JPH0524973B2 - - Google Patents
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- JPH0524973B2 JPH0524973B2 JP7361984A JP7361984A JPH0524973B2 JP H0524973 B2 JPH0524973 B2 JP H0524973B2 JP 7361984 A JP7361984 A JP 7361984A JP 7361984 A JP7361984 A JP 7361984A JP H0524973 B2 JPH0524973 B2 JP H0524973B2
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- hardness
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- present
- sintered
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- Expired - Lifetime
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 13
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Description
本発明は、時計枠、タイピン、ネツクレス等の
装飾部材用として用いる黄金色の焼結材料に関す
るものである。 従来から用いられている合金金(14K、18K)
の硬さは、通常Hv200位で、硬質のものにあつて
も高々Hv300程度である為に、耐摩耗性の点で問
題があり、各装飾部材として用いた場合に、傷が
付き易いという欠点があつた。 本発明では、上記金合金の有する欠点を解消
し、耐摩耗性に優れ、しかも耐食性にも富む黄金
色の焼結材料を提供せんとするものであり、その
要旨は、TiN10〜77wt%、TiC、WC、NbCの少
なくとも1種が1〜5wt%、Ni及び又はCoが1
〜5wt%、Cu1〜5wt%、残部がAuなる組成の装
飾部材用焼結材料である。 以下、本発明材料を開発するに際して行なつた
試験並びにその結果を示す。 平均粒径1.1μmのTiN、同1.1μmのTiC、同
1.0μmのWC、同2.0μmのNbC、同2.8μmのNi、
同1.4μmのCo、同10μmのAu、及び350メツシユ
のCuをそれぞれ第1表に示す様な割合に配合し
たものを、湿式ボールミルで72時間混合、乾燥
後、パラフインを添加し、1.5ton/cm2でプレン成
形をし、5.5mm×10mm×30mmの成形品を得た。更
にこの成形品を真空雰囲気、800℃で予備焼結を
行ないパラフインを除去した後、第1表に示す各
温度で5×10-2mmHgの真空度で30〜60分間の焼
結を行なつた。この焼結品をダイヤモンド砥石で
研削した後、硬さを測定した。又、ダイヤモンド
砥石で研削後、更にラツピングを行なつて耐食性
試験、色調の観察を行なつた。耐食性試験は、第
2表に示す人工汗中に48時間浸漬後のラツプ面の
くもり度合を調べた。 これらの結果を第1表に示す。
装飾部材用として用いる黄金色の焼結材料に関す
るものである。 従来から用いられている合金金(14K、18K)
の硬さは、通常Hv200位で、硬質のものにあつて
も高々Hv300程度である為に、耐摩耗性の点で問
題があり、各装飾部材として用いた場合に、傷が
付き易いという欠点があつた。 本発明では、上記金合金の有する欠点を解消
し、耐摩耗性に優れ、しかも耐食性にも富む黄金
色の焼結材料を提供せんとするものであり、その
要旨は、TiN10〜77wt%、TiC、WC、NbCの少
なくとも1種が1〜5wt%、Ni及び又はCoが1
〜5wt%、Cu1〜5wt%、残部がAuなる組成の装
飾部材用焼結材料である。 以下、本発明材料を開発するに際して行なつた
試験並びにその結果を示す。 平均粒径1.1μmのTiN、同1.1μmのTiC、同
1.0μmのWC、同2.0μmのNbC、同2.8μmのNi、
同1.4μmのCo、同10μmのAu、及び350メツシユ
のCuをそれぞれ第1表に示す様な割合に配合し
たものを、湿式ボールミルで72時間混合、乾燥
後、パラフインを添加し、1.5ton/cm2でプレン成
形をし、5.5mm×10mm×30mmの成形品を得た。更
にこの成形品を真空雰囲気、800℃で予備焼結を
行ないパラフインを除去した後、第1表に示す各
温度で5×10-2mmHgの真空度で30〜60分間の焼
結を行なつた。この焼結品をダイヤモンド砥石で
研削した後、硬さを測定した。又、ダイヤモンド
砥石で研削後、更にラツピングを行なつて耐食性
試験、色調の観察を行なつた。耐食性試験は、第
2表に示す人工汗中に48時間浸漬後のラツプ面の
くもり度合を調べた。 これらの結果を第1表に示す。
【表】
【表】
ここで、本発明材料の各成分量の適正値を、上
記試験結果を勘案して考察する。即ち本発明材料
はその色調が黄金色を呈するという事を必須要件
としているものであるから、Auの含有量を最小
でも20wt%とするものであり、一方、Auがあま
り多すぎても実用上使いものにならない(装飾部
材として)ので、Auの最大量は18Kのそれに相
当する75wt%とするものである。この様にAuの
含有量を限定した上で、TiNについては10wt%
より少なければ硬さが不足し、耐摩耗性の点で問
題があるし、TiNの最大量は下記するTiC、
WC、NbC、Ni、Co、Cu並びにAuのいずれをも
最小とした場合で77wt%となるのである。とこ
ろでTiC、WC、NbCはそのいずれも黄金色では
ないので、あまり多量には入れられないが、その
