JPH05253358A - ハサミおよびその製造方法 - Google Patents

ハサミおよびその製造方法

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JPH05253358A
JPH05253358A JP4053493A JP5349392A JPH05253358A JP H05253358 A JPH05253358 A JP H05253358A JP 4053493 A JP4053493 A JP 4053493A JP 5349392 A JP5349392 A JP 5349392A JP H05253358 A JPH05253358 A JP H05253358A
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JP
Japan
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scissors
pair
plate material
blade
groove
Prior art date
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Pending
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JP4053493A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Matsuo
好海 松尾
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KUROBAA KK
Original Assignee
KUROBAA KK
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Publication date
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Publication of JPH05253358A publication Critical patent/JPH05253358A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グラインダ等を用いた研削による刃付け工程
を全く省略してコスト低減を図りながら、ハサミとして
の切れ味を一般的なハサミと遜色のないものに維持した
ハサミおよびその製造方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 金属材料板材の一面に直線状の割り溝を型押
し形成し、この割り溝を挟んでハサミの一対の刃部が配
置される形状に打ち抜いたワークを形成するとともに、
このワークに焼き入れを施し、次いでこのワークを割り
溝に沿って分割することにより一対の刃部を形成し、か
かる刃部を、上記分割によって生じたエッジが互いに切
り刃として擦り合わされるように組み合わされるように
なしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、ハサミおよびその製
造方法に関し、詳しくは、研削による刃付け工程を省略
して簡便かつ安価に製造することができるとともに、一
定の切れ味を確保したものに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ハサ
ミの刃部は、一般に、研削加工によって刃付けを行うこ
とにより形成される。かかる刃付け工程は、ハサミとし
ての切れ味を左右する最も重要な工程とされており、そ
れ故に、高度な技術を必要とするとともに、多額の加工
コストを要していた。
【0003】ところで、縫い針やボタン、ハサミ等、緊
急の場合のボタン付けや縫い作業に最小限必要なものを
セットにしたいわゆるソーイングセットに組み込むべき
ハサミのように、小型のハサミの場合には、上記のよう
な研削加工による刃付けを行うことは、ハサミの製造コ
ストを著しく押し上げてしまい、上記のソーイングセッ
トを安価に提供できなくなってしまう。
【0004】そのため、かかるソーイングセット等に組
み込まれる小型のハサミにおいては、単にプレス成形と
表面処理を行っただけの簡単な刃部をもつものとせざる
をえない現状にある。そうすると、ハサミの製造コスト
がある程度低減できても、ハサミとしての切れ味が著し
く低劣であるという問題が残る。
【0005】本願発明は、上記のような事情のもとで考
えだされたものであって、ハサミとしての製造コストを
押し上げる主たる原因である研削加工による刃付け工程
を省略しつつ、しかも、一定の切れ味を確保しうるハサ
ミおよびその製造方法を提供することをその課題として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。すな
わち、本願の請求項1のハサミは、焼き入れ後の金属板
材を直線に沿って分割することによって得られる分割端
面のエッジを切り刃として用いたことを特徴としてい
る。
【0007】そして、本願の請求項2に記載したハサミ
の製造方法は、次の各ステップを含むことを特徴として
いる。 (a) 金属材料板材の一面に直線状の割溝を型押し形成す
るステップ。 (b) 上記材料板材における上記割溝を挟む所定領域を打
ち抜くステップ。 (c) 上記打ち抜かれたワークに焼き入れを施すステッ
プ。 (d) 上記焼き入れ済のワークを上記割溝に沿って分割す
るステップ。 (e) 上記分割して得られる二部材を、分割端面の板材他
