JPH05254443A - 運搬機 - Google Patents

運搬機

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JPH05254443A
JPH05254443A JP3099106A JP9910691A JPH05254443A JP H05254443 A JPH05254443 A JP H05254443A JP 3099106 A JP3099106 A JP 3099106A JP 9910691 A JP9910691 A JP 9910691A JP H05254443 A JPH05254443 A JP H05254443A
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JP
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luggage
support frame
carrier
frame
moving vehicle
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JP3099106A
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Daisuke Fujii
大介 藤井
Yoichi Oshima
洋一 大島
Toshihiro Suzuki
俊宏 鈴木
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Kobe Steel Ltd
Fujii Corp Co Ltd
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Kobe Steel Ltd
Fujii Corp Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全で能率的に重い荷物の積み込み・荷降ろ
し・運搬のできる運搬機を提供する。 【構成】 手押しハンドル1を突設した移動車枠2の下
部寄り左右に車輪3を設け、この移動車枠2の上部寄り
に荷物支承枠4の上部4'を枢着して荷物支承枠4を移
動車枠2上に重合状態に且つ下部4"を上下動自在に設
け、この荷物支承枠4の下部に荷受板5を荷物支承枠4
上に折り畳み自在に付設し、前記移動車枠2の上部寄り
に係止部6を設け、この係止部6を運搬車の荷台aの荷
台縁a'に係止したとき接地する接地部7を移動車枠2
の下部に設け、荷物支承枠4の両側にガード8を折り込
めるように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧ガスボンベや重い
ものを詰入したケース箱や袋詰物などのような重い荷物
を所定の場所から運搬してトラックや運搬車の荷台に積
み込んだり、トラックや運搬車の荷台から荷物を荷降ろ
しをして所定の場所まで運搬するときに使用する運搬機
に係るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
高圧ガスボンベのような重い物でフォークリフトが使え
ないような荷物をトラックや運搬車などの荷台に積み込
む時は、まず高圧ボンベを手押し車やキャリアに乗せト
ラックのところまで運搬し、人力で荷台に持ち上げて積
み込んだり、逆に運搬車の荷台にある荷物を荷降ろしす
るときは人力で荷台上の荷物を降ろしたり、荷物によっ
ては地上に柔らかいマット状の物や古いタイヤのような
物を敷いてその上に荷台より荷物を引きずり降ろしてい
たが、これらの作業は非常に重労働でしかも無理な姿勢
を取りながら重量物を上げ降ろしするため疲労も多く、
また所謂ギックリ腰の要因になったり手足を痛めたりし
易く大変危険な作業であった。
【0003】本発明は上記問題を解決したもので、安全
で能率的に重い荷物の積み込み・荷降ろし・運搬のでき
る運搬機を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0005】手押しハンドル1を突設した移動車枠2の
下部寄り左右に車輪3を設け、この移動車枠2の上部寄
りに荷物支承枠4の上部4'を枢着して荷物支承枠4を
移動車枠2上に重合状態に且つ下部4"を上下動自在に
設け、この荷物支承枠4の下部に荷受板5を荷物支承枠
