JPH0524670Y2 - - Google Patents

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JPH0524670Y2
JPH0524670Y2 JP1988098888U JP9888888U JPH0524670Y2 JP H0524670 Y2 JPH0524670 Y2 JP H0524670Y2 JP 1988098888 U JP1988098888 U JP 1988098888U JP 9888888 U JP9888888 U JP 9888888U JP H0524670 Y2 JPH0524670 Y2 JP H0524670Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は紙匹等をアンワインダからワインダに
導く通紙機構を改良した通紙装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 一般にアンワインダからワインダへの通紙路
は、巻取つたロールの搬送を行う際に必要な広い
作業空間を跨ぐようにアーチ状に設けられるた
め、通紙路が長くなり、通紙が迅速、簡便に行わ
れにくい。
例えば厚い紙匹では剛性があるため進行させや
すいが、方向転換が難しく、また薄い紙匹では剛
性がないため方向転換は容易となるが、進行させ
ることが困難となる。
そのため、従来アンワインダからワインダへの
通紙に際しては人によるものを始めとして、エア
ジエツト方式、サクシヨン方式等種々の方法が試
みられてきた。
[考案が解決しようとする課題] 例えば、エアジエツトを使つて通紙させる方式
では、エアヘツダを通紙路に設け、紙匹の先端に
幅狭の部分をつくつて通紙しやすくし、その先端
にエアヘツダから空気を吹き出して順次前進させ
るうよにする。しかしこの紙匹を確実に前進させ
るためには空気吹き出しの調整に熟練を要し、操
作が悪い時には空気に煽られてただ踊るだけで先
に進まない。また幅狭にした先端は製品として使
えないため無駄となる。
サクシヨン方式のものでは、通紙路にサクシヨ
ンボツクスを設けて、該サクシヨンボツクスによ
り紙匹を吸引しながら前進するようにしてあり、
そのため構造が複雑な吸引、真空装置が必要とな
り更にその装置を運転するために動力がかかる。
また総ての種類の紙幅に対応させるためにはサク
シヨンボツクスの幅を広くしておかねばならず、
紙幅が小さい紙匹の作業の時には紙匹がのらない
吸引孔が生じ、そこでは無駄な吸引が行われるた
め動力のロスが大きい。
[課題を解決するための手段] 本考案は紙匹をアンワインダからワインダに導
く通紙路の上方に、該通紙路に沿つて通紙方向に
移動する無端環状体を設け、該無端環状体の幅方
向略中央部に紙匹端部の幅方向略中央部を表裏両
側から挾持する少なくとも2枚の可撓性の磁性板
からなる保持部材を取り付けたことを特徴とする
通紙装置にかかるものである。
[作用] アンワインダから出た紙匹の端部中央を、無端
環状体に取り付けられた2枚の可撓性磁性板によ
り表裏両側から挾むと、該各磁性板が磁力により
引き合い、紙匹がしつかりと挾持され、前記無端
環状体の移動に伴つて通紙される。他に動力を要
する機構がないので、余分のエネルギーの消費も
なく、簡便、確実に通紙される。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例であり、
アンワインダ1とワインダ2との間に、方向転換
および搬送のための複数のペーパーロール4とこ
れらペーパーロール4間を接いで、紙匹3を通す
ガイド板5とからアーチ状に形成した通紙路の上
方に、該通紙路に沿つて通紙方向に移動する無端
環状体6を設ける。該無端環状体6は、終端に設
けたモータ7付ロール8によつて駆動するが、始
端及び中間にはほぼ等しい距離に数本の従動ロー
ル9を設け、これによつて無端環体6を保持し、
更に無端環状体6が垂れ下らないように支持ロー
ル10を設け、該無端環状体6を前記両ロール
8,9と10との間に挾持して通紙路との距離を
等しく保ちながら移動するようにする。
上記無端環状体6としては、ベルト、ロープ、
Vベルト等種々のものが使用し得る。
該無端環状体6の幅方向略中央部に保持部材1
1を取り付ける。該保持部材11は、第2図に示
す取付金具12、連結板13、2枚の磁性板14
により一体となつている。
無端環状体6に鉄等の金属製の取付金具12を
固着し、該取付金具12に合成樹脂、ゴム等から
なる可撓性のある連結板13を回動可能にピンで
枢着し、更に該連結板13に2枚の可撓性の磁性
板14を取り付ける。
磁性板14としては紙匹を直接挾持するために
屈撓性のよい強力なマグネツトシートが適当であ
る。
なお、無端環状体6の幅方向略中央部に保持部
材11を取り付けてあるので、該保持部材11を
従動ロール9と支持ロール10との間を通過出来
るようにするため、第3図に示すように支持ロー
ル10に空隙を設けている。該支持ロール10は
2分割且短くして中間に空間を設け、この空間を
保持部材11が通過するようにしてある。分割支
持ロール10は従動ロール9の下側両端に位置す
るようにし、カンチレバ15によつて支持する。
無端環状体6はこの分割支持ロール10と従動ロ
ール9の間に挾持されて移動する。
なお保持部材11の自重、紙匹3を挾持しつつ
移動させる際の摩擦力等による無端環状体6の蛇
行や脱輪を防ぐために、分割した支持ロール10
の軸を従動ロール9の軸に対して幾分交差させる
ように回転自在にしたり、又は従動ロール9に溝
を設け、一方、無端環状体6の方には、突起部を
設けて、互に嵌合させることによつて外れないよ
うにすることも出来る。
アンワインダから出た紙匹3は、最初のペーパ
ーロール16を通過して、通紙装置の始端部に到
着する。ここに保持部材11が無端環状体6の幅
方向絡中央部に装着されて、あらかじめ待機して
いる。保持部材11の2枚の可撓性の強力な磁性
板14により、紙匹端部に中央を表裏両側から挾
む。該磁性板14同士は、磁力により引き合うの
で、紙匹3をしつかりと挾持出来る。
紙匹3端部は中央一ケ所だけを挾持するだけで
よい。
