JPH05250313A - バス制御装置 - Google Patents

バス制御装置

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JPH05250313A
JPH05250313A JP5025992A JP5025992A JPH05250313A JP H05250313 A JPH05250313 A JP H05250313A JP 5025992 A JP5025992 A JP 5025992A JP 5025992 A JP5025992 A JP 5025992A JP H05250313 A JPH05250313 A JP H05250313A
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Toshio Kimura
利男 木村
Makoto Niitsuma
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NEC Engineering Ltd
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データバスの使用頻度が高いデータ転送装置
を効率的に動作させながら、どのデータ転送装置をもい
たずらに待たせることなく、効果的にデータバスの使用
を行わせる。 【構成】 カウンタ1121,〜112nは、データ転
送装置21,〜2n毎のデータバス3の使用要求数を計
算する。タイマ1131,〜113nは、データ転送装
置21,〜2n毎のデータバス3の待ち時間計数を計算
する。選択回路121は、使用要求数と待ち時間計数と
の加算値が大きいデータ転送装置を優先的に選択する。
バス使用許可信号発生回路13は、そのデータ転送装置
に対して、データバス3の使用許可を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バス制御装置に関し、
特に、データ転送装置の一つを選択することにより、デ
ータバスの使用権を与える情報処理装置のバス制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバス制御装置は、次の方式により
選択したデータ転送装置にデータバスの使用許可信号を
与えている。 (1) 一定時間間隔で順次にデータ転送装置を選択して、
データバスの使用権を与えることにより、データ転送を
行う方式。 (2) 各々のデータ転送装置に対して優先順位を与えるこ
とにより、データ転送装置からの要求に応答して、その
優先順位に従って、データバスの使用権を与える方式。 図4は、上記(1) の方法を使用した従来のバス制御装置
の第1の例を示すブロック図である。図4に示すバス制
御装置1Dは、複数のデータ転送装置21,〜2nにデ
ータバス3を介して接続され、データ転送装置21,〜
2nに対して、データバス3の使用許可を与えている。
【0003】そして、バス制御装置1Dは、一定時間間
隔でデータ転送装置21,〜2nを順次に選択する選択
回路124と、選択回路124の選択結果16に従って
データ転送装置21,〜2nの一つにデータバス3の使
用許可信号51,〜5nを発生するバス使用許可信号発
生回路13と、データ転送装置21,〜2nからの受信
データ7を受けるデータ受信バッファ14とを有してい
る。
【0004】また、各々のデータ転送装置21,〜2n
は、それぞれ、送出データ261,〜26nを送出する
データ送出回路211,〜21nと、それらを受けるデ
ータ送信バッファ231,〜23nと、送信データ6
1,〜6nをデータバス3へ送出する際に、各々のデー
タ送信バッファ231,〜23nをデータ転送制御信号
271,〜27nにより制御するデータ転送制御回路2
41,〜24nとを有している。
【0005】そこで、データ転送装置21,〜2nは、
データ送出回路211,〜21nでデータバス3の使用
条件が発生した時に、該情報をデータ送信バッファ23
1,〜23nに格納する。
【0006】一方、選択回路124は、一定時間間隔で
順次にデータ転送装置21,〜2nを選択するので、バ
ス使用許可信号発生回路13は、選択回路124の選択
結果16が示すデータ転送装置2iに対してバス使用許
可信号5iを発生する。
【0007】そして、バス使用許可信号5iを受信した
データ転送装置2iは、データ転送制御回路24iのデ
ータ転送制御信号27iにより、データ送信バッファ2
3iに送信情報が存在するときには、データバス3を介
