JPH05248474A - ショックアブソーバ - Google Patents

ショックアブソーバ

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Publication number
JPH05248474A
JPH05248474A JP8049292A JP8049292A JPH05248474A JP H05248474 A JPH05248474 A JP H05248474A JP 8049292 A JP8049292 A JP 8049292A JP 8049292 A JP8049292 A JP 8049292A JP H05248474 A JPH05248474 A JP H05248474A
Authority
JP
Japan
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vibration frequency
pressure chamber
damping force
cylinder
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP8049292A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Masamura
辰也 政村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05248474A publication Critical patent/JPH05248474A/ja
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  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 徒な部材点数の増加による全体重量の増加や
製品コストの上昇化を招来せずして、車両への搭載に最
適となるショックアブソーバを提供する。 【構成】 シリンダ1内の振動周波数に依存する上流側
の油圧をオリフィス14aを介して一次遅れの油圧とし
て圧力室R1に供給すると共に圧力室R1における油圧
作用によって減衰バルブ10における初期荷重を変更し
得るように形成されてなるショックアブソーバにおい
て、圧力室R1にバネ下減衰力可変機構7を介しても油
圧が供給されると共に、該バネ下減衰力可変機構7,8
がシリンダ1内の振動周波数が高振動周波数領域にある
ときに、上流側と圧力室R1との連通を可能にするバイ
パス路を開放し、又は、下流側と圧力室R2とを連通す
るバイパス路に油圧を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両等への搭載に最
適となる振動周波数感応型のショックアブソーバの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載されるショックアブソーバ
としては、これまでに種々の構造のものが提案されてい
るが、近年においては、振動周波数に応じて発生減衰力
が変更される振動周波数感応型のショックアブソーバが
提案されている。
【0003】例えば、特開平2−142941号の公報
に開示されているショックアブソーバにあっては、シリ
ンダ内のピストン部分に配設の伸側減衰バルブが、その
作動時に所定の減衰力を発生する一方で、シリンダ内に
おける振動周波数に感応して高い減衰力を発生し得るよ
うに形成されている。
【0004】即ち、上記従来例とされるショックアブソ
ーバは、減衰バルブが環状リーフバルブからなりその内
周端を撓み端とする一方で、該撓み端に一次遅れの油圧
作用によって下降するプッシュ部材の下端が当接される
構造としている。
【0005】そして、減衰バルブの上流側からの油圧が
シリンダ内における振動周波数が低振動周波数領域にあ
る時に、上記プッシュ部材の上面側に区画形成される圧
力室にオリフィスを介することで一次遅れの油圧となっ
て供給されるとしている。
【0006】それ故、この従来例としてのショックアブ
ソーバによれば、シリンダ内における振動周波数が低振
動周波数領域にある時には、圧力室に一次遅れの油圧が
供給され、該圧力室における油圧作用によってプッシュ
部材が下降してその下端が環状リーフバルブの内周端に
押し付けられる状況になり、該環状リーフバルブバルブ
の内周端における初期荷重が変更されて、減衰バルブで
発生される減衰力が高いものに変更されることになる。
【0007】そして、シリンダ内における振動周波数が
低振動周波数領域を超えると、上記一次遅れの油圧作用
