JPH05251112A - 電池パック及び充電装置 - Google Patents

電池パック及び充電装置

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Publication number
JPH05251112A
JPH05251112A JP4049263A JP4926392A JPH05251112A JP H05251112 A JPH05251112 A JP H05251112A JP 4049263 A JP4049263 A JP 4049263A JP 4926392 A JP4926392 A JP 4926392A JP H05251112 A JPH05251112 A JP H05251112A
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JP
Japan
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current
battery pack
charging
battery
resistor
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Application number
JP4049263A
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English (en)
Inventor
Makoto Taroumaru
眞 太郎丸
Kenichi Taniguchi
賢一 谷口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装着機構が簡単で多種類の電池に対応可能な
電池パックと充電装置を提供する。 【構成】 定電流回路4からの電流により、電池パック
1に内蔵された抵抗器16に生じた電圧を電流制御回路
2の電流指令値とし、同回路2で制御された一定の充電
電流で電池15を充電する。 【効果】 電池パックに内蔵された抵抗器によって電池
パックの種類、充電電流を決定するから、機械スイッチ
が不要となり、少ない接続端子で多種類の電池パックに
対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の種類の電池パッ
クを充電するために電池の識別が可能な電池パック及び
充電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年電気製品の小型化が進み、ノート形
パーソナルコンピュータやコードレス電話機、携帯用無
線機等の可搬用、携帯用機器には繰り返し充電可能な二
次電池が多く用いられるようになってきた。携帯機器用
の二次電池としては、ニッケルカドミウム電池(以下、
NiCd電池と表わす)が一般的であるが、近年ニッケ
ル水素電池やリチウムイオン電池などのさらにエネルギ
ー密度の高い電池が開発され、一部民生用途にも実用化
されるに至っている。
【0003】しかしながら、一般に電気的容量(以下、
単に容量という。)が大きい電池は一次電池、二次電池
を問わず、重量が重く、容積も大きくなる。このため、
コードレス電話や携帯用無線機では電池部分を分離可能
な構造、すなわち電池パック化して数種類の電池パック
を用意している場合が多い。つまり長時間にわたって使
用する場合は大型の大容量電池パックを使用し、比較的
短時間使用する場合には小型の軽量な小容量電池パック
を使用して小型軽量化できるようになっている。そして
これら異なる容量の電池パックを充電する充電装置は、
まず電池パックの種類を検知し、電池パックの種類、つ
まり電池の種類と容量に応じた適当な充電電流で充電
し、あるいは適当な充電終了条件で充電を終了する等の
制御が行なわれている。
【0004】以下、図面を参照しながら従来の電池パッ
クおよび充電装置について説明を行なう。図5は従来の
電池パックおよび充電装置の構成図である。図5におい
て、1は電池パック、11,12は電池パック1と充電
装置を電気的に接続する接続端子、15は電池で、たと
えばNiCd電池などが用いられる。101,102は
電池パック1に内蔵された電池の種類や容量によってそ
の組み合わせが異なるように、電池パック1の底部に凹