してデータ送信バッファ23iの内容を受信データ7と
してデータ受信バッファ14に移送し、データ送信バッ
ファ23iに送信情報が存在しなければ、データ転送を
行なわずに一連の動作を終了する。図5は、上記(2) の
方法を使用した従来のバス制御装置の第2の例を示すブ
ロック図である。図5に示すバス制御装置1Eは、複数
のデータ転送装置21,〜2nにデータバス3を介して
接続され、データ転送装置21,〜2nからのバス使用
要求信号41,〜4nに応答して、データ転送装置2
1,〜2nに対して、データバス3のバス使用許可信号
51,〜5nを与えている。
【0008】また、バス使用許可信号51,〜5nを受
けたデータ転送装置21,〜2nは、送信データ61を
データバス3を介してデータ受信バッファ14に受信デ
ータ7として移送する。
【0009】そして、バス制御装置1Eは、データ転送
装置21,〜2nに対する優先順位を優先順位保持レジ
スタ1111,〜111nに持つ優先論理回路111,
〜11nと、優先論理回路111,〜11nより与えら
れた優先順位1171,〜117nに従ってデータ転送
装置21,〜2nの一つを選択する選択回路125と、
選択回路125の選択結果16に従ってデータ転送装置
21,〜2nの一つにデータバス3の使用許可信号5
1,〜5nを発生するバス使用許可信号発生回路13
と、データ転送装置21,〜2nからの受信データ7を
受けるデータ受信バッファ14とを有している。
【0010】また、各々のデータ転送装置21,〜2n
は、それぞれ、データ送出信号251,〜25nおよび
送出データ261,〜26nを送出するデータ送出回路
211,〜21nと、データ送出信号251,〜25n
を受けてバス使用要求信号41,〜4nを発生するバス
使用要求信号発生回路221,〜22nと、送出データ
261,〜26nを受けて格納するデータ送信バッファ
231,〜23nと、送信データ61をデータバス3へ
送出する際に、各々のデータ送信バッファ231,〜2
3nをデータ転送制御信号271,〜27nにより制御
するデータ転送制御回路241,〜24nとを有してい
る。
【0011】そこで、データ送出回路21iでデータバ
ス3の使用条件が発生した時には、データ転送装置2i
は、データ送出信号25iと送出データ26iとを発生
するので、バス使用要求信号発生回路22iがバス使用
要求信号4iを発生し、送出データ26iをデータ送信
バッファ231,〜23nに格納する。
【0012】一方、バス制御装置1Eの選択回路125
は、バス使用要求信号41,〜4nに応答して、優先論
理回路111,〜11nの優先順位保持レジスタ111
1,〜111nを参照して、バス使用要求があるものの
中でデータ転送装置2iが最も高い優先順位を持つと判
断したときには、データ転送装置2iを選択するので、
バス使用許可信号発生回路13は、選択回路125の選
択結果16が示すデータ転送装置2iに対してバス使用
許可信号5iを発生する。
【0013】そして、バス使用許可信号5iを受信した
データ転送装置2iは、データ転送制御回路24iのデ
ータ転送制御信号27iにより、データ送信バッファ2
3iから送信データ16をデータバス3を介して受信デ
ータ7としてデータ受信バッファ14に移送して、一連
の動作を終了する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のバス制
御装置は、第1の例では、データ転送装置からのデータ
バスの使用要求の有無に関わらずに、データバスの使用
権が与えられるために、データバスの使用を要求してい
ないデータ転送装置にも、データバスの使用権を与えて
しまうので、複数のデータ転送装置に対するデータバス
の使用要求頻度や重要度がアンバランスなシステムで
は、全体としてのデータバスの使用効率が低下してしま
うという欠点を有している。
【0015】第2の例では、優先順位の低いデータ転送
装置で大容量のデータ転送や緊急度の高いデータ転送が
生じた場合にも、優先順位の高いデータ転送装置へバス
使用を許可してしまうので、データ転送装置のデータバ
スの使用頻度や緊急度の高低が反映されないために、デ
ータバスの使用要求頻度が高まったデータ転送装置のバ
ス使用効率が落ちてしまう可能性があるとともに、バス
制御装置からデータ転送装置が、データバスの使用権を
与えられるまで、該データ転送装置が次のバス使用要求
を出せないという欠点を有している。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明のバス制御装
