JPH05247250A - 分枝ドデカフルオロヘキサンを用いたフォームの製造方法 - Google Patents
分枝ドデカフルオロヘキサンを用いたフォームの製造方法Info
- Publication number
- JPH05247250A JPH05247250A JP4068621A JP6862192A JPH05247250A JP H05247250 A JPH05247250 A JP H05247250A JP 4068621 A JP4068621 A JP 4068621A JP 6862192 A JP6862192 A JP 6862192A JP H05247250 A JPH05247250 A JP H05247250A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- branched
- blowing agent
- foams
- polyisocyanates
- foam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J9/00—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
- C08J9/04—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent
- C08J9/12—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent by a physical blowing agent
- C08J9/14—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent by a physical blowing agent organic
- C08J9/143—Halogen containing compounds
- C08J9/144—Halogen containing compounds containing carbon, halogen and hydrogen only
- C08J9/146—Halogen containing compounds containing carbon, halogen and hydrogen only only fluorine as halogen atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2375/00—Characterised by the use of polyureas or polyurethanes; Derivatives of such polymers
- C08J2375/04—Polyurethanes
Abstract
(57)【要約】
【構成】 ポリイソシアナート、イソシアナート基に対
して反応性である少なくとも2つの水素原子を持つ化合
物、発泡剤および場合により別の助剤の反応によるポリ
イソシアナートに基づくフォームの製造する際に、少な
くとも10モル%まで1種またはそれ以上の分枝ドデカ
フルオロヘキサンからなる発泡剤を用いる。 【効果】 分枝ドデカフルオロヘキサンが使用される
と、CO2 を用いて発泡したフォームと比べて、熱伝導
率の特に大きい減少およびそれ故断熱の特に大きい改善
が、材料の同一使用量で達成される。
して反応性である少なくとも2つの水素原子を持つ化合
物、発泡剤および場合により別の助剤の反応によるポリ
イソシアナートに基づくフォームの製造する際に、少な
くとも10モル%まで1種またはそれ以上の分枝ドデカ
フルオロヘキサンからなる発泡剤を用いる。 【効果】 分枝ドデカフルオロヘキサンが使用される
と、CO2 を用いて発泡したフォームと比べて、熱伝導
率の特に大きい減少およびそれ故断熱の特に大きい改善
が、材料の同一使用量で達成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリイソシアナートに
基づくフォーム、特にポリウレタンフォームおよびポリ
イソシアヌラートフォームの製造方法に関する。このよ
うなフォームの製造は周知でありそして、例えば、Kuns
tstoff-Handbuch(プラスチックハンドブック),第VI
I巻,Polyurethane(ポリウレタン),Carl Hanser Ve
rlag Munich, Vienna (1983), 第246〜331頁に、
および、ヨーロッパ特許出願第0077964号,ヨー
ロッパ特許出願第0334059号および西ドイツ特許
出願公告第1694138号(=英国特許第12092
43号)に、記載されている。
基づくフォーム、特にポリウレタンフォームおよびポリ
イソシアヌラートフォームの製造方法に関する。このよ
うなフォームの製造は周知でありそして、例えば、Kuns
tstoff-Handbuch(プラスチックハンドブック),第VI
I巻,Polyurethane(ポリウレタン),Carl Hanser Ve
rlag Munich, Vienna (1983), 第246〜331頁に、
