JPH05250705A - フォーカスエラー信号自動補正回路 - Google Patents

フォーカスエラー信号自動補正回路

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Publication number
JPH05250705A
JPH05250705A JP8463192A JP8463192A JPH05250705A JP H05250705 A JPH05250705 A JP H05250705A JP 8463192 A JP8463192 A JP 8463192A JP 8463192 A JP8463192 A JP 8463192A JP H05250705 A JPH05250705 A JP H05250705A
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JP
Japan
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signal
focus error
error signal
focus
switching
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Application number
JP8463192A
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English (en)
Inventor
Shigeru Nemoto
茂 根本
Tomoo Mineo
智男 嶺尾
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォーカスエラー信号の高精度な自動補正を
行うフォーカスエラー信号自動補正回路を提供する。 【構成】 フォーカスサーチ時、タイミング発生器10
から、マルチプレクサ4へのフォーカスエラー切換信号
及びレジスタ(1)6Aへのフォーカスエラーラッチ信
号が、それぞれ連続サーボ方式に対応した信号に、セレ
クタ(1)11A及びセレクタ(2)11Bにより切り
換えられるから、レジスタ(1)6Aからピーク検出器
7に供給されるS字カーブはプリピット部の影響をほぼ
除去したものとなる。このピーク検出器7でS字カーブ
の最大値、最小値が検出され、この検出データから、マ
イコン8において最適なゲイン補正信号及びオフセット
補正信号が求められ、ゲイン可変器2及びオフセット加
算器3に供給されるから、この両信号に基づく調整が行
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置等に使
用されるサンプルサーボ方式のオートフォーカス装置に
組み込まれ、フォーカスエラー信号の補正を行うフォー
カスエラー信号自動補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光磁気ディスク装置等の光ディス
ク装置は、コンピュータデータ記録用、文書ファイル用
等に利用されている。この光磁気ディスク装置で使用さ
れる光磁気ディスクカートリッジは、消去、書換えが自
由に出来る記録/再生用の光磁気ディスクが、取扱いの
簡便化、記録再生装置に対する着脱可能化等のため、樹
脂製のケースに収納されたものである。図5は、後述す
る図4のディスク装置で使用される従来の小型光磁気デ
ィスクの一例を示す構成図で、同図(A)は底面図、同
図(B)は部分拡大断面図である。
【0003】図に示すように、従来例の小型光磁気ディ
スク22は、ポリカーボネート等の透明樹脂製の円板で
ある基板22aの一表面上に、磁気光学効果により情報
の記録再生を行うための、Fe,Co,Tb,Gd等か
らなる光磁気膜(MO膜)22bが形成され、更にその
上に紫外線硬化樹脂等による保護膜22cが形成され、
中心部にディスク22の駆動用の金属板製のハブ24が
固着されたもので、このディスク22は、前述の如く、
図示しない樹脂製のケースに収納され、光磁気ディスク
カートリッジとなる。このディスク22の光磁気膜22
bの情報の記録/再生が行われる記録領域23には、ス
パイラル状又は同心円状に1.5μmピッチで記録トラ
ックが多数形成されている。この各記録トラックには、
図6に示すフォーマットに従って、それぞれあらかじめ
制御情報が記録されたサーボ信号領域と、情報の記録/
再生が行われるデータ信号領域とが交互に配置されたブ
ロックが、多数形成されている。
【0004】図6は、図5のディスクにおける記録トラ
ックのフォーマットを示す説明図である。図に示すよう
に、前記各記録トラックはそれぞれ21セクタからな
