JPH05246080A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05246080A
JPH05246080A JP4048511A JP4851192A JPH05246080A JP H05246080 A JPH05246080 A JP H05246080A JP 4048511 A JP4048511 A JP 4048511A JP 4851192 A JP4851192 A JP 4851192A JP H05246080 A JPH05246080 A JP H05246080A
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pattern
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JP4048511A
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English (en)
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Shinichiro Maekawa
真一郎 前川
Takashi Kawana
孝 川名
Kaoru Seto
薫 瀬戸
Tatsu Kosake
達 小酒
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Original Assignee
Canon Inc
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4055Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern
    • H04N1/4056Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern the pattern varying in one dimension only, e.g. dash length, pulse width modulation [PWM]

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  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】プリンタのピッチムラによる印字の濃度ムラを
減少する。 【構成】濃度パターンの成長を複数の成長パターンを乱
数的に発生させる部分と規則的に発生させた部分とを組
み合わせたものとすることで、擬似的に解像度が下がる
部分をランダムに発生させるように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームプリンタ
やLEDプリンタなどの画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザビームプリンタやLE
Dプリンタによって多値画像データを描画する方法とし
て、例えば、図69に示すように、プリンタの持つ最小
ドットをさらに分割し、それをいくつか組み合わせて濃
度を表わす最小単位(画素)として、その塗りつぶしパ
ターンによって1画素における階調を表現する面積階調
法(以下、この方法をパルス幅変調(PWM)と称す
る)が知られている。図70は、従来の多値画像データ
を描画するレーザビームプリンタの構成を示すブロック
図、また、図71は、従来のLEDプリンタの構成を示
すブロック図である。
【0003】図70,図71において、プリンタ260
2内のプリンタコントローラ2603は、外部機器であ
るホストコンピュータ2601から出力される画像デー
タ(写真画像や文字画像を含む)を受信する。これらの
内、文字画像については、所定のビットマップ信号(例
えば、黒であれば3F[h]、白ならば00[h]、た
だし、hは16進数を示す)に変換し、写真画像につい
ては、濃度を示すコード信号(白は00[h]で、濃度
が大きくなるにつれて数値を大きくし、1F[h]が黒
を表わす)として、画像処理部2604に、6ビット画
像データを送出する。
【0004】そして、レーザビームプリンタでは、図7
0に示すレーザドライバ部2605が、画像処理部26
04からの出力信号に応じて半導体レーザ2606の点
滅を制御し、図71に示すLEDプリンタでは、画像処
理部2604からの出力信号に応じてLED駆動部26
05’がLED2606’の点滅を行なう。図72は、
中間調画像を印字する上記プリンタの画像処理部260
4の構成ブロック図である。同図において、2701
は、例えばROMで構成されるγ補正テーブルであり、
2702は2ビットの主走査カウンタ、2703は副走
査カウンタであり、また、2704は、ROMまたはR
AMで構成される濃度パターン発生テーブルである。そ
して、2705は、濃度パターン発生テーブル2704
から出力される8ビットデータを、画像クロックVCL
Kの8倍の周波数のクロックで吐出するパラレルシリア
ル変換器である。
【0005】以下、上記の画像処理部の動作を説明す
る。なお、ここでは、プリンタの解像度を600dpi と
する。不図示のプリンタコントローラからは、600dp
i の1ドット毎に送られてくる画像クロックVCLK
と、それに同期して5ビットの多値画像データが送出さ
れてくる。多値画像データは、γ補正テーブル2701
によってγ補正され、5ビットの画像データに変換され
て濃度パターン発生テーブル2704のアドレスA0〜
A4に入力される。一方、画像クロックVCLKを主走
査カウンタ2702でカウントし、その1ビットの出力
を濃度パターン発生テーブル2704のアドレスA5に
入力する。さらに、半導体レーザ2606、あるいはL
ED2606’が1走査する毎に、プリンタエンジンか
ら送出される水平同期信号BDを副走査カウンタ270
3でカウントし、その1ビットの出力を濃度パターン発
生テーブル2704のアドレスA6に入力する。
【0006】濃度パターン発生テーブル2704は、上
記のアドレスが入力されると、そのアドレスにあらかじ
めロードされている8ビットのデータD0〜D7を出力
し、それをMSBから順次、パラレルシリアル変換器2
705によって画像クロックVCLKの8倍の周波数の
クロックVCLK×8で吐き出す。その結果、600dp
i の1ドットが、主走査に2ドット、副走査に2ドット
の合計4ドットが濃度を表わす最小単位を形成すること
になる。さらに、600dpi の1ドットを8分割してい
るので、1画素は32区画であることになる。つまり、
1画素の32区画の内、何区画を黒で塗りつぶすかによ
って濃度を表現するのである。図73は、上述の濃度パ
ターンの一例であり、多値画像データが9/32の濃度
を示した場合のパターンである。
【0007】
【発明が解決しようしている課題】しかしながら、上記
従来のプリンタでは、事実上、主走査方向に対して48
00dpi のドットが最小ドットになり、これ以上の解像
度のドットによって画素を形成して中間調画像を描画し
た場合、プリンタの紙搬送系や感光ドラム駆動系の速度
ムラ(以下、これをピッチムラと称す)によって生じる
画像の副走査方向の濃度ムラが非常に目立つという問題
がある。特に、LEDプリンタでは、LEDアレイの各
々の間隔が完全に一定ではないことにより、主走査方向
の濃度ムラが目立つという問題がある。そして、300
線32階調では、プリンタエンジンの性能を十分に引き
出したものとは言えない。
【0008】そこで、以下に、ピッチムラによる濃度ム
ラの原理について説明する。図74は、従来のプリンタ
で300dpi 単位のPWMにおいて、50%のレーザ照
射時間とした場合の印字状態を示す。プリンタのピッチ
ムラによってレーザの走査ラインの間隔が詰まると、各
ドットの照射エネルギーを合成したエネルギー分布が高
まり、同時に現像しきい値(トナーが付着し得るエネル
ギー)を越えるエネルギーがより広範囲に及ぶことにな
り、トナー付着面積が広くなって濃度が高くなる。そし
て、主走査方向に対して隣接する画素とつながり、さら
に濃度が高まるという結果になる(図74のA部参
照)。
【0009】一方、プリンタのピッチムラによってレー
ザの走査ラインの間隔が広がると、図74のB部に示す
ようにエネルギーに隙間が生じて、トナー付着面積が小
さくなり濃度が低くなる。図75は、150dpi 単位の
PWMにおいて50%のレーザ照射時間とした場合の印
字状態である。同図に示すように、150dpi 単位のP
WMにおいては、プリンタのピッチムラによってレーザ
の走査ラインの間隔が変化しても印字濃度にはムラはで
きにくい。すなわち、ピッチムラの影響を受けやすい濃
度パターンは、画素間隔lが小さく、レーザ照射長wが
小さい場合であると言える。
【0010】また、レーザ光量変調による中間調処理に
おいて、レーザ光量が低くレーザエネルギー分布も低く
なり、1画素当たりのトナー付着面積が小さくなる場合
も、レーザ照射長wが小さくなるものと等価である。こ
のように、150dpi を1画素とした場合には、ピッチ
ムラの影響は受けにくいが、解像度が低くなって文字画
像がシャープではなく、また、300dpi を1画素とし
た場合には、解像度は高くて文字画像がシャープである
が、ピッチムラの影響を受けやすいという問題がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決することを目的として成されたもので、上述の課題
を解決する一手段として、以下の構成を備える。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、多値のドット情報に基づ
いて細分化した画区の集合体である画素の黒領域の面積
変調を行ない、該変調にて得られた信号で光ビームを偏
向して記録媒体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を顕
像化する画像形成装置において、異なる複数の成長方向
を持った濃度パターンを発生するパターン発生手段と、
前記濃度パターンの成長方向を変化させる情報を発生す
る情報発生手段と、前記情報を切り替える切替手段とを
備え、前記切替手段にて切り替えられた情報に基づいた
成長方向の濃度パターンにて記録を行なう。
【0012】また、請求項5に記載の発明は、多値のド
ット情報に基づいて細分化した画区の集合体である画素
の黒領域の面積変調を行ない、該変調にて得られた信号
で光ビームを偏向して記録媒体上に静電潜像を形成し、
該静電潜像を顕像化する画像形成装置において、異なる
複数の成長方向を持った濃度パターンを発生するパター
ン発生手段と、前記濃度パターンの成長方向を変化させ
る情報を発生する情報発生手段と、前記多値ドット情報
が示す画像形成濃度を検知する手段と、前記画像形成濃
度に基づいて、前記複数の濃度パターンの一つを選択す
る選択手段とを備える。
【0013】請求項10に記載の発明は、多値のドット
情報から面積変調にて濃度パターンを生成して中間調の
印字記録を行なう画像形成装置において、異なる複数の
画素サイズを持った濃度パターンを発生する手段と、前
記画素サイズを変化させる複数の情報を発生する手段
と、前記複数の情報の一つを選択する手段と、特定の画
素により印字記録後の画素サイズを記憶する手段とを備
え、前記記憶された画素サイズに応じて、前記選択され