および、ヨーロッパ特許出願第0077964号,ヨー
ロッパ特許出願第0334059号および西ドイツ特許
出願公告第1694138号(=英国特許第12092
43号)に、記載されている。
【0002】
【従来の技術】使用できる原料および硬質ポリウレタン
フォームを製造するための可能な方法は、Ullmanns Enz
yklopaedie der technischen Chemie(工業化学のUllman
n 百科辞典)(1980), 第19巻,第301〜341頁に
要約されている。
フォームを製造するための可能な方法は、Ullmanns Enz
yklopaedie der technischen Chemie(工業化学のUllman
n 百科辞典)(1980), 第19巻,第301〜341頁に
要約されている。
【0003】適当なコメントが、さらに、Kirk-Othmer,
Encycl. of Chem. Technology, 第3版,第11巻 (19
80), 第87〜89頁および第23巻 (1983), 第57
6〜607頁に認められる。
Encycl. of Chem. Technology, 第3版,第11巻 (19
80), 第87〜89頁および第23巻 (1983), 第57
6〜607頁に認められる。
【0004】ポリウレタンのための通常の発泡剤は二酸
化炭素─これは、ポリウレタンの製造の際にポリイソシ
アナートおよび反応性水素を含む化合物から水の添加に
よって発生する─および/またはいわゆる「物理的発泡
剤」、すなわち、非常に揮発性の有機物質、例えば、ア
セトン、酢酸エチル、ハロゲン置換アルカン、例えば、
メチレンクロリド、クロロホルム、塩化エチリデン、塩
化ビニリデン、モノフルオロトリクロロメタン、クロロ
ジフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタンおよびク
ロロヘキサフルオロプロパン、およびさらに、ブタン、
ヘキサン、ヘプタンまたはジエチルエーテルである。断
熱性ポリウレタンフォームの製造にフッ素化炭化水素が
有用であることは、例えば、西ドイツ特許第11113
81号から、周知である。無機発泡剤、例えば、空気、
CO2 またはNO2 も適している。発泡剤の使用に関す
るさらに詳しい説明は、Kunststoff-Handbuch(プラスチ
ックハンドブック), 第VII巻,Carl-Hanser-Verla
g, Munich (1966) 、例えば、第108および109
頁、第453〜455頁および第507〜510頁に記
載されている。
化炭素─これは、ポリウレタンの製造の際にポリイソシ
アナートおよび反応性水素を含む化合物から水の添加に
よって発生する─および/またはいわゆる「物理的発泡
剤」、すなわち、非常に揮発性の有機物質、例えば、ア
セトン、酢酸エチル、ハロゲン置換アルカン、例えば、
メチレンクロリド、クロロホルム、塩化エチリデン、塩
化ビニリデン、モノフルオロトリクロロメタン、クロロ
ジフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタンおよびク
ロロヘキサフルオロプロパン、およびさらに、ブタン、
ヘキサン、ヘプタンまたはジエチルエーテルである。断
熱性ポリウレタンフォームの製造にフッ素化炭化水素が
有用であることは、例えば、西ドイツ特許第11113
81号から、周知である。無機発泡剤、例えば、空気、
CO2 またはNO2 も適している。発泡剤の使用に関す
るさらに詳しい説明は、Kunststoff-Handbuch(プラスチ
ックハンドブック), 第VII巻,Carl-Hanser-Verla
g, Munich (1966) 、例えば、第108および109
頁、第453〜455頁および第507〜510頁に記
載されている。
【0005】一定の必要条件が、ポリウレタンフォーム
のための物理的発泡剤に課される。発泡剤と慣用の原料
との良好な混和性が必要であるが、それらは、フォーム
の良好な材料品質を保証するため、形成されるポリウレ
タンフォームに不溶性でなければならない。発泡の際に
生じるそして大容積の成分の発泡の際に約200℃まで
温度の増加を引起し得る反応熱のため、発泡剤の良好な
熱安定性がさらに期待される。発泡剤はさらに好ましく
は不燃性でなければならない。これら全ての必要条件
は、ポリウレタンフォーム技術の開発の過程で物理的発
泡剤としてフッ素化クロロ炭化水素(CFCs)、特
に、トリクロロフルオロメタン(CFC11)を使用す
ることに導いた。
のための物理的発泡剤に課される。発泡剤と慣用の原料
との良好な混和性が必要であるが、それらは、フォーム
の良好な材料品質を保証するため、形成されるポリウレ
タンフォームに不溶性でなければならない。発泡の際に
生じるそして大容積の成分の発泡の際に約200℃まで
温度の増加を引起し得る反応熱のため、発泡剤の良好な
熱安定性がさらに期待される。発泡剤はさらに好ましく
は不燃性でなければならない。これら全ての必要条件
は、ポリウレタンフォーム技術の開発の過程で物理的発
泡剤としてフッ素化クロロ炭化水素(CFCs)、特
に、トリクロロフルオロメタン(CFC11)を使用す