り、1セクタは67ブロックからなり、1ブロックは2
サーボバイト(サーボ信号領域)及び9データバイト
(光磁気方式による記録再生部であるデータ信号領域)
の11バイトからなり、各セクタの最初の2ブロックは
管理用(ID0,ID1)、残りの65ブロックはデー
タ用である。又、このサーボ信号領域は、トラッキング
エラー信号検出用のウォブルピット、チャンネルクロッ
ク生成用のクロックマークピット等を含むピット(凹
凸)方式によるプリピット部とフォーカスエラー信号検
出用のミラー部(無ピット部)とからなる。
【0005】上述のフォーマットによる前記光ディスク
22を使用したフォーカス及びトラッキングサーボは、
フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の検
出及びこれに基づく制御が間欠的であるから、サンプル
サーボ方式と呼ばれ、一方、再生専用のROMディス
ク、周知のCD等のピット方式の光ディスク(前記記録
トラックがピット方式のみで構成されたもの)を使用し
たサーボは、検出及び制御が連続的であるから、連続サ
ーボ方式と呼ばれている。
【0006】図4は、従来の小型光磁気ディスク装置の
一例の記録再生動作説明図である。図に示すように、従
来例の小型光磁気ディスク装置21は、前記小型光磁気
ディスク22の他に、ベース25、電磁石26、光学記
録再生装置27、フォーカス及びトラッキングサーボア
クチュエータ38等から構成されている。前述の小型光
磁気ディスク22は、ベース25に固定された図示しな
いスピンドルモータにより、CAV3,600rpmで
回転駆動されると共に、前記保護膜22c側に空隙を介
して配置された電磁石26により、前記光磁気膜22b
に対して垂直方向のバイアス磁界が印加される。又、前
記基板22a側から、この光磁気膜22bに対して、前
記光学記録再生装置27からのレーザ光36Bにより、
情報の記録再生が行われる。
【0007】この光学記録再生装置27は、レーザダイ
オード28、コリメートレンズ29、ビームスプリッタ
30、立上げプリズム31、対物レンズ32、偏光ビー
ムスプリッタ33、集光レンズ34A、34B、4分割
フォトダイオード35A、35B等から構成されてい
る。そして、このレーザダイオード28から放射された
レーザ光は、コリメートレンズ9によって平行光にされ
た後、図示しないビーム整形プリズムによって、ビーム
断面形状が所定の形状に整形され、ビームスプリッタ3
0を透過した光束36Aは、立上げプリズム31に入射
される。この立上げプリズム31で反射されたレーザ光
36Bは、前記対物レンズ32により、微小な径の光ス
ポット37として、前記ディスク22の記録領域23の
記録トラック上の、前記光磁気膜22bの表面上に照射
される。この光磁気膜22bの表面上に照射される光ス
ポット37は、前記装置27が記録モードで動作してい
る状態においては、記録に適する光強度を有するものと
なり、又、再生モードで動作している状態においては、
再生に適する光強度を有するものとなるように、レーザ
ダイオード28の図示しない出力制御装置により制御さ
れる。
【0008】この記録モードの場合は、記録データに応
じたディジタル信号に基づき、前記記録トラック上の光
磁気膜22bの垂直磁化方向は、光スポット37が当っ
た所だけが、前記電磁石26によるバイアス磁界により
反転させられ、これによりこのディジタル信号の記録が
行われる。前記再生モードの場合は、光磁気膜22bの
表面上で反射されたレーザ光は、前記磁気光学効果によ
り、この光磁気膜22bの垂直磁化方向によって、前記
偏光面の回転方向が異なったものとなり、前記対物レン
ズ32、立上げプリズム31を介して前記ビームスプリ
ッタ30で反射され、図示しない1/2波長板を介して
前記偏光ビームスプリッタ33に入射される。この偏光
ビームスプリッタ33を透過したレーザ光は、前記集光
レンズ34Aで集光されて前記フォトダイオード35A
で電気信号に変換されて、検出信号として出力され、
又、この偏光ビームスプリッタ33で反射されたレーザ
光は、前記集光レンズ34Bで集光されて前記フォトダ
イオード35Bで電気信号に変換されて、検出信号とし
て出力される。この際、この両検出信号の大きさは、偏
光ビームスプリッタ33の働きで、前述の偏光面の回転
方向によりそれぞれ反対方向に変化するから、この両検
出信号の差から前記ディジタル信号の再生が行われる。
【0009】前記光学記録再生装置27の内、前記レー
ザダイオード28、コリメートレンズ29、ビームスプ
リッタ30、偏光ビームスプリッタ33、集光レンズ3
4A、34B、フォトダイオード35A、35B等から
