JPH05245166A - 歯科用研磨物品 - Google Patents

歯科用研磨物品

Info

Publication number
JPH05245166A
JPH05245166A JP22882392A JP22882392A JPH05245166A JP H05245166 A JPH05245166 A JP H05245166A JP 22882392 A JP22882392 A JP 22882392A JP 22882392 A JP22882392 A JP 22882392A JP H05245166 A JPH05245166 A JP H05245166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
dental
equivalent weight
group
cup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22882392A
Other languages
English (en)
Inventor
W James Hammar
ハマー ダブリュ.ジェームス
Richard W Joos
ウィリアム ジョーズ リチャード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Publication of JPH05245166A publication Critical patent/JPH05245166A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C3/00Dental tools or instruments
    • A61C3/06Tooth grinding or polishing discs; Holders therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C17/00Devices for cleaning, polishing, rinsing or drying teeth, teeth cavities or prostheses; Saliva removers; Dental appliances for receiving spittle
    • A61C17/005Devices for dental prophylaxis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D3/00Physical features of abrasive bodies, or sheets, e.g. abrasive surfaces of special nature; Abrasive bodies or sheets characterised by their constituents
    • B24D3/02Physical features of abrasive bodies, or sheets, e.g. abrasive surfaces of special nature; Abrasive bodies or sheets characterised by their constituents the constituent being used as bonding agent
    • B24D3/20Physical features of abrasive bodies, or sheets, e.g. abrasive surfaces of special nature; Abrasive bodies or sheets characterised by their constituents the constituent being used as bonding agent and being essentially organic
    • B24D3/28Resins or natural or synthetic macromolecular compounds
    • B24D3/32Resins or natural or synthetic macromolecular compounds for porous or cellular structure

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Dental Preparations (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明の組成物及びそれから製造される歯科
用物品は、研磨剤粒子が、ポリウレア又はポリウレタン
ウレアマトリックス全体に分散し、その内部に閉じ込め
られている。このマトリックスは、ソフトセグメントと
ハードセグメントを含有しており、多官能アミンと多官
能イソシアネートとの重合反応生成物である。歯科用研
磨物品には、予防カップ及び研磨ホイール、ポイント及
びディスクがある。 【効果】 摩耗損失が低い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に、研磨物品に
関する。より詳細には、本発明は、ポリウレアマトリッ
クス又はポリウレタンウレアマトリックス全体に分散す
るとともに、その内部に接着して研磨粒子を含有する歯
科用接着研磨物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決すべき課題】全体に分散す
るとともに内部に接着した状態で研磨粒子を有する固体
又は発泡高分子マトリックスを含有する歯科用研磨物品
は公知である。高分子マトリックスは、触媒添加フェノ
ール−ホルムアルデヒド等の硬質熱硬化性樹脂や、ポリ
ウレタンウレア又は天然若しくは合成ゴム等のエラスト
マーでよい。このような高分子マトリックスを含んだ歯
科用研磨物品は、例えば、米国特許第3,599,33
3号、第3,964,166号、第3,977,083
号、第4,381,792号及び第4,636,171
号に記載されている。又は、研磨層を支持体又はコア上
に配置してもよい。この支持体やコアは、米国特許第
3,977,084号、第4,055,897号及び第
4,447,208号に記載されているようなエラスト
マーや、米国特許第4,264,307号に記載されて
いるような非エラストマーでよい。
【0003】米国特許第3,789,462号は、4,
4′−メチレンビス(o−クロロアニリン)(「MOC
A」) で硬化したトリレンジイソシアネートキャップド
ポリテトラヒドロフランから実質的になっているウレタ
ンエラストマーから形成された歯科用研磨物品を開示し
ている。
【0004】ポリイソシアネートと、低重合アミノ安息
香酸エステルと、アミンとの反応生成物を含有する合成
ポリマー及びそれらの製造方法は公知であるが、接着研
磨物品用バインダーとして使用することについての示唆
はなされていない。米国特許第4,328,322号
は、このようなポリマーと製造方法を開示している。2
−グリセリルアクリレートや2−グリセリルメタクリレ
ートと架橋したポリウレタンやポリウレタン/ウレアに
ついても同様であり、これらについては、米国特許第
4,786,657号に開示されている。この特許公報
には、高当量ジオール及びジアミン、2−グリセリル
(メタ)アクリレート、ジイソシアネート及び低当量グ
リコール及びアミンを、ポリウレタン及びポリウレタン
/ウレアの製造に使用することが記載されている(サー
モプラスチック・エラストマーズ(Thermoplastic Elast
omers)、エー・コンプレヘンシブ・レビュー(A Compreh
ensive Review)、エヌ・エール・レッゲ(N.R.Legge) 、
ジー・ホールデン(G.Holden)及びエイチ・イー・スクロ
ーダー(H.E.Schroeder) 、ハンサー・パブリッシャーズ