ることに導いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その塩
素含有率のため、CFCsは、地球の回りのオゾン層を
損傷する疑いをかけられている。それ故、これらの化合
物の使用をできるだけ避ける、そしてその代わりとし
て、物理的発泡剤として、オゾンを損傷する可能性を持
たない別の物質を使用する必要がある。
素含有率のため、CFCsは、地球の回りのオゾン層を
損傷する疑いをかけられている。それ故、これらの化合
物の使用をできるだけ避ける、そしてその代わりとし
て、物理的発泡剤として、オゾンを損傷する可能性を持
たない別の物質を使用する必要がある。
【0007】CO2 ─これは、上述したように、ポリウ
レタンの製造の際に水の添加によってポリイソシアナー
トから生じる─のほうを選んで、発泡剤および絶縁ガス
(insulating gas)としてのCFCsの断念が論ぜられて
いる。この方法はフォームによっては容認され得るが、
それは、特に硬質フォームの場合、より大きい欠点に導
く。なぜならば、この方法で製造されるフォームは、増
加した熱伝導率およびそれ故CFCsを用いて製造した
フォームよりも低い断熱能力を有するからである。
レタンの製造の際に水の添加によってポリイソシアナー
トから生じる─のほうを選んで、発泡剤および絶縁ガス
(insulating gas)としてのCFCsの断念が論ぜられて
いる。この方法はフォームによっては容認され得るが、
それは、特に硬質フォームの場合、より大きい欠点に導
く。なぜならば、この方法で製造されるフォームは、増
加した熱伝導率およびそれ故CFCsを用いて製造した
フォームよりも低い断熱能力を有するからである。
【0008】ドイツ特許出願P4008042.0号
は、フルオロアルカンが、CFCsと同じ方法で、ポリ
イソシアナートに基づくは発泡フォームに適しておりそ
してそれを用いて発泡した硬質フォームの熱伝導率は、
CO2 を用いて発泡したものの熱伝導率よりもかなり低
いことを述べている。それは、また、これらのフルオロ
アルカンおよびCO2 は発泡剤として同時に使用でき、
その際、断熱効果の著しい改善は、既に、比較的低いフ
ルオロアルカン含有率(および対応して高いCO 2 含有
率そしてそれ故硬質フォーム配合中の高い水含有率)で
達成されている。
は、フルオロアルカンが、CFCsと同じ方法で、ポリ
イソシアナートに基づくは発泡フォームに適しておりそ
してそれを用いて発泡した硬質フォームの熱伝導率は、
CO2 を用いて発泡したものの熱伝導率よりもかなり低
いことを述べている。それは、また、これらのフルオロ
アルカンおよびCO2 は発泡剤として同時に使用でき、
その際、断熱効果の著しい改善は、既に、比較的低いフ
ルオロアルカン含有率(および対応して高いCO 2 含有
率そしてそれ故硬質フォーム配合中の高い水含有率)で
達成されている。
【0009】驚くべきことに、今や、式C6 H2 F12で
表される分枝ドデカフルオロヘキサンが使用されると、
CO2 を用いて発泡したフォームと比べて、熱伝導率の
特に大きい減少およびそれ故断熱の特に大きい改善が、
材料の同一使用量で達成されることが見出された。
表される分枝ドデカフルオロヘキサンが使用されると、
CO2 を用いて発泡したフォームと比べて、熱伝導率の
特に大きい減少およびそれ故断熱の特に大きい改善が、
材料の同一使用量で達成されることが見出された。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリイソシア
ナート、イソシアナート基に対して反応性である少なく
とも2つの水素原子を持つ化合物、発泡剤および場合に
より別の助剤の反応によるポリイソシアナートに基づく
フォームの製造方法において、少なくとも10モル%ま
で1種またはそれ以上の分枝ドデカフルオロヘキサンか
らなる発泡剤を用いることを特徴とする、上記方法に関
する。
ナート、イソシアナート基に対して反応性である少なく
とも2つの水素原子を持つ化合物、発泡剤および場合に
より別の助剤の反応によるポリイソシアナートに基づく
フォームの製造方法において、少なくとも10モル%ま
で1種またはそれ以上の分枝ドデカフルオロヘキサンか
らなる発泡剤を用いることを特徴とする、上記方法に関
する。
【0011】好ましくは、発泡剤の少なくとも20モル
%、特に50〜80モル%が、少なくとも1種の分枝ド
デカフルオロヘキサンからなる。しかしながら、発泡剤
は、原則として、100モル%までこの化合物からなる
こともできる。
%、特に50〜80モル%が、少なくとも1種の分枝ド
デカフルオロヘキサンからなる。しかしながら、発泡剤
は、原則として、100モル%までこの化合物からなる
こともできる。
【0012】しかしながら─そしてこれは一般にそうで
ある─発泡剤全部が、(少なくとも1種の)ドデカフル
オロヘキサンからならないならば、残りは、上述の慣用
の発泡ガスの1つからなり、この場合、しかしながら、
CFCsは一般に上記理由のために実質的にまたは完全
に断念される。その場合、その残りは、好ましくは、少
なくとも一部分CO2 からなり、これは、ポリイソシア
