JPH05250691A - トラッキングサーボ回路 - Google Patents

トラッキングサーボ回路

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Publication number
JPH05250691A
JPH05250691A JP4947992A JP4947992A JPH05250691A JP H05250691 A JPH05250691 A JP H05250691A JP 4947992 A JP4947992 A JP 4947992A JP 4947992 A JP4947992 A JP 4947992A JP H05250691 A JPH05250691 A JP H05250691A
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JP
Japan
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signal
pulse
time
deceleration
objective lens
Prior art date
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Application number
JP4947992A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Nakajima
良喜 中島
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ヘッドを駆動するトラッキングアクチュエ
ータにがたつきが生じても、光ディスクへ投射する光ビ
ームを隣接トラックへ安定にジャンプさせ得るようにす
る。 【構成】 ジャンプ指令信号Sj が入力される加速パル
ス発生回路19と、ジャンプ指令信号Sj 及びトラッキン
グエラー信号X′が入力されるゼロクロス検出回路15
と、ゼロクロス検出回路15がゼロクロスを検出した信号
及びジャンプ指令信号Sj が入力されるパルス幅検出回
路40と、パルス幅検出回路40の出力信号が入力される減
速パルス値設定回路41とを備え、ゼロクロスを検出した
ときに加速パルスから減速パルスに切換えてトラッキン
グアクチュエータを減速し、減速パルス値設定回路41で
定めた時間幅で減速パルスを停止する構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトラッキングサーボ回路
に関し、更に詳述すればトラッキングアクチュエータの
支軸と軸受とのクリアランスが大きくなっても対物レン
ズを安定にジャンピング動作させ得るトラッキングサー
ボ回路を提案するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は従来のトラッキングサーボ回路を
備える光ディスク装置の要部構成を示すブロック図であ
る。レーザダイオード1の出射光たるレーザ光は集光レ
ンズ2を通ってハーフミラー3に投射され、ハーフミラ
ー3を通ったレーザ光はトラッキングアクチュエータ7
により駆動される対物レンズ4を通って、ディスクモー
タ5で回転駆動される光ディスク6の上面に投射され
る。
【0003】光ディスク6からの反射光は対物レンズ4
を通ってハーフミラー3で反射しレンズ8を通って2分
割光検知器9へ入射する。2分割光検知器9が光電変換
した一方の光検知器の出力信号はアンプ10へ入力され、
他方の光検知器の出力信号はアンプ11へ入力される。ア
ンプ10の出力信号は差動アンプ12の正入力端子+及び加
算アンプ13の一側正入力端子+へ入力される。アンプ11
の出力信号は差動アンプ12の負入力端子−及び加算アン
プ13の他側正入力端子+へ入力される。
【0004】差動アンプ12が出力する差信号Xは除算器
14へ入力され、加算アンプ13が出力する和信号Yは差信
号Xを正規化する信号として除算器14へ与えられ、差信
号Xを正規化する。差信号Xを正規化したトラッキング
エラー信号X′は、光ディスク6へ投射したレーザ光が
トラックから外れるにともない信号レベルが増大した後
減少し、ゼロクロス点に達した後、信号レベルが反転し
て増大した後減少するように変化する。このトラッキン
グエラー信号X′は位相補償回路16へ入力され、その出
力信号は加算アンプ18の一側正入力端子+へ入力され、
加算アンプ18の出力信号はドライバ17へ入力され、その
出力信号がトラッキングアクチュエータ7へ与えられて
トラッキングエラー信号X′の変化に応じてトラッキン
グアクチュエータ7を駆動し、光ディスクへ投射するレ
ーザ光をトラックに沿わせるトラッキングサーボを行
う。
【0005】一方、対物レンズ4の駆動により光ディス
ク6上の光スポットを隣接トラックへジャンプさせるべ
きジャンプ指令信号Sj が加速パルス発生回路19及びゼ
ロクロス検出回路15へ入力されると、加速パルス発生回
路19は加速パルスを発生してアンプ20の正入力端子+へ
入力し、その出力信号を加算アンプ18へ入力し、その出
力信号をドライバ17を介してトラッキングアクチュエー
タ7に与えて対物レンズ4を目的とするトラック方向へ
駆動する。そうするとトラッキングエラー信号X′は、
対物レンズ4がトラックを横断するにともない増大から
減少へと変化する。そしてトラッキングエラー信号X′
のゼロクロスをゼロクロス検出回路15が検出すると、つ
まり対物レンズ4が1/2 トラックを移動すると、加速パ
ルスの発生を停止させるとともに減速パルス発生回路21
により減速パルスを発生させ、アンプ20の負入力端子−
へ入力する。それにより負の減速パルスがアンプ18へ入
力され、アンプ18で増幅されてドライバ17を介してトラ
ッキングアクチュエータ7に与えられて対物レンズ4は
減速を開始する。
【0006】そして対物レンズ4は隣接のトラック方向
へ減速しながら移動し、予め予測した時間が経過すると
減速パルスの発生を停止する。このようにして対物レン
ズ4は隣接のトラックへジャンプを完了する。ジャンプ
完了後はトラッキングエラー信号X′によりトラッキン
グアクチュエータ7が駆動されて、対物レンズ4を移動
させたトラックに沿わせるトラッキングサーボを行う。
【0007】図2はトラック方向制御及びフォーカス方
向制御をするアクチュエータ及び対物レンズの外観斜視
図である。コイルホルダ31はコイルホルダ31の長寸方向
の略中央部に軸受31a を設けており、この軸受31a に支
軸32を回動自在に挿通させている。コイルホルダ31の一
側上面には対物レンズ4を設けている。コイルホルダ31
の長寸方向の各側面夫々の側方にはトラッキングマグネ
ットTM,TM が配設されている。コイルホルダ31とトラッ
キングマグネットTM,TM との夫々の間にはトラッキング
コイル30(一方のみ図示)が配設されている。コイルホ
ルダ31の下方にはヨーク34が設けられており、ヨーク34
の下方にはフォーカスマグネット35が配設されている。
ヨーク34及びフォーカスマグネット35の内側にはフォー
カスコイル33が配設されている。このアクチュエータは
矢符FS方向にフォーカス方向制御され、矢符TS方向にト
ラッキング方向制御されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、経年変化又
は温度変化によりアクチュエータの支軸32と軸受31a と
のクリアランスは次第に大きくなり、がたつきが生じ
る。図3は支軸32と軸受31a とのクリアランスが変化し
た場合に、対物レンズの加速時間及び減速時間が変化す
る状態を示した説明図である。T0 は対物レンズが位置
している現在トラック位置を、T0.5 は現在トラックT
0 とジャンプする隣接トラックT1 との間の中央に位置
する1/2 トラック位置を、T1 はジャンプする隣接トラ
ック位置T1を示している。
【0009】図3では対物レンズが光ディスク6の半径
方向へ移動する場合において支軸32の中心でトラックの
中心が検出される場合を考える。ところでトラッキング
アクチュエータの初期調整時は支軸32と軸受31a とのク
リアランスが最も少なく図3(a) に示す如く支軸32と軸
受31a とが同心に位置している場合は、軸受31a が実線
で示す位置で加速パルスが与えられて加速を開始して、
支軸32を含む光学系が移動を開始し、1/2 トラック位置
0.5 に支軸32の中心が達すると加速を停止して減速を
開始する。そして支軸32の中心が隣接トラックT1 に達
すると減速を停止し、対物レンズは、その加速時間と減
速時間とが略等しい時間で対物レンズを現在トラックT
0 から隣接トラックT1 へジャンプさせることになる。
なお、通常は対物レンズを移動し過ぎないように、支軸
32が隣接トラックT1に到達する前に減速パルスを停止
するが、図3では便宜上、隣接トラックT1 に到達する
までの期間を減速期間としている。
【0010】ところで、前述したクリアランスが大きく
なり図3(b) に示す如く支軸32と軸受31a との位置が変
位して支軸32が軸受31a の左端に当接している場合は、
加速パルスを与えると同時に軸受31a と支軸32とが移動
を開始し、1/2 トラック位置T0.5 に支軸32の中心が位
置したときに加速を停止して、減速を開始し支軸32の中
心が隣接トラックT1 に達すると減速を停止する。その
ため図3(a) に示す加速時間に対して加速時間が不足す
る。
【0011】一方、図3(c) に示す如く支軸32が軸受31
a の右端に当接している場合は、加速パルスを与えると
軸受31a が先行して移動を開始し、軸受31a が破線で示
す位置まで移動した時点から、軸受31a とともに支軸32
が移動を開始し、1/2 トラック位置T0.5 に支軸32の中
心が達すると加速を停止して減速を開始する。そして支
軸32の中心が隣接トラックT1 に達すると減速を停止す
