JPH05251464A - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法

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JPH05251464A
JPH05251464A JP4860992A JP4860992A JPH05251464A JP H05251464 A JPH05251464 A JP H05251464A JP 4860992 A JP4860992 A JP 4860992A JP 4860992 A JP4860992 A JP 4860992A JP H05251464 A JPH05251464 A JP H05251464A
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JP
Japan
Prior art keywords
electrode
gate electrode
resist film
thin film
film transistor
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Withdrawn
Application number
JP4860992A
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English (en)
Inventor
Atsushi Inoue
淳 井上
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 薄膜トランジスタの製造方法に関し、ドレイ
ン電極とゲート電極との間の重なり量、及びソース電極
とゲート電極との間の重なり量の変動を防止することが
できるようにすることを目的とする。 【構成】 基板10上に設けられるゲート電極2と、絶
縁層を介してゲート電極の上に設けられる半導体層と、
半導体層の上に設けられるソース電極4及びドレイン電
極3とからなる薄膜トランジスタの製造方法であって、
第1のレジスト膜を利用してエッチングによりゲート電
極をパターニング形成し、絶縁層を形成し、半導体層を
形成し、第1のレジスト膜の膜厚とは異なる膜厚の第2
のレジスト膜を利用してエッチングによりソース電極及
びドレイン電極をパターニング形成する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶ディスプレイ等に用
いられる薄膜トランジスタ(TFT)の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、アクティブマトリクス駆動の液晶
ディスプレイの開発がさかんである。液晶ディスプレイ
は一対のガラス基板の間に液晶を封入してなるものであ
るが、アクティブマトリクス駆動では、一方のガラス基
板に画素電極及び薄膜トランジスタ(TFT)をマトリ
クス状に組み込むようになっている。他方のガラス基板
にはITOの共通電極を設けている。
【0003】薄膜トランジスタは、ガラス基板上に設け
られるゲート電極と、絶縁層を介してゲート電極の上に
設けられる半導体層と、半導体層の上に設けられるソー
ス電極及びドレイン電極とからなる。ゲート電極やソー
ス電極及びドレイン電極は、それらの電極用導体膜を形
成した後、レジストを利用したエッチングによりパター
ニング形成される。このようにして、図10に示される
ような薄膜トランジスタ1が形成される。薄膜トランジ
スタ1は、ゲート電極2と、ドレイン電極3と、ソース
電極4とを有する。ドレイン電極3とソース電極4はゲ
ート電極2の上層の位置に同時に形成され、それぞれに
ゲート電極2とは少しずつ重なるように形成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図10の薄膜トランジ
スタ1が正常なものとした場合、図11や図12に示さ
れるような好ましくない薄膜トランジスタ1が製造され
ることがあった。図11においては、ドレイン電極3の
端縁部とソース電極4の端縁部との間の間隔が広くな
り、その結果、ドレイン電極3とゲート電極2との間の
重なり量、及びソース電極4とゲート電極2との間の重
なり量が、図10のものと比べて小さくなっている。こ
の場合、パターニング時の位置合わせマージンの低下が
生じる。また、図12においては、ドレイン電極3の端
縁部とソース電極4の端縁部との間の間隔が狭くなり、
その結果、ドレイン電極3とゲート電極2との間の重な
り量、及びソース電極4とゲート電極2との間の重なり
量が、図10のものと比べて大きくなっている。
【0005】このように、ドレイン電極3とゲート電極
2との間の重なり量、及びソース電極4とゲート電極2
との間の重なり量が、大きくなったり、小さくなったり
して変動すると、薄膜トランジスタ1の寄生容量の差が
生じて薄膜トランジスタ1の性能が一定でなくなる。液
晶ディスプレイの大画面化や高精細化がすすむにつれ
て、画素数が多くなり、それに応じて多数の小さな薄膜
トランジスタを設けることが必要になっている。液晶デ