(Hanser Publishers) 、ニューヨーク、1987年、第
13〜46頁も参照の事)。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、接着研磨組成
物及び前記組成物から製造した歯科用物品に関する。一
般的に、本発明の組成物は、歯科用研磨物品に使用する
のに適当な接着研磨剤と言うことができ、前記組成物
は、(a)ポリウレア又はポリウレタンウレアを含有す
る硬化バインダーマトリックスであって、前記ポリウレ
ア又はポリウレタンウレアは、平均活性水素官能価が2
であり、当量が少なくとも300である多官能アミン
と、平均官能価が少なくとも2であり、当量が300未
満であるポリイソシアネートとの反応生成物であるもの
と、(b)前記バインダーマトリックス全体に分散した
研磨粒子、とを含んでなることを特徴としている。改善
された歯科用研磨物品は、研磨組成物を用いて製造でき
る。これらの物品としては、歯科用ハンドピースに取り
外し可能に取り付けるのに適当な研磨剤添加歯科用装置
が挙げられ、装置は、研磨粒子を全体に分散した状態で
含んでいるエラストマー材料からなる造形体で、歯科用
ハンドピースに取り外し可能に取り付けるための手段を
備えることにより歯科清浄や研磨を行うのに適したもの
となる造形体を含んでいる。この改善された装置は、本
明細書で説明する接着研磨組成物を用いて製造される。
【0006】また、本発明により、歯科用接着研磨物品
の製造方法が提供される。本発明の研磨物品は、(a)
平均活性水素官能価が2であり、当量が少なくとも30
0である多官能アミンと、平均官能価が少なくとも2で
あり、当量が300未満であるポリイソシアネートと、
十分な量の研磨粒子とを配合して硬化性研磨混合物を形
成する工程と、(b)前記混合物を硬化する工程によっ
て製造することが好ましい。
【0007】本明細書で使用する用語「ソフトセグメン
ト(soft segment)」は、活性水素官能価が少なくとも2
であり、当量が少なくとも300である多官能アミンの
重合により得られるポリウレア又はポリウレタンウレア
の軟質可とう性高分子セグメントを意味する。用語「硬
質セグメント(hard segment)」とは、(a)官能価が少
なくとも2であり、当量が300未満である多官能イソ
シアネートと(b)任意の連鎖延長剤の重合から得られ
るより硬質且つより可とう性が小さいポリマーセグメン
トを意味する。「連鎖延長剤(chain extender)」は、活
性水素官能を有する低分子量(即ち、300未満)モノ
マーを意味する。ここで、「活性水素官能(active hydr
ogen functionality) 」とは、従来の意味において用い
られ、分子に存在する反応性ヒドロキシ、アミン、カル
ボキシル及び/又はチオール基を意味する。個々のソフ
トセグメントは結合して、バインダー中でソフト領域を
形成し、一方、個々の硬質セグメントは結合して、バイ
ンダー中でハード領域を形成する。
【0008】接着研磨組成物 本発明の接着研磨組成物は、バインダーマトリックスが
機械的摩擦下で徐々に劣化するにつれてバインダーマト
リックスの表面が汚れないように、研磨粒子をポリウレ
ア又はポリウレタンウレアバインダーマトリックス全体
に分散して形成されている。バインダーマトリックス
は、ソフトセグメントとハードセグメントとを有するポ
リウレアとポリウレタンウレアを含有している。ここ
で、ポリウレア又はポリウレタンウレアは、多官能アミ
ンと多官能イソシアネートとの反応生成物である。活性
水素原子(即ち、アミン+アルコール)とイソシアネー
トとが当量であることが好ましい。
【0009】本発明の実施において、適当なバインダー
マトリックスを、多官能アミンと多官能イソシアネート
とを連鎖延長剤を必要に応じて添加して反応して得たポ
リウレア及びポリウレタンウレアポリマーからなる群か
ら選択するのがよいことが判明した。これらのポリウレ
ア及びポリウレタンウレアポリマーバインダーは、得ら
れる研磨物品が、低バインダーマトリックス含量でさ
え、十分な一体性と研磨粒子保持性(高効率)を有する
点で特によく適している。また、これらは、歯科用実験
用途においてしばしば見られる高毎分回転数(「rpm
」)を受けたときに実質的に耐汚染性(歯科用加工部
材の仕上げ後にその歯科用加工部材の上に研磨物品の痕
跡がない)でもある。
【0010】しかしながら、本発明の組成物では、必要
に応じて汚染性が増加するようにすることができる(例
えば、歯苔が容易に付着しない表面仕上げを行うこ
と)。
【0011】本発明を実施するのにとりわけ適している
ポリウレア及びポリウレタンウレアは、下式
【0012】
【化5】
【0013】(式中、nは2〜4の整数であり;各xは
1又は2であり;各フェニル核はパラアミノ基、メタア
ミノ基又はジメタアミノ基で置換されており;各zは
【0014】
【化6】
【0015】であり;各Rは水素又は低級アルキル、即
ち、炭素数が4以下の低級アルキルであり;そしてG
は、当量が300〜3000であるn価のポリオールか
ポリアミンからそれぞれヒドロキシル基かアミノ基を除
去することにより得られるn価のラジカルである)で表
される化合物からなる群から選択された低重合芳香族ポ
リアミンである多官能アミンから製造される。当量が3
00未満では、硬化バインダーにおいて所望の可とう性
を得ることが困難である。一方、当量が約3000を超
えると、ポリアミンを用いて製造した研磨物品の寿命
(平均重量損失の測定により確認できる)が短くなる
(実施例11)。
【0016】低重合芳香族アミンには、アミノ安息香酸
エステル又はアミド(但し、zは
【0017】
【化7】
【0018】である)と、アミノフェニルウレタン(但
し、zは、
【0019】
【化8】
【0020】である)の二種類ある。
【0021】低重合芳香族ポリアミンは、当量が300
〜3000の範囲であるポリ(トリ−、テトラ−、ペン
タ−又はヘキサ−メチレンエーテル主鎖又はこれらの組
み合わせを有する実質的に二官能アミノ安息香酸末端オ
リゴマーであることが好ましい。ポリテトラメチレン主
鎖組成物が、特に好ましい。
【0022】特定の用途では、多官能アミンの80%以
下が、官能価が2で、当量が少なくとも300である多
官能アルコールで置換されていてもよい。
【0023】ソフトセグメントとして低重合芳香族ポリ
アミンを用いるとき、ハードセグメントは、平均官能価
が2.0〜4.0の範囲である多官能イソシアネートで
あり、脂肪族、脂環式、アリール脂肪族、芳香族、複素
環又はそれらの混合物でよい。多官能イソシアネート
は、芳香族又は脂肪族ポリイソシアネートであることが
好ましく、芳香族ポリイソシアネートであることがより
好ましい。多官能アミンの活性水素原子と多官能イソシ
アネートのイソシアネート基の比は、0.95〜1.0
5の範囲であることが好ましく、0.99〜1.01の
範囲であることがより好ましい。
【0024】多官能イソシアネートの典型的な例として
は、ポリ(テトラメチレングリコール)ポリマーと官能
価が少なくとも2である芳香族又は脂肪族イソシアネー
トとのポリイソシアネート末端反応生成物や、ポリ(ヘ
キサメチレンアジペート)等のジヒドロキシ末端ポリエ
ステルと官能価が少なくとも2である芳香族又は脂肪族
イソシアネートとの反応生成物が挙げられる。特に好ま
しい多官能イソシアネートとしては、1,6−ヘキサメ
チレンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイ
ソシアネート、トリレンジイソシアネート、p−フェニ
ルジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、p−フェニルジイソシアネート、ジフェニルメタン
ジイソシアネート、ナフタリン−1,5−ジイソシアネ
ート、高分子イソシアネート及びそれらの混合物が挙げ
られる。
【0025】多官能イソシアネートは、イソシアネート