が解消されてプッシュ部材が下降されなくなり、その結
果、環状リーフバルブバルブの内周端における初期荷重
が当初の設定のものに戻されて、以降は、減衰バルブで
発生される減衰力が上記に比較して低いもの止まる、即
ち、所謂ハイカット現象が発揮されることになる。
【0008】従って、上記した従来のショックアブソー
バによれば、シリンダ内の振動周波数が低振動周波数領
域となるバネ上共振点域で、高い減衰力発生状態とされ
て車両におけるバネ上の制振が可能になると共に、シリ
ンダ内の振動周波数が低振動周波数領域以上になるとき
には、低い減衰力発生状態とされて車両における乗り心
地を良化することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のショックアブソーバにあっては、バネ下共振点
域における制振が不可能になって、車両における接地性
を確保し得ない不都合がある。
【0010】即ち、上記従来例としてのショックアブソ
ーバにあっては、一次遅れの油圧を発生させるのはオリ
フィスであり、しかも、該オリフィスは所謂固定オリフ
ィスとされている。
【0011】従って、バネ上の制振のためにオリフィス
の径を低振動周波数領域に適合するように設定すると、
低振動周波数領域以上において該オリフィスを利用する
ことが不可能になり、その結果、特に、バネ下共振点を
含む高振動周波数領域においては一次遅れの油圧を発生
させることは不可能になる。
【0012】その結果、上記した従来のショックアブソ
ーバにあっては、振動周波数が高振動周波数領域になる
場合に高い減衰力を発生できなくなり、車両におけるバ
ネ下が所謂バタツク現象を抑制できないことになる。
【0013】もっとも、上記した所謂ハイカットバルブ
をショックアブソーバに装備する一方で、バネ下共振点
域で高減衰力を発生するように形成された所謂ローカッ
トバルブを併せてショックアブソーバに装備するように
すれば、振動周波数が高振動周波数領域になる場合にも
高い減衰力の発生が可能になってバネ下の制振が可能に
なり、車両におけるバネ下がバタツク現象を抑制できる
ことになる。
【0014】しかしながら、バネ下及びバネ上の制振の
ためにそれぞれの振動周波数感応バルブを設けるとなる
と、部材点数が増大されることになり、ショックアブソ
ーバにおける全体重量の増大化や製品コストの上昇化が
招来されて好ましくない。
【0015】また、ローカットバルブによってバネ下共
振点域で高減衰力を発生させるとしても、シリンダ内の
振動周波数が高振動周波数領域にある限りにおいては、
バネ下共振点域を過ぎてもなお高減衰力が発生されるこ
とになり、却って、車両における乗り心地を悪化するこ
とになる不都合が招来される。
【0016】この発明は、このような現状を鑑みて創案
されたものであって、その目的とするところは、所定の
バネ下及びバネ上の制振を可能にするのは勿論のこと、
徒な部材点数の増大による全体重量の増大化や製品コス
トの上昇化を招来せずして、車両への搭載に最適となる
ショックアブソーバを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、この発明の構成を、シリンダ内でのピストンの
摺動時にリーフバルブからなる減衰バルブで所定の減衰
力の発生を可能にする一方で、シリンダ内の振動周波数
に依存する上流側の油圧をオリフィスを介して一次遅れ
の油圧として圧力室に供給すると共に該圧力室における
油圧作用によって上記減衰バルブにおける初期荷重を変
更し得るように形成されてなるショックアブソーバにお
いて、圧力室にバネ下減衰力可変機構を介しても油圧が
供給されるように形成されてなると共に、該バネ下減衰
力可変機構がシリンダ内の振動周波数が高振動周波数領
域にあるときに、上流側油室と圧力室との連通を可能に
するバイパス路を開放するように形成され、あるいは、
下流側油室と圧力室との連通を可能にするバイパス路に
油圧を供給するように形成されてなるとする。
【0018】そして、バネ下減衰力可変機構が、シリン
ダ内の振動周波数が高振動周波数領域にあるときに共振
する質量体を有してなると共に、該質量体がその共振時
にバイパス路を開放し、あるいは、バイパス路でポンプ
運動をするとする。
【0019】また、減衰バルブがシリンダ内のピストン
部分に配設の伸側減衰バルブ及びシリンダ内のベースバ
ルブ部部分に配設の圧側減衰バルブとされるとする。
【0020】そしてまた、圧力室は、減衰バルブの撓み
端の上面にその下端が隣接されながら上下動可能とされ
るプッシュ部材の上方に区画形成されてなるとする。
【0021】
