JPH05255043A - ネイル化粧料 - Google Patents

ネイル化粧料

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JPH05255043A
JPH05255043A JP6534591A JP6534591A JPH05255043A JP H05255043 A JPH05255043 A JP H05255043A JP 6534591 A JP6534591 A JP 6534591A JP 6534591 A JP6534591 A JP 6534591A JP H05255043 A JPH05255043 A JP H05255043A
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JP
Japan
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nail
group
resin
formula
fumarate
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JP6534591A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Amaya
直之 天谷
Shinji Nakada
伸治 中田
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 アルキル基およびシロキサニル基を有するポ
リフマル酸ジエステルモノマー単位を60モル%以上含有
する共重合樹脂を含む、気体透過性の良好なネイル化粧
料。 【効果】 気体透過性の樹脂を使用するので、爪の呼吸
に必要な酸素、水蒸気等が十分に透過し、3日以上爪に
塗布したままで爪が重く感じられず、使用感が優れてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はネイル化粧料に関するも
のであって、より詳細には気体透過性に優れた樹脂を使
用することにより、連続装用における不快感のないネイ
ル化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】ネイルエナメルの構成成分は、皮膜形成
成分、溶剤成分、着色成分、沈降防止成分に分類され、
ネイルエナメルの性質は皮膜形成成分中のニトロセルロ
ース及びエナメル樹脂により大きく依存している。特に
ネイルエナメルは「はがれにくいこと」が最も重要であ
り、この性質を付与するものとしてエナメル樹脂がある
が、塗膜の強度及び光沢に関してこの樹脂の果たす役割
は非常に大きなものがあり、多くの工夫がなされてい
る。
【0003】1930年代に、ニトロセルロースフィルムに
光沢を与え、石鹸水に対する抵抗性を増大させるものと
して、「スルホンアミド−ホルムアミド」タイプ(サン
トライト) の樹脂が開発され、長期にわたり使用されて
きたが、この樹脂の安全性の観点から日本では昭和47年
以降使用されなくなっており、これに替わる各種の樹脂
が開発された。例えば、アクリル系エステル樹脂を配合
したもの(特公昭46-43400号) 、シュークローズアセテ
ートイソブチレートを配合したもの(特公昭52-139732
号)、ポリエステル樹脂を配合したもの(特公昭53-187
42号)、変性アルキッド樹脂を配合したもの(特公昭57
-27082号)等を挙げることができる。
【0004】しかしながら、これらの発明はネイルエナ
メルの爪に対する接着性(はがれにくさ)、耐水性、耐
傷性、塗膜の均一性等の観点から開発されたものであ
り、爪の性質(爪の呼吸)を考慮して作られたものでは
ない。今日のようにネイルエナメルを日常的に用いるよ
うになると、それに伴い各種の問題が現れ始めてきた。
それはネイルエナメルの問題ではなく、ネイル化粧自身
に関するものと思われる。例えば毎朝エナメルを付け、
帰宅後あるいは寝る前にネイルリムーバーを用いてエナ
メルを落とさなければならないが、その際に、爪に含ま
れている脂肪分も一緒に落としてしまい、爪の表面の光
沢がなくなるばかりか、爪荒れが激しく、新たにネイル
ケアをする必要が生じてきている。これを解決するため
に、エナメル自身の改良、あるいはネイルリムーバーの
溶液を温和なものに替えるなどの方法がとられている。
