JPH0525382U - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JPH0525382U
JPH0525382U JP7432491U JP7432491U JPH0525382U JP H0525382 U JPH0525382 U JP H0525382U JP 7432491 U JP7432491 U JP 7432491U JP 7432491 U JP7432491 U JP 7432491U JP H0525382 U JPH0525382 U JP H0525382U
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JP
Japan
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signal
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received signal
true
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Application number
JP7432491U
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English (en)
Inventor
和人 山田
保博 伊東
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】測距性能を上げる。 【構成】受信信号認識部13を設けて、偽の受信信号に
よる測距を回避可能な構成にしたから、測距データの信
頼性が高まり、また、装置内部の偽の信号レベルをある
程度抑えるだけで、測距範囲中に不感帯がなくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、送信部よりパルス信号を出力し、目標物からの反射信号を受信し、 送信信号と受信信号間の時間遅れを計測することにより、目標物までの距離を認 識する測距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の測距装置としては、一般的に、位相比較方式やパルス走行時間方式を用 いたものがある。
【0003】 すなわち、位相比較方式のものでは、連続的かつ正弦波的に送信信号が目標物 に出力され、目標物からの反射信号を受信し、その受信信号と、送信信号の位相 差を測定することにより目標物までの距離を求める方法であるため、真の反射信 号による真の受信信号と、偽の反射信号による偽の受信信号との分離が不可能で ある。
【0004】 パルス走行時間方式のものでは、送信信号パルス幅よりも真の信号と偽の信号 の受信間隔が長い場合は、真の信号と偽の信号を分離することが可能である。
【0005】 パルス走行時間方式の場合、上記条件において真の信号と偽の信号を分離する ことが可能であるため、装置内部に偽の信号を発生する要因が存在する場合、送 信信号パルス出力後一定時間は、受信信号と判断しないような論理回路を付加す ることにより偽の受信信号による測定を避けている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の測距装置では、前者では、連続的で正弦波的 送信信号と受信信号の位相差を比較して距離を求めているが、連続信号を使用し ているため真の信号と偽の信号を分離することができないために偽の信号により 、真の信号の位相を変化させてしまう。
【0007】 これにより、測定誤差を小さくすべく、偽の信号を小さくする努力と真の信号 のレベルを大きい状態で使用するなどの方法を取っている。但し、上記方法を取 る場合必要以上に真の信号レベルが必要になり、結果として、測定距離を短くし た測距装置を構成せざるを得ないという問題があった。
【0008】 後者では、信号のパルス幅が他の信号にオーバーラップしない場合、真の信号 と偽の信号の分離が可能になるが、送信パルス信号を出力後一定時間は、受信信 号と判断しないような論理回路を付加することにより、偽の受信信号による測定 を避けている方法では、装置内部における偽の信号のように既に知られているタ イミングで発生する偽の信号を避けているにすぎない。さらに、送信パルス信号 出力後の一定時間は、不感帯となりその間の距離を測定することができないとい う問題点があった。