置は、複数のデータ転送装置にデータバスを介して接続
され、前記データ転送装置からのデータ転送要求に応答
して、前記データ転送装置に対して前記データバスの使
用許可を与えるバス制御装置において、(A)前記デー
タ転送装置のそれぞれの優先順位を保持する優先順位保
持レジスタと、(B)前記データ転送装置のそれぞれに
対応して設けられたカウンタと、(C)前記データ転送
装置からのデータ転送要求の発生時に、対応する前記カ
ウンタに“1”を加算する加算器と、(D)前記データ
転送装置のそれぞれに対応して設けられ、対応する前記
カウンタの値が“1”以上の時に、一定時間間隔で
“1”を加算するタイマと、(E)前記データ転送装置
のそれぞれに対応して設けられ、対応する前記カウンタ
の値に、対応する前記タイマの値を加算するカウンタ・
タイマ加算器と、(F)前記カウンタ・タイマ加算器の
加算結果が最大の値を有する前記データ転送装置の中か
ら、前記優先順位保持レジスタに最も高い優先順位を持
つ前記データ転送装置を選択する選択回路と、(G)前
記選択回路により選択した前記データ転送装置に前記デ
ータバスの使用を許可するとともに、前記選択回路によ
り選択した前記データ転送装置に対応する前記タイマの
値を“0”にするバス使用許可信号発生回路と、(H)
前記選択回路により選択した前記データ転送装置に対応
する前記カウンタより“1”を減算する減算器と、を備
えて構成されている。
【0017】また、第2の発明のバス制御装置は、複数
のデータ転送装置にデータバスを介して接続され、前記
データ転送装置からのデータ転送要求に応答して、前記
データ転送装置に対して前記データバスの使用許可を与
えるバス制御装置において、(A)前記データ転送装置
のそれぞれの優先順位を保持する優先順位保持レジスタ
と、(B)前記データ転送装置のそれぞれに対応して設
けられたカウンタと、(C)前記データ転送装置からの
データ転送要求の発生時に、対応する前記カウンタに
“1”を加算する加算器と、(D)前記データ転送装置
のそれぞれに対応して設けられ、対応する前記カウンタ
の値が“1”以上の時に、一定時間間隔で“1”を加算
するタイマと、(E)前記データ転送装置のそれぞれに
対応して設けられ、対応する前記カウンタの値に、対応
する前記タイマの値を加算するカウンタ・タイマ加算器
と、(F)前記カウンタ・タイマ加算器の加算結果が最
大の値を有する前記データ転送装置の中から、対応する
前記カウンタが最大の値を有する前記データ転送装置を
選択し、さらに複数存在するときには、前記優先順位保
持レジスタに最も高い優先順位を持つ前記データ転送装
置を選択する選択回路と、(G)前記選択回路により選
択した前記データ転送装置に前記データバスの使用を許
可するとともに、前記選択回路により選択した前記デー
タ転送装置に対応する前記タイマの値を“0”にするバ
ス使用許可信号発生回路と、(H)前記選択回路によ
り、選択した前記データ転送装置に対応する前記カウン
タより“1”を減算する減算器と、を備えて構成されて
いる。
【0018】さらに、第3の発明のバス制御装置は、複
数のデータ転送装置にデータバスを介して接続され、前
記データ転送装置からのデータ転送要求に応答して、前
記データ転送装置に対して前記データバスの使用許可を
与えるバス制御装置において、(A)前記データ転送装
置のそれぞれの優先順位を保持する優先順位保持レジス
タと、(B)前記データ転送装置のそれぞれに対応して
設けられたカウンタと、(C)前記データ転送装置から
のデータ転送要求の発生時に、対応する前記カウンタに
“1”を加算する加算器と、(D)前記データ転送装置
のそれぞれに対応して設けられ、対応する前記カウンタ
の値が“1”以上の時に、一定時間間隔で“1”を加算
するタイマと、(E)前記データ転送装置のそれぞれに
対応して設けられ、対応する前記カウンタの値に、対応
する前記タイマの値を加算するカウンタ・タイマ加算器
と、(F)前記カウンタ・タイマ加算器の加算結果が最
大の値を有する前記データ転送装置の中から、対応する
前記タイマが最大の値を有する前記データ転送装置を選
択し、さらに複数存在するときには、前記優先順位保持
レジスタに最も高い優先順位を持つ前記データ転送装置
を選択する選択回路と、(G)前記選択回路により選択
した前記データ転送装置に前記データバスの使用を許可
するとともに、前記選択回路により選択した前記データ
転送装置に対応する前記タイマの値を“0”にするバス