さらにはネイルリムーバーで処理後、さらにオイル等を
塗布して爪の保護を行うことなどが行われているが、根
本的な解決方法となっていない。すなわち、ネイルリム
ーバーの優れたものが開発されたとしても、ネイルエナ
メルの除去の回数が減ったわけでなく、あるいは優れた
ネイルケア方法が開発されたとしても、ネイルケアの煩
わしさは依然として残っている。
【0005】一方、爪の性質を考慮したネイルエナメル
として気体透過性樹脂が一部で検討されてきており、例
えば、シリコン樹脂またはシリコン系アクリレートコポ
リマー樹脂を配合した酸素ガス透過性のマニキュア剤
(特開昭59−199621)が発明されているが、シリコン系
樹脂であるために光沢性、表面硬度等ネイルエナメルに
必要な性質が損なわれるなど多くの問題があり、さらに
は化粧用に使用が許可されている溶剤に可溶なシリコン
樹脂が限られているため、塗布用エナメルをネイルエナ
メルとして使用するにはかなりの改良が必要である。ま
たシリコン樹脂類は一般に剥離剤に使用されていること
から判るように、爪に対する接着性が乏しいためにネイ
ルエナメルとして用いた場合には問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来から使用されてい
るニトロセルロースはネイルエナメルに必要な性質、例
えば、表面硬度が高く、塗膜の強度も十分あり、水など
に溶解または膨潤せず、しかも化粧品に使用される低沸
点溶剤に溶解し、刷毛塗りが可能であるなど優れた素材
である。しかしながら、気体透過性はかなり低く、爪の
呼吸といった生理作用を考慮した場合には好ましくな
く、特に長期にわたってネイルエナメルをつけたままに
することは爪にとっては大きな問題である。したがっ
て、爪の呼吸に必要な酸素、水蒸気等を十分に透過する
ことができる樹脂であって、ネイルエナメルとして必要
な性能、例えば表面硬度、接着性、光沢性等に優れ、し
かも化粧用に許可されている比較的低沸点の溶剤に可溶
な樹脂であれば前記欠点が改良される。
【0007】これらの点に注目して鋭意研究した結果、
枝分れしたアルキル基ならびにシロキサニル基を有する
ポリフマル酸ジエステルが気体透過性に優れ、しかもこ
の樹脂がネイルエナメル樹脂として必要な各種の性能を
有し、さらに本樹脂を用いたネイルエナメルは長時間爪
に塗布したままでも不快感を覚えず、爪に対してなんら
問題がないことを見出し本発明を完成した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の一般
式、
【0009】
【化4】
【0010】(但し、式(1)中のR1 基は炭素数3以
上の枝分れアルキル基、炭素数4以上のシクロアルキル
基、炭素数3以上の枝分れアルキル基または炭素数4以
上のシクロアルキル基を有する芳香族基、もしくは、そ
れらの組み合わせによる基を示し、R2 基は、
【0011】
【化5】
【0012】を示し、前記X、YおよびZは同一もしく
は異なる基であって、メチル基、
【0013】
【化6】
【0014】のいずれかを示し、nは1〜3の整数を示
す)で表されるフマル酸ジエステルモノマー単位を60モ
ル%以上含有する共重合体からなる樹脂であって、その
気体透過性が酸素の気体透過係数の値で、5×10-10(cm
3(STP)・cm/cm2・sec ・cmHg)(25 ℃)以上の数値を有
する気体透過性樹脂を含有することを特徴とするネイル
化粧料である。
【0015】以下本発明に関してさらに詳細に説明す
る。前記一般式(1)で示される重合体としては、例え
ば、フマル酸イソプロピル−トリメチルシリルプロピ
ル、フマル酸sec −ブチル−トリメチルシリルプロピ
ル、フマル酸イソブチル−トリメチルシリルプロピル、
フマル酸tert−ブチル−トリメチルシリルプロピル、フ
マル酸tert−アミル−トリメチルシリルプロピル、フマ
ル酸3−ペンチル−トリメチルシリルプロピル、フマル
酸2,3−ジメチル−2−ブチル−トリメチルシリルプ
ロピル、フマル酸3−ペンチル−ペンタメチルジシロキ
サニルプロピル、フマル酸シクロペンチル−ペンタメチ
ルジシロキサニルプロピル、フマル酸4−tert−ブチル
−シクロヘキシル−ペンタメチルジシロキサニルプロピ
ル、フマル酸イソプロピル−トリストリメチルシロキシ
