JPH05254Y2 - - Google Patents
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- JPH05254Y2 JPH05254Y2 JP18509886U JP18509886U JPH05254Y2 JP H05254 Y2 JPH05254 Y2 JP H05254Y2 JP 18509886 U JP18509886 U JP 18509886U JP 18509886 U JP18509886 U JP 18509886U JP H05254 Y2 JPH05254 Y2 JP H05254Y2
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- cushion
- pressure
- cylinder
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- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
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- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はプレス機械により深絞り加工して後の
製品を上金型の上昇よりも遅らせて下金型から分
離上昇させるプレス機械の空圧式ダイクツシヨン
パツド上昇遅延装置に関するものである。
製品を上金型の上昇よりも遅らせて下金型から分
離上昇させるプレス機械の空圧式ダイクツシヨン
パツド上昇遅延装置に関するものである。
(従来の技術)
一般に、深絞り加工を行うプレス機械において
は、深絞り加工後、スライダに取付けた上金型を
上昇させる際、製品が上金型に付着して同時に上
昇しないように配慮されている。即ち、製品を支
持するブランクホルダの上昇開始時期をスライダ
の上昇よりも遅らせるように構成している。この
上昇遅延装置の従来例のうち、油圧ロツク式上昇
遅延装置を第2図に示し、空圧ロツク式上昇遅延
装置を第3図に示した。
は、深絞り加工後、スライダに取付けた上金型を
上昇させる際、製品が上金型に付着して同時に上
昇しないように配慮されている。即ち、製品を支
持するブランクホルダの上昇開始時期をスライダ
の上昇よりも遅らせるように構成している。この
上昇遅延装置の従来例のうち、油圧ロツク式上昇
遅延装置を第2図に示し、空圧ロツク式上昇遅延
装置を第3図に示した。
まず第2図の油圧ロツク式上昇遅延装置を説明
すると、1がクツシヨンパツド、2が圧力空気に
より作動するクツシヨンシリンダ、3が同クツシ
ヨンシリンダ2内のピストン、4がピストンロツ
ド、5が配管、6がエヤレシーバ、7が圧力空気
供給源、8が圧力調整弁、16が圧油により作動
するロツクシリンダ、17が上記ピストンロツド
4に取付けた同ロツクシリンダ16のピストン、
20が油タンク、19が上記ロツクシリンダ16
のA室と上記油タンク20とを連絡する配管、1
8が上記ロツクシリンダ16のB室と上記配管1
9とを連絡する配管の途中に設け逆止弁21が上
記ロツクシリンダ16のA室とB室とを連絡する
配管、22が同配管21に設けた油圧電磁弁で、
スライダ(図示せず)の下降により、ブランクホ
ルダ及びクツシヨンピン(図示せず)が下方に押
され、その力がクツシヨンパツド1に伝えられ
て、同クツシヨンパツド1が下降する。それに伴
い、クツシヨンシリンダ2のピストンロツド4と
ピストン3とロツクシリンダ16のピストン17
とが下降する。上記クツシヨンシリンダ2のピス
トンロツド4の下降によりクツシヨンシリンダ2
内の空気が圧縮され、この圧縮された空気が配管
5→エヤレシーバ6内に流入し、同エヤレシーバ
6内の圧力が上昇して、クツシヨン作用が行われ