る。それにより初期調整時における加速時間より加速時
間が長くなる。しかし、減速時間については、図3(a),
(b),(c) に示す如くいずれの場合も、予め定めた同一時
間になる。
【0012】したがって、図3(a) に示す如く初期調整
時に、対物レンズの加速時間に応じた減速時間を設定し
て、対物レンズを現在トラックから隣接トラックへ適正
にジャンプ動作するようにしておくと、図3(b) に示す
状態では加速時間が不足して対物レンズが隣接トラック
より、かなり手前の位置でジャンプ動作を終了し、トラ
ッキングサーボに引込む時間が長くなる。また図3(c)
に示す状態では加速時間が過大になって、隣接トラック
を超えてジャンプ動作を終了することになる。したがっ
て、軸受31a と支軸32とのクリアランスが拡大すると、
対物レンズが適正にジャンプせず、トラッキングサーボ
の信頼性が低下する虞れがあるという問題がある。
【0013】本発明は斯かる問題に鑑み、トラッキング
アクチュエータの支軸と軸受とのクリアランスが拡大し
ても、対物レンズを常に適正にジャンプさせ得るトラッ
キングサーボ回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るトラッキ
ングサーボ回路は、ジャンプ指令信号及びトラッキング
エラー信号のゼロクロスを検出したゼロクロス信号が入
力されるパルス幅検出回路を備え、対物レンズの加速開
始時点からゼロクロス信号の検出時点までの時間を検出
し、検出した時間に応じて減速パルスの時間幅又は減速
パルスのレベルを定める構成にする。
【0015】第2発明に係るトラッキングサーボ回路
は、トラッキングエラー信号が入力される変曲点検出回
路と、トラッキングエラー信号及び変曲点検出回路の出
力信号が各別に入力される2つのコンパレータとを備
え、減速時におけるトラッキングエラー信号の変曲点で
トラッキングエラー信号が所定レベル範囲に達したとき
に減速パルスを遮断する構成にする。
【0016】第3発明に係るトラッキングサーボ回路
は、トラッキングエラー信号と所定値とを比較する第1
のコンパレータと、ゼロクロス検出後のトラッキングエ
ラー信号と所定値とを比較する第2のコンパレータと、
ゼロクロス信号と第1,第2のコンパレータの出力信号
とが入力されるパルス幅検出回路とを備え、第1のコン
パレータの信号出力時点から第2のコンパレータの信号
出力時点までの時間、又は第1のコンパレータの信号出
力時点からゼロクロス検出時点までの時間あるいはゼロ
クロス検出時点から第2のコンパレータの信号出力時点
までの時間に応じて減速パルスの時間幅及び/又は減速
パルスのレベルを定める構成にする。
【0017】第4発明に係るトラッキングサーボ回路
は、トラッキングエラー信号が入力される変曲点検出回
路及び該変曲点検出回路の出力信号とトラッキングエラ
ー信号のゼロクロスを検出したゼロクロス信号とが入力
されるパルス幅検出回路を備え、加速時におけるトラッ
キングエラー信号の変曲点、減速時におけるトラッキン
グエラー信号の変曲点又はゼロクロス信号の検出時点の
いずれか2点間の時間に応じて減速パルスの時間幅及び
/又は減速パルスのレベルを定める構成にする。
【0018】第5発明に係るトラッキングサーボ回路
は、光ディスクからの反射光を受光する2つの光検知器
の出力信号の和信号が入力される変曲点検出回路と、該
変曲点検出回路の出力信号が入力されるパルス幅検出回
路とを備え、光ヘッドを駆動する対物レンズの加速開始
時点から和信号レベルの最小値までの時間に応じて減速
パルスの時間幅及び/又は減速パルスのレベルを定める
構成にする。
【0019】第6発明に係るトラッキングサーボ回路
は、光ディスクからの反射光を受光する2つの光検知器
の出力信号の和信号が入力される変曲点検出回路及びコ
ンパレータと、前記変曲点検出回路及びコンパレータの
各出力信号が入力されるパルス幅検出回路とを備え、光
ヘッドを駆動する対物レンズの加速時又は減速時あるい
は和信号の最小時に和信号が所定値に達した時点から再
び所定値に達するまでの時間に応じて減速パルスの時間
幅及び/又は減速パルスのレベルを定める構成にする。
【0020】第7発明に係るトラッキングサーボ回路
は、減速パルスの時間幅又はレベルあるいは減速パルス
の遮断時点をマイクロコンピュータのプログラムにより
定める構成にする。
【0021】
【作用】第1発明では、減速パルスの時間幅及び/又は
減速パルスのレベルを、光ヘッドを駆動する対物レンズ
の加速開始時点からトラッキングエラー信号のゼロクロ
ス信号の検出時点までの時間に応じたものにする。第2
発明では、光ヘッドを駆動する対物レンズの減速時にお
けるトラッキングエラー信号が所定レベル範囲に達する
と減速パルスを遮断する。第3発明では、減速パルスの
時間幅及び/又は減速パルスのレベルを、第1のコンパ
レータの信号出力時点から第2のコンパレータの信号出
力時点までの時間、又は第1のコンパレータの信号出力
時点からゼロクロス検出時点までの時間、あるいはゼロ
クロス検出時点から第2のコンパレータの信号出力時点
までの時間に応じたものにする。
【0022】第4発明では減速パルスの時間幅及び/又
は減速パルスのレベルを、光ヘッドを駆動する対物レン
ズの加速時におけるトラッキングエラー信号の変曲点、
減速時におけるトラッキングエラー信号の変曲点又はト
ラッキングエラー信号のゼロクロス信号検出時点のいず
れか2点間の時間に応じたものにする。第5発明では、
減速パルスの時間幅及び/又は減速パルスのレベルを、
光ヘッドを駆動する対物レンズの加速開始時点から、2
つの光検知器の出力信号の和信号レベルの最小値までの
時間に応じたものにする。第6発明では、減速パルスの
時間幅及び/又は減速パルスのレベルを、対物レンズの
加速時又は減速時あるいは和信号の最小時に、2つの光
検知器の出力信号の和信号が所定値達した時点から所定
値に達するまでの時間に応じたものにする。
【0023】第7発明では、光ヘッドを駆動するアクチ
ュエータに与える減速パルスの時間幅又は減速パルスの
レベルあるいは減速パルスの遮断時点を、マイクロコン
ピュータのプログラムにより定める。よって、これらい
ずれの発明によっても、減速パルスの時間幅は加速パル
スの時間幅に応じたものになる。
【0024】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面により詳
述する。図4は第1発明に係るトラッキングサーボ回路
を備えた光ディスク装置の構成を示すブロック図であ
る。レーザダイオード1の出射光たるレーザ光は集光レ
ンズ2を通ってハーフミラー3に投射され、ハーフミラ
ー3を通ったレーザ光は、トラッキングアクチュエータ
7により駆動される対物レンズ4を通ってディスクモー
タ5で回転駆動される光ディスク6の上面に投射され
る。光ディスク6からの反射光は対物レンズ4を通って
ハーフミラー3で反射し、レンズ8を通って2分割光検
知器9へ入射する。
【0025】2分割光検知器9が光電変換した一方の光
検知器の出力信号はアンプ10へ入力され、他方の光検知
器の出力信号はアンプ11へ入力される。アンプ10の出力
信号は差動アンプ12の正入力端子+及び加算アンプ13の
一側正入力端子+へ入力される。加算アンプ11の出力信
号は差動アンプ12の負入力端子−及び加算アンプ13の他
側正入力端子+へ入力される。
【0026】差動アンプ12が出力する差信号Xは除算器
14へ入力され、加算アンプ13が出力する和信号Yは差信
号Xを正規化する信号として除算器14へ与えられ、差信
号Xを正規化する。差信号Xを正規化したトラッキング
エラー信号X′は光ディスク6へ投射したレーザ光がト
ラックから外れるにともない信号レベルが増大した後減
少し、ゼロクロス点に達した後、信号レベルが反転して
増大した後減少するように変化する。
【0027】このトラッキングエラー信号X′は位相補
償回路16へ入力され、その出力信号は加算アンプ18の一
側正入力端子+へ入力され、加算アンプ18の出力信号は
ドライバ17へ入力され、その出力信号がトラッキングア
クチュエータ7へ与えられて、トラッキングエラー信号
X′の変化に応じてトラッキングアクチュエータ7を駆
動し、光ディスク6へ投射するレーザ光をトラックに沿
わせるトラッキングサーボを行う。
【0028】一方、対物レンズ4の駆動により光ディス
ク6に投射した光スポットを隣接トラックへジャンプさ
せるジャンプ指令信号Sj は加速パルス発生回路19、ゼ
ロクロス検出回路15及びパルス幅検出回路40へ入力され
る。ゼロクロス検出回路15にはトラッキングエラー信号
X′が入力される。ゼロクロス検出回路15がトラッキン
グエラー信号X′のゼロクロスを検出した時点で加速パ
ルスの発生を禁止する信号は加速パルス発生回路19へ入
力され、また減速パルスの発生を指令する信号は減速パ
ルス発生回路21へ入力される。
【0029】ゼロクロス検出回路15がトラッキングエラ
ー信号X′のゼロクロスを検出した信号はパルス幅検出
回路40へ入力され、その出力信号は減速パルス値設定回
路41へ入力される。減速パルス値設定回路41の出力信号
は減速パルス発生回路21へ与えられ、その出力信号たる
減速パルスはアンプ20の負入力端子−へ入力される。加
速パルス発生回路19の出力信号たる加速パルスはアンプ
20の正入力端子へ入力され、その出力信号は加算アンプ
18の他側正入力端子+へ入力される。
【0030】次にトラッキングアクチュエータ7により
対物レンズ4を現在トラックから隣接トラックへジャン
プさせる動作をトラッキングサーボ回路の各部信号のタ
イミングチャートを示す図5とともに説明する。ジャン
プ指令信号Sj が発生すると、加速パルス発生回路19は
加速パルスを発生してアンプ20を介して加算アンプ18へ
入力し、加算アンプ18で位相補償回路16からの信号に正
の加速パルスを加算して、その加速パルスをドライバ17