なる固定部ユニット27−1は、前記ベース25に固定
されており、前記立上げプリズム31、対物レンズ32
等からなる可動部ユニット27−2は、リニアボールベ
アリングの可動部に搭載されている。上述のディスク装
置21に組み込まれた前記フォーカス及びトラッキング
サーボアクチュエータ38は、フォーカスサーボアクチ
ュエータ39とトラッキングサーボアクチュエータ40
とが一体的に構成されたものであり、フォーカスサーボ
動作をこのフォーカスサーボアクチュエータ39で、ト
ラッキングサーボ動作及びフィード動作をこのトラッキ
ングサーボアクチュエータ40により兼用して行わせる
ものであり、上述の光学記録再生装置27の可動部ユニ
ット27−2に組み込まれている。
【0010】このフォーカスサーボアクチュエータ39
により前記対物レンズ32を上下移動させるオートフォ
ーカス装置には、構成部品の特性のばらつきの補正用と
して、フォーカスエラー信号のゲイン/オフセット量の
補正を行う、フォーカスエラー信号補正回路が組み込ま
れている。従来、この補正回路におけるゲイン/オフセ
ット量の補正は、製造工程におけるプリセットで行われ
ていたが、前記光ディスク22の反射率のばらつき等に
も対応させるため、装置の起動時等におけるオートフォ
ーカス引込みのためのフォーカスサーチ時に、自動的に
補正を行わせる自動補正回路が発表されている。
【0011】図7は、従来のフォーカスエラー信号自動
補正回路の一例を示すブロック図である。図に示すよう
に、従来例のフォーカスエラー信号自動補正回路51
は、ゲイン可変器2、オフセット加算器3、マルチプレ
クサ4、A・D(アナログ・ディジタル)変換器5、レ
ジスタ(1)6A、ピーク検出器7、D・A(ディジタ
ル・アナログ)変換器9、マイコン58、タイミング発
生器60等から構成されている。この回路51について
説明する前に、この回路51への入力信号について述べ
る。
【0012】前記4分割フォトダイオード35A及び3
5Bの各フォトダイオード部からの出力信号は、それぞ
れ、加算器41A及び41Bにより加算され、この両加
算信号は、それぞれ、減算器42Bにより減算されて前
記光磁気方式による記録信号の再生信号である光磁気信
号となり、加算器41Cにより加算されて前記ピット方
式による記録信号の再生信号であるプリピット信号(反
射率信号)となり、この両信号は、共に前記マルチプレ
クサ4に供給される。又、この4分割フォトダイオード
35Aの各フォトダイオード部からの出力信号は、減算
器42Aにより、対角線上のフォトダイオード部からの
出力信号がそれぞれ加算された後に、両加算信号が減算
されてフォーカスエラー信号となり、この信号は前記ゲ
イン可変器2に供給される。
【0013】このフォーカスエラー信号は、ゲイン可変
器2においてゲインの補正が、前記オフセット加算器3
においてオフセット量の補正がそれぞれ行われた後、前
記マルチプレクサ4に供給される。このマルチプレクサ
4において、クロックマーク信号に基づき前記ディスク
22のフォーマットに従って前記タイミング発生器60
において生成されたマルチプレクサ切換信号に従い、こ
のフォーカスエラー信号、前記光磁気信号及びプリピッ
ト信号は時分割に切り換えられて一個の信号に合成され
る。この合成信号は、前記A・D変換器5においてディ
ジタル信号に変換され、このディジタル信号から、前記
レジスタ(1)6Aにおいてフォーカスエラー信号が分
離抽出されてフォーカスサーボ系へ、レジスタ(2)6
Bにおいて前記トラッキングエラー信号が分離抽出され
てトラッキングサーボ系へ、レジスタ(3)6Cにおい
てこの両サーボ信号以外の再生信号が分離抽出されて信
号処理系へそれぞれ供給される。
【0014】次に、前述のフォーカスサーチ時における
前記回路51の動作について、図8及び図9も参照して
説明する。図8は、図7の回路におけるフォーカスエラ
ー信号分離抽出動作を説明するための波形図であり、同
図(A)はPLL同期時、同図(B)はPLL非同期時
である。又、図9は、図7の回路におけるフォーカスサ
ーチ時のディジタル変換後のフォーカスエラー信号波形
図であり、同図(A)はPLL同期時(理想値)、同図
(B)はPLL非同期時であり、この信号はディジタル
信号であるが説明の都合上アナログ信号波形で表示した
ものである。又、図9の波形は、図8の波形に比して、
時間軸(横軸)方向に数百分の1に圧縮されている。
【0015】図8(A)に示すように、ディスクフォー
マット上の最小ピットに対応したチャンネルクロックと
クロックマーク信号との位相が同期している通常動作時
であるPLL同期時は、前記マルチプレクサ4における
