JPH05249363A - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

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JPH05249363A
JPH05249363A JP4859992A JP4859992A JPH05249363A JP H05249363 A JPH05249363 A JP H05249363A JP 4859992 A JP4859992 A JP 4859992A JP 4859992 A JP4859992 A JP 4859992A JP H05249363 A JPH05249363 A JP H05249363A
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JP
Japan
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lens
focal length
camera
conversion lens
conversion
Prior art date
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Application number
JP4859992A
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English (en)
Inventor
Yasuo Asakura
康夫 朝倉
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05249363A publication Critical patent/JPH05249363A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ズームレンズ先端にコンバージョンレンズを
取付けて使用する際のユーザの御使用を防止し、コンバ
ージョンレンズの性能を確実に発揮する。 【構成】 コンバージョンレンズに接点75aと75b
を設け、両接点間にコンバージョンレンズの種類により
抵抗値が可変される抵抗163を接続する。この抵抗1
63とカメラ側の抵抗162とで分圧された電圧をカメ
ラのCPU150で読み取ることにより、コンバージョ
ンレンズの装着とその種別をカメラ側で認識する。そし
て、コンバージョンレンズ装着時の焦点距離が光学的に
不適切なら、これを適切な焦点距離になるまで強制駆動
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラシステム、詳しく
はズームレンズを有すると共に、このズームレンズの焦
点距離を変化させるコンバージョンレンズが着脱自在と
されたカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラに搭載されたズームレンズの先端
に着脱可能に装着できるコンバージョンレンズには、焦
点距離を伸ばすためのテレコンバージョンレンズや、焦
点距離を短かくするためのワイドコンバージョンレンズ
等がある。上記テレコンバージョンレンズは、カメラに
搭載されたズームレンズでは得られない望遠効果を得る
ことを目的として使用されるものであり、その目的を満
足し、且つ小型で安価なテレコンバージョンレンズを提
供するためには、一般に、カメラのズームレンズをテレ
端もしくはテレ端近傍で使用したときのみ充分な描写性
能が発揮できるように最適設計がなされている。
【0003】一方、ワイドコンバージョンレンズは、カ
メラに搭載されたズームレンズでは得られない広角効果
を得ることを目的として使用されるものであり、その目
的を満足し、且つ小型で安価なワイドコンバージョンレ
ンズを提供するためには、一般に、カメラのズームレン
ズをワイド端もしくはワイド端近傍で使用したときのみ
充分な描写性能が発揮できるように最適設計がなされて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カメラに搭
載されたズームレンズのテレ端もしくはテレ端近傍での
み使用できるように最適設計されたテレコンバージョン
レンズや、ワイド端もしくはワイド端近傍でのみ使用で
きるように最適設計されたワイドコンバージョンレンズ
を使用する場合に、使用者は、各コンバージョンレンズ
で指定された焦点距離にカメラのズームレンズをセット
することを忘れて他の焦点距離で撮影してしまうことが
ある。この場合、カメラは通常通り作動するが、撮影さ
れた写真は周辺光量の低下や収差のくずれによる画質低
下を伴なったものになってしまう。そこで本発明の目的
は、上記問題点を解消し、カメラのズームレンズ先端に
コンバージョンレンズを取付けて使用する際のユーザの
誤使用を防止し、この種コンバージョンレンズの性能を
確実に発揮できるカメラシステムを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】本発明のカメ
ラシステムは、ズームレンズを有すると共に、このズー
ムレンズの焦点距離を変化させるコンバージョンレンズ
が着脱自在とされたカメラにおいて、ズーム動作を行わ
せる電動駆動手段と、焦点距離を所望の値に設定させる
設定手段と、上記コンバージョンレンズの装着時に、こ
の装着信号とコンバージョンレンズ種別信号との少なく
とも一方を自動もしくは手動により出力する信号発生手
段と、上記設定手段出力に応じて上記電動駆動手段を作
動させると共に、コンバージョンレンズ装着時の焦点距
離が光学的に不適切な焦点距離であるときに上記信号発
