JPH0524263B2 - - Google Patents

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JPH0524263B2
JPH0524263B2 JP1212030A JP21203089A JPH0524263B2 JP H0524263 B2 JPH0524263 B2 JP H0524263B2 JP 1212030 A JP1212030 A JP 1212030A JP 21203089 A JP21203089 A JP 21203089A JP H0524263 B2 JPH0524263 B2 JP H0524263B2
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JP
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roller
fabric
guide
stretching device
drive
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JP1212030A
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JPH03220361A (ja
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Sutoruuderu Uerunaa
Hosutenkanpu Ooribaa
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Lindauer Dornier GmbH
Original Assignee
Lindauer Dornier GmbH
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Publication date
Application filed by Lindauer Dornier GmbH filed Critical Lindauer Dornier GmbH
Publication of JPH03220361A publication Critical patent/JPH03220361A/ja
Publication of JPH0524263B2 publication Critical patent/JPH0524263B2/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06CFINISHING, DRESSING, TENTERING OR STRETCHING TEXTILE FABRICS
    • D06C5/00Shaping or stretching of tubular fabrics upon cores or internal frames

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は筒状布地の伸張装置に関する。この種
の伸張装置は、繊維加工産業において使用してい
るものである。本発明の伸張装置は、特にマーセ
ル加工機と共に使用するのに適している。
(従来の技術及び発明の解決すべき課題) ヨーロツパ特許公報267880号には筒状布地の伸
張装置が記述されており、この伸張装置は枠を具
え、その枠の左右両側のそれぞれに、ローラ機構
が少なくとも1組固定されている。このローラ機
構の各々には外側案内ローラを設け、それらのロ
ーラ上には、筒状布地をかぶせるようになつてい
る。このローラ機構が筒状布地を伸張させること
により、回転用駆動ローラが筒状布地を通して、
案内ローラと摩擦接触し、その筒状布地を送るよ
うになつている。公知の装置には保持ローラが少
なくとも1個設けてあり、これが、筒状布地によ
り案内ローラにかかる圧力を調整する。駆動ロー
ラが筒状布地を通して案内ローラの外側に圧迫的
に接触しているために、筒状布地により案内ロー
ラにかけられる圧力により、案内ローラと駆動ロ
ーラ間の摩擦接触が弱まり、この摩擦接触が不充
分なため、使用中に伸張装置に沿う筒状布地の円
滑な送り作業に支障をきたす等の欠点がある。そ
の結果、案内ローラが駆動されなくなり、又筒状
布地が継続的に円滑に送られなくなり、布地に皺
が生じる原因となる。
前述の問題を解決するために、傾斜位置に取り
つけられ、案内ローラのビーズ状面内側に接触す