る。なおエヤレシーバ6内には、圧力空気供給源
7から圧力調整弁8を経て圧力の調整された圧力
空気がある。一方、ロツクシリンダ16では、ピ
ストン17が下降し、ロツクシリンダ16のA室
の油が逆止弁18を経てB室に流入し、残余の油
が配管19を経て油タンク20に押し帰される。
上記クツシヨンパツド1が最下限位置まで下降し
て、クツシヨンシリンダ2の押し力によりクツシ
ヨンパツド1が上昇に転じようとするとき、ロツ
クシリンダ16内のピストン17も上昇しようと
する。このとき、ロツクシリンダ16のA室とB
室とを連絡する配管21に設けた油圧電磁弁22
のソレノイドが消磁された状態、即ち、油圧電磁
弁22が閉じた状態にあり、B室の油がA室に移
らないので、ピストン17は上昇できないが、少
しの時間経過すると、油圧電磁弁22のソレノイ
ドを励磁して、油圧電磁弁22を開く。そうする
と、B室の油がA室に移り、ピストン17が上昇
し、それにより、ピストンロツド4もクツシヨン
パツド1も上昇するようになつている。
すると、1がクツシヨンパツド、2が圧力空気に
より作動するクツシヨンシリンダ、3が同クツシ
ヨンシリンダ2内のピストン、4がピストンロツ
ド、5が配管、6がエヤレシーバ、7が圧力空気
供給源、8が圧力調整弁、16が圧油により作動
するロツクシリンダ、17が上記ピストンロツド
4に取付けた同ロツクシリンダ16のピストン、
20が油タンク、19が上記ロツクシリンダ16
のA室と上記油タンク20とを連絡する配管、1
8が上記ロツクシリンダ16のB室と上記配管1
9とを連絡する配管の途中に設け逆止弁21が上
記ロツクシリンダ16のA室とB室とを連絡する
配管、22が同配管21に設けた油圧電磁弁で、
スライダ(図示せず)の下降により、ブランクホ
ルダ及びクツシヨンピン(図示せず)が下方に押
され、その力がクツシヨンパツド1に伝えられ
て、同クツシヨンパツド1が下降する。それに伴
い、クツシヨンシリンダ2のピストンロツド4と
ピストン3とロツクシリンダ16のピストン17
とが下降する。上記クツシヨンシリンダ2のピス
トンロツド4の下降によりクツシヨンシリンダ2
内の空気が圧縮され、この圧縮された空気が配管
5→エヤレシーバ6内に流入し、同エヤレシーバ
6内の圧力が上昇して、クツシヨン作用が行われ
る。なおエヤレシーバ6内には、圧力空気供給源
7から圧力調整弁8を経て圧力の調整された圧力
空気がある。一方、ロツクシリンダ16では、ピ
ストン17が下降し、ロツクシリンダ16のA室
の油が逆止弁18を経てB室に流入し、残余の油
が配管19を経て油タンク20に押し帰される。
上記クツシヨンパツド1が最下限位置まで下降し
て、クツシヨンシリンダ2の押し力によりクツシ
ヨンパツド1が上昇に転じようとするとき、ロツ
クシリンダ16内のピストン17も上昇しようと
する。このとき、ロツクシリンダ16のA室とB
室とを連絡する配管21に設けた油圧電磁弁22
のソレノイドが消磁された状態、即ち、油圧電磁
弁22が閉じた状態にあり、B室の油がA室に移
らないので、ピストン17は上昇できないが、少
しの時間経過すると、油圧電磁弁22のソレノイ
ドを励磁して、油圧電磁弁22を開く。そうする
と、B室の油がA室に移り、ピストン17が上昇
し、それにより、ピストンロツド4もクツシヨン
パツド1も上昇するようになつている。
次に前記第3図に示す空圧ロツク式上昇遅延装
置を説明すると、1がクツシヨンパツド、2が圧
力空気により作動するクツシヨンシリンダ、3が
同クツシヨンシリンダ2内のピストン、4がピス
トンロツド、5が配管、6がエヤレシーバ、7が
圧力空気供給源、8が圧力調整弁、26,27が
空気電磁弁で、スライダ(図示せず)の下降によ
り、ブランクホルダ及びクツシヨンピン(図示せ
ず)が下方に押され、その力がクツシヨンパツド
1に伝えられて、同クツシヨンパツド1が下降す
