JPH0525132U - 清掃工場の燃焼炉の灰シユータの灰詰り状態を放射線を利用 して確認する方法 - Google Patents

清掃工場の燃焼炉の灰シユータの灰詰り状態を放射線を利用 して確認する方法

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JPH0525132U
JPH0525132U JP9133291U JP9133291U JPH0525132U JP H0525132 U JPH0525132 U JP H0525132U JP 9133291 U JP9133291 U JP 9133291U JP 9133291 U JP9133291 U JP 9133291U JP H0525132 U JPH0525132 U JP H0525132U
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JP
Japan
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ash
combustion furnace
radiation
shooter
radiation source
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Pending
Application number
JP9133291U
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English (en)
Inventor
岳 富士
正則 齊藤
Original Assignee
東京理学検査株式会社
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Publication date
Application filed by 東京理学検査株式会社 filed Critical 東京理学検査株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 この考案は、清掃工場の燃焼炉の灰シ
ュータ内の灰詰り状態を放射線を利用して定量的に推定
する方法に関するものである。 【構 成】 燃焼炉の灰シュータ外壁に放射線源1
を設置し、それの対面の外壁に放射線検知器2を設け
て、透過してきた放射線量を測定する。その放射線量の
大きさから清掃工場の燃焼炉の灰シュータ内の灰詰り状
態を定量的に推定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、清掃工場の燃焼炉の灰シュータの外壁に放射線源1と放射線 検知器2を設置し、放射線の透過量の違いを放射線検知器2で測定して燃焼炉の 灰シュータ内の灰詰り状態を定量的に推定するものである。
【0002】
【考案が解決しようとする課題点】
清掃工場の燃焼ストーカから出る灰を灰冷却層に落し込む燃焼炉の灰シュー タに時々灰が詰り、燃焼炉の灰シュータが高温で危険な状態となり、さらには燃 焼炉の機能が損なわれて稼動停止などのトラブルが発生する。 そのため燃焼炉の灰シュータ内の灰の詰り状態を稼動中に監視することは、 燃焼炉の灰シュータに詰った灰の清掃周期の適正化、及び故障予知のために急務 の課題となっている。
【0003】
【従来の技術】
従来、燃焼炉の灰シュータ内の灰詰り状態は、燃焼炉の灰シュータ外壁に熱 電対温度計を取り付け、燃焼炉の灰シュータ内に灰が詰ると燃焼炉の灰シュータ 外壁の温度が上昇することに着眼して温度を測定し、燃焼炉の灰シュータ内の灰 詰り状態を推定していたが、温度が上昇するとすぐに燃焼炉の灰シュータ内が灰 で全閉してしまい、灰を清掃する暇なく手遅れとなって定量的な推定は困難であ った。 又、燃焼炉の灰シュータ下の灰冷却層内の灰出しコンベアに乗る灰の量をテ レビカメラでモニタし、燃焼炉の灰シュータ内の灰詰り状態を確認しているが、 これも定量的な推定は困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本案は、これらの欠点を除いて、燃焼炉の灰シュータ内の灰詰り状態を定量 的に推定するものである。 いまその構成を説明すると、 (イ)燃焼炉の灰シュータ外壁に放射線源1を封入した放射線源格納容器3を 設置する。 (ロ)放射線源格納容器3を設けた外壁と対面の外壁に、放射線源1と同じ高 さ(水平軸上)で放射線検知器2を放射線検知器格納容器4に入れ、設置する。 (ハ)放射線検知器2より外部出力をケーブル5で取り出し、遠隔地において 測定値を解析し、燃焼炉の灰シュータ内の灰詰り状態を監視する。