た情報に基づいた画素サイズの濃度パターンにて記録を
行なう。
【0014】さらに、請求項11に記載の発明は、多値
のドット情報に基づいてドットを細分化した画区の集合
体である画素の黒領域の面積変調を行ない、該変調にて
得られた信号で光ビームを偏向して記録媒体上に静電潜
像を形成し、該静電潜像を印字記録する画像形成装置に
おいて、異なる複数の成長方向を持った濃度パターンを
発生するパターン発生手段と、前記濃度パターンの成長
方向を変化させる情報を発生する情報発生手段と、特定
画素により印字記録後の画素の成長方向を記憶する手段
と、前記成長方向に基づいて、前記複数の濃度パターン
の一つを選択する選択手段とを備える。
【0015】そして、請求項17に記載の発明は、多値
画像信号を光学的に記録媒体上に印字記録する画像形成
装置において、異なる複数の成長方向を持った濃度パタ
ーンを発生するパターン発生手段と、前記濃度パターン
の成長方向を変化させる情報を発生する情報発生手段
と、前記情報を切り替える切替手段とを備え、前記切替
手段にて切り替えられた情報に基づいた成長方向の濃度
パターンにて光学的な書込みを行なう。
【0016】
【作用】以上の構成において、プリンタのピッチムラに
よる印字の濃度ムラを減少させ、文字画像に対してもシ
ャープさを損なうことなく高品質な画像が得られるよう
に機能する。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る好
適な実施例を詳細に説明する。 [第1実施例]図1は、本発明の第1の実施例に係るの
レーザビームプリンタの全体構成を示すブロック図であ
る。同図において、101は、プリンタ102へ多値画
像データを送出するホストコンピュータであり、プリン
タ102では、多値画像データをプリンタコントローラ
103で受信し、所定の処理を行なった後、データ生成
部104へ多値画像データを送信する。そして、PWM
処理部105で、多値画像データの濃度に基づいてパル
ス幅変調信号(以下、PWM信号と称す)を生成し、こ
のPWM信号によって半導体レーザ107の点滅を行な
う。半導体レーザ107は、不図示の感光ドラムを照射
して、電子写真法により印字を行なう。
【0018】そこで、本実施例に係るレーザビームプリ
ンタの主要部であるデータ生成部104とPWM処理部
105について、順を追って説明する。なお、ここで
は、プリンタエンジンは、600dpi の印字密度で印字
することとする。プリンタコントローラ103は、60
0dpi 単位に4ビットの多値画像データAを送出する。
ここで、F[H](Hは、16進数を示す)は黒、0
[H]〜E[H]は中間調印字を示すとすると、0
[H]〜F[H]の16階調が表現可能である600dp
i 単位の4ドットをひとまとめにした300dpi 単位で
は、0[H]〜3C[H](F[H]+F[H]+F
[H]+F[H]=3C[H])の61階調を表現可能
となる。
【0019】データ生成部では、プリンタコントローラ
から送出される多値画像データを主走査方向に2ドッ
ト、副走査方向に2ドットの合計4ドットの画像データ
を加算し、その加算結果をもとにして濃度パターンを示
す多値データ(7ビット)を発生させる。さらに、本実
施例に係るプリンタでは、300dpi 単位のドットを主
走査方向に4ドット、副走査方向に4ドットの16ドッ
トをひとかたまりとした単位毎に、図10に示すように
ランダム成長部分を設ける。
【0020】図2は、データ生成部104の構成を示す
ブロック図であり、図3は、図2に示すデータ生成部の
動作タイムチャートである。図2において、201はラ
インメモリB、202はラインメモリA、203はセレ
クタ、204は加算器、208はPWM成長方向決定
部、209は乱数発生回路、206,207は、それぞ
れ分周器によって構成される主走査カウンタ、副走査カ
ウンタ、205は濃度パターン発生テーブルである。主
走査カウンタ206及び副走査カウンタ207は、それ
ぞれ画像クロックVCLKと水平同期信号BDを入力
し、各々の2分周信号Q0、4分周信号Q1、8分周信
号Q2を出力する。また、乱数発生回路209は、画像
クロックを入力して2ビットの乱数(0[H]〜3
[H])を出力する。
【0021】以下、データ生成部104の動作を説明す
る。図3(a)〜(e)に示すように、ラインメモリB
201が、コントローラ103からの多値画像データA
を受信し、ラインメモリB201は、次のラインのデー
タを受け取ると同時に、ラインメモリA202に対して
蓄積していたデータを送出する。すなわち、常に1ライ
ン前のデータがラインメモリAに貯えられていることと
なる。また、セレクタ203では、水平同期信号BDを
副走査カウンタ207で2分周した信号Q0をもとに、
2組の入力信号の内の1A,2Aを出力するか、あるい
は1B,2Bを出力するかの選択をする。
【0022】図3(f)に示すように、加算器204が
セレクタ203からの出力1Y,2Yを受け取り、加算
器内で主走査方向にも2ドット分加算し、合計4ドット
の4ビット画像データを加算して6ビットの画像データ
を生成する。なお、図4(b)は、加算器204からの
6ビット出力信号を示すが、加算器204の詳細につい
ては、後述する。
【0023】本実施例では、PWM成長方向決定部20
8には、図2に示すように、主走査カウンタ206から
3ビット、副走査カウンタ207から3ビット、乱数発
生回路209から2ビットの信号が入力され、図11に
示す(A)パターン〜(C)パターンの3つのパターン
から1つを選択するためのパターンセレクト信号2ビッ
トを出力する。加算器204からの2ビットのデータ
は、他の実施例で用いられるものである。なお、PWM
成長方向決定部208についての詳細は後述する。
【0024】濃度パターン発生テーブル205には、上
記多値データ6ビット、パターンセレクタ信号2ビッ
ト、画像クロック、画像クロックを2分周した信号であ
る主走査カウンタ206からのQ0出力、水平同期信号
を2分周した信号である副走査カウンタ207からのQ
0出力の計11ビットが入力され、図5に示すアドレス
マップを持つ、例えば、ROMにより構成されるルック
アップテーブルにより濃度コード信号が出力される。な
お、濃度パターン発生テーブルから発生される濃度コー
ドは、プリンタのγ特性の補正を考慮したコードとす
る。
【0025】図2に示すように、濃度パターン発生テー
ブル205のアドレスA8は、600dpi の画像クロッ
クVCLKであり、600dpi の1ドットに対してON
発生コードとOFF発生コードがパターンテーブルから
出力される。そして、後述するPWM処理部5によって
パルス幅変調が行なわれる。このPWM処理部105は
濃度コードのMSBを監視し、図5(a)に示すよう
に、そのビットが論理“1”ならばON発生コード、
“0”ならばOFF発生コードを認識する。また、濃度
コードのD5〜D3によって1ドットを1/8単位でP
WMを行ない、さらにコードD2〜D0により、1/6
4分割単位でPWMを行なう。
【0026】図6は、図2に示す加算器204の回路構
成ブロック図であり、また、図7は、その動作タイムチ
ャートである。図6において、701〜704はラッチ
であり、そこに、600dpi の画像クロックに同期して
データが取り込まれる。また、705,706はセレク
タ、707〜709は加算器である。図7に示すタイム
チャートにおいて、例えば、“5−4”とは5ライン目
の4ドット目のデータであることを意味し、“5−(6
+7)”とは、5ライン目の6ドットと7ドット目とを
加算したデータであることを意味する。また、“(5+
6)−(6+7)”は、5ライン目の6ドット目と7ド
ット目、及び6ライン目の6ドット目と7ドット目を加
算したデータであることを意味している。
【0027】図2に示すセレクタ203の1Y出力信号
は、2n−1ライン目のデータが入力され、セレクタ2
03の2Y出力信号は2nライン目のデータが入力され
る。また、加算回路707,708では、それぞれのラ
インの2n−1ドット目と2nドット目のデータが加算
され、加算回路709では、加算回路707,708か
らの2信号をさらに加算して、6ビットの加算結果を得
る。
【0028】図8は、PWM成長方向決定部208の回
路ブロック図である。同図において、1602はライン
メモリ、1603はセレクタ、1601は回路Aであ
る。また、図9は、回路Aの回路ブロック図である。図
8,図9において、X0〜X2は、それぞれ主走査カウ
ンタ206からの出力Q0〜Q2であり、また、Y0〜
Y2は、それぞれ副走査カウンタ207からの出力Q0
〜Q2である。そして、R0,R1の2ビットは、乱数
発生回路209からの出力である。
【0029】図9において、1605はセレクタ、16
14,1615はOR回路、1606〜1613,16
16はAND回路である。上述のように、本実施例に係
るプリンタでは、300dpi 単位のドットを主走査方向
に4ドット、副走査方向に4ドットの16ドットをひと
かたまりとした単位毎に、図10に示すように、ランダ
ム成長部分を設ける。PWM成長方向決定部208で
は、これを実現するためにパターンセレクト信号を送出
する。
【0030】図10に示すように、ランダム成長部のド
ットは、600dpi 単位において、 (X2,X1,X0) = (0,0,0) かつ (Y2,Y1,Y0) = (0,1,0) (X2,X1,X0) = (0,0,0) かつ (Y2,Y1,Y0) = (0,1,1) (X2,X1,X0) = (0,0,0) かつ (Y2,Y1,Y0) = (1,0,0) (X2,X1,X0) = (0,0,0) かつ (Y2,Y1,Y0) = (1,0,1) (X2,X1,X0) = (0,0,1) かつ (Y2,Y1,Y0) = (0,1,0) (X2,X1,X0) = (0,0,0) かつ (Y2,Y1,Y0) = (0,1,1) (X2,X1,X0) = (0,0,0) かつ (Y2,Y1,Y0) = (1,0,0) (X2,X1,X0) = (0,0,0) かつ (Y2,Y1,Y0) = (1,0,1) (X2,X1,X0) = (1,1,0) かつ (Y2,Y1,Y0) = (0,1,0) (X2,X1,X0) = (0,0,0) かつ (Y2,Y1,Y0) = (0,1,1) (X2,X1,X0) = (0,0,0) かつ (Y2,Y1,Y0) = (1,0,0) (X2,X1,X0) = (0,0,0) かつ (Y2,Y1,Y0) = (0,0,1) (X2,X1,X0) = (1,1,1) かつ (Y2,Y1,Y0) = (0,1,0) (X2,X1,X0) = (0,0,0) かつ (Y2,Y1,Y0) = (0,1,1) (X2,X1,X0) = (0,0,0) かつ (Y2,Y1,Y0) = (1,0,0) (X2,X1,X0) = (0,0,0) かつ (Y2,Y1,Y0) = (1,0,1) (X2,X1,X0) = (0,0,0) かつ (Y2,Y1,Y0) = (0,1,0) のときである。
【0031】回路A1601は、600dpi 単位におい
て、以下の動作を行なう。すなわち、AND回路160
6〜1613、OR回路1614,1615、及びAN
D回路1616によって上記の関係が成立したとき、セ
レクタ1605へのセレクト信号が論理“1”となり、