基と反応するブロック剤でブロックしてもよい。この反
応は、高温で逆に進めて、イソシアネート基を遊離さ
せ、それを多官能アミンで反応させることができる。適
当な多官能ブロックドイソシアネートポリマーとして
は、ユニロイヤルケミカル社(Uniroyal Chemical Co.,
Inc.) から市販されているアジプレンBL90(ADIPREN
E BL90) 、アジプレンBL16及びアジプレンBL31
5(アジプレンは商標)が挙げられる。ブロック剤の揮
発を容易にするためにブロックド多官能イソシアネート
を用いるときには、本発明の組成物を用いて製造した研
磨物品は多孔性であることが好ましい。
【0026】シランカップリング剤を本発明の組成物に
添加して、バインダーマトリックスにより高い弾性を付
与し、そして構造的一体性を高めることができる。適当
なシランカップリング剤としては、エポキシシラン、メ
ルカプトシラン、アクリラトシラン、メタクリラトシラ
ン及びそれらの混合物が挙げられる。γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン及び3,4−エポキシシク
ロヘキシルメチルメトキシシラン等のエポキシシラン
が、シランとして特に好ましい。
【0027】ポリウレア及びポリウレタンウレアポリマ
ーを、低重合芳香族ポリアミンソフトセグメントと多官
能イソシアネートハードセグメントから製造する場合、
ポリウレア及びポリウレタンウレアポリマーは、連鎖延
長剤を含有してもよい。連鎖延長剤は、活性水素官能価
が2〜8であることが好ましく、2〜4がより好まし
く、2〜3であることがより好ましく、そして当量が3
00未満であることが好ましく、200未満であること
がより好ましい。連鎖延長剤は、芳香族、アルキル芳香
族又はアルキル多官能アミンをはじめとする低分子量多
官能アミンがよく適しており、メチレンジアニリン
(「MDA」) 等の第1アミンが好ましい。
【0028】本発明の研磨組成物には、従来の研磨粒子
を用いることができる。主に歯科操作用途において使用
される歯科用物品とする組成物の場合には、個々の物品
の粒子又は凝集物の大きさが小さいことが好ましい。し
かしながら、組成物を成形して、とりわけ歯科用実験に
使用するホイールとする場合には、得られる研磨物品が
高摩耗率を有するとともに、仕上げ表面が平滑にできる
ことから、研磨粒子の凝集物を予備成形することが有用
である。形成された物品にボイドがあってもよいが、そ
の数や大きさは小さいことが好ましい。
【0029】適当な研磨粒子としては、炭化珪素(耐火
物塗工炭化珪素等(米国特許第4,505,720号に
開示されているもの等)、酸化アルミニウム、アルミニ
ウムジルコニア(溶融アルミナジルコニア等))、立方
窒化硼素、ガーネット、軽石、砂、金剛砂、マイカ、コ
ランダム、石英、ダイヤモンド、炭化硼素、溶融アルミ
ナ、か焼アルファアルミナ、焼結アルミナ、アルファア
ルミナ系セラミック材料及びそれらの組み合わせが挙げ
られる。好ましい研磨剤は、軽石及びアルミナである。
軽石を使用するときには、グレードが4F〜2であるこ
とが好ましく、4F〜1であることがより好ましい。ア
ルミナを使用するときには、粒子サイズが1〜125μ
mの範囲である溶融アルミナ及びか焼アルミナが好まし
い。使用される研磨粒子のグレードや種類は、所望の摩
耗や表面仕上げが得られるように選択される。
【0030】歯科用接着研磨物品 本発明の組成物を用いて製造した歯科用研磨物品は、歯
や歯科用樹脂、複合体、磁器並びに貴金属及び/又は半
貴金属のアマルガムを清浄にしたり研磨したりするのに
使用できる。これらの歯科用研磨物品は、溝付又は溝な
し補助用途手段を有する研磨カップ(即ち、予防カッ
プ、即ち、「フロフィー(phrophy) 」カップ)並びに研
磨ポイント、ディスク及びシリンダー等の第1図〜第3
図に示すような種々の従来の形状とすることができる。
歯科予防カップに加工した場合には、この物品は、歯苔
や日常の歯磨きの後歯に残された汚れを除去し、歯に対
して高光沢と平滑な研磨を付与する。
【0031】第1図は、本発明の組成物を用いて製造し
た研磨予防カップ10である。カップ10は、本明細書
中で説明する研磨剤充填エラストマー材料12から形成
される。エラストマー材料は十分な可とう性を有してい
るので、圧力をカップ端14に印加すると、変形してリ
ップを形成する。即ち、端14は下に回転せず、外に向
かって広がり回転して、カップ10の内表面15は、清
浄にすべき表面に接触し、そして端も、歯肉下部をきれ
いにするのに役に立つ。カップ10は、歯科用ハンドピ
ース(図示していない)に取り付けるための手段13、
ここではネジ付スタッドを有している。ネジ付スタッド
13は、ヘッド16により、エラストマー材料に固定さ
れる。
【0032】第2図は、本発明の組成物を用いて製造し
た研磨物品(研磨チップ)に関する別の実施態様20で
ある。研磨チップ20は、マンドレル(図示していな
い)の作動ピースの直径及び長さと実質的に同じ中空円
筒状内部24を有する本体部22を含んでなる。また、
研磨チップ20の本体部22は、中空内部24から延び
るとともに同軸であって、本体部の外表面に開口してい
る直径の小さな開口部26も有している。また、研磨チ
ップ20は、第2図では円錐形に示されている端部28
を有している。この端部は、材料が回転によって発生す
る力に十分耐えるものである限りは、ボール状、カップ
状や他の種々の形状でもよい。
【0033】第3図は、本発明の組成物を用いて製造し
た研磨物品(研磨ディスク)の第三の実施態様30であ
る。ディスク30は、高さが3mm〜50mmで直径が0.
5cm〜1cmである上記した本発明の組成物から製造した
環状ピース32を含んでいる。歯科実験ではより大きな
物品が使用され、一方、歯科操作では一般的により小さ
な物品が使用される。また、ディスク30を駆動手段
(例えば、マンドレル)に取り付けるための取り付け手
段34も設けられている。第3図に示した実施態様にお
いては、取り付け手段34は、ディスク30を貫通した
開口を有している。ハブ36は、取り付け手段34の周
囲に設けられ、ディスク30の取り付け手段34を形成
している部分を強化している。
【0034】第3図に示したように、本発明の物品は、
典型的には、適当な心棒や他の機械的保持手段に取り付
けるための中央開口を有していて、使用に際して物品が
回転することができるようになっている。さらに、これ
らの歯科用研磨物品は、環状に成形して、金属又はプラ
スチックディスク等の基材に密着してもよい。また、研
磨物品は、プラスチック、布等の可とう性基材に適用
し、固定してもよい。研磨組成物を基材に結合する接着
系は、ポリウレアバインダーや結合体粒子を互いに保持
している接着系とは同一でも異なっていてもよい。物品
の寸法、形状、支持手段及び回転手段は、当該技術分野
において周知のものである。物品がホイールの形状であ
るときには、典型的には、高さが3mm〜2cmで、直径が
3mm〜1cmの正確な円筒形である。
【0035】個々の研磨粒子で製造した研磨物品は、ボ
イドがないことが好ましく、研磨剤を、好ましくは10
〜90重量%、より好ましくは40〜70重量%、最も
好ましくは40〜60%含有している。研磨粒子のサイ
ズは、1〜500μmであることが好ましく、3〜25
0μmであることがより好ましい。歯科実験に使用する
研磨ホイールの場合には、凝集物が特に好ましい。
【0036】必要に応じて、硬化性研磨混合物には、有
機又は無機フッ化物源、潤滑剤、研削助剤、カップリン
グ剤、可塑剤、希釈剤、充填剤、強化繊維、充填剤、フ
ラボラント(flavorant) 、粘度調整剤、着色剤、加工助
剤及び当業者にとって明らかな他の成分を添加してもよ
い。
【0037】歯科用接着研磨物品の製造方法 本発明の歯科用研磨物品は、形成すべき物品の形状や基
材を利用するかどうかに応じて種々の方法により製造で
きる。研磨粒子−液体混合物は、注型、トランスファー
