JPH05245233A - ゴルフクラブヘッド及びソールプレートの装着方法 - Google Patents
ゴルフクラブヘッド及びソールプレートの装着方法Info
- Publication number
- JPH05245233A JPH05245233A JP4046863A JP4686392A JPH05245233A JP H05245233 A JPH05245233 A JP H05245233A JP 4046863 A JP4046863 A JP 4046863A JP 4686392 A JP4686392 A JP 4686392A JP H05245233 A JPH05245233 A JP H05245233A
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- JP
- Japan
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- golf club
- club head
- sole plate
- head shell
- thermoplastic resin
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴルフボールインパクト時の衝撃によって、
ソールプレートがヘッドシェルから外れたり、ガタが生
じなようにして、ゴルフクラブヘッドの耐久性を向上さ
せたゴルフクラブヘッド及びソールプレートの装着方法
を提供することを目的とするものである。 【構成】 このウッドゴルフクラブヘッド１のヘッドシ
ェル２のソール側の接合面２ａには、プルトルージョン
成形法等で作製された連続繊維補強した複数本（この実
施例では４本）の熱可塑樹脂製接合ピン３を介してソー
ルプレート４が一体的に装着されている。前記ヘッドシ
ェル２を構成する熱可塑性樹脂は、ポリエチレン、ＡＢ
Ｓ、ポリカーボネート、ナイロン、ポリウレタン、ポリ
アリレート、ポリエーテルイミド等が用いられ、また、
それらの熱可塑性樹脂は剛性をあげるために、ガラス繊
維、炭素繊維、アラミド繊維あるいはウィスカーその他
の無機充填剤等で補強しても良く、これらの熱可塑性樹
脂は、一般に射出成形によって一体的に成形されるもの
である。
ソールプレートがヘッドシェルから外れたり、ガタが生
じなようにして、ゴルフクラブヘッドの耐久性を向上さ
せたゴルフクラブヘッド及びソールプレートの装着方法
を提供することを目的とするものである。 【構成】 このウッドゴルフクラブヘッド１のヘッドシ
ェル２のソール側の接合面２ａには、プルトルージョン
成形法等で作製された連続繊維補強した複数本（この実
施例では４本）の熱可塑樹脂製接合ピン３を介してソー
ルプレート４が一体的に装着されている。前記ヘッドシ
ェル２を構成する熱可塑性樹脂は、ポリエチレン、ＡＢ
Ｓ、ポリカーボネート、ナイロン、ポリウレタン、ポリ
アリレート、ポリエーテルイミド等が用いられ、また、
それらの熱可塑性樹脂は剛性をあげるために、ガラス繊
維、炭素繊維、アラミド繊維あるいはウィスカーその他
の無機充填剤等で補強しても良く、これらの熱可塑性樹
脂は、一般に射出成形によって一体的に成形されるもの
である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ゴルフクラブヘッド
及びソールプレートの装着方法に係わり、更に詳しくは
プルトルージョン成形法等で作製された連続繊維補強し
た熱可塑樹脂製接合ピンとクラブヘッドシェルとを融着
により一体化させる事で、ソールプレートをクラブヘッ
ドシェルに一体的に固定するゴルフクラブヘッド及びソ
ールプレートの装着方法に関するものである。
及びソールプレートの装着方法に係わり、更に詳しくは
プルトルージョン成形法等で作製された連続繊維補強し
た熱可塑樹脂製接合ピンとクラブヘッドシェルとを融着
により一体化させる事で、ソールプレートをクラブヘッ
ドシェルに一体的に固定するゴルフクラブヘッド及びソ
ールプレートの装着方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、各種材料を使用したゴルフクラブ