シリルプロピル、フマル酸−sec −ブチル−トリストリ
メチルシロキシシリルプロピル、フマル酸イソブチル−
トリストリメチルシロキシシリルプロピル、フマル酸te
rt−アミル−トリストリメチルシロキシシリルプロピ
ル、フマル酸3−ペンチル−トリストリメチルシロキシ
シリルプロピル、フマル酸2,3−ジメチル−2−ブチ
ル−トリストリメチルシロキシシリルプロピル、フマル
酸3−ペンチル−トリストリメチルシロキシシリルプロ
ピル等のフマル酸ジエステル類の単独重合体を例示する
ことができる。
【0016】一方、フマル酸ジエステル骨格を有する共
重合体としては、前記フマル酸ジエステル類と共重合が
可能な各種のビニルモノマー、例えば、スチレン、α−
メチルスチレン、4−クロロメチルスチレン、4−メチ
ルスチルレン、パーフルオロアルキルプロピオン酸ビニ
ル、ピバリン酸ビニル、安息香酸ビニル等のビニルエス
テル類、ビニルエーテル類、(メタ)アクリル酸エステ
ル類等との共重合体を挙げることができる。これらの共
重合体の合成方法、即ち、フマル酸ジエステル骨格を有
する共重合体の合成は、一般に用いられているラジカル
重合体法により容易に行うことができる。即ち、ラジカ
ル重合開始剤、例えばアゾビスイソヒブチロニトリルや
アゾビスシクロヘキサンカルボニトリル、アゾビスバレ
ロニトリル等のアゾ系のラジカル重合開始剤あるいは過
酸化ベンゾイル、tert−ブチルヒドロパ−オキシド、ク
メンパ−オキシド、ジアシルパ−オキシド等の有機過酸
化物系のラジカル重合開始剤または過硫酸アンモニウ
ム、過硫酸カリウムのような無機系のラジカル重合開始
剤、あるいはその他の多数のラジカル重合開始剤系を用
いて行うことができる。
【0017】こうして得られたフマル酸ジエステル単位
を少なくとも60モル%以上含み、しかも得られる重合体
もしくは共重合体の気体透過性は、すべて少なくとも酸
素の気体透過係数の値で、5×10-10 (cm3(S.T.P.)・cm
/cm2・sec ・cmHg)(25℃)以上の数値を有するこれらの
樹脂がネイル化粧料として適している。すなわち、前記
高気体透過性の樹脂を沸点 150℃以下の低沸点溶媒、例
えばエチルアルコール、イソプロピルアルコール、メチ
ルセルソルブ、アセトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、ト
ルエンなどに溶解させ、さらに顔料、染料、パール剤、
香料、酸化防止剤、沈降防止剤等、公知の化粧品材料を
適宜加えて、ネイル化粧料とすることができる。
【0018】
【発明の効果】このようにして得られたネイル化粧料を
実際に爪に塗布してその使用感、長期にわたる感触等を
調べた結果、本発明のネイル化粧料は、爪に直接塗布す
ることができ、塗膜が容易に乾燥して、傷や指紋、衣類
の跡等がつかず、仕上がりが美しく、安定性、色調安定
性、重ね塗りのし易さ、光沢、匂いなど、従来から用い
られてきたニトロセルロースを主成分とするネイル化粧
料と同程度の性能を有することが判明した。しかも、こ
のネイル化粧料は酸素および水蒸気透過性が良好であ
り、3日以上爪に塗布したままでも爪が重く感じられる
ようなことがなく、なんら不快感を覚えないことが明ら
かになった。
【0019】
【実施例】本発明について実施例を用いてさらに詳しく
説明する。なお実施例中の配合の単位はすべて重量単位
である。またネイルエナメルの評価試験方法は次のよう
にして行った。気体透過性ネイルエナメルの性能評価
は、従来から高分子の気体透過性を評価する方法として
用いられている高真空法による気体透過性測定を行い性
能を評価した。即ち、平滑なシャーレにネイルエナメル
溶液を入れ、ゆっくりと溶剤を蒸発させて、欠陥のない
厚さ50μm 程度のフィルムを作成し、十分減圧乾燥した
のち、酸素の気体透過性を測定した。
【0020】鉛筆硬度は、JISK5400「塗料一般試験
方法」に準じて測定した。ただし、おもりの荷重は300g
とし、ナイロン板にネイルエナメルを均一に塗布し、室
温にて24時間風乾後、鉛筆硬度を測定した。可撓性は、
ナイロン板(厚さ0.5 ×幅15mm×長さ40mm)にネイルエ
ナメルを均一に塗布し、室温にて24時間風乾後、上記ナ
イロン板の両端同士を重ね合わせ、180 度折り曲げる操
作を繰り返し亀裂の発生状態により、◎は優、○は良、
△は可、×は不可の判定を行った。