状または平面状に形成された電池識別部、111,11
2は電池識別部101,102を検出するための機械ス
イッチである。2は電池15への充電電流を制御する電
流制御回路で、出力端子201、電流参照入力端子20
2、カットオフ入力端子203を有し、電流参照入力端
子202の電圧に比例した電流を出力端子201に出力
し、カットオフ入力端子203がハイレベルとなった時
には出力端子201の電流がOAとなるものである。
【0005】電流制御回路2は出力電流を制御するトラ
ンジスタ21、出力電流を検出する抵抗器22および電
流検出回路23、電流参照入力端子202の電圧と電流
検出回路23の出力電圧との差を増幅してトランジスタ
21を制御する差動増幅器24、カットオフ入力端子2
03がハイレベルとなった時にトランジスタ21のベー
スを地絡させてカットオフさせるトランジスタ25から
構成される。電流検出回路23は抵抗器22の両端の電
位差を検出して差動増幅器24の反転入力へ出力する回
路で、演算増幅器用いた通常の減算回路などで実現され
る。
【0006】3は整流回路で、商用交流電源又は同電源
を変圧器により降圧された交流電源を整流平滑し、電流
制御回路2に供給するものである。40はこれらの制御
回路に直流電源を供給する定電圧回路、5および81,
82,83,84は各々の抵抗値がRr,R1,R2,
R3,R4の抵抗器で、定電圧回路40によって供給さ
れる直流電源電圧Vcc(通常5〜12V)を分圧して
電流制御回路2の電流参照入力端子202に印加する。
【0007】6は充電検出回路で、接続端子11,12
間の電圧、すなわち電池15の端子電圧を監視し、充電
完了とみなされる予め設定された電圧よりも高くなった
時に出力がハイレベルとなるもので、ヒステリシス特性
を持った電圧比較器、あるいはシュミットトリガ回路な
どが用いられる。7はデコーダで、入力端子705,7
06および出力端子701,702,703,704を
有し、入力端子の2ビットのデジタル入力に応じて出力
端子の何れか1つのみがハイレベル(通常3〜5V)と
なり他の出力はローレベル(通常0〜0.5V)となる
ものである。70は、機械スイッチ111および112
が開いた時にデコーダ7の入力端子705及び706が
ハイレベルとなるよう設けられたプルアップ抵抗器、7
1,72,73,74はデコーダ7の出力によってスイ
ッチングされるトランジスタ、76,77,78,79
は該トランジスタのベース電流を制限する抵抗器であ
る。
【0008】以上のように構成された従来の電池パック
および充電装置について、以下その動作を説明する。電
池パックが充電装置に装着されると、電池識別部10
1,102の形状に応じて機械スイッチ111,112
が図のように閉じるかまたは開いた状態となる。たとえ
ば図5の例では101が凹、102が平面状の形状なの
で、機械スイッチ111は閉じた状態、同112は開い
た状態となって、デコーダ7の入力端子705はハイレ
ベル、同706はローレベルとなる。従ってデコーダ7
の入力は706側をMSBと考えて2進数の(10)だ
から、出力端子703のみがハイレベルとなり、他はロ
ーレベルとなる。よってトランジスタ73がオン、同7
1,72,74はオフとなり、電流制御回路の電流参照
端子202には下式の数1で示す電圧が印加される。
【0009】
【数1】
【0010】充電中は充電検出回路6の出力はローレベ
ルで、トランジスタ25もカットオフ状態となる。従っ
て、何らかの理由で充電電流が低下すると、抵抗器22
の両端に発生する電圧が低下して電流検出回路23の出
力電圧が低下する。よって差動増幅器24の出力が増加
し、トランジスタ21のベース電流が増加し、充電電流
が増加する。同様に充電電流が低下した場合はトランジ
スタ21のベース電流が増加するように動作する。つま
り充電電流に関して負帰還ループを形成している。
【0011】従って差動増幅器24の利得が充分高けれ
ば、電流制御回路の出力電流、つまり電池15の充電電
流を図示のようにIO とおいたとき、以下に示す関係が
成立する。
【0012】
【数2】
【0013】従って電池15の充電電流は、
【0014】
【数3】
【0015】となる。電池パック1の種類が異なると、
電池識別部101,102の形状が異なるため、電池パ
ック1の種類に応じてトランジスタ71,72,73,
