JPH0524342Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0524342Y2 JPH0524342Y2 JP1986102114U JP10211486U JPH0524342Y2 JP H0524342 Y2 JPH0524342 Y2 JP H0524342Y2 JP 1986102114 U JP1986102114 U JP 1986102114U JP 10211486 U JP10211486 U JP 10211486U JP H0524342 Y2 JPH0524342 Y2 JP H0524342Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood
- transfusion
- needle
- donor
- conduit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000008280 blood Substances 0.000 claims description 139
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 claims description 139
- 238000010241 blood sampling Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 208000007502 anemia Diseases 0.000 description 2
- 239000012503 blood component Substances 0.000 description 2
- 210000001124 body fluid Anatomy 0.000 description 2
- 239000010839 body fluid Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001012 protector Effects 0.000 description 2
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 2
- 206010018910 Haemolysis Diseases 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000008588 hemolysis Effects 0.000 description 1
- 208000006454 hepatitis Diseases 0.000 description 1
- 231100000283 hepatitis Toxicity 0.000 description 1
- 208000015181 infectious disease Diseases 0.000 description 1
- 238000004321 preservation Methods 0.000 description 1
- 230000002035 prolonged effect Effects 0.000 description 1
- 238000004064 recycling Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 208000006379 syphilis Diseases 0.000 description 1
Landscapes
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、保存した血液の輸血を行うと同時に
新鮮な血液の採血を実施できる自家輸血セツトに
関する。
新鮮な血液の採血を実施できる自家輸血セツトに
関する。
[従来の技術及び問題点]
現在、プラスチツクバツグに採血された血液
は、21日間以内に、輸血に使用されるが、実際に
採血された血液は、7日間くらいまでに使用され
ている。
は、21日間以内に、輸血に使用されるが、実際に
採血された血液は、7日間くらいまでに使用され
ている。
保存期間が長くなると血液中の溶血、マイクロ
アグリゲートの形成が進むこととなり、これらの
血液を輸血に使用することは、好ましいものでは
なく、採血した血液はできるだけ早く輸血に使用
することが望ましい。
アグリゲートの形成が進むこととなり、これらの
血液を輸血に使用することは、好ましいものでは
なく、採血した血液はできるだけ早く輸血に使用
することが望ましい。
さらに、現在、供血者から一度に採血できる量
は、400mlが限度とされている。これは一度に大
量の血液を提血者から採血する事は、体液平衡の
バランスから考慮して、生体に及ぼす影響(貧
血、血液成分の急激な減少等)が大きいからであ
る。また新鮮血は、梅毒や肝炎の感染の危険もあ
り自己自輸血の確保が進められている。そこで、
本考案者は以上の問題点を解決するために鋭意検
討を重ねた結果次の考案に到達した。
は、400mlが限度とされている。これは一度に大
