JPH05249503A - カメラレンズ用絞り - Google Patents

カメラレンズ用絞り

Info

Publication number
JPH05249503A
JPH05249503A JP4082887A JP8288792A JPH05249503A JP H05249503 A JPH05249503 A JP H05249503A JP 4082887 A JP4082887 A JP 4082887A JP 8288792 A JP8288792 A JP 8288792A JP H05249503 A JPH05249503 A JP H05249503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent
diaphragm
light
camera lens
electrochromic material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4082887A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahisa Fukuzawa
孝久 福澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP4082887A priority Critical patent/JPH05249503A/ja
Publication of JPH05249503A publication Critical patent/JPH05249503A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Diaphragms For Cameras (AREA)
  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 可視光領域の全域に亙って光の透過量を制御
すること及び遮断することを可能とする。 【構成】 透明基板上に透明電極とエレクトロクロミッ
ク材料を成膜した光透過型エレクトロクロミック素子、
例えば透明電極4とエレクトロクロミック材料6を成膜
した第1の透明基板1と、第1の透明基板1側のエレク
トロクロミック材料4とは電圧印加によって同時に発色
し逆電圧の印加で同時に消色する関係の他のエレクトロ
クロミック材料5及び透明電極5を成膜した第2の透明
基板2とを光通過方向に対向配置させ、それらの間に電
解質3を密封したセル構造のものが使用され、これらエ
レクトロクロミック材料を可逆反応させることによって
セルを透明体から不透明体へと、あるいはその反対に不
透明体から透明体へと変化させ透過光量を制御するよう
にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラレンズ用絞りに
関する。更に詳述すると、本発明は、電気的駆動方式に
よるカメラレンズ用絞りに関する。
【0002】
【従来の技術】現在のVTRカメラ用の絞りとしては多
数の絞り板をモータ駆動によって開閉させる機械式が一
般的である。
【0003】一方、液晶素子をシャッター素子として用
いることも考えられている。液晶素子で絞りを構成する
場合、その前後に偏光板を組合せて絞りを構成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
機械式絞りの場合、駆動源としてのモータを必要とする
ため、絞りユニットの小型化に限度があり、VTRカメ
ラの小型・軽量化の妨げとなっている。
【0005】また、液晶素子を利用する絞りの場合、液
晶素子の他に少なくとも2枚の偏光板を必要とするた
め、絞りを開いた状態における透過光量が不十分であ
り、カメラレンズの絞りとしては不向きである。
【0006】そこで、本発明者等は電気化学反応により
可逆的な発色・消色反応を起こすエレクトロクロミック
素子(以下、EC素子と言う)をカメラレンズ用絞りと
して使用することを考えた。このEC素子は発消色時の
コントラストが十分高いこと、消色時の光透過率が基板
となるガラスと同等であることからカメラレンズの絞り
用素子として使用の可能性があることに着目したもので
ある。しかし、代表的なEC材料である酸化タングステ
ン(WO3 )とプルシアンブルー(PB)の組合せによ
る青色のEC素子では約600nmより短い波長の光は
着色時でも透過してしまうため、可視光域の全域に亙っ
て光を遮断することが不可能である問題を有していた。
【0007】本発明は可視光領域の全域に亙って光の透
過量を制御すること及び遮断することを可能とするカメ
ラレンズ用絞りを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明のカメラレンズ用絞りは、透明基板上に透明
電極とエレクトロクロミック材料を成膜した光透過型エ
レクトロクロミック素子を用いるようにしている。
【0009】また、本発明のカメラレンズ用絞りは、透
明電極とエレクトロクロミック材料を成膜した第1の透
明基板と、エレクトロクロミック材料とは電圧印加によ
って同時に発色し逆電圧の印加で同時に消色する関係の
他のエレクトロクロミック材料を成膜した第2の透明基
板とを光通過方向に対向配置させ、それらの間に電解質
を密封したセルを構成している。