74の何れか1つのみがオンとなる。よって抵抗器8
1,82,83,84の抵抗値R1,R2,R3,R4
は、電池パックの種類、すなわち同電池パックに内蔵さ
れている電池15の種類または容量に応じた適当な充電
電流となるように、数3においてR3をR1,R2,ま
たはR4で置き換えた関係から定められる。たとえばN
iCd電池の場合、充電電流は通常0.1C、急速充電
で1Cである。そして充電が完了したとみなされる電圧
まで電池15の端子電圧、すなわち接続端子11,12
間の電圧が上昇すると、充電検出回路6の出力がハイレ
ベルとなり、トランジスタ25がオン、同21がカット
オフとなり、充電が終了する。
【0016】また、図6のようにマイクロコンピュータ
を搭載した充電装置も従来よく用いられている。図6に
おいて、1は電池パック、11,12は接続端子、15
は電池、101,102は電池識別部、111,112
は機械スイッチ、3は整流回路、40は定電圧回路で、
これらは図5で示したものと同一のものである。2は電
池15への充電電流を制御する電流制御回路で、出力端
子201、電流参照入力端子202を有し、電流参照入
力端子202の電圧に比例した電流を出力端子201に
出力する。電流制御回路2はトランジスタ21、抵抗器
22、電流検出回路23、差動増幅器24から構成さ
れ、これらは図5で示したものと同一のものである。
【0017】90は接続端子11,12間の電圧、すな
わち電池15の端子電圧をデジタルデータに変換するA
/D変換器、91はA/D変換器90の出力および機械
スイッチ111,112の状態を入力ボードから読み込
んで充電電流指令値を発するマイクロコンピュータ、9
2はマイクロコンピュータ91の発したデジタルデータ
の電流指令値をアナログ電圧に変換して電流制御回路2
の電流参照入力端子202へ出力するD/A変換器、7
0は、機械スイッチ111および112が開いた時にマ
イクロコンピュータ91の対応する入力ポートがハイレ
ベルとなるよう設けられたプルアップ抵抗器である。
【0018】以上のように構成された従来の電池パック
および充電装置について、以下その動作を説明する。電
池パックが充電装置に装着されると、図5の充電装置と
同様に、電池識別部101,102の形状と機械スイッ
チ111,112により、電池パックの種類に応じた2
ビットのデジタルデータがマイクロコンピュータ91に
入力される。マイクロコンピュータ91は同デジタルデ
ータにより電池パック1の種類を識別し、適当な充電電
流に応じた電流指令値をデジタルデータで発する。同デ
ジタルデータはD/A変換器92によりアナログ電圧に
変換され、電流指令値として電流制御回路2の電流参照
端子202に入力される。電流制御回路2は図5のもの
と同様に充電電流に関して負帰還ループを形成している
ので、電池15の充電電流はマイクロコンピュータ91
の指令によって制御される。そして接続端子11,12
間の電圧、すなわち電池15の端子電圧は、A/D変換
器90を介してマイクロコンピュータ91によって監視
され、充電完了とみなされる予め設定された電圧よりも
高くなった場合、あるいは充電完了とみなされる電圧変
化が認められた場合は、電流指令値を0または0.05
C以下の低電流に切り替える制御が行なわれる。
【0019】このように従来の電池パックおよび充電装
置では、図5および図6のように2組の機械スイッチを
用いた場合には4種類まで、1組の場合は2種類の電池
パックに対応することができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の電池パックおよび充電装置ではマイクロスイッ
チなどの機械スイッチが必要なため、充電装置側の機械
的構造が複雑となる。また、たとえばマンガン乾電池な
どの一次電池パック、容量が異なる2種類のNiCd電
池パック、容量が異なる2種類のニッケル水素電池パッ
ク、などの5種類以上の電池パックを識別する場合には
3個以上の機械スイッチが必要となり、充電装置側の機
械的構造が複雑となるだけでなく製造原価も高くなると
いう問題点を有していた。
【0021】本発明は上記課題を解決し、簡単な構造で
多種類の電池パックの識別が可能な電池パックと充電装
置を提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、電池パックの種類・容量でその抵抗値を異