ナートを反応してフォームを作る際に適当量の水の添加
によって発生する。「適当」量の水は、ここでは、所望
の量のCO2 を発生する量である。
ある─発泡剤全部が、(少なくとも1種の)ドデカフル
オロヘキサンからならないならば、残りは、上述の慣用
の発泡ガスの1つからなり、この場合、しかしながら、
CFCsは一般に上記理由のために実質的にまたは完全
に断念される。その場合、その残りは、好ましくは、少
なくとも一部分CO2 からなり、これは、ポリイソシア
ナートを反応してフォームを作る際に適当量の水の添加
によって発生する。「適当」量の水は、ここでは、所望
の量のCO2 を発生する量である。
【0013】少なくとも1種の分枝ドデカフルオロヘキ
サンおよびCO2 (水の添加によって発生する)のみか
らなる、すなわち、上述した発泡剤の「残り」がCO2
のみからなる発泡剤は、特に好ましい。
サンおよびCO2 (水の添加によって発生する)のみか
らなる、すなわち、上述した発泡剤の「残り」がCO2
のみからなる発泡剤は、特に好ましい。
【0014】分枝ドデカフルオロヘキサンの製造は、Ch
emical Abstracts, 第100(25)巻, No. 208713q;
第101(5)巻, No. 37949w; 第78(25)巻,N
o. 158821q および第67(19)巻,No. 90380jに記
載されている。
emical Abstracts, 第100(25)巻, No. 208713q;
第101(5)巻, No. 37949w; 第78(25)巻,N
o. 158821q および第67(19)巻,No. 90380jに記
載されている。
【0015】そこで、構造式およびCAS(Chemical A
bstracts System)ナンバーとして、次のものを示す:
bstracts System)ナンバーとして、次のものを示す:
【0016】
【化3】 これら3つの分枝ドデカフルオロヘキサンの少なくとも
1つ、しかし特に(I)が、それ故、好ましく使用され
る。しかしながら、別の異性体も、(I)〜(III)
の製造の際に、少なくとも少量で形成されそしてその場
合、(I)〜(III)に含まれることは除外できな
い。それらは、本発明による方法において併用され得
る。
1つ、しかし特に(I)が、それ故、好ましく使用され
る。しかしながら、別の異性体も、(I)〜(III)
の製造の際に、少なくとも少量で形成されそしてその場
合、(I)〜(III)に含まれることは除外できな
い。それらは、本発明による方法において併用され得
る。
【0017】さらに、本発明は、上記方法により得るこ
とができるポリイソシアナートに基づくフォームに関す
る。分枝ドデカフルオロヘキサンが使用される場合、従
来の通例のフォームが使用でき、そして、上述したよう
に、水または慣用の物理的発泡剤の量を実質的に減ずる
か、完全に省略さえできる。
とができるポリイソシアナートに基づくフォームに関す
る。分枝ドデカフルオロヘキサンが使用される場合、従
来の通例のフォームが使用でき、そして、上述したよう
に、水または慣用の物理的発泡剤の量を実質的に減ずる
か、完全に省略さえできる。
【0018】本発明による方法に適当なポリイソシアナ
ートは、この目的に通例の、脂肪族、脂環式または芳香
族ジ−またはポリイソシアナートである。トリル2,4
−および2,6−ジイソシアナート、ジフェニルメナジ
イソシアナート、ポリメチレン−ポリフェニルイソシア
ナートおよびそれらの混合物が好ましい。カルボジイミ
ド基、ウレタン基、アロファナート基、イソシアヌラー
ト基、尿素基またはビウレット基を含むポリイソシアナ
ートを使用することもでき、その際、これらは、「変性
ポリイソシアナート」および「イソシアナートプレポリ
マー」と呼称される。
ートは、この目的に通例の、脂肪族、脂環式または芳香
族ジ−またはポリイソシアナートである。トリル2,4
−および2,6−ジイソシアナート、ジフェニルメナジ
イソシアナート、ポリメチレン−ポリフェニルイソシア
ナートおよびそれらの混合物が好ましい。カルボジイミ
ド基、ウレタン基、アロファナート基、イソシアヌラー
ト基、尿素基またはビウレット基を含むポリイソシアナ
ートを使用することもでき、その際、これらは、「変性
ポリイソシアナート」および「イソシアナートプレポリ
マー」と呼称される。
【0019】ポリイソシアナートは、イソシアナート基
に対して反応性である少なくとも2つの水素原子を含む
化合物、例えば、ヒドロキシル基を含みそしてポリエー
テル、ポリエステルおよびアミンに基づく化合物、なら
びに、アミノおよび/またはカルボキシルおよび/また
はチオール基を含む化合物と反応する。一般に、これら
の化合物は、イソシアナートに対して反応性である2〜
8個の水素原子を有する。
に対して反応性である少なくとも2つの水素原子を含む
化合物、例えば、ヒドロキシル基を含みそしてポリエー
テル、ポリエステルおよびアミンに基づく化合物、なら
びに、アミノおよび/またはカルボキシルおよび/また
はチオール基を含む化合物と反応する。一般に、これら
の化合物は、イソシアナートに対して反応性である2〜
