JPH0525028A - サンスクリーン化粧料 - Google Patents

サンスクリーン化粧料

Info

Publication number
JPH0525028A
JPH0525028A JP17544491A JP17544491A JPH0525028A JP H0525028 A JPH0525028 A JP H0525028A JP 17544491 A JP17544491 A JP 17544491A JP 17544491 A JP17544491 A JP 17544491A JP H0525028 A JPH0525028 A JP H0525028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
stickiness
flotation
ultraviolet absorber
docosenyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17544491A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzo Kawada
裕三 川田
Miyuki Kojima
みゆき 小島
Masanori Tanahashi
昌則 棚橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP17544491A priority Critical patent/JPH0525028A/ja
Publication of JPH0525028A publication Critical patent/JPH0525028A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 次の成分(A)、(B)、(C)及び(D) (A)アルキルリン酸多価金属塩 (B)揮発性シリコーン油 (C)無機系紫外線吸収剤 (D)有機系紫外線吸収剤 を含有するサンスクリーン化粧料。 【効果】 このサンスクリーン化粧料は紫外線からの防
御効果に優れ、肌へののびも良好で、粉体の白浮きが生
じず、また皮脂等によるべたつきを防止し、経時的にさ
っぱりとした良好な使用感を維持するものであり、脂性
肌に特に好適なものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサンスクリーン化粧料に
関し、更に詳細には、アルキルリン酸多価金属塩、揮発
性シリコーン油、無機系紫外線吸収剤及び有機系紫外線
吸収剤を含有する、粉体の白浮きが無く、皮膚上でのの
びが良好で、皮脂によるべたつきを防止して非常にさっ
ぱりとした感触を有する、脂性肌に特に適したサンスク
リーン化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】過度の
紫外線照射は、皮膚にとって極めて有害であることは周
知である。例えば、波長が290〜320nmの中紫外
線(以下、UV−Bと略記する)に長時間曝露されると
皮膚は傷つき、紅斑をひきおこし、皮膚は脆弱化して水
疱生成をきたしたり、色素細胞のメラニン形成が促進さ
れ、皮膚は黒化する。更に、長時間くり返して紫外線に
曝露されると、皮下組織のコラーゲン繊維が変性し、小
じわの発生、しみやそばかすなどの色素沈着や皮膚の老
化が促進され、更に最悪の場合には皮膚癌へと進行す
る。また、波長が320〜400nmの近紫外線(以
下、UV−Aと略記する)はUV−Bに比較して紅斑惹
起力は弱く、実質上紅斑等の障害を起こさないものの、
皮膚を黒化するとされている。
【0003】従来、これらの障害を予防するため、各種
の紫外線吸収剤を配合したサンスクリーン化粧料が開発
されている。紫外線のうちUV−A防御の目的には、一
般に酸化亜鉛、酸化チタン等の無機粉体の紫外線吸収剤
が用いられているが、これらは無機粉体であるため、塗
布時に肌が白くなる、いわゆる白浮きが生じるという欠
点がある。そこでこれを防ぐ目的でシリコーン等の油剤
や多価アルコール等を併用することが行われているが、
紫外線吸収効果が得られるような量の無機粉体紫外線吸
収剤による白浮きを防止するためには、大量の油剤や多
価アルコールが必要となり、これによってさっぱり感の
低減、べたつき感の増加といった使用感の問題が生じ
る。
【0004】また、UV−B防御の目的には、通常油性
の紫外線吸収剤が用いられているが、これも紫外線吸収
効果が得られるような量を化粧料中に安定に分散させる
ためにW/Oエマルジョン等の油性の基剤を用いる必要
があり、べたつき等の使用感上の問題をさけ得なかっ
た。
【0005】そして、本出願人は上記欠点を克服すべく
検討した結果、アルキルリン酸多価金属塩の水性ゲル基
