JPH05245603A - 連続鋳造用浸漬ノズル - Google Patents
連続鋳造用浸漬ノズルInfo
- Publication number
- JPH05245603A JPH05245603A JP8285992A JP8285992A JPH05245603A JP H05245603 A JPH05245603 A JP H05245603A JP 8285992 A JP8285992 A JP 8285992A JP 8285992 A JP8285992 A JP 8285992A JP H05245603 A JPH05245603 A JP H05245603A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- gas
- peripheral side
- continuous casting
- blowing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Continuous Casting (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ノズル閉塞を効果的に防止し、かつ鋳片表面
品質を向上する。 【構成】 ノズル本体1の筒部4の内周側にガス吹き込
み用の均圧帯5が設けられているものにおいて、筒部4
の外周に均圧帯5を囲む筒状の断熱層8が設けられてい
ることにより、ノズル本体の筒部からの熱放散を断熱層
によって遮断する。
品質を向上する。 【構成】 ノズル本体1の筒部4の内周側にガス吹き込
み用の均圧帯5が設けられているものにおいて、筒部4
の外周に均圧帯5を囲む筒状の断熱層8が設けられてい
ることにより、ノズル本体の筒部からの熱放散を断熱層
によって遮断する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造用浸漬ノズル
に関し、特にノズル孔の閉塞を防止するガス吹き込み型
の連続鋳造用浸漬ノズルに関する。
に関し、特にノズル孔の閉塞を防止するガス吹き込み型
の連続鋳造用浸漬ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の連続鋳造用浸漬ノズル
は、図2に示すように、耐熱衝撃性、耐溶損性等に優れ
た耐火物からなるノズル本体21を、軸心部に溶融金属
の流路となるノズル孔22を形成し、かつその出口とな
る吐出口23を下側部に形成した有底円筒状に設けると
共に、ノズル本体21の筒部24の内周側に円筒状の中
空部からなる均圧帯25を設け、かつ均圧帯25の内周
側に多孔質のガス吹き出し層26を設けて構成されてい
る。図2において27は均圧帯25に不活性ガスを供給
するガス吹き込み用ソケット、28はパウダーライン部
用耐火物である。
は、図2に示すように、耐熱衝撃性、耐溶損性等に優れ
た耐火物からなるノズル本体21を、軸心部に溶融金属
の流路となるノズル孔22を形成し、かつその出口とな
る吐出口23を下側部に形成した有底円筒状に設けると
共に、ノズル本体21の筒部24の内周側に円筒状の中
空部からなる均圧帯25を設け、かつ均圧帯25の内周
側に多孔質のガス吹き出し層26を設けて構成されてい
る。図2において27は均圧帯25に不活性ガスを供給
するガス吹き込み用ソケット、28はパウダーライン部
用耐火物である。
【0003】しかして、上記連続鋳造用浸漬ノズルは、
取鍋又はタンディッシュに取り付けられ、これらから流
出する溶融金属が空気と接触することがないように、タ
ンディッシュ又はモールドへ導くものであり、連続鋳造
に伴ってアルミナ(Al2 O3 )を主成分とする非金属
介在物等がノズル孔22の内壁に付着し、ノズル閉塞が
生じるのを防止するため、ガス吹き込み用ソケット27
から不活性ガスを均圧帯25に供給し、ガス吹き出し層
26を経てノズル孔22の内周面から不活性ガスを吹き
出させ、そのバブリング効果等によりノズル閉塞を防止
する。
取鍋又はタンディッシュに取り付けられ、これらから流
出する溶融金属が空気と接触することがないように、タ
ンディッシュ又はモールドへ導くものであり、連続鋳造
に伴ってアルミナ(Al2 O3 )を主成分とする非金属
介在物等がノズル孔22の内壁に付着し、ノズル閉塞が
生じるのを防止するため、ガス吹き込み用ソケット27
から不活性ガスを均圧帯25に供給し、ガス吹き出し層
26を経てノズル孔22の内周面から不活性ガスを吹き
出させ、そのバブリング効果等によりノズル閉塞を防止