面側のエッジが互いにハサミの切り刃としてすり合わさ
れるように組み合わせるステップ。
【0008】
【発明の作用および効果】本願発明は、ハサミの刃部、
とりわけその切り刃の形成方法に特徴づけられている。
すなわち、本願発明におけるハサミの切り刃は、従来の
ように、グラインダ等を用いた研削によって行うのでは
なく、あらかじめ焼き入れをすることによってもろさを
与えた金属板材を直線に沿って分割することによってで
きる、その分割端面の一縁の鋭いエッジをそのまま切り
刃として利用としようとするものである。
【0009】上記の分割端面の一縁のエッジは、鋭いエ
ッジとなっているので、このエッジが互いに切り刃とし
て擦り合わされるようにして分割された二部材を組み合
わせてハサミを構成すると、このハサミの切れ味は、研
削によって切り刃を形成した従前の一般的なハサミと優
るとも劣らないものとなる。
【0010】また、本願発明のハサミの製造方法は、材
料板材に焼き入れ後、この材料板材を直線に沿って分割
しやすくするために割溝を型押し形成するステップが必
要ではあるが、そもそもハサミの刃部の形状に板材を打
ち抜くためのプレス機械が当然に製造工程において存在
することから、上記の型押し用の金型を用いて割溝を形
成するステップを挿入することに、なんらの困難性もな
く、きわめて簡単に実施できる。
【0011】以上のように、本願発明においては、グラ
インダを用いた研削加工による刃付け工程を省略するこ
とができるので、ハサミの製造コストを著しく低減する
ことができるのみならず、焼き入れ後の材料板材を分割
することによって自然と生じる鋭いエッジを切り刃とし
て利用しているので、ハサミとしての切れ味も従前の一
般的なハサミの切れ味に遜色ないものとすることができ
る。
【0012】
【実施例の説明】以下、本願発明の実施例を、図面を参
照しつつ、具体的に説明する。図1は、本願発明方法に
よって製造することができるハサミ1の一例を示してい
る。
【0013】このハサミ1は、カシメピン2によって一
対の金属製刃部3,3が互いにヒンジ結合された形態を
している。各金属製刃部3,3は、上記カシメピン2を
中心とする揺動によって擦り合わされる直線状の切り刃
3a,3aを有しているとともに、上記カシメピン2を
挟んで上記切り刃3a,3aと反対方向に、樹脂製の把
手部4,4に挿入連結されるべき連結突起3b,3bを
備えている。
【0014】かかるハサミ1は、次のようにして製造さ
れる。図2に示すように、所定幅の金属板材5の幅方向
両側部に、この板材5を所定ピッチ毎に送るとともに、
各工程装置の位置決めピン(図示略)に係合して平面方
向の位置決めを行うためのパイロット孔6…が、それぞ
れ、等間隔にあけられている。そして、この板材5は、
上記パイロット孔6…を利用して1ピッチづつ送られな
がら、一対の刃部3,3のカシメピン挿通孔7,7が順
次あけられる。
【0015】上記板材5は、たとえば、厚み0.5mm
程度の炭素工具鋼板、あるいはSUS420J2 等のス
テンレス鋼板を有効に用いることができる。こうしてカ
シメピン挿通孔7,7が開けられた板材5は、次に、型
押し工程に運ばれ、図3および図4に示すように、その
上面に、直線状に延びる割溝8が型押し形成される。こ
の割溝8の形成位置は、図3に表れているように、各一
対のカシメピン挿通孔7,7と割溝8とが、全体とし
て、点対称となるように配置される。また、この割溝8
の切り込み深さは、図4に表れているように、板材5の
厚みに対して1/10ないし1/5程度で充分である。
この割溝8の切り込み深さをあまりに深くすると、割溝
の近傍が盛り上がる変形を起こすので好ましくないし、
仮にこの割溝8の切り込み深さが板厚の1/10程度で
あっても、板材の焼き入れ後においては、板材にもろさ
が与えられるため、充分容易に、この割溝に沿って板材
を分割することが可能だからである。
【0016】上記の型押しによる割溝形成工程を終えた
板材5は、次にプレス型抜き工程に運ばれ、図5に示す
ように、上記割溝8を挟む領域を、一対の刃部3,3が
割溝8を境に点対称的に位置する形状に打ち抜く。こう
して打ち抜かれた図6(a) に示すワークは、焼き入れ工
程ならびに必要ならば焼き戻し工程を経た後、バレル研
磨等によって上記打ち抜き時にワークの周囲に形成され
たバリが除去されるとともに表面研磨を行い、次いで、
図6(b) に示すように、このワークを、割溝8に沿って
二分割して一対の金属製刃部3,3を得る。
【0017】そして、この一対の刃部の各連結突起3
b,3bに上述のように樹脂製の把手部4,4を圧入ま
たはインサート成形によって連結した後、図1に示すよ
うに、これら2部材を、カシメピン挿通孔7,7にカシ
メピン2を連通挿の上、その一端をカシメることにより
連結し、ハサミ1の製造が完了する。
【0018】焼き入れ工程によってもろさを与えられた
板材5が割溝8に沿って分割されるとき、この分割端面
の一縁、すなわち、割溝が形成された側と反対側の縁
は、図7に示すように鋭いエッジが形成されており、こ
の鋭いエッジが各金属製刃部3,3における切り刃3
a,3aとして機能する。この切り刃3a,3aは、従
前のハサミのように研削によって形成されたものではな
いが、金属分割時の破断面が直接現れているためにきわ
めて鋭く、したがって、かかる切り刃3a,3aが互い
に擦り合わされるようにして組み合わされる本願発明の
ハサミ1は、その切れ味が従前の一般的なハサミとなん
ら遜色のないものとなる。
【0019】しかも、上述してきたように、金属製刃部
3,3の製造工程には、クラインダ等の研削加工による
煩雑な刃付け工程は全く省略され、所定形状に打ち抜か