【0010】また、本発明のカメラレンズ用絞りは、1
組以上の透明電極を形成した1枚の透明基板上に複数種
のエレクトロクロミック材料を成膜し、これらを個別に
制御するようにしている。
【0011】また、本発明のカメラレンズ用絞りは、互
いに異なるエレクトロクロミック材料をそれぞれ成膜し
た複数枚の透明基板を光の透過方向に積層し、個別に可
逆制御するようにしている。
【0012】また、本発明のカメラレンズ用絞りにおい
て、エレクトロクロミック材料はそれぞれピーク波長が
異なる吸収帯域を有するようにしている。
【0013】また、本発明のカメラレンズ用絞りにおい
て、エレクトロクロミック材料はプルシアンブルーと鉄
−フェナントロリン錯体であるようにしている。
【0014】
【作用】したがって、透明電極に所定の電圧が印加され
ると表示極側及び対向極側で酸化・還元反応が起り、透
明基板上のEC材料が無色透明から所定の色に変化し、
光の透過を遮断する。次に、逆方向の電圧が印加される
と、逆方向の酸化・還元反応によって、透明電極上のE
C材料が所望の色から無色透明に変化する。例えば、請
求項2に記載のEC素子のセルにおいて、一方の電極に
プルシアンブルー、他方の電極に鉄−フェナントロリン
錯体を使用する場合、対向する透明基板上のEC材へ所
定電圧が印加されると青色と赤色とに同時に発色して可
視光領域のほぼ全域に亙って光の透過を遮断し、逆電圧
が印加されると同時に消色して無色透明となり光を通過
させる。
【0015】また、印加電圧を制御することによって、
透明電極上のEC材料は無色透明から有色透明までの間
で漸次着色濃度あるいは色を変化させ透過光量を制御す
ることができる。
【0016】更に、1枚の透明基板の上に複数のEC材
料を成膜して個別に発色・消色の制御を行うようにした
場合、各EC材料毎に通電制御を行うことによって透明
基板を通過する面積を変化させることによって光の透過
量を制御することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
【0018】図1に本発明のカメラレンズ用絞りの一実
施例を示す。この絞りは相対向する2枚の透明基板1,
2の間に電解液3を密封すると共に対向するそれぞれの
面に透明電極4,5を所望のパターン形状で形成してそ
の上にEC材料6,7を成膜したセル構造を成す。透明
基板としては、特に限定されるものではないが、一般に
光透過性に優れたガラスやプラスチック板あるいはプラ
スチックフィルム等が使われる。また、透明電極材料と
しては、例えば酸化錫や酸化インジウム等の公知の導電
膜材料が採用される。尚、符号8は第1及び第2の透明
基板1,2を接着して電解液3を密封するためのシール
材である。
【0019】EC材料6,7は所定の電圧を印加したと
きに発色し、それと逆電圧をかけたときに消色して透明
となるもので、光の透過性を損わないようにできるだけ
薄く成膜され、かつ発色時に光を所望レベル以下に遮断
できる最低限の厚みを有している。このセル構造のEC
素子10では、第1の透明基板1とそれと対向する第2
の透明基板2とにそれぞれ異なるEC材料を成膜して成
る。より好ましくは、このEC材料6,7は可視光領域
において異なるピーク波長を有する材料、特に互いの透
過特性を補完し合って可視光領域の全域において発色時
に光を遮断し得る関係にあるものが採用される。また、
これら図1のEC材料6,7は、両者の間に電圧を印加
して一方を還元反応、他方を酸化反応させたときに、同
時に無色透明となり、逆電圧をかけて中性化したときに
それぞれ青及び赤に発色する関係にある。したがって、
第1及び第2の透明基板1,2上の透明電極4,5間に
所定の電圧を印加した場合、第1及び第2の透明基板
1,2上のEC材料6,7が同時に発色するか同時に無
色となって通過する光量を制御することができる。
【0020】本実施例の場合、一方のEC材料6として
は、例えば次の化1または化2の組成式で示されるよう
なプルシアンブルー(PB)が採用されている。
【0021】
【化1】
【0022】
【化2】 このプルシアンブルーは電荷の印加によって可逆反応を
起し、無色から青あるいは青から無色に変色する。
【0023】また、他方のEC材料7としては、例えば
化3に示される基本骨格を有するような鉄−フェナント
ロリン錯体が使用されている。
【0024】
【化3】 この鉄−フェナントロリン錯体は、電荷の印加によって
無色から赤あるいは赤から無色に変色するもので、例え
ば電界析出法、高分子化によるキャスト法、ポリマーブ
レンド法などによって透明電極上に固定される。
【0025】図1の実施例のカメラレンズ用絞りの場
合、プルシアンブルーと鉄−フェナントロリン錯体の膜
を形成した両電極4,5間に1.2Vの電圧を印加する
ことによって消色し、両電極4,5を短絡させることに
よって発色させることができる。その場合の分光透過率
特性を図2に示す。この分光透過率特性は本発明のアイ
デア確認のために行われた実測データであり、透過率の
改善によってカメラレンズ用絞りとして機能し得ること
が理解できる。
【0026】図3に他の実施例を示す。この実施例は発
色時における分光透過スペクトルのピーク波長が異なる
3種類のECDセル11,12,13を光の透過方向に
積層して可視光領域の全域において均一なレベルで遮光