にする抵抗器を二次電池とともにパックし、二次電池と
抵抗器の端子をパック表面に設けた。
【0023】充電装置は前記電池パックの抵抗器に定電
流回路又は定電圧回路によって一定の電流又は電圧を印
加し、この抵抗器に生じる電圧を参照して電池パックの
二次電池に所要の充電電流を流す電流制御回路と充電を
監視する充電検出器又はマイクロコンピュータを設け
た。
【0024】
【作用】本発明では、電池パック内に抵抗器を設け、こ
の抵抗器に一定電流を流してその抵抗器の端子にあらわ
れる電圧値から電池パックの二次電池の種類と容量を判
断する。次にこの抵抗器に流れる電流又はその端子電圧
を参照入力して二次電池に抵抗器の抵抗値に比例した
(二次電池に応じた)充電電流を流す。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来の技術で説明したものに
対応する部分には、各々同一の番号を付与している。図
1は本発明の一実施例における電池パックおよび充電装
置の構成図である。図1において、1は電池パック、1
1,12,13は電池パック1と充電装置を電気的に接
続する接続端子、15は電池で、たとえばNiCd電池
などが用いられる。16は電池パック1に内蔵された電
池15の種類や容量によってその抵抗値が異なる抵抗
器、2は電池15への充電電流を制御する電流制御回路
で、出力端子201、電流参照入力端子202、カット
オフ入力端子203を有し、電流参照入力端子202の
電圧に比例した電流を出力端子201に出力し、カット
オフ入力端子203がハイレベルとなった時には出力端
子201の電流がOAとなるものである。
【0026】電流制御回路2は出力電流を制御するトラ
ンジスタ21、出力電流を検出する抵抗器22および電
流検出回路23、電流参照入力端子202の電圧と電流
検出回路23の出力電圧との差を増幅してトランジスタ
21を制御する差動増幅器24、カットオフ入力端子2
03がハイレベルとなった時にトランジスタ21のベー
スを地絡させてカットオフさせるトランジスタ25から
構成される。電流検出回路23は抵抗器22の両端の電
位差を検出して差動増幅器24の反転入力へ出力する回
路で、演算増幅器を用いた通常の減算回路などで実現さ
れる。3は整流回路で、商用交流電源又は同電源を変圧
器により降圧された交流電源を整流平滑し、電流制御回
路2に供給するものである。
【0027】4は定電流回路で、抵抗器16に常に一定
の電流Irを供給し、たとえば図示のような電界効果ト
ランジスタを用いた簡単な回路で構成できる。6は充電
検出回路で、接続端子11,12間の電圧、すなわち電
池15の端子電圧を監視し、充電完了とみなされる予め
設定された電圧よりも高くなった時に出力がハイレベル
となるもので、ヒステリシス特性を持った電圧比較器、
あるいはシュミットトリガ回路などが用いられる。
【0028】以上のように構成された電池パックおよび
充電装置について、以下その動作を説明する。電池パッ
クが充電装置に装着されると、抵抗器16には定電流回
路4によってほぼIrの電流が流れる。差動増幅器24
の入力インピーダンスが充分大きければ、抵抗器16の
抵抗値をRxとおけば、電流制御回路の電流参照端子2
02にはIr・Rxなる電圧が印加される。充電中は充
電検出回路6の出力はローレベルで、トランジスタ25
もカットオフ状態となるので、電流制御回路2は従来の
技術で述べたものと同様に充電電流に関して負帰還ルー
プを形成している。従って差動増幅器24の利得が充分
高ければ、電流制御回路の出力電流、つまり電池15の
充電電流を図示のようにIO とおいたとき、以下に示す
関係が成立する。
【0029】
【数4】
【0030】従って電池15の充電電池は、
【0031】
【数5】
【0032】となる。従って抵抗器16の抵抗値Rx
を、電池パックの種類、すなわち同電池パックに内蔵さ
れている電池15の種類または容量に応じた適当な充電
電流となるように数5の関係によって定めれば良い。そ
して充電が完了したとみなされる電圧まで電池15の端
子電圧、すなわち接続端子11,12間の電圧が上昇す
ると、充電検出回路6の出力がローレベルとなり、トラ
ンジスタ25がオン、同21がカットオフとなり、充電
が終了する。