【0021】密着性は、ナイロン板にネイルエナメルを
均一に塗布し、室温にて24時間風乾後、縦横十文字に2
mm間隔で各11本の線をナイフでつけ、幅25mmの粘着性の
セロファンテープを圧着しながら貼り付け、このセロフ
ァンテープを一気に引き剥がし、引き剥がされたネイル
エナメル皮膜の数により接着性の評価を行った。即ち引
き剥がされた皮膜の数が5枚以下の場合を優(◎) 、6
〜10枚を良(○)、11〜30枚を可(△)、30枚以上の場
合を不可(×) とした。
【0022】光沢性は、ガードナー型光沢計を用い、入
射角20度、45度及び75度の鏡面光沢度を測定することに
より判定した。即ち、平滑なガラス板にネイルエナメル
を均一に塗布し、室温にて24時間風乾後、上記3種の鏡
面反射強度を100 として、各入射角の鏡面光沢度とし
た。ここで光沢度の評価は、3種の鏡面光沢度の平均値
が50以下の場合を可(△)、51〜55の場合を良(○)、
56以上の場合を優(◎)で示した。
【0023】装用感は、実施例及び比較例で作成したネ
イルエナメルを10人の女性モニターの爪に塗布し、1日
過ぎた後の装用感を次のような基準で評価した。即ち、
10人のモニター中、8人以上が良いと感じたものを優
(◎)、4人以上が良いと感じたものを良(○)、少な
くとも1人が良いと感じたものを可(△)、全員が良い
と感じなければ不可(×)と判定した。
【0024】実施例1 酸素透過係数(PO2) が PO2=6.52×10-9(cm3 (STP)・cm
/cm2・sec ・cmHg) である、フマル酸tert−ブチル−ト
リメチルシリルプロピルとピバリン酸ビニル(10モル
%) の共重合体(数平均分子量約14万) 35部、酢酸n−
ブチル25部、酢酸エチル15部、アセトン10部、イソプロ
ピルアルコール5部、エタノール10部、さらに酸化防止
剤、沈降防止剤、着色料等を適宜添加して、ネイルエナ
メルを作成した。
【0025】ネイルエナメルの硬度、可撓性、密着性、
光沢性、及び気体透過性を調べた。それらの特性値を表
1に示す。比較例として表2の配合で作成したニトロセ
ルロース製のネイルエナメルの特性値もあわせて示す。 実施例2 酸素透過係数(PO2) が PO2=4.34×10-9(cm3 (STP)・cm
/cm2・sec ・cmHg) である、フマル酸イソプロピル−ト
リメチルシリルプロピルと酢酸ビニル (10モル%) の共
重合体(数平均分子量約20万)35部を用いた他は、実施
例1と同様に行い、ネイルエナメルを作成した。
【0026】ネイルエナメルの硬度、可撓性、密着性、
光沢性、及び気体透過性を調べた。それらの特性値を表
1にまとめた。 実施例3 酸素透過係数(PO2) が PO2=3.04×10-9(cm3 (STP)・cm
/cm2・sec ・cmHg) である、フマル酸イソブチル−トリ
メチルシリルプロピルと酢酸ビニル (10モル%) の共重
合体(数平均分子量約20万)35部を用いた他は、実施例
1と同様に行いネイルエナメルを作成した。
【0027】ネイルエナメルの硬度、可撓性、密着性、
光沢性、及び気体透過性を調べた。それらの特性値を表
1にまとめた。 実施例4 酸素透過係数(PO2) が PO2=1.83×10-9(cm3 (STP)・cm
/cm2・sec ・cmHg) である、フマル酸シクロヘキシル−
トリメチルシリルプロピルとピバリン酸ビニル(39 モル
%) の共重合体(数平均分子量約16万)35部を用いた他
は、実施例1と同様に行い、ネイルエナメルを作成し
た。
【0028】ネイルエナメルの硬度、可撓性、密着性、
光沢性、及び気体透過性を調べた。それらの特性値を表
1にまとめた。 実施例5 酸素透過係数(PO2) が PO2=2.24×10-9(cm3 (STP)・cm
/cm2・sec ・cmHg) である、フマル酸tert−ブチル−ト
リメチルシリルプロピルとスチレン(20モル%)の共重
合体(数平均分子量約24万)35部を用いた他は、実施例
1と同様に行いネイルエナメルを作成した。
【0029】ネイルエナメルの硬度、可撓性、密着性、
光沢性、及び気体透過性を調べた。それらの特性値を表
1にまとめた。 実施例6 酸素透過係数(PO2) が PO2=1.85×10-9(cm3 (STP)・cm
/cm2・sec ・cmHg) である、フマル酸tert−ブチル−ト