を可能とするようにしたものである。各ECDセル1
1,12,13は互いに異なるEC材料を採用し、特有
の分光透過スペクトルを有する。例えば、プルシアンブ
ルーを使用したセルは図4において(a)で示すような
約700nmにピークを有するスペクトルを呈し、オス
ミウムパープルを試用したセルは(b)で示すような約
600nmにピークを有するスペクトルを呈し、更に鉄
−フェナントロリン錯体を試用するセルは(c)で示す
ような約500nmに吸収帯のピークを有するスペクト
ルを定している。したがって、それらが協働して可視光
領域の全域で光を遮断することが可能である。例えば、
図4の理論的な分光透過スペクトルにおいて、着色時に
は(d)で示す光透過特性を有し、消色時には(e)で
示す光透過特性を有する。ここで、オスミウムパープル
としては、例えば化4あるいは化5の組成式で示される
ものが採用されている。
【0027】
【化4】
【0028】
【化5】 更に、図5に他の実施例を示す。この実施例は一つの透
明基板21の上に形成された複数組の透明電極(図示省
略)の各電極毎に複数種のEC材料22,23,24を
成膜し、個々に電圧を印加できるようにして任意の領域
のEC材料のみを発色あるいは消色させるようにしたも
のである。例えば、図5に示すように、透明基板21の
全域に縞模様状に複数組の透明電極を線状パターンで互
いに独立させて形成すると共に各透明電極上にピーク波
長が異なる光透過特性を有するEC材料を組合せて成膜
するようにしている。EC材料は、例えばプルシアンブ
ルー22とオスミウムパープル23と鉄−フェナントロ
リン錯体24を採用し、これら3つのEC材料22,2
3,24の帯25を一組として通電制御を行うようにし
ている。したがって、3種類のEC材料22,23,2
4を一組として複数本の絞り帯25が形成され、これを
各絞り帯25毎に通電制御することによって透過光量を
制御するようにしている。
【0029】また、絞り帯25のパターンは図示の如き
直線状態に特に限定されず、渦巻パターンや同心円状パ
ターンなどを形成するようにしても良い。例えば図6に
示すように、同心円状に前述の3種類のEC材料22,
23,24あるいは2種類のEC材料6,7の組合せか
ら成る絞り帯25,…,25を形成し、個々に通電制御
できるようにしても良い。この場合、全ての絞り帯2
5,…,25のEC材料を発色させると、図6の(A)
に示すように中央の光透過部分26を除いてその周辺が
全て着色され光を遮断する。即ち、もっとも絞り込まれ
た状態となる。また、図6の(B)に示すように、一部
の電極パターンに逆電圧を印加することによって、絞り
帯25の一部を透明にして光を通過させる。即ち、絞り
を開く状態となる。この場合、段階的な光透過量の制御
が可能となる。尚図中符号27は導体リード部分であ
る。
【0030】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例ではEC材料として、プルシアン
ブルーとオスミウムパープルと鉄−フェナントロリン錯
体とを例に挙げているがこれに特に限定されるものでは
なく、その他のEC材料であっても可視領域の光を遮断
できるEC材料であれば使用可能である。
【0031】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のカメラレンズ用絞りは、透明基板上に透明電極とエレ
クトロクロミック材料を成膜した光透過型エレクトロク
ロミック素子を用いているので、従来の機械式絞りに比
べてはるかに薄型軽量の絞りユニットの構成が可能であ
り、カメラ本体の小型・軽量化が可能となる。
【0032】また、本発明のカメラレンズ用絞りは、E
C素子への直接的な電気的制御によって駆動することが
できるので、モータやその他の回転伝達系、絞り板など
を省くことができ、部品手数の減少によるコストダウン
が可能となる。
【0033】更に、本発明の絞りは、EC素子のメモリ
ー機能により、一旦発色ないし消色のために電圧を印加
した後は逆電圧を印加するまで発色状態ないし消色状態
を維持することができるので、低消費電力化が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラレンズ用絞りの一実施例を示す
縦断面図である。
【図2】図1に示す絞りの実測による分光透過スペクト
ル図である。
【図3】本発明の他の実施例を概略的に示す斜視図であ
る。
【図4】図3に示す絞りの理論上の分光透過スペクトル
図である。
【図5】本発明のカメラレンズ用絞りの他の実施例を示
す斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例で、同心円状に絞りを構成
したものを示す説明図で、(A)は最も絞り込んだ状態
を、(B)は2段階開いた状態を示す。
【符号の説明】
1,2,21 透明基板 4,5 透明電極 6,7 EC材料 11,12,13 ECDセル 22,23,24 EC材料
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 また、本発明のカメラレンズ用絞りは、
透明電極とエレクトロクロミック材料を成膜した第1の
透明基板と、エレクトロクロミック材料とは電圧印加に
よって同時に発色もしくは消色し逆電圧の印加または短
