JPH05251322A - 電子ビ―ム描画用カセット及びそれへのウエハ固定法 - Google Patents

電子ビ―ム描画用カセット及びそれへのウエハ固定法

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JPH05251322A
JPH05251322A JP19582892A JP19582892A JPH05251322A JP H05251322 A JPH05251322 A JP H05251322A JP 19582892 A JP19582892 A JP 19582892A JP 19582892 A JP19582892 A JP 19582892A JP H05251322 A JPH05251322 A JP H05251322A
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wafer
cassette
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electronic beam
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JP19582892A
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Inventor
Yasunao Saito
保直 斉藤
Shigehisa Oki
茂久 大木
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平らな基準面を有する外側面と平らな上面と
を有する環板状のカセット本体と、上記カセット本体内
にそれと並置して配され且つ平らなウエハ載置用面と、
そのウエハ載置用面上に植立された位置決め用ピンを有
する板状のウエハステ―ジとを有する電子ビ―ム描画用
カセットにおいて、ウエハを、電子ビ―ム描画用カセッ
トに、カセット本体の基準面による位置決めをしている
状態に装架するのを、容易ならしめるようにする。 【構成】 上記電子ビ―ム描画用カセットにおいて、上
記カセット本体に、上記ウエハステ―ジが、上記位置決
め用ピンを上記カセット本体に対して上記基準面による
位置決めをし且つ上記ウエハ載置用面上に載置されるウ
エハの上面を上記カセット本体の上面より高い高さ位置
にあらしめる状態に、板ばねを介して、固定して取付け
られ、上記カセット本体の上面上に、ウエハ固定用板
が、上記ウエハステ―ジのウエハ載置用面上に載置され
るウエハを上記板ばねに抗して押下げている状態で、着
脱自在に取付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウエハを電子ビ―ム描
画装置に装架するための電子ビ―ム描画用カセット、及
びそれへのウエハ固定法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウエハを電子ビ―ム描画用カセッ
トを用いて電子ビ―ム描画装置に装架し、そして、その
電子ビ―ム描画装置を用いてウエハへの電子ビ―ムの描
画を行う、という工程をとって、ウエハから、半導体集
積回路などを製造するのに用いる露光用マスクを形成す
ることが行われている。
【0003】ところで、従来、上述した、ウエハを電子
ビ―ム描画装置に装架するための電子ビ―ム描画用カセ
ットとして、図8及び図9を伴って次に述べる構成を有
するものが提案されている。
【0004】すなわち、平らな基準面1Sを有する外側
面1と平らな上面2と円筒面でなる内側面3とを有する
環板状のカセット本体4と、そのカセット本体4内にそ
れと並置して配され且つ平らなウエハ載置用面5とその
ウエハ載置用面5上に植立されている2つのウエハ前後
位置決め用ピン6及び7と1つのウエハ左右位置決め用
ピン8とを有するウエハステ―ジ9とを有する。
【0005】また、カセット本体4の内側面3上に回動
自在に保持された筒部10と、その下部に筒部10内を
一部閉塞するように下方から着脱自在に取付けられてい
るストライプ状の板ばね11と、筒部10の上端面から
内方に延長している環状の鍔部12とを有するステ―ジ
ホルダ13とを有する。この場合、ステ―ジホルダ13
は、連結機構15を介して、それに連結している回転機
構(図示せず)によって、回動されるようになされてい
る。
【0006】そして、ウエハステ―ジ9が、ステ―ジホ
ルダ13の板ばね11上に、ウエハステ―ジ9のウエハ
載置用面5上に載置されるウエハ14の上面が鍔部12
の下面に圧接するように、取付けられている。