4上に折り畳み自在に付設し、前記移動車枠2の上部寄
りに係止部6を設け、この係止部6を運搬車の荷台aの
荷台縁a'に係止したとき接地する接地部7を移動車枠2
の下部に設け、荷物支承枠4の両側にガード8を折り込
めるように付設したことを特徴とする運搬機に係るもの
である。
【0006】
【作用】手押しハンドル1を握りながら手を降ろすと、
移動車枠2は左右の車輪3を支点として接地部7が地上
より離れるので、作業者は手押しハンドル1で機体cを
手押しながら荷物bのところまで運搬機を持ち込む。
【0007】手押しハンドル1を上方に持ち上げて接地
部7の下端を支点として運搬機を立て、荷受板5を荷受
し易い状態に保持して荷受板5上に荷物bを積み、手押
しハンドル1を下げ荷物bを荷物支承枠4上で支承せし
め、手押し走行して運搬車まで荷物b運搬する。
【0008】手押しハンドル1を上方に持ち上げ、移動
車枠2に設けた係止部6を荷台縁a'に係合せしめ、移動
車枠2の接地部7の下端と係止部6により運搬機を運搬
車の荷台aに安定した状態に斜めに掛け渡す。この状態
で荷物支承枠4の下部4"を上動して荷物支承枠4を荷
台aと略水平な高さに持ち上げて保持し、荷物支承枠4
上の荷物bを滑らせながら荷台aに積み込む。
【0009】逆に運搬車の荷台aに積み込まれた荷物bを
降ろすときは、荷物支承枠4の下部4"が荷台aと略水平
な高さに保持されている荷物支承枠4上の上部4'に荷
物bを乗せ、荷物支承枠4の下部4"の方向に滑らせなが
ら荷受板5に荷物bを受けさせると、荷物bの重さで荷物
支承枠4の枢着部を支点とする下向きのモーメントが作
用するので、前記の積み込みのときよりも少ない力で荷
物支承枠4の下部4"を下方に押動して荷物支承枠4を
移動車枠2上に設置できる。
【0010】次いで、機体cの係止部6を荷台aの荷台縁
a'より外し、手押走行して所定の移位置まで荷物bを運
び、荷受板5より降ろす。
【0011】また、荷物支承枠4は移動車枠2と重合状
態に重なり、荷物支承枠4上に荷受板5が折り畳み自在
に付設され、荷物支承枠4の両側にガード8を折り込め
るように付設したので、機体cをコンパクトな姿で収納
できる。
【0012】
【実施例】図面は本発明の一実施例を示す図面で、高圧
ガスボンベ等を運搬する運搬機の場合を図示している。
【0013】係止部6及び接地部7について説明する。
【0014】移動車枠2の上部寄りに設けた係止部6は
係止ボルト6'により移動車枠2上部寄りに着脱自在に
係止されているので、運搬車の荷台縁a'の高さに合わせ
て位置の調整ができる。同様に接地部7の上部は移動車
枠2の下端と螺着結合されているので接地部7を螺動す
ることにより接地部7の下端が上下動し、上記係止部6
を荷台縁a'に係止しながら運搬機を荷台aに立て掛けた
とき機体cが安定した角度になるよう調節する。尚、符
号7'は接地部7を確固に移動車枠2の下端に係止する
ロックナットである。
【0015】図1では、左右の移動車枠2の先端に夫々
バー状の接地部7を螺着した場合を図示しているが、接
地部7の形状がU型形状で、両端の突出部が移動車枠2
の下端に自在に嵌入係止され横杆が地面に当接する構造
のものでも良い。
【0016】また、移動車枠2上に荷物支承枠4が上部
4'を枢着して下部4"を上下動自在にせしめている手段
について説明する。
【0017】図面はこの手段としてガススプリン9を使
用した場合を図示している。
【0018】左右のガススプリング9の頭部を荷物支承
枠4の枢着部よりやや下方寄り裏面に設けた軸受10・10
に横設せる連結杆11に軸着係止し、ガススプリング9の
下部を車輪軸12により突設して付設した腕杆13・13に軸
着係止する。
【0019】移動車枠2と荷物支承枠4との間のロック
機構19を解除しながら荷物支承枠4の下部4"を持ち上
げると、ガススプリン9のシリンダ内に封入されている
圧縮ガスによりガススプリング9内のピストンロッド
9'が伸び上記軸受10は枢着部41を中心として図のよう
に位置10'に移動するので、荷物支承枠4は略水平状態
に持ち上げられる。
【0020】荷降ろしの際は荷物bは荷物支承枠4の荷
受台5により受けられているので荷物支承枠4の下部
4"を押下げると、前述のように荷物bの重さにより枢着
部41を支点とする下向きのモーメントが働き、ガスス