【0009】 本考案は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、 真の信号と偽の信号の分離が可能な状態において不感帯をなくすことと、測定ラ イン上で起こった不慮の反射信号に対しては偽の信号と判断し、装置内部でおこ る反射信号に対しても偽の信号と判断して、真の信号による計測を行なうことが できるようにした測距精度を高めた測距装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところは、 送信部よりパルス信号を出力し、目標物からの反射信号を受信し、送信信号と 受信信号間の時間遅れを計測することにより、目標物までの距離を認識する測距 装置において、 送信信号の出力タイミングに合せて時間経過と共に信号レベルが減少する基準 信号を発生する基準信号発生部と、 前記基準信号のレベルと受信信号のレベルを比較し、前記基準信号よりも受信 信号のレベルが高い場合に真の受信信号と認識する受信信号認識部と、 受信信号から一定のレベルスライスにより受信タイミングを検出するレベルコ ンパレータと、 前記受信信号認識部からの受信信号認識信号と、前記レベルコンパレータから の受信タイミング検出信号とにより、真の受信タイミングを検出する受信タイミ ング検出部とを備えたことを特徴とする測距装置に存する。
【0011】 前記基準信号発生部からの基準信号は偽の信号レベルを予測して設定されてい る。
【0012】
【作用】
受信信号のレベルは、目標物の反射係数が同じ場合、目標物の距離に伴い変化 する。すなわち、目標物の距離が遠くにあるほど、受信信号のレベルは、小さく なり、受信するまでの時間が長くなる。
【0013】 受信までの時間tと受信信号レベルf(t)の関係は、搬送する信号および信 号が通る環境によって決定されるが、計測するシステムからf(t)を決定して 、f(t)×α(0<α<1)やf(t)−A(A;正の定数)などの信号と受 信信号のレベルを比較することにより、受信信号認識部は、受信信号のレベルが 大きい場合、真の受信信号と認識することができる。
【0014】 一方、レベルコンパレータは一定レベル以上の受信信号を検出する。この受信 信号には真のものと偽のものとが混在している。受信タイミング検出部は、前記 受信信号認識部からの受信信号認識信号と、レベルコンパレータからの受信タイ ミング検出信号とから、真の受信タイミングを検出することができる。
【0015】 受信信号レベルを比較する基準信号レベルが、時間経過と共に減少しているた めに、真の信号検出が、不感帯なしに行える。また、近距離に偽の信号があり、 遠距離の真の信号レベルより大きい場合でも、時間経過に伴う真の受信信号レベ ルを認識しているため、偽の信号レベルが、真の受信信号レベルを越えない限り 、測距が可能となる。
【0016】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
【0017】 各図は本考案の一実施例を示している。
【0018】 図1は、本考案の実施例のブロック図である。また、図2は、実施例の動作タ イミングを示している。
【0019】 マイクロコンピュータ1により、計測開始信号aをタイミング制御部11に送 る。
【0020】 タイミング制御部11は、信号の送信から受信までの時間計測により距離を測 定するため、時間計測用に、精度の高い基準発信器を備えている。タイミング制 御部11は、計測開始信号aを受けて、その基準発信器からの基準発信信号bに 同期をかけた送信タイミング信号を、送信部3に送る。同時に、時間遅れ計測部 7に時間計測用クロックlを、基準信号発生部12に基準信号発生タイミング信 号を送っている。
【0021】 送信部3は、送信タイミング信号を受けて、送信信号cを、計測すべき真の反 射体6に送る。送信信号cは、パルス状の光波やパルス状の電波などを使用する ことが可能である。一例として、送信部3の出力部として半導体レーザを使用し た場合は、光波測距装置となる。
【0022】 送信信号cが、真の反射体6に反射して受信部4に受信信号dとして入力され る。この場合、偽の反射体5があることによって受信信号dに破線の偽の信号が 現われる。受信部4は、受信信号dを受信して、受信信号認識部13とレベルコ ンパレータ16で、動作可能な電圧に変化し増幅した受信信号として、受信信号 認識部13とレベルコンパレータ16に送る。一例として、光波測距装置の場合 、受信部4は、フォトディテクタとアンプにて構成される。
【0023】 基準信号発生部12は、タイミング制御部11からの基準信号発生タイミング 信号をトリガとして、基準信号発生部出力eを受信信号認識部13に送る。
【0024】 基準信号発生部出力eは、抵抗とコンデンサを組み合わせた回路の応答を利用 して信号とした。
【0025】 受信信号認識部13は、受信部4からの増幅された受信信号が、基準信号発生 部出力eよりも大きい場合に、受信信号認識信号gとして、受信タイミング検出 部14に送る。図2のfに、受信信号認識部13のレベルコンパレータ動作を示 す。
【0026】 レベルコンパレータ16は、受信部4からの増幅された受信信号が、一定レベ ルより大きい場合に、受信タイミング検出信号iとして、受信タイミング検出部 14に送る。図2のhに、レベルコンパレータ16の動作を示す。コンパレータ レベルは、可能な限り0に近付ける必要がある。これは、受信信号dのレベル変 動により、受信タイミングが変化するのを抑えるためである。
【0027】 しかし、コンパレータレベルを0に近付けるほど、偽の受信信号やノイズの影 響で誤動作が起こるため、受信信号認識部13からの受信信号認識信号gをラッ チのコントロールに使用することにより、誤動作を避けている。すなわち、受信 信号認識信号gの立ち上がり時にレベルコンパレータ16がコンパレートモード になるようにしている。