【0007】以上が、従来提案されている電子ビ―ム描
画用カセットの構成である。
【0008】このような構成を有する電子ビ―ム描画用
カセットによれば、まず、カセット本体4に保持されて
いるステ―ジホルダ13の板ばね11を、筒部10から
外して、カセット本体4外に外方に取出すことによっ
て、ウエハステ―ジ9をカセット本体4外に取出し、次
に、ウエハステ―ジ9のウエハ載置用面5上に、ウエハ
14を、ウエハ前後位置決め用ピン6及び7とウエハ左
右位置決め用ピン8とを用いて位置決めして配し、次
に、ステ―ジホルダ13の板ばね11を、筒部10に取
付けて、ウエハ14の上面が鍔部12の下面によって圧
接している状態を得る、というウエハ装架手順によっ
て、ウエハ14を電子ビ―ム描画用カセットに装架させ
ている状態にさせることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の電子ビ―ム描画用カセットの場合、ウエハ14
が、電子ビ―ム描画用カセットに、上述したウエハ装架
手順によって装架されただけの状態においては、ウエハ
14は、ステ―ジホルダ13に対しては位置決め用ピン
6及び7、及び8による位置決めがなされているとして
も、カセット本体4に対しては基準面1Sによる位置決
めがなされていない。
【0010】このため、とくに図8に示すように、ウエ
ハ14上に予め位置決め用マ―ク16を付しておき、そ
して、ステ―ジホルダ13を、連結機構15を介して、
回転機構によって、位置決め用マ―ク16がカセット本
体4の基準面1Sと予定の位置及び向きになるまで回動
させることによって、カセット本体4に対する基準面1
Sによる位置決めを行う必要がある。
【0011】以上のことから、上述した従来の電子ビ―
ム描画用カセットの場合、ウエハ14を、それに予め位
置決め用マ―ク16を付しておかない限り、電子ビ―ム
描画用カセットに、カセット本体4の基準面1Sによる
位置決めがされている状態に、装架させることができな
い、という欠点を有していた。
【0012】よって、本発明は、上述した欠点のない、
新規な、電子ビ―ム描画用カセット、及びそれへのウエ
ハ固定法を提案せんとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願第1番目の発明によ
る電子ビ―ム描画用カセットは、図8及び図9で前述し
た従来の電子ビ―ム描画用カセットの場合と同様に、平
らな基準面を有する外側面と平らな上面とを有する環板
状のカセット本体と、上記カセット本体内にそれと並置
して配され且つ平らなウエハ載置用面と、そのウエハ載
置用面上に植立された位置決め用ピンを有する板状のウ
エハステ―ジとを有する。
【0014】しかしながら、本願第1番目の発明による
電子ビ―ム描画用カセットは、上記カセット本体に、上
記ウエハステ―ジが、上記位置決め用ピンを上記カセッ
ト本体に対して上記基準面による位置決めをし且つ上記
ウエハ載置用面上に載置されるウエハの上面を上記カセ
ット本体の上面より高い高さ位置にあらしめる状態に、
板ばねを介して、固定して取付けられ、上記カセット本
体の上面上に、ウエハ固定用板が、上記ウエハステ―ジ
のウエハ載置用面上に載置されるウエハを上記板ばねに
抗して押下げている状態で、着脱自在に取付けられてい
る。
【0015】本願第2番目の発明による電子ビ―ム描画
用カセットは、本願第1番目の発明による電子ビ―ム描
画用カセットにおいて、上記ウエハステ―ジが、その厚
さを横切って延長しているウエハ吸着用貫通孔と、それ
に連通して上面に延長しているウエハ吸着用溝とを有す
る。
【0016】本願第3番目の発明による電子ビ―ム描画
用カセットへのウエハ固定法は、ウエハを、本願第2番
目の発明による電子ビ―ム描画用カセットの上記ウエハ
ステ―ジのウエハ載置用面上に、上記ウエハ固定用板が
上記カセット本体から取外されている状態で、上記位置
決め用ピンを用いて位置決めして配し、次に、その状態
で、上記ウエハを、上記ウエハステ―ジのウエハ載置用
面上に、上記ウエハ吸着用貫通孔及びウエハ吸着用溝を
含んで構成された真空吸着手段を用いて、吸着固定さ
せ、次に、その状態で、上記ウエハ固定用板を、上記カ
セット本体に、上記ウエハを上記板ばねに抗して押下げ
ている状態で取付ける。
【0017】
【作用・効果】本願第1番目の発明による電子ビ―ム描
画用カセットによれば、ウエハステ―ジが、カセット本
体に、位置決め用ピンをカセット本体に対してその基準
面による位置決めをして取付けられているので、ウエハ
を、ウエハステ―ジのウエハ載置用面上に、位置決め用
ピンによる位置決めを行って配するだけで、ウエハを、
