JPH05248819A - カメラによる測定対象物の三次元位置測定のための較正対象データの較正方法及び三次元位置測定方法 - Google Patents

カメラによる測定対象物の三次元位置測定のための較正対象データの較正方法及び三次元位置測定方法

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JPH05248819A
JPH05248819A JP4049778A JP4977892A JPH05248819A JP H05248819 A JPH05248819 A JP H05248819A JP 4049778 A JP4049778 A JP 4049778A JP 4977892 A JP4977892 A JP 4977892A JP H05248819 A JPH05248819 A JP H05248819A
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Takehiko Nakada
健彦 中田
Yasuo Morita
康夫 森田
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 カメラにより正確な較正対象データを得て、
測定対象物の三次元位置を高精度かつ非接触にて計測す
る。 【構成】 カメラ2,2により測定対象物1の三次元位
置を測定するための座標変換演算に用いる較正対象デー
タTo を入力し,この較正対象データTo を較正するた
めの較正用対象物1´の特徴点1a ´,1b ´,…の空
間座標データD 1 を入力し,この空間座標データD1
該較正対象データTo を用いてカメラ座標系の第1撮像
面データDc1に変換する。次にカメラ2,2に対して較
正用対象物1´を前後させつつ,全ての特徴点を撮像す
ることによりカメラ座標系の第2撮像面データDc2を得
る。両撮像面データDc1,Dc2を比較することにより較
正対象データTo を較正する。そしてこの較正後の較正
対象データTを用いて測定対象物1の第3撮像面データ
c3を空間座標データDに逆変換することにより三次元
位置を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,カメラによる測定対象
物の三次元位置測定方法に係り,詳しくは組立・加工の
対象となる物体の三次元位置を,複数のカメラによっ
て,高精度かつ非接触にて測定するために必要とされる
較正対象データの較正方法及びこの較正方法による較正
対象データを用いた測定対象物の三次元位置測定方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2はカメラ座標系と空間座標系との相
関図,図7は従来のカメラによる測定対象物の三次元位
置測定装置の一例における概略構成を示す模式図,図8
は従来の三次元位置測定装置による測定手順を示すフロ
ーチャートである。従来より2台のカメラによる測定対
象物の三次元位置測定が一般的に行われている。その測
定原理は,測定対象物の置かれた座標系である空間座標
系とこの測定対象物をカメラにて撮像して得られた撮像
面データの座標系であるカメラ座標系との相関関係を表
すパラメータを用いて,上記撮像面データを座標変換演
算することにより測定対象物の空間座標系における三次
元位置を求めるものである。上記パラメータとしては,
カメラ固有のものとカメラ移動に伴い変化するものとが
あり,ここでは前者を内部パラメータ,後者を外部パラ
メータとよぶ。図2に示すように,内部パラメータには
カメラのレンズ及び撮像面距離f,光軸と撮像面との交
点位置(io ,jo )及び画像メモリ上の座標軸と撮像
面上の座標軸とを関連づける2軸の換算比(ni
j )があり,また,外部パラメータには空間座標系の
座標軸周りの回転角(α,β,φ)及レンズ主点位置
(c1,c2 ,c3 )がある。また,結像面上の像の座
標値を(i,j)とする。ここに,空間座標系(x,
y,z)と,カメラ座標系(xc ,yc ,zc )と,座
標系変換データ(行列M)との間で次の関係式が成り立
つ。
【数1】
【数2】 さらに,レンズの結像の法則により次式が成り立つ。 ni ・i=f・xc /yc +ni ・io ・・・ nj ・j=f・zc /yc +nj ・jo ・・・ 上記,式を,式に代入することにより次式が導
かれる。
【数3】
【数4】 従って,各パラメータ(f,(io ,jo ),(ni
j ),(α,β,φ),(c1 ,c2 ,c3 ))(以
下Po と略す)が判れば,,式を用いて,カメラ座
標系の撮像面データ(i,j)(以下Dc と略す)から
空間座標系の測定対象物の三次元データ(x,y,z)
(以下Dと略す)を求めることができる。この原理を用
いた従来の測定装置Aの概略構成は以下の通りである。
【0003】即ち,図7に示す如く,従来の測定装置A
は測定対象物1の対向位置に並設された2台のカメラ
2,2と,カメラ2,2を所定の位置に固定するブラケ
