上記
    請求項いずれか1項に記載の方法。
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