【0033】なお、マンガン電池等の一次電池を内蔵し
た電池パックに対しては、抵抗器16を短絡すれば良
い。この場合、誤って一次電池の電池パックを充電装置
に装着しても、充電電流が流れないため、誤充電による
電池の液漏れ、破裂などの事故を防止できる。
【0034】また、図2は本発明の第2の実施例におけ
る電池パックおよび充電装置の構成図である。図2にお
いて1は電池パック、11,12,13は接続端子、1
5は電池、16は抵抗器、2は電流制御回路、3は整流
回路、6は充電検出回路で、これらは図1の実施例で示
したものと同一である。40はこれらの制御回路に直流
電源を供給する定電圧回路で、出力電圧はVcc(通常
5〜12V)である。41は抵抗値がRrの抵抗器で、
抵抗器16とで定電圧回路40の出力電圧Vccを分圧
して電流制御回路2の電流参照入力端子202に印加す
る。
【0035】以上のように構成された電池パックおよび
充電装置について、以下その動作を説明する。電池パッ
クが充電装置に装着されると、接続端子13および電流
制御回路2の電流参照入力端子202には、差動増幅器
24の入力インピーダンスが充分大きければ、数6で示
す電圧が印加される。
【0036】
【数6】
【0037】よって図1で示した実施例と同様に、差動
増幅器24の利得が充分高ければ、電流制御回路の出力
電流、つまり電池15の充電電流IOに関して、以下に
示す関係が成立する。
【0038】
【数7】
【0039】従って電池15の充電電流は、
【0040】
【数8】
【0041】となる。従って抵抗器16の抵抗値Rx
を、電池パックの種類、すなわち同電池パックに内蔵さ
れている電池15の種類または容量に応じた適当な充電
電流となるように(数5)の関係によって定めれば良
い。本実施例のように構成すれば、図1の定電流回路4
に相当する部分が抵抗器となるため、より安価な回路と
なる。
【0042】また、図3は本発明の第3の実施例におけ
る電池パックおよび充電装置の構成図である。図3にお
いて1は電池パック、11,12,13は接続端子、1
5は電池、16は抵抗器、3は整流回路、4は定電流回
路、6は充電検出回路で、これらは図1の実施例で示し
たものと同一である。14は接続端子で、抵抗器16の
一端が接続されている。2は電池15への充電電流を制
御する電流制御回路で、出力端子201、電流参照入力
端子202、カットオフ入力端子203を有し、電流参
照入力端子202の電圧に比例した電流を出力端子20
1に出力し、カットオフ入力端子203がハイレベルと
なった時には出力端子201の電流がOAとなるもので
ある。
【0043】電流制御回路2は出力電流を制御するトラ
ンジスタ21、出力電流を検出する抵抗器22、電流参
照入力端子202の電圧と、抵抗器22に発生する電
圧、すなわち電池15の充電電流に比例した電圧との差
を増幅してトランジスタ21を制御する差動増幅器2
4、カットオフ入力端子203がハイレベルとなった時
にトランジスタ21のベースを地絡させてカットオフさ
せるトランジスタ25から構成される。
【0044】以上のように構成された電池パックおよび
充電装置について、以下その動作を説明する。電池パッ
ク1が充電装置に装着されると、接続端子13および電
流制御回路2の電流参照入力端子202には、差動増幅
器24の入力インピーダンスが充分大きければ、図1の
実施例と同様に数4で示す電圧が印加される。よって図
1で示した実施例と同様に、差動増幅器24の利得が充
分高ければ、電流制御回路の出力電流、つまり電池15
の充電電流IO は、(数5)となる。
【0045】従って抵抗器16の抵抗値Rxを、電池パ
ックの種類、すなわち同電池パックに内蔵されている電
池15の種類または容量に応じた適当な充電電流となる
ように数5の関係によって定めれば良い。この場合、接
続端子が1個増加するものの、図から明らかなように図
1の電流検出回路23が不要となるので回路を簡略化す
ることができる。
【0046】また、図4は本発明の第4の実施例におけ
る電池パックおよび充電装置の構成図である。図4にお
いて、1は電池パック、11,12,13は接続端子、
15は電池、16は抵抗器、2は電流制御回路、3は整
流回路、40は定電圧回路で、これらは図2で示した実
施例のものと同一のものである。90は接続端子13,