電子ビ―ム描画用カセットに、カセット本体の基準面に
よる位置決めがされている状態に、容易に装架させるこ
とができる。
【0018】このため、図8及び図9を伴って前述した
従来の電子ビ―ム描画用カセットの欠点を有効に回避さ
せることができる。
【0019】また、本願第2番目の発明による電子ビ―
ム描画用カセットによれば、ウエハ吸着用貫通孔及びウ
エハ吸着用溝を含んで本願第3番目の発明による電子ビ
―ム描画用カセットへのウエハ固定法に用いる真空吸着
手段を構成することができるので、本願第3番目の発明
による電子ビ―ム描画用カセットへのウエハ固定法によ
って、ウエハを、カセット本体上に、カセット本体の基
準面による位置決めしている状態からずれることなし
に、確実に固定させることができるので、ウエハを、電
子ビ―ム描画用カセットに、カセット本体の基準面によ
る位置決めがなされている状態に、装架させるのを、容
易に行うことができる。
【0020】さらに、本願第3番目の発明による電子ビ
―ム描画用カセットへのウエハ固定法によれば、本願第
2番目の発明による電子ビ―ム描画用カセットの場合で
述べたところから明らかなように、ウエハを、電子ビ―
ム描画用カセットに、カセット本体の基準面による位置
決めがなされている状態に、装架させるのを、容易に行
うことができる。
【0021】
【実施例1】次に、図1〜図3を伴って、本発明による
電子ビ―ム描画用カセットの第1の実施例を述べよう。
【0022】図1〜図3において、図8及び図9との対
応部分には同一符号を付して示す。
【0023】図1〜図3に示す本発明による電子ビ―ム
描画用カセットは、図8及び図9で前述した従来の電子
ビ―ム描画用カセットの場合と同様に、平らな基準面1
Sを有する外側面1と平らな上面2と円筒面でなる内側
面3(ただし、その内側面3は必ずしも円筒面である必
要はない)とを有する環板状のカセット本体4と、その
カセット本体4内にそれと並置して配され且つ平らなウ
エハ載置用面5とそのウエハ載置用面5上に植立されて
いる2つのウエハ前後位置決め用ピン6及び7と1つの
ウエハ左右位置決め用ピン8とを有するウエハステ―ジ
9とを有する。
【0024】しかしながら、本発明による電子ビ―ム描
画用カセットの場合、カセット本体4に、ウエハステ―
ジ9が、例えば2つのウエハ前後位置決め用ピン6及び
7を結ぶ線をカセット本体4の基準面1Sと平行にした
関係で位置決め用ピン6及び7をカセット本体4に対し
て基準面1Sによる位置決めをし、且つウエハステ―ジ
9のウエハ載置用面5上に載置されるウエハ14の上面
をカセット本体4の上面2より高い高さ位置にあらしめ
る状態に、とくに、図3に示されているような、板ばね
17を介して、固定して取付けられている構成を有す
る。
【0025】また、カセット本体4の上面2上に、例え
ば円環状のウエハ固定用板18が、ウエハステ―ジ9の
ウエハ載置用面5上に載置されるウエハ14を板ばね1
7に抗して押下げている状態で、螺子19を用いて、着
脱自在に取付けられている構成を有する。
【0026】以上が、本発明による電子ビ―ム描画用カ
セットの第1の実施例の構成である。
【0027】このような構成を有する本発明による電子
ビ―ム描画用カセットによれば、ウエハ固定用板18
を、カセット本体4から予め取外すだけで、ウエハ14
を、ウエハステ―ジ9のウエハ載置用面5上に、位置決
め用ピン6及び7、及び8によって位置決めして載置さ
せることができ、また、次で、ウエハ固定用板18を、
カセット本体4に、螺子19を用いて取付けるだけで、
ウエハ14を、カセット本体4に固定させることがで
き、よって、ウエハ14を、電子ビ―ム描画用カセット
に固定した状態に装架させることができる。
【0028】そして、そのように電子ビ―ム描画用カセ
ットに装架されている状態でのウエハ14は、ウエハス
テ―ジが、カセット本体に、位置決め用ピン6及び7を
カセット本体4に対してその基準面1Sによる位置決め
をして取付けられているので、ウエハを、ウエハステ―
ジ9のウエハ載置用面5上に位置決め用ピン6及び7に
よる位置決めを行って配するだけで、ウエハ14を、電
子ビ―ム描画用カセットに、カセット本体4の基準面1
Sによる位置決めがされている状態に、容易に装架させ
ることができる。
【0029】このため、図8及び図9を伴って前述した
従来の電子ビ―ム描画用カセットの欠点を有効に回避さ
せることができる。
【0030】
【実施例2】次に、図4及び図5を伴って、本発明によ
る電子ビ―ム描画用カセットの第2の実施例を、本発明
による電子ビ―ム描画用カセットへのウエハ固定法の実
施例及びそれに用いるウエハセット用治具の実施例とと
