JPH0525347A - 難燃性組成物 - Google Patents
難燃性組成物Info
- Publication number
- JPH0525347A JPH0525347A JP3206362A JP20636291A JPH0525347A JP H0525347 A JPH0525347 A JP H0525347A JP 3206362 A JP3206362 A JP 3206362A JP 20636291 A JP20636291 A JP 20636291A JP H0525347 A JPH0525347 A JP H0525347A
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- Pending
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- Organic Insulating Materials (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 難燃化効果及び低発煙化効果の高い難燃性組
成物を提供すること。 【構成】 ポリ塩化ビニル１００重量部に水酸化アルミ
ニウム（Ａｌ（ＯＨ）3 ）又は水酸化マグネシウム（Ｍ
ｇ（ＯＨ）2 ）を１０〜１００重量部含む混和物に対し
少なくとも、Ｍｇl （ＣＯ3 ）m （ＯＨ）n ・ｋＨ2 Ｏ
（ｌ＝１〜６，ｍ＝１〜２，ｎ＝１〜４，ｋ＝０〜６）
であり、かつ平均粒子径が１５μｍ以下であるとともに
５００メッシュパス（２８μｍ以下）の粒子が９５％以
上である無機粉体を１０〜１５０重量部含んでなる。
成物を提供すること。 【構成】 ポリ塩化ビニル１００重量部に水酸化アルミ
ニウム（Ａｌ（ＯＨ）3 ）又は水酸化マグネシウム（Ｍ
ｇ（ＯＨ）2 ）を１０〜１００重量部含む混和物に対し
少なくとも、Ｍｇl （ＣＯ3 ）m （ＯＨ）n ・ｋＨ2 Ｏ
（ｌ＝１〜６，ｍ＝１〜２，ｎ＝１〜４，ｋ＝０〜６）
であり、かつ平均粒子径が１５μｍ以下であるとともに
５００メッシュパス（２８μｍ以下）の粒子が９５％以
上である無機粉体を１０〜１５０重量部含んでなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、電線やケーブル等の
被覆材料や家電製品用樹脂等に好適に使用される難燃性
組成物に関するものである。
被覆材料や家電製品用樹脂等に好適に使用される難燃性
組成物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】電線やケーブル等の難燃性の被覆材料と
しては、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）に水酸化マグネシウ
ム（Ｍｇ（ＯＨ）2 ）、水酸化アルミニウム（Ａｌ（Ｏ
Ｈ）3 ）、水酸化カルシウム（Ｃａ（ＯＨ）2）、塩基
性炭酸マグネシウム（Ｍｇ4 （ＣＯ3 ）（ＯＨ）2 ）等
を混合したものが知られている。
しては、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）に水酸化マグネシウ
ム（Ｍｇ（ＯＨ）2 ）、水酸化アルミニウム（Ａｌ（Ｏ
Ｈ）3 ）、水酸化カルシウム（Ｃａ（ＯＨ）2）、塩基
性炭酸マグネシウム（Ｍｇ4 （ＣＯ3 ）（ＯＨ）2 ）等
を混合したものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のものは、難燃性
は向上するものの低発煙化効果が未だ満足すべきもので
はなかった。
は向上するものの低発煙化効果が未だ満足すべきもので
はなかった。
【０００４】そこで、この発明は高い難燃効果、低発煙
性及び優れた電気絶縁性を有する難燃性組成物を提供す
ることを目的とする。
性及び優れた電気絶縁性を有する難燃性組成物を提供す
ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、ポリ塩化ビニル１００重量部に水酸化
アルミニウム（Ａｌ（ＯＨ）3 ）又は水酸化マグネシウ
ム（Ｍｇ（ＯＨ）2 ）を１０〜１００重量部含む混和物
に対し少なくとも、Ｍｇl （ＣＯ3 ）m （ＯＨ）n ・ｋ
Ｈ2 Ｏ（ｌ＝１〜６，ｍ＝１〜２，ｎ＝１〜４，ｋ＝０
〜６）であり、かつ平均粒子径が１５μｍ以下であると
ともに５００メッシュパス（２８μｍ以下）の粒子が９
５％以上である無機粉体を１０〜１５０重量部含んだも
のである。
め、この発明は、ポリ塩化ビニル１００重量部に水酸化
アルミニウム（Ａｌ（ＯＨ）3 ）又は水酸化マグネシウ
ム（Ｍｇ（ＯＨ）2 ）を１０〜１００重量部含む混和物
に対し少なくとも、Ｍｇl （ＣＯ3 ）m （ＯＨ）n ・ｋ
Ｈ2 Ｏ（ｌ＝１〜６，ｍ＝１〜２，ｎ＝１〜４，ｋ＝０
〜６）であり、かつ平均粒子径が１５μｍ以下であると
ともに５００メッシュパス（２８μｍ以下）の粒子が９
５％以上である無機粉体を１０〜１５０重量部含んだも
のである。
【０００６】
【作用】この発明の難燃性組成物では、難燃効果も高
く、低発煙化効果も高いものであった。また、電線やケ
ーブルの被覆物としたとき、優れた電気絶縁性を発揮し
た。
く、低発煙化効果も高いものであった。また、電線やケ
ーブルの被覆物としたとき、優れた電気絶縁性を発揮し
た。
【０００７】
【実施例】以下にこの発明の好適な実施例につき説明す
る。この発明の難燃性組成物は、ポリ塩化ビニル（ＰＶ
Ｃ）１００重量部に水酸化アルミニウム（Ａｌ（ＯＨ）
3 ）又は水酸化マグネシウム（Ｍｇ（ＯＨ）2 ）を１０
〜１００重量部含む混和物に対して無機粉体を１０〜１
５０重量部含んでなる。無機粉末としては、Ｍｇl （Ｃ
Ｏ3 ）m （ＯＨ）n ・ｋＨ2 Ｏを用いる。この無機粉末
の平均粒子径は１５μｍ以下であり、かつ５００メッシ
ュパス（２８μｍ以下）の粒子を９５％以上含むもので
ある。より好ましくは、平均粒子径が１０μｍ以下、９
５％以上の粒子は８００メッシュパス（１８μｍ以下）
である。
る。この発明の難燃性組成物は、ポリ塩化ビニル（ＰＶ
Ｃ）１００重量部に水酸化アルミニウム（Ａｌ（ＯＨ）
3 ）又は水酸化マグネシウム（Ｍｇ（ＯＨ）2 ）を１０
〜１００重量部含む混和物に対して無機粉体を１０〜１
５０重量部含んでなる。無機粉末としては、Ｍｇl （Ｃ
Ｏ3 ）m （ＯＨ）n ・ｋＨ2 Ｏを用いる。この無機粉末
の平均粒子径は１５μｍ以下であり、かつ５００メッシ
ュパス（２８μｍ以下）の粒子を９５％以上含むもので
ある。より好ましくは、平均粒子径が１０μｍ以下、９
５％以上の粒子は８００メッシュパス（１８μｍ以下）
である。
【０００８】ここで用いるＭｇl （ＣＯ3 ）m （ＯＨ）
n ・ｋＨ2 Ｏは、天然のもの若しくは合成品のいずれを
用いても良く、また複数の異なる化合物を混合して化学