に与えて対物レンズ4の加速を開始する。
【0031】ジャンプ指令信号Sj の入力によりパルス
幅検出回路40の出力信号は図5(b)に示す如く立上る。
一方、対物レンズ4を加速したことによりトラッキング
エラー信号X′は図5(a) に示す如く変化し、ゼロクロ
ス検出回路15がトラッキングエラー信号X′のゼロクロ
スを検出すると、加速パルスの発生を禁止する信号を加
速パルス発生回路19へ与えて加速パルスを遮断し、対物
レンズ4は現在トラックから1/2 トラック移動した位置
で加速動作を停止する。
【0032】またゼロクロスを検出した時点でゼロクロ
ス検出回路15が減速パルスの発生を指令する信号を減速
パルス発生回路21へ与えるとともに、ゼロクロスを検出
したゼロクロス検出信号がパルス幅検出回路40へ入力さ
れて、その出力信号は図5(b) に示す如く立下り、これ
により対物レンズ4を加速していた加速パルスの時間幅
が検出され、そのパルス信号が減速パルス値設定回路41
へ入力される。そうすると減速パルス値設定回路41は、
それに予め記憶させている図5(c) に示す対物レンズ4
の初期調整時の基準加速パルスの時間幅と、パルス幅検
出回路40から入力されたパルス信号の時間幅とを比較
し、その時間差に応じて減速パルスの時間幅又は減速パ
ルスのレベルを図5(d) に示す如く定めたパルス信号を
減速パルス発生回路21へ入力する。図5(d) では、加速
に長い時間を要し、減速パルスの時間幅を長くした場合
のトラッキングエラー信号X′の変化を実線で示し、一
方、減速パルスの高さを高くした場合のトラッキングエ
ラー信号X′の変化を破線で示している。
【0033】それにより減速パルス発生回路21は、減速
パルス値設定回路41から入力された図5(d) に示すパル
ス信号により定められた時間幅又はレベルの信号をアン
プ20の負入力端子−へ入力し、アンプ20は負の減速パル
スを加算アンプ18へ入力して、減速パルスにより対物レ
ンズ4は減速を開始する。
【0034】そして減速パルスの時間幅を長くした場合
は図5(a) に実線で示す如く、減速パルスの高さを高く
した場合は図5(a) に破線で示す如くトラッキングエラ
ー信号X′が変化する。このようにして図5(e) に示す
如く対物レンズ4の加速時間、つまり加速エネルギーに
応じて、減速時間、つまり減速エネルギーがトラッキン
グアクチュエータに与えられて対物レンズ4を加速した
後、1/2 トラックの位置から減速させて隣接トラックへ
正確にジャンプする。そのため、対物レンズ4の初期調
整後に加速時間が狂った場合でも、対物レンズ4を適正
に減速させ得て、対物レンズ4が不安定な動作をしな
い。
【0035】図6は対物レンズの移動軌跡、加速パル
ス,減速パルス及びトラッキングエラー信号の変化を示
した説明図である。トラッキングアクチュエータ7の軸
受31a と支軸32との間にクリアランスがあると、図6
(b) に示す加速パルスにより対物レンズ4の加速を開始
させると、先ず軸受31a が加速させられた後に軸受31a
とともに支軸32が加速されて図6(a)に示す曲線のよう
に対物レンズ4が移動する。そして図6(c) に示すよう
にトラッキングエラー信号がゼロクロスに達すると、図
6(b) に示すように加速パルスが遮断されて、減速パル
スにより対物レンズ4の減速を開始させる。
【0036】トラッキングアクチュエータ7の初期調整
時では加速時間をTI に設定しているのに対し、クリア
ランスの発生により加速時間がTa を要した場合は、そ
の時間差Ta −TI に応じて減速パルスの時間幅をTd
だけ長くして減速パルスの時間幅を長くする。それによ
り対物レンズ4が隣接トラックT1 に接近するまで減速
を続けて図6(c) に破線で示す如く隣接トラックT1
らの行き過ぎ量が減少して、トラッキングサーボにより
対物レンズ4を隣接トラックT1 へ引込み、ジャンプ動
作を終了する。
【0037】なお、従来のように加速パルスの時間幅に
応じて減速パルスの時間幅を変更していない場合は、減
速エネルギーに対して加速エネルギーが過大になり対物
レンズ4は図6(a) に実線で示すように隣接トラックT
1 からオーバランする。しかし、本発明では加速パルス
の時間幅に応じて減速時間を変更しているから、初期調
整時の加速時間に対して狂いが生じても対物レンズ4は
適正にジャンプ動作する。
【0038】図7は対物レンズの移動軌跡、加速パル
ス,減速パルス及びトラッキングエラー信号の別の変化
を示した説明図である。この場合は、図7(b) に示すよ
うに、加速パルスの時間幅に応じて減速パルスのレベル
を変更する。つまり、初期調整時の加速パルスの時間幅
I に対し時間幅がTa になった場合は減速パルスの高
さ(レベル)をHdだけ高くする。このように減速パルス
のレベルを変更すると、加速エネルギーに応じた減速エ
ネルギーがトラッキングアクチュエータに与えられて、
加速エネルギーに対する減速エネルギーの過, 不足が生
じない。そして図7(c) に破線で示した減速時のトラッ
キングエラー信号が得られて、図7(a) に破線で示す如
く対物レンズ4が現在トラックT0 から隣接トラックT
1 へジャンプする。
【0039】図8は第2発明に係るトラッキングサーボ
回路を備えた光ディスク装置の構成を示すブロック図で
ある。トラッキングエラー信号X′は、変曲点検出回路
42へ入力される。この変曲点検出回路42にはゼロクロス
検出回路15が出力するゼロクロス検出信号が入力され
る。
【0040】変曲点検出回路42の出力信号はコンパレー
タ43,44 夫々の一側入力端子へ入力され、コンパレータ
43,44 夫々の他側入力端子へはトラッキングエラー信号
X′が入力される。コンパレータ43,44 の各出力信号は
OR回路45の入力端子へ各別に入力され、その出力信号は
減速パルス値設定回路41へ入力される。それ以外の構成
は図4に示した光ディスク装置の構成と同様となってお
り、同一構成部分には同一符号を付している。
【0041】次にこの光ディスク装置における対物レン
ズ4のジャンプ動作を、トラッキングサーボ回路の各部
信号のタイミングチャートを示す図9とともに説明す
る。ジャンプ指令信号Sj が発生すると、加速パルス発
生回路19は図9(b) に示す加速パルスを発生し、その加
速パルスにより前述した如く対物レンズ4の加速を開始
する。それによりトラッキングエラー信号X′は図9
(a) に示す如く変化していく。
【0042】一方、変曲点検出回路42はトラッキングエ
ラー信号X′の変曲点を検出し、トラッキングエラー信
号X′が正側における変曲点で正方向に立上り、負側に
おける変曲点で負方向に立上る図9(d) に示すパルス信
号を出力してコンパレータ43,44 へ入力する。コンパレ
ータ43,44 は夫々設定している異なるコンパレートレベ
ルCL1,CL2 と、トラッキングエラー信号X′とを、変曲
点を検出する都度図9(e) に示す如く比較する。
【0043】そしてトラッキングエラー信号X′がコン
パレータ43のコンパレートレベルCL1 以下あるいはコン
パレータ44のコンパレートレベルCL2 以上になるまで、
コンパレータ43,44 は信号を出力しない。ここで図9
(c) に示す如くゼロクロス検出回路15がトラッキングエ
ラー信号X′のゼロクロスを検出すると、加速パルスの
発生を禁止する信号を加速パルス発生回路19へ与えて、
加速パルスを遮断し、対物レンズ4の加速を停止し、減
速パルスの発生を指令する信号を減速パルス発生回路21
へ与えて図9(f) に示す如く減速パルスを発生してアン
プ20へ入力し、アンプ20が出力する負の減速パルスを前
述したと同様にトラッキングアクチュエータ7に与えて
対物レンズ4の減速を開始する。
【0044】それによりトラッキングエラー信号X′の
振幅が次第に低下し、変曲点検出時点でコンパレートレ
ベルCL1 以下又はコンパレートレベルCL2 以上になる
と、その出力信号を減速パルス値設定回路41へ入力す
る。減速パルス値設定回路41は、減速パルス値のレベル
を零に指令する信号を出力し減速パルス発生回路21へ与
えて、減速パルスを図9(f) に示す如く遮断して、対物
レンズ4の減速を停止させる。またゼロクロス検出回路
15からゼロクロスを検出した図9(c) に示す信号が変曲
点検出回路42へ入力されて、ゼロクロスを検出した後の
変曲点を検出するようにマスクを解除する。
【0045】このようにトラッキングエラー信号X′の
振幅が低下して零レベルに近づいて対物レンズ4が隣接
トラックに近づいたときに減速を停止してトラッキング
サーボに移行して、対物レンズ4のジャンプ動作を終了
する。これによれば、対物レンズ4が隣接トラックに近
づき、その速度が十分低下した状態において、減速パル
スを遮断するから、加速パルスの時間幅を検出せずに、
適正な減速パルスを与えることができる。
【0046】図10は第3発明に係るトラッキングサーボ
回路を備えた光ディスク装置の構成を示すブロック図で
ある。トラッキングエラー信号X′はコンパレータ43,4
4 夫々に入力され、夫々の出力信号はパルス幅検出回路
40へ入力される。それ以外の構成は図4に示した光ディ
スク装置の構成と同様となっており、同一構成部分には
同一符号を付している。
【0047】次にこの光ディスク装置における対物レン
ズ4のジャンプ動作をトラッキングサーボ回路の各部信
号のタイミングチャートを示す図11とともに説明する。
ジャンプ指令信号Sj が発生すると、図11(b) に示す如
く加速パルスが発生し、その加速パルスにより対物レン
ズ4が加速を開始する。そうするとトラッキングエラー
信号X′が図11(a) に示す如く変化する。このトラッキ
ングエラー信号X′がコンパレータ43,44 へ入力され
て、コンパレータ43はそのコンパレートレベルCL1 と、
コンパレータ44はそのコンパレートレベルCL2 と図11
(a) に示す如く比較する。
