JPH05253219A - X線装置 - Google Patents
X線装置Info
- Publication number
- JPH05253219A JPH05253219A JP4087556A JP8755692A JPH05253219A JP H05253219 A JPH05253219 A JP H05253219A JP 4087556 A JP4087556 A JP 4087556A JP 8755692 A JP8755692 A JP 8755692A JP H05253219 A JPH05253219 A JP H05253219A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic
- distance
- vibrator
- oscillator
- wave
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- Pending
Links
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 4
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 238000002604 ultrasonography Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】撮影距離に応じて撮影条件を補正するようにな
されたX線装置において、超音波距離計を使用した撮影
距離の測定精度を高め、撮影像の質の向上を図る。 【構成】撮影距離を測定する超音波距離計を、超音波振
動子の発射用又は受波用のどちらか一方(4又は8a)
をX線源2側に配し、他方(8a又は4)を移動型とし
てX線源2からの距離を測定したい位置におき、発射用
振動子4から発せられた超音波5を反射させることなく
受波用振動子8aで直接受波できる構成とし、超音波発
射から受波までの時間により発射用振動子4から受波用
振動子8aまでの距離(撮影距離)を測定する構成とす
る。
されたX線装置において、超音波距離計を使用した撮影
距離の測定精度を高め、撮影像の質の向上を図る。 【構成】撮影距離を測定する超音波距離計を、超音波振
動子の発射用又は受波用のどちらか一方(4又は8a)
をX線源2側に配し、他方(8a又は4)を移動型とし
てX線源2からの距離を測定したい位置におき、発射用
振動子4から発せられた超音波5を反射させることなく
受波用振動子8aで直接受波できる構成とし、超音波発
射から受波までの時間により発射用振動子4から受波用
振動子8aまでの距離(撮影距離)を測定する構成とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線源と被写体又は受
像面までの距離(撮影距離)を超音波距離計で測定し、
その距離に応じて撮影条件(KVやmAsなど)を補正
するようになされたX線装置に関するものである。
像面までの距離(撮影距離)を超音波距離計で測定し、
その距離に応じて撮影条件(KVやmAsなど)を補正
するようになされたX線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のX線装置の超音波距離計
は、超音波を発する振動子(超音波発射用振動子)と反
射波を受ける振動子(超音波反射波受波用振動子)とを
X線管の近傍に隣接配置し、発射用振動子から被写体又
は受像面に向けて発射された超音波がその被写体又は受
像面で反射し、再びX線管近傍位置まで戻ったところを
反射波受波用振動子で受波する構成となっていた。
は、超音波を発する振動子(超音波発射用振動子)と反
射波を受ける振動子(超音波反射波受波用振動子)とを
X線管の近傍に隣接配置し、発射用振動子から被写体又
は受像面に向けて発射された超音波がその被写体又は受
像面で反射し、再びX線管近傍位置まで戻ったところを
反射波受波用振動子で受波する構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、被
写体又は受像面(特に被写体)の、超音波を反射させる
面の向きや反射面の状態で反射率や反射方向が変化し、
また、超音波が発射されるビーム角が5〜30度と比較
的広く、したがって被写体に超音波が当たる面積、すな
わち、反射波受波用振動子から見ての反射波が返ってく
る方向が広く、距離測定値に誤差が生じやすい。このた
め、撮影条件の補正を誤らせることとなり、撮影像の質
を低下させるという問題点があった。
写体又は受像面(特に被写体)の、超音波を反射させる
面の向きや反射面の状態で反射率や反射方向が変化し、
また、超音波が発射されるビーム角が5〜30度と比較
的広く、したがって被写体に超音波が当たる面積、すな
わち、反射波受波用振動子から見ての反射波が返ってく
る方向が広く、距離測定値に誤差が生じやすい。このた
め、撮影条件の補正を誤らせることとなり、撮影像の質
を低下させるという問題点があった。
【0004】本発明の目的は、超音波距離計を使用した
撮影距離の測定精度を高め、撮影像の質を向上するよう
にしたX線装置を提供することにある。
撮影距離の測定精度を高め、撮影像の質を向上するよう
にしたX線装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、予め設定さ
れた撮影条件を、X線源から被写体又は受像面までの実
測距離に応じて補正するために超音波距離計を備えたX
線装置において、上記超音波距離計は、一方の超音波振
動子から発せられた超音波が、他方の超音波振動子に達
するまでの時間を測って、上記両振動子間の超音波経路
の距離を測定する超音波距離計で、上記一方の超音波振
動子は上記X線源近傍に配置され、他方の超音波振動子
は上記被写体又は受像面の任意の位置に移動可能になさ
れ、超音波発射側の超音波振動子からの超音波を受波側
の超音波振動子で直接受波可能としたことにより達成さ
れる。
れた撮影条件を、X線源から被写体又は受像面までの実