生手段出力を受けると、これを光学的に適切な焦点距離
になるまで強制的に上記電動駆動手段を作動させる制御
手段と、を具備したことを特徴とし、また、ズームレン
ズと、このレンズにズーム動作を行わせる電動駆動手段
と、このレンズの焦点距離を所望の値に設定させる設定
手段と、上記設定手段出力に応じて上記電動駆動手段を
作動させるノーマル駆動と上記ズームレンズの焦点距離
が光学的に不適切な焦点距離であるときにこれを光学的
に適切な焦点距離になるまで強制的に上記電動駆動手段
を作動させる強制駆動とが可能な制御手段と、を有した
カメラに用いるコンバージョンレンズであって、上記制
御手段に強制駆動を行わせる信号発生手段を有している
ことを特徴とし、また、先端にコンバージョンレンズを
着脱自在とされたズームレンズ付きカメラにおいて、上
記ズームレンズを駆動する電動駆動源と、上記ズームレ
ンズの焦点距離を所望の値に設定させる設定手段と、上
記ズームレンズの焦点距離を検知し焦点距離信号を出力
する検知手段と、上記コンバージョンレンズの装着状態
および/もしくは種類を判別し、その判別信号を出力す
る判別手段と、上記設定手段出力に応じて電動駆動源を
駆動すると共に、上記判別信号を受けたときの上記検知
手段出力が上記コンバージョンレンズでの撮影不可能な
焦点距離範囲を示すとき、これを撮影可能な焦点距離範
囲内で駆動する制御手段と、を具備したことを特徴とす
る。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2は、本発明を一眼レフレックスカメラに適用
した第1実施例における、ズームレンズ鏡筒を主体にし
て示したカメラ50の要部縦断面図で、ワイド端にズー
ミングした状態を示し、Oは光軸を示している。そし
て、左方が被写体側(以下、前方と呼称する)で、右方
がカメラ本体側(以下、マウント側と呼称する)であ
る。
【0007】なお、このズームレンズ鏡筒20aは、フ
ォーカシングレンズ1とバリエータレンズ2とリレーレ
ンズ3とからなる3群構成である。そして、後記図2
0,21に示すように、フォーカシングレンズ1とバリ
エータレンズ2が光軸方向に前後動し、且つバリエータ
レンズ2がフォーカシングレンズ1に対して相対移動す
ることによりズーミング動作が、またフォーカシングレ
ンズ1がバリエータレンズ2とリレーレンズ3に対して
相対移動することによりフォーカシング動作が、それぞ
れ行われるようになっている。
【0008】上記ズームレンズ鏡筒20aのリレーレン
ズ3を支持する固定枠15はカメラ本体20に固定され
ていて、その前方寄りに後記中間筒13に植設された係
合ピン13aが、また中央部に後記第2のレンズ枠14
に植設された係合ピン14aが、それぞれ嵌入される直
進案内溝15a,15bが穿設されている。そして、上
記カメラ本体20と、下カバー21と、上カバー22
と、後蓋23とでこのレンズ鏡筒20aが蓋われてい
る。
【0009】上記固定枠15の外周面には、円筒体で形
成されズーミング動作を行うためのズーム環からなるカ
ム枠16が、また内周面には上記バリエータレンズ2を
支持する第2のレンズ枠14と後述する中間筒13と
が、それぞれ嵌合されている。この中間筒13の内周面
にはヘリコイドネジ部13bが設けられていて、上記コ
ンバージョンレンズ1を支持する第1のレンズ枠12の
ヘリコイドネジ部12aに螺合されている。
【0010】この鏡筒20aの後方に、ミラー軸11に
軸支された可動ハーフミラー4が配設され、同ミラー4
の上方にフォーカススクリーン5,ペンタプリズム6,
接眼レンズ7からなるファインダ光学系が配置されてい
る。また上記ミラー4の後方に可動補助ミラー33,フ
ォーカルプレーンシャッタ8とフィルム9とがそれぞれ
配設されていて、このフィルム9は後蓋23に設けられ
た圧板10によりフィルム面が規制されている。
【0011】更に上記補助ミラー33の下方に、同ミラ
ー33で反射された反射光によりフォーカシング検出を
行うフォーカシングセンサ34が配設されている。この
他にこのズームレンズ鏡筒20aの上部に後記図3で説
明するズームエンコーダ55が、下部に距離エンコーダ
56と、CPU150を含む電気制御装置がそれぞれ配
設されている。
【0012】なお、上記ハーフミラー4は、ファインダ
観察時には、図に示すように光軸Oに対して45°の斜
設状態にあり、フォーカシングレンズ1,バリエータレ
ンズ2、およびリレーレンズ3よりなる撮影光学系から
の光束をフォーカシングスクリーン5へ反射すると同時
に、光束の一部を透過して、補助ミラー33を介してフ
ォーカシングセンサ34に投射させる。上記フォーカシ
ングスクリーン5を透過した光束はペンタプリズム6を
介して接眼レンズ7を通じて正立像として観察される。
一方、撮影時には上記ハーフミラー4と補助ミラー33
は上記光束の光路範囲から退避した位置に移動し、撮影
が行なわれる。
【0013】上記固定枠15の、第1のレンズ枠12,
第2のレンズ枠14に対応した位置に、これら両レンズ
枠12,14を光軸O方向に直進案内するための直進案
内溝15a,15bが設けられている。
【0014】上記中間筒13の外周面には係合ピン13
aが植設されている。この係合ピン13aは、上記固定
枠15の直進案内溝15aを通って後述するカム枠16
の螺旋状のカム溝16aに嵌入されている。一方、第2
のレンズ枠14の外周面にも、係合ピン14aが植設さ
れていて、上記固定枠15の直進案内溝15bを介して
上記カム枠16の螺旋状のカム溝16bに嵌入されてい
る。
【0015】上記カム枠16のマウント寄りの外周面に
設けられたギヤー16cに、ズームモータ17の出力軸
に固着されたギヤー17aが噛合しており、同モータ1