12間の電圧、または接続端子11,12間の電圧、す
なわち電池15の端子電圧をデジタルデータに変換する
A/D変換器、91はA/D変換器90の出力入力ポー
トから読み込んで充電電流指令値を発するマイクロコン
ピュータ、92はマイクロコンピュータ91の発したデ
ジタルデータの電流指令値をアナログ電圧に変換して充
電電流制御回路の電流参照入力端子202へ出力するD
/A変換器、93,94はA/D変換器90の入力を、
接続端子12すなわち電池15の端子電圧と接続端子1
3の電圧とに切り換えるアナログスイッチで、マイクロ
コンピュータ91からの指令により切り換えられる。
【0047】以上のように構成された電池パックおよび
充電装置について、以下その動作を説明する。電池パッ
クが充電装置に装着されると、マイクロコンピュータ9
1からの指令により、アナログスイッチ93がオン、同
94がオフとなる。図2の実施例と同様に数9で示す電
圧が接続端子13に発生し、
【0048】
【数9】 マイクロコンピュータ91はA/D変換器90を介し
て、上記電圧を読み込む。Vcc,Rrは既知であるか
ら、マイクロコンピュータ91は数9から簡単な演算に
より、電池パックに内蔵された抵抗16の抵抗値Rxを
求めることができる。Rxは電池パックの種類毎に異な
るので、マイクロコンピュータ91は電池パックの種類
を識別することができる。
【0049】そしてマイクロコンピュータ91は識別さ
れた電池パック1の種類に応じた、適当な充電電流に応
じた電流指令値をデジタルデータで発する。同デジタル
データはD/A変換器92によりアナログ電圧に変換さ
れ、電流指令値として電流制御回路2の電流参照端子2
02に入力される。電流制御回路2は図5のものと同様
に充電電流に関して負帰還ループを形成しているので、
電池15の充電電流はマイクロコンピュータ91の指令
によって制御される。そして充電電流指令値を発すると
同時にマイクロコンピュータ91はアナログスイッチ9
4をオン、同93をオフとする。よって、接続端子1
1,12間の電圧、すなわち電池15の端子電圧は、A
D変換器90を介してマイクロコンピュータ91によっ
て監視され、充電完了とみなされる予め設定された電圧
よりも高くなった場合、あるいは充電完了とみなされる
電圧変化が認められた場合は、電流指令値を0または
0.05C以下の低電流に切り替える制御が行なわれ
る。
【0050】このようにマイクロコンピュータを用いた
充電装置にも本発明は適用可能である。この場合、定電
流で充電中の電池の端子電圧が、増加から減少へ転じた
ことを以って充電完了と判断する−△V法と称する、よ
り正確な充電完了の検知法も適用できる。さらに、電池
パックの充電電流が小さいほど、抵抗器16の抵抗値R
xが大であるように設定しておけば、塵埃や腐食等によ
り、接続端子13の接触抵抗が増加した場合でも、充電
電流が減少する方向に回路が動作し、フェイルセーフで
安全な充電装置が構成できる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明は、電池パックの種
類毎に異なる抵抗値の抵抗器を電池パックに内蔵するこ
とにより、機械スイッチを用いることなく、しかも少な
い接続端子数で多種類の電池パックの識別が可能とな
る。さらに、第1、第2、第3の実施例のように同抵抗
値を充電電流に応じたものに選ぶことにより、極めて簡
単な構成で電池パックの種類毎に適正な充電電流が自動
的に設定される充電装置を実現できる。
【0052】さらに、多くの種類の電池パックを、機械
スイッチを用いずに、しかも少ない端子数で対応できる
ので、電池パックと充電装置との間の電気的、機械的接
続が簡単になり、装置の信頼性が向上し、しかも電池パ
ックの小型化が容易になる、等の数々の優れた効果を有
する電池パックおよび充電装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における充電装置の電池
パック及び充電装置の回路図
【図2】本発明の第2の実施例における充電装置の電池
パック及び充電装置の回路図
【図3】本発明の第3の実施例における充電装置の電池
パック及び充電装置の回路図
【図4】本発明の第4の実施例における充電装置の電池
パック及び充電装置の回路図
【図5】従来の電池パック及び充電装置の回路図