合成信号波形aに対して、前記マルチプレクサ切換信号
中のフォーカスエラー信号に切り換えるためのフォーカ
スエラー切換信号波形b−1のタイミングは、この信号
波形aのミラー部に対応した部分を抽出する正常な関係
にある。又、このフォーカスエラー切換信号波形b−1
(後述するPLL非同期時の信号波形b−3も含めて)
に対して、前記タイミング発生器60から前記レジスタ
(1)6Aに供給される、フォーカスエラー信号を分離
抽出するためのフォーカスエラーラッチ信号波形c−1
のタイミングは、常にこの信号波形b−1(及びb−
3)の切換期間に対応したものとなっている。又、同図
(B)に示すように、PLL非同期時は、前記合成信号
波形aに対して、この場合のフォーカスエラー切換信号
波形b−3のタイミングは、この信号波形aの前記ミラ
ー部に対応した部分からずれたものとなっている。
【0016】そして、前記フォーカスサーチ時、前記レ
ジスタ(1)6AからのいわゆるS字カーブと呼ばれる
図9に示すフォーカスエラー信号は前記ピーク検出器7
に供給され、このピーク検出器7において、このS字カ
ーブの最大値及び最小値が検出される。この最大値及び
最小値に基づいて、前記マイコン58において、この信
号波形の振幅値及び振幅中央値(合焦点)が演算により
求められ、この演算データに基づくゲイン補正信号及び
オフセット補正信号が求められる。この両補正信号は、
前記D・A変換器9を経由して、それぞれ前記ゲイン可
変器2及びオフセット加算器3に供給されるから、この
ゲイン可変器2及びオフセット加算器3において、供給
される前記フォーカスエラー信号に対して、最適なゲイ
ン補正及びオフセット補正が行われるように、このゲイ
ン補正信号及びオフセット補正信号に基づいた調整が行
われる。上述の起動時等に行われる一連のフォーカスサ
ーチ動作は、前記マイコン58の指令に従って行われ
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上のような構成より
なる従来例のフォーカスエラー信号自動補正回路51に
おいて、前記フォーカスサーチ時、前記マイコン58に
おける前述のS字カーブに基づく演算が、図9(A)に
示すPLL同期時(理想値)のカーブに基づくものであ
れば問題はないが、実際には、このフォーカサーチ時に
はPLLは非同期であるから、実際のフォーカスエラー
信号波形d−3は、前述の図8(B)に対応して図9
(B)に示すように、前記プリピット部の影響を受けた
歪んだものとなり、その結果、演算データが誤差の多い
ものとなり、この演算データに基づく前述のゲイン補正
及びオフセット補正が誤差の多いものとなるという問題
点があった。この問題点は、プリピット部の前記記録領
域23中に占める割合が大きなディスク(例えば前記R
OMディスク)程顕著なものになる。
【0018】本発明は上記の点に着目してなされたもの
で、フォーカスエラー信号の高精度な自動補正を行うフ
ォーカスエラー信号自動補正回路を提供することを目的
とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のフォーカスエラ
ー信号自動補正回路は、サンプルサーボ方式のオートフ
ォーカス装置に組み込まれ、少なくとも、フォーカスサ
ーチ時にプリピット部の影響をほぼ除去したフォーカス
エラー信号の上限値及び下限値に基づく演算結果に応じ
てゲインの自動補正を行うゲイン補正手段を備えること
により、前述の目的を達成するものである。
【0020】又、本発明のフォーカスエラー信号自動補
正回路は、上述の自動補正回路において、前記サンプル
サーボ方式と連続サーボ方式とが切換可能に構成され、
前記フォーカスサーチ時には連続サーボ方式に、通常動
作時にはサンプルサーボ方式に切り換えるよう構成する
ことにより、前述の目的を達成するものである。
【0021】又、本発明のフォーカスエラー信号自動補
正回路は、上述の自動補正回路において、前記ゲイン補
正手段の後段に、少なくとも、前記フォーカスエラー信
号と他の再生信号とを時分割に切り換えるマルチプレク
サと、アナログ・ディジタル変換器と、前記フォーカス
エラー信号を保持する1個以上のメモリ手段と、所定の
区間だけフォーカスエラー信号を選択する切換信号と常
時フォーカスエラー信号を選択する切換信号との2者を
前記マルチプレクサに、前記所定の区間中1度だけデー
タをサンプリングする書込信号とこの区間以外も含めて
この書込信号よりも高い周波数でデータをサンプリング
する書込信号との2者を前記メモリ手段にそれぞれ供給
するタイミング発生器とを備え、前記フォーカスサーチ
時には、前記タイミング発生器における前記切換信号及