る。それに伴い、クツシヨンシリンダ2のピスト
ンロツド4とピストン3とが下降する。上記クツ
シヨンシリンダ2のピストンロツド4の下降によ
り、クツシヨンシリンダ2内の空気が圧縮され、
この圧縮された空気が配管5→エヤレシーバ6内
に流入し、同エヤレシーバ6内の圧力が上昇し
て、クツシヨン作用が行われる。なおエヤレシー
バ6内には、圧力空気供給源7から圧力調整弁8
を経て圧力の調整された圧力空気がある。上記ク
ツシヨンパツド1が最下限位置まで下降して、負
荷がなくなると、クツシヨンシリンダ2の押し力
によりクツシヨンパツド1が直ちに上昇しようと
する。この上昇に転じる時期をスライダの上昇よ
りも遅らせるためには、空気電磁弁26を閉じ、
空気電磁弁27を開いて、クツシヨンシリンダ2
内の空気を抜くことにより、圧力を下げ、クツシ
ヨンシリンダ2の支持力を低下させて、クツシヨ
ンパツド1,2の上昇時期を遅らせるようにす
る。
置を説明すると、1がクツシヨンパツド、2が圧
力空気により作動するクツシヨンシリンダ、3が
同クツシヨンシリンダ2内のピストン、4がピス
トンロツド、5が配管、6がエヤレシーバ、7が
圧力空気供給源、8が圧力調整弁、26,27が
空気電磁弁で、スライダ(図示せず)の下降によ
り、ブランクホルダ及びクツシヨンピン(図示せ
ず)が下方に押され、その力がクツシヨンパツド
1に伝えられて、同クツシヨンパツド1が下降す
る。それに伴い、クツシヨンシリンダ2のピスト
ンロツド4とピストン3とが下降する。上記クツ
シヨンシリンダ2のピストンロツド4の下降によ
り、クツシヨンシリンダ2内の空気が圧縮され、
この圧縮された空気が配管5→エヤレシーバ6内
に流入し、同エヤレシーバ6内の圧力が上昇し
て、クツシヨン作用が行われる。なおエヤレシー
バ6内には、圧力空気供給源7から圧力調整弁8
を経て圧力の調整された圧力空気がある。上記ク
ツシヨンパツド1が最下限位置まで下降して、負
荷がなくなると、クツシヨンシリンダ2の押し力
によりクツシヨンパツド1が直ちに上昇しようと
する。この上昇に転じる時期をスライダの上昇よ
りも遅らせるためには、空気電磁弁26を閉じ、
空気電磁弁27を開いて、クツシヨンシリンダ2
内の空気を抜くことにより、圧力を下げ、クツシ
ヨンシリンダ2の支持力を低下させて、クツシヨ
ンパツド1,2の上昇時期を遅らせるようにす
る。
(考案が解決しようとする問題点)
前記第2図に示す従来の油圧ロツク式上昇遅延
装置では、圧力空気により作動するクツシヨンシ
リンダ2の外に圧油により作動するロツクシリン
ダ16を必要としている。またロツクに圧油を使
用しており、非常に大きなロツク力を得られて、
ロツクを確実に行うことができるが、高圧になる
ため、保守に多くの手数を必要とする。
装置では、圧力空気により作動するクツシヨンシ
リンダ2の外に圧油により作動するロツクシリン
ダ16を必要としている。またロツクに圧油を使
用しており、非常に大きなロツク力を得られて、
ロツクを確実に行うことができるが、高圧になる
ため、保守に多くの手数を必要とする。
また前記第3図に示す従来の空圧ロツク式上昇
遅延装置では、空気消費量が多い上に、ロツク時
にクツシヨンシリンダ2内の圧力が定まらない。
また切換弁操作を電気的に行つているので、電気
制御系が故障したりすると、誤動作の生じる惧れ
があつた。
遅延装置では、空気消費量が多い上に、ロツク時
にクツシヨンシリンダ2内の圧力が定まらない。
また切換弁操作を電気的に行つているので、電気
制御系が故障したりすると、誤動作の生じる惧れ
があつた。
(問題点を解決するための手段)
本考案は前記の問題点に対処するもので、クツ
シヨンシリンダの空気供給配管に設けた空気遮断
装置と、同空気遮断装置に設けた上記クツシヨン
シリンダのクツシヨンパツドの下部に当接する位
置伝達器と、同位置伝達器の下部に当接する押釦
式空気切換弁と、同押釦式空気切換弁と前記空気