パターンセレクト信号として、乱数発生回路209から
の2ビットがそのまま送出される。また、上記の関係が
成立しないときは、セレクタ1605はB側を選択し、
回路グランドレベルの2ビット(0,0)を送出する。
そして、濃度パターン発生テーブル205のアドレスA
10,A9が(0,0)からのバンクに、中央成長パタ
ーンである、図11に示すパターン(A)のデータが格
納されているため、このパターン以外は、中央成長とな
る。
【0032】さらに、本実施例に係るプリンタでは、3
00dpi 単位の成長であることから、600dpi 単位に
おいて奇数ラインは偶数ラインと同一の成長方向でなけ
ればならない。そこで、図8に示すように、回路A16
01からの出力をセレクタ1603とラインメモリ16
02に同時に送出し、回路Aからの出力とラインメモリ
からの出力をセレクタ1603へ送る。このセレクタ1
603は、Y0(水平同期信号の2分周信号)が論理
“1”のとき回路Aからの出力を、また、“0”のとき
ラインメモリ1602からの出力を選択するので、最終
的なPWM成長方向決定部208からの出力は300dp
i 単位の成長となり、全体として図12に示すような成
長パターンが実現される。
【0033】次に、PWM処理部105の動作について
説明する。本PWM処理部は、粗調PWM(600dpi
1ドットを1/8ドット単位にPWMを行なう)と微調
PWM(600dpi 1ドットを1/64ドット単位にP
WMを行なう)によってPWM処理を行なう。上述のよ
うに、PWM処理部105は、データ生成部104から
の濃度毎のMSBを監視し、それが論理“1”ならばO
N発生コード、“0”ならばOFF発生コードを認識す
る。そして、濃度コードのD5〜D3によって、1ドッ
トを1/8単位でPWMし、さらに、D2〜D0によっ
て1/64分割単位でPWMを行なう。
【0034】図13は、PWM処理部105のブロック
構成図である。同図において、302,303,30
4,309,310,312はラッチ、301はパルス
発生回路、305,306は1 of 8セレクタ、313
は可変遅延回路、311は4 of 8セレクタ、307は
黒検出回路、そして、316,317はNOR回路で、
RSラッチを構成している。パルス発生回路301は、
画像クロックVCLKと画像クロックの8倍の周波数の
クロック8VCLKによって、図14に示す8通りのパ
ルスを発生する。これらのパルスは、次段のセレクタ3
05,306に入力され、データ生成部104から出力
される濃度コード信号D0〜D7の内、D6,D5,D
4,D3によって、図14のパルスS0〜S7の内の1
つのパルスが選択され、出力されるか、あるいは、ディ
スイネーブルとなるかが決定される。
【0035】図15は、セレクタ305,306のセレ
クト論理を示し、黒検出回路307に所定の入力がされ
ると、そのドットは黒ドットと判定され、論理“1”が
出力される。そして、“1”が出力されると、最終段の
OR論理319によって、VDO信号に強制的に“1”
が出力される。なお、VDO信号の“1”は、不図示の
レーザを点燈させる信号であり、“0”はレーザを消灯
させる信号である。上記以外の場合、つまり、黒ドット
ではなく中間調印字ドットの場合には、図17に示すよ
うにVDO信号を発生させる。
【0036】そこで、図13に示すPWM処理部105
の動作を、図17に示すPWMのVDO生成のタイムチ
ャートに従って説明する。なお、ここでは、図17
(a)の右側成長PWMの場合を例にとって説明する。
濃度パターン発生テーブル205によって出力される濃
度コード信号は、600dpi 1ドット内にON発生コー
ド8ビットとOFF発生コード8ビットを出力する。そ
して、ラッチ302,303,304によって、600
dpi の画像クロックの立ち上がりに同期する。この内、
ラッチ303からはパターンON発生コードが出力さ
れ、ラッチ304からはパターンOFF発生コードが出
力される。
【0037】各々の発生コードの内、4ビット(D6,
D5,D4,D3)が305,306の1 of 8セレク
タの制御信号E,C1,C2,C0に入力され、パルス
発生回路から出力されるS0〜S7のパルスの1つを選
択する。そして、各々のセレクタ305,306から出
力されるONパルスとOFFパルスは、OR回路により
論理和がとられ、ラッチ312に入力される。
【0038】一方、ラッチ303,ラッチ304から出
力される発生コードの内、4ビット(D7,D2,D
1,D0)は、それぞれラッチ309,ラッチ310に
入力され、上記ONパルス,OFFパルスの立ち上がり
に同期して出力される。そして、4of8セレクタ311
とJKフリップフロップ308によりONパルスの立ち
上がりからOFFパルスの立ち上がりまでON発生コー
ドのD7,D2,D1,D0が出力され、OFFパルス
の立ち上がりから、次のONパルスの立ち上がりまでO
FF発生コードのD7,D2,D1,D0が出力され
る。
【0039】ラッチ312からは、ONパルスとOFF
パルスの認識信号C3が出力され、可変遅延回路313
で、ONパルス,OFFパルスとも1ドットの1/8以
下のディレイ時間で遅延される。なお、遅延量はC2〜
C0の信号によって決定され、それを図16に示す。可
変遅延回路313の出力信号は、ラッチ312のC3出
力信号によってVDOオン信号VONとVDOオフ信号
VOFFに分離され、次段のRSラッチ(NAND回路
316,317にて構成される)によってPWM信号生
成後、OR回路319を介して画像信号VDOとして出
力される。
【0040】図18は、可変遅延回路313の回路例で
あり、図19は、そのタイムチャートである。図18に
示す可変遅延回路では、印字動作前に遅延量の設定動作
を行なう。つまり、図18のセット信号SETを有効に
して、セレクタ1201が設定動作スタート信号Sta
rtを選択するようにする。そして、ワンショットのパ
ルスをSHOT信号としてDフリップフロップ1203
に入力し、8VCLKで同期したQ出力を、Start
信号としてバッファを80ケ直列に接続した回路に入力
する。そして、このStart信号の立ち上がりから8
VCLKの一周期(例えば、40ns)遅れて、Dフリッ
プフロップ1204のQの反転出力であるStop信号
が立ち下がる。
【0041】つまり、図19に示すように、各遅延信号
S0〜S80が、S0から順次ゲート遅延時間遅れなが
ら“Low”から“High”に変化していく。“Lo
w”から“High”に変化すると、その先に接続され
ているフリップフロップのQ出力は“Low”から“H
igh”に変化する。そして、Start信号の立ち上
がりからStop信号の立ち下がりまでの40nsの期間
に、バッファ80ゲートの内、Start信号が進んだ
バッファに接続されたフリップフロップのQ出力が“H
igh”となる。
【0042】図19に示すように、例えば、S75まで
Start信号が“High”となった場合、A0〜A
75までが“High”、A76〜A80までが“Lo
w”となる。また、後段の排他的論理和の出力であるC
75が“High”となり、それ以外のC0〜C74と
C76〜C79は“Low”となる。そして、79ライ
ン to 7ラインエンコーダ1205によって、その出力
信号B0〜B6は、1001100B(Bは、2進数を
示す)という7ビットにコード化され、遅延量設定セレ
クタ1202の制御信号として入力される。
【0043】遅延量設定セレクタ1202は、制御信号
B0〜B6によって遅延信号S0〜S80の中から8つ
の信号を選択し、それらをP0〜P7とする。図20
は、遅延設定セレクタ1202での制御信号B0〜B6
と、S0〜S80の中から選択される8つの信号P0〜
P7との関係を示した論理表である。図19に示すタイ
ムチャートにおいて、制御信号B0〜B6は10011
00Bであるので(図中、25)参照)、P0はS0、
P1はS10、P6はS57、P7はS67を選択す
る。そして、P0〜P7は、それぞれ約5nsずつ遅延し
ている。なお、この可変遅延回路は、ゲートアレイで構
成するのが望ましく、同一チップ上であれば、バッファ
の遅延時間は略同等である。
【0044】なお、この可変遅延回路では、バッファの
ゲート遅延が最小で0.5ns、最大で1.0nsの場合で
あり、遅延時間が最小の0.5nsでも動作できるように
40[ns]/0.5[ns]=80ゲートとした。上述の設定
動作が終了して印字動作になったならば、図18のセレ
クタ1201は、図13に示すラッチ312からの出力
V0信号を選択する。そして、印字動作時に、ラッチ3
12からの出力C2,C1,C0である濃度コード信号
D0〜D2によって、それぞれ遅延量の異なる信号D0
〜D7の内の1つをセレクタ1206のY出力から出力
する。なお、SET信号とSHOT信号は、不図示のC
PUなどから発生する。
【0045】次に、プリントコントローラから送出され
る600dpi 4ビット多値画像データから、加算動作に
より300dpi 6ビット多値データに変換し、さらに、
PWM成長方向を決定して印字するまでの過程について
説明する。図21に示すように、ある一定間隔を持って
通常の300線中央成長ではないパターンが現われる。
そのパターンは、あるときは、300dpi の2画素が結
合した結果として150dpi 単位の成長となり、また、
あるときは、300dpi の2画素が通常よりも分散した
成長となり、ランダムにその姿を変えていく。
【0046】以上説明したように、本実施例によれば、
濃度パターンの成長に対して、複数の成長パターンを乱
数的に発生させる部分と規則的に発生させる部分とを組
み合わせることにより、擬似的に解像度が下がる部分を
ランダムに発生させ、プリンタのピッチムラによる印字
の濃度ムラを減少させ、また、プリンタの紙搬送系や感
光ドラム駆動系の速度ムラによって生じる画像の濃度ム
ラが目立たない中間調画像を得ることができるという効
果がある。
【0047】以下、上記第1の実施例の変形例について
説明する。 <変形例1>上記第1の実施例の変形例として、ここで
は、上記PWM成長方向決定部208の回路Aが、以下
のような構成をとる。なお、本変形例では、加算器20
4からの2ビット信号を使用する。すなわち、図22に
示すように、回路Aにおいて、X0〜X2は、それぞれ
主走査カウンタ206からの出力Q0〜Q2であり、Y
0〜Y2は、それぞれ副走査カウンタ207からの出力
Q0〜Q2、また、D0,D1は、加算器204の多値
画像データ6ビットの内、上位2ビットである。そし
て、R0,R1の2ビットは、乱数発生回路209から
の出力である。
【0048】ここでは、低濃度において乱数の影響を少
なくし、高濃度において乱数の影響を多くして、濃度に
よって乱数の影響を決定する。具体的には、図23に示
すように、300dpi 単位のドットを主走査方向に4ド
ット、副走方向に4ドットの16ドットを一つの画素集
合単位とする。そして、印字しようとしている画素(注
目画素)の濃度を監視し、その値によって画素集合単位
内の各々の画素毎に、乱数的に成長させるか固定された
成長方向とするかを、図25に示す閾値テーブルにて決
定する。このランダム画素とは、上記実施例と同様、図
11に示す(A)パターン〜(C)パターンから、30
0dpi 画素毎に乱数をもとに選択、決定されたものであ
る。PWM成長方向決定部では、その実現を行なうため
のパターンセレクト信号を送出する。