ット3と,カメラ2,2による測定対象物1の画像デー
タDc ´を処理するデータ処理部5と,データ処理部に
よる処理データDc 及び別途入力される各パラメータP
o に基づいて測定対象物1の三次元位置データDを演算
する演算部6とから構成されている。この測定装置Aに
より測定対象物1の三次元位置を測定する手順を,図8
のフローチャートを参照してステップS1,S10,S
11,…の順に以下説明する。 まず測定対象物1の三
次元位置を測定するための座標変換演算に用いる各パラ
メータPo が演算部6に入力される(S1)。各パラメ
ータPo は測定対象物1の置かれた座標系である空間座
標系と,測定対象物1をカメラ2,2にて撮像して得ら
れる撮像面データの座標系であるカメラ座標系との間の
座標変換演算に用いられるものであり,ブラケット3上
に固定されたカメラ2,2及びその取付位置等の設計デ
ータに基づいて定められた設計値である。次に,カメラ
2,2が,ブラケット3上に固定された状態のまま,測
定対象物1の対向位置に設置される(S10)。この位
置でカメラ2,2により測定対象物1が撮像される。そ
して得られた画像データDc ´がデータ処理部5に送ら
れ,ここでデータ処理されることによりカメラ座標系の
撮像面データDc となる(S11)。この撮像面データ
c は演算部6に送られ,ここで先に入力された各パラ
メータPo を用いて空間座標データDに座標変換演算さ
れる(S12)。このようにして,測定対象物1の三次
元位置を非接触で計測することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の技術によ
れば,ブラケット3上に2台のカメラ2,2を設置する
際の機械的な加工精度上の限界により,設計上のカメラ
のブラケット上の設置位置と実際のカメラの設置位置と
の間にずれが生じることがある。このずれは測定対象物
1の三次元位置を測定するための座標変換演算に用いら
れる各パラメータPo の内の外部パラメータ(α,β,
φ),(c1 ,c2 ,c3 )の設計値からのずれに相当
し,このずれにより,測定対象物1の三次元位置の算出
値に誤差を生じるおそれがあった。本発明は,このよう
な従来の技術における課題を解決するためになされたも
のであり,その第1の目的はカメラにより測定対象物の
三次元位置を測定するための座標変換演算に用いる上記
外部パラメータに相当する較正対象データの較正方法を
提供することである。さらに,第2の目的は上記較正方
法により較正された較正対象データを用いた測定対象物
の三次元位置測定方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために,本発明が採用する主たる手段は,その要旨と
するところが,並設された少くとも2台のカメラにより
測定対象物の三次元位置を測定するための座標変換演算
に用いる較正対象データの較正方法において,上記較正
対象データを入力し,上記較正対象データを較正するた
めの較正用対象物を上記カメラに対して上下,左右,前
後の各方向に所定距離ずらしたと仮定した時の上記較正
用対象物に形成された所定形状の特徴点の空間座標デー
タを入力し,上記較正対象データを用いて上記特徴点の
空間座標データをカメラ座標系での第1撮像面データに
変換し,上記カメラの対向位置に上記較正用対象物を設
置し,上記較正用対象物を上記カメラに対して前後方向
に移動させて,上記カメラに対して上下,左右,前後の
各方向に所定距離ずらした少くとも計4個の特徴点を該
カメラにより撮像してカメラ座標系での第2撮像面デー
タを求め,上記第1撮像面データと上記第2撮像面デー
タとを比較することにより上記較正対象データを較正す
ることを特徴とするカメラによる測定対象物の三次元位
置測定のための較正対象データの較正方法である。
【0006】また,上記第2の目的を達成するために,
本発明が採用する主たる手段は,その要旨とするところ
が,並設された少くとも2台のカメラにより測定対象物
の三次元位置を測定する三次元位置測定方法において,
上記測定対象物の三次元位置を測定するための座標変換
演算に用いる較正対象データを入力し,上記較正対象デ
ータを較正するための較正用対象物を上記カメラに対し
て上下,左右,前後の各方向に所定距離ずらしたと仮定
した時の上記較正用対象物に形成された所定形状の特徴
点の空間座標データを入力し,上記較正対象データを用
いて上記特徴点の空間座標データをカメラ座標系での第
1撮像面データに変換し,上記カメラの対向位置に上記
較正用対象物を設置し,上記較正用対象物を上記カメラ
に対して前後方向に移動させて,上記カメラに対して上
下,左右,前後の各方向に所定距離ずらした少くとも計
4個の特徴点を該カメラにより撮像してカメラ座標系で
の第2撮像面データを求め,上記第1撮像面データと上
記第2撮像面データとを比較することにより上記較正対
象データを較正し,上記カメラを上記測定対象物の対向
位置に設置し,上記カメラにより上記測定対象物を撮像
してカメラ座標系の第3撮像面データを求め,上記較正