剤中に紫外線吸収剤を配合した外用剤を見出し、先に特
許出願した(特開平1−153607号公報)。しかし
ながら、この場合も、さっぱりとした使用感は得られる
ものの、水性ゲル基剤そのものが粉体としての性質を有
しているため、粉体の紫外線吸収剤を添加することによ
り、白く粉浮きする傾向がある。
【0006】更に、この粉浮きを防止するこめ、化粧料
に油剤や油性のUV−B吸収剤を添加することが考えら
れるが、これも化粧料塗布直後にはさほどのべたつき感
は無いが、経時による皮脂分泌等に起因する化粧くず
れ、べたつき等を生じてしまうという問題があった。
【0007】従って、紫外線吸収効果に優れ、粉体の白
浮きが生じず、かつ経時的に皮脂等によるべたつきを生
じず、さっぱりとした良好な使用感を有するサンスクリ
ーン化粧料の開発が望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、アルキルリン酸多価
金属塩、無機系紫外線吸収剤及び有機系紫外線吸収剤
に、揮発性シリコーン油を併用すれば、粉体の白浮きを
防止すると共に、使用直後から経時的にべたつきを抑
え、さっぱりとした使用感を有するサンスクリーン化粧
料が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は次の成分(A)、
(B)、(C)及び(D) (A)アルキルリン酸多価金属塩 (B)揮発性シリコーン油 (C)無機系紫外線吸収剤 (D)有機系紫外線吸収剤 を含有することを特徴とするサンスクリーン化粧料を提
供するものである。
【0010】本発明における(A)成分のアルキルリン
酸多価金属塩は、例えば次の一般式(1)又は(2)
【0011】
【化1】
【0012】(式中、R1、R2及びR3は炭素数4〜3
8の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を示
し、X1、X2及びX3は水素原子、アルカリ金属又はア
ミンを示し、a、b及びdは0〜10の整数を示す)で
表わされるアルキルリン酸に一般式(3)、 MmYn (3) (式中、Mはアルカリ金属以外の金属を、Yは有機又は
無機アニオンを、m及びnはY及びMの原子価に対応す
る整数を示す)で表わされる金属塩を反応させることに
より製造することができる。
【0013】例えば、特公昭42−12646号又は特
開昭53−84919号に記載の方法に従って、X1
3がアルカリ金属又はアミンである(1)、又は
(2)の化合物に(3)式の化合物を反応させれば、次
の一般式(4)又は(5)で表わされるアルキルリン酸
金属塩を得ることができる。
【0014】
【化2】
【0015】(式中、xはMの原子価を示し、R1
2、R3及びM並びにa、b、dは前記と同じ)
【0016】(1)及び(2)式中のR1〜R3で表わさ
れる炭化水素基は、炭素数4〜38のものであるが、就
中炭素数8以上のものが好ましい。炭素数が4より小さ
いと、そのアルキルリン酸金属塩が粘着性を示し、滑沢
性、延展性が低下するし、撥水性も充分でない場合があ
る。斯かる炭化水素基としては、例えばオクチル、ノニ
ル、デシル、ドデシル、ウンデシル、トリデシル、テト
ラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシ
ル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル、ヘンエイ
コシル、ドコシル、トリコシル、テトラコシル、ペンタ
コシル、ヘキサコシル、ヘプタコシル、オクタコシル、
ノナコシル、トリアコンチル、ヘントリアコンチル、ド
トリアコンチル、オクテニル、ノネニル、デセニル、ド
デセニル、ウンデセニル、トリデセニル、テトラデセニ
ル、ペンタデセニル、ヘキサデセニル、ヘプタデセニ
ル、オクタデセニル、ノナデセニル、エイコセニル、ヘ
ンエイコセニル、ドコセニル、トリコセニル、テトラコ
セニル、ペンタコセニル、ヘキサコセニル、ヘプタコセ
ニル、オクタコセニル、ノナコセニル、トリアコンテニ
ル、ヘントリアコンテニル、ドトリアコンテニル、オク
タジエニル、ノナジエニル、デカジエニル、ドデカジエ
ニル、ウンデカジエニル、トリデカジエニル、テトラデ
カジエニル、ペンタデカジエニル、ヘキサデカジエニ
ル、ヘプタデカジエニル、オクタデカジエニル、ノナデ
カジエニル、エイコサジエニル、ヘンエイコサジエニ
ル、ドコサジエニル、トリコサジエニル、テトラコサジ
エニル、ペンタコサジエニル、ヘキサコサジエニル、ヘ
プタコサジエニル、オクタコサジエニル、ノナコサジエ
ニル、トリアコンタジエニル、ヘントリアコンタジエニ
ル、ドトリアコンタジエニル、2−ヘキシルデシル、2
−オクチルウンデシル、2−デシルテトラデシル、2−