【0049】図22に示す回路Aでは、600dpi 単位
にて、以下の動作を行なう。つまり、乱数画素配置テー
ブル1640では、主走査カウンタ206からの3ビッ
ト出力、副走査カウンタ207からの3ビット出力、及
び加算器204からの6ビット出力の内の上位2ビット
の計8ビットが入力される。そして、図25に示すアド
レスマップを有する、例えば、ROMにて構成されるル
ックアップテーブルにうよりセレクタ1641の制御信
号が出力される。
【0050】注目画素の多値データの上位2ビットP
5,P4が、例えば、(1,1)であれば、加算器出力
が110000[B] 〜111100[B] 、つまり、48〜60階調で
あり、(1,0)で加算器出力が100000[B] 〜101111
[B] 、つまり、32〜47階調であり、(0,1)で加
算器出力が010000[B] 〜011111[B] 、つまり、16〜3
1階調であり、(0,0)で加算器出力が000000[B] 〜
001111[B] 、つまり、0〜15階調である。セレクタ1
641には、乱数発生回路209からR0,R1の2ビ
ット、回路グランドレベルの2ビット(0,0)が入力
され、図23に示す閾値に従って、注目画素がランダム
ドットであれば乱数発生回路209からの出力を、ま
た、それ以外の場合には、回路グランドレベルの2ビッ
ト(0,0)が出力されるように、制御信号があらかじ
め記憶されている。
【0051】濃度パターン発生テーブル205のアドレ
スA9,A10が(0,0)からのバンクに、中央成長
パターンである、図11に示すパターン(A)のデータ
が格納されているため、このパターン以外は中央成長と
なる。図26は、プリンタコントローラから送出される
600dpi 4ビット多値データから、加算動作により3
00dpi 6ビット多値データに変換され、さらに、上述
のPWM成長方向決定部にてPWM成長方向を決定し、
印字するまでの過程を示すものである。同図から明らか
なように、ある一定間隔を持って、通常の300線中央
成長ではないランダムドットが現われる。そして、その
ドットの全体に占める割合は、低濃度において小さく、
高濃度において高くなる。
【0052】このように、ピツチムラの影響が比較的目
立ちやすく、乱数による特徴的な画像のザラつきが目立
ちにくい高濃度になるほど、乱数の影響が強くなり、ピ
ツチムラの影響が比較的目立ちにくく、乱数による特徴
的な画像のザラつきが目立ちやすい低濃度においては、
乱数の影響が弱くなるため、プリンタの紙搬送系や感光
ドラム駆動系の速度ムラによって生じる画像の濃度ムラ
が目立たず、階調性の高い中間調画像を得ることができ
る。また、実際に解像度を下げるのではないため、文字
画像に対してもシャープさを損なうことなく、高品位な
画像を得ることが可能となる。
【0053】<変形例2>上記第1の実施例に係る変形
例2について説明する。本変形例に係るプリンタは、P
WM成長方向決定部を除き、上記第1実施例に係るプリ
ンタと同様な回路構成を有する。従って、ここでは、そ
れらの説明を省略する。図27は、本変形例に係るPW
M成長方向決定部の構成を示すブロック図である。ここ
では、300dpi 単位のドットを主走査方向に4ドッ
ト、副走査方向に4ドットの16ドットをひとかたまり
とした単位毎に、図28に示すようにランダム成長部分
を設け、300dpi 単位のドットLUとドットLL、ド
ットRUとドットRLが、それぞれ同一の成長パターン
になるようにする。
【0054】図27に示すPWM成長方向決定部におい
て、2021はセレクタBであり、2022はセレクタ
C、2024はラインメモリである。また、2024〜
2027はAND回路で、回路A1601は、上記第1
の実施例と同様の構成をとる。本変形例では300dpi
単位の成長であり、さらに、300dpi 単位のドットL
UとドットLL、ドットRUとドットRLが、それぞれ
同一の成長パターンとなるようにすることから、600
dpi では、副走査方向に、(0,0,0)と(0,0,1) 、(0,1,0)
と(0,1,0) (0,1,1) (1,0,0) (1,0,1) 、(1,1,0)と(1,1,
1) 、が、同一の成長方向でなければならない。
【0055】上述のように、600dpi 単位にパターン
セレクト信号を生成する回路Aからの出力を、ここで
は、セレクタB2021とセレクタC2022に送出す
る。セレクタB2021では、セレクト信号によってラ
インメモリの更新を制御し、セレクタC2022では、
最終出力を回路Aからの出力、すなわち、そのラインで
新規に生成されたパターンとするか、ラインメモリから
の出力、すなわち、前ラインと同一のパターンとするか
を制御する。セレクタB2021、及びセレクタC20
22へのセレクト信号は共通の信号であり、AND回路
2024〜2027によって、以下の場合、その信号が
論理“1”となる。つまり、 (Y2,Y1,Y0)=(0,0,0) (Y2,Y1,Y0)=(0,1,0) (Y2,Y1,Y0)=(1,1,0)
【0056】図28は、本変形例に係るPWM成長パタ
ーンの実現例である。図29は、本変形例において、プ
リンタコントローラから送出される600dpi 4ビット
多値画像データが、加算動作により300dpi 6ビット
多値データに変換され、さらに、PWM成長方向を決定
して、印字されるまでの過程を示す。同図から明らかな
ように、ある一定間隔を持って、通常の300線中央成
長ではないパターンが現われる。
【0057】そのパターンは、あるときは、300dpi
の2画素が結合した結果として150dpi 単位の成長と
なり、また、あるときは、300dpi の2画素が、通常
よりも分散した成長となり、ランダムにその姿を変えて
いく。このように、本変形例においては、ランダム成長
部が、常に300dpi 単位の2ラインで同一の成長方向
となるため、副走査方向について常に結合したドットと
なり、より安定した画像と階調性をもって、プリンタの
紙搬送系や感光ドラム駆動系の速度ムラによって生じる
画像の濃度ムラが目立たない中間調画像を得ることがで
きる。
【0058】<変形例3>次に、上記第1の実施例の変
形例3について説明する。なお、本変形例に係るプリン
タについても、PWM成長方向決定部を除き、上記第1
の実施例に係るプリンタと同様な回路構成を有する。ま
た、PWM成長方向決定部については、回路Aを除き、
変形例2に係るPWM成長方向決定部と同一構成をと
る。従って、ここでは、それらの説明を省略する。
【0059】本変形例では、300dpi 単位のドットを
主走査方向に4ドット、副走査方向に4ドットの16ド
ットをひとかたまりとした単位毎に、図30に示すよう
にランダム成長部分を設け、300dpi 単位のラインU
とラインDが同一成長パターンとなるようにする。そし
て、ランダム成長ドット部のドットは、600dpi 単位
において、 (Y2,Y1,Y0)=(0,1,0) (Y2,Y1,Y0)=(0,1,1) (Y2,Y1,Y0)=(1,0,0) (Y2,Y1,Y0)=(1,0,1)のときである。
【0060】図31は、本変形例に係るPWM成長方向
決定部の回路A2の構成を示すブロック図である。同図
に示す回路A2は、600dpi 単位において次の動作を
行なう。すなわち、AND回路2411−1〜2414
−1、OR回路2415−1によって上記の関係が成立
したときは、セレクタ2410−1へのセレクト信号が
“1”となり、パターンセレクト信号は、乱数発生回路
209からの2ビットをそのまま送出する。しかし、上
記の関係が成立しないときは、回路グランドレベルから
の2ビット(0,0)を送出する。
【0061】上記第1の実施例と同様、ここでも濃度パ
ターン発生テーブルのアドレスA10,A9が(0,
0)からのバンクに、中央成長パターンである図11に
おけるパターン(A)のデータが格納されているため、
上記パターン以外は中央成長となる。さらに、本変形例
では、300dpi 単位の成長であり、300dpi 単位の
ラインUとラインLが同一の成長パターンとなるように
することから、600dpi 単位では、副走査方向に、 (0,0,0)と(0,0,1) (0,1,0)と(0,1,0) (0,1,1) (1,0,0) (1,0,1) (1,1,0)と(1,1,1) が同一の成長方向でなければならない。よって、不図示
のPWM成長方向決定部は、これを実現するように、回
路A2からのパターンセレクト信号を制御する。なお、
その動作は、変形例2に係るPWM成長方向決定部と同
様である。
【0062】図32は、本変形例において、プリンタコ
ントローラから送出される600dpi 4ビット多値画像
データから、加算動作により300dpi 6ビット多値デ
ータに変換し、さらに、PWM成長方向を決定して、印
字するまでの過程を示す。同図から明らかなように、3
00dpi 単位の2ライン毎に、通常の300線中央成長
ではないパターンが2ライン現われる。そのパターン
は、あるときは、300dpi の2画素が結合した結果と
して150dpi 単位の成長となり、また、あるときに
は、300dpi の2画素が、通常よりも分散した成長と
なり、ランダムにその姿を変えていく。ここでも、ラン
ダム成長部が、常に300dpi 単位の2ラインで同一の
成長方向となるため、副走査方向について常に結合した
ドットとなり、より安定した画像と階調性をもって、プ
リンタの紙搬送系や感光ドラム駆動系の速度のムラによ
って生じる画像の濃度ムラが目立たない中間調画像を得
られる。
【0063】[第2実施例]次に、本発明に係る第2の
実施例について説明する。図33は、本発明の第2の実
施例に係るレーザビームプリンタのデータ生成部の構成
を示すブロック図である。なお、本実施例に係るプリン
タの全体構成は、上記第1実施例に係るプリンタの構成
と同一であり、また、図33に示すデータ生成部におい
ても、図2に示す第1実施例に係るデータ生成部と同一
構成要素には同一符号を付し、それらの説明を省略す
る。
【0064】図33において、主走査カウンタ206−
1、及び副走査カウンタ207−1は、それぞれ画像ク
ロックと水平同期信号を入力して、各々2分周信号Q0
を出力する。そして、PWM成長方向決定部208−1
には、画像クロックVCLK、副走査カウンタ207−
1からの1ビット、乱数発生回路209から2ビットが
入力される。図34は、本実施例に係るPWM成長方向
決定部の構成を示すブロック図であり、図35は、PW
M成長方向決定部内部の回路Aの構成を示すブロック図
である。同図においても、上記第1実施例に係るPWM
成長方向決定部、及び回路A(図8、図9参照)と同一
構成要素には、同一符号を付す。
【0065】図34において、1602はラインメモ
リ、1603はセレクタ、1601−1は回路Aであ
る。また、Y0は、副走査カウンタ207−1からの出
力Q0であり、R0,R1の2ビットは、乱数発生回路
209からの出力である。本実施例に係るプリンタにお
いても、図11に示すパターンと同一のパターンから、
300dpi 画素毎に成長方向を選択、決定する。そのと
き、印字しようとする画素(注目画素)の左隣の画素を
監視することで、隣接した画素どうしが接触((C)パ
ターン、(B)パターンの順)しないようにする。ここ
では、それを実現するため、PWM成長方向決定部20
8−1では、これを実現するためにパターンセレクト信
号を送出する。