後の較正対象データを用いて上記第3撮像面データを空
間座標データに逆変換することにより上記測定対象物の
三次元位置を求めるカメラによる測定対象物の三次元位
置測定方法である。
【0007】
【作用】本発明のカメラによる測定対象物の三次元位置
測定のための較正対象データの較正方法によれば,測定
対象物の三次元位置を測定するための座標変換演算に用
いる較正対象データを入力し,上記較正対象データを較
正するための較正用対象物を並設された少くとも2台の
カメラに対して上下,左右,前後の各方向に所定距離ず
らしたと仮定した時の上記較正用対象物に形成された所
定形状の特徴点の空間座標データを入力し,上記較正対
象データを用いて座標変換演算を行うことにより上記特
徴点の空間座標データがカメラ座標系での第1撮像面デ
ータに変換される。次に上記カメラの対向位置に上記較
正用対象物を実際に設置し,上記較正用対象物を上記カ
メラに対して前後方向に実際に移動させて,上記カメラ
に対して上下,左右,前後の各方向に所定距離ずらした
少くとも計4個の特徴点を該カメラにより撮像すること
によりカメラ座標系での第2撮像面データが求められ
る。上記第1撮像面データと上記第2撮像面データとを
比較することにより上記較正対象データが較正される。
その結果,ブラケット上に固定されたカメラの位置精度
に拘わらず,正確な較正対象データが得られる。
【0008】また,本発明のカメラによる測定対象物の
三次元位置測定方法によれば,並設された少くとも2台
のカメラを測定対象物の対向位置に設置し,上記カメラ
により上記測定対象物を撮像することによりカメラ座標
系の第3撮像面データが求められる。上記較正方法によ
り較正された較正対象データを用いて上記第3撮像面デ
ータを空間座標データに逆変換することにより上記測定
対象物の三次元位置が求められる。その結果,ブラケッ
ト上に固定されたカメラの位置精度に拘わらず,測定対
象物の三次元位置測定を高精度かつ非接触にて行うこと
ができる。
【0009】
【実施例】以下,添付図面を参照して,本発明を具体化
した実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,
以下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本
発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係るカメラによる測定対
象物の三次元位置測定装置の概略構成を示す模式図,図
2はカメラ座標系と空間座標系との相関図(従来例と共
用),図3はステレオ視でのカメラ座標系と空間座標系
との相関図,図4はカメラと較正用対象物との相関図,
図5は本実施例の三次元位置測定装置による較正対象デ
ータの較正手順を示すフローチャート,図6は本実施例
の三次元位置測定装置による測定手順を示すフローチャ
ートである。また前記図7に示した従来のカメラによる
測定対象物の三次元位置測定装置の一例における概略構
成を示す模式図,図8の従来の測定装置による測定手順
を示すフローチャートと共通する要素には同一符号を使
用する。本実施例に係る較正対象データの較正原理につ
いて,以下図2,図3及び図4を参照して説明する。前
述の如く,図2に示すような空間座標系とカメラ座標系
との間では,座標変換演算式である前記,式が成り
立つ。この,式に含まれる各パラメータの内,所謂
内部パラメータf,(io ,jo ),(ni ,nj )は
カメラ固有のものであり,カメラの位置精度による設計
値からのずれは生じないので問題になることはない。こ
れに対し,所謂外部パラメータ(α,β,φ),
(c1 ,c2,c3 )はカメラの移動に伴い変化するも
のであるため,カメラの位置精度による影響を受けて設
計値からのずれを生じやすい。このずれを解消するため
には,測定対象物の計測に先立ち,空間座標系における
三次元位置が既知の点を計測することにより上記外部パ
ラメータを較正すればよい。
【0010】ここで,前記,式において較正すべき
外部パラメータはa11,a12,a13,a21,a22
23,a31,a32,a33,c1 ,c2 ,c3 の計12個
ある。しかし,図3に示す如く,実際の較正は2台のカ
メラによる所謂ステレオ視にて行われるため,各々のカ
メラについて個々の計測データが得られる。これに対応
して較正すべきパラメータは計24個となる。従って,
上記較正のための既知の点(以下,特徴点と記す)はカ
メラに対して上下,左右,前後方向に所定距離ずらした
少くとも計4個が必要であることがわかる。図3の空間
座標系に設置された上記特徴点を含有する較正用対象物
1´の一例を図4に示す。図中,較正用対象物1´には
格子状に9個の小円形状の特徴点1 a ´,1b ´,…を
設けており,較正用対象物1´をカメラ(カメラ座標系
1,2)に対して前後させた位置,にて上記計測が
行われる。この時,計測される特徴点1a ´,1b ´,
…の配置は立体的な図形を構成することとなる。このよ
うにして得られた計測データは,上記,式から導か