プリング9を押圧するので荷物支承枠4は容易に下動
し、ロック機構19のセルフロック機構により移動車枠2
に係止される。
【0021】尚、荷物支承枠4の上下動速さは、ガスス
プリング9内のピストンに設けられている穴径を変える
とシリンダ内に封入されている油の移動速度が変わるの
で、穴径を変え自由に制御することができる。
【0022】図では荷物支承枠4の上下動のエネルギー
源として好適なガススプリング9を採用したが他の手段
例えば手押し式油圧・空圧シリンダを使用する等色々と
設計できる。
【0023】また、荷物支承枠4は上記ロック機構19に
より重合状態に移動車枠2に係止され、荷物支承枠4上
に荷受板5がピン14により折り畳み自在に付設され、運
搬機内に収納された荷物bが移動中に運搬機の外に脱落
するのを防ぐ左右のガード8も荷物支承枠4の両側に付
設した「コ」の字型の軸受片15をピン15'軸着し、これら
を折り畳むと機体cからの突出部がなくなり、非常にコ
ンパクトな姿になり場所をとらずに収納することができ
る。
【0024】また、図のように、移動車枠2の係止部6
のやや下方と接地部7のやや上方との間に、機体cの剛
性を増すために張設せる副移動車枠2'の中程に脚部20
を付設し、上記のように荷受板5とガード8を荷物支承
枠4に折りこんで運搬車の荷台aに積み込んだとき、手
押しハンドル1の先端と該脚部20で機体cが保持される
ので、非常に安定した姿で輸送できる。
【0025】尚、図中符号16は荷物支承枠4上に設けた
ロック機構19の係止フック,符号17は該係止フックを開
閉する操作ハンドル,符号18は戻りスプリングである。
【0026】また、図中符号21は荷物支承枠4の下部
4"が上動した際、これに連動して機体cを係止するブレ
ーキ機構,符号22はローラーコンベアである。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したから、作
業者は比較的狭隘な所であっても容易に荷物の運搬が可
能であり、しかも運搬機その場で回転して向きが変えら
れるので作業者が希望する最適の位置で荷台や荷物のあ
る場所に横付けできる。運搬機を着脱自在な係止具と上
下動自在な接地部で構成したので、運搬機は安定した状
態で荷台と地上間に掛け渡される。
【0028】また、荷物支承枠が適宜な手段で上部の枢
着部を軸として上動や下動すると、荷受板や荷物支承枠
上に支承されている荷物も荷物支承枠とともに上方や下
方に移動するので従来のように作業者が荷物を持ち上げ
る作業が解消され、作業者は単に荷台上の荷物を滑らせ
るだけの作業となり重労働から解放される。また、移動
車枠は荷物支承枠と重合状態で形成され、荷受板とガー
ドも移動車枠や荷物支承枠上に折り込めるので場所をと
らないコンパクトな形態で収納できるので、運搬機を荷
物と一緒に運搬車やトラックの荷台に載せ、配達の先々
で荷台から運搬機を降ろして、荷物の荷降ろし・積み込
み・運搬に使用できる。
【0029】本発明は上記のように安全で効率的に荷物
の積み込み・荷降ろし・運搬のできる経済的で秀れた運
搬機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図である。
【図2】本発明の一実施例の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の一実施例の荷物支承枠の上下動の機構
を示す側面図である。
【図4】本発明の一実施例の運搬機を折り畳んでセット
した状態を示す後面図である。
【符号の説明】
a 荷台 a' 荷台縁 1 手押ハンドル 2 移動車枠 3 車輪 4 荷物支承枠 4' 上部 4" 下部 5 荷受板 6 係止部 7 接地部 8 ガード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 運搬機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧ガスボンベや重い
物を詰入したケースや袋詰体などの人が手軽に持ち上げ
にくい重い荷物を所定の場所から運搬してトラックや運
搬車の荷台に運び上げたり、トラックや運搬車の荷台か
ら荷物を荷降ろしをして所定の場所まで運搬するときに
使用する運搬機に係るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