【0066】回路A(1601−1)は、600dpi 単
位において、以下の動作を行なう。すなわち、AND回
路1612−1〜1617、OR回路1618によっ
て、Dフリップフロップ1611−1からの出力Q(注
目画素の左隣の画素データ)と乱数発生回路からの出力
Rを監視する。そして、(C)パターン、(B)パター
ンの順が成立しないときは、セレクタ1619へのセレ
クト信号が論理“1”となり、パターンセレクト信号と
して、乱数発生回路209からの2ビットがそのまま送
出される。また、上記の順が成立するときは、セレクタ
1619は端子Bを選択し、回路グランドレベルの2ビ
ット(0,0)を送出する。
【0067】そして、濃度パターン発生テーブル205
のアドレスA10,A9が(0,0)からのバンクに、
中央成長パターンである図11に示すパターン(A)の
データが格納されているため、このパターン以外は、中
央成長となる。つまり、(C)パターン、(B)パター
ンの順になると、注目画素がどのパターンであっても、
強制的に中央成長(A)パターンとする。
【0068】さらに、本実施例に係るプリンタでも30
0dpi 単位の成長であることから、600dpi 単位にお
いて奇数ラインは偶数ラインと同一の成長方向でなけれ
ばならない。そこで、図34に示すように、回路A(1
601−1)からの出力をセレクタ1603とラインメ
モリ1602に同時に送出し、回路Aからの出力とライ
ンメモリからの出力をセレクタ1603へ送る。このセ
レクタ1603は、Y0(水平同期信号の2分周信号)
が論理“1”のとき回路Aからの出力を、また、“0”
のときラインメモリ1602からの出力を選択するの
で、最終的なPWM成長方向決定部208−1からの出
力は300dpi 単位の成長となり、全体として図36に
示すような成長パターンが実現される。
【0069】以上説明したように、本実施例によれば、
データ生成部の構成を簡単にし、濃度パターンの成長を
複数の成長パターンを乱数的に発生させて、隣接した画
素が結合しないように印字することにより、PWMの成
長方向がランダムに揺らぎを持った直線的な成長となる
ため、濃度ムラが目立たない中間調画像を得ることがで
きるという効果がある。また、実際に解像度を下げる処
理を行なうのではないため、文字画像に対してもシャー
プさが損なわれることがなく、高品位の画像を得ること
ができるという効果がある。
【0070】<変形例1>上記第2実施例の第1の変形
例について説明する。図37は、本変形例に係るプリン
タ(第2実施例におけるプリンタと同一構成をとる)に
おいて、データ生成部の構成に変形を加えたものであ
る。よって、図33に示すデータ生成部と同一構成要素
には同一符号を付し、それらの説明を省略する。図37
において、主走査カウンタ1806、及び副走査カウン
タ1807は、それぞれ画像クロックと水平同期信号を
入力して、各々2分周信号Q0、4分周信号Q1、8分
周信号Q2を出力する。そして、PWM成長方向決定部
1808には、画像クロックVCLK、主走査カウンタ
1806から3ビット、副走査カウンタ1807からの
3ビット、乱数発生回路209から2ビットが入力され
る。
【0071】図38は、図37のPWM成長方向決定部
1808の内部構成を示すブロック図であり、図39
は、図38の回路B1604−2の内部構成を示すブロ
ック図である。図39において、X0〜X2は、主走査
カウンタ1806からの出力Q0〜Q2であり、Y0〜
Y2は、副走査カウンタ1807からの出力Q0〜Q2
である。また、R0,R1の2ビットは、乱数発生回路
209からの出力である。この回路Bでは、300dpi
単位のドットを主走査方向に4ドット、副走査方向に4
ドットの計16ドットを一単位として、図40に示すよ
うなランダム成長部分を設ける。
【0072】PWM成長方向決定部1808のパターン
セレクト信号は、上記第1実施例におけるPWM成長方
向決定部と同一条件にて動作する。また、回路Bは、6
00dpi 単位において、以下の動作を行なう。すなわ
ち、AND回路1630−2〜1637−2、OR回路
1638−2,1639−2、及びAND回路1640
−2によって、第1実施例と同様な関係が成立したと
き、セレクタ1641−2へのセレクト信号が論理
“1”となり、パターンセレクト信号として、乱数発生
回路209からの2ビットがそのまま送出される。ま
た、上記の関係が成立しないときは、セレクタ1641
−2はB側を選択し、回路グランドレベルの2ビット
(0,0)を送出する。そして、濃度パターン発生テー
ブル205のアドレスA10,A9が(0,0)からの
バンクに、中央成長パターンである、図11に示すパタ
ーン(A)のデータが格納されているため、このパター
ン以外は、中央成長となる。
【0073】さらに、本変形例に係るプリンタでは、3
00dpi 単位の成長であることから、600dpi 単位に
おいて奇数ラインは偶数ラインと同一の成長方向でなけ
ればならない。そこで、図38に示すように、回路B1
604−2からの出力をセレクタ1603とラインメモ
リ1602に同時に送出し、回路Bからの出力とライン
メモリからの出力をセレクタ1603へ送る。このセレ
クタ1603は、Y0(水平同期信号の2分周信号)が
論理“1”のとき回路Bからの出力を、また、“0”の
ときラインメモリ1602からの出力を選択するので、
最終的なPWM成長方向決定部1808からの出力は3
00dpi 単位の成長となり、ここでも、全体として図1
2に示すような成長パターンが実現される。
【0074】図41は、本変形例によって、プリンタコ
ントローラから送出される600dpi4ビット多値画
像データから加算動作により300dpi6ビット多値
データに変換され、さらに、PWM成長方向を決定して
印字するまでの過程を示す。同図から明らかなように、
ある一定間隔を持って、通常の300線中央成長ではな
いランダムドットが現われる。なお、そのパターンは、
上記第2実施例と同様であるが、中央成長パターン(パ
ターン(A))の割合がより高くなるため、ランダム成
長特有の画像のザラつき少なく、より安定した画像と階
調性を持ってプリンタの紙搬送系や感光ドラム駆動系の
速度のムラによって生じる濃度ムラが目立たない中間調
画像を得ることができる。
【0075】<変形例2>上記第2実施例の第2の変形
例について説明する。本変形例は、上記第2実施例に係
るプリンタのデータ生成部104の構成を変更したもの
であり、図42は、本変形例に係るデータ生成部のブロ
ック図である。同図において、図33に示す上記第2実
施例に係るデータ生成部と同一構成要素には同一符号を
付してある。図42において、周囲画素参照回路220
0には、画像クロックVCLK、加算器204からの多
値画像データ6ビットが入力される。そして、図46に
示す注目画素の周囲画素(8画素)の濃度を比較し、そ
の濃度値がある一定値を越えると出力S(1ビット)の
値を“1”として、それをPWM成長方向決定部220
1に送出する。このPWM成長方向決定部2201で
は、出力Sが“1”であるとき、PWM成長方向指定信
号を、第1実施例に係る図11のパターン(A)とす
る。
【0076】PWM成長方向決定部2201には、図4
2に示すように画像クロックVCLK、副走査カウンタ
207−1から1ビット、乱数発生回路209から2ビ
ット、周囲画素参照回路2200からの出力1ビットが
入力され、図11に示す(A)パターン〜(C)パター
ンの3パターンの中から1つを選択するためのパターン
セレクト信号2ビットが出力される。
【0077】図43は、本変形例に係る周囲画素参照回
路の回路構成ブロック図である。同図に示す回路におい
ては、2400〜2405はラインメモリ、2450〜
2485はラッチであり、2410は、その詳細を図4
5に示す回路Cである。周囲画素参照回路は、加算器2
04からの6ビット信号を順次、3ラインメモリに蓄
え、計6ラインのデータを蓄えたならば、その内の注目
画素とその周囲画素の合計9画素の上位2ビットを回路
C2410に送出する。加算器からの多値画像信号6ビ
ットは、第1実施例に係る図7に示すように、600d
piドット単位にデータが送出されるが、2ドット単位
で同じデータが送出される。
【0078】また、副走査方向は、600dpiの1ラ
イン単位にデータが送出されるが、2ライン単位で同じ
データが送出される。この回路構成によれば、回路Cに
おいて、図46に示す注目画素の周囲8画素を参照可能
となる。そして、回路Cでは、それぞれの画素の多値デ
ータの上位2ビットを参照して、注目画素周辺の濃度の
特徴を検出する。例えば、注目画素の多値データの上位
2ビットP5,P4が、(1、1)で加算器出力が1100
00[B] 〜111100[B] 、つまり、48〜60階調であり、
(1、0)で加算器出力が100000[B] 〜101111[B] 、つ
まり、32〜47階調であり、(0、1)で加算器出力
が010000[B] 〜011111[B] 、つまり、16〜31階調で
あり、(0、0)で加算器出力が000000[B] 〜001111
[B] 、つまり、0〜15階調である。そして、周囲8画
素の内、1画素でも注目画素との濃度差が一定値を越え
た場合、出力Sを“1”とする。
【0079】図44は、本変形例に係るPWM成長方向
決定部2201の構成ブロック図である。同図におい
て、1602はラインメモリ、1603,1605はセ
レクタであり、回路A1601−1は、図35に示す回
路Aと同様の構成をとる。本変形例では、上記第2実施
例と同様、図11に示す(A)パターン〜(C)パター
ンから、300dpi 画素毎に隣接した画素同士が接触し
ないように(具体的には、(C)パターン、(B)パタ
ーンの順)、成長方向を選択、決定する。その際、PW
M成長方向決定部2201では、周囲画素参照回路22
00からの1ビット入力をセレクタ1605のスイツチ
信号とすることで、回路Aからの2ビットとグランドレ
ベルの2ビット信号を切り換える。
【0080】さらに、本変形例では、300dpi単位
の成長であることから、600dpi単位において奇数
ラインは偶数ラインと同一の成長方向でなければならな
い。図44に示すように、回路A1601−1からの出
力をセレクタ1605とラインメモリ1602に同時に
送出し、回路Aからの出力とラインメモリからの出力を
セレクタ1603へ送る。セレクタ1603は、Y0
(水平同期信号の2分周信号)が論理“1”のとき回路
Aからの出力を、また、“0”のときラインメモリ16
02からの出力を選択することから、最終的なPWM成
長方向決定部2201からの出力は、300dpi単位
の成長となり、ここでも、全体として図36のような成
長パターンが実現される。
【0081】図47は、本変形例において、プリンタコ
ントロ−ラから送出される600dpi 4ビットの多値画
像データから加算動作により300dpi 6ビット多値デ
ータに変換され、さらに、PWM成長方向を決定し、印
字するまでの過程を示す図である。この図からも分かる
ように、本変形例においても、画素のランダムに揺らぎ
を持った直線的な成長となり、不規則に隣接した画素が
接近する部分を設け、解像度が低下したものと同様な効
果から、濃度ムラが目立たない中間調画像を得ることが
できるという効果がある。また、急激な濃度勾配を認識
して揺らぎを制御するため、文字画像等のエッジがさら
にシャープに印字される。