7の回転によりズーミング動作が行われる。即ち、広角
にズーミングするためにはカム枠16を被写体側からみ
て時計方向に回動する。すると、係合ピン13a,14
aが、固定枠15の直進案内溝15a,15bによって
光軸方向に直進ガイドされながら、カム枠16の螺旋状
のカム溝16a,16bによって光軸方向に駆動され、
フォーカシングレンズ1およびバリエータレンズ2を所
定の広角ズーム位置に移動させて広角ズーミングを終了
する。同時にズームエンコーダスイッチ19の各接片は
エンコーダパターン18上を摺動して移動し、広角位置
に対応するエンコード出力がエンコーダ55より出力さ
れることになる。
【0016】一方、望遠、即ち、長焦点側にズーミング
するには、カム枠16を被写体側からみて反時計方向に
回動する。その回動により、係合ピン13a,14aは
直進ガイドされながらカム溝16a,16bによって光
軸方向に駆動され、フォーカシングレンズ1およびバリ
エータレンズ2を所定の望遠位置に移動させて、望遠ズ
ーミングを終了する。同時にズームエンコーダスイッチ
19の各接片についても、広角ズームの場合と同様に、
エンコーダパターン18上を摺動して望遠位置に対応し
たエンコード出力がエンコーダ55より出力される。
【0017】上記ズームエンコーダ55は、図3に示す
ように、カム枠16上に設けられたズームエンコーダパ
ターン18と、上カバー22に固着されたズームエンコ
ーダスイッチ19とで構成されている。カム枠16の後
方の外周に導通パターン18aと絶縁パターン18bと
からなるズームエンコーダパターン18を配設し、その
パターン18に対応した位置にエンコーダスイッチ19
が配設されるよう、上カバー22にそのスイッチ19が
固着されている。そして、そのコモン切片19aおよび
切片19b,19c,19dを上記パターン18上に摺
動させる。これにより、上記ズーミング動作によって上
記カム枠16が回転すると、エンコーダスイッチ19か
らズーム信号が出力されることになる。
【0018】上記第1のレンズ枠12の外周面に設けら
れたギヤー12dには、フォーカシングモータ24の出
力軸に固着されたギヤー24aが噛合しており、フォー
カシングモータ24の回転によって、上記レンズ枠12
は中間筒13のヘリコイドネジ部13bに案内されなが
ら光軸方向に繰出されてフォーカシング動作が行なわれ
る。
【0019】また、フォーカシングモータ24の出力軸
には、図4に示す櫛歯状の回転体24bが固着されてい
る。この回転体24bの通路を挾んで発光部と受光部と
を対向配置させてなるフォトインタラプタ25が配置さ
れ、上記櫛歯状回転体24bとフォトインタラプタ25
で構成される上記距離エンコーダ56によりフォーカシ
ングモータ24の回転量を検出するようになっている。
【0020】さらに、第1のレンズ枠12の前端部は、
後述するコンバージョンレンズを装着できるマウント形
状になっており、その内径部12bに図5に示すコンバ
ージョンレンズの回転方向位置決めのキー溝12cと、
コンバージョンレンズの種類と着脱の有無を判別するた
めの接点26a,26bから成る固定接点26が設けら
れている。
【0021】図6,7は、前記カメラ50に装着するワ
イドコンバージョンレンズ70の断面図と背面図であ
る。レンズ71,72,73は固定枠74に固着されて
いる。固定枠74の後端部は、カメラへ装着するための
マウント形状になっており、カメラのキー溝12c(図
5参照)に嵌入できるキー74bと、カメラのレンズ枠
12の内径部12bに嵌合できる外径を有した突起部7
4aが、それぞれ設けられている。
【0022】更に固定枠74の後端部には、圧縮コイル
バネ76で後方へ押圧されている接点75a,75bか
ら成る可動接点75が設けられており、カメラに装着し
たときにそれぞれ、カメラの接点26a,26b(図5
参照)と接触する位置に配置されている。また接点75
aと75bの間には、コンバージョンレンズの種類によ
って決定されるワイドコンバージョンレンズ固有の抵抗
163(後記図1参照)が接続されている。
【0023】図8は、上記ワイドコンバージョンレンズ
をカメラに装着した状態の断面図で、カメラは後述する
作動シーケンスにより、焦点距離がワイド端になってい
る状態である。一方、図9は前記カメラ50にテレコン
バージョンレンズ60を装着した状態を示している。こ
こでテレコンバージョンレンズ60は、レンズ61,6
2が固定枠63に固着しており、固定枠63の後端部は
前記ワイドコンバージョンレンズ70と同様の形状にな
っている。また、2個の接点から成る可動接点64と圧
縮コイルバネ65も同様の構成になっているが、2ケの
可動接点64の間にはテレコンバージョンレンズに固有
の抵抗値を有する抵抗が接続されている。また、カメラ
は後述する作動シーケンスにより、焦点距離がテレ端に
なっており、そのときのズームエンコーダ55およびカ
ム枠16の状態は図10のようになっている。
【0024】なお、上記図2,5〜9における符号12
0,121は永久磁石とその吸着部材で、コンバージョ
ンレンズのズームレンズ鏡筒先端への装着時にこの装着
状態を維持させるものである。この吸着力は手動により
上記両者を離脱できるような強さとされている。この吸
着状態維持は、上記吸着方式に限らず、既知のバヨネッ
トマウント方式,螺着方式等種々の方式をとれることは
言うまでもない。
【0025】次に、この第1実施例における電気回路の
構成を図1により説明すると、この第1実施例の各回路
は、CPU150によってその回路動作がシーケンス制
御されるようになっている。CPU150の入力端子C
14,C15にそれぞれ接続されたテレズームスイッチ