高圧ガスボンベや重い物を詰入したケースや袋詰体など
の人が手軽に持ち上げにくい重い物であって、且つフォ
ークリフトが使えないような荷物をトラックや運搬車な
どの荷台に積み込む時は、まず高圧ボンベや重い荷物を
手押し車やキャリアに乗せトラックのところまで運搬
し、人力で荷台に持ち上げて積み込んだり、逆に運搬車
の荷台にある荷物を荷降ろしするときは人力で荷台上の
荷物を降ろしたり、荷物によっては地上に柔らかいマッ
ト状の物や古いタイヤのような物を敷いてその上に荷台
より荷物を引きずり降ろしていたが、これらの作業は非
常に重労働でしかも無理な姿勢を取りながら重量物を上
げ降ろしするため疲労も多く、所謂ギックリ腰の要因に
なったり、手足を痛めたりし易く、大変危険な作業であ
った。
【0003】本発明は上記問題を解決したもので、安全
で能率的に重い荷物の運び上げ・荷降ろし・運搬のでき
る運搬機を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0005】手押しハンドル1を突設した移動車枠2の
下部寄り左右に車輪3を設け、この移動車枠2の上部寄
りに荷物支承枠4の上部4'を枢着して荷物支承枠4を
移動車枠2上に重合状態に且つ下部4"を上下回動自在
に設け、この荷物支承枠4の下部4'に荷受板5を荷物
支承枠4上に折り畳み自在に付設し、前記移動車枠2の
下部に接地部7を設け、この接地部7を接地させ移動車
枠2を運搬車の荷台aの荷台縁a'に斜めに掛け渡した
とき移動車枠2を荷台縁a'が係止する係止部6を移動
車枠2の上部に設け、荷物支承枠4の両側にガード8を
折り込めるように立設したことを特徴とする運搬機に係
るものである。
【0006】
【作用】荷物bを運び上げるときは荷物bを荷物支承枠
4と荷受板5で支承せしめ、運搬機を手押し走行して荷
物bを運び上げる運搬車の荷台aの最適の地上の位置ま
で荷物bを運搬しその場所で接地部7を接地させ、移動
車枠2の上部に設けた係止部6を荷台縁a'に係合せし
め、移動車枠2を地上と運搬車の荷台縁a'に安定した
状態で斜めに掛け渡す。
【0007】この状態で荷物支承枠4の下部4"を上方
に回動して荷物支承枠4を荷台aと略水平の高さに持ち
上げて保持し、荷物支承枠4上の荷物bを滑らせながら
荷台aに運び上げる。
【0008】逆に運搬車の荷台aに積み込まれた荷物b
を降ろすときは、前記と同様移動車枠2を地上と運搬車
の荷台縁a'とに斜めに掛け渡し、荷物支承枠4の下部
4"を上方に回動して荷物支承枠4を荷台aと略水平の
高さに保持し、荷物支承枠4上の上部4'に荷物bを乗
せ荷物支承枠4の下部4"の方向に滑らせながら荷受板
5に荷物bを受けさせると、荷物支承枠4の下部4"は
荷物bの重さで荷物支承枠4の上部4'の枢着部を支点
とする下向きのモーメントが加算されるので、前記の運
び上げのときよりも少ない力で荷物支承枠4の下部4"
が下方に押動され荷物支承枠4を移動車枠2上に設置で
きる。
【0009】次いで、機体cの係止部6を荷台aの荷台
縁a'より外し、手押しハンドル1を握持し、運搬機を
手押し走行して所定の移動位置まで荷物bを運び、荷受
板5より降ろす。
【0010】また、荷物支承枠4は移動車枠2と重合状
態に重なり、荷物支承枠4上に荷受板5が折り畳み自在
に付設され、荷物支承枠4の両側にガード8を折り込め
るように立設したので、荷物支承枠4上に荷受板5を折
り畳み両側のガード8を折り込むと機体cは場所を取ら
ないコンパクトな姿で収納できる。
【0011】
【実施例】図面は本発明の一実施例を示す図面で、高圧
ガスボンベや重い物を詰入したケースや袋詰体などの人
が手軽に持ち上げにくい重い荷物bを運搬車の荷台aに
運び上げたり、逆に荷台aより荷降ろしする場合に便利
な運搬機を図示している。手押しハンドル1を突設した
移動車枠2の下部寄り左右に車輪3を設け、この移動車
枠2の上部寄りに荷物支承枠4の上部4'を枢着して荷
物支承枠4を移動車枠2に重合状態に且つ下部4"を上
下回動自在に設け、この荷物支承枠4の下部4"に荷受
板5を荷物支承枠4上に折り畳み自在に付設し、前記移
動車枠2の下部に接地部7を設け、この接地部7を接地
させ移動車枠2を運搬車の荷台aの荷台縁a'に斜めに
掛け渡したとき移動車枠2を荷台縁a'に係止する係止
部6を移動車枠2の上部に設ける。
【0012】地上と運搬車の荷台縁a'に移動車枠2を