れたワークを上記割溝に沿って単に分割するだけで上記
したような鋭い切り刃3a,3aが自動的に形成され
る。したがって、製造工程が簡略化されるとともにその
コストも著しく低減することができる。
【0020】図8は、本願発明の方法によって製造する
ことができるハサミ1の他の例を示している。この図8
のハサミは、図1に示したような一対の構成部材がカシ
メピン2を中心として回動するように連結されている形
態とは異なり、二つの刃部3,3が、ほぼU字状の弾性
部材からなる把手部4によって一体連結された、いわゆ
る握りバサミ、あるいは糸切りバサミと呼ばれる形態の
ものである。
【0021】かかる形態のハサミ1においても、一対の
金属製刃部3,3の直線状切り刃3a,3aを互いに擦
り合わされてハサミとしての機能を達成する点では、図
1のハサミと同様であり、したがって、かかる形態のハ
サミにおける金属製刃部3,3の製造にも、同様に本願
発明を適用することができる。
【0022】図9ないし図12は、上記図8に示したハ
サミ1の一対の刃部3,3を製造するための工程を示し
ている。図2ないし図6に比較して異なる点は、刃部
3,3の形状がやや異なることによる相違だけであっ
て、基本的には図2ないし図6の例と同様である。
【0023】すなわち、図9ないし図10に表れている
ように、所定間隔のパイロット孔6…が両側部に設けら
れた板材5に、飾り孔9を打ち抜き形成した上、次にか
かる飾り孔9を挟む位置に直線状割溝8を型押しによっ
て形成し、次いで図11に表れているように、上記割溝
8を挟む領域に、一対の刃部が点対称的につながるよう
な形状のワークを打ち抜く。そして図12(a) のワーク
に焼き入れ、ないし必要ならば焼き戻しを施すととも
に、所定のバレル研磨によるバリ取りないし表面研磨を
行った後、図12(b) に表れているように、このワーク
を、割溝8に沿って分割する。そうして、この分割され
た一対の金属製刃部3,3が、あらかじめ樹脂等によっ
て形成された握りバサミあるいは糸切りバサミの形態と
しての把手部4に挿入連結され、図8に示す最終的なハ
サミ1が完成する。この場合についても、きわめて簡単
な製造工程によって、切れ味の遜色のないハサミが簡便
に製造されるのである。
【0024】もちろん、この発明の範囲は上述した実施
例に限定されることはない。板材5に型押し形成した割
溝8を挟む領域を打ち抜いてワークを形成するにつき、
上述した各実施例では、一対の刃部3,3となるべき形
状が、点対称的に配置された形状に打ち抜くように構成
しているが、割溝8を挟んで線対称的に一対の刃部3,
3の形状が配置されるように打ち抜いて分割前のワーク
を形成することももちろん可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のハサミの第一の実施例の正面図であ
る。
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】図1のハサミの製造方法の説明図であり、図4
は、図3のIV−IV線拡大断面を示している。
【図7】焼き入れ後のワークを割溝に沿って分割した状
態を示す断面図である。
【図8】本願発明のハサミの第二の実施例の正面図であ
る。
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】図8のハサミの製造方法の説明図である。
【符号の説明】
1 ハサミ 2 カシメピン 3 刃部 3a 切り刃 4 把手部 5 板材 8 割溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼き入れ後の金属板材を直線に沿って分
    割することによって得られる分割端面のエッジを切り刃
    として用いたことを特徴とする、ハサミ。
  2. 【請求項2】 次の各ステップを含むことを特徴とす
    る、ハサミの製造方法。 (a) 金属材料板材の一面に直線状の割溝を型押し形成す
    るステップ。 (b) 上記材料板材における上記割溝を挟む所定領域を打
    ち抜くステップ。 (c) 上記打ち抜かれたワークに焼き入れを施すステッ
    プ。 (d) 上記焼き入れ済のワークを上記割溝に沿って分割す
    るステップ。 (e) 上記分割して得られる二部材を、分割端面の板材他
    面側のエッジが互いにハサミの切り刃としてすり合わさ
    れるように組み合わせるステップ。
JP4053493A 1992-03-12 1992-03-12 ハサミおよびその製造方法 Pending JPH05253358A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002205223A (ja) * 2001-01-11 2002-07-23 Seiko Epson Corp 切断刃の製造方法および切断装置
JP2010094698A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Toyota Motor Corp 高強度部材製造方法、高強度部材製造方法に用いられる熱間プレス成形型及び高強度部品製造方法における中間成形体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6090638A (ja) * 1983-10-20 1985-05-21 Takuji Tsuji 鋏の刃体の製造法

Patent Citations (1)

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