ウンデシルヘキサデシル、2−テトラデシルオクタデシ
ル基等が挙げられる。
【0017】(1)及び(2)式中のX1〜X3として
は、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属;モノエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン、トリイソプロパノールアミン、モルホリン、アル
ギニン等のアミンが挙げられる。
【0018】また、(3)式で表わされる金属塩のMは
アルカリ金属以外の金属であり、Mg、Ca、Sr、B
a等のアルカリ土類金属;Zn、Cu、Ni、Co、F
e、Mn、Cd、Pb、Cr、Ti等の2価の遷移金
属;Al等が挙げられるが、就中Ca、Mg、Ba、Z
n、Alが特に好ましい。また、Yとしては、ハロゲ
ン、SO4、NO3、CO3、PO4、OH等の無機アニオ
ン;酢酸、プロピオン酸、クエン酸等の有機カルボン酸
のアニオンが挙げられるが、就中ハロゲン、SO4、P
4、NO3、CO3が特に好ましい。そして(3)式で
表わされる金属塩は水溶性のものが好ましく、その中で
もCaCl2、MgCl2、FeCl2、ZnCl2、Zn
SO4、MgSO4、FeSO4、Ni(NO3)2等が好適
である。
【0019】本発明において、(A)成分のアルキルリ
ン酸多価金属塩の配合量は、全組成中0.1〜50重量
%(以下、単に%と称する)特に3〜30%が好まし
い。配合量が0.1%未満であると紫外線吸収剤等の化
粧料粉体を安定に分散することができず、また50%を
超えると得られる化粧料が固くなり、感触が悪くなるた
め好ましくない。
【0020】本発明で用いられる(B)成分の揮発性シ
リコーン油としては、例えば次の一般式(6)で表わさ
れる揮発性のジメチルポリシロキサン又は一般式(7)
で表わされる揮発性の環状シリコーンが挙げられる。
【0021】
【化3】
【0022】(式中、pは0〜3の整数を示し、qは4
〜6の整数を示す)
【0023】これらの揮発性シリコーン油のうち、特に
揮発時間が1〜10時間のもの、更には揮発時間が2〜
5時間のものが、皮脂分泌に伴なう化粧くずれ、べたつ
きを防止する観点から好ましい。
【0024】本発明において、(B)成分の揮発性シリ
コーン油の配合量は、全組成中に0.1〜50%、特に
0.5〜40%が好ましい。
【0025】また、本発明においては、前記(B)成分
の揮発性シリコーン油に通常化粧料に用いられている不
揮発性の油剤を少量併用すると、粉体の白浮き防止効果
が向上するので好ましい。このような不揮発性の油剤と
しては、例えば不揮発性シリコーン油、流動パラフィ
ン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン、セレ
シンワックス、みつろう、カルナバろう、キヤンデリラ
ろう、硬化ヒマシ油、オリーブ油、ラノリン、ラノリン
アルコール、ラノリン脂肪酸、高級アルコール、脂肪
酸、高級アルコールと脂肪酸との合成エステル油が挙げ
られる。
【0026】本発明における(C)成分の無機系紫外線
吸収剤としては、例えば微粒子酸化チタン、微粒子酸化
亜鉛、フレーク状酸化亜鉛(特開平1−175921号
公報記載のもの等)、微粒子酸化鉄等が挙げられる。こ
こで微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛とは平均粒径1
0〜100nm程度のものであり、市販品をそのまま使用
できる。一方、薄片状酸化亜鉛とは、平均粒径100〜
1000nm、厚さ10〜200nmで板状比3以上のもの
をいい、例えば特開平1-175921号公報記載の方法
で製造される。これら紫外線吸収剤はメチルハイドロジ
ェンポリシロキサン、デキストリン脂肪酸エステル、金
属石鹸等で疎水化処理して用いることもできる。
【0027】本発明において、(C)成分の無機系紫外
線吸収剤の配合量は、全組成中に0.01〜50%、特
に0.1〜30%が好ましい。
【0028】また、本発明における(D)成分の有機系
紫外線吸収剤としては、例えばジベンゾイルメタン誘導
体、パラジメチルアミン安息香酸誘導体、ベンゾフェノ
ン誘導体、ケイ皮酸誘導体、ベンゾトリアゾール誘導
体、サリチル酸誘導体、ベンジリデンカンファー誘導体
等が挙げられる。これらは市販品を用いることができ、
例えばジベンゾイルメタン誘導体としてはPARSOL
1789(ブチルメトキシジベンゾイルメタン,日本
ジボダン社製)が、パラジメチルアミノ安息香酸誘導体
としてはESCAROL 507(オクチルジメチルパ
ラアミノベンゾイックアシッド,伊邦貿易社製)が、ベ
ンゾフェノン誘導体としてはOXYBENZONE(ベ
ンゾフェノン−3,BASF社製)が、ケイ皮酸誘導体