掛け渡す構成の接地部7と係止部6について説明する。
【0013】移動車枠2の左右の下端に雌螺子部を設
け、この雌螺子部に接地板を有する接地部7の雄螺子部
を螺合し、この接地部7を所定の位置に接地させ、移動
車枠2の上部を運搬車の荷台aの荷台縁a'に斜めに掛
け渡したとき移動車枠2を荷台縁a'に係止する係止部
6を移動車枠2の上部に設ける。図中に示しているよう
にこの係止部6は係止ボルト6'により移動車枠2の上
部寄りに移動自在に係止固定されるので、運搬車の荷台
縁a'の高さに合わせて移動車枠2が安定した角度で掛
け渡されるよう調節する。尚、符号7'はロックナット
である。
【0014】また、移動車枠2上部寄りに荷物支承枠4
の上部4'を枢着して下部4"を上下回動自在ならしめる
構造について説明する。
【0015】図面はこの荷物支承枠4の下部4"を移動
車枠2の上部の枢着部に対して上下回動自在ならしめる
手段のエネルギー源として好適なガススプリン9を使用
した場合を図示している。
【0016】荷物支承枠4の枢着部41よりやや下方寄
りの背面の左右に軸受10・10を設け、この軸受10・10に
連結杆11を架設し、左右の車輪軸12・12より腕杆13・13
を前方に突設し、前記連結軸11にガススプリング9・9
の頭部を軸着し、ガススプリング9・9のピストンロッ
ド9'・9'を腕杆13・13に軸着する。
【0017】移動車枠2と荷物支承枠4との間のロック
機構19を解除しながら荷物支承枠4の下部4"を持ち上
げると、ガススプリング8のシリンダ内に封入されてい
る圧縮ガスのガス圧によりガススプリング9内のピスト
ンロッド9'が突出し、上記軸受10が枢着部41を中心と
して図1のように上方の位置10'に回動し、荷物支承枠
4は荷物bを支承したままで略水平状態に持ち上げられ
て保持されるので荷物支承枠4の荷物bを滑らせながら
荷台aに積み込む。
【0018】逆に、荷降ろしの際はロック機構19を解除
して荷物支承枠4を上方に回動し、この荷物支承枠4の
上部4'に荷物bを乗せ、荷物bを荷物支承枠4上を滑
らせながら荷受板5に受けさせ荷物支承枠4の下部4"
を押し下げると、ガススプリング9の圧縮ガスがピスト
ンで圧縮され、ピストンロッド9'が没入して最初のロ
ック可能な状態に戻るのでロック機構19でその状態をロ
ックすると荷物支承枠4が移動車枠2に固定される。通
常この作動は荷降ろしの場合であるので、荷物支承枠4
の下部に付設した荷受板5上の荷物bがアクチェータと
して利用でき、移動車枠2の押し下げ作動と併動するこ
とにより容易に元の状態にセットすることができる。こ
の作動はガスが一種のクッションとして作動するので、
荷物bは急落下せず安定した状態で荷降ろしすることが
できる。
【0019】また、荷物支承枠4の上下回動速さはガス
スプリング9内のピストンに設けられているガス通過孔
径を変えることによりガス通過量を可変して回動速さを
自在に制御することができる。
【0020】また、荷物支承枠4を上記手段により略水
平方向に持ち上げるとき、荷物支承枠4上に支承されて
いる荷物bも当然略水平方向に持ち上げられるが、この
際荷物bの持ち上げによる慣性を利用して、一気に荷物
bを荷物支承枠4上を滑らせながら荷台aに積み込む。
【0021】図では荷物支承枠4の下部4"を上下回動
自在ならしめる手段のエネルギー源として好適なガスス
プリング9を採用したが他の手段例えば手押式油圧・空
圧シリンダ,アッキュムレータ併用シリンダ,コイルス
プリング等色々と設計できる。
【0022】図示したロック機構19について説明する。
【0023】移動車枠2の下部係止桟25にロック杆23を
下方に突設し、荷物支承枠4の下部横桟26に係止フック
16をピン24により軸着し、係止フック16の中央右側部と
下部横桟26の下部の右寄り部間とに戻りスプリング18を
張設して係止フック16の先端のフック部を戻りスプリン
グ18により付勢せしめて係止フック16のフック部をロッ
ク杆23に係止して荷物支承枠4の上動を阻止し、上記係
止フック16に操作ハンドル17を突設し、この操作ハンド
ル17を引くと荷物支承枠4の下端の係止フック16がピン
24を支点として回動し係止フック16の先端に設けたフッ
ク部がロック杆23より外れ、ロック機構19が解除される
ように設ける。
【0024】荷物支承枠4が下方に回動したときには、