ヘッド、特に炭素繊維強化プラスチックを主材料とした
ウッドゴルフクラブヘッドにおいては、そのソール部に
金属製のソールプレートが装着されており、そのクラブ
ヘッドのヘッドシェルにソールプレートを装着する方法
としては、ヘッドシェルとソールプレートとを一体成形
する場合を除いて、炭素繊維強化プラスチックを主材と
してヘッドシェルを一体的に成形した後に、ヘッドシェ
ルのソール側の接合面に、アルミ等の軽金属により形成
したソールプレートを、各種の金属、例えば軟鉄または
真鍮製の木ネジと接着剤とを併用させることによって固
定させていた。
ヘッド、特に炭素繊維強化プラスチックを主材料とした
ウッドゴルフクラブヘッドにおいては、そのソール部に
金属製のソールプレートが装着されており、そのクラブ
ヘッドのヘッドシェルにソールプレートを装着する方法
としては、ヘッドシェルとソールプレートとを一体成形
する場合を除いて、炭素繊維強化プラスチックを主材と
してヘッドシェルを一体的に成形した後に、ヘッドシェ
ルのソール側の接合面に、アルミ等の軽金属により形成
したソールプレートを、各種の金属、例えば軟鉄または
真鍮製の木ネジと接着剤とを併用させることによって固
定させていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】然しながら、近年、
ツーピースボールが開発され、ゴルフクラブヘッドにて
ボールをインパクトする際の衝撃力が大きくなったた
め、ヘッドシェルとソールプレートとの接合面にも極め
て大きい剪断力がかかるようになってきた。このため、
ヘッドシェルとソールプレートとの固定のために使用し
ている木ネジが衝撃力により折れてソールプレートが外
れたり、衝撃によってヘッドシェルとソールプレートと
の固定部にガタが生じることがしばしばあった。
ツーピースボールが開発され、ゴルフクラブヘッドにて
ボールをインパクトする際の衝撃力が大きくなったた
め、ヘッドシェルとソールプレートとの接合面にも極め
て大きい剪断力がかかるようになってきた。このため、
ヘッドシェルとソールプレートとの固定のために使用し
ている木ネジが衝撃力により折れてソールプレートが外
れたり、衝撃によってヘッドシェルとソールプレートと
の固定部にガタが生じることがしばしばあった。
【０００４】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、ゴルフボールインパクト時の衝撃に
よって、ソールプレートがヘッドシェルから外れたり、
ガタが生じないようにして、ゴルフクラブヘッドの耐久
性を向上させたゴルフクラブヘッド及びソールプレート
の装着方法を提供することを目的とするものである。
案出されたもので、ゴルフボールインパクト時の衝撃に
よって、ソールプレートがヘッドシェルから外れたり、
ガタが生じないようにして、ゴルフクラブヘッドの耐久
性を向上させたゴルフクラブヘッド及びソールプレート
の装着方法を提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、ゴルフクラブヘッドシェルの底面に、長手
方向に連続繊維補強した熱可塑樹脂製接合ピンを介して
ソールプレートを一体的に装着したことを要旨とするも
のである。
成するため、ゴルフクラブヘッドシェルの底面に、長手
方向に連続繊維補強した熱可塑樹脂製接合ピンを介して
ソールプレートを一体的に装着したことを要旨とするも
のである。
【０００６】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、ゴル
フクラブヘッドシェルの底面に、ソールプレートを固定
した状態で、予めゴルフクラブヘッドシェルの底面とソ
ールプレートとの同位置に形成された複数本の穴に、長
手方向に連続繊維補強した熱可塑樹脂製接合ピンを挿入
し、前記ゴルフクラブヘッドシェルと接合ピンとを融着
して一体化することにより、ゴルフボールインパクト時
の衝撃によって、ソールプレートがヘッドシェルから外
れたり、ガタが生することがなく、ゴルフクラブヘッド