絡により同時に消色もしくは発色する関係の他のエレク
トロクロミック材料を成膜した第2の透明基板とを光通
過方向に対向配置させ、それらの間に電解質を密封した
セルを構成している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【作用】したがって、透明電極に所定の電圧が印加され
ると表示極側及び対向極側で酸化・還元反応が起り、透
明基板上のEC材料が無色透明から所定の色もしくは所
定の色から無色透明に変化し、光の透過を遮断する。次
に、逆方向の電圧が印加もしくは短絡されると、逆方向
の酸化・還元反応によって、透明電極上のEC材料が所
望の色から無色透明もしくは無色透明から所望の色に変
化する。例えば、請求項2に記載のEC素子のセルにお
いて、一方の電極にプルシアンブルー、他方の電極に鉄
−フェナントロリン錯体を使用する場合、対向する透明
基板上のEC材へ所定電圧が印加されると青色と赤色
同時に消色して無色透明となり光を通過させ、短絡させ
ると青色と赤色とに同時に発色して可視光領域のほぼ全
域に亙って光の通過を遮断する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 EC材料6,7は所定の電圧を印加した
ときに消色して透明となり、短絡させたときに発色する
もので、光の透過性を損わないようにできるだけ薄く成
膜され、かつ発色時に光を所望レベル以下に遮断できる
最低限の厚みを有している。このセル構造のEC素子1
0では、第1の透明基板1とそれと対向する第2の透明
基板2とにそれぞれ異なるEC材料を成膜して成る。よ
り好ましくは、このEC材料6,7は可視光領域におい
て異なるピーク波長を有する材料、特に互いの透過特性
を補完し合って可視光領域の全域において発色時に光を
遮断し得る関係にあるものが採用される。また、これら
図1のEC材料6,7は、両者の間に電圧を印加して一
方を還元反応、他方を酸化反応させたときに、同時に無
色透明となり、短絡させて中性化したときにそれぞれ青
及び赤に発色する関係にある。したがって、第1及び第
2の透明基板1,2上の透明電極4,5間に所定の電圧
を印加及び短絡した場合、第1及び第2の透明基板1,
2上のEC材料6,7が同時に発色するか同時に無色と
なって通過する光量を制御することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 図1の実施例のカメラレンズ用絞りの場
合、プルシアンブルーと鉄−フェナントロリン錯体の膜
を形成した両電極4,5間に1.2Vの電圧を印加する
ことによって消色し、両電極4,5を短絡させることに
よって発色させることができる。その場合の分光透過率
特性を図2に示す。この分光透過率特性は本発明のアイ
デア確認のために行われた実測データであり、透過率の
改善によってカメラレンズ用絞りとして機能し得ること
が理解できる。上記では電圧の印加で消色し、短絡で発
色するEC材を用いたが、この逆の場合や、電圧の印加
で発色し逆電圧の印加により消色するEC材の組み合わ
せやその逆の場合であっても良い。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】 更に、本発明の絞りは、EC素子のメモ
リー機能により、一旦発色ないし消色のために電圧を印
加した後は逆電圧を印加もしくは短絡するまで発色状態
ないし消色状態を維持することができるので、低消費電
力化が可能である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に透明電極とエレクトロクロ
    ミック材料を成膜した光透過型エレクトロクロミック素
    子を用いたことを特徴とするカメラレンズ用絞り。
  2. 【請求項2】 透明電極とエレクトロクロミック材料を
    成膜した第1の透明基板と、前記エレクトロクロミック
    材料とは電圧印加によって同時に発色し逆電圧の印加で
    同時に消色する関係の他のエレクトロクロミック材料を
    成膜した第2の透明基板とを光通過方向に対向配置さ
    せ、それらの間に電解質を密封したセルを構成したこと
    を特徴とする請求項1記載のカメラレンズ用絞り。
  3. 【請求項3】 1組以上の透明電極を形成した1枚の透
    明基板上に複数種のエレクトロクロミック材料を成膜
    し、これらを個別に制御することを特徴とする請求項1
    記載のカメラレンズ用絞り。
  4. 【請求項4】 互いに異なるエレクトロクロミック材料
    をそれぞれ成膜した複数枚の透明基板を光の透過方向に
    積層し、個別に可逆制御することを特徴とする請求項1
    記載のカメラレンズ用絞り。
  5. 【請求項5】 前記エレクトロクロミック材料はそれぞ
    れピーク波長が異なる吸収帯域を有することを特徴とす
    る請求項2ないし4のいずれかに記載のカメラレンズ用
    絞り。
  6. 【請求項6】 前記エレクトロクロミック材料はプルシ
    アンブルーと鉄−フェナントロリン錯体であることを特
    徴とする請求項2記載のカメラレンズ用絞り。
  7. 【請求項7】 前記エレクトロクロミック材料はプルシ
    アンブルーとオスミウムパープル及び鉄−フェナントロ
    リン錯体であることを特徴とする請求項3または4記載