もに述べよう。
【0031】図4及び図5において、図1〜図3との対
応部分には同一符号を付し詳細説明を省略する。
【0032】本発明による電子ビ―ム描画用カセットの
第2の実施例は、とくに、図5に示すように、図1〜図
3で上述した本発明による電子ビ―ム描画用カセットに
おいて、そのウエハステ―ジ9が、その厚さを横切って
延長しているウエハ吸着用貫通孔20と、それに連通し
て上面に延長しているウエハ吸着用溝21とを有するこ
とを除いて、図1〜図3で上述した本発明による電子ビ
―ム描画用カセットと同様の構成を有する。
【0033】次に、本発明による電子ビ―ム描画用カセ
ットへのウエハ固定法を述べると、その電子ビ―ム描画
用カセットへのウエハ固定法には、ウエハセット用治具
22を用いる。
【0034】このウエハセット用治具22は、上述した
本発明による電子ビ―ム描画用カセットの第2の実施例
である電子ビ―ム描画用カセットを載置するカセット載
置台23を有する。このカセット載置台23は、それに
載置された電子ビ―ム描画用カセットのウエハステ―ジ
9に設けられているウエハ吸着用貫通孔20及びウエハ
吸着用溝21を含んだ真空吸着手段24を構成するよう
にも用いられている。
【0035】この真空吸着手段24は、ウエハステ―ジ
9に設けられているウエハ吸着用貫通孔20と連通する
ようにカセット載置台23に設けられたエアチャック機
構25を介して、真空ポンプ35を用いて、ウエハ吸着
用溝21内を排気させることによって、ウエハ14をウ
エハステ―ジ9のウエハ載置用面5上に吸収固定させる
構成を有する。
【0036】なお、図5において、36は位置決め用ピ
ン、26はエアチャック機構25を構成するエアチャッ
ク本体、27はOリング、28は排気口、29はエアチ
ャック取付用螺子、30は排気路をそれぞれ示す。ま
た、31は、エアチャック機構25の排気路30から真
空ポンプに到る排気管32に設けたリ―ク弁である。
【0037】本発明による電子ビ―ム描画用カセットへ
のウエハ固定法の実施例においては、ウエハ14を、図
1〜図3で上述した本発明による電子ビ―ム描画用カセ
ットについて述べたと同様に、上述した本発明による電
子ビ―ム描画用カセットの第2の実施例である電子ビ―
ム描画用カセットのウエハステ―ジ9のウエハ載置用面
5上に、ウエハ固定用板18がカセット本体4から取外
されている状態で、ウエハ前後位置決め用ピン6及び7
及びウエハ左右位置決め用ピン8を用いて位置決めして
配し、次に、その状態で、ウエハ14を、ウエハステ―
ジ9のウエハ載置用面5上に、ウエハ吸着用貫通孔20
及びウエハ吸着用溝21を含んで構成された上述した真
空吸着手段24を用いて、吸着固定させ、次に、その状
態で、ウエハ固定用板18を、図1〜図3で上述した本
発明による電子ビ―ム描画用カセットについて述べたと
同様に、カセット本体4に、ウエハ14を板ばね17に
抗して押下げている状態で取付ける。
【0038】以上で、本発明による電子ビ―ム描画用カ
セットの第2の実施例の構成、及び本発明による電子ビ
―ム描画用カセットへのウエハ固定法の実施例が明らか
となった。
【0039】本発明による電子ビ―ム描画用カセットの
第2の実施例によれば、ウエハステ―ジ9に設けたウエ
ハ吸着用貫通孔20及びウエハ吸着用溝21を含んで、
上述した本発明による電子ビ―ム描画用カセットへのウ
エハ固定法の実施例に用いる真空吸着手段24を構成す
ることができるので、上述した本発明による電子ビ―ム
描画用カセットへのウエハ固定法の実施例によって、ウ
エハ14を、カセット本体4上に、その基準面1Sによ
る位置決めをした状態からずれることなしに、確実に固
定させることができるので、ウエハ14を、電子ビ―ム
描画用カセットに、カセット本体4の基準面1Sによる
位置決めがなされている状態に、装架させるのを、容易
に行うことができる。
【0040】また、上述した本発明による電子ビ―ム描
画用カセットへのウエハ固定法の実施例によれば、上述
した本発明による電子ビ―ム描画用カセットの場合で述
べたところから明らかなように、ウエハ19を、電子ビ
―ム描画用カセットに、カセット本体4の基準面1Sに
よる位置決めがなされている状態に、装架させるのを、
容易に行うことができる。
【0041】なお、上述においては、本発明による電子
ビ―ム描画用カセット、及び電子ビ―ム描画用カセット
へのウエハ固定法のわずかな例を述べたに留まり、譬え
ず図4及び図5に示すウエハセット用治具22を構成し
ている吸着手段24に、エアチャック機構25を用いた
が、それに代え、図6に示すように弾褥環33を用いて
