JPH05248859A - 波箔の山高さ測定方法 - Google Patents

波箔の山高さ測定方法

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JPH05248859A
JPH05248859A JP34508791A JP34508791A JPH05248859A JP H05248859 A JPH05248859 A JP H05248859A JP 34508791 A JP34508791 A JP 34508791A JP 34508791 A JP34508791 A JP 34508791A JP H05248859 A JPH05248859 A JP H05248859A
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foil
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Tetsuro Inomata
哲朗 猪又
Kunihiro Noguchi
邦宏 野口
Keiichi Yamazaki
啓一 山崎
Yasuhiro Yamamoto
恭裕 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、波箔の山高さ測定において個人的
な測定バラツキを無くし、品質の安定した波箔材の評価
を可能とし、自動で効率良く測定できる方法を提供する
ものである。 【構成】 重りを備えた昇降自在な測定子を波箔の上に
載せ、その状態で波箔を移動させ、測定子の上下移動量
により波箔の山高さを測定することを特徴とする波箔の
山高さ測定方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の排ガスを浄化す
る触媒用金属製担体の製造において、金属帯の平箔をコ
ルゲート加工した波箔の山高さを測定するのに好適な波
箔の山高さ測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属製担体は平箔と図3に示す波箔1を
交互に配置した層でハニカム状に成形されたものであ
る。この波箔1の山高さは、平箔と波箔を重ね合わせな
がら巻き取るハニカム体製造上、巻き取り品質および平
箔と波箔の接合品質に影響するため、非常に重要なもの
である。
【0003】そのため、波箔の幅方向と長さ方向の山高
さを測定し、品質管理をしている。従来、この山高さを
測定する方法として、図4の如くマイクロメータ測定具
2により波箔1をはさみ込んで測定する方法が用いられ
ていた。しかし、人手作業のため低能率で測定の個人的
なバラツキが発生する問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
個人的な測定バラツキを無くし、品質の安定した波箔材
の評価を可能とし、自動で効率良く測定できる波箔の山
高さ測定方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を有
利に達成するために成したものであり、その要旨とする
ところは、重りを備えた昇降自在な測定子を波箔の上に
のせ、その状態で波箔を移動させ、測定子の上下移動量
により波箔の山高さを測定することを特徴とする波箔の
山高さ測定方法にある。
【0006】次に本発明を図1,図2を用いて詳細に説
明する。先ず、波箔1を移動する点について述べると、
3は基準座、4は測定枠体でこの間に波箔1を通すもの
である。基準座3は波箔1の幅に合わせて、幅方向の位
置ずれを防止するガイド機構を内蔵(図示せず)せし
め、波箔1の測定の基準面となる。また、波箔1を矢印
C方向に移動せしめる機構(図示せず)を具備してい
る。次に測定方法について述べると、5は測定子、6は
重り、7は測定子ガイドである。即ち、測定子5に重り
6を取り付けることで、一定荷重で波箔1を押さえるも
のである。測定子5のガイド部はスプライン形状をなし
回転の動きを拘束し、昇降自在にしたものである。重り
6の重量は波箔1を基準座3に安定して倣わすことので
きる、最小重量とする。測定子5の先端の傾斜部aは波
箔1の山が移動せしめる時に、スムーズに通過可能なら
しめるものである。
【0007】測定子先端部bの寸法は波箔1の山ピッチ
寸法より小さい場合は、波材の通過時による飛び跳ね現
象が発生するため、真の波山高さが得にくくなる。従っ
て、bの寸法は波箔1の山が常に2山以上接触している
ことが望ましい。測定子5は測定子ガイド7に沿って昇
降自在である。即ち、波箔1が矢印C方向に移動する
と、測定子5が波山の高低変化に倣いながら上下移動な
らしめる。8はセンサー、9は変換器で測定子5、重り
6の上下移動量を測定するものである。本測定器を波箔
幅方向に数箇所配置し、同時に測定可能である。
【0008】次に本発明方法の操業例について述べる。
先ず、基準座3を所定幅に合わせ、測定子5を基準座3
に接地させ、センサー8、変換器9の原点をあわせる。
次いで、波箔1を基準座3と測定枠体4の間を通した
後、測定子5を波箔1の上に位置させる。波箔1が矢印
C方向に引かれると、自動的に測定子5、重り6の移動
量をセンサー8で検出し波山高さが測定可能である。こ
の測定は、連続的なオンライン製造工程中の測定および
オフラインでのサンプル材による任意ピッチ毎の測定も
可能である。
【0009】次に本発明の実施例について述べる。厚み
が50μm、幅100mm、山高さ1.25mmの波箔を3
00mmの長さの間を20mmピッチで本発明の測定子を用
いて山高さを測定した。その測定値のバラツキは2μm
以下であった。同時に同じ波箔を用いて人手によりマイ
クロメータで山高さを測定した。その結果、測定値のバ
ラツキは20μmであった。このように本発明方法を用
いると安定した測定が得られ測定値のバラツキは従来法
に比べると1/10となった。
【0010】
【発明の効果】以上、詳細に述べた如く、本発明方法よ
れば一定重量の重りで波箔を押さえ、波箔の山高さ変化
に測定子が追従性ならしめることで、山高さ測定品質の
安定を図ると共に、作業が効能率であり、また、波付け
製造ラインに組み入れ、波付け製造装置との制御連結に
より自動で安定した波箔材の製造が可能であり、その効
果は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する装置の説明図である。
【図2】図1の装置の要部説明図である。
【図3】波箔形状を示す図である。
【図4】従来の波箔高さ測定法を示す図である。
【符号の説明】
1 波箔 2 マイクロメータ先端 3 基準座 4 測定枠体 5 測定子 6 重り 7 測定子ガイド 8 センサー 9 測定変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 恭裕 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵株 式会社名古屋製鐵所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重りを備えた昇降自在な測定子を波箔の
    上にのせ、その状態で波箔を移動させ、測定子の上下移
    動量により波箔の山高さを測定することを特徴とする波
    箔の山高さ測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012011346A1 (ja) * 2010-07-20 2012-01-26 株式会社ブイ・テクノロジー カラーフィルタの突起欠陥高さ測定器及びリペア装置

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