成形、液体射出成形、反応射出成形又は当該技術分野に
おいて周知の他の手法を用いた成形に附することができ
る。本発明の歯科用物品を形成するのに好ましい方法
は、トランスファー成形である。一般的には、この方法
は、2つの工程で説明できる:(a)上記した反応体と
しての多官能アミンと多官能イソシアネートと、十分な
量の研磨粒子を配合して、硬化性研磨剤混合物を形成
し、(b)前記混合物を硬化させて歯科用接着研磨物品
を形成する。典型的な方法としては、硬化性研磨剤混合
物を硬化の前に型に導入する方法、硬化性研磨剤混合物
を硬化の前に基材に適用する方法、及び多官能アミンが
上記した低重合芳香族多官能アミンである方法が挙げら
れる。
【0038】製造方法の好ましい実施態様では、多官能
イソシアネート及び研磨材料として上記で説明したもの
が用いられる。より好ましい方法では、上記した連鎖延
長剤を混合物に添加する。
【0039】一般的に、市販の予防ペーストを用いるこ
となく良好な結果が得られるけれども、特に適用に困難
を伴うときには、本発明の組成物から製造した物品とと
もにこれらのペーストを使用することができる。
【0040】以下、本発明を非限定的実施例を用いてさ
らに説明する。実施例において、全ての「部」及び
「%」は、特記のない限り、重量基準である。また、こ
れらの実施例は、本発明の範囲を限定するものとして解
釈すべきでない。
【0041】
【実施例】
実施例1 平均分子量が2000で、当量が1000であるポリテ
トラメチレンオキシド−ジ−p−アミノベンゾエート
(ポリアミン2000;エアプロダクツ・アンド・ケミ
カル社ズ(Air Products and Chemicals, Inc.)5.2部
を容器に入れ、50℃に加熱することにより、歯科用研
磨剤充填(44.9%)ポリウレアカップを製造した。
当量が130である芳香族高分子イソシアネート(モン
デュア MRS−4(MONDUR MRS-4);モーベイ・ケミカル社
(Mobey Chemical Company))0.65部、エポキシシラ
ンカップリング剤(Z−6040;ダウ・コーニング社
(DowCorning))0.05部及び中軽石(グレード0
1/2、ロット524;モイコ・インダストリー社(Moy
co Industries, Inc.))4.8部を添加し、そして得ら
れた混合物を3分間ハンドスパチュレーションした。次
に、10mmHgの真空を印加後、大気圧まで開放して混合
物を脱ガス化した。このプロセスを2〜3回繰り返し
た。スナップ・オン型(snap-on type)とスクリュー・オ
ン型(screw-on type) の2種類の予防カップ金型アセン
ブリーを使用した。各種類の金型ベースには、高さが8
mmで、歯科用機器に取り付けるべき端で直径が5mmであ
り、清浄用リップを形成すべき端で直径が6mmである4
つの円筒状テーパー付キャビティーがある。スナップ・
オン型金型は、金型の底にペッグを有するように加工し
た。スクリュー・オン型金型ベースは、各キャビティー
の底には、混合物を添加する前にスクリューを配置する
ための窪みがある。混合物を、各型の金型ベースに手で
押さえ入れ、そしてカップの中央を形成するための各カ
ップキャビティーに相当するスパイクを有する金型のふ
たをかぶせた。金型のふたを、C−クランプを有する金
型ベースに固定した。金型アセンブリーを、100℃の
オーブンに1時間配置し、オーブンから取り出し、そし
て室温まで冷却した。カップを金型アセンブリーから取
り出し、清浄効率と機械強度について実験室で、そして
臨床効果については患者で評価した。
【0042】カップを、清浄効率については、450g
の負荷をかけた状態で、形成したカップをラッカー塗装
した金属表面に対して1800rpm で回転することによ
り実験室で試験するとともに、金属とカップを室温で水
に浸漬した。ラッカーは、厚さが0.013mmであり、
ペンシル硬度が4Hであった。清浄効率の結果は、ラッ
カー除去率で評価し、30秒以下でラッカーが除去され
たならば(+)と示し、もし30秒後でもラッカーが残
存したならば、(−)と示した。カップ2個についての
ラッカー除去の結果は、(+,+)であった。ラッカー
除去率は、実験室試験カップと同じ組成を有するカップ
の臨床評価による生体内清浄と同一と見なした。この結
果から、この処方のカップが適当に汚れた歯を有する一
つの口を清浄にすることを示した臨床試験に基づいて十
分なものであることが判明した。
【0043】一般的に使用される予防ペースト(ヌプロ
・デンタル・プロフィ・ペースト(Nupro Dental Prophy
Paste)ジャナー・アンド・カンパニー社(Janar and C
o.))を市販の予防カップ(パターソン・センター6−
WEB(Patterson Centre 6-WEB)スクリュー・オン型カ
ップ、パターソン・デンタル社(Patterson Dental Comp
any))と組み合わせて、本発明のカップと同じ実験室条
件下で使用した。ペースト付のプロフィカップは、ラッ
カーを約15秒で除去した。しかしながら、2個のプロ
フィカップ(パターソン・センター6−WEBカップと
して市販されている)を、プロフィペーストなしで実験
室で試験したときには、ラッカーは、30秒後でも金属
表面上に残存し、これらのカップは、(−,−)と評価
した。
【0044】カップの機械強度について、カップを、4
50gの負荷をかけて400グリットの炭化珪素紙上で
1800rpm で90分間回転することにより、実験室で
試験した。機械強度は、重量損失で評価した。即ち、試
験前後のカップの重量を計り、試験前後の重量の差を試
験前の重量で割り、そして100を掛けて、重量損失百
分率をだした。上記処方のカップ2個を機械強度につい
て試験したところ、平均重量損失は、2.5%であっ
た。対照として、プロフィペーストなしの市販のプロフ
ィカップ2個(パターソン6−WEBカップ(Patterson
Centre 6-WEB cup))を、同様にして、機械強度につい
て評価したところ、重量損失は12%であった。また、
カップを、30秒、60秒及び90秒間隔で、切れ、リ
ップ形成損失及び一般的粉状化について視覚的に検査し
た。本発明のカップは、リップ一体性の保持を示した
が、パターソン・センター6−WEBカップとして市販
されているプロフィカップは、リップ部で不均一な摩耗
及び切れを示した。90秒未満で視覚的劣化を示すカッ
プは、あまり好ましくなく、おそらく適当に汚染させた
歯を有する1つの口を清浄しないとみなした。しかしな
がら、この試験で90秒間耐えないカップは、軽く汚染
した歯に使用するのに適当であろう。さらに、単一の口
を清浄にするのに、複数のカップを使用できる。
【0045】上記処方のスナップ・オン型カップ12個
とスクリュー・オン型カップ50個を、歯科医5人、歯
科アシスタント3人及び衛生士3人により、臨床的に評
価した。わずかに汚れた歯及び適度に汚れた歯について
は、口全体を清浄するのにカップ1個で十分であった。
ひどく汚れた歯については、ときどき、2個目のカップ
が必要であった。臨床医と患者の両方は、操作が少ない
時間で完了し、研磨粒子を除去するために口を清浄する
のにすすぎが少なくてよく、プラークをゆるめ、そして
ペーストを使用しないかぎりきれいであったことを報告
した。また、臨床医も、視感度がよく、噴霧が少なく、
そして清浄度は現在使用されている市販のペースト付カ
ップと同等であることを報告した。患者は、口中でのグ
リットとペーストによる不快感が少なく、そして歯の感
触がスムースで、前の清浄後よりもきれいであったと報
告した。
【0046】実施例2 パウダード・ポリイフ・ミント1403(POWDERED POLY
IF MINT1403)(インターナショナル・フレーバー・アン
ド・フラグランス社(International Flavor and Fragra
nce, Inc.)(商標)として知られているフレーバー0.