【0048】トラッキングエラー信号X′がコンパレー
トレベルCL1 以上になると立上り、コンパレートレベル
CL1 以下になると立下る図11(d) に示すパルス信号をコ
ンパレータ43が出力し、コンパレートレベルCL2 以下に
なると立上り、コンパレートレベルCL2 以上になると立
下る図11(e) に示すパルス信号をコンパレータ44が出力
し、これらのパルス信号がパルス幅検出回路40へ入力さ
れる。ここでゼロクロス検出回路15がトラッキングエラ
ー信号X′のゼロクロスを検出すると、前述したように
加速パルスの発生を停止して対物レンズ4の加速を停止
し、減速パルスの発生を指令して図11(i) に示す如く減
速パルスを発生して対物レンズ4の減速を開始する。
【0049】一方、ゼロクロスを検出した信号がパルス
幅検出回路40へ入力されて、パルス幅検出回路40は、コ
ンパレータ43からの図11(d) に示すパルス信号の立下り
時点で立上り、ゼロクロスを検出した信号の立上り時点
で立下る時間幅の図11(f) に示すパルス信号を出力し減
速パルス値設定回路41へ入力する。そうすると減速パル
ス値設定回路41は入力されたパルス信号に応じた減速パ
ルスの時間幅を定めて、定めた時間幅の信号を減速パル
ス発生回路21へ入力し、定めた時間幅で図11(i) に示す
如く減速パルスの発生を停止して、対物レンズ4の減速
を停止し、対物レンズ4は隣接トラックへジャンプす
る。
【0050】このように図11(f) に示したパルスの時間
幅は、トラッキングエラー信号X′のレベルが所定レベ
ル変化する時間、即ち対物レンズ4を加速している時間
に対応し、このパルスの時間幅に応じて減速時間又は減
速パルスのレベルを定めれば、加速エネルギーに応じた
減速エネルギーを与えることができ、前述したと同様に
対物レンズ4を適正に隣接トラックへジャンプさせるこ
とができる。
【0051】なお、減速パルスの時間幅は、図11(c) に
示すゼロクロスを検出した時点で立上り、図11(e) に示
すパルスの立上り時点で立下る図11(g) に示す如きパル
スの時間幅で定めてもよい。また、図11(d) に示すパル
スの立下り時点に立上り、図11(e) に示すパルスの立上
り時点に立下る図11(h) に示すパルスの時間幅で定めて
もい。このように図11(f) に示したパルスの時間幅は対
物レンズ4の加速時間に対応するから、減速パルスの時
間幅及び/又は減速パルスのレベルを定めて適正な減速
エネルギーを与えることができ、また図11(g),(h) に示
したパルスの時間幅は、減速開始後にトラッキングエラ
ー信号X′が一定レベルに達する迄の時間幅に対応する
から減速時間の過不足に応じた減速パルスの時間幅、つ
まり減速エネルギーを定めることができる。そして対物
レンズのジャンプ動作が安定する。
【0052】図12は第4発明に係るトラッキングサーボ
回路を備えた光ディスク装置の構成を示すブロック図で
ある。トラッキングエラー信号X′が入力された変曲点
検出回路42の出力信号は、パルス幅検出回路40へ入力さ
れる。それ以外の構成は図4に示した光ディスク装置の
構成と同様となっており、同一構成部分には同一符号を
付している。
【0053】次にこの光ディスク装置における対物レン
ズのジャンプ動作を、トラッキングサーボ回路の各部信
号のタイミングチャートを示す図13とともに説明する。
ジャンプ指令信号Sj が発生すると図13(b) に示す如く
加速パルスが発生し、その加速パルスにより対物レンズ
4が加速を開始する。そうするとトラッキングエラー信
号X′が図13(a) に示す如く変化する。
【0054】一方、変曲点検出回路42はトラッキングエ
ラー信号X′の変曲点を検出し、トラッキングエラー信
号X′が正側における変曲点で立上り負側における変曲
点で立下る図13(d) に示すパルス信号を出力してパルス
幅検出回路40へ入力する。パルス幅検出回路40は、それ
に入力された図13(c) に示すゼロクロス信号と変曲点を
検出した図13(d) に示すパルス信号とから、図13(e) と
(f) とに示すパルス信号を出力し、減速パルス値設定回
路41へ入力する。ここでゼロクロス検出回路15が図13
(c) に示す如くトラッキングエラー信号X′のゼロクロ
スを検出すると、ゼロクロス検出回路15が出力する加速
パルスの発生を禁止する信号により加速パルスが遮断さ
れ、減速パルスの発生を指令する信号により減速パルス
発生回路21が減速パルスを発生して、対物レンズ4の加
速を停止して、減速を開始する。
【0055】パルス幅検出回路40から入力された図13
(e) に示すパルス信号の時間幅に基づいて減速パルス値
設定回路41が減速パルスの時間幅及び/又は減速パルス
のレベル(高さ)を定め、定めた時間が経過したときに
減速パルス発生回路21へ信号を与えて減速パルスを遮断
し対物レンズ4の減速を停止し、対物レンズ4を隣接ト
ラックへジャンプする。このように図13(e) に示すパル
スの時間幅はトラッキングエラー信号X′が所定レベル
変化する時間、つまり対物レンズ4を加速する時間に相
応するものであり、このパルスの時間幅に応じて減速パ
ルスの時間幅及び/又は減速パルスのレベル(高さ)を
定めることにより、加速エネルギーに見合った減速エネ
ルギーを対物レンズ4に与えて、適正にジャンプさせる
ことになる。
【0056】なお、図13(d) に示す如く1回目の変曲点
を検出した時点から2回目の変曲点を検出した時点まで
の時間幅、又は図13(e) に示すようにゼロクロスを検出
した時点から2回目の変曲点を検出した時点までの時間
幅に基づいて減速パルスの時間幅を定めてもよい。
【0057】図14は第5発明に係るトラッキングサーボ
回路を備えた光ディスク装置の構成を示すブロック図で
ある。加算アンプ13が出力する和信号Yは、変曲点検出
回路42へ入力され、その出力信号はパルス幅検出回路40
へ入力される。この和信号Yはトラッキング系のものに
限らず、フォーカス系のものを用いるのが実用的であ
る。パルス幅検出回路40にはジャンプ指令信号Sj が入
力され、その出力信号は減速パルス値設定回路41へ入力
される。変曲点検出回路42が出力する加速パルスの発生
を禁止する信号は加速パルス発生回路19へ入力され、減
速パルスの発生を指令する信号は減速パルス発生回路21
へ入力される。それ以外の構成は図12に示した光ディス
ク装置からゼロクロス検出回路15を除去した構成と同様
となっており、同一構成部分には同一符号を付してい
る。
【0058】次にこの光ディスク装置における対物レン
ズのジャンプ動作を、トラッキングサーボ回路の各部信
号のタイミングチャートを示す図15とともに説明する。
ジャンプ指令信号Sj が発生すると加速パルス発生回路
19が図15(c) に示す加速パルスを発生し、前述したよう
に、この加速パルスにより対物レンズ4が加速を開始す
る。それによりトラッキングエラー信号X′は図13(a)
に示す如く変化し、一方、和信号Yは図13(b) に示す如
く変化する。つまり、トラッキングエラー信号X′のゼ
ロクロス時点で和信号Yは最小値になる。
【0059】そして変曲点検出回路42は図13(d) に示す
如く和信号Yの変曲点、つまりトラッキングエラー信号
のゼロクロス時点を検出すると、加速パルスの発生を停
止して、図13(f) に示す減速パルスを発生して対物レン
ズ4の減速を開始する。パルス幅検出回路40はジャンプ
指令信号Sj が発生した時点から変曲点を検出した時点
までの時間幅の図15(e) に示すパルス信号を出力して減
速パルス値設定回路41へ与える。
【0060】それにより減速パルス値設定回路41は、そ
れに入力されたパルス信号の時間幅に応じた時間幅又は
減速パルスの高さを定めて、所定時間を経過したときに
減速パルス発生回路21へ信号を与えて、減速パルスの発
生を停止して、対物レンズ4の減速を停止し、対物レン
ズ4は隣接トラックへジャンプする。
【0061】このように加速パルスが発生した時点から
和信号Yの変曲点を検出した時点までの図15(e) に示す
パルスの時間幅が加速エネルギーに相応し、それに応じ
た減速エネルギーにより対物レンズ4を減速させ得て、
適正なジャンプをする。
【0062】図16は第6発明に係るトラッキングサーボ
回路を備えた光ディスク装置の構成を示すブロック図で
ある。加算アンプ13が出力する和信号Yはコンパレータ
50及び変曲点検出回路42へ入力され、それらの出力信号
夫々はパルス幅検出回路40へ入力される。それ以外の構
成は図14に示す光ディスク装置と同様に構成されてお
り、同一構成部分には同一符号を付している。
【0063】次にこの光ディスク装置における対物レン
ズ4のジャンプ動作をトラッキングサーボ回路の各部信
号のタイミングチャートを示す図17とともに説明する。
ジャンプ指令信号Sj が発生すると、図17(c) に示す加
速パルスが発生して、対物レンズ4は加速を開始する。
それによりトラッキングエラー信号は図17(a) に示す如
く変化し、和信号Yは図17(b) に示す如く変化して、ト
ラッキングエラー信号X′のゼロクロス時点で和信号Y
は最小値になる。
【0064】この和信号Yがコンパレータ50へ入力され
て、コンパレートレベルCLと図17(b) に示す如く比較さ
れる。そして和信号YがコンパレートレベルCL以下にな
ると、図17(e) に示す如く立上るパルスがコンパレータ
50から出力される。そして変曲点検出回路42が和信号Y
の変曲点を図17(d) に示す如く検出すると図17(e) に示
すパルスから図17(f),(g) に示すパルスがパルス幅検出
回路40から出力され、減速パルス値設定回路41へ入力さ
れる。
【0065】このパルス幅検出回路40が出力する図17
(f) に示すパルス信号は、対物レンズ4を加速する時間
に応じたパルス信号の時間幅である。このパルス信号が
減速パルス値設定回路41へ入力されて、減速パルス設定