硬さがいずれもTiNよりは大であるので、少な
くとも1wt%含ませて焼結材料の硬さを維持する
が、これらを5wt%より多くすれば色調が黄金色
を外れるので、高々5wt%とする。Ni、Coは焼
結性を高める為に最少1wt%は必要だが、5wt%
を越えると硬さが低下するので、5wt%に留め
る。又Cuは焼結温度を下げるので焼結性を高め、
かつCuAuの折出硬化により硬さを高めるので
1wt%以上入れるが、あまり多いとCuが浸み出す
ので5wt%以下とする。 以上述べて来た如く、本発明材料は、その色調
が黄金色で、14K相当のAu58.3wt%のものでそ
の硬さがHv400〜450であり、Au量が少なく
20wt%のものではHv1000位あり、耐摩耗性に優
れている。 更に、従来の金合金は溶解法によつて製造して
いたのに対し、本発明材料は粉末冶金法によるの
で、従来法では製造し得なかつた組成の材料が得
られ、かつその大きさ(特に薄型化)も自在に調
整出来ると共に、耐食性にも優れているので、時
計枠、ライター、タイピン、カフスボタン、ネツ
クレス等の各種装飾部材用材料として最適であ
る。
記試験結果を勘案して考察する。即ち本発明材料
はその色調が黄金色を呈するという事を必須要件
としているものであるから、Auの含有量を最小
でも20wt%とするものであり、一方、Auがあま
り多すぎても実用上使いものにならない(装飾部
材として)ので、Auの最大量は18Kのそれに相
当する75wt%とするものである。この様にAuの
含有量を限定した上で、TiNについては10wt%
より少なければ硬さが不足し、耐摩耗性の点で問
題があるし、TiNの最大量は下記するTiC、
WC、NbC、Ni、Co、Cu並びにAuのいずれをも
最小とした場合で77wt%となるのである。とこ
ろでTiC、WC、NbCはそのいずれも黄金色では
ないので、あまり多量には入れられないが、その
硬さがいずれもTiNよりは大であるので、少な
くとも1wt%含ませて焼結材料の硬さを維持する
が、これらを5wt%より多くすれば色調が黄金色
を外れるので、高々5wt%とする。Ni、Coは焼
結性を高める為に最少1wt%は必要だが、5wt%
を越えると硬さが低下するので、5wt%に留め
る。又Cuは焼結温度を下げるので焼結性を高め、
かつCuAuの折出硬化により硬さを高めるので
1wt%以上入れるが、あまり多いとCuが浸み出す
ので5wt%以下とする。 以上述べて来た如く、本発明材料は、その色調
が黄金色で、14K相当のAu58.3wt%のものでそ
の硬さがHv400〜450であり、Au量が少なく
20wt%のものではHv1000位あり、耐摩耗性に優
れている。 更に、従来の金合金は溶解法によつて製造して
いたのに対し、本発明材料は粉末冶金法によるの
で、従来法では製造し得なかつた組成の材料が得
られ、かつその大きさ(特に薄型化)も自在に調
整出来ると共に、耐食性にも優れているので、時
計枠、ライター、タイピン、カフスボタン、ネツ
クレス等の各種装飾部材用材料として最適であ
る。
Claims (1)
- 1 TiNを10〜76wt%、TiC、WC、NbCの少な
くとも1種が1〜5wt%、Ni及びCoの少なくと
も一種を合計1〜5wt%、Cu1〜5wt%、残部が
Auからなることを特徴とする装飾部材用焼結材
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7361984A JPS60218449A (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 装飾部材用焼結材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7361984A JPS60218449A (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 装飾部材用焼結材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60218449A JPS60218449A (ja) | 1985-11-01 |
JPH0524973B2 true JPH0524973B2 (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=13523523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7361984A Granted JPS60218449A (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 装飾部材用焼結材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60218449A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4596692B2 (ja) * | 2001-06-28 | 2010-12-08 | 京セラ株式会社 | 焼結合金及びその製造方法 |
CN107190196B (zh) * | 2017-06-09 | 2019-02-22 | 洛阳理工学院 | 一种刀具用高耐磨合金材料及其制备方法 |
-
1984
- 1984-04-12 JP JP7361984A patent/JPS60218449A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60218449A (ja) | 1985-11-01 |
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