ィスプレイの表示品質を向上させるためには、個々の薄
膜トランジスタを均一性よく形成することが必要であ
る。
【0006】本発明の目的は、ドレイン電極とゲート電
極との間の重なり量、及びソース電極とゲート電極との
間の重なり量の変動が、電極パターニング時のレジスト
膜の膜厚の変動により生じることに着目し、電極間の重
なり量の変動を防止することのできる薄膜トランジスタ
の製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による薄膜トラン
ジスタの製造方法は、基板10上に設けられるゲート電
極2と、絶縁層5を介してゲート電極の上に設けられる
半導体層6と、半導体層の上に設けられるソース電極4
及びドレイン電極3とからなる薄膜トランジスタの製造
方法であって、第1のレジスト膜を利用してエッチング
によりゲート電極をパターニング形成し、絶縁層を形成
し、半導体層を形成し、第1のレジスト膜の膜厚とは異
なる膜厚の第2のレジスト膜を利用してエッチングによ
りソース電極及びドレイン電極をパターニング形成する
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記薄膜トランジスタの製造方法においては、
ゲート電極を形成する第1のレジスト膜の膜厚と、ソー
ス電極及びドレイン電極を形成する第2のレジスト膜の
膜厚とは、相互に異なるようになっている。レジスト膜
の露光時に、レジスト膜の形成されるべきパターン穴部
の大きさはレジスト膜の膜厚により変動する。レジスト
膜の形成されるべきパターン穴部の大きさは、その後で
形成されるゲート電極の幅や、及びソース電極とドレイ
ン電極との間の間隔を規定する。本発明では、ゲート電
極の幅が大きく(小さく)なるような場合には、ソース
電極とドレイン電極との間の間隔が大きく(小さく)な
るように、第1及び第2のレジスト膜の膜厚を異ならせ
る。よって、ドレイン電極とゲート電極との間の重なり
量、及びソース電極とゲート電極との間の重なり量の変
動を防止することができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明による薄膜トランジスタ1及
び画素電極7を、ゲートバスライン8及びドレインバス
ライン9とともにマトリクス状に組み込んだガラス基板
10を示す図である。このようなガラス基板10は、液
晶ディスプレイ(図示せず)の液晶を封入する基板とし
て使用されることができる。図4及び図5は、薄膜トラ
ンジスタ1及び画素電極7の部分を拡大して示す図であ
る。薄膜トランジスタ1は、ガラス基板10上に設けら
れるゲート電極2と、絶縁層5を介してゲート電極2の
上に設けられる半導体層6と、半導体層6の上に設けら
れるソース電極4及びドレイン電極3とからなる。ソー
ス電極4は画素電極7に接続される。また、図1のゲー
トバスライン8及びドレインバスライン9は、それぞれ
ゲート電極2及びドレイン電極3に接続される。ドレイ
ン電極3とソース電極4はゲート電極2の上層の位置に
同時に形成され、それぞれにゲート電極2とは少しずつ
重なるように形成されている。
【0010】ゲート電極2、ドレイン電極3及びソース
電極4は、それぞれの電極用導体膜を形成した後、膜厚
の異なるレジスト膜を利用してエッチングによりパター
ニング形成したものである。図3はこれらの電極の形成
過程を示した図である。最初に、ブロック11でゲート
電極2用導体膜を形成し、ブロック12でゲート電極2
用(第1の)レジスト膜を膜厚xで形成し、ブロック1
3でエッチングによりゲート電極2を形成する。なお、
ブロック12はレジストの塗布、露光、現像を含む。そ
れから、絶縁層5及び半導体層6を形成した後で、ブロ
ック14でドレイン電極3及びソース電極4用導体膜を
形成し、ブロック15でドレイン電極3及びソース電極
4用(第2の)レジスト膜を膜厚y(xとyは異なる)
で形成し、ブロック16でエッチングによりドレイン電
極3及びソース電極4を形成する。なお、ブロック14
はレジストの塗布、露光、現像を含む。
【0011】図1を参照すると、ガラス基板10の上に
破線で丸い円20が示されている。この丸い円20はガ
ラス基板10の上にスピンコートでレジスト膜を形成す
るときにレジスト膜の膜厚が薄くなる部位を示す。図2
はレジスト膜のスピンコート装置を示す図である。ガラ
ス基板10は回転式の真空チャック22に保持され、ガ
ラス基板10の上にレジストの液24が滴下され、真空
チャック22を矢印のように回転させることによりレジ
ストの液24を遠心力で一様な厚さにする。ガラス基板
10の下にはノズル26からバックリンス液を吹きつ
け、基板裏面側へレジストが回り込むのを防止し且つ基
板裏面側を洗浄するようになっている。ところが、バッ
クリンス液が吹きつけられた位置は、バックリンス液が
気化するために温度が低下し、対応する位置でレジスト
の粘度が低くなって図1の丸い円20で示すようなレジ
スト膜の膜厚の薄い部位が生じる。
【0012】図8はガラス基板10上のレジスト膜の膜
厚を半径方向の位置で測定した例を示し、図1の丸い円
20に相当する位置20でレジスト膜の膜厚が薄くな