る保持ローラ群を設けている。しかしながら、こ
の種の保持ローラ群は、問題を更に悪化させるの
みである。何故なら、この保持ローラ群もまた摩
擦接触ににより駆動されるため、保持ローラ群の
軸受に荷重がかかり、そのために、送ろうとして
いる筒状布地に遅れや反作用力が生じるので、筒
状布地は波打ち状態となつたり、ゆるんだり又は
皺になる傾向がある。
ドイツ特許公報2823978号に公示されている筒
状布地用の伸張装置では、その内側に1組の案内
ローラがあり、これら案内ローラは共通の駆動ロ
ーラにより駆動されるようになつている。駆動ロ
ーラにより、上記ヨーロツパ特許公報267880号に
示されていると同様な方式で、筒状布地は案内ロ
ーラ群に接触する。つまり筒状布地が案内ローラ
群の外側に接触するのである。そのために使用中
に、筒状布地により案内ローラ群に圧力がかか
り、摩擦を減少、あるいは妨げる傾向を生じ、そ
れがために駆動ローラ群と案内ローラ群間の圧接
力あるいは力の伝導を減少または妨げることとな
り、布地の波打ち状態やたわみを完全になくすこ
とが出来ず、従つて問題自体を解決することには
ならない。
ヨーロツパ特許公報204660号に公示されている
伸張装置は輪状の送りベルトを備えており、この
ベルトが脱着可能にフイードローラと噛合したり
又は接触するように構成され、さらに、筒状布地
が伸張装置上を通過する際、伸張装置の幅を変更
する装置も備えている。この伸張装置の幅の変更
は、布地の送りを妨げることなく、外側から実施
可能である。
本発明は、上述の問題点を解決し、下記の目的
を単独又は共同で実現できる伸張装置を提供する
ものである。
(1) 筒状布地をたるませることなく、また、その
形状を変えることなく、円滑且つ連続的に搬送
すること、 (2) 幅の異なる筒状布地を容易にさばくためにそ
の幅を変更可能とすること、 (3) 布地に何等皺等を生じせしめることなく、特
に、これを円滑に送ることが出来るように保持
ローラと案内ローラを相関的に配置すること (4) マーセル加工機との併用に適すること、 (5) 駆動ローラの案内ローラ群にかける摩擦接触
には、布地にかかるテンシヨンの影響力が作用
しないようなして、摩擦により伝達される駆動
力にテンシヨンの悪影響が及ばないようにする
こと、 (課題を解決するための手段) 前述の目的を達成し、本発明の課題を解決する
ための手段を以下説明する。
すなわち、筒状布地を外周にかぶせた外側案内
ローラを具え、前記筒状布地を延展可能な少なく
とも1個のローラ機構を左右両側に取りつけたフ
レームを設け、筒状布地を搬送するために、回転
駆動される駆動ローラを、筒状布地を介して案内
ローラへ接触摩擦を与えるように配設し、筒状布
地により案内ローラに加えられたテンシヨンを調
整する少なくとも一個の保持ローラを設けた筒状
布地伸張装置において、駆動ローラ18は案内ロ
ーラ15,16の内側面に接し、保持ローラ17
により支持されてなり、前記保持ローラ17は、
駆動ローラ18の外周へ、案内ローラ15,16
とは離れた異つた側で接触してなることを特徴と
する筒状布地伸張装置を提供するものである。
(作用) 本発明の作用並びに主要な特徴について説明す
る。
本発明による伸張装置のローラの配置は、駆動
ローラがフレームとの関連において、案内ローラ
の内側に接触し、この駆動ローラは、案内ローラ
とは反対側で駆動ローラの面の周縁に接触する保
持ローラにより、支持されるようになつている。
本発明によるローラの配置には、筒状布地の案
内ローラに対する圧力が、駆動ローラと案内ロー
ラ間の摩擦接触とこれらの間の伝導をさらに助長
し、筒状布地が詰まりを生じたり、皺が寄ること
もなく送られる、という利点がある。このような
詰まりをも生じることのない連続的な送り作用
は、伸張装置上を走行中の筒状布地の表面全体に
わたり行われることになる。本発明によるローラ
の配置においては、案内ローラと保持ローラは同
一平面状に配置されているので、保持ローラが或
角度を持つて配置された場合に発生する布地の歪
や撓みをなくすことができる。
本発明による最も簡単な実施例においては、案
内ローラ1個と保持ローラ1個とが共働するよう
になつており、保持ローラを、案内ローラの背後
に、筒状布地の送り方向に鉛直方向に配置するよ
うに構成されている。しかしながら、好ましい他
の実施例では、対称的に案内ローラ群の背後に配
置した保持ローラと相互間隔を有するように配設
した案内ローラを有する。このような、1個の保
持ローラを2個の案内ローラの背後に配置する構