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のガス吹き込み型の連続鋳造用浸漬ノズルにおいて
は、閉塞防止効果を高めようとする場合、多量のガス吹
き込みを行う必要があり、その吹き込まれたガスが鋳片
内に滞留し、ピンホール欠陥を生じ、鋳片の表面不良率
の増大を招く不都合がある。
来のガス吹き込み型の連続鋳造用浸漬ノズルにおいて
は、閉塞防止効果を高めようとする場合、多量のガス吹
き込みを行う必要があり、その吹き込まれたガスが鋳片
内に滞留し、ピンホール欠陥を生じ、鋳片の表面不良率
の増大を招く不都合がある。
【0005】又、常温の不活性ガスを吹き込むため、ノ
ズル本体全体が冷却されてしまい、付着現象が溶融金属
中の低温域で特に発生し易いことから、ガス吹き込みに
よる閉塞防止効果を高めることができない問題がある。
そこで、本発明は、ノズル閉塞を効果的に防止し、かつ
鋳片表面品質の向上をなし得るガス吹き込み型の連続鋳
造用浸漬ノズルの提供を目的とする。
ズル本体全体が冷却されてしまい、付着現象が溶融金属
中の低温域で特に発生し易いことから、ガス吹き込みに
よる閉塞防止効果を高めることができない問題がある。
そこで、本発明は、ノズル閉塞を効果的に防止し、かつ
鋳片表面品質の向上をなし得るガス吹き込み型の連続鋳
造用浸漬ノズルの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の連続鋳造用浸漬ノズルは、ノズル本体の筒
部の内周側にガス吹き込み用の均圧帯が設けられている
連続鋳造用浸漬ノズルにおいて、前記筒部の外周側に均
圧帯を囲む筒状の断熱層が設けられているものである。
め、本発明の連続鋳造用浸漬ノズルは、ノズル本体の筒
部の内周側にガス吹き込み用の均圧帯が設けられている
連続鋳造用浸漬ノズルにおいて、前記筒部の外周側に均
圧帯を囲む筒状の断熱層が設けられているものである。
【0007】
【作用】上記手段においては、ノズル本体の筒部からの
熱放散が断熱層によって遮断される。断熱層は、円筒状
の中空部又はこの中空部にセラミックファイバーを装入
したものからなる。
熱放散が断熱層によって遮断される。断熱層は、円筒状
の中空部又はこの中空部にセラミックファイバーを装入
したものからなる。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の連続鋳造用浸漬ノズルの
縦断面図である。耐熱衝撃性、耐溶損性等に優れた耐火
物からなるノズル本体1は、軸心部に溶融金属の流路と
なるノズル孔2を形成し、かつその出口となる吐出口3
を下側部に形成した有底円筒状に設けられている。
る。図1は本発明の一実施例の連続鋳造用浸漬ノズルの
縦断面図である。耐熱衝撃性、耐溶損性等に優れた耐火
物からなるノズル本体1は、軸心部に溶融金属の流路と
なるノズル孔2を形成し、かつその出口となる吐出口3
を下側部に形成した有底円筒状に設けられている。
【0009】ノズル本体1の筒部4の内周側には、円筒
状の中空部からなる均圧帯5が設けられており、この均
圧帯5の内周側の筒部4には、多孔質のガス吹き出し層
6が設けられている。そして、均圧帯5には、ガス吹き
込み用ソケット7を介して図示しないガス源から窒素、
アルゴン等の不活性ガスが供給される。
状の中空部からなる均圧帯5が設けられており、この均
圧帯5の内周側の筒部4には、多孔質のガス吹き出し層
6が設けられている。そして、均圧帯5には、ガス吹き
込み用ソケット7を介して図示しないガス源から窒素、
アルゴン等の不活性ガスが供給される。
【0010】一方、ノズル本体1の筒部4の外周側に
は、均圧帯5を囲む円筒状の中空部からなる断熱層8
が、筒部4の上端部付近からパウダーライン部用耐火物
9に及んで設けられている。なお、断熱層8は、1層に
限らず2層以上としてもよく、又、中空部にセラミック
ファイバー等を装入してもよい。
は、均圧帯5を囲む円筒状の中空部からなる断熱層8
が、筒部4の上端部付近からパウダーライン部用耐火物
9に及んで設けられている。なお、断熱層8は、1層に
限らず2層以上としてもよく、又、中空部にセラミック
ファイバー等を装入してもよい。
【0011】上記構成の連続鋳造用浸漬ノズルにおいて
は、ノズル本体1の筒部4からの熱放散が断熱層8によ
って遮断され、ノズル孔2内面側の温度低下を防止する
ことができ、ガス吹き出し層6からのガス吹き出し量を
増加させることなくノズル閉塞防止効果を発揮すること
ができ、かつ鋳片表面のピンホール等の表面不良率の増
大を抑えることができた。
は、ノズル本体1の筒部4からの熱放散が断熱層8によ