測距離に応じて補正するために超音波距離計を備えたX
線装置において、上記超音波距離計は、一方の超音波振
動子から発せられた超音波が、他方の超音波振動子に達
するまでの時間を測って、上記両振動子間の超音波経路
の距離を測定する超音波距離計で、上記一方の超音波振
動子は上記X線源近傍に配置され、他方の超音波振動子
は上記被写体又は受像面の任意の位置に移動可能になさ
れ、超音波発射側の超音波振動子からの超音波を受波側
の超音波振動子で直接受波可能としたことにより達成さ
れる。
【0006】
【作用】上記超音波発射側の振動子から発せられた超音
波は、被写体又は受像面などで反射することなく直接に
受波側の振動子に至るため、反射による超音波の減衰が
なく、反射による超音波発射側の振動子から受波側の振
動子に至る経路の多重性がなく、また、超音波発射側の
振動子から受波側の振動子に至る経路長が、従来の反射
型に比べ2分の1になるため、超音波の拡散による減衰
がおおよそ4分の1になり、それだけS/N比がよくな
って距離の測定精度が向上する。これにより、撮影距離
の測定精度が高められ、撮影像の質が向上されることに
なる。
波は、被写体又は受像面などで反射することなく直接に
受波側の振動子に至るため、反射による超音波の減衰が
なく、反射による超音波発射側の振動子から受波側の振
動子に至る経路の多重性がなく、また、超音波発射側の
振動子から受波側の振動子に至る経路長が、従来の反射
型に比べ2分の1になるため、超音波の拡散による減衰
がおおよそ4分の1になり、それだけS/N比がよくな
って距離の測定精度が向上する。これにより、撮影距離
の測定精度が高められ、撮影像の質が向上されることに
なる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明によるX線装置の一実施例を示す
概略構成図である。この図1において、1はチューブヘ
ッドケース、2はX線管、3は超音波距離計本体(超音
波発振器、超音波打出し回路及び受波増幅器などからな
る)、4は超音波発射用振動子、5は超音波、6はX
線、7はケーブル、8aは受波用振動子、8bは受波用
振動子ケース、9は被写体、10はX線撮影フィルムな
どの受像面である。なお、図1において超音波距離計
は、超音波距離計本体3、超音波発射用振動子4、ケー
ブル7及び受波用振動子8a,受波用振動子ケース8b
を備えて構成されている。
する。図1は、本発明によるX線装置の一実施例を示す
概略構成図である。この図1において、1はチューブヘ
ッドケース、2はX線管、3は超音波距離計本体(超音
波発振器、超音波打出し回路及び受波増幅器などからな
る)、4は超音波発射用振動子、5は超音波、6はX
線、7はケーブル、8aは受波用振動子、8bは受波用
振動子ケース、9は被写体、10はX線撮影フィルムな
どの受像面である。なお、図1において超音波距離計
は、超音波距離計本体3、超音波発射用振動子4、ケー
ブル7及び受波用振動子8a,受波用振動子ケース8b
を備えて構成されている。
【0008】図1に示するように、X線管2と超音波発
射用振動子4が隣接して配置され、超音波距離計本体3
と共に、チューブヘッドケース1に納められている。上
記振動子4から発せられた超音波5は、X線6とほぼ平
行した経路を通って受波用振動子ケース8bに納められ
ている受波用振動子8aに達する。
射用振動子4が隣接して配置され、超音波距離計本体3
と共に、チューブヘッドケース1に納められている。上
記振動子4から発せられた超音波5は、X線6とほぼ平
行した経路を通って受波用振動子ケース8bに納められ
ている受波用振動子8aに達する。
【0009】受波用振動子8aで受波された超音波は、
電気信号となって超音波距離計本体3の受波増幅器で増
幅された後、超音波発射時間からの遅延時間が計測され
る。この遅延時間により、X線源と被写体9又は受像面
10(ここでは被写体9)までの距離(撮影距離)が測
定される。
電気信号となって超音波距離計本体3の受波増幅器で増
幅された後、超音波発射時間からの遅延時間が計測され
る。この遅延時間により、X線源と被写体9又は受像面
10(ここでは被写体9)までの距離(撮影距離)が測
定される。
【0010】図2は本発明装置で使用される超音波距離
計の具体例を示すブロック図である。この図2におい
て、発振器21は、発射された超音波5が受波されるま
でに要する時間より十分長い時間間隔でパルスを発生さ
せている。そしてこのパルスは、超音波打出し回路22
に加えられると同時にフリップフロップ23をセット
し、フリップフロップ23の出力をオンの状態にセット
する。
計の具体例を示すブロック図である。この図2におい
て、発振器21は、発射された超音波5が受波されるま
でに要する時間より十分長い時間間隔でパルスを発生さ
せている。そしてこのパルスは、超音波打出し回路22
に加えられると同時にフリップフロップ23をセット
し、フリップフロップ23の出力をオンの状態にセット
する。
【0011】超音波打出し回路22は、上記パルスに同
期して、1波から数波長の超音波発生信号を出力し、こ
れを超音波発射用振動子4に加える。これにより超音波
発射用振動子4は超音波5を発射する。
期して、1波から数波長の超音波発生信号を出力し、こ
れを超音波発射用振動子4に加える。これにより超音波
発射用振動子4は超音波5を発射する。
【0012】超音波受波用振動子8aに達した超音波5
は、その振動子8aを振動させる。この振動が電気信号
となって受波増幅器24で増幅され、上記フリップフロ
ップ23をリセットし、その出力をオフの状態に戻す。
は、その振動子8aを振動させる。この振動が電気信号
となって受波増幅器24で増幅され、上記フリップフロ
ップ23をリセットし、その出力をオフの状態に戻す。
【0013】発振器25は、数百KHzの連続波を発生
している。AND回路26は、上記フリップフロップ2
3の出力がオンになっている間だけ、発振器25の発振
信号を通し、カウンタ27に入力させる。カウンタ27
は、AND回路26からの波の数を数える。