の耐久性を著しく向上させることが出来るものである。
フクラブヘッドシェルの底面に、ソールプレートを固定
した状態で、予めゴルフクラブヘッドシェルの底面とソ
ールプレートとの同位置に形成された複数本の穴に、長
手方向に連続繊維補強した熱可塑樹脂製接合ピンを挿入
し、前記ゴルフクラブヘッドシェルと接合ピンとを融着
して一体化することにより、ゴルフボールインパクト時
の衝撃によって、ソールプレートがヘッドシェルから外
れたり、ガタが生することがなく、ゴルフクラブヘッド
の耐久性を著しく向上させることが出来るものである。
【０００７】即ち、、この発明では接合ピンとして、連
続繊維補強された接合ピンを使用していることから接合
ピンの剪断力に対する抵抗力が極めて強く、従って、通
常のゴルフボールインパクト時の衝撃力ではピン折れ等
がなく、また、接合ピンとヘッドシェルとが融着により
一体化されている事から衝撃時においても、ソールプレ
ートがヘッドシェルとの間でガタを生じないのである。
続繊維補強された接合ピンを使用していることから接合
ピンの剪断力に対する抵抗力が極めて強く、従って、通
常のゴルフボールインパクト時の衝撃力ではピン折れ等
がなく、また、接合ピンとヘッドシェルとが融着により
一体化されている事から衝撃時においても、ソールプレ
ートがヘッドシェルとの間でガタを生じないのである。
【０００８】以下、添付図面に基づき、この発明の実施
例を説明する。図１は、この発明を実施した熱可塑性樹
脂を主材料としたウッドゴルフクラブヘッド１の断面
図、図２は図１のＸ部の拡大断面図、図３はウッドゴル
フクラブヘッド１の底面図を示し、このウッドゴルフク
ラブヘッド１のヘッドシェル２のソール側の接合面２ａ
には、プルトルージョン成形法等で作製された連続繊維
補強した複数本（この実施例では４本）の熱可塑樹脂製
接合ピン３を介してソールプレート４が一体的に装着さ
れている。また、図１において、５はシンタクチックフ
ォーム等の芯体を示している。
例を説明する。図１は、この発明を実施した熱可塑性樹
脂を主材料としたウッドゴルフクラブヘッド１の断面
図、図２は図１のＸ部の拡大断面図、図３はウッドゴル
フクラブヘッド１の底面図を示し、このウッドゴルフク
ラブヘッド１のヘッドシェル２のソール側の接合面２ａ
には、プルトルージョン成形法等で作製された連続繊維
補強した複数本（この実施例では４本）の熱可塑樹脂製
接合ピン３を介してソールプレート４が一体的に装着さ
れている。また、図１において、５はシンタクチックフ
ォーム等の芯体を示している。
【０００９】前記ヘッドシェル２を構成する熱可塑性樹
脂は、ポリエチレン、ＡＢＳ、ポリカーボネート、ナイ
ロン、ポリウレタン、ポリアリレート、ポリエーテルイ
ミド等が用いられ、また、それらの熱可塑性樹脂は剛性
をあげるために、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維
あるいはウィスカーその他の無機充填剤等で補強しても
良く、これらの熱可塑性樹脂は、一般に射出成形によっ
てヘッドシェルに成形されるものである。
脂は、ポリエチレン、ＡＢＳ、ポリカーボネート、ナイ
ロン、ポリウレタン、ポリアリレート、ポリエーテルイ
ミド等が用いられ、また、それらの熱可塑性樹脂は剛性
をあげるために、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維
あるいはウィスカーその他の無機充填剤等で補強しても
良く、これらの熱可塑性樹脂は、一般に射出成形によっ
てヘッドシェルに成形されるものである。
【００１０】次に、上記の実施例に使用する熱可塑樹脂
製接合ピン３は、プルトルージョン成形法等で作製され
たピンの長手方向に連続繊維補強しているものであり、
繊維含有量が繊維の体積割合（ｖｆ）で４０％以上、好
ましくは６０％程度が好ましい。前記繊維含有量が繊維
の体積割合（ｖｆ）で、４０％未満ではボールインパク
ト時のヘッドシェル２とソールプレート４との間の剪断
力によって熱可塑樹脂製接合ピン３が破壊してしまうか
らである。
製接合ピン３は、プルトルージョン成形法等で作製され
たピンの長手方向に連続繊維補強しているものであり、