供給配管との間に設けたパイロツト減圧弁と、前
記空気供給配管と前記クツシヨンシリンダとの間
に設けて前記押釦式空気切換弁に接続した大容量
リリーフ機構付減圧弁とを具えていることを特徴
としている。
シヨンシリンダの空気供給配管に設けた空気遮断
装置と、同空気遮断装置に設けた上記クツシヨン
シリンダのクツシヨンパツドの下部に当接する位
置伝達器と、同位置伝達器の下部に当接する押釦
式空気切換弁と、同押釦式空気切換弁と前記空気
供給配管との間に設けたパイロツト減圧弁と、前
記空気供給配管と前記クツシヨンシリンダとの間
に設けて前記押釦式空気切換弁に接続した大容量
リリーフ機構付減圧弁とを具えていることを特徴
としている。
本考案の目的とする処は、電気制御系の故障の
有無に係わらず、深絞り製品を上金型に付着させ
ることなく、確実に抜き取ることができる改良さ
れたプレス機械の空圧式ダイクツシヨンパツド上
昇遅延装置を供する点にある。
有無に係わらず、深絞り製品を上金型に付着させ
ることなく、確実に抜き取ることができる改良さ
れたプレス機械の空圧式ダイクツシヨンパツド上
昇遅延装置を供する点にある。
(作用)
本考案のプレス機械の空圧式ダイクツシヨンパ
ツド上昇遅延装置は前記のように構成されてお
り、スライダの下降により、ブランクホルダ及び
クツシヨンピンが下方に押され、その力がクツシ
ヨンパツドに伝わり、同クツシヨンパツドが下降
し、それに伴い、圧力空気により作動するクツシ
ヨンシリンダのピストンロツド及びピストンが下
降し、これにより、クツシヨンシリンダ内の空気
が圧縮され、この圧縮された空気が空気供給配管
→エヤレシーバ内に流入し、同エヤレシーバ内の
圧力が上昇して、クツシヨン作用が行われる。ま
た上記クツシヨンパツドが最下限位置まで下降し
て、負荷がなくなると、クツシヨンパツドがクツ
シヨンシリンダの押し力により直ちに上昇しよう
とする。この上昇に転じようとする時期を遅らせ
るために、本発明では、クツシヨンパツドが最下
限位置まで下降したときに、この動きを位置伝達
器を介し空気遮断装置及び押釦式空気切換弁に伝
えて、同空気遮断装置を閉じるとともに、押釦式
空気切換弁のポジシヨンに切り換え、エヤレシー
バ内の空気を空気供給配管→パヘイロツト減圧弁
→押釦式空気切換弁→大容量リリーフ機構付減圧
弁に導く。このとき、同減圧弁に内蔵した大容量
リリーフ機構が作動し、同減圧弁の出口側からク
ツシヨンシリンダ内までの空気を放出して、同減
圧弁の出口圧をパイロツト減圧弁の設定圧と同じ
にする。同パイロツト減圧弁の圧力は、クツシヨ
ンシリンダにより支持しているクツシヨンパツド
等をようやく持ち上げることが可能な値に設定さ
れているので、スライダが上昇に転じて、クツシ
ヨンパツドに掛かる力がなくなると、スライダの
上昇速度よりも遅い速度でクツシヨンパツドを上
昇させる。またクツシヨンパツドがある程度上昇
すると、位置伝達器が押釦式空気切換弁から離れ
るので、押釦式空気切換弁は、他のポジシヨンに
移り、エヤレシーバ内の空気が空気供給配管→配
管→押釦式空気切換弁を経て大容量リリーフ機構
付減圧弁に導かれ、同空気圧が同減圧弁のパイロ
ツト圧として作用し、同減圧弁の出口弁がエヤレ
シーバ内の圧力と略同じになる。また同時に空気
遮断装置が開かれ、クツシヨンシリンダ内の圧力
がエヤレシーバ内の圧力と同じになり、クツシヨ
ンパツドが急速に押し上げられて、次の深絞り作
業に備える。
ツド上昇遅延装置は前記のように構成されてお
り、スライダの下降により、ブランクホルダ及び
クツシヨンピンが下方に押され、その力がクツシ
ヨンパツドに伝わり、同クツシヨンパツドが下降
し、それに伴い、圧力空気により作動するクツシ
ヨンシリンダのピストンロツド及びピストンが下
降し、これにより、クツシヨンシリンダ内の空気
が圧縮され、この圧縮された空気が空気供給配管