回路41は入力されたパルス信号に応じて減速パルスの時
間幅又は減速パルスの高さを定める。そして定めた時間
幅が経過すると信号を出力し減速パルス発生回路21へ与
えて減速パルスの発生を停止して、対物レンズ4の減速
を停止して、隣接トラックへジャンプする動作を終了す
る。
【0066】このように図17(f) に示すパルスの時間幅
はトラッキングエラー信号X′又は和信号Yが所定レベ
ル変化する時間、つまり加速エネルギー相応するから、
この時間幅に応じて減速パルスの時間幅又はレベルを定
めることにより、加速エネルギーに応じた減速エネルギ
ーをトラッキングアクチュエータ7に与えることがで
き、トラッキングアクチュエータを適正にジャンプさせ
ることができる。また図17(g) に示すパルスの時間幅
は、減速開始後にトラッキングエラー信号X′又は和信
号Yが所定レベル変化する時間であるから、この時間幅
に基づいて減速パルスの時間を定めることにより、所定
の減速エネルギーをトラッキングアクチュエータ7に与
えることができ、トラッキングアクチュエータ7の減速
量を適正にして、適正にジャンプさせることができる。
また図17(e) を用いて減速、パルスの時間を決めること
もできる。
【0067】図18は第1〜第6発明に係るトラッキング
サーボ回路の他の実施例の構成を示すブロック図であ
る。レーザダイオード1の出射光たるレーザ光は集光レ
ンズ2を通ってハーフミラー3に投射され、ハーフミラ
ー3を通ったレーザ光は、トラッキングアクチュエータ
7により駆動される対物レンズ4を通って、ディスクモ
ータ5で回転駆動される光ディスク6の上面に投射され
る。
【0068】光ディスク6からの反射光は対物レンズ4
を通ってハーフミラー3で反射しレンズ8を通って2分
割光検知器9へ入射する。2分割光検知器9が光電変換
した一方の光検知器の出力信号はアンプ10へ入力され、
他方の光検知器の出力信号はアンプ11へ入力される。ア
ンプ10の出力信号は差動アンプ12の正入力端子+及び加
算アンプ13の一側正入力端子+へ入力される。アンプ11
の出力信号は差動アンプ12の負入力端子−及び加算アン
プ13の他側正入力端子+へ入力される。差動アンプ12が
出力する差信号Xはアナログ/デジタル変換器からなる
除算器14へ入力され、加算アンプ13が出力する和信号Y
は差信号Xを正規化する信号として除算器14へ与えら
れ、またアナログ/デジタル変換器60へ入力される。
【0069】除算器14が出力するデジタル信号はデジタ
ル/アナログ変換器61及びCPU 62へ与えられる。CPU 62
にはアナログ/デジタル変換器60からのデジタル信号及
びジャンプ指令信号Sj が与えられる。CPU 62からの制
御信号はデジタル/アナログ変換器63へ入力される。デ
ジタル/アナログ変換器61,63 が出力するアナログ信号
は加算アンプ64の正入力端子+, +へ各別に入力され
る。加算アンプ64の出力信号は位相補償回路16を介して
ドライバ17へ入力され、その出力信号はトラッキングア
クチュエータ7へ与えられる。
【0070】図19は第1〜第4発明に係るトラッキング
サーボ回路の他の実施例の構成を示すブロック図であ
る。和信号Yは除算器14のみに与えられ、アナログ/デ
ジタル変換器60を用いていない。それ以外の構成は図18
に示す光ディスク装置の構成と同様となっており、同一
構成部分には同一符号を付している。
【0071】図20は第5発明及び第6発明に係るトラッ
キングサーボ回路の他の実施例の構成を示すブロック図
である。除算器14の出力信号は加算アンプ64の一側正入
力端子+のみに直接入力される。それ以外の構成は図18
に示した光ディスク装置の構成と同様であり、同一構成
部分には同一符号を付している。
【0072】このように構成された光ディスク装置は、
CPU 62によりプログラムを実行することにより、除算器
14が出力するトラッキングエラー信号X′又は和信号Y
の変化に基づいて加速パルスの時間幅を検出して、検出
した時間幅に応じた減速パルスの時間幅を定めて、対物
レンズ4を減速動作させることにより、前述したと同様
に加速パルスによる加速の過不足を防いで、対物レンズ
を適正にジャンプさせることができる。
【0073】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、現
在トラックから隣接トラックへ対物レンズをジャンプさ
せる場合に、対物レンズを加速する程度に応じて、対物
レンズの減速程度を定めるようにしたから、アクチュエ
ータの初期調整後において対物レンズの加速時間に狂い
が生じても、対物レンズの減速の過不足が生じず、隣接
トラックへ対物レンズを適正にジャンプさせることがで
きる。そのため本発明は、経年変化又は温度変化に起因
して対物レンズの加速時間に狂いが生じても、適正で安
定したジャンプ動作をする信頼性が高いトラッキングサ
ーボ回路を提供できる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のトラッキングサーボ回路を備えた光ディ
スク装置の構成を示すブロック図である。
【図2】光ヘッドを駆動するアクチュエータの外観斜視
図である。
【図3】トラッキングアクチュエータの軸受と支軸との
位置関係と、トラッキングアクチュエータの加速時間の
狂いとを示す説明図である。
【図4】第1発明に係るトラッキングサーボ回路を備え
る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図5】トラッキングサーボ回路の各部信号のタイミン
グチャートである。
【図6】トラッキングアクチュエータの移動軌跡、加速
パルス,減速パルス及びトラッキングエラー信号の関係
を示す説明図である。
【図7】トラッキングアクチュエータの移動軌跡、加速
パルス,減速パルス及びトラッキングエラー信号の関係
を示す説明図である。
【図8】第2発明に係るトラッキングサーボ回路を備え
る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図9】第2発明に係るトラッキングサーボ回路におけ
る各部信号のタイミングチャートである。
【図10】第3発明に係るトラッキングサーボ回路を備
える光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図11】第3発明に係るトラッキングサーボ回路にお
ける各部信号のタイミングチャートである。
【図12】第4発明に係るトラッキングサーボ回路を備
える光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図13】第4発明に係るトラッキングサーボ回路にお
ける各部信号のタイミングチャートである。
【図14】第5発明に係るトラッキングサーボ回路を備
える光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図15】第5発明に係るトラッキングサーボ回路にお
ける各部信号のタイミングチャートである。
【図16】第6発明に係るトラッキングサーボ回路を備
える光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図17】第6発明に係るトラッキングサーボ回路にお
ける各部信号のタイミングチャートである。
【図18】第1〜第6発明に係るトラッキングサーボ回
路の他の実施例を備える光ディスク装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図19】第1〜第4発明に係るトラッキングサーボ回
路の他の実施例を備える光ディスク装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図20】第5発明及び第6発明のトラッキングサーボ
回路の他の実施例を備える光ディスク装置の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 レーザダイオード 6 光ディスク 7 トラッキングアクチュエータ 9 2分割光検知器 12 差動アンプ 13 加算アンプ 14 除算器 15 ゼロクロス検出回路 17 ドライバ 19 加速パルス発生回路 21 減速パルス発生回路 31a 軸受 32 支軸 40 パルス幅検出回路 41 減速パルス値設定回路 43,44 コンパレータ 62 CPU 63 デジタル/アナログ変換器
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】第2発明に係るトラッキングサーボ回路
は、トラッキングエラー信号が入力される最大最小点検
出回路と、トラッキングエラー信号及び最大最小点検出
回路の出力信号が各別に入力される2つのコンパレータ
とを備え、減速時におけるトラッキングエラー信号の
小/最大点でトラッキングエラー信号が所定レベル範囲
に達したときに減速パルスを遮断する構成にする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】第3発明に係るトラッキングサーボ回路
は、トラッキングエラー信号と第1の所定値とを比較す
る第1のコンパレータと、ゼロクロス検出後のトラッキ
ングエラー信号と第2の所定値とを比較する第2のコン
パレータと、ゼロクロス信号と第1,第2のコンパレー
タの出力信号とが入力されるパルス幅検出回路とを備
え、第1のコンパレータの信号出力時点から第2のコン
パレータの信号出力時点までの時間、又は第1のコンパ
レータの信号出力時点からゼロクロス検出時点までの時
間あるいはゼロクロス検出時点から第2のコンパレータ
の信号出力時点までの時間に応じて減速パルスの時間幅
及び/又は減速パルスのレベルを定める構成にする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】第4発明に係るトラッキングサーボ回路