使用許可信号発生回路と、(H)前記選択回路により選
択した前記データ転送装置に対応する前記カウンタより
“1”を減算する減算器と、を備えて構成されている。
【0019】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0020】図1は、第1の発明のバス制御装置の一実
施例を示すブロック図である。本実施例のバス制御装置
1Aは、図1に示すように、複数のデータ転送装置2
1,〜2nにデータバス3を介して接続され、データ転
送装置21,〜2nからのバス使用要求信号41,〜4
nに応答して、データ転送装置21,〜2nに対して、
データバス3のバス使用許可信号51,〜5nを与えて
いる。また、バス使用許可信号51,〜5nを受けたデ
ータ転送装置21,〜2nは、送信データ61,〜6n
をデータバス3を介してデータ受信バッファ14に受信
データ7として移送している。
【0021】そして、バス制御装置1Aは、データ転送
装置21,〜2nのそれぞれに対応する選択情報を持つ
優先論理回路111,〜11nと、優先論理回路11
1,〜11nから与えられた選択情報である加算結果1
51,〜15nおよび優先順位1171,〜117nに
従ってデータ転送装置21,〜2nの一つを選択する選
択回路121と、選択回路121の選択結果16に従っ
てデータ転送装置21,〜2nの一つにデータバス3の
使用許可信号51,〜5nを発生するバス使用許可信号
発生回路13と、データ転送装置21,〜2nからの受
信データ7を受けるデータ受信バッファ14とを有して
構成されている。
【0022】さらに、優先論理回路111,〜11n
は、それぞれ、優先順位を保持する優先順位保持レジス
タ1111,〜111nと、データ転送装置21,〜2
nに対応する値を持つカウンタ1121,〜112n
と、対応するカウンタ1121,〜112nの値が
“1”以上の時に一定時間間隔で“1”を加算するタイ
マ1131,〜113nと、対応するカウンタ112
1,〜112nの値に対して対応するタイマ1131,
〜113nの値を加算するカウンタ・タイマ加算器11
41,〜114nと、バス使用要求信号41,〜4nの
発生時に対応するカウンタ1121,〜112nに
“1”を加算する加算器1151,〜115nと、選択
回路121により選択したデータ転送装置21,〜2n
に対応するカウンタ1121,〜112nより“1”を
減算する減算器1161,〜116nとを有している。
【0023】そこで、データ転送装置2iは、データ送
出回路21iでデータバス3の使用条件が発生した時に
は、データ送出信号25iと送出データ26iとを発生
するので、バス使用要求信号発生回路22iがバス使用
要求信号4iを送出し、送出データ26iをデータ送信
バッファ231,〜23nに格納する。
【0024】一方、バス制御装置1Aの選択回路121
は、バス使用要求信号41,〜4nがあって、カウンタ
・タイマ加算器1141,〜114nの加算結果15
1,〜15nが最大の値を有するデータ転送装置の中
で、データ転送装置2iが最も高い優先順位117iを
持つときには、データ転送装置2iを選択するので、バ
ス使用許可信号発生回路13は、選択回路121の選択
結果16が示すデータ転送装置2iに対してバス使用許
可信号5iを発生するとともに、カウンタ減算信号17
iおよびタイマリセット信号18iを発生する。
【0025】そこで、カウンタ112iの値は、減算器
116iにより“1”を減算され、タイマ113iの値
は、“0”にリセットされる。そして、バス使用許可信
号5iを受信したデータ転送装置2iは、データ転送制
御回路24iのデータ転送制御信号27iにより、デー
タ送信バッファ23iから送信データ6iをデータバス
3を介して受信データ7としてデータ受信バッファ14
に移送して、一連の動作を終了する。
【0026】以上述べたように、本実施例のバス制御装
置1Aは、データ転送装置毎のデータバスの使用要求数
を計算するカウンタと、データ転送装置毎のデータバス
の待ち時間計数を計算するタイマとを持って、これらの
加算値が大きいデータ転送装置に対して優先的にデータ
バスの使用許可を与えることにより、それぞれのデータ
転送装置のデータバスの使用要求量および使用待ち時間
長を判断してデータバスの使用許可を与えているので、
データバスの使用頻度が高いデータ転送装置を効率的に
動作させながら、どのデータ転送装置をもいたずらに待
たせることなく、効果的にデータバスの使用を行わせる
ことができて、何時でもデータバスを高い使用効率で動