100部と、フッ化ナトリウム粉末(マリンクロット社
(Mallinckrodt Chemical Works))0.1部を添加し
て、実施例1の処方を反復した。混合物を手で押さえ、
脱ガスし、そして成形して実施例1に記載したスクリュ
ー・オン型カップを得た。
【0047】フッ化物の放出を評価するために、カップ
1個を、蒸留水が約10ml入った容器中に室温で1時間
配置した。カップを容器から取り出し、そしてフッ化物
選択電極を備えたオリオン960900型オリオン・ア
ックメット950pH/イオンメーター (Orion Accumet
950 pH/ion meter)(両方とも、米国マサチューセッツ
州ケンブリッジにあるオリオンリサーチ社製 (Orion Re
search Inc.))を用いてフッ化物含量を測定した。電極
を、それぞれフッ素イオン100ppm (parts per milli
on) 及びフッ素イオン10ppm からなる標準液であるフ
ッ化物活性標準液(Fluoride Activity Standards) #9
40907及び#040908(両方ともオリオン・リ
サーチ社製)と同等の濃度のフッ化物溶液を用いて較正
した。フッ素イオン濃度の読み取り値(ppm) に溶液の容
積を掛けて、放出されたフッ化物の量(μg)を得た。
フッ化物源を配合しないことを除いて同じ処方のカップ
1個と、EZ E−35プロフィカップとして知られて
いる市販の予防カップ(EZ、カークランド、WA)を
フッ化物放出量について同様に試験した。フッ化物の放
出についての結果を、表Iに述べる。
【0048】〔表1〕 表 I カップの種類 フッ化物放出量(μg) フッ化物源あり 21 フッ化物源なし 0 EZ E−35プロフィカップ 0
【0049】さらに、カップ1個について模擬臨床条件
下でフッ化物の放出量を測定した。カップを、通常の歯
科予防清浄中に通常使用される歯科用ハンドピースに取
り付けた。カップを、摘出したヒトの歯上で30秒間回
転し、その後、歯とカップを蒸留水10滴でゆすいだ。
この操作を20回反復し、毎回洗浄後の水を混合し、そ
して上記した方法でフッ化物の放出量を測定した。フッ
化物源を配合しないこと以外は同じ処方のカップ1個
と、EZ E−35プロフィカップ1個を、フッ化物の
放出量について同様に試験した。フッ化物の放出につい
ての結果を、表IIに述べる。
【0050】〔表2〕 表 II カップの種類 フッ化物放出量(μg) フッ化物源あり 19 フッ化物源なし 1 EZ E−35プロフィカップ 0.5
【0051】表I及び表IIのデータから、フッ化物源を
配合した本発明のカップは実験室条件下及び模擬臨床条
件下でフッ化物を放出したのに対して、フッ化物源を配
合しないこと以外は本発明と同じカップ又は市販のプロ
フィカップはフッ化物の放出が極めて少ないか全くない
ことが明らかである。
【0052】実施例3 中軽石の百分率を変化させて、軽石を異なる量で用いた
以外は実施例1に詳細に記載した処方と方法により、歯
科用予防カップを製造した。各配合物を成形してスクリ
ュー・オン型予防カップ4個を得、実施例1に準じて清
浄効率と機械強度について実験室で試験した。
【0053】軽石の量、「ラッカー除去率(Lacquer Rem
oval) 」で表された清浄効率及び「重量損失(Weight Lo
ss) 」で表された機械強度を、表III に示す。「対照」
として、プロフィペーストの付いていないEZ E−3
5プロフィカップを試験した。各試験ごとに、2つのサ
ンプルについての機械強度を平均した。
【0054】〔表3〕
【0055】データから、研磨剤を含有する本発明のポ
リウレア予防カップは、研磨剤を含有しない以外は同じ
であるポリウレアカップや、プロフィペーストなしに使
用した市販のカップと比較して、清浄効率が良好で、重
量損失が低いことが分かる。
【0056】実施例4 中軽石の代わりに3種類のサイズの炭化珪素凝集物を用
いた以外は、実施例1に詳細に記載した処方及び方法を
用いて歯科用予防カップを製造した。炭化珪素凝集物
を、同時に、250メッシュと180メッシュの篩で篩
分けして、表IVに示したサイズの凝集物を得た。各配合
物を成形してスクリュー・オン型予防カップ4個を得、
実施例1に準じて清浄効率と機械強度について実験室で
試験した。
【0057】「ラッカー除去(Lacquer Removal) 」で表
された清浄効率及び「重量損失(Weight Loss) 」で表さ
れた機械強度を、表IVに示す。各試験ごとに、2つのサ
ンプルについての機械強度を平均した。
【0058】〔表4〕 表 IV 凝集物の大きさ ラッカーの除去 重量損失試験番号 (メッシュ) (+,−) (%) 1 >180 +,+ 1.8 2 180〜250 +,+ 1.0 3 <250 +,+ 1.0
【0059】データから、本発明のポリウレア予防カッ
プに配合した凝集物は、良好な清浄効率と低い重量損失
を提供することが明らかである。
【0060】実施例5 ポリアミン2000として知られているアミノベンゾエ
ートの代わりに、ポリアミン1000Gとして知られて
いる平均分子量が1240で、当量が620であるポリ
テトラメチレンオキシド−ジ−p−アミノベンゾエート
(エアー・プロダクツ・アンド・ケミカルズ社製)2.
39部及びポリアミン650として知られている平均分
子量が650で、当量が375であるポリテトラメチレ
ンオキシド−ジ−p−アミノベンゾエート(エアー・プ
ロダクツ・アンド・ケミカルズ社製)2.5部を独立し
て使用し、そして中軽石3.0部を4.8部の代わりに
使用した以外は、実施例1の処方を反復した。各混合物
を調製し、脱ガスし、成形してスクリュー・オン型カッ
プとし、そして実施例1に記載の方法で試験した。
【0061】ポリアミン2000として知られているア
ミノベンゾエートの代わりに、アミノベンゾエートポリ
アミン1000Gを使用した実験の場合、ラッカー除去
で表した清浄効率が(+,+)であり、そして重量損失
で表した平均機械強度は2.4%であり、そしてアミノ
ベンゾエートポリアミン2000の代わりにアミノベン
ゾエートポリアミン650を使用したとき、ラッカーの
除去は(+,+)であり、そして平均重量損失は2.1
%であった。
【0062】試験結果から、アミノベンゾエートポリア
ミン1000G及びポリアミン650は、アミノベンゾ
エートポリアミン2000を用いて製造したカップに匹
敵する清浄効率と機械強度を示すカップを製造するのに
使用できることが明らかである。
【0063】実施例6 イソシアネートモンデュアMRS−4以外のイソシアネ
ートを用いた以外は、実施例1に詳細に記載した処方と
方法を用いて、歯科用予防カップを製造した。各配合物
をスクリュー・オン型カップに成形し、そして実施例1
に準じて、清浄効率と機械効率について実験室で試験し
た。
【0064】イソシアネートの種類と量並びに「ラッカ