は、トラッキングエラー信号が入力される最大最小点検
出回路及び該最大最小点検出回路の出力信号とトラッキ
ングエラー信号のゼロクロスを検出したゼロクロス信号
とが入力されるパルス幅検出回路を備え、加速時におけ
るトラッキングエラー信号の最大/最小点、減速時にお
けるトラッキングエラー信号の最小/最大点又はゼロク
ロス信号の検出時点のいずれか2点間の時間に応じて減
速パルスの時間幅及び/又は減速パルスのレベルを定め
る構成にする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】第5発明に係るトラッキングサーボ回路
は、光ディスクからの反射光を受光する2つの光検知器
の出力信号の和信号が入力される最大最小点検出回路
と、該最大最小点検出回路の出力信号が入力されるパル
ス幅検出回路とを備え、光ヘッドを駆動する対物レンズ
の加速開始時点から和信号レベルの最小値までの時間に
応じて減速パルスの時間幅及び/又は減速パルスのレベ
ルを定める構成にする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】第6発明に係るトラッキングサーボ回路
は、光ディスクからの反射光を受光する2つの光検知器
の出力信号の和信号が入力される最大最小点検出回路及
びコンパレータと、前記最大最小点検出回路及びコンパ
レータの各出力信号が入力されるパルス幅検出回路とを
備え、光ヘッドを駆動する対物レンズの加速時又は減速
時あるいは和信号の最小時に和信号が所定値に達した時
点から再び所定値に達するまでの時間に応じて減速パル
スの時間幅及び/又は減速パルスのレベルを定める構成
にする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【作用】第1発明では、減速パルスの時間幅及び/又は
減速パルスのレベルを、光ヘッドを駆動する対物レンズ
の加速開始時点からトラッキングエラー信号のゼロクロ
ス信号の検出時点までの時間、即ち対物レンズの移動速
に応じたものにする。第2発明では、光ヘッドを駆動
する対物レンズの減速時におけるトラッキングエラー信
号が所定レベル範囲に達すると減速パルスを遮断する。
第3発明では、減速パルスの時間幅及び/又は減速パル
スのレベルを、第1のコンパレータの信号出力時点から
第2のコンパレータの信号出力時点までの時間、又は第
1のコンパレータの信号出力時点からゼロクロス検出時
点までの時間、あるいはゼロクロス検出時点から第2の
コンパレータの信号出力までの時間、即ち対物レンズの
移動速度に応じたものにする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】第4発明では減速パルスの時間幅及び/又
は減速パルスのレベルを、光ヘッドを駆動する対物レン
ズの加速時におけるトラッキングエラー信号の最大/最
点、減速時におけるトラッキングエラー信号の最小/
最大点又はトラッキングエラー信号のゼロクロス信号検
出時点のいずれか2点間の時間、即ち対物レンズの移動
速度に応じたものにする。第5発明では、減速パルスの
時間幅及び/又は減速パルスのレベルを、光ヘッドを駆
動する対物レンズの加速開始時点から、2つの光検知器
の出力信号の和信号レベルの最小値までの時間、即ち対
物レンズの移動速度に応じたものにする。第6発明で
は、減速パルスの時間幅及び/又は減速パルスのレベル
を、対物レンズの加速時又は減速時あるいは和信号の最
小時に、2つの光検知器の出力信号の和信号が所定値
達した時点から所定値に達するまでの時間、即ち対物レ
ンズの移動速度に応じたものにする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】第7発明では、光ヘッドを駆動するアクチ
ュエータに与える減速パルスの時間幅又は減速パルスの
レベルあるいは減速パルスの遮断時点を、マイクロコン
ピュータのプログラムにより定める。よって、これらい
ずれの発明によっても、減速パルスの時間幅及び/又は
減速パルスのレベルは、対物レンズの移動速度に応じた
ものになる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】またゼロクロスを検出した時点でゼロクロ
ス検出回路15が減速パルスの発生を指令する信号を減速
パルス発生回路21へ与えるとともに、ゼロクロスを検出
したゼロクロス検出信号がパルス幅検出回路40へ入力さ
れて、その出力信号は図5(b) に示す如く立下り、これ
により対物レンズ4を加速していた加速パルスの時間
、即ち対物レンズの移動速度が検出され、そのパルス
信号が減速パルス値設定回路41へ入力される。そうする
と減速パルス値設定回路41は、それに予め記憶させてい
る図5(c) に示す対物レンズ4の初期調整時の基準加速
パルスの時間幅と、パルス幅検出回路40から入力された
パルス信号の時間幅とを比較し、その時間差、即ち対物
レンズの移動速度の変化に応じて減速パルスの時間幅又
は減速パルスのレベルを図5(d) に示す如く定めたパル
ス信号を減速パルス発生回路21へ入力する。図5(d) で
は、加速に長い時間を要し、対物レンズの移動速度が大
きくなって減速パルスの時間幅を長くした場合のトラッ
キングエラー信号X′の変化を実線で示し、一方、減速
パルスの高さを高くした場合のトラッキングエラー信号
X′の変化を破線で示している。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】そして減速パルスの時間幅を長くした場合
は図5(a) に実線で示す如く、減速パルスの高さを高く
した場合は図5(a) に破線で示す如くトラッキングエラ
ー信号X′が変化する。このようにして図5(e) に示す
如く対物レンズ4の加速時間(移動速度)、つまり加速
エネルギーに応じて、減速時間、つまり減速エネルギー
がトラッキングアクチュエータに与えられて対物レンズ
4を加速した後、1/2 トラックの位置から減速させて隣
接トラックへ正確にジャンプする。そのため、対物レン
ズ4の初期調整後に加速時間が狂った場合でも、対物レ
ンズ4を適正に減速させ得て、対物レンズ4が不安定な
動作をしない。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】トラッキングアクチュエータ7の初期調整
時では加速時間をTI に設定しているのに対し、クリア
ランスの発生により加速時間がTa を要した場合は、そ
の時間差Ta −TI に応じた分、対物レンズの移動速度
が大きくなるから、その速度変化に応じて減速パルスの
時間幅をTd だけ長くして減速パルスの時間幅を長くす
る。それにより対物レンズ4が隣接トラックT1 に接近
するまで減速を続けて図6(c) に破線で示す如く隣接ト
ラックT1 からの行き過ぎ量が減少して、トラッキング
サーボにより対物レンズ4を隣接トラックT1 へ引込
み、ジャンプ動作を終了する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】なお、従来のように加速パルスの時間幅に
応じて減速パルスの時間幅(対物レンズの移動速度)
変更していない場合は、減速エネルギーに対して加速エ
ネルギーが過大になり対物レンズ4は図6(a) に実線で
示すように隣接トラックT1からオーバランする。しか
し、本発明では加速パルスの時間幅に応じて減速時間を
変更しているから、初期調整時の加速時間に対して狂い
が生じても対物レンズ4は適正にジャンプ動作する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】図7は対物レンズの移動軌跡、加速パル
ス,減速パルス及びトラッキングエラー信号の別の変化
を示した説明図である。この場合は、図7(b) に示すよ
うに、加速パルスの時間幅(対物レンズの移動速度)
応じて減速パルスのレベルを変更する。つまり、初期調
整時の加速パルスの時間幅TI に対し時間幅がTa にな
った場合は減速パルスの高さ(レベル)をHdだけ高くす
る。このように減速パルスのレベルを変更すると、加速
エネルギーに応じた減速エネルギーがトラッキングアク
チュエータに与えられて、加速エネルギーに対する減速
エネルギーの過,不足が生じない。そして図7(c) に破
線で示した減速時のトラッキングエラー信号が得られ
て、図7(a) に破線で示す如く対物レンズ4が現在トラ
ックT0 から隣接トラックT1 へジャンプする。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】図8は第2発明に係るトラッキングサーボ
回路を備えた光ディスク装置の構成を示すブロック図で
ある。トラッキングエラー信号X′は、最大最小点検出
回路42へ入力される。この最大最小点検出回路42にはゼ
ロクロス検出回路15が出力するゼロクロス検出信号が入
力される。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】最大最小点検出回路42の出力信号はコンパ
レータ43,44 夫々の一側入力端子へ入力され、コンパレ
ータ43,44 夫々の他側入力端子へはトラッキングエラー
信号X′が入力される。コンパレータ43,44 の各出力信
号はOR回路45の入力端子へ各別に入力され、その出力信
号は減速パルス値設定回路41へ入力される。それ以外の
構成は図4に示した光ディスク装置の構成と同様となっ
ており、同一構成部分には同一符号を付している。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】一方、最大最小点検出回路42はトラッキン
グエラー信号X′の最大/最小点を検出し、トラッキン
グエラー信号X′の最大点で正方向に立上り、最小点で
負方向に立上る図9(d) に示すパルス信号を出力してコ
ンパレータ43,44 へ入力する。コンパレータ43,44 は夫