【作用】それ故、シリンダ内の振動周波数が低振動周波
数領域にある場合には、上流側の油圧がオリフィスを介
して一次遅れの油圧として圧力室に供給され、該圧力室
における油圧作用で減衰バルブにおける初期荷重が変更
される。
【0022】また、シリンダ内における振動周波数が中
振動周波数領域になると、オリフィスを作動油が通過し
にくくなるため、圧力室に一次遅れの油圧が供給されな
くなり、減衰バルブにおける初期荷重が当初設定のもの
に維持される。
【0023】そして、シリンダ内における振動周波数が
高振動周波数領域になるときには、圧力室にバネ下減衰
力可変機構を介しても油圧が供給される。
【0024】例えば、ピストン部分においては、上流側
油室と圧力室との連通を可能にするバイパス路をバネ下
減衰力可変機構が開放し、ベースバルブ部部分において
は、下流側油室と圧力室との連通を可能にするバイパス
路でバネ下減衰力可変機構がポンプ作動をして該バイパ
ス路に油圧を供給する。
【0025】この圧力室への再度の該油圧の供給によっ
て、該圧力室にいて油圧作用が発現され、該油圧作用で
減衰バルブにおける初期荷重が変更される。
【0026】その結果、低振動周波数領域と高振動周波
数領域とで減衰バルブにおける初期荷重の変更に基づく
高い減衰力の発生が可能になり、それぞれの共振域にお
けるバネ上及びバネ下の制振が可能になる。
【0027】尚、中間の中振動周波数領域においては、
減衰バルブにおける初期荷重が当初設定のものに維持さ
れ、上記に比較して低い減衰力の発生とされる。
【0028】
【実施例】この発明の一実施例に係るショックアブソー
バは、図示しないが、車両の四輪各部に配設され上端側
が車体側に連結されると共に下端側が車軸側に連結され
るとしている。
【0029】そして、該ショックアブソーバは、図1に
示すように、下端側部材とされるシリンダ1内に上端側
部材とされるピストンロッド2を軸封構造(図示せず)
下に出没自在に挿通している。
【0030】そしてまた、該ショックアブソーバは、シ
リンダ1内に摺動可能に収装されながら該シリンダ1内
に伸側油室Aと圧側油室Bとを区画形成するピストン3
を上記ピストンロッド2の図中下端側となる先端側に保
持している。
【0031】該ピストン3部分には、上記伸側油室Aと
圧側油室Bを相互に連通可能にする伸側減衰力発生部が
配設されているが、これについては後述する。
【0032】また、該ショックアブソーバは、上端を密
封構造(図示せず)下に、また、下端をボトム部材4の
連設による密封構造下に、シリンダ1の外周に配設され
る外筒5を有してなり、該外筒5と上記シリンダ1との
間にリザーバ室Cを形成している。
【0033】該リザーバ室Cは、シリンダ1の下端内部
に収装のベースバルブ部6部分に配設されている圧側減
衰力発生部を介して圧側油室Bに連通されているが、該
圧側減衰力発生部については後述する。
【0034】さらに、該ショックアブソーバは、上記ピ
ストンロッド2の先端近傍に配設された伸側バネ下減衰
力可変機構7と、上記外筒5の外周側に配設された圧側
バネ下減衰力可変機構8と、を有してなる。
【0035】上記伸側バネ下減衰力可変機構7及び圧側
バネ下減衰力可変機構8は、振動周波数が二次共振点た
るバネ下共振点域になるとき、作動して所定の機能を発
揮するように形成されているが、その構造については後
述する。
【0036】ところで、上記ピストン3部分に配設の伸
側減衰力発生部及び上記ベースバルブ部6部分に配設の
圧側減衰力発生部は、以下のように構成されている。
【0037】先ず、ピストン3部分に配設の伸側減衰力
発生部は、この実施例にあって、図2に示すように、そ
の殆どがピストン3内に収装されてなるとしている。
【0038】ピストン3は、この実施例にあって、ピス
トンロッド2の先端に連設されたインロー部材9の図中
下端側となる先端側螺条部9aの外周に螺着されてお
り、その上端側に上下方向に貫通形成されたポート3a
を有すると共に、その下端側に内空部3bを有してい
る。
【0039】尚、上記インロー部材9は、その上端側の
中央上面に凹部9bを有してなると共に、その軸芯部に
上端が上記凹部9bに開口する透孔9cを有してなる。
【0040】次に、該ショックアブソーバの伸側行程時
に所定の伸側減衰力を発生させる減衰バルブとしての伸
側減衰バルブ10は、内周端を撓み端とする環状のリー
フバルブからなり、ピストン3内に収装された有孔キャ
ップ11内に上下方向に移動可能に収装されている。
【0041】有孔キャップ11は、上記ピストン3に形
成の内空部3bに収装されるように有頭円筒状に形成さ
れ、その上端中央に大きい開口11aを有すると共に、