ー除去(Lacquer Removal) 」で表した清浄効率及び「重
量損失(Weight Loss) 」で表した機械強度を、表Vに示
す。各試験ごとに、2つのサンプルについての機械強度
を平均した。
【0065】〔表5〕 表 V イソシアネートの種類、量 ラッカーの除去 重量損失試験番号 (部) (+,−) (%) 1 PAPI941, 0.66 +,+ 1.9 2 PAPI20202, 0.69 +,+ 1.4 3 PAPI20273, 0.67 +,+ 2.8 4 ISONATE143L4, 0.72 +,+ 4.2 5 RUBINATE M5, 0.67 +,+ 1.6 6 MONDUR CD6, 0.72 +,+ 6.2 7 MONDUR MR 2007, 0.68 +,+ 1.8 8 MONDUR MR8, 0.66 +,+ 2.4
【0066】備考)1:官能価が2.3で当量が131
であるダウケミカル社製高分子メチレンジフェニルイソ
シアネート(MDI)(パピ(PAPI) は商標である)。 2:官能価が3.2で当量が138であるダウケミカル
社製高分子MDI(パピ(PAPI) は商標である)。 3:官能価が2.7で当量が134であるダウケミカル
社製高分子MDI(パピ(PAPI) は商標である)。 4:官能価が2.1で当量が145であるダウケミカル
社製高分子MDI(イソシアネート(ISONATE) は商標で
ある)。 5:官能価が2.7で当量が133であるインペリアル
ケミカル社製高分子MDI(ルビネート(RUBINATE)は商
標である)。 6:当量が143で、イソシアネート基を29.3%含
有しているモーベイケミカル社製変性芳香族ジイソシア
ネート(モンデュア(MONDUR)は商標である)。 7:当量が135であるモーベイケミカル社製高分子ジ
フェニルメタンジイソシアネート(モンデュア(MONDUR)
は商標である)。 8:当量が133であるモーベイケミカル社製高分子ジ
フェニルメタンジイソシアネート(モンデュア(MONDUR)
は商標である)。
【0067】データから、種々のイソシアネートハード
セグメントを本発明の予防カップに配合でき、そして良
好な清浄効率と低重量損失が得られることが明らかであ
る。また、全ての試験のカップが良好な清浄効率と良好
な強度を示したのに対して、試験 No.1,2,5及び7
のカップは、重量損失が極めて低かった。
【0068】実施例7 多官能アミンの代わりに、デュポン社製の平均分子量が
1000を有するヒドロキシ末端ポリオキシドであるポ
リ(テトラメチレン)オキシド(PTMO)を種々の量で用い
た以外は、実施例1と同様の方法で研磨剤充填ポリウレ
タンウレア歯科用カップを製造した。種々の成分を、効
率と重量損失とともに、表VIにまとめて示す。また、4
00グリット紙に対して1800rpm で、450gの力
の代わりに900gの力を用いてさらなる試験を行っ
た。これらの結果を、表VII に示す。
【0069】〔表6〕 表 VI 1 アミン5 PTMO イソシアネート4 軽 石3 重量損失試 験 (部) (部) (部) (部) 効 率 (%)2 実施例 1 5.2 0 0.65 4.8 (+) 2.5 7a 0 5.0 1 6.3 (+) 6.3 7b 2.6 5.0 1.63 9.2 (+) 2.0 7c 5.2 5.0 1.63 12.0 (+) 2.0
【0070】備考)1:実施例1を除く全ての試験で、
シランカップリング剤z−6040を0.1部使用し
た。 2:実施例1に準じて測定した。 3:モイコ社製(Moyco Industries, Inc.)中軽石(グレ
ード0 1/2、ロット524)。 4:モーベイ社製モンデュアMRS−4。 5:エアー・プロダクツ・アンド・ケミカル社製ポリア
ミン2000。
【0071】〔表7〕 表 VII 材 料 初期重量 30秒後の重量 重量損失(%) 実施例1 0.4164g 0.4129 0.8 7a 0.4017 0.34441 14 7b 0.3993 0.3908 2 7c 0.4122 0.40392 2 備考)1:リップが残存せず 2:リップの裂け発生
【0072】900gの重量では、主にウレア結合を有
する組成物よりも、100%ウレタン結合を有する組成
物で差がより明瞭である。これらの結果は、80%に近
い量を多官能アミンの代わりに多官能アルコールを用い
た配合物により、良好な清浄効率と機械強度を有するカ
ップが製造できることを示している。
【0073】実施例8 アミノベンゾエートであるポリアミン2000を10.
4部容器に入れ、そして50℃に加熱することにより、
歯科用研磨剤充填ポリウレタンウレア予防カップを製造
した。イソシアネートであるモンデュアMRS−4を
2.64部、エポキシシランカップリング剤z−604
0を0.10部、1,4−ブタンジオール(アルドリッ
チ・ケミカル社製連鎖延長剤)を0.45部及び中軽石
(グレード0 1/2、ロット524、モイコ・インダ
ストリーズ社製(Moyco Industries,Inc.)を9.6部を
添加し、得られた混合物を容器中で3分間手でスパチュ
レーション(hand spatulation)した。混合物を、脱ガス
化し、スクリュー・オン型金型に入れ、オーブンで加熱
し、取り出し、そしてオーブン中の時間を一晩の代わり
に2時間とした以外は、実施例7で詳細に記載した方法
で試験した。
【0074】カップ4個について、実施例1で詳細に説
明した方法で清浄効率と機械強度を試験した。清浄効率
は(+,+)であり、そして平均重量損失は3.0%で
あった。得られた結果から、低当量のグリコール連鎖延
長剤を配合した配合物を用いて、清浄効率と機械強度が
良好なカップが製造できることが明らかである。
【0075】実施例9 1,4−ブタンジオールの代わりに、ダウケミカル社製
のキュリタン103(CURITHANE103)(メチレンジアニリ
ン70%と高分子メチレンジアニレン30%との混合物
で官能価が2.3で当量が101)を1.02部用いた
以外は、実施例8の処方を反復した。ジアニリンを、ポ
リアミン2000として知られているアミノベンゾエー
トに溶解し、そして残りの成分を添加した。得られた混
合物をハンドスパチュレーションし、脱ガス化し、そし
て実施例7で詳細に説明した方法で成形してスクリュー
・オン型カップを得た。
【0076】カップ4個について、実施例1で詳細に説
明した方法で清浄効率と機械強度を試験した。清浄効率
は(+,+)であり、そして平均重量損失は3.1%で
あった。得られた結果から、低当量のジアミン連鎖延長
剤を配合した配合物を用いて、清浄効率と機械強度が良
好なカップが製造できることが明らかである。
【0077】実施例10 アミノベンゾエートであるポリアミン2000を5.2
部容器に入れ、そして50℃に加熱することにより、歯
科用研磨剤充填ポリウレタンウレア予防カップを製造し
た。イソシアネートであるモンデュアMRを0.66
部、エポキシシランカップリング剤z−6040を0.