って遮断され、ノズル孔2内面側の温度低下を防止する
ことができ、ガス吹き出し層6からのガス吹き出し量を
増加させることなくノズル閉塞防止効果を発揮すること
ができ、かつ鋳片表面のピンホール等の表面不良率の増
大を抑えることができた。
【0012】ここで、上記連続鋳造用浸漬ノズルを低炭
アルミキルド鋼Slabccでの4時間の鋳造に使用し
たところ、ノズル孔の閉塞状況は、通常のノズル及び従
来のガス吹き込み型のノズルの閉塞状況を併記する表1
に示すようになった。
アルミキルド鋼Slabccでの4時間の鋳造に使用し
たところ、ノズル孔の閉塞状況は、通常のノズル及び従
来のガス吹き込み型のノズルの閉塞状況を併記する表1
に示すようになった。
【0013】
【表1】
【0014】なお、表1においてノズル孔内壁に付着し
た閉塞物の厚みは、モールド湯面上、20mmの位置で
測定した。従って、本発明品によれば、従来のガス吹き
込み型の連続鋳造用浸漬ノズルに比して飛躍的に閉塞防
止効果を高め得ることがわかる。
た閉塞物の厚みは、モールド湯面上、20mmの位置で
測定した。従って、本発明品によれば、従来のガス吹き
込み型の連続鋳造用浸漬ノズルに比して飛躍的に閉塞防
止効果を高め得ることがわかる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本発明の連続鋳造
用浸漬ノズルによれば、ノズル本体の筒部からの熱放散
が断熱層によって遮断されるので、ノズル孔内面側の温
度低下を防止することができ、ガス吹き込み量を増加さ
せることなくノズル閉塞防止効果を発揮することがで
き、かつ鋳片表面品質を向上することができる。
用浸漬ノズルによれば、ノズル本体の筒部からの熱放散
が断熱層によって遮断されるので、ノズル孔内面側の温
度低下を防止することができ、ガス吹き込み量を増加さ
せることなくノズル閉塞防止効果を発揮することがで
き、かつ鋳片表面品質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の連続鋳造用浸漬ノズルの縦
断面図である。
断面図である。
【図2】従来の連続鋳造用浸漬ノズルの縦断面図であ
る。
る。
1 ノズル本体 2 ノズル孔 3 吐出口 4 筒部 5 均圧帯 6 ガス吹き出し層 8 断熱層
Claims (1)
- 【請求項1】 ノズル本体の筒部の内周側にガス吹き込
み用の均圧帯が設けられている連続鋳造用浸漬ノズルに
おいて、前記筒部の外周側に均圧帯を囲む筒状の断熱層
が設けられていることを特徴とする連続鋳造用浸漬ノズ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8285992A JPH05245603A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8285992A JPH05245603A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05245603A true JPH05245603A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=13786077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8285992A Pending JPH05245603A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05245603A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101316912B1 (ko) * | 2011-12-14 | 2013-10-18 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 연속 주조 장치의 침지노즐 |
-
1992
- 1992-03-04 JP JP8285992A patent/JPH05245603A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101316912B1 (ko) * | 2011-12-14 | 2013-10-18 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 연속 주조 장치의 침지노즐 |
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