その周壁部に切り欠き形成された油通路11bを有して
いる。
【0042】上記伸側減衰バルブ10の受圧面側には、
上記有孔キャップ11内に上下方向に移動可能に収装さ
れた環状のディスク12の下端が隣接されており、該デ
ィスク12の下端面がバルブシート面とされている。
【0043】該ディスク12は、上記有孔キャップ11
における油通路11bに連通する斜めポート12aを有
すると共に、その下端面に斜めポート12aに連通しな
がら伸側減衰バルブ10の受圧面に対向する環状溝12
bを有している。
【0044】上記ディスク12の内周には、該ディスク
12に対して上下方向に移動可能にプッシュ部材13が
収装されており、該プッシュ部材13の外周側下端が上
記伸側減衰バルブ10の内周側端に隣接されている。
【0045】そして、該プッシュ部材13の外周側上端
には、該プッシュ部材13の上昇、即ち、その定位置か
らの抜け出しを阻止しながら、該プッシュ部材13の上
面側に圧力室R1を形成するブロック14が隣接されて
いる。
【0046】該ブロック14は、上記ディスク12の内
周に形成された段差部12cに係止されながら、該ディ
スク12の上端の内側へのカシメ加工によって、該ディ
スク12の上端内周に固着されている。
【0047】尚、ディスク12の上端側となる上記ブロ
ック14と有孔キャップ11との間にはノンリタンスプ
リング15が配在されており、ディスク12以下の部材
が有孔キャップ11内で下降傾向に附勢されている。
【0048】それ故、前記減衰バルブ10の背面側に油
圧作用があるときには、ディスク12以下の部材が、上
記ノンリタンスプリング15の附勢力に抗して有孔キャ
ップ11内で上昇することになり、その結果、該有孔キ
ャップ11に形成されている油通路11bが所謂開放さ
れて、圧側油室Bの作動油の伸側油室A側への流通が可
能になる。
【0049】上記ブロック14は、その上面側に連通し
ながら上記圧力室R1に連通するオリフィス14aを有
してなり、該オリフィス14aが上流側の油圧を一次遅
れの油圧にして圧力室R1に供給するものとして機能す
る。
【0050】また、該ブロック14は、その中央上面に
円筒状のガイド部14bを有しており、該ガイド部14
bに前記インロー部材9の螺条部9aの下端に連続して
中空ロッド状に形成されたガイドロッド部9dを摺動可
能に挿通させている、即ち、該ガイド部14bが上記ガ
イドロッド部9dに摺動可能に介装された状態におかれ
ている。
【0051】それ故、上記インロー部材9の軸芯部に開
穿の透孔9cの下端が上記圧力室R1に開口することに
なり、上記透孔9cが伸側減衰力発生部におけるバイパ
ス路L1の一部を形成している。
【0052】即ち、バイパス路L1は、上記透孔9cの
他に、上記インロー部材9の上端側中央上面に形成の凹
部9b、さらには、該凹部9bに対向するように前記ピ
ストンロッド2の下端軸芯部に開穿された縦孔2a、該
縦孔2aに一端が連通し他端がピストンロッド2の外周
面で伸側油室Aに開口するように該ピストンロッド2の
下端部に径方向に開穿された横孔2bと、で構成されて
いる。
【0053】そして、該バイパス路L1をピストンロッ
ド2の外周面側で開閉するのが、前記伸側バネ下減衰力
可変機構7である。
【0054】該伸側バネ下減衰力可変機構7は、ピスト
ンロッド2の外周で摺動するように配設された環状の質
量体16と、ピストンロッド2の外周に介装されて該質
量体16を上下方向から附勢する一対のバランススプリ
ング17と、で構成されている。
【0055】そして、上記質量体16は、シリンダ1内
における振動周波数が高振動周波数領域になるときに、
いずれか一方のバランススプリング17を撓ませて上下
方向に振動するように設定されており、その大きい上下
動時に、即ち、共振時に上記ピストンロッド2に開穿の
横孔2bを開口する、即ち、バイパス路L1を開放する
ように形成されている。
【0056】それ故、該伸側バネ下減衰力可変機構7
は、シリンダ1内における振動周波数が高振動周波数領
域になるときに、上記バイパス路L1を介して、上流側
たる伸側油室Aからの油圧を圧力室R1に供給すること
を可能にする。
【0057】尚、前記一対のバランススプリング17の
内、下方のバランススプリング17は、その下端が前記
インロー部材9の上端面に係止され、上方のバランスス
プリング17は、その上端がピストンロッド2の外周に
配設のクッション18を下方から支持するクッション受
け19に係止されるとしている。
【0058】一方、前記伸側減衰バルブ10は、環状に
形成されたシート部材20の内周側の上端によって背面