れる以下の,式(最小2乗法の目的関数式)を用い
て計算することにより,上記外部パラメータ(a11
…,a33,c1 ,c2 ,c3 )を求めることができる。
【数5】
【数6】 ここに,m=1,…,n(n:特徴点の数) (xm ,ym ,zm ):空間座標データ (ium,jum):カメラ座標系1における計測データ
(第2撮像面データに相当) (idm,jdm):カメラ座標系2における計測データ
(第2撮像面データに相当) (cu1,cu2,cu3):カメラ座標系1の主点位置 (cd1,cd2,cd3):カメラ座標系2の主点位置
【数7】
【数8】 である。
【0011】次に,この原理を用いた本実施例の測定装
置A´について図1を参照して説明する。図1に示す如
く,測定装置A´は従来例と同様の測定対象物1,カメ
ラ2,2,ブラケット3,データ処理部5,及び演算部
6に加えて,カメラ2,2の光軸方向(図中のY方向)
に延長されてその一端がブラケット3に固定されたスラ
イド台4と,カメラ2,2に対向し,かつスライド台4
上を該カメラに対して前後方向に摺動自在に支持された
複数個の特徴点1a ´,1b ´,…を含有する較正用対
象物1´と,較正用対象物1´の特徴点1a ´,1
b ´,…をカメラ2,2により撮像して較正対象データ
を較正する較正部7とを設けている。この測定装置A´
による較正対象データの較正手順を,図5を参照してス
テップS1,S2,S3,…の順に以下説明する。ま
ず,測定対象物1の三次元位置を測定するための座標変
換演算に用いられる較正対象データTo が較正部7及び
較正部7を介して演算部6に入力される(S1)。この
較正対象データTo は従来例における各パラメータPo
と同様の設計値であり前記内部パラメータと外部パラメ
ータとからなるが,この内の外部パラメータについては
本実施例での較正対象となるためまず初期値として与え
られる。次に,既知である較正用対象物1´上の特徴点
a ´,1b ´,…の空間座標データD1 が演算部6に
入力される(S2)。ここで,空間座標データD1 は較
正対象データTo を用いてそれぞれカメラ座標系の第1
撮像面データDc1に座標変換される(S3)。次に,カ
メラ2,2の第1の対向位置に較正用対象物1´を設
置する(S4)。この位置でカメラ2,2により特徴点
a ´を実際に撮像して得られた画像データDc2´をデ
ータ処理部5にて処理することによりカメラ座標系の第
2撮像面データDc2(1a ´) が計測される(S5)。こ
の計測は較正用対象物1´上の他の特徴点1b ´,1c
´…についても行われ,全ての特徴点1a ´,1b ´,
…に対応した第2撮像面データDc2(1a ´) ,Dc2(1b
´),…が得られる(S6)。次に,較正用対象物1´
をカメラ2,2の第2の対向位置に実際に移動し(S
8),上記ステップS5,S6を繰返すことにより全て
の位置における特徴点1a ´,1b ´,…に対応した第
2撮像面データDc2が得られる(S7)。第2撮像面デ
ータDc2は較正部7に送られて,ここで演算部6より送
られた第1撮像面データDc1と比較されることにより較
正対象データT o の較正がなされる。即ち,前記,
式を用いて両データ間の誤差が最小となるように各外部
パラメータ(αu ,βu ,φu ,αd ,βd ,φd ,c
u1,cu2,cu3,cd1,cd2,cd3)が求められる(S
9)。
【0012】上記較正方法により較正された較正対象デ
ータTを用いて測定対象物1の三次元位置を測定する手
順については,従来例と同様であるため詳細説明は省略
するが,図6に示す如く,ステップS10,S11によ
り測定対象物1を計測して得られたカメラ座標系の第3
撮像面データDc3をステップS1〜S9により較正され
た較正対象データTを用いて空間座標データDに逆変換
する(S12)点が従来例と異なる。尚,本実施例では
既知の較正用対象物1´上の特徴点1a ´,1b ´,…
の空間座標データD1 の入力(S2)及び座標変換(D
1 →Dc1)(S3)をカメラ座標系の第2撮像面データ
c2の計測(S5)の前に一括して行っているが,実使
用に際しては上記D1 の入力(S2)及び座標変換(S
3)を上記Dc2の計測(S5)の後に一括又は分割して
行っても何ら支障はない。要は第1撮像面データDc1
第2撮像面データDc2との比較による較正対象データの
較正(To →T)(S9)の前に終了していればよいの
である。また上記データ処理部5,演算部6及び較正部
7の機能を1台のコンピュータに集中しても何ら支障は
ない。
【0013】以上のように本実施例によれば,2台のカ
メラ2,2により較正用対象物1´上の特徴点1a ´,
b ´,…を計測することにより,測定対象物1の三次
元位置を測定するための座標変換演算に用いる較正対象
データTo を精度よく較正できるため,ブラケット3上
に固定されたカメラ2,2の取付位置精度に拘らず,正
確な較正対象データTが得られる。また,この較正対象
データTを用いることにより測定対象物1の三次元位置