る。図9は所定のパターンを有するマスク(図示せず)
を使用してレジスト膜に露光を行う場合のレジスト膜の
膜厚と必要な露光エネルギーとの関係を示す図である。
レジスト膜の下にはすでに電極用導体膜が形成されてお
り、そこで露光を行うと、露光光がレジスト膜を通って
電極用導体膜に反射し、定在波が生じる。レジスト膜の
膜厚に従った定在波の影響により、露光感度が変化す
る。もし露光エネルギーが一定ならばレジスト膜の膜厚
が変わる(露光感度が変わる)と、レジスト膜の形成さ
れるべきパターン穴部の大きさが変わる。すなわち、露
光感度が低いと、パターン穴部の大きさは小さくなり、
パターンの線幅は大きくなる。図9では、A点(膜厚
1.53μm )が露光感度の高いピーク点であり、B点
(膜厚1.63μm )が露光感度の低いピーク点となっ
ている。
【0013】本発明では、ゲート電極2用(第1の)レ
ジスト膜の膜厚xを1.53μm と1.63μm のいず
れか一方に選択し、ドレイン電極3及びソース電極4用
(第2の)レジスト膜を膜厚yを1.53μm と1.6
3μm の他方に選択している。図6は、ゲート電極2用
(第1の)レジスト膜の膜厚xを1.53μm (A点)
とし、ドレイン電極3及びソース電極4用(第2の)レ
ジスト膜を膜厚yを1.63μm (B)点とし、レジス
ト膜の露光及び現像、それから電極用導体膜のエッチン
グを行った場合の、薄膜トランジスタ1を示している。
最終的に形成されるゲート電極2は、線幅の変動が生じ
るとすれば、矢印Pで示されるように線幅が小さくなる
方向に変動する。一方、最終的に形成されるソース電極
4及びドレイン電極3は、線幅の変動が生じるとすれ
ば、矢印Qで示されるように線幅が大きくなる方向に変
動する。このように、ドレイン電極3とゲート電極2と
の間の重なり量、及びソース電極4とゲート電極2との
間の重なり量の変動が防止される。
【0014】図7は、ゲート電極2用(第1の)レジス
ト膜の膜厚xを1.63μm (B)点とし、ドレイン電
極3及びソース電極4用(第2の)レジスト膜を膜厚y
を1.53μm (A点)とした場合の、薄膜トランジス
タ1を示している。この場合には、ゲート電極2は矢印
Rで示されるように線幅が大きくなる方向に変動し、ソ
ース電極4及びドレイン電極3は矢印Sで示されるよう
に線幅が小さくなる方向に変動する。このように、ドレ
イン電極3とゲート電極2との間の重なり量、及びソー
ス電極4とゲート電極2との間の重なり量の変動が防止
される。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レジスト膜の膜厚が局部的に変化しても、ドレイン電極
とゲート電極との間の重なり量、及びソース電極とゲー
ト電極との間の重なり量の変動がないため、パターニン
グ時の位置合わせマージンの低下がなく、表示のむらも
ないため、表示品質の高い表示装置を得るのに適してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】スピンコート装置を示す図である。
【図3】電極膜の形成過程を示す図である。
【図4】図1の部分拡大図である。
【図5】図4の断面図である。
【図6】本発明の作用を説明する図である。
【図7】本発明の別の例の作用を説明する図である。
【図8】レジスト膜厚の例を示す図である。
【図9】露光感度を説明する図である。
【図10】従来技術を示す図である。
【図11】他の従来技術を示す図である。
【図12】他の従来技術を示す図である。
【符号の説明】
1…薄膜トランジスタ 2…ゲート電極 3…ドレイン電極 4…ソース電極 5…絶縁層 6…半導体層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(10)上に設けられるゲート電極
    (2)と、絶縁層(5)を介してゲート電極の上に設け
    られる半導体層(6)と、半導体層の上に設けられるソ
    ース電極(4)及びドレイン電極(3)とからなる薄膜
    トランジスタの製造方法であって、 第1のレジスト膜を利用してエッチングによりゲート電
    極をパターニング形成し、絶縁層を形成し、半導体層を
    形成し、第1のレジスト膜の膜厚とは異なる膜厚の第2
    のレジスト膜を利用してエッチングによりソース電極及
    びドレイン電極をパターニング形成することを特徴とす
    る薄膜トランジスタの製造方法。
  2. 【請求項2】 ゲート電極用の第1のレジスト膜の膜厚
    と、ソース電極及びドレイン電極用の第2のレジスト膜
    の膜厚とが、露光光の反射による定在波の影響による露
    光感度の低いピーク点と露光感度の高いピーク点に対応
    して定められる請求項1に記載の薄膜トランジスタの製
    造方法。
JP4860992A 1992-03-05 1992-03-05 薄膜トランジスタの製造方法 Withdrawn JPH05251464A (ja)

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Effective date: 19990518