側から支持されているが、該シート部材20は、その外
周側の上端に前記有孔キャップ11の下端を嵌着させて
いる。
【0059】そして、該シート部材20は、前記ピスト
ン3の下端の内側へのカシメ加工によって、該ピストン
3の下端内周に固着されており、その内周に段差部20
aを有している。
【0060】該段差部20aには、皿バネ21の外周端
が係止されており、該皿バネ21の内周端は、前記プッ
シュ部材13の下端側中央に突設されている軸部13a
に係止されている。
【0061】それ故、上記プッシュ部材13は、その上
面側、即ち、圧力室R1に油圧作用があるときに、上記
有孔皿バネ21の附勢力に抗して前記ディスク12内で
下降した状態におかれ、上記圧力室R1における油圧作
用が解除されるときには、上記有孔皿バネ21の附勢力
によって上記ディスク12内で上昇した状態におかれ
る。
【0062】そして、該プッシュ部材13は、ディスク
11内での下降時に、その外周側の下端に伸側減衰バル
ブ10の内周端を密着させていることになり、このと
き、伸側減衰バルブ10の内周端における初期荷重が上
昇傾向になり、該伸側減衰バルブ10で発生される伸側
の減衰力を高いものにする。
【0063】次に、ベースバルブ部6部分に配設される
圧側減衰力発生部は、図3に示すように、該ショックア
ブソーバの圧側行程時に所定の圧側減衰力を発生させる
減衰バルブとしての圧側減衰バルブ22を有してなる。
【0064】該圧側減衰バルブ22は、その内周端を撓
み端とする環状のリーフバルブからなり、シリンダ1の
下端内部に収装される有孔キャップ23内に上下動可能
に収装されている。
【0065】該有孔キャップ23は、有頭円筒状に形成
されてなるもので、その上端中央にシリンダ1内の圧側
油室Bに対向する大きい開口23aを有すると共に、そ
の周壁部に切り欠き形成された油通路23bを有してい
る。
【0066】そして、上記圧側減衰バルブ22の受圧面
側には、上記有孔キャップ23内に上下方向に移動可能
に収装された環状のディスク24の下端が隣接されてお
り、該ディスク24の下端面がバルブシート面とされて
いる。
【0067】該ディスク24は、上記有孔キャップ23
における油通路23bに連通する斜めポート24aを有
してなると共に、その下端面に斜めポート24aに連通
しながら圧側減衰バルブ22の受圧面に対向する環状溝
24bを有してなる。
【0068】上記ディスク24の内周には、該ディスク
24に対して上下方向に移動可能にプッシュ部材25が
収装されており、該プッシュ部材25の外周側下端が上
記圧側減衰バルブ22の内周側端に隣接されている。
【0069】そして、該プッシュ部材25の外周側上端
には、該プッシュ部材25の上昇、即ち、その定位置か
らの抜け出しを阻止しながら、該プッシュ部材25の上
面側に圧力室R2を形成するブロック26が隣接されて
いる。
【0070】該ブロック26は、上記ディスク25の内
周に形成された段差部25cに係止されながら、該ディ
スク25の上端の内側へのカシメ加工によって、該ディ
スク25の上端内周に固着されており、その下端側の内
周に下方のプッシュ部材によっても区画形成される圧力
室R2を有している。
【0071】また、該ブロック26は、その上面側に連
通しながら上記圧力室R2に連通するオリフィス26a
を有してなり、該オリフィス26aが上流側の油圧を一
次遅れの油圧にして圧力室R2に供給するものとして機
能する。
【0072】尚、ディスク25の上端側となる上記ブロ
ック26と有孔キャップ23との間にはノンリタンスプ
リング27が配在されており、ディスク25以下の部材
が有孔キャップ23内で下降傾向に附勢されている。
【0073】それ故、前記圧側減衰バルブ22の背面側
に油圧作用があるときには、ディスク25以下の部材
が、上記ノンリタンスプリング27の附勢力に抗して有
孔キャップ23内で上昇することになり、その結果、該
有孔キャップ23に形成されている油通路23bが所謂
開放され、圧側減衰バルブ22の背面側からの作動油の
圧側油室B側への流入が可能になる。
【0074】ところで、前記プッシュ部材25は、その
中央下端側にその上端が前記圧力室R2に開口する円筒
状のガイド部25aを有してなり、該ガイド部25aに
ガイド部材28の上端側を挿通させている。
【0075】該ガイド部材28は、太径に形成された基
端部28aと中空ロッド状に形成されたロッド部28b
とを有してなり、基端部28aが前記ボトム部材4の中
央上面に形成された凹部4aに挿通されると共に後述す
るシート部材29の下端内周に螺着され、ロッド部28