【0082】[第3実施例]次に、本発明に係る第3の
実施例について説明する。ここでは、上記第1実施例に
係るレーザビームプリンタをLEDプリンタとした場合
について説明する。図48は、第1実施例においてレー
ザビームプリンタをLEDプリンタとしたときの、LE
Dプリンタ全体の構成を示すブロック図である。なお、
同図において、図1に示す第1実施例に係るレーザビー
ムプリンタと同一構成要素には同一符号を付し、それら
の説明を省略する。そこで、図48のLED駆動部12
0について、その詳細を説明する。
【0083】図49は、本実施例に係るLED駆動部1
20、及びLEDアレイ121の構成を示すブロック図
である。同図において、402はLEDアレイであり、
これは128個のLED415を含むチップを403−
1〜403−nを一列に並べることにより形成される。
これらのチップにて形成されるLED415は、マトリ
クス状に配設される信号線D0 〜D127 により駆動部4
04に接続されている。この駆動部404に並列に接続
されているセレクタ405は、8個のラッチ回路、つま
り、ラッチ1〜8(図中の符号は、406〜409)か
らのラッチ信号の内、1個のラッチ回路からの128個
のデータに基づいて駆動部404を駆動する。
【0084】PWM処理部から出力されるVDO信号
は、8BITシフトレジスタ414に画像クロックを8
倍した8VCLKにより取り込まれる。8BITシフト
レジスタは、VDO信号を8ビットのパラレル信号に変
換し、それぞれ8つのシフトレジスタ1〜8(410〜
413)は、画像クロックVCLKによって8分割され
たVDO信号を取り込む。そして、各シフトレジスタに
128ビットのデータが入力されると、タイミング信号
により、ラッチ1〜8にデータがラッチされる。
【0085】また、デコーダ401は、コモン信号CO
M1〜COMnを出力するときに、コモン信号がONに
なっている時間を8分割した時間毎に制御信号によりセ
レクタ405を切り替え、ラッチ1〜8のデータを順
次、駆動部404に送出することにより、600dpi 1
ドットを8分割したデータによりPWMを行なう。図5
0は、第3の実施例に係るLEDプリンタのデータ生成
部の構成を示すブロック図である。なお、同図におい
て、上記第1実施例に係るデータ生成部と同一構成要素
には同一符号を付し、それらの説明を省略する。
【0086】図50において、後述するPWM成長方向
決定部208には、画像クロックVCLK、副走査カウ
ンタ207からの1ビット、乱数発生回路209から2
ビットが入力され、図51に示す(A)パターン〜
(C)パターンの3パターンの中から1つを選択するた
めの2ビットのパターンセレクト信号が出力される。濃
度パターン発生部テーブル205からは、図52に示す
アドレスマップを有するルックアップテーブルにより5
ビットの濃度コード信号D0〜D4が出力される。な
お、ここでも、濃度パターン発生テーブルから発生する
濃度コードは、プリンタのγ特性の補正を考慮してい
る。また、ON発生コード、OFF発生コードについて
も、上記第1実施例と同様である。また、本実施例で
は、濃度コード信号D0〜D4の内、D0〜D2により
1ドットを1/8単位でPWMを行なう。
【0087】次に、本実施例に係るPWM処理部につい
て説明する。図53は、本実施例に係るPWM処理部の
構成を示すブロック図である。同図において、図13に
示す上記第1実施例に係るPWM処理部と同一構成要素
には同一符号を付し、それらの説明を省略する。図53
に示すPWM処理部において、データ生成部から出力さ
れる濃度コード信号D0〜D4の内、D0〜D3によっ
て、パルス発生回路301からのパルスS0〜S7の内
の1つが選択され、出力されるか、あるいは、パルス出
力をディスイネーブルにするかが決定される。なお、セ
レクタ305,306での選択論理は、図15に示す上
記第1実施例に係る論理と同様である。
【0088】また、本実施例に係るPWM成長方向決定
部の構成、及びPWM成長方向決定部内部の回路Aの構
成については、上記第2実施例に係るPWM成長方向決
定部、及び回路A(図34、図35参照)と同一である
ため、ここではそれらの説明を省略する。本実施例に係
るプリンタでは、図51に示すパターンから、300dp
i 画素毎に成長方向を選択、決定する。そのとき、印字
しようとする画素(注目画素)の左隣の画素を監視する
ことで、隣接した画素どうしが接触((C)パターン、
(B)パターンの順)しないようにする。ここでは、そ
れを実現するため、PWM成長方向決定部208では、
これを実現するためにパターンセレクト信号を送出す
る。
【0089】つまり、図35に示す回路において、回路
Aは、600dpi 単位において、AND回路1612−
1〜1617−1、OR回路1618−1によって、D
フリップフロップ1611−1からの出力Q(注目画素
の左隣の画素データ)と乱数発生回路からの出力Rを監
視する。そして、(C)パターン、(B)パターンの順
が成立しないときは、セレクタ1605へのセレクト信
号が論理“1”となり、パターンセレクト信号として、
乱数発生回路209からの2ビットがそのまま送出され
る。また、上記の順が成立するときは、セレクタ160
5は端子Bを選択し、回路グランドレベルの2ビット
(0,0)を送出する。
【0090】そして、濃度パターン発生テーブル205
のアドレスA10,A9が(0,0)からのバンクに、
中央成長パターンである図51に示すパターン(A)の
データが格納されているため、このパターン以外は、中
央成長となる。つまり、(C)パターン、(B)パター
ンの順になると、注目画素がどのパターンであっても、
強制的に中央成長(A)パターンとする。
【0091】さらに、本実施例に係るプリンタでも30
0dpi 単位の成長であることから、600dpi 単位にお
いて奇数ラインは偶数ラインと同一の成長方向でなけれ
ばならない。そこで、回路Aからの出力をセレクタ16
03とラインメモリ1602に同時に送出し、回路Aか
らの出力とラインメモリからの出力をセレクタ1603
へ送る。このセレクタ1603は、Y0(水平同期信号
の2分周信号)が論理“1”のとき回路Aからの出力
を、また、“0”のときラインメモリ1602からの出
力を選択するので、最終的なPWM成長方向決定部20
8からの出力は300dpi 単位の成長となり、全体とし
て図54に示すような成長パターンが実現される。
【0092】以上説明したように、本実施例によれば、
濃度パターンの成長を、複数の成長パターンを乱数的に
発生させ、さらに、隣接した画素が結合しないように印
字することにより、PWMの直線成長に微妙な揺らぎを
発生させ、不規則に隣接した画素が接近する部分を設け
て、解像度が低下したものと同様にして、プリンタのピ
ッチムラによる印字の濃度ムラを減少させることが可能
となるという効果がある。また、実際に解像度を下げる
のではないため、文字画像に対してもシャープさが損な
われることがなく、高品位の画像を得ることができると
いう効果がある。
【0093】<変形例>上記第3実施例の変形例とし
て、図50に示すLEDプリンタのデータ生成部の構成
を以下のようにしてもよい。すなわち、データ生成部を
図55を、図37に示す、上記第2実施例の変形例1に
係るデータ生成部と同様の構成とする。ここで、図55
において、主走査カウンタ1806、及び副走査カウン
タ1807は、それぞれ画像クロックと水平同期信号を
入力して、各々2分周信号Q0、4分周信号Q1、8分
周信号Q2を出力する。そして、PWM成長方向決定部
1808には、画像クロックVCLK、主走査カウンタ
1806から3ビット、副走査カウンタ1807からの
3ビット、乱数発生回路209から2ビットが入力され
る。
【0094】なお、PWM成長方向決定部1808の構
成、及びその動作は、上記第2実施例の変形例1に係る
PWM成長方向決定部と同じであるため(図38、図3
9参照)、ここでは、その図示及び説明を省略する。本
変形例において、300dpi 単位のドットを主走査方向
に4ドット、副走査方向に4ドットの計16ドットを一
かたまりとして、図56に示すようなランダム成長部分
を設ける。そして、PWM成長方向決定部にて、それを
実現するためのパターンセレクト信号を送出する。な
お、この動作は、上記第1実施例におけるPWM成長方
向決定部と同じである。
【0095】そして、ここでの最終的なPWM成長方向
決定部からの出力は300dpi 単位の成長となり、全体
として図57に示す成長パターンが実現される。図58
は、本変形例により、プリンタコントロ−ラから送出さ
れる600dpi4ビットの多値画像データから加算動作
により300dpi 6ビット多値データに変換され、さら
に、PWM成長方向を決定し、印字するまでの過程を示
す図である。この図からも分かるように、ある一定間隔
を持って通常の300線中央成長ではないパターンが現
われる。しかし、ここでは、中央成長の割合がより高く
なるので、ランダム成長特有の画像のざらつきが少な
く、より安定した階調性を有して、プリンタの紙搬送系
や感光ドラム駆動系の速度ムラ、LEDアレイのLED
間隔のバラツキにより生じる画像濃度ムラが目立たない
中間調画像を得ることができる。
【0096】[第4実施例]次に、本発明の第4の実施
例について説明する。図59は、本発明の第4の実施例
に係るプリンタのデータ生成部104の構成を示すもの
である。なお、本実施例に係るプリンタのPWM処理部
は、上記第1の実施例のPWM処理部と同様の構成、及
び動作をする。図59に示す、本実施例に係るデータ生
成部104も、図3に示す第1の実施例に係るデータ生
成部のタイムチャートに従って動作する。
【0097】図59において、201はラインメモリ
B、202はラインメモリA、203はセレクタ、20
4は加算器、1901はPWM成長方向決定部、190
2は周囲画素参照回路、209は乱数発生回路、206
と207は、それぞれ分周器によって構成される主走査
カウンタ、副走査カウンタ、205は濃度パターン発生
テーブルである。主走査カウンタ206、副走査カウン
タ207は、それぞれ画像クロックと水平同期信号を入
力し、各々の2分周信号Q0、4分周信号Q1、8分周
信号Q2を出力する。また、乱数発生回路209は、画
像同期信号を入力し2ビットの乱数(0[H]〜3
[H])を出力する。
【0098】周囲画素参照回路1902には、図59に
示すように、画像クロックVCLK、加算器204から
の多値画像データ6ビットが入力される。そして、図6
0に示すように、注目画素の周囲画素(8画素)の濃度
を平均し、その平均値の上位2ビットをPWM成長方向
決定部1901に送出する。このPWM成長方向決定部
1901には、画像クロックVCLK、主走査カウンタ
206から3ビット、副走査カウンタ207から3ビッ
ト、乱数発生回路209から2ビット、周囲画素参照回
路1902から2ビットの信号が入力され、上記実施例
と同様、図11に示す(A)パターン〜(C)パターン
の3パターンの中から1つを選択するためのパターンセ
レクト信号2ビットが出力される。なお、データ生成部
の他の構成要素の動作は、第1実施例と同様である。
【0099】本実施例では、注目画素の周囲画素の平均
値によって、上記第1実施例と同様の方法にて低濃度に
おいて乱数の影響を少なくし、高濃度において乱数の影