168aとワイドズームスイッチ168bとは、撮影レ
ンズのズーミング動作を行うための外部操作スイッチ
で、このテレズームスイッチ168aがオンされると、
これをCPU150は長焦点側へのズーミング動作命令
と判断し、出力端子C2を“L”レベル、出力端子C4
を“H”レベルにする。
【0026】すると、トランジスタ152と155がオ
ンするので、電池151から矢印A1 方向に通電する電
流によりズームモータ17は正転し、長焦点側へのズー
ミング動作が行われる。そして、テレズームスイッチ1
68aをオフするか、あるいは撮影レンズが最も長焦点
側となりコモン接片19aと接片19b,19c,19
dで形成され、ズームエンコーダ55(図2,3参照)
の状態を検出するズームエンコーダスイッチ19がすべ
てオフになったことをCPU150の入力端子C10,
C11,C12が検出するまで、上記ズーミング動作が
継続する。
【0027】一方、ワイドズームスイッチ168bがオ
ンされれば、CPU150はこれを短焦点側へのズーミ
ング動作命令と判断し、出力端子C3を“H”レベル、
C5を“L”レベルにする。すると、トランジスタ15
3と154がオンするので、今度はズームモータ17が
逆転し、短焦点側へのズーミング動作が行われる。そし
て、ワイドズームスイッチ168bをオフするか、もし
くは撮影レンズが最も短焦点側になりズームエンコーダ
スイッチ19がすべてオンになったことをCPU150
が検出するまで上記ズーミング動作が継続する。
【0028】CPU150の入力端子C13に接続され
たレリーズスイッチ160は外部操作スイッチで、この
レリーズスイッチ160をオンすればCPU150はこ
れをレリーズ動作命令と判断し、レリーズ動作を行う。
【0029】次に、距離エンコーダ56のフォトインタ
ラプタ25によりフォーカシングレンズ1の繰出し量を
検出する手段の電気回路について説明する。この図1に
おいて166は、フォトインタラプタ25からの信号を
波形整形してアップダウンカウンタ167に出力するた
めの波形整形回路である。
【0030】さて、CPU150がその出力端子C21
を“H”レベルにすると、フォトインタラプタ25を構
成するLED164が点灯状態になる。そこで、波形整
形回路166は、フォトトランジスタ165からの信号
電流を波形整形し、方形波パルスをアップダウンカウン
タ167に出力する。
【0031】ところでCPU150は、フォーカシング
モータ24の回転方向に対応してその出力端子C16の
出力レベルをコントロールすることにより、アップダウ
ンカウンタ167のアップ/ダウンを切換える。またC
PU150は、その入力端子C17〜C20よりアップ
ダウンカウンタ167からのカウント値を読み込む。こ
のカウント値はフォーカシングレンズ1の繰出量に対応
しており、且つフォーカシングレンズ1が最も繰込まれ
た位置でアップダウンカウンタ167をリセットするこ
とで、フォーカシングレンズ1の繰出量の絶対値を検出
することができる。
【0032】フォーカシングセンサ34は、レンズのデ
フォーカス量とデフォーカス方向を検出するセンサであ
る。フォーカシングセンサ34の出力により、CPU1
50がフォーカシングレンズ1を所定量繰出すと判断し
た場合には、同CPU150は、出力端子C6を“L”
レベル、出力端子C8を“H”レベルにする。するとト
ランジスタ156と159がオンするので、電池151
から矢印B1 方向に通電する電流によりフォーカシング
モータ24が正転し、繰出し方向へのフォーカシング動
作が行われる。そして距離エンコーダ56(図2参照)
からの出力によりフォーカシングレンズ1が狙いの位置
に繰出されるまで、上記フォーカシング動作が継続す
る。
【0033】一方、フォーカシングセンサ34の出力に
より、CPU150がフォーカシングレンズ1を所定量
繰込むと判断した場合には、CPU150は出力端子C
7を“H”レベル、C9を“L”レベルにする。すると
トランジスタ157と158がオンするので、今度はフ
ォーカシングモータ24が逆転し、繰込み方向へのフォ
ーカシング動作が行われる。そして、距離エンコーダ
からの出力によりフォーカシングレンズ1が狙いの位
置に繰込まれるまで、上記フォーカシング動作が継続す
る。
【0034】シーケンス駆動回路161は、可動反射ミ
ラー4および可動反射補助ミラー33(何れも図2参
照)の駆動機構、公知の測光,絞り駆動機構、シャッタ
チャージ機構、ならびにフィルム巻上機構をCPU15
0の信号により動作させる回路である。
【0035】次に装着されたコンバージョンレンズの種
類を判別する回路について説明する。CPU150がそ
の出力端子C22を“H”レベルにして基準電圧を印加
すると、所定の抵抗162とコンバージョンレンズの種
類によって決められた抵抗163とで分圧された電圧が
A/Dポートである入力端子C1に入力される。その結
果CPU150はコンバージョンレンズの種類および着
脱の有無を検出することができる。
【0036】このように構成されたこの第1実施例にお
ける撮影シーケンスを、フローチャートに基づいて説明
する。なお、この図11,12は、両方で1枚のフロー
チャートを構成するが、電子出願でスペースが限定され
ているため2枚に分け、各図間の結合をa,b,c,d
により表わす。また、本実施例における各コンバージョ
ンレンズは小型で且つ充分な描写性能を発揮するために
次に示す領域で使用するように最適設計がなされてい
る。
【0037】即ち、テレコンバージョンレンズ60は、
カメラに搭載されたズームレンズでは得られない望遠効
果を得ることを目的として使用されることから、カメラ