bが上記ガイド部25aに摺動可能に挿通さるとしてい
る。
【0076】そして、該ガイド部材28は、その軸芯部
に透孔28cを有しており、該透孔28cの上端が上記
圧力室R2に開口し下端が上記ボトム部材4の凹部4a
に開口するとしている。
【0077】因に、上記透孔28c及び凹部4aは、該
圧側減衰力発生部におけるバイパス路L2の一部を形成
するとしている。
【0078】ところで、上記シート部材29は、その上
端で前記圧側減衰バルブ22を下方から支持するように
環状に形成されてなるもので、その上端外周に前記有孔
キャップ23の下端を嵌着させると共に、その外周側が
前記シリンダ1の下端と外筒5の下端に連設のボトム部
材4の外周側の上面との間に挟持されるように配設され
ている。
【0079】また、該シート部材29は、その内周側に
内空部29aを有すると共に、その肉厚を径方向に貫通
して上記内空部24aを前記リザーバ室Cに連通させる
連通孔24bを有してなる。
【0080】そして、該シート部材29は、その内周に
段差部29cを有すると共に、該段差部29cに皿バネ
30の外周端を保持してなり、該皿バネ32の内周端
は、前記プッシュ部材25の中央下端側に形成のガイド
部25aの下端に係止されている。
【0081】それ故、上記プッシュ部材25は、その上
面側、即ち、圧力室R2に一次遅れの油圧が供給されて
油圧作用があるときに、上記皿バネ30の附勢力に抗し
て前記ディスク24内で下降することになるが、上記圧
力室R2における油圧作用が解除されるときには、上記
皿バネ30の附勢力によって上記ディスク24内で上昇
状態におかれることになる。
【0082】ところで、前記ボトム部材4内には、内空
部(符示せず)が形成されており、該内空部が該ボトム
部材4に開穿の連通孔4bを介して前記凹部4aに連通
されると共にハウジング部材31を収装している。
【0083】該ハウジング部材31は、ポペット32を
摺動可能に収装する内空部31aを有すると共に、該内
空部31aを上記連通孔4bに連通させる連通孔31b
と、上記内空部31aをボトム部材4の外部に連通させ
る向きに開穿された連通孔31cと、を有してなる。
【0084】尚、上記ハウジング部材31は、ボトム部
材4に螺装の固定部材33でその所定位置への定着が図
られており、上記連通孔31cには、ボトム部材4の外
部から上記ハウジング部材31の端部に挿通される管路
部材34の一端が対向されている。
【0085】上記ポペット32は、その背後側に配設さ
れたスプリング35で所謂前進方向に附勢されてなるも
ので、その尖端32aが上記連通孔31cの開口を閉塞
するように配設されており、そのランド部32bに圧抜
き用の切欠孔32cを有している。
【0086】尚、上記ボトム部材4に開穿の連通孔4
b,上記ハウジング部材31に開穿の連通孔31b,3
1c及び内空部31a,及び管路部材34は、前記バイ
パス路L2の一部を形成している。
【0087】一方、上記管路部材34の他端、即ち、ボ
トム部材4の外部への突出端には、圧側バネ下減衰力可
変機構8が連設されている。
【0088】該圧側バネ下減衰力可変機構8は、筒状体
36の上端がキャップ部材37で封止され下端がボトム
部材38で封止されてなると共に、筒状体36内に摺動
可能に収装された質量体39を有してなる。
【0089】そして、該圧側バネ下減衰力可変機構8
は、上記筒状体36内に質量体16によって区画形成さ
れる上流側室40と下流側室41とを有してなり、該各
側室40,41が質量体39の軸芯部に開穿されたオリ
フィス39aを介して連通されるとしている。
【0090】また、該圧側バネ下減衰力可変機構8は、
上記質量体39が上記各側室40,41に収装された一
対のバランススプリング42で上下方向から附勢される
としている。
【0091】されに、該圧側バネ下減衰力可変機構8
は、前記ボトム部材4側から延在される管路部材34の
他端に上記ボトム部材38部分で連設されると共に、前
記シリンダ1を貫通して一端がリザーバ室Cに開口する
管路部材43の他端に上記キャップ部材37部分で連設
されてなるとしている。
【0092】尚、上記キャップ部材37には、上記管路
部材43の他端開口に対向し上記上流側室40に連通す
るオリフィス37aが形成されている。
【0093】そして、上記質量体39は、振動周波数が
高振動周波数領域になるときに、いずれか一方のバラン
ススプリング42を撓ませて上下方向に振動するように
設定されている。
【0094】それ故、該圧側バネ下減衰力可変機構8に
あっては、振動周波数が高振動周波数領域になるとき
に、共振して質量体39が大きく下降する際に、下流側