戻りスプリング18により係止フック16は戻っているが、
操作ハンドル17を操作して係止フック16のフック部をロ
ック杆23に係止させる。
【0025】また、荷物支承枠4は上記ロック機構19に
より重合状態に移動車枠2に係止され、荷物支承枠4上
に荷受板5をピン14により折り畳み自在に付設し、荷物
支承枠4の上部及び下部の左右にコ字形状の軸受片15を
開口部を外側に向けて立設し、この軸受片15にガード8
の基部を嵌入しピン15'で軸着してガード8を荷物支承
枠4上に折り込めるように立設したので、これらを折り
畳むと機体cからの突出部がなくなり、非常にコンパク
トな姿になり場所をとらずに機体cを収納することがで
きる。
【0026】また、図のように、移動車枠2の係止部6
のやや下方と接地部7のやや上方との間に、機体cの剛
性を増すために張設せる副移動車枠2'の中程に脚部20
を付設し、上記のように荷受板5とガード8を荷物支承
枠4に折りこんで運搬車の荷台aに積み込んだとき、手
押しハンドル1の先端と該脚部20で機体cが保持される
ので、非常に安定した姿で輸送できる。
【0027】また、図中符号21は荷物支承枠4の下部
4"が上動した際、これに連動して機体cを係止するブ
レーキ機構,符号22はローラーコンベアである。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したから荷物
支承枠に運びたい荷物を載置し、本機を運搬車の荷台に
運び上げる最適な位置まで運搬車として移動し、移動車
枠を地上と運搬車の荷台縁に斜めに掛け渡し、荷物支承
枠の下部を上方に回動して荷物支承枠上の荷物を運搬車
の荷台に運び上げることができるので、従来のように手
で持ち上げたり肩にかついだりする重労働から解放され
る。
【0029】逆に重い荷物を運搬車の荷台から降ろすと
きは移動車枠を地上と荷台縁とに掛け渡し、荷物支承枠
の下部を上方に回動して荷物支承枠の上部に荷物を乗せ
荷物支承枠の下部の方向に滑らせながら荷受板に荷物を
受けさせ、荷物支承枠の下部を下方に回動させて荷物支
承枠を移動車枠上に設置せしめて機体を荷台縁より外
し、手押しハンドルを握持しながら荷物を所定の位置ま
で運搬できる。
【0030】また、荷物支承枠は移動車枠と重合状態で
形成され、荷受板とガードも荷物支承枠上に折り込める
ので、場所をとらないコンパクトな形態で収納が可能と
なり、運搬機を荷物と一緒に運搬車やトラックの荷台に
載せ、配達の先々で荷台から運搬機を降ろして、荷物の
運び上げ・荷降ろし・運搬に使用できる安全で能率的に
重い荷物の運び上げ・荷降ろし・運搬のできる経済的で
秀れた運搬機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図である。
【図2】本発明の一実施例の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の一実施例の荷物支承枠の上下動の機構
を示す側面図である。
【図4】本発明の一実施例の運搬機を折り畳んでセット
した状態を示す後面図である。
【符号の説明】 a 荷台 a’荷台縁 1 手押ハンドル 2 移動車枠 3 車輪 4 荷物支承枠 4' 上部 4" 下部 5 荷受板 6 係止部 7 接地部 8 ガード
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 俊宏 兵庫県神戸市中央区脇浜町1丁目3番18号 株式会社神戸製鋼所溶接棒事業部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手押しハンドルを突設した移動車枠の下
    部寄り左右に車輪を設け、この移動車枠の上部寄りに荷
    物支承枠の上部を枢着して荷物支承枠を移動車枠上に重
    合状態に且つ下部を上下動自在に設け、この荷物支承枠
    の下部に荷受板を荷物支承枠上に折り畳み自在に付設
    し、前記移動車枠の上部寄りに係止部を設け、この係止
    部を運搬車の荷台の荷台縁に係止したとき接地する接地
    部を移動車枠の下部に設け、荷物支承枠の両側にガード
    を折り込めるように付設したことを特徴とする運搬機。
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