量論比として、 Ｍｇl （ＣＯ3 ）m （ＯＨ）n ・ｋＨ2 Ｏ （ｌ＝１〜６，ｍ＝１〜２，ｎ＝１〜４，ｋ＝０〜６） となるように調整したものであっても良い。また、この
発明の組成物には、熱安定剤、顔料、可塑剤等の添加剤
が含まれても良い。
n ・ｋＨ2 Ｏは、天然のもの若しくは合成品のいずれを
用いても良く、また複数の異なる化合物を混合して化学
量論比として、 Ｍｇl （ＣＯ3 ）m （ＯＨ）n ・ｋＨ2 Ｏ （ｌ＝１〜６，ｍ＝１〜２，ｎ＝１〜４，ｋ＝０〜６） となるように調整したものであっても良い。また、この
発明の組成物には、熱安定剤、顔料、可塑剤等の添加剤
が含まれても良い。
【０００９】このような組成物を導体上に直接若しくは
他の絶縁物を介して押出被覆して絶縁電線とすることも
できる。また、このような組成物でシースを構成するこ
ともできる。また、ケーブルの被覆材料とすることもで
き、さらには家電製品用に用いることもできる。
他の絶縁物を介して押出被覆して絶縁電線とすることも
できる。また、このような組成物でシースを構成するこ
ともできる。また、ケーブルの被覆材料とすることもで
き、さらには家電製品用に用いることもできる。
【００１０】以下の表にこの発明の好適な実施例１〜５
と比較例１〜３とを難燃性（酸素指数ＯＩ）、発煙性に
ついて比較した結果を示す。
と比較例１〜３とを難燃性（酸素指数ＯＩ）、発煙性に
ついて比較した結果を示す。
【００１１】
【表１】
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、難燃性に優れ、低発煙化効果も高い。
ば、難燃性に優れ、低発煙化効果も高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉野 明 東京都江東区木場１丁目５番１号 藤倉電 線株式会社内 (72)発明者 砂塚 英夫 東京都江東区木場１丁目５番１号 藤倉電 線株式会社内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 ポリ塩化ビニル１００重量部に水酸化ア
ルミニウム（Ａｌ（ＯＨ）3 ）又は水酸化マグネシウム
（Ｍｇ（ＯＨ）2 ）を１０〜１００重量部含む混和物に
対し、少なくとも以下の（イ）〜（ハ）の条件を備えた
無機粉体を１０〜１５０重量部含んだことを特徴とする
難燃性組成物、 （イ） Ｍｇl （ＣＯ3 ）m （ＯＨ）n ・ｋＨ2 Ｏ （ｌ＝１〜６，ｍ＝１〜２，ｎ＝１〜４，ｋ＝０〜６） （ロ） 平均粒子径が１５μｍ以下、 （ハ） ５００メッシュパス（２８μｍ以下）の粒子が
９５％以上。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3206362A JPH0525347A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 難燃性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3206362A JPH0525347A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 難燃性組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0525347A true JPH0525347A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16522070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3206362A Pending JPH0525347A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 難燃性組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0525347A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6179008B1 (en) | 1996-02-09 | 2001-01-30 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Thermoplastic elastomer composition, process for the preparation there of, hose made by using the composition, and process for the production thereof |
| WO2005059034A1 (ja) * | 2003-12-18 | 2005-06-30 | Nitto Denko Corporation | 無機粉体含有樹脂組成物、膜形成材料層、転写シート、誘電体層形成基板の製造方法、誘電体層形成基板、及びプラズマディスプレイパネル |
-
1991
- 1991-07-23 JP JP3206362A patent/JPH0525347A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6179008B1 (en) | 1996-02-09 | 2001-01-30 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Thermoplastic elastomer composition, process for the preparation there of, hose made by using the composition, and process for the production thereof |
| US6526859B1 (en) | 1996-02-09 | 2003-03-04 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Thermoplastic elastomer composition and process of production thereof and hose using thermoplastic elastomer composition and process of production thereof |
| WO2005059034A1 (ja) * | 2003-12-18 | 2005-06-30 | Nitto Denko Corporation | 無機粉体含有樹脂組成物、膜形成材料層、転写シート、誘電体層形成基板の製造方法、誘電体層形成基板、及びプラズマディスプレイパネル |
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