室41の作動油を外部に排出するポンピング作動をする
ことになり、前記圧力室R2側に油圧を供給することに
なる。
【0095】因に、上記管路部材34は、上記圧筒状体
36の内部と共に前記バイパス路L2の形成しており、
従って、この実施例にあっては、圧側バネ下減衰力可変
機構8は、圧側減衰力発生部に関連するバイパス路L2
内に配設される態様とされている。
【0096】以上のように形成されたこの実施例に係る
ショックアブソーバにあっては、各側の減衰力発生部で
の作動状況は基本的には同一になるので、以下には、伸
側減衰力発生部における作動状況を説明する。
【0097】先ず、ピストン3がシリンダ1内を上昇す
る伸側行程時には、上流側たる伸側油室Aからの作動油
がピストン3に開穿の伸側ポート3a,有孔キャップ1
1に形成の油通路11b,ディスク12に開穿の斜めポ
ート12a及び環状溝12bを介して伸側減衰バルブ1
0の受圧面側に至り、該伸側減衰バルブ10の内周端を
撓ませて、シート部材20の内周側及び有孔皿バネ21
を介してであるが、下流側たる圧側油室Bに流入する。
【0098】そして、作動油が上記伸側減衰バルブ10
の内周端を撓ませて圧側油室Bに流入するときに、該伸
側減衰バルブ10によって設定されている所定の伸側減
衰力が発生される。
【0099】ところで、上記のときに、シリンダ1内に
おける振動周波数が低振動周波数領域にある場合には、
上流側からの作動油の一部が、有孔キャップ11の上端
開口11aを介して該有孔キャップ11内に流入される
と共に、ブロック14に開穿のオリフィス14aを介し
て圧力室R1内に一次遅れの油圧を供給する。
【0100】そして、上記圧力室R1における油圧作用
によって、プッシュ部材13がディスク12の内周側で
下降することになり、該プッシュ部材13の下端側が伸
側減衰バルブ10の内周端に押し付けられながら、該伸
側減衰バルブ10の内周端を下方に撓ませることにな
る。
【0101】その結果、伸側減衰バルブ10における初
期荷重が高められることになり、該伸側減衰バルブ10
で発生される減衰力が高くなって、バネ上共振点域にお
けるバネ上の制振が可能になる。
【0102】そして、シリンダ1内における振動周波数
が中振動周波数領域になると、上記オリフィス14aを
作動油が通過しにくくなり、従って、圧力室R1に一次
遅れの油圧が供給されなくなる。
【0103】その結果、プッシュ部材13が有孔皿バネ
21の附勢力でディスク12内で上昇状態におかれるこ
とになり、それまで、伸側減衰バルブ10の内周端を撓
ませていた所謂外力が解除されて、該伸側減衰バルブ1
0の内周端における初期荷重が当初設定のものに維持さ
れることになり、以降、上記の高い減衰力の発生に比較
して低い減衰力の発生に止まる。
【0104】そしてまた、シリンダ1内における振動周
波数が高振動周波数領域になると、該高周波数振動がピ
ストンロッド2の外周に配設された伸側バネ下減衰力可
変機構7における質量体16が所謂共振して大きく上下
動することになり、それまで上記質量体16が閉塞して
いたバイパス路L1が解放される。
【0105】該バイパス路L1の開放で、該バイパス路
L1を介して、上流側たる伸側油室Aの油圧が圧力室R
1に再度供給されることになる。
【0106】その結果、前記した低振動周波数領域の場
合と同様に、伸側減衰バルブ10の内周端における初期
荷重が大きくなるように変更されることになり、高い減
衰力の発生によってバネ下共振点域におけるバネ下の制
振が可能になる。
【0107】そして、質量体16の共振が二次共振点た
るバネ下共振点域においてのみ発現されるように設定さ
れていることから、振動周波数が上記バネ下共振点域を
通過する事態になると、質量体16の共振、即ち、大き
い上下動が停止されることになり、上記バイパス路L1
が閉塞されることになる。
【0108】その結果、圧力室R1への油圧の供給が解
消されて、前記プッシュ部材13の下降現象が解消さ
れ、従って、伸側減衰バルブ10の内周端における初期
荷重が当初設定のものに戻され、前記した中振動周波数
領域と同様に低い減衰力の発生に止まることになる。
【0109】尚、上記の伸側行程から圧側行程に反転す
ることになると、上流側となる圧側油室Bの作動油の一
部が、有孔皿バネ21及びシート部材20の内周側を介
して伸側減衰バルブ10の背面側に至り、その際の油圧
で伸側減衰バルブ10及びブロック14を有するディス
ク12を有孔キャップ11内で上昇させ、該有孔キャッ
プ11に形成の油通路11b及びこれに連通するピスト
ン3に開穿の伸側ポート3aを介して伸側油室Aに流入