8個の水素原子を有する。
【0020】第三アミン─これは、場合により、イソシ
アナート基に対して活性である水素原子を同様に含むこ
とができる─および/または有機金属化合物、好ましく
はカルボン酸のスズ塩が、通例のように、この反応にお
いて触媒として使用される。
アナート基に対して活性である水素原子を同様に含むこ
とができる─および/または有機金属化合物、好ましく
はカルボン酸のスズ塩が、通例のように、この反応にお
いて触媒として使用される。
【0021】界面活性剤、例えば、乳化剤およびフォー
ム安定剤も、一般に、併用される。乳化剤は、例えば、
脂肪酸の塩である。ポリエーテル−シロキサンがしばし
ばフォーム安定剤として使用される。
ム安定剤も、一般に、併用される。乳化剤は、例えば、
脂肪酸の塩である。ポリエーテル−シロキサンがしばし
ばフォーム安定剤として使用される。
【0022】
【実施例】以下の例により、本発明を説明する。これら
の例は、典型的な硬質フォームの配合に関連している。
の例は、典型的な硬質フォームの配合に関連している。
【0023】比較例において、発泡剤1,1,1,2,
2,3,3,4,4−ノナフルオロヘキサン(CF3 −
CF2 −CF2 −CF2 −CH2 −CH3 )が、水から
生じるCO2 に加えて、併用される。
2,3,3,4,4−ノナフルオロヘキサン(CF3 −
CF2 −CF2 −CF2 −CH2 −CH3 )が、水から
生じるCO2 に加えて、併用される。
【0024】分枝ドデカフルオロヘサンを使用すると、
未分枝フルオロヘサンと比べていっそう低い熱伝導率す
ら生じることが見出される。この効果は、さらに、より
長い貯蔵時間で増加さえする。
未分枝フルオロヘサンと比べていっそう低い熱伝導率す
ら生じることが見出される。この効果は、さらに、より
長い貯蔵時間で増加さえする。
【0025】分枝ドデカフルオロヘキサンは、連続気泡
構造を有する発泡軟質フォームに、ならびに、西ドイツ
特許出願公告第1694138号(英国特許第1209
243号に相当)による細胞状コアー(cellular core)
および硬化表面(compact surface) を有する発泡成型品
を製造するのに、同様に適している。
構造を有する発泡軟質フォームに、ならびに、西ドイツ
特許出願公告第1694138号(英国特許第1209
243号に相当)による細胞状コアー(cellular core)
および硬化表面(compact surface) を有する発泡成型品
を製造するのに、同様に適している。
【0026】例で製造したフォームの特性は、例のあと
の表に示されている。 例 比較例 (連体発泡剤(joint blowing agent) として、CO2 お
よびノナフルオロヘキサンの使用)OH値380の蔗糖
/プロピレンオキシドポリエーテル85g、OH値48
0のエチレンジアミン/プロピレンオキシドポリエーテ
ル15g、フォーム安定剤(Dow Corning Corp. からの
DC193タイプ)1g、ジメチルシクロヘキシルアミ
ン1.5g、水3.0gおよび1,1,1,2,2,
3,3,4,4−ノナフルオロヘキサン15gを、攪拌
機を用いて、1秒あたり約3500回転で15秒間よく
混合し、次いでその混合物を、粗ジフェニルメタンジイ
ソシアナート(商業的に入手できる品質のMDI)18
0gと10秒間よく混合し次いで紙型に注いだ。混合物
の発泡は約15秒後に開始しそして約75秒後に終わっ
た。表に示した特性を有する硬質フォームが得られた。
の表に示されている。 例 比較例 (連体発泡剤(joint blowing agent) として、CO2 お
よびノナフルオロヘキサンの使用)OH値380の蔗糖
/プロピレンオキシドポリエーテル85g、OH値48
0のエチレンジアミン/プロピレンオキシドポリエーテ
ル15g、フォーム安定剤(Dow Corning Corp. からの
DC193タイプ)1g、ジメチルシクロヘキシルアミ
ン1.5g、水3.0gおよび1,1,1,2,2,
3,3,4,4−ノナフルオロヘキサン15gを、攪拌
機を用いて、1秒あたり約3500回転で15秒間よく
混合し、次いでその混合物を、粗ジフェニルメタンジイ
ソシアナート(商業的に入手できる品質のMDI)18
0gと10秒間よく混合し次いで紙型に注いだ。混合物
の発泡は約15秒後に開始しそして約75秒後に終わっ
た。表に示した特性を有する硬質フォームが得られた。
【0027】例1:手順は比較例と同様であった。しか
し、1,1,1,2,2,3,3,4,4−ノナフルオ
ロヘキサンの代わりに、本発明に従って分枝ドデカフル
オロヘキサン(I)(CF3 )2 −CF−CHF−CH
F−CF3 18gを使用した。
し、1,1,1,2,2,3,3,4,4−ノナフルオ
ロヘキサンの代わりに、本発明に従って分枝ドデカフル
オロヘキサン(I)(CF3 )2 −CF−CHF−CH
F−CF3 18gを使用した。
【0028】例2:OH値560のソルビトール/グリ
セロール/プロピレンオキシドポリエーテル45g、O
H値480のエチレンジアミン/プロピレンオキシドポ
リエーテル15g、OH値160のグリセロール/プロ