としてはPARSOL MCX(日本ジボダン社製)が
使用できる。
【0029】本発明において、(D)成分の有機系紫外
線吸収剤の配合量は、全組成中に0.01〜50%、特
に0.1〜20%が好ましい。
【0030】尚、本発明のサンスクリーン化粧料には、
上記必須成分に加えて、本発明の効果を損わない範囲に
おいて、その他の界面活性剤、保湿剤、防腐剤、酸化防
止剤、香料等の通常化粧料に用いられる任意成分を適宜
配合することができる。このような、界面活性剤として
は、カチオン性、アニオン性、両性、非イオン性の各界
面活性剤が本組成物の安定化を目的として用いることが
できる。就中、非イオン界面活性剤が好ましくその内で
も特に水溶性のポリオキシエチレンアルキルエーテル系
界面活性剤、ポリオキシエチレン変性シリコーン系界面
活性剤が好ましい。このような界面活性剤の添加方法と
しては、アルキルリン酸多価金属塩を添加する前又は後
に水性媒体に添加することも可能であるが、アルキルリ
ン酸塩水溶液又は金属塩水溶液にあらかじめ界面活性剤
を添加しておき、それぞれの溶液を混合し、アルキルリ
ン酸多価金属塩を生成させる方法が、使用感、安定性の
上で特に好ましい。これ以外の非イオン界面活性剤とし
ては例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、
グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステ
ル等が用いられる。これらはHLB(親油性親水性バラ
ンス)値8以上のものが好ましい。
【0031】なお、HLBとは親水性−親油性のバラン
ス(Hydrophilic−Lypophilic
Balance)を示す指標であり、本発明においては
小田・寺村らによる次式を用いて算出した値を用いてい
る。
【0032】
【数1】
【0033】また湿潤剤としては、例えばソルビトー
ル、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチ
レングリコール、乳酸、乳酸ナトリウム、ポリエチレン
グリコール等が;防腐剤としては、例えばパラオキシ安
息香酸アルキルエステル、安息香酸ナトリウム、ソルビ
ン酸カリウム、フェノキシエタノール等が;酸化防止剤
としては、例えばトコフェロール、セザモール、セザモ
リン、レシチン等が用いられる。
【0034】また、本発明のサンスクリーン化粧料中
に、水に可溶性もしくは分散可能な薬効剤を配合すれ
ば、使用感に優れ、適用容易な外用医薬とすることもで
きる。
【0035】上述の如く、一般に分散系において安定化
の目的で用いられる界面活性剤を配合することができる
が、粉体の与えるさっぱり感及び界面活性剤の不溶性金
属塩への撥水性を生かすためには、できるだけ低濃度で
用いることが好ましい。
【0036】本発明のサンスクリーン化粧料は、常法に
従って製造することができ、例えば上記必須成分及び必
要により、その他の任意成分を水、ポリオール類、低級
アルコール等の通常化粧料に用いられる媒体に加えて分
散ないし溶解させ、ディスパー、ホモミキサー等で撹拌
・混合すること等により製造される。尚、前記(1)又
は(2)式のアルキルリン酸と(3)式の金属塩を媒体
に加え、その中で(A)成分のアルキルリン酸多価金属
塩を生成させることもできる。
【0037】
【発明の効果】本発明のサンスクリーン化粧料は紫外線
からの皮膚防御効果に優れ、肌へののびも良好で、粉体
の白浮きが生じず、また皮脂等によるべたつきを防止
し、経時的にさっぱりとした良好な使用感を維持するも
のであり、脂性肌に特に好適なものである。
【0038】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれによって何ら限定されるものではない。
【0039】実施例1 表1に示す組成のサンスクリーンクリームを後記製造法
に従って製造し、それぞれを10名の女性パネラーの洗
顔後の顔の全面に塗布してもらい、塗布直後、塗布2時
間後、塗布5時間後のべたつき感及び白浮きの有無並び
に塗布直後のさっぱり感についての評価を行った。その
結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】(製法)(1)を70℃で(12)30g
に溶解したものに、(3)又は(4)及び(2)を(1
2)10gに溶解したものを撹拌しつつ滴下する。更
に、撹拌しながら(5)及び(6)を(12)の残りに
分散させたものを加え、冷却し、ゲル状物質となす。こ
のゲル状物質に(7)〜(11)を加え、撹拌、脱泡を
行う。