繊維含有量が繊維の体積割合（ｖｆ）で４０％以上、好
ましくは６０％程度が好ましい。前記繊維含有量が繊維
の体積割合（ｖｆ）で、４０％未満ではボールインパク
ト時のヘッドシェル２とソールプレート４との間の剪断
力によって熱可塑樹脂製接合ピン３が破壊してしまうか
らである。
【００１１】またマトリクス樹脂としては、融着により
ヘッドシェル２と一体化することからヘッドシェル２に
使用している樹脂とほぼ同程度の融点を有している熱可
塑性樹脂である必要があり、好ましくはヘッドシェル材
と同じ材質が良い。また、熱可塑樹脂製接合ピン３の形
状は、通常の平行ネジ、テーパーネジのほか、長手方向
に数本突起を有しているピン、円筒形あるいは円錐形の
ピン等種々のものがあるが、これらのピン形状の選択は
ヘッドシェル２との溶融着をする方法によって適宜決め
れば良い。例えば、超音波によって熱融着する場合に
は、エネルギー集中部が必要であるため、ネジ形状や、
長手方向に突起のある形状が良く、また、スピン等の摩
擦熱によって融着する場合には、接触面積の大きな円筒
形あるいは円錐形の形状が好ましい。
ヘッドシェル２と一体化することからヘッドシェル２に
使用している樹脂とほぼ同程度の融点を有している熱可
塑性樹脂である必要があり、好ましくはヘッドシェル材
と同じ材質が良い。また、熱可塑樹脂製接合ピン３の形
状は、通常の平行ネジ、テーパーネジのほか、長手方向
に数本突起を有しているピン、円筒形あるいは円錐形の
ピン等種々のものがあるが、これらのピン形状の選択は
ヘッドシェル２との溶融着をする方法によって適宜決め
れば良い。例えば、超音波によって熱融着する場合に
は、エネルギー集中部が必要であるため、ネジ形状や、
長手方向に突起のある形状が良く、また、スピン等の摩
擦熱によって融着する場合には、接触面積の大きな円筒
形あるいは円錐形の形状が好ましい。
【００１２】なお、この発明にかかるヘッドシェル２と
熱可塑樹脂製接合ピン３との溶融着方法としては、超音
波エネルギーによる方法と、振動またはスピン時の摩擦
熱による方法とが挙げられ、これらの方法はヘッドシェ
ルの材質、接合ピンの形状等から適当に選択すれば良
い。更に、ヘッドシェル２へのソールプレート４の装着
には、熱可塑樹脂製接合ピン３と熱溶融着と合わせて接
着剤を併用してもよい。
熱可塑樹脂製接合ピン３との溶融着方法としては、超音
波エネルギーによる方法と、振動またはスピン時の摩擦
熱による方法とが挙げられ、これらの方法はヘッドシェ
ルの材質、接合ピンの形状等から適当に選択すれば良
い。更に、ヘッドシェル２へのソールプレート４の装着
には、熱可塑樹脂製接合ピン３と熱溶融着と合わせて接
着剤を併用してもよい。
【００１３】次に、この発明の各実施例と比較例を説明
する。 〔実施例１，２〕４０wt％炭素繊維補強ナイロン６６及
び３０wt％炭素繊維補強ポリカーボネートの射出成形に
よってゴルフクラブヘッドシェルを作製し、図３に示す
ようにソールプレート４との接合部分４ヶ所に直径3.８
mmの穴６をあけた。その後、同位置に、予め直径４．０
mmの穴があいているアルミ製のソールプレート４とヘッ
ドシェル２とを共に治具に固定し、ｖｆ６０％炭素連続
繊維補強ナイロン６６製及びｖｆ６０％炭素連続繊維補
強ポリカーボネート製平行ネジ (Ｍ４, 長さ２５mm) を
皿部から超音波ホーンをあてる事によって、ヘッドシェ
ル２とネジとを溶融一体化した。超音波装置は出力３kw
の超音波融着装置で、加圧力５ｋｇ／cm2 、ウェルドタ
イム３秒で行なった。
する。 〔実施例１，２〕４０wt％炭素繊維補強ナイロン６６及
び３０wt％炭素繊維補強ポリカーボネートの射出成形に
よってゴルフクラブヘッドシェルを作製し、図３に示す
ようにソールプレート４との接合部分４ヶ所に直径3.８
mmの穴６をあけた。その後、同位置に、予め直径４．０
mmの穴があいているアルミ製のソールプレート４とヘッ
ドシェル２とを共に治具に固定し、ｖｆ６０％炭素連続
繊維補強ナイロン６６製及びｖｆ６０％炭素連続繊維補
強ポリカーボネート製平行ネジ (Ｍ４, 長さ２５mm) を
皿部から超音波ホーンをあてる事によって、ヘッドシェ