々設定している異なるコンパレートレベルCL1,CL2 と、
トラッキングエラー信号X′とを、最大/最小点を検出
する都度図9(e) に示す如く比較する。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】このように図11(f) に示したパルスの時間
幅は、トラッキングエラー信号X′のレベルが所定レベ
ル変化する時間、即ち対物レンズ4を加速している時間
(対物レンズの移動速度)に対応し、このパルスの時間
幅に応じて減速時間又は減速パルスのレベルを定めれ
ば、加速エネルギーに応じた減速エネルギーを与えるこ
とができ、前述したと同様に対物レンズ4を適正に隣接
トラックへジャンプさせることができる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】なお、減速パルスの時間幅は、図11(c) に
示すゼロクロスを検出した時点で立上り、図11(e) に示
すパルスの立上り時点で立下る図11(g) に示す如きパル
スの時間幅で定めてもよい。また、図11(d) に示すパル
スの立下り時点に立上り、図11(e) に示すパルスの立上
り時点に立下る図11(h) に示すパルスの時間幅で定めて
もい。このように図11(f) に示したパルスの時間幅(対
物レンズの移動速度)は対物レンズ4の加速時間に対応
するから、減速パルスの時間幅及び/又は減速パルスの
レベルを定めて適正な減速エネルギーを与えることがで
き、また図11(g),(h) に示したパルスの時間幅は、減速
開始後にトラッキングエラー信号X′が一定レベルに達
する迄の時間幅に対応するから減速時間の過不足に応じ
た減速パルスの時間幅、つまり減速エネルギーを定める
ことができる。そして対物レンズのジャンプ動作が安定
する。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】図12は第4発明に係るトラッキングサーボ
回路を備えた光ディスク装置の構成を示すブロック図で
ある。トラッキングエラー信号X′が入力された最大最
点検出回路42の出力信号は、パルス幅検出回路40へ入
力される。それ以外の構成は図4に示した光ディスク装
置の構成と同様となっており、同一構成部分には同一符
号を付している。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】一方、最大最小点検出回路42はトラッキン
グエラー信号X′の最大/最小点を検出し、トラッキン
グエラー信号X′の最大点で立上り、最小点で立下る図
13(d) に示すパルス信号を出力してパルス幅検出回路40
へ入力する。パルス幅検出回路40は、それに入力された
図13(c) に示すゼロクロス信号と最大/最小点を検出し
た図13(d) に示すパルス信号とから、図13(e) と(f) と
に示すパルス信号を出力し、減速パルス値設定回路41へ
入力する。ここでゼロクロス検出回路15が図13(c) に示
す如くトラッキングエラー信号X′のゼロクロスを検出
すると、ゼロクロス検出回路15が出力する加速パルスの
発生を禁止する信号により加速パルスが遮断され、減速
パルスの発生を指令する信号により減速パルス発生回路
21が減速パルスを発生して、対物レンズ4の加速を停止
して、減速を開始する。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】パルス幅検出回路40から入力された図13
(e) に示すパルス信号の時間幅に基づいて減速パルス値
設定回路41が減速パルスの時間幅及び/又は減速パルス
のレベル(高さ)を定め、定めた時間が経過したときに
減速パルス発生回路21へ信号を与えて減速パルスを遮断
し対物レンズ4の減速を停止し、対物レンズ4を隣接ト
ラックへジャンプする。このように図13(e) に示すパル
スの時間幅はトラッキングエラー信号X′が所定レベル
変化する時間、つまり対物レンズ4を加速する時間(対
物レンズの移動速度)に相応するものであり、このパル
スの時間幅に応じて減速パルスの時間幅及び/又は減速
パルスのレベル(高さ)を定めることにより、加速エネ
ルギーに見合った減速エネルギーを対物レンズ4に与え
て、適正にジャンプさせることになる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】なお、図13(d) に示す如く最大点を検出し
た時点から最小点を検出した時点までの時間幅、又は図
13(e) に示すようにゼロクロスを検出した時点から最小
を検出した時点までの時間幅に基づいて減速パルスの
時間幅を定めてもよい。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】図14は第5発明に係るトラッキングサーボ
回路を備えた光ディスク装置の構成を示すブロック図で
ある。加算アンプ13が出力する和信号Yは、最大最小
検出回路42へ入力され、その出力信号はパルス幅検出回
路40へ入力される。この和信号Yはトラッキング系のも
のに限らず、フォーカス系のものを用いるのが実用的で
ある。パルス幅検出回路40にはジャンプ指令信号Sj
入力され、その出力信号は減速パルス値設定回路41へ入
力される。最大最小点検出回路42が出力する加速パルス
の発生を禁止する信号は加速パルス発生回路19へ入力さ
れ、減速パルスの発生を指令する信号は減速パルス発生
回路21へ入力される。それ以外の構成は図12に示した光
ディスク装置からゼロクロス検出回路15を除去した構成
と同様となっており、同一構成部分には同一符号を付し
ている。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】次にこの光ディスク装置における対物レン
ズのジャンプ動作を、トラッキングサーボ回路の各部信
号のタイミングチャートを示す図15とともに説明する。
ジャンプ指令信号Sj が発生すると加速パルス発生回路
19が図15(c) に示す加速パルスを発生し、前述したよう
に、この加速パルスにより対物レンズ4が加速を開始す
る。それによりトラッキングエラー信号X′は図15(a)
に示す如く変化し、一方、和信号Yは図15(b) に示す如
く変化する。つまり、トラッキングエラー信号X′のゼ
ロクロス時点で和信号Yは最小値になる。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】そして最大最小点検出回路42は図13(d) に
示す如く和信号Yの最小点、つまりトラッキングエラー
信号のゼロクロス時点を検出すると、加速パルスの発生
を停止して、図15(f) に示す減速パルスを発生して対物
レンズ4の減速を開始する。パルス幅検出回路40はジャ
ンプ指令信号Sj が発生した時点から最小点を検出した
時点までの時間幅の図15(e) に示すパルス信号を出力し
て減速パルス値設定回路41へ与える。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】このように加速パルスが発生した時点から
和信号Yの最小点を検出した時点までの図15(e) に示す
パルスの時間幅が加速エネルギー(対物レンズの移動速
度)に相応し、それに応じた減速エネルギーにより対物
レンズ4を減速させ得て、適正なジャンプをする。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】図16は第6発明に係るトラッキングサーボ
回路を備えた光ディスク装置の構成を示すブロック図で
ある。加算アンプ13が出力する和信号Yはコンパレータ
50及び最大最小点検出回路42へ入力され、それらの出力
信号夫々はパルス幅検出回路40へ入力される。それ以外
の構成は図14に示す光ディスク装置と同様に構成されて
おり、同一構成部分には同一符号を付している。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】この和信号Yがコンパレータ50へ入力され
て、コンパレートレベルCLと図17(b) に示す如く比較さ
れる。そして和信号YがコンパレートレベルCL以下にな
ると、図17(e) に示す如く立上るパルスがコンパレータ
50から出力される。そして最大最小点検出回路42が和信
号Yの最小点を図17(d) に示す如く検出すると図17(e)
に示すパルスから図17(f),(g) に示すパルスがパルス幅
検出回路40から出力され、減速パルス値設定回路41へ入
力される。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】このように図17(f) に示すパルスの時間幅
はトラッキングエラー信号X′又は和信号Yが所定レベ
ル変化する時間、つまり加速エネルギー(対物レンズの
移動速度)に相応するから、この時間幅に応じて減速パ
ルスの時間幅又はレベルを定めることにより、加速エネ
ルギーに応じた減速エネルギーをトラッキングアクチュ
エータ7に与えることができ、トラッキングアクチュエ
ータを適正にジャンプさせることができる。また図17
(g) に示すパルスの時間幅は、減速開始後にトラッキン
グエラー信号X′又は和信号Yが所定レベル変化する時
間であるから、この時間幅に基づいて減速パルスの時間
を定めることにより、所定の減速エネルギーをトラッキ
ングアクチュエータ7に与えることができ、トラッキン
グアクチュエータ7の減速量を適正にして、適正にジャ
ンプさせることができる。また図17(e) を用いて減速、
パルスの時間を決めることもできる。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】このように構成された光ディスク装置は、
CPU 62によりプログラムを実行することにより、除算器
14が出力するトラッキングエラー信号X′又は和信号Y
の変化に基づいて加速パルスの時間幅(対物レンズの移