も、また図7に示すようにベロ―ス34を用いることも
でき、その他、本発明の精神を脱することなしに、種々
の変型、変更をなし得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子ビ―ム描画用カセットの第1
の実施例を示す、一部を切欠している略線的平面図であ
る。
【図2】本発明による電子ビ―ム描画用カセットの第1
の実施例を示す、図1の横断面図である。
【図3】本発明による電子ビ―ム描画用カセットの第1
の実施例を示す、一部の底面図である。
【図4】本発明による電子ビ―ム描画用カセットの第2
の実施例を、本発明による電子ビ―ム描画用カセットへ
のウエハ固定法及びそれに用いるウエハセット用治具と
ともに示す、一部を切欠している略線的平面図である。
【図5】本発明による電子ビ―ム描画用カセットの第2
の実施例を、本発明による電子ビ―ム描画用カセットへ
のウエハ固定法及びそれに用いるウエハセット用治具と
ともに示す、図4の横断面図である。
【図6】本発明による電子ビ―ム描画用カセットへのウ
エハ固定法に用いるウエハセット用治具の他の例を示す
一部の横断面図である。
【図7】本発明による電子ビ―ム描画用カセットへのウ
エハ固定法に用いるウエハセット用治具のさらに他の例
を示す一部の横断面図である。
【図8】従来の電子ビ―ム描画用カセットを示す、一部
を切欠している略線的平面図である。
【図9】従来の電子ビ―ム描画用カセットを示す、図8
の横断面図である。
【符号の説明】
1 外側面 1S 平らな基準面 2 平らな上面 3 内側面 4 カセット本体 5 ウエハ載置用面 6、7 ウエハ前後位置決め用ピン 8 ウエハ左右位置決め用ピン 9 ウエハステ―ジ 10 筒部 11 板ばね 12 鍔部 13 ステ―ジホルダ 14 ウエハ 15 連結機構 16 位置決め用マ―ク 17 板ばね 18 ウエハ固定用板 19 螺子 20 ウエハ吸着用貫通孔 21 ウエハ吸着用溝 22 ウエハセット用治具 23 カセット載置台 24 真空吸着手段 25 エアチャック機構 26 エアチャック本体 27 Oリング 28 排気口 29 エアチャック取付用螺子 30 排気路 31 リ―ク弁 32 排気管 33 弾褥環 34 ベロ―ズ 35 真空ポンプ 36 位置決め用ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平らな基準面を有する外側面と平らな上
    面とを有する環板状のカセット本体と、 上記カセット本体内にそれと並置して配され且つ平らな
    ウエハ載置用面と、そのウエハ載置用面上に植立された
    位置決め用ピンを有する板状のウエハステ―ジとを有す
    る電子ビ―ム描画用カセットにおいて、 上記カセット本体に、上記ウエハステ―ジが、上記位置
    決め用ピンを上記カセット本体に対して上記基準面によ
    る位置決めをし且つ上記ウエハ載置用面上に載置される
    ウエハの上面を上記カセット本体の上面より高い高さ位
    置にあらしめる状態に、板ばねを介して、固定して取付
    けられ、 上記カセット本体の上面上に、ウエハ固定用板が、上記
    ウエハステ―ジのウエハ載置用面上に載置されるウエハ
    を上記板ばねに抗して押下げている状態で、着脱自在に
    取付けられていることを特徴とする電子ビ―ム描画用カ
    セット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子ビ―ム描画用カセッ
    トにおいて、 上記ウエハステ―ジが、その厚さを横切って延長してい
    るウエハ吸着用貫通孔と、それに連通して上面に延長し
    ているウエハ吸着用溝とを有することを特徴とする電子
    ビ―ム描画用カセット。
  3. 【請求項3】 ウエハを、請求項2記載の電子ビ―ム描
    画用カセットの上記ウエハステ―ジのウエハ載置用面上
    に、上記ウエハ固定用板が上記カセット本体から取外さ
    れている状態で、上記位置決め用ピンを用いて位置決め
    して配し、次に、その状態で、上記ウエハを、上記ウエ
    ハステ―ジのウエハ載置用面上に、上記ウエハ吸着用貫
    通孔及びウエハ吸着用溝を含んで構成された真空吸着手
    段を用いて、吸着固定させ、次に、その状態で、上記ウ
    エハ固定用板を、上記カセット本体に、上記ウエハを上
    記板ばねに抗して押下げている状態で取付けることを特
    徴とする電子ビ―ム描画用カセットへのウエハ固定法。
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