する。
【0110】以上の作動説明は、ピストン3部分に配設
の伸側減衰力発生部における減衰力の発生状況を説明し
たものであるが、ベースバルブ部5部分に配設の圧側減
衰力発生部における減衰力の発生状況も上記と同様とな
る。
【0111】即ち、該ショックアブソーバの圧側行程時
にはピストンロッド2の侵入体積分に相当する作動油が
圧側油室Bから圧側減衰バルブ22を通過してリザーバ
室Cに流入し、圧側減衰バルブ22の通過時に所定の圧
側減衰力を発生することを原則とする一方で、振動周波
数が低振動周波数領域にある場合には、圧力室R2にオ
リフィス26aを介しての一次遅れ油圧が供給され、ま
た、振動周波数が高振動周波数領域にある場合には、圧
側バネ下減衰力可変機構8によるポンピング動作でリザ
ーバ室C側からの油圧がバイパス路L2を介して圧力室
R2に供給されて、該圧力室R2における油圧作用で圧
側減衰バルブ22における内周端の初期荷重が変更され
て、高減衰力の発生が可能とされる。
【0112】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、バネ
上共振点域におけるバネ上の制振を可能にする減衰バル
ブが、バネ下共振点域におけるバネ下の制振をも可能に
するので、バネ下及びバネ上の各制振のためにそれぞれ
の振動周波数感応バルブを設けるような不具合を予め回
避でき、従って、部材点数の徒な増大を招来しないで済
み、ショックアブソーバにおける全体重量の増大化や製
品コストの上昇化を招来することなく、その汎用性の向
上を期待できる利点がある。
【0113】また、この発明によれば、ローカットバル
ブによってバネ下共振点域での高減衰力を発生させると
する場合に、バネ下共振点域を過ぎてもなお高減衰力が
発生されることになるような不具合を招来しなくて済
み、車両における乗り心地を悪化することにならない利
点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一1実施例に係るショックアブソー
バを一部破断して示す部分断面正面図である。
【図2】この発明の要部たるピストン部分を拡大して示
す拡大部分縦断面図である。
【図3】この発明の要部たるベースバルブ部部分を拡大
して示す拡大部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 3 ピストン 7 伸側バネ下減衰力可変機構 8 圧側バネ下減衰力可変機構 10 減衰バルブとしての伸側減衰バルブ 14a,26a オリフィス 22 減衰バルブとしての圧側減衰バルブ L1,L2 バイパス路 R1,R2 圧力室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内でのピストンの摺動時にリー
    フバルブからなる減衰バルブで所定の減衰力の発生を可
    能にする一方で、シリンダ内の振動周波数に依存する上
    流側の油圧をオリフィスを介して一次遅れの油圧として
    圧力室に供給すると共に該圧力室における油圧作用によ
    って上記減衰バルブにおける初期荷重を変更し得るよう
    に形成されてなるショックアブソーバにおいて、圧力室
    にバネ下減衰力可変機構を介しても油圧が供給されるよ
    うに形成されてなると共に、該バネ下減衰力可変機構が
    シリンダ内の振動周波数が高振動周波数領域にあるとき
    に、上流側油室と圧力室との連通を可能にするバイパス
    路を開放するように形成され、あるいは、下流側油室と
    圧力室との連通を可能にするバイパス路に油圧を供給す
    るように形成されてなることを特徴とするショックアブ
    ソーバ
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012002338A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Showa Corp 油圧緩衝器
US8245822B2 (en) 2008-07-16 2012-08-21 Mando Corporation Amplitude selective shock absorber
US8333270B2 (en) 2008-07-16 2012-12-18 Mando Corporation Floating piston valve of amplitude selective shock absorber

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