量の血液を提血者から採血する事は、体液平衡の
バランスから考慮して、生体に及ぼす影響(貧
血、血液成分の急激な減少等)が大きいからであ
る。また新鮮血は、梅毒や肝炎の感染の危険もあ
り自己自輸血の確保が進められている。そこで、
本考案者は以上の問題点を解決するために鋭意検
討を重ねた結果次の考案に到達した。
[問題点を解決するための手段]
本考案は、
血液を供血者から採血しかつ供血者へ輸血する
ために使用される自家輸血セツトであつて、 複数の輸血部材が接続管に接続され、該接続管
の後方に複数の血液導管と複数の接続管が接続さ
れ、前記接続管に複数の採血部材が接続され、最
後方の血液導管に輸採血針が接続され、 前記各々の輸血部材は、内部に血液フイルター
を配置した点滴筒に輸血針と血液導管を接続する
ことにより構成され、 前記採血部材は採血針と血液導管により構成さ
れてなる自家輸血セツトを提供するものである。
ために使用される自家輸血セツトであつて、 複数の輸血部材が接続管に接続され、該接続管
の後方に複数の血液導管と複数の接続管が接続さ
れ、前記接続管に複数の採血部材が接続され、最
後方の血液導管に輸採血針が接続され、 前記各々の輸血部材は、内部に血液フイルター
を配置した点滴筒に輸血針と血液導管を接続する
ことにより構成され、 前記採血部材は採血針と血液導管により構成さ
れてなる自家輸血セツトを提供するものである。
[作用]
以上の構成により、あらかじめ血液バツグ中に
保存した血液を輸液針、血液導管を経て輸採血針
を介して供血者に輸血を終えた後、輸採血針を介
して血液導管を経て血液バツグ中に前記輸血量以
上の新たな血液を採血し、これら輸血と採血をく
り返しながら供血者の自己自輸血および自己血液
の保存を実施することができる。
保存した血液を輸液針、血液導管を経て輸採血針
を介して供血者に輸血を終えた後、輸採血針を介
して血液導管を経て血液バツグ中に前記輸血量以
上の新たな血液を採血し、これら輸血と採血をく
り返しながら供血者の自己自輸血および自己血液
の保存を実施することができる。
また、血液バツグ中に採血した血液は、一定期
間保存された後、再び輸血に使用され、該輸血量
以上の血液を再び採血することができる。
間保存された後、再び輸血に使用され、該輸血量
以上の血液を再び採血することができる。
[実施例]
第1図は、本考案の自家輸血セツトの概略図を
示す。自家輸血セツト1は、 複数の輸血部材2a,5aが接続管22に接続
され、該接続管22の後方には複数の血液導管1
9,20,21と複数の接続管11,12が接続
され、前記接続管11,12に複数の採血部材1
3a,14aが接続され、最後方の血液導管21
には輸採血針10が接続されている。
示す。自家輸血セツト1は、 複数の輸血部材2a,5aが接続管22に接続
され、該接続管22の後方には複数の血液導管1
9,20,21と複数の接続管11,12が接続
され、前記接続管11,12に複数の採血部材1
3a,14aが接続され、最後方の血液導管21
には輸採血針10が接続されている。
前記輸採血針10は供血者へ血液を輸血しかつ
供血者から血液を採血する際に使用される。
供血者から血液を採血する際に使用される。
前記各々の輸血部材2a,5aは、内部に血液
フイルター3を配置した点滴筒8,9に輸血針
6,7と血液導管17,18を接続することによ
り構成されている。
フイルター3を配置した点滴筒8,9に輸血針
6,7と血液導管17,18を接続することによ
り構成されている。
前記フイルター3はマイクロアグリゲート等の
異物を除去するためのもので、各輸血部材2a,
5aごとに必要不可欠な構成である。
異物を除去するためのもので、各輸血部材2a,
5aごとに必要不可欠な構成である。
輸血針6,7は点滴筒8,9に一体に接続して
も良いし、あるいは血液導管4,5を介して接続
しても良い。また前記血液導管4,5または血液
導管17,18のいずれかの途中にクランプ2
4,25を配置して輸血流量ならびに輸血速度を
調整することができる。
も良いし、あるいは血液導管4,5を介して接続
しても良い。また前記血液導管4,5または血液
導管17,18のいずれかの途中にクランプ2
4,25を配置して輸血流量ならびに輸血速度を
調整することができる。
前記採血部材13a,14aは採血針15,1
6と血液導管13,14により構成され血液導管
13,14の途中にクランプ26,27を配置し
て採血流量ならびに採血速度を調節することがで
きる。
6と血液導管13,14により構成され血液導管
13,14の途中にクランプ26,27を配置し
て採血流量ならびに採血速度を調節することがで
きる。
また輸血針6,7、採血針15,16及び輸採
血針10には、使用前外気と接つしないように、
針キヤツプ23が被冠されている。
血針10には、使用前外気と接つしないように、
針キヤツプ23が被冠されている。
第2図は、本考案の自家輸血セツト1と共に使
用され供血者から採血した血液を、収納し、保存
するための血液バツグ30を示す。
用され供血者から採血した血液を、収納し、保存
するための血液バツグ30を示す。