び書込信号中のそれぞれ後者信号を選択するよう構成す
ることにより、前述の目的を達成するものである。
【0022】
【実施例】本発明の実施例について、前述の従来例の場
合と同様条件にて、比較説明する。図1は、本発明のフ
ォーカスエラー信号自動補正回路の一実施例を示すブロ
ック図である。又、図2は、図1の回路におけるフォー
カスエラー信号分離抽出動作を説明するための波形図で
あり、同図(A)はPLL同期時、同図(B)はPLL
非同期時であり、図3は、図1の回路におけるフォーカ
スサーチ時のディジタル変換後のフォーカスエラー信号
波形図であり、同図(A)はPLL同期時(理想値)、
同図(B)はPLL非同期時であり、この信号はディジ
タル信号であるが説明の都合上アナログ信号波形で表示
したものである。又、図3の波形は、図2の波形に比し
て、時間軸(横軸)方向に数百分の1に圧縮されてい
る。
【0023】図1に示すように、本発明の一実施例のフ
ォーカスエラー信号自動補正回路1は、前記ゲイン可変
器2、前記オフセット加算器3、前記マルチプレクサ
4、前記A・D変換器5、前記レジスタ(1)6A、前
記ピーク検出器7、マイコン8、前記D・A変換器9、
タイミング発生器10、セレクタ(1)11A、セレク
タ(2)11B等から構成されており、前述の従来例の
フォーカスエラー信号自動補正回路51と同様部分につ
いては、その説明を省略する。このマルチプレクサ4に
おいて、タイミング発生器10で生成されたマルチプレ
クサ切換信号に従い、前記フォーカスエラー信号、光磁
気信号及びプリピット信号は時分割に切り換えられて一
個の信号に合成され、この合成信号はA・D変換器5を
経由してレジスタ(1)6Aに供給され、このレジスタ
(1)6Aにおいて、タイミング発生器10で生成され
たフォーカスエラーラッチ信号に従い、フォーカスエラ
ー信号が分離抽出される。
【0024】次に、前述のフォーカスサーチ時における
前記回路1の動作について、図2及び図3も参照して説
明する。前記タイミング発生器10から、前記セレクタ
(1)11Aに対して、図2(A)に示す前述の従来例
の場合と同様なフォーカスエラー切換信号b−1及び同
図(B)に示す常時前記フォーカスエラー信号を選択す
るフォーカスエラー切換信号b−2が、前記セレクタ
(2)11Bに対して、同図(A)に示す前述の従来例
の場合と同様なフォーカスエラーラッチ信号c−1及び
同図(B)に示すこのラッチ信号c−1よりも高い周波
数で常時データをサンプリングするフォーカスエラーラ
ッチ信号c−2がそれぞれ供給され、前記マイコン8か
らのタイミング選択信号に基づき、このセレクタ(1)
11A及びセレクタ(2)11Bにおいて、前記PLL
同期時にはこの切換信号b−1及びラッチ信号c−1
が、前記PLL非同期時にはこの切換信号b−2及びラ
ッチ信号c−2がそれぞれ選択される。
【0025】そして、前記フォーカスサーチ時、セレク
タ(1)11Aから前記マルチプレクサ4にこのフォー
カスエラー切換信号b−2が、セレクタ(2)11Bか
ら前記レジスタ(1)6Aにこのフォーカスエラーラッ
チ信号c−2がそれぞれ供給されるから、図3(B)に
示すように、前記ピーク検出器7に供給されるフォーカ
スエラー信号波形d−2は、前記合成信号に対するサン
プリング点が前記プリピット部と重なった部分の振幅の
みその反射率により小さくなるが、その他のランド部で
のサンプリングデータによって、同図(A)に示す理想
値のS字カーブとほぼ同等なものとなる。従って、この
S字カーブd−2に基づくゲイン補正信号及びオフセッ
ト補正信号は、高精度なものとなる。
【0026】以上のような構成よりなる本発明の一実施
例のフォーカスエラー信号自動補正回路1は、前述の従
来例の回路51に比して、上述の如く、セレクタ(1)
11Aにおけるフォーカスエラー切換信号及びセレクタ
(2)11Bにおけるフォーカスエラーラッチ信号につ
いて、前記PLL同期時には前記連続サーボ方式に、前
記PLL非同期には前記サンプルサーボ方式にそれぞれ
対応した信号に切換可能に構成され、フォーカスサーチ
時、このサンプルサーボ方式に対応した信号にそれぞれ
切り換えられ、プリピット部の影響をほぼ除去したS字
カーブに基づく演算結果に応じて、前記ゲイン可変器2
及びオフセット加算器3におけるゲイン及びオフセット
量の自動補正が行われるから、この自動補正が高精度な
ものとなり、従って、前記フォーカスエラー信号に対す
る前記ゲイン補正及びオフセット補正が高精度なものと
なる。特に、プリセット部の前記記録領域23中に占め
る割合が大きなディスク(例えば前記ROMディスク)
程、上記効果は顕著なものになる。
【0027】
【発明の効果】以上のような構成よりなる本発明のフォ