作させることができる。
【0027】また、本実施例のバス制御装置1Aは、デ
ータ転送装置毎のデータバスの使用要求数を計算してい
るので、各データ転送装置が、データバスの使用許可を
待つことなく、次々に、データバスの使用要求の発生を
報告することができるので、データ転送装置内のデータ
バスの使用要求信号の発生回路を簡略化することができ
る。
【0028】図2は、第2の発明のバス制御装置の一実
施例を示すブロック図である。本実施例のバス制御装置
1Bは、図1に示すように、複数のデータ転送装置2
1,〜2nにデータバス3を介して接続され、データ転
送装置21,〜2nからのバス使用要求信号41,〜4
nに応答して、データ転送装置21,〜2nに対して、
データバス3のバス使用許可信号51,〜5nを与えて
いる。また、バス使用許可信号51,〜5nを受けたデ
ータ転送装置21,〜2nは、送信データ61,〜6n
をデータバス3を介してデータ受信バッファ14に受信
データ7として移送している。
【0029】そして、バス制御装置1Bは、データ転送
装置21,〜2nのそれぞれに対応する選択情報を持つ
優先論理回路111,〜11nと、優先論理回路11
1,〜11nから与えられた選択情報である加算結果1
51,〜15nおよびカウンタ値1181,〜118n
並びに優先順位1171,〜117nに従ってデータ転
送装置21,〜2nの一つを選択する選択回路122
と、選択回路122の選択結果16に従ってデータ転送
装置21,〜2nの一つにデータバス3の使用許可信号
51,〜5nを発生するバス使用許可信号発生回路13
と、データ転送装置21,〜2nからの受信データ7を
受けるデータ受信バッファ14とを有して構成されてい
る。
【0030】さらに、優先論理回路111,〜11n
は、それぞれ、優先順位を保持する優先順位保持レジス
タ1111,〜111nと、データ転送装置21,〜2
nに対応する値を持つカウンタ1121,〜112n
と、対応するカウンタ1121,〜112nの値が
“1”以上の時に一定時間間隔で“1”を加算するタイ
マ1131,〜113nと、対応するカウンタ112
1,〜112nの値に対して対応するタイマ1131,
〜113nの値を加算するカウンタ・タイマ加算器11
41,〜114nと、バス使用要求信号41,〜4nの
発生時に対応するカウンタ1121,〜112nに
“1”を加算する加算器1151,〜115nと、選択
回路122により選択したデータ転送装置21,〜2n
に対応するカウンタ1121,〜112nより“1”を
減算する減算器1161,〜116nとを有している。
【0031】そこで、データ転送装置2iは、データ送
出回路21iでデータバス3の使用条件が発生した時に
は、データ送出信号25iと送出データ26iとを発生
するので、バス使用要求信号発生回路22iがバス使用
要求信号4iを送出し、送出データ26iをデータ送信
バッファ231,〜23nに格納する。
【0032】一方、バス制御装置1Bの選択回路122
は、バス使用要求信号41,〜4nがあって、カウンタ
・タイマ加算器1141,〜114nの加算結果15
1,〜15nが最大の値を有するデータ転送装置の中
で、カウンタ1121,〜112nのカウンタ値118
1,〜118nが最大の値を有するデータ転送装置を抽
出する。さらに複数存在するときには、それらの中で最
も高い優先順位117iを持つデータ転送装置2iを選
択する。これにより、バス使用許可信号発生回路13
は、選択回路122の選択結果16が示すデータ転送装
置2iに対してバス使用許可信号5iを発生するととも
に、カウンタ減算信号17iおよびタイマリセット信号
18iを発生する。
【0033】そこで、カウンタ112iの値は、減算器
116iにより“1”を減算され、タイマ113iの値
は、“0”にリセットされる。そして、バス使用許可信
号5iを受信したデータ転送装置2iは、データ転送制
御回路24iのデータ転送制御信号27iにより、デー
タ送信バッファ23iから送信データ6iをデータバス
3を介して受信データ7としてデータ受信バッファ14
に移送して、一連の動作を終了する。
【0034】以上述べたように、本実施例のバス制御装
置1Bは、データ転送装置毎のデータバスの使用要求数
を計算するカウンタと、データ転送装置毎のデータバス
の待ち時間計数を計算するタイマとを持って、これらの
加算値の最大のデータ転送装置が複数存在する場合に、
データバスの使用要求数が大きいデータ転送装置に対し
て優先的にデータバスの使用許可を与えることにより、