ここでモータ7を駆動して通紙装置を始動させ
る。
無端環状体6が通紙方向に移動すると共に、紙
匹3を挾持した保持部材11も、通紙方向に移動
する。通紙を円滑にし、紙切れが起らないよう
に、アンワインダ1の繰出し速度と無端環状体6
の移動速度とは同速度とするかアンワインダのブ
レーキを開放すればよい。
この保持部材11は、従動ロール9と支持ロー
ル10の間では、支持ロール10が分割され、中
央に空間が設けられているので、支障なくその間
を通ることが出来、通紙路を通つて紙匹3を挾持
しつつ終端に至る。
この保持部材11の取付本数は、1個の例につ
いて説明したが、2個以上取り付けることが出来
る。特に2個の場合には、各々を無端環状体6の
全長の半分の所に来るように取り付け、一方が紙
匹端部を挾持しつつ、通紙路を通つて終端に来
て、通紙をおえ停止したとき、他方はこの通紙装
置の外側を回つて丁度始端に来るようにする。こ
れで次の通紙を遅滞なく行うことが出来るように
待機した形となる。
通紙装置の後端に来た紙匹3は、磁性板14か
ら取り外される。通紙装置より離脱した紙匹3は
その自重により下行してスリツタ17に至る。更
にスリツタ17を通つて、それぞれワインダ2に
巻き取られる。紙匹3はスリツタ17を通る際、
所要幅に縦断される。
通紙を終つ保持部材11は、無端環状体6を更
に駆動して、通紙装置の始端に進め、次の通紙の
ために備える。なお、2個の保持部材11を備え
ている時は、一方が通紙装置の終端に来た時、他
方が始端に来るようになつているので、そのまま
無端環状体6を止めることができる。
上記したように、本実施例によれば、無端環状
体6に2枚の磁性板14を取り付け、それによつ
て紙匹3を挾持するので、紙匹3の厚さや紙幅に
関係なく紙匹3の先端が容易に、且つ確実に挾持
される。
また特にエアジエツトやサクシヨンボツクスの
ような複雑な装置を設けることなく、迅速簡便に
通紙することができる。
尚、本考案の通紙装置は、上述の実施例にのみ
限定されるものではなく、紙匹の通紙の場合に限
らず合成樹脂シート、ゴムシート等の帯状体の挿
通にも適用し得ること、等本考案の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の通紙装置によれ
ば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
2枚の磁性板で紙匹端部を挾持して通紙する
ので、紙匹の挾持およびその解除が容易であ
り、他に特別の装置、操作を必要とすることな
く、紙匹をラフに切り裂いただけで磁性板の片
側に合わせ、もう一方を紙匹を挾んで重ねるだ
けで簡便、迅速に通紙することが出来る。
保持する構造が簡単であるので、いかなる紙
匹の厚さ、紙幅に関らず挾持、通紙することが
出来る。
強力な磁力によつて紙匹端部を挾持するので
大きな力を必要とせず、容易に強く挾持出来
る。
従つて途中で、紙匹端部が保持部材からはず
れることがなく確実に通紙することが出来る。
上記のような保持部材によつて紙匹端部を挾
持するだけなので、紙のロスがない。
保持部材は可撓性であるから、通紙路の屈曲
部にならつて容易に変形し得るため、通紙が容
易である。
保持部材が可撓性なのでロールに当つてもロ
ールを損傷することがない。
紙匹の端部を引くと蛇行の原因となり易い
が、中央部のために蛇行の心配がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の通紙装置の一実施例の説明
図、第2図は保持部材の斜視図、第3図は第1図
の−方向矢視図である。 1はアンワインダ、2はワインダ、3は紙匹、
6は無端環状体、8はモータ駆動ロール、9は従
動ロール、10は支持ロール、11は保持部材、
12は取付金具、13は連結板、14は磁性板を
示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 紙匹をアンワインダからワインダに導く通紙路
    の上方に、該通紙路に沿つて通紙方向に移動する
    無端環状体を設け、該無端環状体の幅方向略中央
    部に紙匹端部の幅方向略中央部を表裏両側から挾
    持する少なくとも2枚の可撓性の磁性板からなる
    保持部材を取り付けたことを特徴とする通紙装
    置。
JP1988098888U 1988-07-26 1988-07-26 Expired - Lifetime JPH0524670Y2 (ja)

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JP1988098888U JPH0524670Y2 (ja) 1988-07-26 1988-07-26

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JP1988098888U JPH0524670Y2 (ja) 1988-07-26 1988-07-26

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Publication Number Publication Date
JPH0222949U JPH0222949U (ja) 1990-02-15
JPH0524670Y2 true JPH0524670Y2 (ja) 1993-06-23

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JP1988098888U Expired - Lifetime JPH0524670Y2 (ja) 1988-07-26 1988-07-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0436915Y2 (ja) * 1987-02-23 1992-08-31

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JPH0222949U (ja) 1990-02-15

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