【図6】従来の他の電池パック及び充電装置の回路図
【符号の説明】
1 電池パック 2 電流制御回路 3 整流回路 4 定電流回路 6 充電検出回路 11 接続端子 12 接続端子 13 接続端子 14 接続端子 15 電池 16 抵抗器 21 トランジスタ 22 抵抗器 23 電流検出回路 24 差動増幅器 25 トランジスタ 40 定電圧回路 90 A/D変換器 91 マイクロコンピュータ 92 D/A変換器 93 アナログスイッチ 94 アナログスイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二次電池と抵抗器とを内蔵し、前記二次電
    池の両極それぞれと接続された第1・第2の接続端子と
    抵抗器の一端と接続された第3の接続端子とをパック表
    面に設け、しかも前記抵抗器の他端を前記二次電池の負
    極と接続したことを特徴とする電池パック。
  2. 【請求項2】二次電池と抵抗器とを内蔵し、前記二次電
    池の両極それぞれと接続された第1・第2の接続端子と
    前記抵抗器の両端と接続された第3・第4の接続端子と
    をパック表面に設けたことを特徴とする電池パック。
  3. 【請求項3】抵抗器の抵抗値が二次電池の種類に応じて
    異なるように設定した請求項1又は2記載の電池パッ
    ク。
  4. 【請求項4】抵抗器の抵抗値が二次電池の容量に応じて
    異なるように設定した請求項1又は2記載の電池パッ
    ク。
  5. 【請求項5】請求項1記載の電池パックの第3の接続端
    子に一定の直流電流を供給する定電流供給手段と、前記
    の直流電流の電流値と抵抗器の抵抗値に比例する充電電
    流を電池パックの第1端子に供給する電流制御回路と、
    電池パックの第1の接続端子の電圧値から二次電池の充
    電のチェックを行ない充電すれば前記電流制御回路の作
    動を停止せしめる充電検出器と、前記定電流供給手段と
    電流制御回路のための直流電源回路とからなる充電装
    置。
  6. 【請求項6】請求項2記載の電池パックの第3と第4の
    接続端子間に一定の直流電流を供給する定電流供給手段
    と、前記の直流電流の電流値と抵抗器の抵抗値に比例す
    る充電電流を電池パックの第1端子に供給する電流制御
    回路と、電池パックの第1の接続端子の電圧値から二次
    電池の充電のチェックを行ない充電すれば前記電流制御
    回路の作動を停止せしめる充電検出器と、前記定電流供
    給手段と電流制御回路のための直流電源回路とからなる
    充電装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の電池パックの第3の接続端
    子に抵抗器を介して一定電圧を印加する定電圧回路と、
    電池パックの第3の接続端子の電圧を監視しながら第1
    の接続端子に前記の印加される一定の電圧の電圧値と前
    記の抵抗器の抵抗値に比例した一定の充電電流を供給す
    る電流制御回路と、電池パックの第1の接続端子の電圧
    値から二次電池の充電のチェックを行ない充電すれば前
    記電流制御回路の作動を停止せしめる充電検出器とを備
    えたことを特徴とする充電装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の電池パックの第3の接続端
    子に抵抗器を介して一定電圧を印加する定電圧回路と、
    電池パックの第1と第3の接続端子の電圧をアナログス
    イッチを介して入力し、第3の接続端子の電圧値から電
    池パックの種類と容量とを特定し、特定された電池パッ
    クに適した充電電流を指示し且つ第1の接続端子の電圧
    値から二次電池の充電具合を判断し充電すれば充電電流
    を零又は低い値に指示するマイクロコンピュータと、同
    コンピュータの充電電流の指示出力を入力して、電池パ
    ックの第1の接続端子に印加する定電圧値と抵抗器の抵
    抗値に比例する充電電流を供給する電流制御回路とを備
    えたことを特徴とする充電装置。
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