バス制御装置1Aによる効果に加えて、さらに、データ
バスの使用頻度が高いデータ転送装置を効率的に動作さ
せることができる。
【0035】図3は、第3の発明のバス制御装置の一実
施例を示すブロック図である。本実施例のバス制御装置
1Cは、図1に示すように、複数のデータ転送装置2
1,〜2nにデータバス3を介して接続され、データ転
送装置21,〜2nからのバス使用要求信号41,〜4
nに応答して、データ転送装置21,〜2nに対して、
データバス3のバス使用許可信号51,〜5nを与えて
いる。また、バス使用許可信号51,〜5nを受けたデ
ータ転送装置21,〜2nは、送信データ61,〜6n
をデータバス3を介してデータ受信バッファ14に受信
データ7として移送している。
【0036】そして、バス制御装置1Cは、データ転送
装置21,〜2nのそれぞれに対応する選択情報を持つ
優先論理回路111,〜11nと、優先論理回路11
1,〜11nから与えられた選択情報である加算結果1
51,〜15nおよびタイマ値1191,〜119n並
びに優先順位1171,〜117nに従ってデータ転送
装置21,〜2nの一つを選択する選択回路123と、
選択回路123の選択結果16に従ってデータ転送装置
21,〜2nの一つにデータバス3の使用許可信号5
1,〜5nを発生するバス使用許可信号発生回路13
と、データ転送装置21,〜2nからの受信データ7を
受けるデータ受信バッファ14とを有して構成されてい
る。
【0037】さらに、優先論理回路111,〜11n
は、それぞれ、優先順位を保持する優先順位保持レジス
タ1111,〜111nと、データ転送装置21,〜2
nに対応する値を持つカウンタ1121,〜112n
と、対応するカウンタ1121,〜112nの値が
“1”以上の時に一定時間間隔で“1”を加算するタイ
マ1131,〜113nと、対応するカウンタ112
1,〜112nの値に対して対応するタイマ1131,
〜113nの値を加算するカウンタ・タイマ加算器11
41,〜114nと、バス使用要求信号41,〜4nの
発生時に対応するカウンタ1121,〜112nに
“1”を加算する加算器1151,〜115nと、選択
回路123により選択したデータ転送装置21,〜2n
に対応するカウンタ1121,〜112nより“1”を
減算する減算器1161,〜116nとを有している。
【0038】そこで、データ転送装置2iは、データ送
出回路21iでデータバス3の使用条件が発生した時に
は、データ送出信号25iと送出データ26iとを発生
するので、バス使用要求信号発生回路22iがバス使用
要求信号4iを送出し、送出データ26iをデータ送信
バッファ231,〜23nに格納する。
【0039】一方、バス制御装置1Cの選択回路123
は、バス使用要求信号41,〜4nがあって、カウンタ
・タイマ加算器1141,〜114nの加算結果15
1,〜15nが最大の値を有するデータ転送装置の中
で、タイマ1131,〜113nのタイマ値1191,
〜119nが最大の値を有するデータ転送装置を抽出す
る。さらに複数存在するときには、それらの中で最も高
い優先順位117iを持つデータ転送装置2iを選択す
る。これにより、バス使用許可信号発生回路13は、選
択回路123の選択結果16が示すデータ転送装置2i
に対してバス使用許可信号5iを発生するとともに、カ
ウンタ減算信号17iおよびタイマリセット信号18i
を発生する。
【0040】そこで、カウンタ112iの値は、減算器
116iにより“1”を減算され、タイマ113iの値
は、“0”にリセットされる。そして、バス使用許可信
号5iを受信したデータ転送装置2iは、データ転送制
御回路24iのデータ転送制御信号27iにより、デー
タ送信バッファ23iから送信データ6iをデータバス
3を介して受信データ7としてデータ受信バッファ14
に移送して、一連の動作を終了する。
【0041】以上述べたように、本実施例のバス制御装
置1Cは、データ転送装置毎のデータバスの使用要求数
を計算するカウンタと、データ転送装置毎のデータバス
の待ち時間計数を計算するタイマとを持って、これらの
加算値の最大のデータ転送装置が複数存在する場合に、
データバスの待ち時間計数が大きいデータ転送装置に対
して優先的にデータバスの使用許可を与えることによ
り、バス制御装置1Aによる効果に加えて、さらに、ど
のデータ転送装置をもあまり待たせることなく、効果的
にデータバスの使用を行わせることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバス制御