【0028】 受信タイミング検出部14は、AND回路で、受信信号認識信号gと受信タイ ミング検出信号iとを共に受信をした場合に、受信タイミング検出部出力jを時 間遅れ計測部7に出力する。レベルコンパレータ16は、受信タイミング検出部 出力jの立ち下がりにてコンパレートモードからラッチモードになり、次の受信 信号認識信号gが発生するまでラッチモードになっていて、受信タイミング検出 部出力jのレベルを固定している。
【0029】 時間遅れ計測部7は、タイミング制御部11からの時間計測用クロック1と受 信タイミング検出部14からの受信タイミング検出部出力jにより、時間遅れ計 測部データkの真の反射体までの往復時間を計測する。
【0030】 時間計測用クロック1を受信タイミング検出部出力jが入力されるまでカウン タで計測し、大まかな時間データとする。カウンタで計測できない部分は、時間 計測用クロック1と受信タイミング検出部出力jを使用して、詳細時間データパ ルスmをつくり、詳細時間データパルスmを電圧に変換して、A/D変換器で読 むことにより正確な真の反射体までの往復時間を計測することができる。
【0031】 時間遅れ計測部7からマイクロコンピュータ1に大まかな時間データと詳細時 間データを送ることにより、マイクロコンピュータ1で距離データに換算して距 離データを、表示部2に送る。表示部2は、測距データを液晶などのディスプレ ーに表示する。
【0032】
【考案の効果】
本考案にかかる測距装置によれば、受信信号認識部を設けて、偽の受信信号に よる測距を避けているので、測距データの信頼性を上げることができる。また、 装置内部の偽の信号レベルをある程度抑えるだけで、測距範囲に不感帯を持たな い測距装置になり、測距性能を上げることができる。
【0033】 ノイズによる誤動作を避けているため、受信タイミング検出のコンパレータレ ベルを下げることが可能になり、受信信号のレベル変動による測距データの変化 を抑えることができるため、測距精度を上げる効果がある。
【0034】 真の測定物の途中に木の枝などがあり、そこからの反射信号で計測してしまう ような測距装置の場合、受信信号認識コンパレータレベルを選択することによっ て計測点を選択することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す測距装置のブロック図
である。
【図2】本考案の一実施例を示す測距装置の動作を示す
タイムチャートである。
【符号の説明】
11…タイミング制御部 12…基準信号発生部 13…受信信号認識部 14…受信タイミング検出部 16…レベルコンパレータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信部よりパルス信号を出力し、目標物か
    らの反射信号を受信し、送信信号と受信信号間の時間遅
    れを計測することにより、目標物までの距離を認識する
    測距装置において、 送信信号の出力タイミングに合せて時間経過と共に信号
    レベルが減少する基準信号を発生する基準信号発生部
    と、 前記基準信号のレベルと受信信号のレベルを比較し、前
    記基準信号よりも受信信号のレベルが高い場合に真の受
    信信号と認識する受信信号認識部と、 受信信号から一定のレベルスライスにより受信タイミン
    グを検出するレベルコンパレータと、 前記受信信号認識部からの受信信号認識信号と、前記レ
    ベルコンパレータからの受信タイミング検出信号とによ
    り、真の受信タイミングを検出する受信タイミング検出
    部とを備えたことを特徴とする測距装置。
JP7432491U 1991-09-17 1991-09-17 測距装置 Pending JPH0525382U (ja)

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JP7432491U JPH0525382U (ja) 1991-09-17 1991-09-17 測距装置

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JP7432491U JPH0525382U (ja) 1991-09-17 1991-09-17 測距装置

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JPH0525382U true JPH0525382U (ja) 1993-04-02

Family

ID=13543823

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JP7432491U Pending JPH0525382U (ja) 1991-09-17 1991-09-17 測距装置

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