【0042】(評価基準) ○べたつき感 べたつき感が無いと回答した人が9人以上 ◎ べたつき感が無いと回答した人が6〜8人 ○ べたつき感が無いと回答した人が3〜5人 △ べたつき感が無いと回答した人が0〜2人 × ○白浮き 白浮きが無いと回答した人が9人以上 ◎ 白浮きが無いと回答した人が6〜8人 ○ 白浮きが無いと回答した人が3〜5人 △ 白浮きが無いと回答した人が0〜2人 × ○さっぱり感 さっぱり感があると回答した人が9人以上 ◎ さっぱり感があると回答した人が6〜8人 ○ さっぱり感があると回答した人が3〜5人 △ さっぱり感があると回答した人が0〜2人 ×
【0043】表1の結果より、本発明のサンスクリーン
クリームはべたつきと白浮きが生じず、またさっぱりと
使用感を有するものであった。また、本発明のサンスク
リーンクリームは比較品に比べ、肌へののびも良好なも
のであった。
【0044】実施例2 下記に示す組成のクリーム状サンスクリーン化粧料を実
施例1と同様の方法により調製した。 (組成) (%) モノラウリルリン酸ナトウム 14.0 塩化カルシウム 3.5 モノステアリン酸ポリオキシエチレン(6)ソルビタン 1.0 トリステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 0.5 キサンタンガム*6 0.3 揮発性シリコーン*1 5.0 メチルポリシロキサン*3 1.0 フレーク状酸化亜鉛 2.0 微粒子状酸化チタン 1.0 紫外線吸収剤*2 3.0 エタノール 5.0 防腐剤 適 量 香料 適 量 精製水 バランス ポリエーテル変性シリコーン*7 計 100.0 *1, *2, *3:実施例1と同じ *6:サンエースCS(三栄化学社製) *7:KF353A(信越シリコーン社製)
【0045】実施例3 下記に示す組成の乳液状サンスクリーン化粧料を実施例
1と同様の方法により調製した。 (組成) (%) モノラウリルリン酸ナトリウム 8.7 塩化カルシウム 2.3 モノステアリン酸ポリオキシエチレン(6)ソルビタン − トリステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン − キサンタンガム*6 0.3 揮発性シリコーン*1 5.0 メチルポリシロキサン*3 1.0 フレーク状酸化亜鉛 2.0 微粒子状酸化チタン 1.0 紫外線吸収剤*2 3.0 エタノール 8.0 防腐剤 適 量 香料 適 量 精製水 バランス ポリエーテル変性シリコーン*7 1.0 計 100.0 *1, *2, *3:実施例1と同じ *6, *7:実施例2と同じ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 次の成分(A)、(B)、(C)及び
    (D) (A)アルキルリン酸多価金属塩 (B)揮発性シリコーン油 (C)無機系紫外線吸収剤 (D)有機系紫外線吸収剤 を含有することを特徴とするサンスクリーン化粧料。
JP17544491A 1991-07-16 1991-07-16 サンスクリーン化粧料 Pending JPH0525028A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17544491A JPH0525028A (ja) 1991-07-16 1991-07-16 サンスクリーン化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17544491A JPH0525028A (ja) 1991-07-16 1991-07-16 サンスクリーン化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0525028A true JPH0525028A (ja) 1993-02-02

Family

ID=15996192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17544491A Pending JPH0525028A (ja) 1991-07-16 1991-07-16 サンスクリーン化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0525028A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5443759A (en) * 1992-02-29 1995-08-22 Tioxide Specialties Limited Oil-in-water emulsions
FR2716621A1 (fr) * 1994-02-28 1995-09-01 Roussel Uclaf Composition cosmétique pour la protection solaire.