装置は、データ転送装置毎のデータバスの使用要求数を
計算するカウンタと、データ転送装置毎のデータバスの
待ち時間計数を計算するタイマとを持って、これらの加
算値が大きいデータ転送装置に対して優先的にデータバ
スの使用許可を与えることにより、それぞれのデータ転
送装置のデータバスの使用要求量および使用待ち時間長
を判断してデータバスの使用許可を与えているので、デ
ータバスの使用頻度が高いデータ転送装置を効率的に動
作させながら、どのデータ転送装置をもいたずらに待た
せることなく、効果的にデータバスの使用を行わせるこ
とができて、何時でもデータバスを高い使用効率で動作
させることができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明のバス制御装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】第2の発明のバス制御装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図3】第3の発明のバス制御装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図4】従来のバス制御装置の第1の例を示すブロック
図である。
【図5】従来のバス制御装置の第2の例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D,1E バス制御装置 111,〜11n 優先論理回路 1111,〜111n 優先順位保持レジスタ 1121,〜112n カウンタ 1131,〜113n タイマ 1141,〜114n カウンタ・タイマ加算器 1151,〜115n 加算器 1161,〜116n 減算器 1171,〜117n 優先順位 1181,〜118n カウンタ値 1191,〜119n タイマ値 121,122,123,124,125 選択回路 13 バス使用許可信号発生回路 14 データ受信バッファ 151,〜15n 加算結果 16 選択結果 171,〜171 カウンタ減算信号 181,〜181 タイマリセット信号 21,〜2n データ転送装置 211,〜21n データ送出回路 221,〜22n バス使用要求信号発生回路 231,〜23n データ送信バッファ 241,〜241 データ転送制御回路 251,〜25n データ送出信号 261,〜26n 送出データ 271,〜27n データ転送制御信号 3 データバス 41,〜4n バス使用要求信号 51,〜5n バス使用許可信号 61,〜6n 送信データ 7 受信データ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ転送装置にデータバスを介
    して接続され、前記データ転送装置からのデータ転送要
    求に応答して、前記データ転送装置に対して前記データ
    バスの使用許可を与えるバス制御装置において、(A)
    前記データ転送装置のそれぞれの優先順位を保持する優
    先順位保持レジスタと、(B)前記データ転送装置のそ
    れぞれに対応して設けられたカウンタと、(C)前記デ
    ータ転送装置からのデータ転送要求の発生時に、対応す
    る前記カウンタに“1”を加算する加算器と、(D)前
    記データ転送装置のそれぞれに対応して設けられ、対応
    する前記カウンタの値が“1”以上の時に、一定時間間
    隔で“1”を加算するタイマと、(E)前記データ転送
    装置のそれぞれに対応して設けられ、対応する前記カウ
    ンタの値に、対応する前記タイマの値を加算するカウン
    タ・タイマ加算器と、(F)前記カウンタ・タイマ加算
    器の加算結果が最大の値を有する前記データ転送装置の
    中から、前記優先順位保持レジスタに最も高い優先順位
    を持つ前記データ転送装置を選択する選択回路と、
    (G)前記選択回路により選択した前記データ転送装置
    に前記データバスの使用を許可するとともに、前記選択
    回路により選択した前記データ転送装置に対応する前記
    タイマの値を“0”にするバス使用許可信号発生回路
    と、(H)前記選択回路により選択した前記データ転送
    装置に対応する前記カウンタより“1”を減算する減算
    器と、を有することを特徴とするバス制御装置。
  2. 【請求項2】 複数のデータ転送装置にデータバスを介
    して接続され、前記データ転送装置からのデータ転送要