該血液バツグ30には、血液導管31を介し
て、輸血口32が取付られている。33は、薄膜
で破断容易に形成されている。輸血口32は、外
気と接つしないように、プロテクター34で被冠
されている。
て、輸血口32が取付られている。33は、薄膜
で破断容易に形成されている。輸血口32は、外
気と接つしないように、プロテクター34で被冠
されている。
45は、内部に薄膜43を形成した輸血口で、
直接、血液バツグ30本体に取付られ、プロテク
ター44で被冠されている。
直接、血液バツグ30本体に取付られ、プロテク
ター44で被冠されている。
次に、本考案の使用方法の一例について第3図
に沿つて説明する。
に沿つて説明する。
(1) 供血者より採血した血液(400ml)を収納し
た血液バツグ35の輸血口36に輸血針6を接
続する。
た血液バツグ35の輸血口36に輸血針6を接
続する。
次に、クランプ24を開放して、点滴筒8→
血液導管17→接続管22→血液導管19→接
続管11→血液導管20→接続管12→血液導
管21→輸採血針10を経て輸血を終える。
血液導管17→接続管22→血液導管19→接
続管11→血液導管20→接続管12→血液導
管21→輸採血針10を経て輸血を終える。
(2) クランプ24を閉じて、輸血針15を血液バ
ツグ39の輸血口40に接続してクランプ26
を開放し輸採血針10→血液導管21→接続管
12→血液導管20→接続管11→血液導管1
3→輸血針15を経て、血液バツグ39中へ
400mlの血液を採取する。
ツグ39の輸血口40に接続してクランプ26
を開放し輸採血針10→血液導管21→接続管
12→血液導管20→接続管11→血液導管1
3→輸血針15を経て、血液バツグ39中へ
400mlの血液を採取する。
(3) 続いてクランプ26を閉じ、輸血針7を、
200mlの血液の入つた血液バツグ37の輸血口
38に接続し、クランプ25を開放して前述の
(1)と同様にして、血液を供給者へ輸血する。
200mlの血液の入つた血液バツグ37の輸血口
38に接続し、クランプ25を開放して前述の
(1)と同様にして、血液を供給者へ輸血する。
(4) 最後に、輸血針16を血液バツグ41の輸血
口42に接続し、前述の(3)と同様に供給者から
400mlの血液を採血する。
口42に接続し、前述の(3)と同様に供給者から
400mlの血液を採血する。
以上のように、輸血と採血を交互に繰り返しな
がら、相対的に採血量が若干多くなるように実施
するもので、供血者に与える影響(貧血、血液成
分の急激な減少)は少ない。
がら、相対的に採血量が若干多くなるように実施
するもので、供血者に与える影響(貧血、血液成
分の急激な減少)は少ない。
また、輸血と採血の操作を同時に少量ずつ実施
しながら相対的に採血量が若干多くなるように実
施することができる。
しながら相対的に採血量が若干多くなるように実
施することができる。
以上説明した自家輸血セツトに取付られる輸血
針の数や接続管の形状は、使用目的に応じ任意に
設定できる。
針の数や接続管の形状は、使用目的に応じ任意に
設定できる。
[考案の効果]
以上説明したように、本考案の自家輸血セツト
は、供血者から採血した血液を、新鮮さを失なう
ことなく輸血すると同時に、供血者から輸血した
量以上の血液を体液平衡のバランスを阻害するこ
とがなく採血することができ、これらをリサイク
ルシステムで使用できるので特に供血者の自己自
輸血及び自己血液の保存に最適である。
は、供血者から採血した血液を、新鮮さを失なう
ことなく輸血すると同時に、供血者から輸血した
量以上の血液を体液平衡のバランスを阻害するこ
とがなく採血することができ、これらをリサイク
ルシステムで使用できるので特に供血者の自己自
輸血及び自己血液の保存に最適である。
第1図は本考案の自家採血セツトの概略図、第
2は本考案の自家輸血セツトに接続される血液バ
ツグの概略図、第3図は本考案の自家輸血セツト
の使用態様を示す。 図中、1は自家輸血セツト、6,7,15,1
6は輸血針、10は輸採血針、8,9は点滴筒、
11,12,22は接続管、4,5,13,1
4,17,19,20,21は血液導管、24,
25,26,27はクランプを示す。
2は本考案の自家輸血セツトに接続される血液バ
ツグの概略図、第3図は本考案の自家輸血セツト
の使用態様を示す。 図中、1は自家輸血セツト、6,7,15,1
6は輸血針、10は輸採血針、8,9は点滴筒、
11,12,22は接続管、4,5,13,1
4,17,19,20,21は血液導管、24,
25,26,27はクランプを示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 血液を供血者から採血しかつ供血者へ輸血する
ために使用される自家輸血セツトであつて、 複数の輸血部材が接続管に接続され、該接続管
の後方に複数の血液導管と複数の接続管が接続さ
れ、前記接続管に複数の採血部材が接続され、最
後方の血液導管に輸採血針が接続され、 前記各々の輸血部材は、内部に血液フイルター
を配置した点滴筒に輸血針と血液導管を接続する