05部、グリーンレークブレンド#09236(GREEN L
AKE BLEND #09236)(緑色染料、ワーナー・ジェンキン
ソン社(Warner Jenkinson)、ロット1128G)0.1
0部及び中軽石(グレード0 1/2、ロット524、
モイコ・インダストリーズ社製(Moyco Industries, In
c.)を4.8部を添加し、得られた混合物を容器中で3
分間ハンドスパチュレーション(hand spatulation)し
た。混合物を、脱ガス化し、そして実施例1に記載の方
法でスナップ・オン型カップ及びスクリュー・オン型カ
ップの両方を成形した。このことから、染料を配合する
ことにより、均一に着色した本発明のカップを提供でき
ることが明らかである。
【0078】実施例11 アミノベンゾエートであるポリアミン2900(平均分
子量が2900で、当量が1400であるエアー・プロ
ダクツ・アンド・ケミカルズ社製ポリテトラメチレンオ
キシド−ジ−p−アミノベンゾエート)を6.85部容
器に入れ、そして50℃に加熱することにより、歯科用
研磨剤充填ポリウレア予防カップを製造した。イソシア
ネートであるモンデュアCDを0.72部、エポキシシ
ランカップリング剤z−6040を0.05部、オレイ
ン酸(シグマケミカル社製縮合触媒)0.05部及び中
軽石(グレード0 1/2、ロット524、モイコ・イ
ンダストリーズ社製(Moyco Industries, Inc.)を4.8
部を添加した。得られた混合物をハンドスパチュレーシ
ョン(hand spatulation)し、脱ガス化し、成形してスク
リュー・オン型カップを得た。カップ4個について、実
施例1で詳細に説明した方法で清浄効率と機械強度を試
験した。清浄効率は(−,−)であり、そして平均重量
損失は6.4%であった。しかしながら、680〜90
0gの負荷を使用したとき、清浄効率は、(+,+)で
あった。得られた結果から、アミノベンゾエートである
ポリアミン2900を用いてカップを製造できるが、清
浄効率と機械強度がかろうじて許容できるものであるこ
とが明らかである。しかしながら、これらのカップは、
汚れの程度の低い歯の清浄化に使用でき、そして口全体
の清浄化に複数のカップが必要なことがある。また、連
鎖延長剤と追加のイソシアネートを添加することによ
り、ハードセグメント含量を増加させて、より耐久性の
あるカップを製造できた。
【0079】実施例12 中軽石の代わりに、30ミクロンのか焼白色αアルミナ
(米国、ミネソタ州セントポールにあるミネソタ・マイ
ニング・アンド・マニュファクチャリング社(Minnesota
Mining and Manufacturing Company)のアブレシブ・シ
ステム部(Abrasive Systems Division))4.8部を用
いて、実施例1の処方を反復した。実施例1で詳細に説
明した方法で、この混合物を、ハンドスパチュレーショ
ンし、そして脱ガス化した。その後、混合物を、薄いフ
ィルム(厚さ:1〜2mm)に広げ、実施例1に記載の方
法で硬化させた。直径1cmのディスクを切り取り、スク
リューホルダーを用いて、歯科用ドリルに取り付けた。
スラックス・プラス・ライ・キュア・レストレーティブ
(SLUX PLUS Light Cure Restorative)(No. 5702
U、米国、ミネソタ州セントポールにあるミネソタ・マ
イニング・アンド・マニュファクチャリング社)を用い
て製造した歯科用硬化複合体からなる20mm×6mm×3
mmのプラグを、このディスクを用いて研磨した。複合体
プラグの表面を、SOF−LEX・コンチュアリング・
アンド・ポリッシング・ディスク(SOF-LEX Contouring
and Polishing Disc) 中輪郭ディスク(米国、ミネソタ
州セントポールにあるミネソタ・マイニング・アンド・
マニュファクチャリング社)を用いて荒削りした。本発
明のディスクでは、微細〜極微細のSOF−LEXとし
て知られている一連のディスクを用いたものに匹敵する
平滑な研磨表面光沢が得られた。
【0080】実施例13 実施例12の配合物を金型にスパチュラで押し入れて、
研磨ポイントを製造した。金型は、テーパーの付いた研
磨端とスナップ・オン型歯科用ハンドピースに取り付け
るための中央キャビティーを備えた長さが12mmで直径
が5mmのものであった。混合物を、実施例1に記載の方
法で硬化した。次に、この研磨ポイントにより、実施例
12に記載のスラックス・プラス・ライト・キュア・レ
ストレーティブ(SLUX PLUS Light Cure Restorative)を
用いて製造した荒削り複合体プラグを研磨した。本発明
の研磨ポイントにより、平滑な研磨仕上げが得られた。
【0081】以上、本発明を特定の具体的実施例を用い
て説明したが、本発明は本明細書に示した具体的実施態
様には限定されない。例えば、特定の用途では、所望の
結果を得るために、他の用途とは異なる量で研磨剤を使
用するとともに、ポリアミンソフトセグメント/ポリイ
ソシアネートハードセグメントの組み合わせが必要なこ
とがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組成物を用いて作成した予防カップの
側面・部分断面図である。
【図2】本発明の組成物を用いて作成した研磨チップの
断面図である。
【図3】本発明の組成物を用いて作成したディスク形研
磨物品の断面図である。
【符号の説明】
10…カップ 12…研磨剤充填エラストマー材料 13…歯科用ハンドピースにとりつけるための手段 14…端 15…カップの内表面 16…ヘッド 20…研磨チップ 22…本体部 24…中空内部 26…開口部 28…端部 30…ディスク 32…環状ピース 34…取り付け手段 36…ハブ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 (式中、nは2〜4の整数であり;各xは1又は2であ
り;各フェニル核はパラアミノ基、メタアミノ基又はジ
メタアミノ基で置換されており;各zは
【化2】 からなる群から選択されたものであり;各Rは水素又は
炭素数が4以下の低級アルキルであり;そしてGは、当
量が300〜3000の範囲であるn価のポリオールか
ポリアミンからそれぞれヒドロキシル基かアミノ基を除
去することにより得られるn価のラジカルである)で表
される化合物からなる群から選択された低重合芳香族ポ
リアミンであることを特徴とする請求項1記載の接着研
磨組成物。
【化3】 (式中、nは2〜4の整数であり;各xは1又は2であ
り;各フェニル核はパラアミノ基、メタアミノ基又はジ
メタアミノ基で置換されており;各zは
【化4】 からなる群から選択されたものであり;各Rは水素又は
炭素数が4以下の低級アルキルであり;そしてGは、当
量が300〜3000の範囲であるn価のポリオールか
ポリアミンからそれぞれヒドロキシル基かアミノ基を除
去することにより得られるn価のラジカルである)で表
される化合物からなる群から選択された低重合多官能ア
ミンであることを特徴とする請求項9記載の製造方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【化5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】〔表4〕 表 IV 凝集物の大きさ ラッカーの除去 重量損失試験番号 (メッシュ) (+,−) (%) 1 <180 +,+ 1.8 2 180〜250 +,+ 1.0 3 >250 +,+ 1.0
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード ウィリアム ジョーズ アメリカ合衆国,ミネソタ 55144−1000, セント ポール,スリーエム センター (番地なし)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯科用研磨物品に使用するのに適当な接
    着研磨組成物であって、前記組成物が、 (a)ポリウレア又はポリウレタンウレアを含有する硬
    化バインダーマトリックスであって、前記ポリウレア又
    はポリウレタンウレアは、平均活性水素官能価が2であ
    り、当量が少なくとも300である多官能アミンと、 平均官能価が少なくとも2であり、当量が300未満で
    あるポリイソシアネートとの反応生成物であるものと、 (b)前記バインダーマトリックス全体に分散した研磨
    粒子、とを含んでなることを特徴とする接着研磨組成
    物。
  2. 【請求項2】 多官能アミンの80%以下が、活性水素
    官能価が少なくとも2で、当量が少なくとも300であ
    る多官能アルコールで置換されていることを特徴とする
    請求項1記載の接着研磨組成物。
  3. 【請求項3】 前記多官能アミンが、下式 【化1】 (式中、nは2〜4の整数であり;各xは1又は2であ
    り;各フェニル核はパラアミノ基、メタアミノ基又はジ
    メタアミノ基で置換されており;各zは 【化2】 からなる群から選択されたものであり;各Rは水素又は
    炭素数が4以下の低級アルキルであり;そしてGは、当
    量が300〜3000の範囲であるn価のポリオールか
    ポリアミンからそれぞれヒドロキシル基かアミノ基を除
    去することにより得られるn価のラジカルである)で表
    される化合物からなる群から選択された低重合芳香族ポ
    リアミンであることを特徴とする請求項1記載の接着研
    磨組成物。
  4. 【請求項4】 歯科用ハンドピースに取り外し可能に取
    り付けるのに適している歯科用接着研磨剤添加清浄・研
    磨装置において、研磨粒子を全体に分散した状態で含ん
    でいるエラストマー材料からなる造形体で、歯科用ハン
    ドピースに取り外し可能に取り付けるための手段を備え
    ることにより歯科清浄や研磨を行うのに適したものとな
    る造形体を含んでいる装置であって、前記エラストマー
    材料がポリウレア又はポリウレタンウレアであり、前記
    ポリウレア又はポリウレタンウレアが平均活性水素官能
    価が2であり、当量が少なくとも300である多官能ア
    ミンと、平均官能価が少なくとも2であり、当量が30
    0未満であるポリイソシアネートとの反応生成物である
    ことと、研磨粒子が前記バインダーマトリックス全体に
    分散していることを特徴とする清浄・研磨装置。
  5. 【請求項5】 前記造形体が、歯科予防カップであるこ
    とを特徴とする請求項4記載の清浄・研磨装置。