のズームレンズをテレ端で使用したときのみ充分な描写
性能が発揮できるようになっている。またワイドコンバ
ージョンレンズ70は、カメラに搭載されたズームレン
ズでは得られない広角効果を得ることを目的として使用
されることから、カメラのズームレンズをワイド端で使
用したときのみ充分な描写性能が発揮できる。更に、フ
ォーカシングレンズ1の繰出し量は、各コンバージョン
レンズにより異なり、それぞれのコンバージョンレンズ
の使用条件を充分満足する量になっている。特にマクロ
コンバージョンレンズは、カメラに搭載されたレンズで
は撮影できない距離まで被写体に近づき、より高い撮影
倍率を得ることを目的として使用されることから、カメ
ラ単体での限界繰出し量よりも更に繰出し量を増やして
近距離撮影が可能になっている。
【0038】図11において、このフローがスタートす
ると、まずステップ#101でCPU150がテレコン
バージョンレンズの装着を判断したら、#102でズー
ムエンコーダ55の出力により焦点距離がテレ端かどう
か判断し、テレ端で無いときには#103でズームモー
タ17を駆動してテレ端へズーミングする。
【0039】そして、ステップ#104でアップダウン
カウンタ167(図1参照)のカウント値をモニタする
ことで、フォーカシングレンズ1の繰出し量がテレコン
バージョンレンズ装着時の繰出し量の範囲にあるか判断
し、上記範囲外なら、#105でフォーカシングモータ
24を駆動してフォーカシングレンズ1を許容至近端ま
で移動させる。
【0040】次に#106でレリーズスイッチ160の
オン・オフをモニタし、レリーズ動作が行われていない
オフ状態ならばフローチャートのスタート位置つまり#
101に戻る。一方レリーズスイッチ160のオンを検
出したら、#107および#108でフォーカシングセ
ンサ34の出力をモニタし、デフォーカス方向とデフォ
ーカス量の値からフォーカシングレンズ1の移動量を算
出する。そして移動後のフォーカシングレンズ1の繰出
し量がテレコンバージョンレンズ装着時の繰出し量の範
囲内であるか判断する。
【0041】ここで前記範囲外になると算出された場合
は、#109でテレコンバージョンレンズ装着時の許容
至近端まで繰出してこのフローチャートのスタートに戻
る。そのため、使用者はカメラが次の動作へ進まないか
ら至近端の限界を認知できると共に、誤まった撮影を防
止できる。一方、#108で前記範囲内であると判断し
た場合は、図12の#141へ進み、距離エンコーダ
をモニタしながらフォーカシングモータ24を動作さ
せ、算出された位置までフォーカシングレンズ1を移動
させて合焦動作を完了する。
【0042】次に#142〜#145でシーケンス駆動
回路161を動作させ、測光、ミラーアップ・絞り制
御、シャッター駆動、ミラーダウン・絞り開放・フィル
ム1駒巻上げ等の一連の一駒分の撮影動作を完了する。
【0043】一方、上記図11のステップ#101に戻
り、CPU150でテレコンバージョンレンズが装着さ
れていないと判断したら、次にステップ#111でワイ
ドコンバージョンレンズの装着状態を判断する。ここで
ワイドコンバージョンレンズの装着を判断したら、#1
12でズームエンコーダ55の出力により焦点距離がワ
イド端か否か判断し、ワイド端でなければ#113でズ
ームモータ17を駆動してワイド端へズーミングする。
次に#114でアップダウンカウンタ167のカウント
値をモニタすることでフォーカシングレンズ1の繰出し
量がワイドコンバージョンレンズ装着時の繰出し量の範
囲にあるか判断し、上記範囲外なら#115でフォーカ
シングモータ24を駆動してフォーカシングレンズ1を
許容至近端まで繰込む。
【0044】次に#116でレリーズスイッチ160の
オン・オフをモニタし、レリーズ動作が行われていない
オフ状態ならばこのフローチャートのスタート位置つま
り#101に戻る。一方レリーズスイッチ160のオン
を検出したら、#117および#118でフォーカシン
グセンサ34の出力をモニタし、デフォーカス方向とデ
フォーカス量の値からフォーカシングレンズ1の移動量
を算出する。そして移動後のフォーカシングレンズ1の
繰出し量がワイドコンバージョンレンズ装着時の繰出し
量の範囲内であるか判断する。
【0045】ここで前記範囲外になると算出された場合
は、#119でワイドコンバージョンレンズ装着時の許
容至近端まで繰出してこのフローチャートのスタートに
戻る。そのため、使用者はカメラが次の動作へ進まない
から至近端の限界を認知できると共に、誤まった撮影を
防止できる。
【0046】一方、#118で前記範囲内であると判断
した場合は、図12の#141へ進み、距離エンコーダ
56をモニタしながらフォーカシングモータ24を動作
させ、算出された位置までフォーカシングレンズ1を移
動させて合焦動作を完了する。次に、テレコンバージョ
ンレンズ装着時と同様に#142〜#145で一連の動
作を完了する。
【0047】上記ステップ#111に戻り、CPU15
0でワイドコンバージョンレンズが装着されていないと
判断したら、次にステップ#121でマクロコンバージ
ョンレンズの装着状態を判断する。ここでマクロコンバ
ージョンレンズの装着を判別した場合、本実施例でのマ
クロコンバージョンレンズはカメラに搭載されたズーム
レンズの焦点距離の全範囲で使用可能であり、かつ他の
状態よりもフォーカシングレンズ1の繰出し量が最も大
きくとれるような設計がなされていることから、焦点距
離や繰出し量のモニタを行わずに#122のステップへ
進む。
【0048】次に#122でレリーズスイッチ160の
オン・オフをモニタし、レリーズ動作が行われていない
オフ状態ならばフローチャートのスタートに戻る。一