ピレンオキシドポリエーテル20g、OH値220のテ
トラブロモフタラートジオール20g、トリクロロエチ
ルホスファート20gおよび、Dow Corning Corp. によ
る商品名DC190およびDC198で売買されている
フォーム安定剤、それぞれ1.0g、ジメチルクロロヘ
キシルアミン1.0g、水2.2g、ドデカフルオロヘ
キサン(I)28gならびにMDI137gを、上記例
のように混合しそして発泡した。
セロール/プロピレンオキシドポリエーテル45g、O
H値480のエチレンジアミン/プロピレンオキシドポ
リエーテル15g、OH値160のグリセロール/プロ
ピレンオキシドポリエーテル20g、OH値220のテ
トラブロモフタラートジオール20g、トリクロロエチ
ルホスファート20gおよび、Dow Corning Corp. によ
る商品名DC190およびDC198で売買されている
フォーム安定剤、それぞれ1.0g、ジメチルクロロヘ
キシルアミン1.0g、水2.2g、ドデカフルオロヘ
キサン(I)28gならびにMDI137gを、上記例
のように混合しそして発泡した。
【0029】 表: モル比 フォームの特性 水/フルオロヘキサン 密度 1日後 6週後 [kg/m3 ] に測定した熱伝導率 [10 ℃, mW/mK] ──────────────────────────────────── 比較例 75/25 38 22.1 24.8 例1 75/25 38 16.7 19.1 例2 57/43 40 18.0 20.0
Claims (7)
- 【請求項1】 ポリイソシアナート、イソシアナート基
に対して反応性である少なくとも2つの水素原子を持つ
化合物、発泡剤および場合により別の助剤の反応による
ポリイソシアナートに基づくフォームの製造方法におい
て、少なくとも10モル%まで1種またはそれ以上の分
枝ドデカフルオロヘキサンからなる発泡剤を用いること
を特徴とする、上記方法。 - 【請求項2】 少なくとも20モル%まで1種またはそ
れ以上の分枝ドデカフルオロヘキサンからなる発泡剤が
使用される、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 50〜80モル%まで1種またはそれ以
上の分枝ドデカフルオロヘキサンからなる発泡剤が使用
される、請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 発泡剤の残りが、少なくとも一部分CO
2 からなり、それは、水の添加によってポリイソシアナ
ートの反応の際に形成される、請求項1〜3のいずれか
1項に記載の方法。 - 【請求項5】 発泡剤の残りがCO2 からなり、それ
は、水の添加によってポリイソシアナートの反応の際に
形成される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方
法。 - 【請求項6】 式 【化1】 で表される1種またはそれ以上の分枝ドデカフルオロヘ
キサンが使用される、請求項1〜5のいずれか1項に記
載の方法。 - 【請求項7】 式 【化2】 で表される分枝ドデカフルオロヘキサンが使用される、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4110283 | 1991-03-28 | ||
DE41102835 | 1991-03-28 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05247250A true JPH05247250A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=6428448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4068621A Withdrawn JPH05247250A (ja) | 1991-03-28 | 1992-03-26 | 分枝ドデカフルオロヘキサンを用いたフォームの製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5155141A (ja) |
EP (1) | EP0507214A3 (ja) |
JP (1) | JPH05247250A (ja) |
CA (1) | CA2064283A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07508068A (ja) * | 1992-08-04 | 1995-09-07 | バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト | 硬質ポリウレタンフォームの製造方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH693033A5 (it) * | 1998-03-03 | 2003-01-31 | Maflon S P A | Prodotto lubrificante per aumentare la capacità di scivolamento degli sci e sua utilizzazione. |