→エヤレシーバ内に流入し、同エヤレシーバ内の
圧力が上昇して、クツシヨン作用が行われる。ま
た上記クツシヨンパツドが最下限位置まで下降し
て、負荷がなくなると、クツシヨンパツドがクツ
シヨンシリンダの押し力により直ちに上昇しよう
とする。この上昇に転じようとする時期を遅らせ
るために、本発明では、クツシヨンパツドが最下
限位置まで下降したときに、この動きを位置伝達
器を介し空気遮断装置及び押釦式空気切換弁に伝
えて、同空気遮断装置を閉じるとともに、押釦式
空気切換弁のポジシヨンに切り換え、エヤレシー
バ内の空気を空気供給配管→パヘイロツト減圧弁
→押釦式空気切換弁→大容量リリーフ機構付減圧
弁に導く。このとき、同減圧弁に内蔵した大容量
リリーフ機構が作動し、同減圧弁の出口側からク
ツシヨンシリンダ内までの空気を放出して、同減
圧弁の出口圧をパイロツト減圧弁の設定圧と同じ
にする。同パイロツト減圧弁の圧力は、クツシヨ
ンシリンダにより支持しているクツシヨンパツド
等をようやく持ち上げることが可能な値に設定さ
れているので、スライダが上昇に転じて、クツシ
ヨンパツドに掛かる力がなくなると、スライダの
上昇速度よりも遅い速度でクツシヨンパツドを上
昇させる。またクツシヨンパツドがある程度上昇
すると、位置伝達器が押釦式空気切換弁から離れ
るので、押釦式空気切換弁は、他のポジシヨンに
移り、エヤレシーバ内の空気が空気供給配管→配
管→押釦式空気切換弁を経て大容量リリーフ機構
付減圧弁に導かれ、同空気圧が同減圧弁のパイロ
ツト圧として作用し、同減圧弁の出口弁がエヤレ
シーバ内の圧力と略同じになる。また同時に空気
遮断装置が開かれ、クツシヨンシリンダ内の圧力
がエヤレシーバ内の圧力と同じになり、クツシヨ
ンパツドが急速に押し上げられて、次の深絞り作
業に備える。
(実施例)
次に本考案のプレス機械の空圧式ダイクツシヨ
ンパツド上昇遅延装置を第1図に示す一実施例に
より説明すると、1がクツシヨンパツド、2がク
ツシヨンシリンダ、3が同クツシヨンシリンダ、
2のピストン、4が同クツシヨンシリンダ2のピ
ストンロツド、5が同クツシヨンシリンダ2の空
気供給配管、6がヤエレシーバ、7が圧力空気供
給源、8が圧力調整弁、10が上記空気供給配管
5に設けた空気遮断装置、9が同空気遮断装置1
0に設けて上記クツシヨンパツド1の下部に当接
する位置伝達器、11が同位置伝達器9の下部に
当接する押釦式空気切換弁、13が同空気切換弁
11と上記空気供給配管5との間に設けたパイロ
ツト減圧弁、12が上記空気供給配管5と上記ク
ツシヨンシリンダ2との間に設けて上記押釦式空
気切換弁11に接続した大容量リリーフ機構付減
圧弁、14が上記空気供給配管5と上記押釦式空
気切換弁11とを連絡する配管、101がスライ
ダ、102がブランクホルダ、103がクツシヨ
ンピンである。
ンパツド上昇遅延装置を第1図に示す一実施例に
より説明すると、1がクツシヨンパツド、2がク
ツシヨンシリンダ、3が同クツシヨンシリンダ、
2のピストン、4が同クツシヨンシリンダ2のピ
ストンロツド、5が同クツシヨンシリンダ2の空
気供給配管、6がヤエレシーバ、7が圧力空気供
給源、8が圧力調整弁、10が上記空気供給配管
5に設けた空気遮断装置、9が同空気遮断装置1
0に設けて上記クツシヨンパツド1の下部に当接
する位置伝達器、11が同位置伝達器9の下部に
当接する押釦式空気切換弁、13が同空気切換弁
11と上記空気供給配管5との間に設けたパイロ
ツト減圧弁、12が上記空気供給配管5と上記ク
ツシヨンシリンダ2との間に設けて上記押釦式空
気切換弁11に接続した大容量リリーフ機構付減
圧弁、14が上記空気供給配管5と上記押釦式空
気切換弁11とを連絡する配管、101がスライ
ダ、102がブランクホルダ、103がクツシヨ
ンピンである。
次に前記第1図に示すプレス機械の空圧式ダイ
クツシヨンパツド上昇遅延装置の作用を具体的に