リメチルシリルプロピル(20モル%)とフマル酸イソブ
チル−トリメチルシリルプロピル (80モル%) のラジカ
ル共重合体(数平均分子量約15万)35部を用いた他は、
実施例1と同様に行い、ネイルエナメルを作成した。
【0030】ネイルエナメルの硬度、可撓性、密着性、
光沢性、及び気体透過性を調べた。それらの特性値を表
1にまとめた。 実施例7 酸素透過係数(PO2) が PO2=1.68×10-9(cm3 (STP)・cm
/cm2・sec ・cmHg) である、フマル酸イソプロピル−ト
リストリメチルシロキシシリルプロピルと2,2−ジメ
チルブタン酸ビニルエステル(25モル%)の共重合体
(数平均分子量約35万) 35部を用いた他は、実施例1と
同様に行い、ネイルエナメルを作成した。
【0031】ネイルエナメルの硬度、可撓性、密着性、光沢
性、及び気体透過性を調べた。それらの特性値を表1に
まとめた。 実施例8 酸素透過係数(PO2) が PO2=1.48×10-9(cm3 (STP)・cm
/cm2・sec ・cmHg) である、フマル酸tert−ブチル−ト
リストリメチルシロキシシリルプロピルとスチレン(15
モル%)の共重合体(数平均分子量約32万)35部を用い
た他は、実施例1と同様に行い、ネイルエナメルを作成
した。
【0032】ネイルエナメルの硬度、可撓性、密着性、
光沢性、及び気体透過性を調べた。それらの特性値を表
1にまとめた。 実施例9 酸素透過係数(PO2) が PO2=1.34×10-9(cm3 (STP)・cm
/cm2・sec ・cmHg) である、フマル酸3−ペンチル−ペ
ンタメチルジシロキサニルプロピルと酢酸ビニル(35モ
ル%)の共重合体(数平均分子量約17万) 35部を用いた
他は、実施例1と同様に行い、ネイルエナメルを作成し
た。
【0033】ネイルエナメルの硬度、可撓性、密着性、
光沢性、及び気体透過性を調べた。それらの特性値を第
1表にまとめた。 比較例 代表的なニトロセルロースを皮膜形成剤とするネイルエ
ナメルを、下記の配合割合で調製し、実施例1と同様の
性能評価を行った。それらの結果も併せて表1にまとめ
た。 ニトロセルロース 16.3部 アルキッド樹脂(荒川化学工業製、アラキード400T) 12.5部 ジブチルフタレート 6.2部 カンファー 2 部 酢酸エチル 5 部 酢酸n−ブチル 30 部 イソプロピルアルコール 2 部 トルエン 24 部 顔料、酸化防止剤、香料など 2 部 計 100 部
【0034】
【表1】
【0035】* PO2×10-10cm3 (STP)・cm/cm2・sec ・
cmHg (25℃)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式: 【化1】 (但し、式(1)中のR1 基は炭素数3以上の枝分れア
    ルキル基、炭素数4以上のシクロアルキル基、炭素数3
    以上の枝分れアルキル基または炭素数4以上のシクロア
    ルキル基を有する芳香族基、もしくは、それらの組み合
    わせによる基を示し、R2 基は、 【化2】 を示し、前記X、YおよびZは同一もしくは異なる基で
    あって、メチル基、 【化3】 のいずれかを示し、nは1〜3の整数を示す)で表され
    るフマル酸ジエステルモノマー単位を60モル%以上含有
    する共重合体からなる樹脂であって、その気体透過性が
    酸素の気体透過係数の値で、5×10-10(cm3(STP)・cm/c
    m2・sec ・cmHg)(25 ℃)以上の数値を有する気体透過
    性樹脂を含有することを特徴とするネイル化粧料。
JP6534591A 1991-03-07 1991-03-07 ネイル化粧料 Pending JPH05255043A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018056472A1 (en) * 2016-09-23 2018-03-29 Menicon Co., Ltd. Cosmetic composition for nails, method of using same, and cosmetic resin for nails

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