    のカメラレンズ用絞り。
JP4082887A 1992-03-06 1992-03-06 カメラレンズ用絞り Pending JPH05249503A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4082887A JPH05249503A (ja) 1992-03-06 1992-03-06 カメラレンズ用絞り

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4082887A JPH05249503A (ja) 1992-03-06 1992-03-06 カメラレンズ用絞り

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05249503A true JPH05249503A (ja) 1993-09-28

Family

ID=13786785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4082887A Pending JPH05249503A (ja) 1992-03-06 1992-03-06 カメラレンズ用絞り

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05249503A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007248604A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Stanley Electric Co Ltd カメラ用絞り光学素子及びその製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62198835A (ja) * 1986-02-26 1987-09-02 Olympus Optical Co Ltd 絞り装置
JPS6380231A (ja) * 1986-09-25 1988-04-11 Ricoh Co Ltd 光量絞り装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62198835A (ja) * 1986-02-26 1987-09-02 Olympus Optical Co Ltd 絞り装置
JPS6380231A (ja) * 1986-09-25 1988-04-11 Ricoh Co Ltd 光量絞り装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007248604A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Stanley Electric Co Ltd カメラ用絞り光学素子及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4938571A (en) Solid state electrochromic light modulator
KR0128732B1 (ko) 일렉트로크로믹 장치
USRE30835E (en) Self-supporting pigment layers for electrochromic display
US3998525A (en) Edge lighted electrochromic displays
JP4105537B2 (ja) エレクトロクロミック素子
US6952299B1 (en) Electrochromic device
US3819252A (en) Additives that increase the stability of electrochromic films in electrochromic devices
US3879108A (en) Electrochromic devices
USRE34469E (en) Solid state electrochromic light modulator
US4746200A (en) Electrochromic display device having white counter electrode
JP2004170477A (ja) 固体型ec素子およびその製造方法
JPH05249503A (ja) カメラレンズ用絞り
US4346964A (en) Electrochromic display device
JP2706876B2 (ja) カメラレンズ用絞り
JPS62143032A (ja) 調光体
JPS6153706B2 (ja)
JP2574433Y2 (ja) 透過型エレクトロクロミック素子
JP2774599B2 (ja) 光変調素子
JPH075499A (ja) エレクトロクロミック表示装置
JPS6186733A (ja) エレクトロクロミツク素子
JPS6061726A (ja) エレクトロクロミック表示素子
CA1046156A (en) Charge controlled electrochromic devices
JP2000194019A (ja) 溶液相エレクトロクロミック素子
JPS6320977Y2 (ja)
JPH0470717A (ja) エレクトロクロミック素子