説明する。スライダ101の下降により、ブラン
クホルダ102及びクツシヨンピン103が下方
に押され、その力がクツシヨンパツド1に伝わ
り、同クツシヨンパツド1が下降する。それに伴
い、圧力空気により作動するクツシヨンシリンダ
2のピストンロツド4及びピストン3が下降す
る。これにより、クツシヨンシリンダ2内の空気
が圧縮され、この圧縮された空気が空気供給配管
5→エヤレシーバ6内に流入し、同エヤレシーバ
6内の圧力が上昇して、クツシヨン作用が行われ
る。なおエヤレシーバ6内には、圧力空気供給源
7から圧力調整弁8を経て圧力の調整された圧力
空気がある。上記クツシヨンパツド1が最下限位
置まで下降して、負荷がなくなると、クツシヨン
パツド1がクツシヨンシリンダ2の押し力により
直ちに上昇しようとする。この上昇に転じようと
する時期を遅らせるために、本発明では、クツシ
ヨンパツド1が最下限位置まで下降したときに、
この動きを位置伝達器9を介し空気遮断装置10
及び押釦式空気切換弁11に伝えて、同空気遮断
装置10を閉じるとともに、押釦式空気切換弁1
1を上のポジシヨンに切り換え、エヤレシーバ6
内の空気を空気供給配管5→パイロツト減圧弁1
3→押釦式空気切換弁11→減圧弁12に導く。
このとき、減圧弁12に内蔵した大容量リリーフ
機構が作動し、減圧弁12の出口側からクツシヨ
ンシリンダ2内までの空気を放出して、減圧弁1
2の出口圧をパイロツト減圧弁13の設定圧と同
じにする。パイロツト減圧弁13の圧力は、クツ
シヨンシリンダ2により支持しているクツシヨン
パツト1等をようやく持ち上げることが可能な値
に設定されていので、スライダ101が上昇に転
じて、クツシヨンパツド1に掛かる力がなくなる
と、スライダ101の上昇速度よりも遅い速度で
クツシヨンパツド1を上昇させる。またクツシヨ
ンパツド1がある程度上昇すると、位置伝達器9
が押釦式空気切換弁11から離れるので、押釦式
空気切換弁11は、下のポジシヨンに移り、エヤ
レシーバ6内の空気が空気供給配管5→配管14
→押釦式空気切換弁11を経て減圧弁12に導か
れ、同空気圧が同減圧弁12のパイロツト圧とし
て作用して、減圧弁12の出口圧がエヤレシーバ
6内の圧力と略同じになる。また同時に空気遮断
装置10が開かれ、クツシヨンシリンダ2内の圧
力がエヤレシーバ6内の圧力と同じになり、クツ
シヨンパツド1を急速に押し上げて、次の深絞り
作業に備えることになる。なお位置伝達器9は、
クツシヨンパツド1の動きを利用して、クツシヨ
ンパツド1が下限位置付近まで下降したときに、
空気遮断装置10を閉止する(クツシヨンシリン
ダ2から延びた空気供給配管5を閉じる)ととも
に、押釦式切換弁11のポジシヨンを切り換える
ものであり、ラツク・ピニオン式でも、レバー・
リンク式でもよい。またロツク作動を必要としな
いときは、位置伝達器9を自動または手動により
リトラクトさせて作動させないようにしてもよ
い。
クツシヨンパツド上昇遅延装置の作用を具体的に
説明する。スライダ101の下降により、ブラン
クホルダ102及びクツシヨンピン103が下方
に押され、その力がクツシヨンパツド1に伝わ
り、同クツシヨンパツド1が下降する。それに伴
い、圧力空気により作動するクツシヨンシリンダ
2のピストンロツド4及びピストン3が下降す
る。これにより、クツシヨンシリンダ2内の空気
が圧縮され、この圧縮された空気が空気供給配管
5→エヤレシーバ6内に流入し、同エヤレシーバ
6内の圧力が上昇して、クツシヨン作用が行われ
る。なおエヤレシーバ6内には、圧力空気供給源
7から圧力調整弁8を経て圧力の調整された圧力
空気がある。上記クツシヨンパツド1が最下限位
置まで下降して、負荷がなくなると、クツシヨン
パツド1がクツシヨンシリンダ2の押し力により
直ちに上昇しようとする。この上昇に転じようと
する時期を遅らせるために、本発明では、クツシ