成においては、案内ローラは、伸張装置による布
地の円滑な送り作業に役立つので、布地に皺が生
じないようになる。この構成は特に、マーセル加
工機との併用に適しており、この場合には伸張装
置をマーセル加工機の入力側に配置することにな
る。
マーセル加工目的のたには、少なくとも2個の
ローラ機構を枠の両側のそれぞれに、筒状布地の
送り方向から見て、前後に配置することも望まし
い。このように、合計4個のローラ機構を採用す
ることにより伸張装置を通過する筒状布地の特に
円滑且つ連続的な送り作業が実施できる。
2個の駆動ローラを、案内ローラと保持ローラ
とにより画される平面上の各々の側に配置し、駆
動ローラ群の回転軸が前記平面と平行になるよう
に構成する。換言すれば、駆動ローラ群を、その
回転軸が保持ローラ群と案内ローラ群の回転軸と
鉛直になるように配置して、案内ローラ群が保持
ローラ群により、駆動ローラ群の周縁を介して、
支持されるように構成するということである。
本発明の重要な実施例においては、枠の各々の
側に駆動ローラ群の駆動装置を設けている。この
ようにすれば伸張装置の作業幅の変更が極めて容
易に行われる。
ローラ群の円周が傾斜面に構成されている場合
においては、ローラ群間の摩擦的接接触により特
に効率的な力の伝達が達成されることが明らかで
ある。
(実施例) 以下添付図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
第1図は本発明に係る伸張装置、特にフラツト
型伸張装置で、マーセル加工機(図示せず)の取
入れ側に配設したものを示す。伸張する筒状布地
は伸張装置内を矢印9の方向に移動する。換言す
れば、伸張装置の取入れ側を第1図の上部に、出
口側を第1図の下部に示している。伸張装置は門
状枠1からなり、この枠1は横梁2により連結さ
れた直立部材1a,1bを具えている。これら直
立部材1aおよび1b、ならびに横梁2は逆U字
形を構成し、直立部材1aおよび1bがU字形の
脚部を、横梁2がその底部を構成する。
伸張装置の幅を調節する調節機構3を直立部材
1aと1bとに取り付ける。幅の調節は、下記に
記述するように、スピンドル5を回転させるモー
タ4に駆動される駆動装置で行う。
伸張装置は、例えばA,B,CおよびDのロー
ラ装置からなる。ローラ装置AおよびBよりなる
一組は伸張部7aに取りつけられ、ローラ装置C
およびDよりなる一組は伸張部7bに取り付けら
れる。伸張部7a,7bのそれぞれには、スピン
ドル ナツト(公知なものであるために図示せ
ず)付きの枠部材21aおよび21bが設けてあ
る。スピンドル ナツトはそれぞれの枠部材21
aおよび21bに、スピンドル5に噛合可能に剛
に取り付けられている。スピンドル5にはその長
さの半分に渉つて一方向にねじ込むねじ山が切つ
てあり、他の半分には反対方向にねじ込むねじ山
が切つてあるので、スピンドル5を所定方向に回
転させると伸張部7aと7bが相互に近づき、ま
たスピンドル5を反対方向に回転させると、伸張
部は相互に遠ざかる。伸張部7aと7bは第1図
の矢印6で図示する方向へ移動して、互いに近づ
いたり遠ざかつつたりする。又伸張部7aと7b
が相互に最も接近した場合の位置を第1図の7
a′と7b′で示す。目盛りSを設けて、伸張部7a
と7bとの間隔を直接示すようにすれば、伸張装
置の伸張度も判明する。伸張部7aと7b相互の
調節を行うために、伸張部7aと7bとは常に互
いに正しく平行になるように配設される。伸張部
7aと7bはそれぞれ調節機構3、(一般的なも
のであるために図示せず)に沿つて案内される。
伸張装置1の取入れ側には、伸張部7a,7b
のそれぞれに枢着28した2本の案内レールは
(留め棒)10a,10bを設ける。前記案内レ
ール10a,10bは先端部において互いに枢着
29される。このようにして案内レール(留め
棒)10a,10bが、伸張装置1に被せられて
送られてくる筒状布地11を正確に案内すること
になる。従つて矢印9の方向へ移動中、布地11
が伸張部7aと7bとの間で弛んだりするのを防
止する。
第1図は、二つの伸張部7a,7bの相互間の
相対的調節可能範囲の大きさも示している。上述
のように、7a′と7b′は伸張部が相互に最も接近
した場合の位置を示しており、これにより比較的
幅の狭い、例えば270mmの筒状布地の取扱いが可
能となり又筒状物の最大幅は伸張装置の構造によ
り制約されることが判明する。本発明において
は、伸張装置のこのように狭い幅の設定には、従