AU2001260317A1 (en) * | 2000-07-04 | 2002-01-14 | Huntsman International, Llc | Process for making hydrocarbon-blown or hydrofluorocarbon-blown rigid polyurethane foams |
CA2432144C (en) * | 2000-12-21 | 2009-09-29 | Dow Global Technologies Inc. | Blowing agent composition and polymeric foam containing a normally-liquid hydrofluorocarbon and carbon dioxide |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB824230A (en) * | 1954-08-09 | 1959-11-25 | Robert Neville Haszeldine | Halogenated organic compounds and derivatives thereof |
GB833152A (en) * | 1957-05-29 | 1960-04-21 | Gen Motors Corp | Improved method of making thermal insulation material |
DE1694138C2 (de) * | 1967-03-15 | 1982-06-09 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur Herstellung von harten Schaumstoff-Formteilen |
US3903110A (en) * | 1972-04-27 | 1975-09-02 | Gaf Corp | N-(2-pyrrolidinonyl) methyl carbamate derivatives |
DE3142229A1 (de) * | 1981-10-24 | 1983-05-19 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur herstellung von flammfesten, kaltzaehen polyurethanschaumstoffen und deren verwendung als innenauskleidungen von lagertanks |
DE3808081A1 (de) * | 1988-03-11 | 1989-09-21 | Bayer Ag | Verfahren zur herstellung von polyurethanschaumstoffen |
DE3818692A1 (de) * | 1988-06-01 | 1989-12-07 | Bayer Ag | Verwendung von 1,1,1,4,4,4-hexafluorbutan als treib- und daemmgas fuer die herstellung von kunststoff-schaumstoffen |
US4947881A (en) * | 1989-02-24 | 1990-08-14 | Allied-Signal Inc. | Method of cleaning using hydrochlorofluorocarbons |
ATE129265T1 (de) * | 1989-06-28 | 1995-11-15 | Bosch Siemens Hausgeraete | Hartschaumstoff sowie verfahren zur herstellung desselben. |
US4981879A (en) * | 1989-08-28 | 1991-01-01 | Jim Walter Research Corp. | Rigid foam with improved "K" factor from perfluorinated hydrocarbons |
EP0432672B1 (de) * | 1989-12-12 | 1997-03-19 | SOLVAY (Société Anonyme) | Verfahren zur Herstellung von Schaumstoffen mit Hilfe von Fluoralkanen |
US4997706A (en) * | 1990-02-09 | 1991-03-05 | The Dow Chemical Company | Foaming system for closed-cell rigid polymer foam |