測定を高精度かつ非接触にて行うことができる。さら
に,本実施例による較正を施した2台のカメラを,例え
ばロボットの手首先端に搭載し,このカメラで測定対象
物上に設けられた上記較正用対象物におけるものと同等
の特徴点を計測することにより,上記測定対象物の三次
元位置を高精度かつ非接触にて計測することができる。
このように,本発明はロボットによる対象物の組立や加
工の工程等に応用することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明に係るカメラによる測定対象物の
三次元位置測定のための較正対象データの較正方法及び
三次元位置測定方法は上記したように構成されているた
め,カメラの取付位置精度に拘らず,正確な較正対象デ
ータが得られる。また,この較正対象データを用いるこ
とにより測定対象物の三次元位置測定を高精度かつ非接
触にて行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るカメラによる測定対
象物の三次元位置測定装置の概略構成を示す模式図。
【図2】 カメラ座標系と空間座標系との相関図(従来
例と共用)。
【図3】 ステレオ視でのカメラ座標系と空間座標系と
の相関図。
【図4】 カメラと較正用対象物との相関図。
【図5】 本実施例の三次元位置測定装置による較正対
象データの較正手順を示すフローチャート。
【図6】 本実施例の三次元位置測定装置による測定手
順を示すフローチャート。
【図7】 従来のカメラによる測定対象物の三次元位置
測定装置の一例における概略構成を示す模式図。
【図8】 従来の測定装置による測定手順を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
A´…測定装置 1…測定対象物 2…カメラ 6…演算部 7…較正部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並設された少くとも2台のカメラにより
    測定対象物の三次元位置を測定するための座標変換演算
    に用いる較正対象データの較正方法において,上記較正
    対象データを入力し,上記較正対象データを較正するた
    めの較正用対象物を上記カメラに対して上下,左右,前
    後の各方向に所定距離ずらしたと仮定した時の上記較正
    用対象物に形成された所定形状の特徴点の空間座標デー
    タを入力し,上記較正対象データを用いて上記特徴点の
    空間座標データをカメラ座標系での第1撮像面データに
    変換し,上記カメラの対向位置に上記較正用対象物を設
    置し,上記較正用対象物を上記カメラに対して前後方向
    に移動させて,上記カメラに対して上下,左右,前後の
    各方向に所定距離ずらした少くとも計4個の特徴点を該
    カメラにより撮像してカメラ座標系での第2撮像面デー
    タを求め,上記第1撮像面データと上記第2撮像面デー
    タとを比較することにより上記較正対象データを較正す
    ることを特徴とするカメラによる測定対象物の三次元位
    置測定のための較正対象データの較正方法。
  2. 【請求項2】 並設された少くとも2台のカメラにより
    測定対象物の三次元位置を測定する三次元位置測定方法
    において,上記測定対象物の三次元位置を測定するため
    の座標変換演算に用いる較正対象データを入力し,上記
    較正対象データを較正するための較正用対象物を上記カ
    メラに対して上下,左右,前後の各方向に所定距離ずら
    したと仮定した時の上記較正用対象物に形成された所定
    形状の特徴点の空間座標データを入力し,上記較正対象
    データを用いて上記特徴点の空間座標データをカメラ座
    標系での第1撮像面データに変換し,上記カメラの対向
    位置に上記較正用対象物を設置し,上記較正用対象物を
    上記カメラに対して前後方向に移動させて,上記カメラ
    に対して上下,左右,前後の各方向に所定距離ずらした
    少くとも計4個の特徴点を該カメラにより撮像してカメ
    ラ座標系での第2撮像面データを求め,上記第1撮像面
    データと上記第2撮像面データとを比較することにより
    上記較正対象データを較正し,上記カメラを上記測定対
    象物の対向位置に設置し,上記カメラにより上記測定対
    象物を撮像してカメラ座標系の第3撮像面データを求
    め,上記較正後の較正対象データを用いて上記第3撮像
    面データを空間座標データに逆変換することにより上記
    測定対象物の三次元位置を求めるカメラによる測定対象
    物の三次元位置測定方法。
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JP (1) JPH05248819A (ja)

Cited By (11)

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