来例のように伸縮棒を採用していないので幅設定
は容易に実現することが出来る。基本的には、伸
張部の最少限の間隔又は幅は、二つの部分7a,
7bの相互接触により決まるものである。
ローラ装置AとBが配置されている左側は、ロ
ーラ装置CとDを配した右側と概ね鏡上対称像を
形成するので、下記においては、片側のみの説明
にとどめる。事実上、左側は、照明装置S′を具え
た目盛りSを除き、第1図の線8を中心として概
ね右側と鏡上対称像を形成する。従つてローラ装
置AとBを有する伸張部7aについての説明は、
ローラ装置CとDを有する伸張部7bにも適用す
る。
第2図に示す如く、伸張部7aは鎖歯車26,
27上を走行する駆動鎖12を具えた鎖駆動装置
を有する。鎖歯車26は伸張部7aに取り付けた
モータ22により駆動される。鎖歯車27は遊動
輪である。
位置調整用鎖歯車25は駆動鎖12のテンシヨ
ン調整に役立つ。(第2図参照)駆動鎖12は、
第2図に図示のように、4個の駆動ローラ18を
駆動する。第4図に図示のように、各駆動ローラ
18を伸張部7aの軸受20に設ける。各駆動ロ
ーラ18は、駆動鎖12に噛み合う鎖歯車(図示
せず)に剛に固定された駆動軸19を有する。駆
動軸19は相互に平行に且つローラ15,16,
17の回転には直角方向に延長している。
平面延展具、というよりはむしろ、ローラ装置
A,B,C,Dはそれぞれ1枚のローラ取り付け
板14を具えている。ローラ装置AとBのローラ
取り付け板14は相互に間隔をもつて配置されて
いる。同様に、ローラ装置CとDの取り付け板1
4も相互に垂直間隔をもつて配置されている。各
取り付け板14には例えば、固定軸を中心にして
回転する3個のローラを設ける。3個1組のロー
ラは、例えば案内ローラ15と16、および1個
の支持ローラ17からなる。取り付け板14は伸
張部7aに固定されている。
図4,5および6に見る如く、駆動ローラ18
はローラ15,16および17の隙間まで達して
いる。既述の如く、駆動ローラ18は、幅調節機
構の調節スピンドル5と共動するために所定位置
に剛に取り付けられたスピンドルナツトを具えた
伸張部7aの軸受け20中に回転可能に設けられ
ている。幅調節運動の際には駆動ローラ群はそれ
ぞれの伸張部7a,7bと共に移動する。
取り付け枠部21a,21bとそれぞれのロー
ラ装置A,BおよびC,Dとの機能的接続は、回
転駆動される複数の駆動ローラ18間の摩擦接触
により行われる。換言すれば、伸張部7a,7b
を幅調節機構3に取りつけた場合、例えば第5図
に示すように、ローラ群間を布地11が通過する
のを邪魔しないということである。従つて、ロー
ラ装置AとB、CとDを有するそれぞれの伸張部
7a,7bは常に、枠部21a,21bそれぞれ
に対し所定間隔を維持することができる。従つて
構成部相互の対称位置を維持するために、先行技
術において伸張装置の左右両側を連結するのに採
用する伸縮式連結部材を必要としない。
布地が遊動案内ローラ群13上を延展部の方向
に通過することにより、筒状布地11は前方へ送
られる。
次に駆動ローラ18は案内ローラ15,16お
よび保持用ローラ17の中間のそれぞれの隙間に
延長到達しているから、布地11はローラ15,
16,17上に導かれ、従つて布地11に駆動力
を与えるから布地11は摩擦接触により非駆動ロ
ーラ15,16,17間を通過する。
枠の左側の伸張部7aと右側の伸張部7bのそ
れぞれに、垂直間隔を取つて配置された2個のロ
ーラ装置を使用することにより、上部ローラ装置
AまたはCの上部案内ローラ15、下部ローラ装
置BまたはDの下部案内ローラ16を省略するこ
とができる。またはその反対に、上部ローラ装置
の下部案内ローラ16と下部ローラ装置の上部案
内ローラ15を省略することができる。
第2図は第1図の矢印11の方向からみた延展
装置の側面図である。筒状布地11は矢印9の方
向へ留め棒10にのつて移動する。第2図に図示
のように、横方向の幅は比較的小さいことが判明
しる。延展装置を通過し終えた筒状布地は案内ロ
ーラ30と31の周りに導かれ、更に案内ローラ
31を周つて矢印34方向に移動し、案内ローラ
33に纒懸し、矢印35の方向へ導かれる(第3
図)。更に案内ローラ32で布地を上方に反転さ
せ、マーセル浴、(詳細を図示せず)内をジグザ
グ状に蛇行して通過する。案内ローラ30,31
および32は横梁24に、上部案内ローラ33は
横梁2にそれぞれ取り付けられている。
第2図は、モータ22により駆動される駆動鎖
歯車26と遊動鎖歯車27と駆動ローラ群18の