【0005】
【作 用】
次に本案の作用を述べると、放射線源1から発生した放射線は燃焼炉の灰シ ュータ外壁を透過し、次に燃焼炉の灰シュータ内に詰った灰を透過し、さらに放 射線検知器2側の燃焼炉の灰シュータ外壁を透過して放射線検知器2に入射する 。放射線が物質を透過するとき、吸収により放射線量が減少する。この透過した 放射線量(以下透過線量)が、物質の厚さ及び密度によって変化することを利用 する。 透過線量をIとすると、 I=I・exp.(−μρt) で表される。 ここで、I;燃焼炉の灰シュータ内に灰が無いときの透過線量 μ;灰の質量吸収係数 ρ;灰の密度 t;燃焼炉の灰シュータ内の放射線透過厚さ 上式より、燃焼炉の灰シュータ内の灰の厚さが推定できる。
【0006】 以下に本案により、実験した結果を例にあげて説明する。 燃焼炉の灰シュータを模擬した鋼製容器を作成し、放射線源として3.7メ ガベクレルのセシウム137を使用する。鋼製容器内に灰を厚さ0mm、200 mm,400mm、600mm,800mm、1,000mm(満杯)と変えて 、それぞれの透過線量を測定したところ、1055.2、350.8,164. 8、116.4,106.3、104カウント毎分であった。1分間の自然放射 線量が102.8カウントで有ることから、灰の厚さ500mm以下において自 然放射線量の影響を受けること無く灰の厚さを定量的に推定することが可能であ る。灰の厚さと透過線量の関係を指数回帰して回帰式と相関係数を求めると、 回帰式 I=925.2・exp.(−0.006812・t) 相関係数 r=−0.9990 となる。 上記回帰式をもとに、得られた透過線量より灰の厚さを定量的に推定できた 。
【0007】
【実施例】
なお、使用する放射線源を微弱な3.7メガベクレル以下のものにすること により、「放射性同位元素による放射線障害の防止に関する法律」の適用を受け ること無く、目的を達することができる。(つまり放射線取扱い主任者を選任す ることが無く、また、特別の手続き、許可を行なわなくてよい。) 放射線検知器2より取り出した外部出力ケーブル5を中央制御室に引き込み 、マイクロコンピュータ6、記録器7、プリンタ8、警報器9を設けることによ り自動監視できる。 又、場合によっては放射性廃棄物がゴミの中に入ってくるかもしれない。 その場合は通常の測定値よりも遥かに高いレベルの放射線量が測定されるので 、警報設定点を上方にも設けておけば、その監視も可能である。 さらに、燃焼炉の灰シュータ内壁が腐食などにより減肉してくると、透過線 量が通常の場合よりも増えるので燃焼炉の灰シュータの減肉監視もできる。
【0008】
【考案の効果】
以上の如く、清掃工場の燃焼炉の灰シュータの灰詰り状態を定量的に監視 でき、燃焼炉の灰シュータ内に詰った灰の清掃を危険の少ない段階で実施するこ とが可能となり、稼動停止などのトラブル解決に有効であると期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使用断面図
【符号の説明】
1は放射線源 2は放射線検知器 3は放射線源格納容器 4は放射線検知器格納容器 5は外部出力ケーブル 6はマイクロコンピュータ 7は記録器 8はプリンタ 9は警報器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)燃焼炉の灰シュータの外壁あるいは
    近傍に放射線源格納容器3を設置する。 (ロ)放射線源格納容器3に放射線源1を封入する。 (ハ)放射線源格納容器3を設置した燃焼炉の灰シュー
    タの外壁の対面の水平軸上に放射線検知器2を放射線検
    知器格納容器4に入れ、設置する。 (ニ)放射線検知器2よりの外部出力をケーブル5で取
    り出し、遠隔地より測定値を監視する。 以上の如く構成された、清掃工場の燃焼炉の灰シュータ
    の灰詰り状態を放射線を利用して確認するシステム。
JP9133291U 1991-08-20 1991-08-20 清掃工場の燃焼炉の灰シユータの灰詰り状態を放射線を利用 して確認する方法 Pending JPH0525132U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110053944A (zh) * 2019-05-22 2019-07-26 合肥市信同信息科技有限公司 一种基于视觉和激光的输煤皮带下料口落点检测系统

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