JPH05247877A - 製紙用フェルト - Google Patents
製紙用フェルトInfo
- Publication number
- JPH05247877A JPH05247877A JP4043154A JP4315492A JPH05247877A JP H05247877 A JPH05247877 A JP H05247877A JP 4043154 A JP4043154 A JP 4043154A JP 4315492 A JP4315492 A JP 4315492A JP H05247877 A JPH05247877 A JP H05247877A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyamide
- felt
- fiber
- fibers
- base fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
製紙用フェルト
[目的] 耐磨耗性に優れ、耐久時間が長く、ニードリ
ングによる繊維の破損の少ない製紙用フェルトを提供す
る。 [構成] 相対粘度が2.0以上のポリアミド12及び
/またはポリアミド11からなる繊維を含む繊維バット
を、基布の片面あるいは両面にニードリングにより一体
化した製紙用フェルト。
ングによる繊維の破損の少ない製紙用フェルトを提供す
る。 [構成] 相対粘度が2.0以上のポリアミド12及び
/またはポリアミド11からなる繊維を含む繊維バット
を、基布の片面あるいは両面にニードリングにより一体
化した製紙用フェルト。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製紙用フェルトに関し、
詳しくはポリアミド12及び/またはポリアミド11か
らなる繊維を用いた製紙用のフェルトに関する。
詳しくはポリアミド12及び/またはポリアミド11か
らなる繊維を用いた製紙用のフェルトに関する。
【0002】
【従来技術および課題】紙の一般的な製造方法は、水分
を含んだ紙料をフェルトによりワイヤーパート、プレス
パート、ドライパートに順に送り仕上げられる。すなわ
ちフェルトは湿紙を送るという機能のみならず、湿紙か
らできるだけ水分を除去し、湿紙の表面を平滑にする役
割がある。そのために、搾水性、弾性回復性、強靭性、
耐磨耗性に優れたものでなければならない。また製紙の
際種々の薬品が使用されるために耐薬品性も要求され
る。
を含んだ紙料をフェルトによりワイヤーパート、プレス
パート、ドライパートに順に送り仕上げられる。すなわ
ちフェルトは湿紙を送るという機能のみならず、湿紙か
らできるだけ水分を除去し、湿紙の表面を平滑にする役
割がある。そのために、搾水性、弾性回復性、強靭性、
耐磨耗性に優れたものでなければならない。また製紙の
際種々の薬品が使用されるために耐薬品性も要求され
る。
【0003】従来ポリアミド6や66が本用途に使用さ
れてきたが、磨耗性や薬品性に十分な性能を有している
とはいえなく耐用期間が短い。このような理由からナイ
ロン12からなる繊維を含有する製紙用フェルトが提案
されている(特開昭63−315690)。しかしこの
場合も、この繊維を基布にニードルパンチする際に繊維
が切断するという問題点があった。
れてきたが、磨耗性や薬品性に十分な性能を有している
とはいえなく耐用期間が短い。このような理由からナイ
ロン12からなる繊維を含有する製紙用フェルトが提案
されている(特開昭63−315690)。しかしこの
場合も、この繊維を基布にニードルパンチする際に繊維
が切断するという問題点があった。
【0004】本発明はかかる問題点を解決し、耐久性等
に優れたニードルパンチによる紙の製造に適した製紙用
フェルトを提供するものである。
に優れたニードルパンチによる紙の製造に適した製紙用
フェルトを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、基布
の片面または両面に繊維バットを積層し、当該基布と繊
維バットとをニードリングにより一体化してなる製紙用
フェルトにおいて、当該繊維バットが相対粘度が2.0
以上のポリアミド12及び/またはポリアミド11から
なる繊維を含有することを特徴とする製紙用フェルトに
関するものである。
の片面または両面に繊維バットを積層し、当該基布と繊
維バットとをニードリングにより一体化してなる製紙用
フェルトにおいて、当該繊維バットが相対粘度が2.0
以上のポリアミド12及び/またはポリアミド11から
なる繊維を含有することを特徴とする製紙用フェルトに
関するものである。
【0006】以下本発明の内容を詳細に説明する。繊維
バットにポリアミド12及び/またはポリアミド11を
使用する場合は、繊維バットをすべてポリアミド12及
び/またはポリアミド11を用いた繊維層にしても良い
し、部分的に使用しても良い。後者の場合は単に他の樹
脂、たとえばポリアミド6や66、あるいはポリエステ
ルさらにはポリエーテル成分を含むポリアミドエラスト
マーあるいはポリエステルエラストマーなどを単独或い
は2種以上用いた繊維と混用し繊維バット層としても良
いし、繊維バット層を複数の積層構造にしてその1層或
いは2層以上をポリアミド12及び/またはポリアミド
11からなる繊維層としても良い。繊維バットは一般に
行われているように、延伸やクリンプが施される。
バットにポリアミド12及び/またはポリアミド11を
使用する場合は、繊維バットをすべてポリアミド12及
び/またはポリアミド11を用いた繊維層にしても良い
し、部分的に使用しても良い。後者の場合は単に他の樹
脂、たとえばポリアミド6や66、あるいはポリエステ