ヨンパツド1が最下限位置まで下降したときに、
この動きを位置伝達器9を介し空気遮断装置10
及び押釦式空気切換弁11に伝えて、同空気遮断
装置10を閉じるとともに、押釦式空気切換弁1
1を上のポジシヨンに切り換え、エヤレシーバ6
内の空気を空気供給配管5→パイロツト減圧弁1
3→押釦式空気切換弁11→減圧弁12に導く。
このとき、減圧弁12に内蔵した大容量リリーフ
機構が作動し、減圧弁12の出口側からクツシヨ
ンシリンダ2内までの空気を放出して、減圧弁1
2の出口圧をパイロツト減圧弁13の設定圧と同
じにする。パイロツト減圧弁13の圧力は、クツ
シヨンシリンダ2により支持しているクツシヨン
パツト1等をようやく持ち上げることが可能な値
に設定されていので、スライダ101が上昇に転
じて、クツシヨンパツド1に掛かる力がなくなる
と、スライダ101の上昇速度よりも遅い速度で
クツシヨンパツド1を上昇させる。またクツシヨ
ンパツド1がある程度上昇すると、位置伝達器9
が押釦式空気切換弁11から離れるので、押釦式
空気切換弁11は、下のポジシヨンに移り、エヤ
レシーバ6内の空気が空気供給配管5→配管14
→押釦式空気切換弁11を経て減圧弁12に導か
れ、同空気圧が同減圧弁12のパイロツト圧とし
て作用して、減圧弁12の出口圧がエヤレシーバ
6内の圧力と略同じになる。また同時に空気遮断
装置10が開かれ、クツシヨンシリンダ2内の圧
力がエヤレシーバ6内の圧力と同じになり、クツ
シヨンパツド1を急速に押し上げて、次の深絞り
作業に備えることになる。なお位置伝達器9は、
クツシヨンパツド1の動きを利用して、クツシヨ
ンパツド1が下限位置付近まで下降したときに、
空気遮断装置10を閉止する(クツシヨンシリン
ダ2から延びた空気供給配管5を閉じる)ととも
に、押釦式切換弁11のポジシヨンを切り換える
ものであり、ラツク・ピニオン式でも、レバー・
リンク式でもよい。またロツク作動を必要としな
いときは、位置伝達器9を自動または手動により
リトラクトさせて作動させないようにしてもよ
い。
(考案の効果)
本考案のプレス機械の空圧式ダイクツシヨンパ
ツド上昇遅延装置は前記のようにクツシヨンシリ
ンダの空気供給配管に空気遮断装置を設け、上記
クツシヨンシリンダのクツシヨンパツドの下部に
当接する位置伝達器を同空気遮断装置に設けたの
で、放出空気量を減少できると同時に電気回路を
不要にできる。またクツシヨンパツドが最下限位
置に達したときに、位置伝達器を介して押釦式空
気切換弁を操作し、クツシヨンシリンダの押し力
とそれに載つているクツシヨンパツド等の重量と
を釣り合うように大容量リリーフ機構付減圧弁の
圧力設定を行うようにしたので、電気制御系の故
障の有無に係わらず、深絞り製品を上金型に付着
させることなく、確実に抜き取ることができる効
果がある。
ツド上昇遅延装置は前記のようにクツシヨンシリ
ンダの空気供給配管に空気遮断装置を設け、上記
クツシヨンシリンダのクツシヨンパツドの下部に
当接する位置伝達器を同空気遮断装置に設けたの
で、放出空気量を減少できると同時に電気回路を
不要にできる。またクツシヨンパツドが最下限位
置に達したときに、位置伝達器を介して押釦式空
気切換弁を操作し、クツシヨンシリンダの押し力
とそれに載つているクツシヨンパツド等の重量と
を釣り合うように大容量リリーフ機構付減圧弁の
圧力設定を行うようにしたので、電気制御系の故
障の有無に係わらず、深絞り製品を上金型に付着
させることなく、確実に抜き取ることができる効
果がある。
第1図は本考案に係わるプレス機械の空圧式ダ
イクツシヨンパツド上昇遅延装置の一実施例を示
す系統図、第2図は従来のプレス機械の油圧ロツ
ク式クツシヨンパツド上昇遅延装置を示す系統
図、第3図は従来のプレス機械の空圧ロツク式ク
ツシヨンパツド上昇遅延装置を示す系統図であ
る。 1……クツシヨンパツド、2……クツシヨンシ