ーカスエラー信号自動補正回路は、少なくとも、フォー
カスエラー信号に対するゲイン補正が高精度なものにな
るから、この回路が組み込まれたサンプルサーボ方式の
オートフォーカス装置におけるオートフォーカス動作が
高精度なものになり、この装置が使用される光ディスク
装置等の機能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフォーカスエラー信号自動補正回路の
一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の回路におけるフォーカスエラー信号分離
抽出動作を説明するための波形図である。
【図3】図1の回路におけるフォーカスサーチ時のディ
ジタル変換後のフォーカスエラー信号波形図である。
【図4】従来の小型光磁気ディスク装置の一例の記録再
生動作説明図である。
【図5】図4のディスク装置で使用される従来の小型光
磁気ディスクの一例を示す構成図である。
【図6】図5のディスクにおける記録トラックのフォー
マットを示す説明図である。
【図7】従来のフォーカスエラー信号自動補正回路の一
例を示すブロック図である。
【図8】図7の回路におけるフォーカスエラー信号分離
抽出動作を説明するための波形図である。
【図9】図7の回路におけるフォーカスサーチ時のディ
ジタル変換後のフォーカスエラー信号波形図である。
【符号の説明】
1 フォーカスエラー信号自動補正回路 2 ゲイン可変器(ゲイン補正手段) 4 マルチプレクサ 5 A・D変換器(アナログ・ディジタル変換器) 6A レジスタ(1)(メモリ手段) 10 タイミング発生器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプルサーボ方式のオートフォーカス
    装置に組み込まれ、少なくとも、フォーカスサーチ時に
    プリピット部の影響をほぼ除去したフォーカスエラー信
    号の上限値及び下限値に基づく演算結果に応じてゲイン
    の自動補正を行うゲイン補正手段を備えたことを特徴と
    するフォーカスエラー信号自動補正回路。
  2. 【請求項2】 前記サンプルサーボ方式と連続サーボ方
    式とが切換可能に構成され、前記フォーカスサーチ時に
    は連続サーボ方式に、通常動作時にはサンプルサーボ方
    式に切り換えることを特徴とする請求項1記載のフォー
    カスエラー信号自動補正回路。
  3. 【請求項3】 前記ゲイン補正手段の後段に、少なくと
    も、前記フォーカスエラー信号と他の再生信号とを時分
    割に切り換えるマルチプレクサと、アナログ・ディジタ
    ル変換器と、前記フォーカスエラー信号を保持する1個
    以上のメモリ手段と、所定の区間だけフォーカスエラー
    信号を選択する切換信号と常時フォーカスエラー信号を
    選択する切換信号との2者を前記マルチプレクサに、前
    記所定の区間中1度だけデータをサンプリングする書込
    信号とこの区間以外も含めてこの書込信号よりも高い周
    波数でデータをサンプリングする書込信号との2者を前
    記メモリ手段にそれぞれ供給するタイミング発生器とを
    備え、前記フォーカスサーチ時には、前記タイミング発
    生器における前記切換信号及び書込信号中のそれぞれ後
    者信号を選択することを特徴とする請求項2記載のフォ
    ーカスエラー信号自動補正回路。
JP8463192A 1992-03-06 1992-03-06 フォーカスエラー信号自動補正回路 Pending JPH05250705A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7586818B2 (en) 2004-05-28 2009-09-08 Panasonic Corporation Optical disc apparatus and semiconductor device

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JPS62277636A (ja) * 1986-05-27 1987-12-02 Pioneer Electronic Corp フオ−カスエラ−信号の信号レベル補正方法及びその装置
JPS6452232A (en) * 1987-08-24 1989-02-28 Hitachi Ltd Focus control method for optical disk device

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