ル２とネジとを溶融一体化した。超音波装置は出力３kw
の超音波融着装置で、加圧力５ｋｇ／cm2 、ウェルドタ
イム３秒で行なった。
【００１４】出来上がったクラブヘッド１は、シャフト
を取りつけ耐久試験に供した。耐久試験は、ヘッドスピ
ード４５ｍ／sec において、ゴルフボールの試打を繰り
返し、ゴルフクラブに何らかの異常が発生するまでの試
験回数を表示した。また、２０００回まで異常が生じな
かった場合には、「異常なし」とした。その結果を、下
記の表１に示す。
を取りつけ耐久試験に供した。耐久試験は、ヘッドスピ
ード４５ｍ／sec において、ゴルフボールの試打を繰り
返し、ゴルフクラブに何らかの異常が発生するまでの試
験回数を表示した。また、２０００回まで異常が生じな
かった場合には、「異常なし」とした。その結果を、下
記の表１に示す。
【００１５】〔実施例３〕４０wt％炭素繊維補強ナイロ
ン６６で、実施例１, ２と同様にヘッドシェル２を作
製、その後接合穴６をあけた。それから、ｖｆ６０wt％
炭素連続繊維補強ナイロン６６製中実円筒ピン (φ４m
m、長さ２５mm) の皿部をドリルで固定し、回転して、
実施例１, ２と同様にソールプレート４をヘッドシェル
２に固定するとともにヘッドシェル２と接合ピンを摩擦
熱により融着した。クラブヘッド１はシャフトを取りつ
け、耐久試験を行ない、その結果を表１に示す。
ン６６で、実施例１, ２と同様にヘッドシェル２を作
製、その後接合穴６をあけた。それから、ｖｆ６０wt％
炭素連続繊維補強ナイロン６６製中実円筒ピン (φ４m
m、長さ２５mm) の皿部をドリルで固定し、回転して、
実施例１, ２と同様にソールプレート４をヘッドシェル
２に固定するとともにヘッドシェル２と接合ピンを摩擦
熱により融着した。クラブヘッド１はシャフトを取りつ
け、耐久試験を行ない、その結果を表１に示す。
【００１６】〔比較例１, ２〕４０wt％炭素繊維補強ナ
イロン６６の射出成形によって、実施例と同様にヘッド
シェル２を作製し、ヘッドシェル２に接合穴をあけた。
次にエポキシ系接着剤をソールプレート４に塗布し、真
鍮及び軟鉄の木ネジによってヘッドシェル２にソールプ
レート４を固定した。エポキシ系接着剤が硬化するため
に１日放置した後、実施例同様にシャフトを取りつけ耐
久試験を行なった。その結果を表１に示す。
イロン６６の射出成形によって、実施例と同様にヘッド
シェル２を作製し、ヘッドシェル２に接合穴をあけた。
次にエポキシ系接着剤をソールプレート４に塗布し、真
鍮及び軟鉄の木ネジによってヘッドシェル２にソールプ
レート４を固定した。エポキシ系接着剤が硬化するため
に１日放置した後、実施例同様にシャフトを取りつけ耐
久試験を行なった。その結果を表１に示す。
【００１７】 表１より、真鍮及び軟鉄の木ネジを用いてソールプレー
ト４を固定したものは、耐久試験中にネジが破損した
り、ガタが生じてしまうが、連続繊維補強した接合ピン
３を用いた場合には２０００回の耐久試験の後にも異常
がなく良好である事がわかる。
ト４を固定したものは、耐久試験中にネジが破損した
り、ガタが生じてしまうが、連続繊維補強した接合ピン
３を用いた場合には２０００回の耐久試験の後にも異常
がなく良好である事がわかる。
【００１８】
【発明の効果】この発明は、上記のようにゴルフクラブ
ヘッドは、ヘッドシェルとソールプレートとの接合に連
続繊維補強した接合ピンを使用し、更に接合ピンをヘッ
ドシェルと溶融着によって一体化したため、ゴルフボー
ルインパクト時の衝撃によって、ソールプレートがヘッ
ドシェルから外れたり、ガタが生じなようにして、ゴル
フクラブヘッドの耐久性を向上させることが出来る効果
がある。
ヘッドは、ヘッドシェルとソールプレートとの接合に連
続繊維補強した接合ピンを使用し、更に接合ピンをヘッ
ドシェルと溶融着によって一体化したため、ゴルフボー
ルインパクト時の衝撃によって、ソールプレートがヘッ
ドシェルから外れたり、ガタが生じなようにして、ゴル
フクラブヘッドの耐久性を向上させることが出来る効果
がある。
【図１】この発明を実施したゴルフクラブヘッドの断面
図である。
図である。