ルさらにはポリエーテル成分を含むポリアミドエラスト
マーあるいはポリエステルエラストマーなどを単独或い
は2種以上用いた繊維と混用し繊維バット層としても良
いし、繊維バット層を複数の積層構造にしてその1層或
いは2層以上をポリアミド12及び/またはポリアミド
11からなる繊維層としても良い。繊維バットは一般に
行われているように、延伸やクリンプが施される。
【0007】本発明に用いるポリアミド12又はポリア
ミド11は、オストワルド粘度計で0.5%m−クレゾ
ール溶液が2.0以上の相対粘度を有するものである。
相対粘度が2.0以下のものでは、繊維を基布にニード
ルパンチする際繊維が切断しやすいので好ましくない。
ミド11は、オストワルド粘度計で0.5%m−クレゾ
ール溶液が2.0以上の相対粘度を有するものである。
相対粘度が2.0以下のものでは、繊維を基布にニード
ルパンチする際繊維が切断しやすいので好ましくない。
【0008】本発明に用いるポリアミド繊維は、一般的
に使用されている安定剤を含有していても良く、またそ
の押出性を改良するため若干の滑剤や可塑剤を含有して
いても良い。
に使用されている安定剤を含有していても良く、またそ
の押出性を改良するため若干の滑剤や可塑剤を含有して
いても良い。
【0009】
【発明の効果】本発明の製紙用フェルトは耐磨耗性に優
れ、耐久使用時間が長い。さらにニードリングによる繊
維の破損が少ない。
れ、耐久使用時間が長い。さらにニードリングによる繊
維の破損が少ない。
【0010】
【実施例】オストワルド粘度計による0.5%m−クレ
ゾール溶液の相対粘度がそれぞれ1.9、2.1、2.
3の3種のポリアミド12からなる繊維(15デニール
×76mm)をクリンプしたものを繊維バットとして用
い、ポリアミド66のフィラメントを基布にし、400
0回/平方インチの密度でニードルパンチし、針打前と
比較し繊維の何パーセントが元の半分長になっているか
を観察した。その結果を表1に示す。相対粘度2.0以
上のものは、それ以下のものに比べニードリング時の破
損が少ない。
ゾール溶液の相対粘度がそれぞれ1.9、2.1、2.
3の3種のポリアミド12からなる繊維(15デニール
×76mm)をクリンプしたものを繊維バットとして用
い、ポリアミド66のフィラメントを基布にし、400
0回/平方インチの密度でニードルパンチし、針打前と
比較し繊維の何パーセントが元の半分長になっているか
を観察した。その結果を表1に示す。相対粘度2.0以
上のものは、それ以下のものに比べニードリング時の破
損が少ない。
【表1】
Claims (1)
- 【請求項1】 基布の片面あるいは両面に繊維バットを
積層し、当該基布と繊維バットとをニードリングにより
一体化してなる製紙用フェルトにおいて、当該繊維バッ
トが相対粘度が2.0以上のポリアミド12及び/また
はポリアミド11からなる繊維を含有することを特徴と
する製紙用フェルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4043154A JPH05247877A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 製紙用フェルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4043154A JPH05247877A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 製紙用フェルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05247877A true JPH05247877A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=12655938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4043154A Pending JPH05247877A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 製紙用フェルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05247877A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010121242A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Unitika Ltd | 抄紙機用フェルト |
JP2010174414A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Unitika Ltd | 鞄材用織物 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP4043154A patent/JPH05247877A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010121242A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Unitika Ltd | 抄紙機用フェルト |
JP2010174414A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Unitika Ltd | 鞄材用織物 |
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