している。AND回路26は、上記フリップフロップ2
3の出力がオンになっている間だけ、発振器25の発振
信号を通し、カウンタ27に入力させる。カウンタ27
は、AND回路26からの波の数を数える。
【0014】カウンタ27のカウント値は、超音波発射
用振動子4から超音波が発射された後、その超音波が受
波用振動子8aに達するまでに要した時間に対応してお
り、このカウント値に上記超音波の音速を掛算器28で
掛け合わせることにより、発射用振動子4から受波用振
動子8aまでの距離(撮影距離)を測定することができ
る。なお、図2の各部の信号波形を図3に示しておく。
用振動子4から超音波が発射された後、その超音波が受
波用振動子8aに達するまでに要した時間に対応してお
り、このカウント値に上記超音波の音速を掛算器28で
掛け合わせることにより、発射用振動子4から受波用振
動子8aまでの距離(撮影距離)を測定することができ
る。なお、図2の各部の信号波形を図3に示しておく。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、超
音波距離計を使用した撮影距離の測定精度を高め、撮影
像の質を向上することができるという効果がある。
音波距離計を使用した撮影距離の測定精度を高め、撮影
像の質を向上することができるという効果がある。
【図1】本発明によるX線装置の一実施例を示す概略構
成図である。
成図である。
【図2】本発明装置で使用される超音波距離計の具体例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】図2の各部の信号波形を示す図である。
2 X線管 3 超音波距離計本体 4 超音波発射用振動子 5 超音波 6 X線 8a 受波用振動子 9 被写体 10 受像面
Claims (1)
- 【請求項1】予め設定された撮影条件を、X線源から被
写体又は受像面までの実測距離に応じて補正するために
超音波距離計を備えたX線装置において、上記超音波距
離計は、一方の超音波振動子から発せられた超音波が、
他方の超音波振動子に達するまでの時間を測って、上記
両振動子間の超音波経路の距離を測定する超音波距離計
で、上記一方の超音波振動子は上記X線源近傍に配置さ
れ、他方の超音波振動子は上記被写体又は受像面の任意
の位置に移動可能になされ、超音波発射側の超音波振動
子からの超音波を受波側の超音波振動子で直接受波可能
としたことを特徴とするX線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4087556A JPH05253219A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | X線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4087556A JPH05253219A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | X線装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05253219A true JPH05253219A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=13918266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4087556A Pending JPH05253219A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | X線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05253219A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006158845A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Fuji Photo Film Co Ltd | 放射線撮影システム |
JP2009028374A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Fujifilm Corp | 放射線画像撮影システム |
JP2018050981A (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 画像撮影システム |
WO2022064845A1 (ja) * | 2020-09-25 | 2022-03-31 | 富士フイルム株式会社 | 設定装置、設定方法、及び設定プログラム |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP4087556A patent/JPH05253219A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006158845A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Fuji Photo Film Co Ltd | 放射線撮影システム |
JP2009028374A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Fujifilm Corp | 放射線画像撮影システム |
JP2018050981A (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 画像撮影システム |
WO2022064845A1 (ja) * | 2020-09-25 | 2022-03-31 | 富士フイルム株式会社 | 設定装置、設定方法、及び設定プログラム |
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