【図２】図１のＸ部の拡大断面図である。
【図３】ゴルフクラブヘッドのソール側から見た底面図
である。
である。
１ ウッドゴルフクラブヘッド ２ ヘッドシェル ２ａ ソール側の接合面 ３ 熱可塑樹脂
製接合ピン ４ ソールプレート ５ 芯体
製接合ピン ４ ソールプレート ５ 芯体
Claims (2)
- 【請求項１】 熱可塑樹脂製ゴルフクラブヘッドにおい
て、ゴルフクラブヘッドシェルの底面に、長手方向に連
続繊維補強した熱可塑樹脂製接合ピンを介してソールプ
レートを一体的に装着したことを特徴とするゴルフクラ
ブヘッド。 - 【請求項２】 熱可塑樹脂製ゴルフクラブヘッドシェル
に、ソールプレートを装着する方法において、前記ゴル
フクラブヘッドシェルの底面に、ソールプレートを固定
した状態で、予めゴルフクラブヘッドシェルの底面とソ
ールプレートとの同位置に形成された複数本の穴に、長
手方向に連続繊維補強した熱可塑樹脂製接合ピンを挿入
し、前記ゴルフクラブヘッドシェルと接合ピンとを溶融
着して一体化することを特徴とするソールプレートの装
着方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4046863A JPH05245233A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | ゴルフクラブヘッド及びソールプレートの装着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4046863A JPH05245233A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | ゴルフクラブヘッド及びソールプレートの装着方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05245233A true JPH05245233A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=12759178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4046863A Pending JPH05245233A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | ゴルフクラブヘッド及びソールプレートの装着方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05245233A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8206241B2 (en) * | 2009-07-27 | 2012-06-26 | Nike, Inc. | Golf club assembly and golf club with sole plate |
-
1992
- 1992-03-04 JP JP4046863A patent/JPH05245233A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8206241B2 (en) * | 2009-07-27 | 2012-06-26 | Nike, Inc. | Golf club assembly and golf club with sole plate |
| US8998746B2 (en) * | 2009-07-27 | 2015-04-07 | Nike, Inc. | Golf club assembly and golf club with sole plate |
| US10071294B2 (en) | 2009-07-27 | 2018-09-11 | Karsten Manufacturing Corporation | Golf club assembly and golf club with sole plate |
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