響を大きくして、濃度によって乱数の影響を決定する。
図61は、周囲画素参照回路1902の回路構成を示す
ブロック図である。同図において、2400〜2405
はラインメモリ、2450〜2485はラッチであり、
2410は加算回路である。本回路は、加算器204か
らの6ビット信号を順次、3ラインメモリに蓄え、計6
ラインのデータを蓄えた時点で注目画素の周囲画素、計
8画素のデータを加算回路2410に送出する。
【0100】加算器からの6ビット信号は、図7(第1
実施例)に示すように、600dpi1ドット単位にデ
ータは送出されるが、2ドット単位で同じデータが送出
される。また、副走査方向は、600dpiの1ライン
単位にデータは送出されるが、2ライン単位で同じデー
タが送出される。この回路構成によれば、加算回路24
10において、図60に示すように注目画素の周囲8画
素を参照可能となる。そして、加算回路2410では、
それぞれの画素の多値データを加算して9ビットのデー
タとし、その上位2ビットをPWM成長方向決定部19
01に送出することによって、注目画素の周囲8画素の
平均値の上位2ビットを出力する。
【0101】なお、本実施例では、注目画素の周囲8画
素の平均値を用いたが、周囲画素も含めた9画素の平均
値をとってもよい。図62は、本実施例によって、プリ
ンタコントローラから送出される600dpi4ビット
多値画像データから加算動作により300dpi6ビッ
ト多値データに変換され、さらに、PWM成長方向を決
定して印字するまでの過程を示す。同図から明らかなよ
うに、ある一定間隔を持って、通常の300線中央成長
ではないランダムドットが現われる。そのドットの全体
に占める割合は、低濃度において小さく、高濃度におい
て高くなる。
【0102】このように、濃度パターンの成長を、複数
の成長パターンを乱数的に発生、あるいは選択する画素
と、あらかじめ決定された成長パターンにて成長する画
素を混合し、その配分を印字画素、またはその近傍画素
の濃度を監視した結果に応じて変えることで、ピッチム
ラの影響が比較的目立ちやすく、乱数による特徴的な画
像のザラつきが目立ちにくい高濃度になるほど、乱数の
影響を強くし、ピッチムラの影響が比較的目立ちにく
く、乱数による特徴的な画像のザラつきが目立ちやすい
低濃度において乱数の影響を弱くすることで、不規則に
隣接した画素が接近する部分を設けて、プリンタの紙搬
送系や感光ドラム駆動系の速度のムラによって生じる濃
度ムラが目立たず、階調性の高い中間調画像を得ること
ができる。また、実際に解像度を下げるのではないた
め、文字画像に対してもシャープさが損なわれることが
ない高品位な画像を得ることが可能となる。さらに、注
目画素の周囲の画素の濃度の平均をとるため、画像中の
ノイズ的な画素データの影響を受けにくくなる。
【0103】<変形例>上記第4の実施例の変形例につ
いて説明する。本変形例は、上記第4実施例に係るプリ
ンタのデータ生成部104の構成を変更したものであ
り、図63は、本変形例に係るデータ生成部のブロック
図である。同図において、図59に示す上記第4実施例
に係るデータ生成部と同一構成要素には同一符号を付し
てある。周囲画素参照回路2200には、画像クロック
VCLK、加算器204からの多値画像データ6ビット
が入力される。そして、上記実施例と同様、図60に示
す注目画素の周囲画素(8画素)の濃度を平均し、その
平均値の上位2ビットをPWM成長方向決定部2201
に送出する。
【0104】さらに、図60に示す注目画素の濃度とそ
の周囲画素(8画素)の濃度を比較し、濃度差がある一
定値を越えると1ビットの出力Eの値を“1”として、
それをPWM成長方向決定部2201に送出する。PW
M成長方向決定部2201では、この信号Eが“1”で
あるとき、PWM成長方向指定信号を、図11に示す
(A)パターンとする。PWM成長方向決定部2201
には、図63に示すように画像クロックVCLK、主走
査カウンタ206から3ビット、副走査カウンタ207
から3ビット、乱数発生回路209から2ビット、周囲
画素参照回路2200からの出力3ビット(D0、D
1、E)が入力され、図11に示す(A)パターン〜
(C)パターンの3パターンの中から1つを選択するた
めのパターンセレクト信号2ビットが出力される。な
お、その動作は、上記第4実施例と同様である。
【0105】図64は、本変形例に係る周囲画素参照回
路の回路構成ブロック図である。同図に示す回路と上記
実施例における周囲画素参照回路とは、加算回路の構成
を異にする。図64に示す回路は、加算器204からの
6ビット信号を順次、3ラインメモリに蓄え、計6ライ
ンのデータを蓄えたならば、その内の注目画素とその周
囲画素の合計9画素の上位2ビットを回路C2210に
送出する。加算器からの多値画像信号6ビットは、図7
に示すように600dpiドット単位にデータが送出さ
れるが、2ドット単位で同じデータが送出される。
【0106】また、副走査方向は、600dpiの1ラ
イン単位にデータが送出されるが、2ライン単位で同じ
データが送出される。この回路構成によれば、回路Cに
おいて、図60に示す注目画素の周囲8画素を参照可能
となる。図65は、回路Cの構成ブロック図である。同
図に示すように、6ビット入力データがそのまま加算回
路2410へ、各々の上位2ビットが回路D2320へ
送られる。
【0107】図66は、回路Dの構成ブロック図であ
る。同図において、2430〜2447,2492,2
493はAND回路、2490,2491,2494は
OR回路である。この回路Dでは、それぞれの画素の多
値データの上位2ビットを参照して、注目画素周辺の濃
度の特徴を検出する。例えば、注目画素の多値データの
上位2ビットP5,P4が、(1、1)で加算器出力が
110000[B] 〜111100[B] 、つまり、48〜60階調であ
り、(1、0)で加算器出力が100000[B] 〜101111[B]
、つまり、32〜47階調であり、(0、1)で加算
器出力が010000[B] 〜011111[B] 、つまり、16〜31
階調であり、(0、0)で加算器出力が000000[B] 〜00
1111[B] 、つまり、0〜15階調である。
【0108】そして、周囲8画素の内、1画素でも注目
画素との濃度差が一定値を越えた場合、上記実施例と同
様、出力Eを“1”とする。図67は、本変形例に係る
PWM成長方向決定部2201の構成ブロック図であ
る。同図において、1602はラインメモリ、160
3,1604はセレクタであり、回路A1601は、図
22に示す第1実施例の変形例1に係る回路Aと同様の
構成をとる。本変形例では、上記第4実施例と同様の方
法を用いて、低濃度において乱数の影響を少なくし、高
濃度において乱数の影響を大きくし、濃度によって乱数
の影響を決定する。その際、注目画素の周囲画素と注目
画素との濃度差が一定値を越えた場合、ここでは、他の
条件を一切無視して中央成長の(A)パターンとする。
【0109】すなわち、PWM成長方向決定部では、周
囲画素参照回路2200からの1ビット入力をセレクタ
1605のスイッチ信号とすることによって、回路A1
601からの2ビット信号と回路グランドレベルの2ビ
ット信号を切り換える。濃度パターン発生テーブル20
5のアドレスA10、A9が、(0,0)からのバンク
に中央成長パターン(A)のデータが格納されているた
め、上記パターン以外は中央成長となる。
【0110】さらに、本変形例では、300dpi単位
の成長であることから、600dpi単位において奇数
ラインは偶数ラインと同一の成長方向でなければならな
い。図67に示すように、回路A1601からの出力を
セレクタ1603とラインメモリ1602に同時に送出
し、回路Aからの出力とラインメモリからの出力をセレ
クタ1603へ送る。セレクタ1603は、Y0(水平
同期信号の2分周信号)が論理“1”のとき回路Aから
の出力を、また、“0”のときラインメモリ1602か
らの出力を選択することから、最終的なPWM成長方向
決定部208からの出力は、300dpi単位の成長と
なり、全体として図68のような成長パターンが実現さ
れる。
【0111】こうように、本変形例によれば、上記実施
例による効果に加えて、急激な濃度勾配を認識して乱数
の影響を制御するため、文字画像等のエッジがさらにシ
ャープに印字される。なお、本発明は、複数の機器から
構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る
装置に適用しても良い。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
濃度パターンの成長を複数の成長パターンを乱数的に発
生させる部分と規則的に発生させる部分とを組み合わせ
たものとすることにより、擬似的に解像度が下がる部分
をランダムに発生させ、プリンタのピッチムラによる印
字の濃度ムラを減少させて、高品位な画像を得ることが
できるという効果がある。また、濃度パターンの成長
を、複数の成長パターンを乱数的に発生させ、さらに、
隣接した画素が結合しないように印字することにより、
プリンタのピッチムラによる印字の濃度ムラを減少させ
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるレーザビームプ
リンタの構成を示した図、
【図2】本発明の第1の実施例におけるデータ生成部の
構成を示した図、
【図3】本発明の第1の実施例におけるデータ生成部の
動作を説明するための図、
【図4】本発明の第1の実施例における多値画像データ
及び加算器出力を示した図、
【図5】本発明の第1の実施例におけるアドレスマップ
を示した図、
【図6】本発明の第1の実施例における加算器の回路構
成を示した図、
【図7】本発明の第1の実施例における加算器のタイム
チャートを示した図、
【図8】本発明の第1の実施例におけるPWM成長方向
決定部を示した図、
【図9】本発明の第1の実施例におけるPWM成長方向
決定部の回路Aのブロック図、
【図10】本発明の第1の実施例におけるランダム成長
部分を説明するための図、
【図11】本発明の第1の実施例における濃度パターン
の成長方向を示した図、
【図12】本発明の第1の実施例における濃度パターン
の成長例を示した図、
【図13】本発明の第1の実施例におけるPWM処理部
を示した図、
【図14】図13のパルス発生回路からのパルスを示し
た図、
【図15】図13のセレクタ305,306のセレクト
論理を示した図、
【図16】図13の可変遅延回路313の遅延量を示し
た図、
【図17】図13のPWM処理部のタイムチャートを示
した図、
【図18】図13の可変遅延回路の一例を示した図、
【図19】図13の可変遅延回路のタイムチャートを示
した図、
【図20】図18の遅延設定セレクタの論理表を示した
図、
【図21】本発明の第1の実施例における印字過程を示
した図、
【図22】第1実施例の変形例1を説明するための図、
【図23】第1実施例の変形例1を説明するための図、
【図24】第1実施例の変形例1を説明するための図、
【図25】第1実施例の変形例1を説明するための図、
【図26】第1実施例の変形例1を説明するための図、
【図27】第1実施例の変形例2を説明するための図、
【図28】第1実施例の変形例2を説明するための図、
【図29】第1実施例の変形例2を説明するための図、
【図30】第1実施例の変形例3を説明するための図、
【図31】第1実施例の変形例3を説明するための図、
【図32】第1実施例の変形例3を説明するための図、
【図33】本発明の第2実施例を説明するための図、
【図34】本発明の第2実施例を説明するための図、
【図35】本発明の第2実施例を説明するための図、
【図36】本発明の第2実施例を説明するための図、
【図37】第2実施例の変形例1を説明するための図、
【図38】第2実施例の変形例1を説明するための図、
【図39】第2実施例の変形例1を説明するための図、
【図40】第2実施例の変形例1を説明するための図、
【図41】第2実施例の変形例1を説明するための図、
【図42】第2実施例の変形例2を説明するための図、
【図43】第2実施例の変形例2を説明するための図、
【図44】第2実施例の変形例2を説明するための図、
【図45】第2実施例の変形例2を説明するための図、
【図46】第2実施例の変形例2を説明するための図、
【図47】第2実施例の変形例2を説明するための図、
【図48】本発明の第3実施例を説明するための図、
【図49】本発明の第3実施例を説明するための図、
【図50】本発明の第3実施例を説明するための図、
【図51】本発明の第3実施例を説明するための図、
【図52】本発明の第3実施例を説明するための図、
【図53】本発明の第3実施例を説明するための図、
【図54】本発明の第3実施例を説明するための図、
【図55】第3実施例の変形例を説明するための図、
【図56】第3実施例の変形例を説明するための図、
【図57】第3実施例の変形例を説明するための図、
【図58】第3実施例の変形例を説明するための図、
【図59】本発明の第4実施例を説明するための図、
【図60】本発明の第4実施例を説明するための図、
【図61】本発明の第4実施例を説明するための図、
【図62】本発明の第4実施例を説明するための図、
【図63】第4実施例の変形例を説明するための図、
【図64】第4実施例の変形例を説明するための図、
【図65】第4実施例の変形例を説明するための図、
【図66】第4実施例の変形例を説明するための図、
【図67】第4実施例の変形例を説明するための図、
【図68】第4実施例の変形例を説明するための図、
【図69】従来のプリンタによる多値データの描画法を
説明するためのず、
【図70】従来のレーザビームプリンタの構成を示すブ
ロック図、
【図71】従来のLEDビームプリンタの構成を示すブ
ロック図、
【図72】従来の中間調画像を印字するプリンタの画像
処理部の構成を示すブロック図、
【図73】従来のプリンタにおける濃度パターンの一例
を示す図、
【図74】従来のプリンタでのPWMのレーザ照射によ
る印字状態を示す図、
【図75】従来のプリンタでのPWMのレーザ照射によ
る印字状態を示す図である。
【符号の説明】
101 ホストコンピュータ 102 プリンタ 103 プリンタコントロ−ラ 104 データ生成部 105 PWM処理部 106 レーザドライバ 205 濃度パターン発生テーブル 208 PWM成長方向決定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小酒 達 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値のドット情報に基づいて細分化した
    画区の集合体である画素の黒領域の面積変調を行ない、
    該変調にて得られた信号で光ビームを偏向して記録媒体
    上に静電潜像を形成し、該静電潜像を顕像化する画像形
    成装置において、 異なる複数の成長方向を持った濃度パターンを発生する
    パターン発生手段と、 前記濃度パターンの成長方向を変化させる情報を発生す
    る情報発生手段と、 前記情報を切り替える切替手段とを備え、 前記切替手段にて切り替えられた情報に基づいた成長方
    向の濃度パターンにて記録を行なうことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記情報発生手段は、あらかじめ決めら
    れた画素の集合領域内の成長方向に基づいた第1の成長
    方向指定信号を発生する手段と、 不規則な信号に基づいた第2の成長方向指定信号を発生
    する手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記切替手段は、前記第1の成長方向指
    定信号に基づいて前記情報を切り替えることを特徴とす
    る請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記切替手段は、前記記録媒体の走査ラ
    イン間隔が不均一であっても、均一な濃度で中間調印字
    を行なうよう前記情報を切り替えることを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 多値のドット情報に基づいて細分化した
    画区の集合体である画素の黒領域の面積変調を行ない、
    該変調にて得られた信号で光ビームを偏向して記録媒体
    上に静電潜像を形成し、該静電潜像を顕像化する画像形
    成装置において、 異なる複数の成長方向を持った濃度パターンを発生する
    パターン発生手段と、 前記濃度パターンの成長方向を変化させる情報を発生す
    る情報発生手段と、 前記多値ドット情報が示す画像形成濃度を検知する手段
    と、 前記画像形成濃度に基づいて、前記複数の濃度パターン
    の一つを選択する選択手段とを備えることを特徴とする
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記情報発生手段は、あらかじめ決めら
    れた信号に基づいた第1の成長方向指定信号を発生する
    手段と、 不規則な信号に基づいた第2の成長方向指定信号を発生
    する手段とを備えることを特徴とする請求項5に記載の
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記選択手段は、あらかじめ決められた
    集合領域内の画像形成濃度に基づいて、前記複数の濃度
    パターンの一つを選択することを特徴とする請求項5に
    記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記選択手段は、あらかじめ決められた
    領域内の前記多値ドット情報の特徴に基づいて、前記複
    数の濃度パターンの一つを選択することを特徴とする請
    求項5に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記選択手段は、前記記録媒体の走査ラ
    イン間隔が不均一であっても、均一な濃度で中間調印字
    を行なうよう前記複数の濃度パターンの一つを選択する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 多値のドット情報から面積変調にて濃
    度パターンを生成して中間調の印字記録を行なう画像形
    成装置において、 異なる複数の画素サイズを持った濃度パターンを発生す
    る手段と、 前記画素サイズを変化させる複数の情報を発生する手段
    と、 前記複数の情報の一つを選択する手段と、 特定の画素により印字記録後の画素サイズを記憶する手
    段とを備え、 前記記憶された画素サイズに応じて、前記選択された情
    報に基づいた画素サイズの濃度パターンにて記録を行な
    うことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 多値のドット情報に基づいてドットを
    細分化した画区の集合体である画素の黒領域の面積変調
    を行ない、該変調にて得られた信号で光ビームを偏向し
    て記録媒体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を印字記
    録する画像形成装置において、 異なる複数の成長方向を持った濃度パターンを発生する
    パターン発生手段と、 前記濃度パターンの成長方向を変化させる情報を発生す
    る情報発生手段と、 特定画素により印字記録後の画素の成長方向を記憶する
    手段と、 前記成長方向に基づいて、前記複数の濃度パターンの一
    つを選択する選択手段とを備えることを特徴とする画像
    形成装置。
  12. 【請求項12】 前記選択手段は、特定画素と該特定画
    素に隣接する画素との印字画区が接触しないような濃度
    パターンを選択することを特徴とする請求項11に記載
    の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記情報発生手段は、あらかじめ決め
    られた信号に基づいた第1の成長方向指定信号を発生す
    る手段と、 不規則な信号に基づいた第2の成長方向指定信号を発生
    する手段とを備えることを特徴とする請求項11に記載
    の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記情報発生手段は、あらかじめ決め
    られた画素の集合領域内の成長方向に基づいた第1の成
    長方向指定信号を発生する手段と、 不規則な信号に基づいた第2の成長方向指定信号を発生
    する手段とを備えることを特徴とする請求項11に記載
    の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記選択手段は、あらかじめ決められ
    た領域内の前記多値ドット情報の特徴に基づいて、前記
    複数の濃度パターンの一つを選択することを特徴とする
    請求項11に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記選択手段は、前記記録媒体の走査
    ライン間隔が不均一であっても、均一な濃度で中間調印
    字を行なうよう前記複数の濃度パターンの一つを選択す
    ることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 多値画像信号を光学的に記録媒体上に
    印字記録する画像形成装置において、 異なる複数の成長方向を持った濃度パターンを発生する
    パターン発生手段と、 前記濃度パターンの成長方向を変化させる情報を発生す
    る情報発生手段と、 前記情報を切り替える切替手段とを備え、 前記切替手段にて切り替えられた情報に基づいた成長方
    向の濃度パターンにて光学的な書込みを行なうことを特
    徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記光学的な書込みは、複数の発光素
    子からなる光書込みヘッドにて行なうことを特徴とする
    請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記光書込みヘッドは、液晶シャッタ
    によるLCD光書込みヘッドであることを特徴とする請
    求項18に記載の画像形成装置。
JP4048511A 1992-03-05 1992-03-05 画像形成装置 Withdrawn JPH05246080A (ja)

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