方、レリーズスイッチ160のオンを検出したら#12
3および#124でフォーカシングセンサ34の出力を
モニタし、デフォーカス方向とデフォーカス量の値から
フォーカシングレンズ1の移動量を算出する。そして移
動後のフォーカシングレンズ1の繰出し量がマクロコン
バージョンレンズ装着時の繰出し量の範囲内であるか判
断する。
【0049】ここで前記範囲外になると算出された場合
は、#125でマクロコンバージョンレンズ装着時の許
容至近端まで繰出してフローチャートのスタートに戻
る。そのため、使用者はカメラが次の動作へ進まないか
ら、至近端の限界を認知できると共に、誤まった撮影を
防止できる。一方、#124で前記範囲内であると判断
した場合は、#141へ進み、距離エンコーダ56をモ
ニタしながらフォーカシングモータ24を動作させ、算
出された位置までフォーカシングレンズ1を移動させて
合焦動作を完了する。次に他のコンバージョンレンズ装
着時と同様に#142〜#145で一連の動作を完了す
る。
【0050】上記ステップ#121に戻り、CPU15
0でマクロコンバージョンレンズが装着されていないと
判断したら、CPU150はカメラが各種コンバージョ
ンレンズの装着されていない標準状態であると認識す
る。そして、図12の#131でアップダウンカウンタ
167のカウント値をモニタすることで、フォーカシン
グレンズ1の繰出し量が標準状態での繰出し量の範囲に
あるか否かを判断し、前記範囲外にあるときは、#13
2でフォーカシングモータ24を駆動してフォーカシン
グレンズ1を許容至近端まで繰込む。
【0051】次に#133でレリーズスイッチ160の
オン・オフをモニタし、レリーズ動作が行われていない
オフ状態ならばフローチャートのスタートに戻る。一
方、レリーズスイッチ160のオンを検出したら#13
4および#135でフォーカシングセンサ34の出力を
モニタし、デフォーカス方向とデフォーカス量の値から
フォーカシングレンズ1の移動量を算出する。そして移
動後のフォーカシングレンズ1の繰出し量が標準状態で
の繰出し量の範囲内であるか判断する。
【0052】ここで前記範囲外になると算出された場合
は、#136で標準状態での許容至近端まで繰出してフ
ローチャートのスタートに戻る。そのため、使用者はカ
メラが次の動作へ進まないから、至近端の限界を認知で
きると共に、誤まった撮影を防止できる。
【0053】一方、#135で前記範囲内であると判断
した場合は、#141へ進み、距離エンコーダ56をモ
ニタしながらフォーカシングモータ24を動作させ、算
出された位置までフォーカシングレンズ1を移動させ、
合焦動作を完了する。そして、上記コンバージョンレン
ズ装着時と同様に#142〜#145で一連の動作を完
了する。
【0054】上記第1実施例によれば、撮影時にはカメ
ラのレンズの焦点距離を限定することで小型化と低価格
化を実現した種々のコンバージョンレンズをズームレン
ズ搭載のカメラに装着して使用する際に、使用者が指定
された焦点距離以外で撮影するような誤使用を防止で
き、種々のコンバージョンレンズの性能を確実に発揮で
きる。
【0055】図13は、本発明の第2実施例におけるカ
メラの要部縦断面図で、上記第1実施例では、コンバー
ジョンレンズの装着時に、この装着信号とコンバージョ
ンレンズ種別信号との少なくとも一方を自動もしくは手
動により出力する信号発生手段が抵抗163(図1参
照)で構成されたのに対し、この第2実施例では後述す
るように、コンバージョンレンズに設けられた突起7
6,66の長さを変えるだけにした点が異なり、この点
を除けば上記第1実施例と異なるところがないので、同
じ構成部材には同じ符号を付してその説明を省略し、信
号発生手段についてのみ以下に説明する。
【0056】図13は、コンバージョンレンズを装着し
ていない標準状態でのレンズ先端部を、図14はワイド
コンバージョンレンズ装着時を、図15はテレコンバー
ジョンレンズ装着時をそれぞれ示している。図13にお
いて、レンズ枠12の先端には穴部12dが設けられて
おり、この穴部12dの奥には、図16に示すように、
3枚のリーフ接片30a〜30cで構成された識別スイ
ッチ30が配置されている。この場合、各リーフ接片は
標準状態ではそれぞれ離間した状態にある。
【0057】各コンバージョンレンズには図14,15
に示すように、それぞれのコンバージョンレンズの種類
によって決められた突出量の突起部76,66が設けら
れており、カメラに装着した状態で、ワイドコンバージ
ョンレンズの場合リーフ切片30aと30bが導通し、
テレコンバージョンレンズの場合リーフ切片30a,3
0b,30cがすべて導通する。
【0058】図17は、本実施例の電気回路の要部を示
すブロック図で、識別スイッチ30はコモン接片30a
と接片30b,30cで構成され、接片30b,30c
はCPU150の入力端子C29,C30にそれぞれ接
続されている。上記構成によりカメラはコンバージョン
レンズの着脱状態と種類を判別することが可能になり、
前記第1実施例と同様の動作が可能になる。
【0059】上記第2実施例によれば、各コンバージョ
ンレンズに可動接点や抵抗を設ける必要が無いため、上
記第1実施例の場合よりも小型で安価なコンバージョン
レンズを提供できる。また、本実施例におけるコンバー
ジョンレンズは2種類であるが、リーフ接片の枚数を増
やすことで多種類のコンバージョンレンズに対応するこ
とができる。
【0060】図18は、本発明の第3実施例におけるカ
メラの電気回路の要部を示すブロック図で、この第3実
施例では、コンバージョンレンズの着脱状態と種類を判
別する手段として、各コンバージョンレンズ内にその種
類を示すROM168を設け、カメラ内のCPU150