ことにより構成され、 前記採血部材は採血針と血液導管により構成さ
れたことを特徴とする自家輸血セツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986102114U JPH0524342Y2 (ja) | 1986-07-04 | 1986-07-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986102114U JPH0524342Y2 (ja) | 1986-07-04 | 1986-07-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS638046U JPS638046U (ja) | 1988-01-20 |
JPH0524342Y2 true JPH0524342Y2 (ja) | 1993-06-21 |
Family
ID=30973464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986102114U Expired - Lifetime JPH0524342Y2 (ja) | 1986-07-04 | 1986-07-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0524342Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT310345B (de) * | 1971-11-05 | 1973-09-25 | Immuno Ag | Kombinierstes Blutabnahme- und Infusionsgerät |
-
1986
- 1986-07-04 JP JP1986102114U patent/JPH0524342Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS638046U (ja) | 1988-01-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4985153A (en) | Method for separating blood into blood components, and blood components separator unit | |
US4596657A (en) | Blood bag system with integral filtering means | |
US4767541A (en) | Method of removing platelets and white cells from a red cell concentrate | |
US4919823A (en) | Blood bag system with integral filtering means | |
EP0591980B1 (en) | Leukocyte-removing filter device and system | |
US3110308A (en) | Parenteral fluid administration equiment | |
JPS59141953A (ja) | 血漿を得るための方法および装置 | |
JPH01320064A (ja) | 血液成分分離方法 | |
US4834743A (en) | Autologous transfusion system and apparatus | |
JPH0524342Y2 (ja) | ||
JP2888590B2 (ja) | 血漿および濃厚赤血球採取用器具 | |
AU665140B2 (en) | Method for filtering a body fluid using rinse chamber bag | |
JP3208132B2 (ja) | 血液成分分離方法 | |
JP3451599B2 (ja) | 血液分離システム | |
JP3088764B2 (ja) | 血液成分分離方法 | |
JPH0540585B2 (ja) | ||
Valbonesi et al. | Erythrothrombocytapheresis and plasmathrombocytapheresis with storage in T-sol of platelets collected by the new Amicus cell separator | |
JP3172045B2 (ja) | 希釈式自己血用採血・輸血回路 | |
JP4043094B2 (ja) | 細胞分離器 | |
US20220370694A1 (en) | Blood donation system | |
CN2235806Y (zh) | 采血袋 | |
JPH03162850A (ja) | 動物の輸血システム | |
JPH0653155B2 (ja) | 自家輸血セット | |
JPS644331Y2 (ja) | ||
JPH04103139U (ja) | 多目的血液バツグ |