リンダ、5……空気供給配管、9……位置伝達
器、10……空気遮断装置、11……押釦式空気
切換弁、12……大容量リリーフ機構付減圧弁、
13……パイロツト減圧弁。
イクツシヨンパツド上昇遅延装置の一実施例を示
す系統図、第2図は従来のプレス機械の油圧ロツ
ク式クツシヨンパツド上昇遅延装置を示す系統
図、第3図は従来のプレス機械の空圧ロツク式ク
ツシヨンパツド上昇遅延装置を示す系統図であ
る。 1……クツシヨンパツド、2……クツシヨンシ
リンダ、5……空気供給配管、9……位置伝達
器、10……空気遮断装置、11……押釦式空気
切換弁、12……大容量リリーフ機構付減圧弁、
13……パイロツト減圧弁。
Claims (1)
- クツシヨンシリンダの空気供給配管に設けた空
気遮断装置と、同空気遮断装置に設けて上記クツ
シヨンシリンダのクツシヨンパツドの下部に当接
する位置伝達器と、同位置伝達器の下部に当接す
る押釦式空気切換弁と、同押釦式空気切換弁と前
記空気供給配管との間に設けたパイロツト減圧弁
と、前記空気供給配管と前記クツシヨンシリンダ
との間に設けて前記押釦式空気切換弁に接続した
大容量リリーフ機構付減圧弁とを具えていること
を特徴としたプレス機械の空圧式ダイクツシヨン
パツド上昇遅延装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18509886U JPH05254Y2 (ja) | 1986-12-02 | 1986-12-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18509886U JPH05254Y2 (ja) | 1986-12-02 | 1986-12-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6390525U JPS6390525U (ja) | 1988-06-11 |
JPH05254Y2 true JPH05254Y2 (ja) | 1993-01-06 |
Family
ID=31133411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18509886U Expired - Lifetime JPH05254Y2 (ja) | 1986-12-02 | 1986-12-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05254Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0327756Y2 (ja) * | 1988-08-29 | 1991-06-14 | ||
JPH0747237B2 (ja) * | 1988-10-18 | 1995-05-24 | アイダエンジニアリング株式会社 | 空圧式ダイクッション装置 |
JP4646206B2 (ja) * | 2005-02-03 | 2011-03-09 | アイダエンジニアリング株式会社 | プレス機械のダイクッション装置 |
JP5428948B2 (ja) * | 2010-03-04 | 2014-02-26 | 株式会社Ihi | 油圧ダイクッション装置及びその制御方法 |
JP5796710B2 (ja) * | 2011-12-12 | 2015-10-21 | トヨタ自動車株式会社 | プレス装置 |
-
1986
- 1986-12-02 JP JP18509886U patent/JPH05254Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6390525U (ja) | 1988-06-11 |
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