と通信することで上記各実施例と同様の判別動作をさせ
るようにしている。この点を除けば上記各実施例と異な
るところがないのでその説明を省略する。
【0061】上記第3実施例によれば、ROM168の
内容を変えるだけでコンバージョンレンズの種類を大幅
に増やせると共に、ROM168内のメモリにコンバー
ジョンレンズの種類以外にレンズの透過率やFNo.等
のAE関連情報やAFの補正係数等を記憶させること
で、各コンバージョンレンズ固有の情報を用いたよりき
めこまかな自動制御が可能になる。
【0062】図19は、本発明の第4実施例におけるカ
メラの電気回路の要部を示すブロック図で、この第4実
施例ではコンバージョンレンズの着脱状態と種類を判別
する手段として、カメラ内に手動入力スイッチ31,3
2,33を設け、それらのスイッチの状態により、前記
第1実施例と同様の動作をさせるようにしている。
【0063】即ち、符号31はテレコンバージョンレン
ズ装着スイッチ、32はワイドコンバージョンレンズ装
着スイッチ、33はマクロコンバージョンレンズ装着ス
イッチであり、各スイッチがすべてオフのときは、コン
バージョンレンズを装着していない標準状態である。そ
して各スイッチは一端がコモン接片で、他端がカメラ内
のCPU150の入力端子C31,C32,C33にそ
れぞれ接続されている。上記構成により、手動で各スイ
ッチを切換えることで、カメラはコンバージョンレンズ
の着脱の有無と、種類を判別することが可能になり、第
1実施例の場合と同様の動作が可能になる。
【0064】上記第4実施例によれば、コンバージョン
レンズ内部や、コンバージョンレンズとカメラの接続マ
ウント部に電気部品や機構部品を設ける等、特段の対策
手段を講じる必要がないので、上記各実施例に比しより
小型で安価なコンバージョンレンズやカメラを提供する
ことができる。
【0065】上記第1〜第4実施例ではすべてコンバー
ジョンレンズの種類と着脱の有無を判別できる手段を設
けてあるが、カメラに装着できるコンバージョンレンズ
が一種類しかない場合には、その着脱状態のみを判別す
る手段があれば事足りる。また、一眼レフレックスカメ
ラに適用した例で説明したが、本発明はこれに限定され
ることなくあらゆる種類のカメラに広く適用することが
できる。
【0066】なお、上記各実施例では、テレコンバージ
ョンレンズ装着時には、カメラのズームレンズの使用状
態をテレ端に、またワイドコンバージョンレンズ装着時
にはワイド端にそれぞれ限定して説明したが、カメラや
各コンバージョンレンズの使い方によって、テレ端近傍
やワイド端近傍等の所定の焦点距離や所定の範囲をもっ
た領域内で使用することができる。
【0067】即ち、フォーカシングレンズ1,バリエー
タレンズ2,リレーレンズ3を、図20に示すように、
太い実線L1,L2,L3に従ってワイド端Wからテレ
端Tにズーミング動作後の各レンズ位置がそれぞれ1
a,2a,3aの場合、標準状態ズーミング範囲W〜T
における標準状態での繰出し量範囲が右肩下りの粗い斜
線が施された範囲なのに対し、ワイドコンバージョンレ
ンズ装着時のズーミング範囲W〜W′における繰出し量
範囲と、テレコンバージョンレンズ装着時のズーミング
範囲T〜T′における繰出し量範囲とは、それぞれ右肩
上りの密な斜線が施された範囲になる。
【0068】また、マクロ領域においては、図21に示
すように、各レンズ1,2,3を太い実線L4,L5,
L6に従ってワイド端Wからテレ端Tにズーミング動作
後の各レンズ位置がそれぞれ1b ,2b ,3b の場合、
標準状態およびマクロコンバージョンレンズ装着時のズ
ーミング範囲W〜Tにおける標準状態での繰出し量範囲
が右肩下りの斜線が付された範囲なのに対し、マクロコ
ンバージョンレンズ装着時の繰出し量範囲はドットが密
に付された範囲になる。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、コン
バージョンレンズ装着時の焦点距離が光学的に不適切な
焦点距離範囲であるときには、これを撮影可能な光学的
に適切な焦点距離になるまで強制的に駆動するようにし
たので、種々のコンバージョンレンズを使用する際のユ
ーザの誤使用を防止し、該コンバージョンレンズの性能
を確実に発揮できるという顕著な効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すカメラシステムにお
ける電気回路の構成を説明するブロック図。
【図2】上記第1実施例におけるワイド時のカメラの要
部縦断面図。
【図3】上記図2におけるカム枠の展開図。
【図4】上記図2における距離エンコーダの正面図。
【図5】上記図2における第1のレンズ枠の前端部を説
明する図。
【図6】上記図2に示すカメラに装着されるワイドコン
バージョンレンズの断面図。
【図7】上記図6に示すワイドコンバージョンレンズの
背面図。
【図8】上記図6,7に示すワイドコンバージョンレン
ズを上記図2に示すカメラに装着した状態の断面図。
【図9】この第1実施例におけるテレ時のカメラにテレ
コンバージョンレンズを装着した状態の断面図。
【図10】上記図9におけるカム枠の展開図。
【図11】上記第1実施例における撮影シーケンスのフ
ローチャート。
【図12】上記第1実施例における撮影シーケンスのフ
ローチャート。
【図13】本発明の第2実施例におけるカメラの要部縦
断面図。
【図14】上記第2実施例におけるワイドコンバージョ
ンレンズ装着時の要部縦断面図。
【図15】上記第2実施例におけるテレコンバージョン
レンズ装着時の要部縦断面図。
【図16】上記第2実施例における識別スイッチを説明
する図。