  6. 【請求項6】 前記造形体が、研磨ホイールであること
    を特徴とする請求項4記載の清浄・研磨装置。
  7. 【請求項7】 前記造形体が、研磨ポイントであること
    を特徴とする請求項4記載の清浄・研磨装置。
  8. 【請求項8】 前記造形体が、研磨ディスクであること
    を特徴とする請求項4記載の清浄・研磨装置。
  9. 【請求項9】 歯科用接着研磨物品の製造方法であっ
    て、前記製造方法が、 (a)平均活性水素官能価が2であり、当量が少なくと
    も300である多官能アミンと、平均官能価が少なくと
    も2であり、当量が300未満であるポリイソシアネー
    トと、十分な量の研磨粒子とを配合して硬化性研磨混合
    物を形成する工程と、 (b)前記混合物を硬化させて前記歯科用接着研磨物品
    を形成する工程、とを含んでいることを特徴とする歯科
    用接着研磨物品の製造方法。
  10. 【請求項10】 多官能アミンが、下式 【化3】 (式中、nは2〜4の整数であり;各xは1又は2であ
    り;各フェニル核はパラアミノ基、メタアミノ基又はジ
    メタアミノ基で置換されており;各zは 【化4】 からなる群から選択されたものであり;各Rは水素又は
    炭素数が4以下の低級アルキルであり;そしてGは、当
    量が300〜3000の範囲であるn価のポリオールか
    ポリアミンからそれぞれヒドロキシル基かアミノ基を除
    去することにより得られるn価のラジカルである)で表
    される化合物からなる群から選択された低重合多官能ア
    ミンであることを特徴とする請求項9記載の製造方法。
JP22882392A 1991-08-30 1992-08-27 歯科用研磨物品 Pending JPH05245166A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US75320491A 1991-08-30 1991-08-30
US753204 1991-08-30

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05245166A true JPH05245166A (ja) 1993-09-24

Family

ID=25029621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22882392A Pending JPH05245166A (ja) 1991-08-30 1992-08-27 歯科用研磨物品

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0530646A1 (ja)
JP (1) JPH05245166A (ja)
AU (1) AU651232B2 (ja)
CA (1) CA2075406A1 (ja)
TW (1) TW221967B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE29818265U1 (de) * 1998-10-13 1999-01-07 Gebr. Brasseler GmbH & Co KG, 32657 Lemgo Polierscheibe für Dentalzwecke
US20050053895A1 (en) 2003-09-09 2005-03-10 The Procter & Gamble Company Attention: Chief Patent Counsel Illuminated electric toothbrushes emitting high luminous intensity toothbrush
US20050050659A1 (en) 2003-09-09 2005-03-10 The Procter & Gamble Company Electric toothbrush comprising an electrically powered element
JP4416485B2 (ja) * 2003-11-27 2010-02-17 信濃電気製錬株式会社 ポリウレタン砥石の製造方法
DE102006016960B3 (de) * 2006-04-11 2007-07-19 Gebr. Brasseler Gmbh & Co. Kg Dentalwerkzeugabrichtvorrichtung
USD743037S1 (en) 2014-07-25 2015-11-10 Sunstar Americas, Inc. Prophy cup
CN106659552A (zh) 2014-07-25 2017-05-10 日星美国公司 牙科辅助装置
DE102017116851B4 (de) * 2017-07-25 2020-06-04 Lukas-Erzett Vereinigte Schleif- Und Fräswerkzeugfabriken Gmbh & Co. Kg Schleifwerkzeug und Verwendung eines solchen Schleifwerkzeuges
DE102019001028A1 (de) * 2019-02-13 2020-08-13 Interbros Gmbh Zahnpoliervorrichtung zum Polieren von Zahnoberflächen

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3013848A1 (de) * 1980-04-10 1981-10-15 Denticon Dental-GmbH, 7750 Konstanz Verfahren zum herstellen von schleif-, trenn-, separier- und polierscheiben, -spitzen o.dgl.
US4459779A (en) * 1982-09-16 1984-07-17 International Business Machines Corporation Fixed abrasive grinding media
US4636171A (en) * 1985-08-22 1987-01-13 Minnesota Mining And Manufacturing Company Dental polishing tip

Also Published As

Publication number Publication date
AU2089892A (en) 1993-03-04
EP0530646A1 (en) 1993-03-10
AU651232B2 (en) 1994-07-14
CA2075406A1 (en) 1993-03-01
TW221967B (ja) 1994-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5273559A (en) Abrasive dental articles
JP2928547B2 (ja) 仕上げ及びつや出し装置
Stoddard et al. An evaluation of polishing agents for composite resins
US5369916A (en) Polishing element
Jefferies Abrasive finishing and polishing in restorative dentistry: a state-of-the-art review
Kuhar et al. Effects of polishing techniques on the surface roughness of acrylic denture base resins
Marghalani Effect of finishing/polishing systems on the surface roughness of novel posterior composites
US4447208A (en) Dental polisher
US4055897A (en) Dental abrading device and method
US3789462A (en) Abrasive-filled dental prophylactic cup
JPH05245166A (ja) 歯科用研磨物品
CA2128092A1 (en) Composite abrasive filaments, methods of making same, articles incorporating same
Lee et al. An adhesive dental restorative material
US6093084A (en) Device and method for dispensing polymerizable compositions
WO2006121080A1 (ja) 球状樹脂粒子を含有する歯科用研磨材
Jørgensen In vitro wear tests on macro‐filled composite restorative materials
EP2483036B1 (en) Method of manufacturing a two part abrasive system
JP6376922B2 (ja) 歯科用研磨器具
KR101961892B1 (ko) 치태 제거 및 레진 연마용 버의 제조방법
Miyawaki et al. Cutting effectiveness of diamond points on commercial core composite resins and cements
KR102471840B1 (ko) 치과 보철물용 건식 샌드 블라스팅 연마재 및 그 제조방법
Erdilek et al. Investigation of polishing abilities of undergraduates and postgraduates by using various systems on composite materials
US7678314B1 (en) Prophylaxis cup having perlite particles, methods of forming and method of use
KR102488279B1 (ko) 샌드 블라스팅 연마재를 이용한 치과 보철물의 연마방법
Lee et al. Surface roughness of universal composites after polishing procedures