動速度)を検出して、検出した時間幅に応じた減速パル
スの時間幅を定めて、対物レンズ4を減速動作させるこ
とにより、前述したと同様に加速パルスによる加速の過
不足を防いで、対物レンズを適正にジャンプさせること
ができる。
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、現
在トラックから隣接トラックへ対物レンズをジャンプさ
せる場合に、対物レンズを加速する程度(対物レンズの
移動速度)に応じて、対物レンズの減速程度を定めるよ
うにしたから、アクチュエータの初期調整後において対
物レンズの加速時間に狂いが生じても、対物レンズの減
速の過不足が生じず、隣接トラックへ対物レンズを適正
にジャンプさせることができる。そのため本発明は、経
年変化又は温度変化に起因して対物レンズの加速時間に
狂いが生じても、適正で安定したジャンプ動作をする信
頼性が高いトラッキングサーボ回路を提供できる優れた
効果を奏する。
【手続補正33】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正34】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正35】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正36】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラッキングアクチュエータにより対物
    レンズを隣接トラックへジャンプさせるジャンプ指令信
    号を入力すべき加速パルス発生回路と、光ディスクから
    の反射光を受光する2つの光検知器の出力信号の差信号
    に関連するトラッキングエラー信号を入力すべきゼロク
    ロス検出回路と、トラッキングエラー信号のゼロクロス
    を検出したゼロクロス信号を入力すべき減速パルス発生
    回路とを備え、ジャンプ指令信号の入力時点から、加速
    パルスにより前記対物レンズの加速を開始し、ゼロクロ
    ス信号の入力時点から減速パルスにより対物レンズの減
    速を開始するようにしているトラッキングサーボ回路に
    おいて、 前記ジャンプ指令信号及び前記ゼロクロス信号が入力さ
    れるパルス幅検出回路を備え、加速開始時点からゼロク
    ロス信号の検出時点までの時間を検出し、検出した時間
    に応じて減速パルスの時間幅及び/又は減速パルスのレ
    ベルを定める構成にしてあることを特徴とするトラッキ
    ングサーボ回路。
  2. 【請求項2】 トラッキングアクチュエータにより対物
    レンズを隣接トラックへジャンプさせるジャンプ指令信
    号を入力すべき加速パルス発生回路と、光ディスクから
    の反射光を受光する2つの光検知器の出力信号の差信号
    に関連するトラッキングエラー信号を入力すべきゼロク
    ロス検出回路と、トラッキングエラー信号のゼロクロス
    を検出したゼロクロス信号を入力すべき減速パルス発生
    回路とを備え、ジャンプ指令信号の入力時点から、加速
    パルスにより前記対物レンズの加速を開始し、ゼロクロ
    ス信号の検出時点から減速パルスにより対物レンズの減
    速を開始するようにしているトラッキングサーボ回路に
    おいて、 前記トラッキングエラー信号を入力すべき変曲点検出回
    路と、トラッキングエラー信号及び変曲点検出回路の出
    力信号を各別に入力すべき2つのコンパレータとを備
    え、減速時におけるトラッキングエラー信号が所定レベ
    ル範囲に達したときに減速パルスを遮断する構成にして
    あることを特徴とするトラッキングサーボ回路。
  3. 【請求項3】 トラッキングアクチュエータにより対物
    レンズを隣接トラックへジャンプさせるジャンプ指令信
    号を入力すべき加速パルス発生回路と、光ディスクから
    の反射光を受光する2つの光検知器の出力信号の差信号
    に関連するトラッキングエラー信号を入力すべきゼロク
    ロス検出回路と、トラッキングエラー信号のゼロクロス
    を検出したゼロクロス信号を入力すべき減速パルス発生
    回路とを備え、ジャンプ指令信号の入力時点から、加速
    パルスにより前記対物レンズの加速を開始し、ゼロクロ
    ス信号の検出時点から減速パルスにより対物レンズの減
    速を開始するようにしているトラッキングサーボ回路に
    おいて、 対物レンズの加速開始時点からゼロクロス検出時点まで
    の前記トラッキングエラー信号と所定値とを比較する第
    1のコンパレータと、ゼロクロス検出後のトラッキング
    エラー信号と所定値とを比較する第2のコンパレータ
    と、前記ゼロクロス信号と第1,第2のコンパレータの
    出力信号とを入力すべきパルス幅検出回路とを備え、第
    1のコンパレータの信号出力時点から第2コンパレータ
    の信号出力時点までの時間、又は、第1のコンパレータ
    の信号出力時点からゼロクロス検出時点までの時間、あ
    るいはゼロクロス検出時点から第2のコンパレータの信
    号出力時点までの時間に応じて減速パルスの時間幅及び
    /又は減速パルスのレベルを定める構成にしてあること
    を特徴とするトラッキングサーボ回路。
  4. 【請求項4】 トラッキングアクチュエータにより対物
    レンズを隣接トラックへジャンプさせるジャンプ指令信
    号を入力すべき加速パルス発生回路と、光ディスクから
    の反射光を受光する2つの光検知器の出力信号の差信号
    に関連するトラッキングエラー信号を入力すべきゼロク
    ロス検出回路と、トラッキングエラー信号のゼロクロス
    を検出したゼロクロス信号を入力すべき減速パルス発生
    回路とを備え、ジャンプ指令信号の入力時点から加速パ
    ルスにより前記対物レンズの加速を開始し、ゼロクロス
    信号の検出時点から減速パルスにより対物レンズの減速
    を開始するようにしているトラッキングサーボ回路にお
    いて、 前記トラッキングエラー信号を入力すべき変曲点検出回
    路及び該変曲点検出回路の出力信号と前記ゼロクロス信
    号とを入力すべきパルス幅検出回路を備え、加速時にお
    けるトラッキングエラー信号の変曲点、減速時における
    トラッキングエラー信号の変曲点又は前記ゼロクロス信
    号の検出時点のいずれか2点間の時間に応じて減速パル
    スの時間幅及び/又は減速パルスのレベルを定める構成
    にしてあることを特徴とするトラッキングサーボ回路。
  5. 【請求項5】 トラッキングアクチュエータにより対物
    レンズを隣接トラックへジャンプさせるジャンプ指令信
    号を入力すべき加速パルス発生回路と、光ディスクから
    の反射光を受光する2つの光検知器の出力信号の差信号
    に関連するトラッキングエラー信号を入力すべきゼロク
    ロス検出回路と、トラッキングエラー信号のゼロクロス
    を検出したゼロクロス信号を入力すべき減速パルス発生
    回路とを備え、ジャンプ指令信号の入力時点から加速パ
    ルスにより前記対物レンズの加速を開始し、ゼロクロス
    信号の検出時点から減速パルスにより対物レンズの減速
    を開始するようにしているトラッキングサーボ回路にお
    いて、 前記光検知器の出力信号の和信号を入力すべき変曲点検
    出回路と、該変曲点検出回路の出力信号を入力すべきパ
    ルス幅検出回路とを備え、前記対物レンズの加速開始時
    点から和信号レベルの最小値までの時間に応じて減速パ
    ルスの時間幅及び/又は減速パルスのレベルを定める構
    成にしてあることを特徴とするトラッキングサーボ回
    路。
  6. 【請求項6】 トラッキングアクチュエータにより対物
    レンズを隣接トラックへジャンプさせるジャンプ指令信
    号を入力すべき加速パルス発生回路と、光ディスクから
    の反射光を受光する2つの光検知器の出力信号の差信号
    に関連するトラッキングエラー信号を入力すべきゼロク
    ロス検出回路と、トラッキングエラー信号のゼロクロス
    を検出したゼロクロス信号を入力すべき減速パルス発生
    回路とを備え、ジャンプ指令信号の入力時点から加速パ
    ルスにより前記対物レンズの加速を開始し、ゼロクロス
    信号の検出時点から減速パルスにより対物レンズの減速
    を開始するようにしているトラッキングサーボ回路にお
    いて、 前記光検知器の出力信号の和信号を入力すべき変曲点検
    出回路及びコンパレータと、前記変曲点検出回路及びコ
    ンパレータの各出力信号を入力すべきパルス幅検出回路
    とを備え、対物レンズの加速時又は減速時あるいは和信
    号の最小時に、和信号が所定値に達した時点から所定値
    に達するまでの時間に応じて減速パルスの時間幅及び/
    又は減速パルスのレベルを定める構成にしてあることを
    特徴とするトラッキングサーボ回路。
  7. 【請求項7】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5又は請求項6に記載のトラッキングサーボ
    回路において、 マイクロコンピュータを備え、減速パルスの時間幅又は
    減速パルスのレベル、あるいは減速パルスの遮断時点
    を、マイクロコンピュータの制御により定める構成にし
    てあることを特徴とするトラッキングサーボ回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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