【図17】上記第2実施例における電気回路の要部ブロ
ック図。
【図18】本発明の第3実施例におけるカメラの電気回
路の要部ブロック図。
【図19】本発明の第4実施例におけるカメラの電気回
路の要部ブロック図。
【図20】上記各実施例における各レンズの動きを説明
する図。
【図21】上記各実施例における各レンズの動きを説明
する図。
【符号の説明】
17…ズームモータ(電動駆動手段,電動駆動源) 150…CPU(制御手段,検知手段,判別手段) 163…抵抗(信号発生手段) 168a…テレズームスイッチ(設定手段) 168b…ワイドズームスイッチ( 〃 )
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月9日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】上記カム枠16の後方の外周面に設けられ
たギヤー16cに、ズームモータ17の出力軸に固着さ
れたギヤー17aが噛合しており、同モータ17の回転
によりズーミング動作が行われる。即ち、広角にズーミ
ングするためにはカム枠16を被写体側からみて時計方
向に回動する。すると、係合ピン13a,14aが、固
定枠15の直進案内溝15a,15bによって光軸方向
に直進ガイドされながら、カム枠16の螺旋状のカム溝
16a,16bによって光軸方向に駆動され、フォーカ
シングレンズ1およびバリエータレンズ2を所定の広角
ズーム位置に移動させて広角ズーミングを終了する。同
時にズームエンコーダスイッチ19の各接片はエンコー
ダパターン18上を摺動して移動し、広角位置に対応す
るエンコード出力がエンコーダ55より出力されること
になる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズームレンズを有すると共に、このズー
    ムレンズの焦点距離を変化させるコンバージョンレンズ
    が着脱自在とされたカメラにおいて、 ズーム動作を行わせる電動駆動手段と、 焦点距離を所望の値に設定させる設定手段と、 上記コンバージョンレンズの装着時に、この装着信号と
    コンバージョンレンズ種別信号との少なくとも一方を自
    動もしくは手動により出力する信号発生手段と、 上記設定手段出力に応じて上記電動駆動手段を作動させ
    ると共に、コンバージョンレンズ装着時の焦点距離が光
    学的に不適切な焦点距離であるときに上記信号発生手段
    出力を受けると、これを光学的に適切な焦点距離になる
    まで強制的に上記電動駆動手段を作動させる制御手段
    と、 を具備したことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 ズームレンズと、このレンズにズーム動
    作を行わせる電動駆動手段と、このレンズの焦点距離を
    所望の値に設定させる設定手段と、上記設定手段出力に
    応じて上記電動駆動手段を作動させるノーマル駆動と上
    記ズームレンズの焦点距離が光学的に不適切な焦点距離
    であるときにこれを光学的に適切な焦点距離になるまで
    強制的に上記電動駆動手段を作動させる強制駆動とが可
    能な制御手段と、 を有したカメラに用いるコンバージョンレンズであっ
    て、 上記制御手段に強制駆動を行わせる信号発生手段を有し
    ていることを特徴とするコンバージョンレンズ。
  3. 【請求項3】 先端にコンバージョンレンズを着脱自在
    とされたズームレンズ付きカメラにおいて、 上記ズームレンズを駆動する電動駆動源と、 上記ズームレンズの焦点距離を所望の値に設定させる設
    定手段と、 上記ズームレンズの焦点距離を検知し焦点距離信号を出
    力する検知手段と、 上記コンバージョンレンズの装着状態および/もしくは
    種類を判別し、その判別信号を出力する判別手段と、 上記設定手段出力に応じて電動駆動源を駆動すると共
    に、上記判別信号を受けたときの上記検知手段出力が上
    記コンバージョンレンズでの撮影不可能な焦点距離範囲
    を示すとき、これを撮影可能な焦点距離範囲内で駆動す
    る制御手段と、 を具備したことを特徴とするズームレンズ付きカメラ。
JP4859992A 1992-03-05 1992-03-05 カメラシステム Pending JPH05249363A (ja)

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JP4859992A JPH05249363A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 カメラシステム
US08/027,057 US5371566A (en) 1992-03-05 1993-03-05 Camera system

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011508913A (ja) * 2008-01-04 2011-03-17 レンズベイビーズ, リミテッド ライアビリティ カンパニー 可動レンズアセンブリとそれに関連する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011508913A (ja) * 2008-01-04 2011-03-17 レンズベイビーズ, リミテッド ライアビリティ カンパニー 可動レンズアセンブリとそれに関連する方法

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Effective date: 20010611