US5543135A (en) * 1992-02-29 1996-08-06 Tioxide Specialties Limited Water-in-oil emulsions
US5603863A (en) * 1993-03-01 1997-02-18 Tioxide Specialties Limited Water-in-oil emulsions
US5747012A (en) * 1993-06-11 1998-05-05 Tioxide Specialties Limited Compositions containing sunscreens
FR2861593A1 (fr) * 2003-11-04 2005-05-06 Oreal Composition cosmetique photoprotectrice comprenant au moins une phase aqueuse, au moins une phase grasse volatile siliconee et au moins un filtre uv organique
JP2017095361A (ja) * 2015-11-18 2017-06-01 花王株式会社 近赤外線防御化粧料組成物
WO2020138429A1 (ja) * 2018-12-27 2020-07-02 花王株式会社 皮膚外用剤
JPWO2021106657A1 (ja) * 2019-11-29 2021-06-03

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5443759A (en) * 1992-02-29 1995-08-22 Tioxide Specialties Limited Oil-in-water emulsions
US5516457A (en) * 1992-02-29 1996-05-14 Tioxide Specialties Limited Oil-in-water emulsions
US5543135A (en) * 1992-02-29 1996-08-06 Tioxide Specialties Limited Water-in-oil emulsions
US5603863A (en) * 1993-03-01 1997-02-18 Tioxide Specialties Limited Water-in-oil emulsions
US5747012A (en) * 1993-06-11 1998-05-05 Tioxide Specialties Limited Compositions containing sunscreens
FR2716621A1 (fr) * 1994-02-28 1995-09-01 Roussel Uclaf Composition cosmétique pour la protection solaire.
EP0677287A3 (fr) * 1994-02-28 1998-02-25 The Boots Company PLC Composition cosmétique pour la protection solaire
FR2861593A1 (fr) * 2003-11-04 2005-05-06 Oreal Composition cosmetique photoprotectrice comprenant au moins une phase aqueuse, au moins une phase grasse volatile siliconee et au moins un filtre uv organique
JP2017095361A (ja) * 2015-11-18 2017-06-01 花王株式会社 近赤外線防御化粧料組成物
WO2020138429A1 (ja) * 2018-12-27 2020-07-02 花王株式会社 皮膚外用剤
JPWO2021106657A1 (ja) * 2019-11-29 2021-06-03
WO2021106657A1 (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 株式会社タイキ ルテインのブルーライトカット能増強剤および、化粧品組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2999132B2 (ja) 抗日光化粧品組成物とその製造方法並びにその用途
JP2798363B2 (ja) 安定な抗日光化粧品組成物とその製造方法並びにその使用方法
US6146618A (en) Disappearing color sunscreen compositions
EP0331833A1 (en) Water-in-oil emulsion type cosmetics
JPH08245371A (ja) 流動性非イオン性両親媒性脂質をベースとする透明なナノエマルション及び化粧品もしくは皮膚用製薬におけるその使用
KR20180103143A (ko) 리플상 함유 조성물, α겔 형성용 조성물, 및 이를 이용한 피부 외용 조성물 및 α겔 조성물
JP3506349B2 (ja) サンケア用化粧組成物
US6540986B2 (en) Sunscreen compositions
JPH0525028A (ja) サンスクリーン化粧料
JP3780257B2 (ja) 油及び脂肪を抑制する皮膚用組成物
EP1683510B1 (en) Cosmetic composition comprising an ester derivative of pentaerythritol and benzoic acid
JP3409194B2 (ja) 水中油型化粧料
JP6815093B2 (ja) 水中油型日焼け止め化粧料
JP2011111444A (ja) 日焼け止め化粧料
JP3496132B2 (ja) 水中油型化粧料
KR20020009938A (ko) 분체를 함유하는 유중수형 에멀젼 제형의 화장료 조성물
JP2686805B2 (ja) 油中水型乳化化粧料
JP2011111446A (ja) 日焼け止め化粧料
JP3648066B2 (ja) 油中水型乳化化粧料
JPH10298029A (ja) 可溶化化粧料
JP5607916B2 (ja) 日焼け止め化粧料
JP2002226355A (ja) シート状化粧料用液状組成物及びそれを含浸させたシート状化粧料
JP2011111447A (ja) 日焼け止め化粧料
EP0321786B1 (en) Composition for external application
JP3499979B2 (ja) 油中水型乳化化粧料