    求に応答して、前記データ転送装置に対して前記データ
    バスの使用許可を与えるバス制御装置において、(A)
    前記データ転送装置のそれぞれの優先順位を保持する優
    先順位保持レジスタと、(B)前記データ転送装置のそ
    れぞれに対応して設けられたカウンタと、(C)前記デ
    ータ転送装置からのデータ転送要求の発生時に、対応す
    る前記カウンタに“1”を加算する加算器と、(D)前
    記データ転送装置のそれぞれに対応して設けられ、対応
    する前記カウンタの値が“1”以上の時に、一定時間間
    隔で“1”を加算するタイマと、(E)前記データ転送
    装置のそれぞれに対応して設けられ、対応する前記カウ
    ンタの値に、対応する前記タイマの値を加算するカウン
    タ・タイマ加算器と、(F)前記カウンタ・タイマ加算
    器の加算結果が最大の値を有する前記データ転送装置の
    中から、対応する前記カウンタが最大の値を有する前記
    データ転送装置を選択し、さらに複数存在するときに
    は、前記優先順位保持レジスタに最も高い優先順位を持
    つ前記データ転送装置を選択する選択回路と、(G)前
    記選択回路により選択した前記データ転送装置に前記デ
    ータバスの使用を許可するとともに、前記選択回路によ
    り選択した前記データ転送装置に対応する前記タイマの
    値を“0”にするバス使用許可信号発生回路と、(H)
    前記選択回路により、選択した前記データ転送装置に対
    応する前記カウンタより“1”を減算する減算器と、を
    有することを特徴とするバス制御装置。
  3. 【請求項3】 複数のデータ転送装置にデータバスを介
    して接続され、前記データ転送装置からのデータ転送要
    求に応答して、前記データ転送装置に対して前記データ
    バスの使用許可を与えるバス制御装置において、(A)
    前記データ転送装置のそれぞれの優先順位を保持する優
    先順位保持レジスタと、(B)前記データ転送装置のそ
    れぞれに対応して設けられたカウンタと、(C)前記デ
    ータ転送装置からのデータ転送要求の発生時に、対応す
    る前記カウンタに“1”を加算する加算器と、(D)前
    記データ転送装置のそれぞれに対応して設けられ、対応
    する前記カウンタの値が“1”以上の時に、一定時間間
    隔で“1”を加算するタイマと、(E)前記データ転送
    装置のそれぞれに対応して設けられ、対応する前記カウ
    ンタの値に、対応する前記タイマの値を加算するカウン
    タ・タイマ加算器と、(F)前記カウンタ・タイマ加算
    器の加算結果が最大の値を有する前記データ転送装置の
    中から、対応する前記タイマが最大の値を有する前記デ
    ータ転送装置を選択し、さらに複数存在するときには、
    前記優先順位保持レジスタに最も高い優先順位を持つ前
    記データ転送装置を選択する選択回路と、(G)前記選
    択回路により選択した前記データ転送装置に前記データ
    バスの使用を許可するとともに、前記選択回路により選
    択した前記データ転送装置に対応する前記タイマの値を
    “0”にするバス使用許可信号発生回路と、(H)前記
    選択回路により選択した前記データ転送装置に対応する
    前記カウンタより“1”を減算する減算器と、を有する
    ことを特徴とするバス制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006277620A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Canon Inc バスアクセスを調停する制御装置およびその方法
JP2007109086A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Mitsubishi Electric Corp ネットワーク装置におけるローカルバスアクセス権付与方式
JP2012247935A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Kyocera Document Solutions Inc Dma制御装置及びこれを含む画像形成装置

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