US5130345A (en) * | 1990-06-29 | 1992-07-14 | Allied-Signal Inc. | Method of preparing foam using a partially fluorinated alkane having a tertiary structure as a blowing agent |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP4068621A patent/JPH05247250A/ja not_active Withdrawn
- 1992-03-26 EP EP19920105218 patent/EP0507214A3/de not_active Withdrawn
- 1992-03-26 US US07/858,053 patent/US5155141A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-03-27 CA CA002064283A patent/CA2064283A1/en not_active Abandoned
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07508068A (ja) * | 1992-08-04 | 1995-09-07 | バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト | 硬質ポリウレタンフォームの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5155141A (en) | 1992-10-13 |
CA2064283A1 (en) | 1992-09-29 |
EP0507214A3 (en) | 1993-04-07 |
EP0507214A2 (de) | 1992-10-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5137932A (en) | Process for producing foams | |
US5169873A (en) | Process for the manufacture of foams with the aid of blowing agents containing fluoroalkanes and fluorinated ethers, and foams obtained by this process | |
US5164418A (en) | Process for producing foams with the aid of fluoroalkanes | |
KR0155549B1 (ko) | 강성 우레탄 및 이소시아누레이트 발포체용 발포 시스템 | |
US5444101A (en) | Process for rigid polyurethane foams | |
US7763578B2 (en) | Preparation of polymeric foams using hydrofluoroether nucleating agents | |
JP3133128B2 (ja) | 硬質フォームの製造法およびイソシアネート反応性組成物 | |
JPH0597953A (ja) | 硬質フオーム製造用液体 | |
WO2000024814A1 (en) | Process for preparation of polymeric foam using fluorinated ketones as blowing agents | |
JPH04226117A (ja) | ウレタン基および主としてイソシアヌレート基を有する硬質フォームの製造方法、並びに絶縁材料としてのその使用 | |
JPH05247250A (ja) | 分枝ドデカフルオロヘキサンを用いたフォームの製造方法 | |
JP2002528584A (ja) | ヒドロフルオロエーテル中に溶解または分散されたペルフルオロケミカル化合物を用いるポリマーフォームの作製方法 | |
JPH06211957A (ja) | ポリオール組成物 | |
US5334624A (en) | Polyol compositions | |
EP0662494A1 (en) | Rigid polyurethane foams | |
JP2007501885A (ja) | ポリマーフォームの製造方法 | |
US5391584A (en) | Manufacture of rigid foams and compositions therefor | |
JPH0125726B2 (ja) | ||
KR20010080903A (ko) | 히드로플루오로에테르 중에 용해 또는 분산된퍼플루오르화합물을 사용하는 중합체 폼 제조 방법 | |
JPH07188375A (ja) | 硬質ポリウレタンフォーム | |
JPH06179735A (ja) | ポリウレタン製造用触媒組成物 | |
JPS6412249B2 (ja) | ||
JPH09316159A (ja) | 硬質ポリウレタンフォーム及びその製造方法 | |
JPH09316158A (ja) | 硬質ポリウレタンフォーム及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |