JPH0524583A - 舶用エンジンにおけるオルタネータの制御装置 - Google Patents
舶用エンジンにおけるオルタネータの制御装置Info
- Publication number
- JPH0524583A JPH0524583A JP20652791A JP20652791A JPH0524583A JP H0524583 A JPH0524583 A JP H0524583A JP 20652791 A JP20652791 A JP 20652791A JP 20652791 A JP20652791 A JP 20652791A JP H0524583 A JPH0524583 A JP H0524583A
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- Japan
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- engine
- alternator
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- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 abstract description 7
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 abstract description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 abstract description 2
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 舶用エンジン1により駆動されるオルタネー
タ2と、このオルタネータ2により充電されるバッテリ
ー8とを備える。そのバッテリー8がオルタネータ2の
励磁用電源とされる。そのオルタネータ2の励磁回路に
感熱スイッチ13が介在され、この感熱スイッチ13は
舶用エンジン1が冷態時に開かれると共に暖態時に閉じ
られる。 【効果】 エンジンの冷態時においてはオルタネータを
駆動するためにエンジン出力が用いられることはなく、
オイルネータはエンジンが暖態時になってから駆動され
るため、エンジンのアイドリング回転数を低く設定する
ことができる。
タ2と、このオルタネータ2により充電されるバッテリ
ー8とを備える。そのバッテリー8がオルタネータ2の
励磁用電源とされる。そのオルタネータ2の励磁回路に
感熱スイッチ13が介在され、この感熱スイッチ13は
舶用エンジン1が冷態時に開かれると共に暖態時に閉じ
られる。 【効果】 エンジンの冷態時においてはオルタネータを
駆動するためにエンジン出力が用いられることはなく、
オイルネータはエンジンが暖態時になってから駆動され
るため、エンジンのアイドリング回転数を低く設定する
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は舶用エンジンにおけるオ
ルタネータの制御装置に関する。
ルタネータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船舶にあっては航海用や漁労用の電気機
器を駆動するバッテリーを充電するため、エンジンによ
り駆動される大容量のオルタネータを備え、そのバッテ
リーがオルタネータの励磁用電源とされている。
器を駆動するバッテリーを充電するため、エンジンによ
り駆動される大容量のオルタネータを備え、そのバッテ
リーがオルタネータの励磁用電源とされている。
【0003】図2において横軸はエンジン回転数を表
し、縦軸は実線Aについてはエンジン出力を表し、破線
Bについてはエンジンの冷態時における出力損失とオル
タネータの駆動に要する出力との和を表し、一点鎖線C
についてはエンジンの暖態時における出力損失とオルタ
ネータの駆動に要する出力との和を表す。エンジンの冷
態時にあっては軸受け部や摺動部に潤滑油が充分に供給
されていないことから暖態時に比べ機械的な出力損失が
大きくなる。そのため冷態時にあっては暖態時に比べ出
力損失とオルタネータの駆動に要する出力との和が大き
くなる。
し、縦軸は実線Aについてはエンジン出力を表し、破線
Bについてはエンジンの冷態時における出力損失とオル
タネータの駆動に要する出力との和を表し、一点鎖線C
についてはエンジンの暖態時における出力損失とオルタ
ネータの駆動に要する出力との和を表す。エンジンの冷
態時にあっては軸受け部や摺動部に潤滑油が充分に供給
されていないことから暖態時に比べ機械的な出力損失が
大きくなる。そのため冷態時にあっては暖態時に比べ出
力損失とオルタネータの駆動に要する出力との和が大き
くなる。
【0004】これにより、冷態時にあっては一定回転数
Nよりもエンジン回転数が低い場合は、エンジン出力よ
りもエンジン出力の損失とオルタネータの駆動に要する
出力との和の方が大きくなってしまう。
Nよりもエンジン回転数が低い場合は、エンジン出力よ
りもエンジン出力の損失とオルタネータの駆動に要する
出力との和の方が大きくなってしまう。
【0005】そのため従来にあっては、エンジンのアイ
ドリング回転数をその一定回転数Nよりも大きく設定し
ていた。
ドリング回転数をその一定回転数Nよりも大きく設定し
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】例えば漁業用船舶のエ
ンジンにあっては、漁獲時におけるエンジン音の低減や
船速の低減の必要性からアイドリング回転数を低く設定
することが要望されている。しかし、上述のようにアイ
ドリング回転数を低く設定するとエンジン出力の方が損
失出力とオルタネータの駆動に要する出力との和よりも
小さくなってしまうため、エンジンの始動や加速をでき
ないという問題が生じる。
ンジンにあっては、漁獲時におけるエンジン音の低減や
船速の低減の必要性からアイドリング回転数を低く設定
することが要望されている。しかし、上述のようにアイ
ドリング回転数を低く設定するとエンジン出力の方が損
失出力とオルタネータの駆動に要する出力との和よりも
小さくなってしまうため、エンジンの始動や加速をでき
ないという問題が生じる。
【0007】本発明は上記従来技術の課題を解決するこ
とのできる舶用エンジンにおけるオルタネータの制御装
置を提供することを目的とする。
とのできる舶用エンジンにおけるオルタネータの制御装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、舶用エンジンにより駆動されるオルタネータと、
このオルタネータにより充電されるバッテリーとを備
え、そのバッテリーがオルタネータの励磁用電源とさ
れ、そのオルタネータの励磁回路に感熱スイッチが介在
され、この感熱スイッチは舶用エンジンが冷態時に開か
れると共に暖態時に閉じられる点にある。
ろは、舶用エンジンにより駆動されるオルタネータと、
このオルタネータにより充電されるバッテリーとを備
え、そのバッテリーがオルタネータの励磁用電源とさ
れ、そのオルタネータの励磁回路に感熱スイッチが介在
され、この感熱スイッチは舶用エンジンが冷態時に開か
れると共に暖態時に閉じられる点にある。
【0009】
【作用】本発明の構成によれば、エンジンの冷態時にお
いてはオルタネータの励磁回路に介在された感熱スイッ
チが開かれるため、オルタネータが励磁されることはな
く、オルタネータを駆動するためのエンジン出力が不要
になる。これにより、エンジンのアイドリング回転数を
低くしても、エンジンの損失出力よりもエンジン出力の
方を大きくすることができる。
いてはオルタネータの励磁回路に介在された感熱スイッ
チが開かれるため、オルタネータが励磁されることはな
く、オルタネータを駆動するためのエンジン出力が不要
になる。これにより、エンジンのアイドリング回転数を
低くしても、エンジンの損失出力よりもエンジン出力の
方を大きくすることができる。
【0010】エンジンの暖態時においては損失出力が少
ないため、感熱スイッチを閉じてオルタネータを励磁し
ても、エンジン出力の方か損失出力とオルタネータの駆
動に要する出力との和よりも大きくなる。
ないため、感熱スイッチを閉じてオルタネータを励磁し
ても、エンジン出力の方か損失出力とオルタネータの駆
動に要する出力との和よりも大きくなる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0012】図1において、舶用エンジン1により駆動
されるオルタネータ2は、ステータコイル3と、ロータ
コイル4と、複数のダイオードにより構成される整流器
5と、電圧調整器6と、コンデンサー7とを備えた公知
のものである。このオルタネータ2は、バッテリー8に
より励磁されたロータコイル4がエンジン1により回転
駆動されることでバッテリー8を充電する。そのバッテ
リー8によりロータコイル4が励磁されるため、オルタ
ネータ2の励磁回路の端子9はキースイッチ10を介し
てバッテリー8に接続されている。なお、バッテリー8
はバッテリースイッチ11を有し、オルタネータ2とバ
ッテリー8との間にはチャージランプ14が介在されて
いる。また、バッテリー8はエンジン1のスターター1
2や図外電気機器にキースイッチ10を介して接続され
ている。
されるオルタネータ2は、ステータコイル3と、ロータ
コイル4と、複数のダイオードにより構成される整流器
5と、電圧調整器6と、コンデンサー7とを備えた公知
のものである。このオルタネータ2は、バッテリー8に
より励磁されたロータコイル4がエンジン1により回転
駆動されることでバッテリー8を充電する。そのバッテ
リー8によりロータコイル4が励磁されるため、オルタ
ネータ2の励磁回路の端子9はキースイッチ10を介し
てバッテリー8に接続されている。なお、バッテリー8
はバッテリースイッチ11を有し、オルタネータ2とバ
ッテリー8との間にはチャージランプ14が介在されて
いる。また、バッテリー8はエンジン1のスターター1
2や図外電気機器にキースイッチ10を介して接続され
ている。
【0013】そして、オルタネータ2の励磁回路の端子
9とバッテリー8との途中に感熱スイッチ13が介在さ
れている。この感熱スイッチ13はエンジン1が冷態時
に開かれると共に暖態時に閉じられる。本実施例の感熱
スイッチ13はエンジン1の潤滑油温度の測定用センサ
ー13aを有し、潤滑油温度が一定の基準値以上になる
と閉じられ、その基準値よりも小さくなると開かれる。
9とバッテリー8との途中に感熱スイッチ13が介在さ
れている。この感熱スイッチ13はエンジン1が冷態時
に開かれると共に暖態時に閉じられる。本実施例の感熱
スイッチ13はエンジン1の潤滑油温度の測定用センサ
ー13aを有し、潤滑油温度が一定の基準値以上になる
と閉じられ、その基準値よりも小さくなると開かれる。
【0014】その感熱スイッチ13を開閉する基準とな
る潤滑油温度の基準値は予め実験により設定する。すな
わち、潤滑油温度が基準値以上でエンジン1をアイドリ
ング運転した場合は、オルタネータを駆動するのに要す
る出力と損失出力との和よりもエンジン出力が大きくな
るように基準値を設定する。
る潤滑油温度の基準値は予め実験により設定する。すな
わち、潤滑油温度が基準値以上でエンジン1をアイドリ
ング運転した場合は、オルタネータを駆動するのに要す
る出力と損失出力との和よりもエンジン出力が大きくな
るように基準値を設定する。
【0015】上記構成によれば、キースイッチ10およ
びバッテリースイッチ11を閉じてエンジン1をアイド
リング運転する場合、エンジン1の冷態時にあってはオ
ルタネータ2を駆動する出力を必要としないため、アイ
ドリング回転数を低く設定してもエンジン出力は損失出
力よりも大きくなり、エンジンの始動や加速を確実に行
なうことができる。また、暖態時にあっては感熱スイッ
チ13が閉じられることからオルタネータは励磁され、
バッテリー8の充電を行なうことができる。この際、オ
ルタネータ1を駆動するのに要する出力と損失出力との
和よりもエンジン出力の方が大きくなるため、エンジン
の始動不良や加速不良が生じることはない。
びバッテリースイッチ11を閉じてエンジン1をアイド
リング運転する場合、エンジン1の冷態時にあってはオ
ルタネータ2を駆動する出力を必要としないため、アイ
ドリング回転数を低く設定してもエンジン出力は損失出
力よりも大きくなり、エンジンの始動や加速を確実に行
なうことができる。また、暖態時にあっては感熱スイッ
チ13が閉じられることからオルタネータは励磁され、
バッテリー8の充電を行なうことができる。この際、オ
ルタネータ1を駆動するのに要する出力と損失出力との
和よりもエンジン出力の方が大きくなるため、エンジン
の始動不良や加速不良が生じることはない。
【0016】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば上記実施例ではエンジンの暖態時と
冷態時とを判別する基準温度として潤滑油温度を用いた
が、エンジンの冷却水温度を基準としてもよい。
のではない。例えば上記実施例ではエンジンの暖態時と
冷態時とを判別する基準温度として潤滑油温度を用いた
が、エンジンの冷却水温度を基準としてもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明による舶用エンジンにおけるオル
タネータの制御装置によれば、エンジンの冷態時におい
てはオルタネータを駆動するためにエンジン出力が用い
られることはなく、オルタネータはエンジンが暖態時に
なってから駆動されるため、エンジンのアイドリング回
転数を低く設定することができる。
タネータの制御装置によれば、エンジンの冷態時におい
てはオルタネータを駆動するためにエンジン出力が用い
られることはなく、オルタネータはエンジンが暖態時に
なってから駆動されるため、エンジンのアイドリング回
転数を低く設定することができる。
【図1】本発明の実施例に係るオルタネータの制御装置
の構成を示す図
の構成を示す図
【図2】従来の問題点を示すエンジン回転数と出力との
関係を示す図
関係を示す図
1 舶用エンジン 2 オルタネータ 8 バッテリー 13 感熱スイッチ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 舶用エンジンにより駆動されるオルタネ
ータと、このオルタネータにより充電されるバッテリー
とを備え、そのバッテリーがオルタネータの励磁用電源
とされ、そのオルタネータの励磁回路に感熱スイッチが
介在され、この感熱スイッチは舶用エンジンが冷態時に
開かれると共に暖態時に閉じられることを特徴とする舶
用エンジンにおけるオルタネータの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20652791A JPH0524583A (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 舶用エンジンにおけるオルタネータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20652791A JPH0524583A (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 舶用エンジンにおけるオルタネータの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524583A true JPH0524583A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16524843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20652791A Pending JPH0524583A (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 舶用エンジンにおけるオルタネータの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0524583A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7654415B2 (en) | 2002-03-19 | 2010-02-02 | Airspray International B.V. | Dispensing unit |
-
1991
- 1991-07-22 JP JP20652791A patent/JPH0524583A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7654415B2 (en) | 2002-03-19 | 2010-02-02 | Airspray International B.V. | Dispensing unit |
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