それぞれの駆動鎖歯車に纒懸する駆動鎖12の閉
鎖、または、無限回路を示す。上記鎖歯車25は
その位置調節が可能であり、駆動鎖12と噛み合
つてこれを締め付ける。ちなみに、横梁23,2
4および2はマーセル加工機の一部分を構成す
る。
第4図は、第1図と同一の方向から見たローラ
装置Aの拡大省略側面図である。第4図と第6図
においては、案内ローラ群15,16は組で配置
され、各組のローラ1個は取り付け板14の両側
にそれぞれ配置されていて、この取り付け板14
は又伸張部7aに固定されている。駆動ローラ1
8もまた組で形成され、これらは一方では案内ロ
ーラ15,16の間の間隙中に、又他方では保持
ローラ17群に達することができるように配設さ
れている。案内ローラ15と16は、伸張部7a
に設けたそれぞれのくぼみ47中で回転自在に取
り付けられている。取り付け板14は伸張部7a
に、例えば溶接されており、この取り付け板14
は保持ローラ17あるいはむしろ組に形成した保
持ローラ17を有し、これらの保持ローラ群17
は固定軸を中心に回転可能に形成される。ローラ
群の配置では、案内ローラ15と16が同一垂直
面で平行に回転するようになつており、保持ロー
ラ群17もまた同様に配設されている。駆動ロー
ラ群18も案内ローラと保持ローラ群の垂直面に
対して90度の角度で延長する垂直面で回転するよ
うに設けてある。駆動ローラ群18は又伸張部7
aに取り付けられている。駆動ローラ群18が、
案内ローラ群15と16に対し、さらには保持ロ
ーラ群17に対しても、常に一定の間隔を保つこ
とが必須である。この間隔は調節可能であるが、
一定の種類の布地に対して一定に維持しなければ
ならない。調節を行うこととにより、厚みの異な
る布地を移送することが可能である。ローラ群そ
れぞれの相対調節関係は詳細には説明しない。一
般的な公知の構成をこの目的に使用することが出
来るからである。第4図においては3個のローラ
15,16,17の組の中心線、別言すれば、こ
れらローラ群の回転軸が辺52,53,54で形
成する二等辺三角形の頂点にあることを示してい
る。この配置は便利であるが、必須なものではな
い。
上記の如く、案内ローラ15または16の内の
1個または他のものを除くことにより、第4図、
第6図に図示する対称形が崩れる。しかしなが
ら、本発明のローラ装置の作動性は図示されてい
る対称形に依存するものではない。これはむし
ろ、駆動ローラ18と保持ローラ群17及び案内
ローラ15,16との共働に依存している。駆動
ローラ群が、所定の方法で、1または2個の案内
ローラと、さらには1または複数の保持ローラと
常に共働関係にある場合には、非対称形のローラ
配置も可能である。
他の実施態様においては、不等辺三角形の底辺
の隅にそれぞれ案内ローラ15と16の回転軸を
配してもよい。その場合には、保持ローラ17を
不等辺三角形の頂点に配置するとよい。
上記のように、一方では、駆動ローラ18と案
内ローラとの間の、他方では駆動ローラと支持ロ
ーラ15,16との間の共働関係については、前
述のように駆動ローラが案内ローラ群と支持ロー
ラ群との間の間隙に達しており、布地11に弛み
や皺を生ぜしむることなく、これを前方に確実に
送るための摩擦接触伝導力を発生せしめるもので
なければならない。前述の間隙に駆動ローラが充
分深く進入しておれば、布地は回り道に沿つて強
制的に移動するものである。このような回り道
は、第5図により明らかなように、ローラ群の円
周面に傾斜を形成することにより可能である。
案内ローラ15群は傾斜円周面36を有する。
案内ローラ群16にも第4図に示すように、傾斜
円周面36を形成するが、第5図においては案内
ローラ群16は図示されていない。案内ローラ群
16は案内ローラ群15の背後に配置されてい
る。保持ローラ17群も傾斜面37を有する。駆
動ローラ18群には傾斜面が2面あり、隆起縁4
0を構成する。摩擦接触面41は案内ローラ群1
5の傾斜面36と駆動ローラ18の傾斜面38と
の間に形成される。第二番目の摩擦接触面42は
駆動ローラ18群の傾斜面39と保持用ローラ群
17の傾斜面37との間に形成される。三番目の
ローラ摩擦接触面43は第4図のみに図示してあ
り、この接触面43は駆動ローラ18と案内ロー
ラ16との間に形成されている。これらのローラ
接触面の相互間には僅かな間隙が存在しており、
厚みのある筒状布地11でも、必要な摩擦接触力
により上述の間間隙を通過できる。保持ローラ群
17と駆動ローラ18との間の接触面の長さは駆
動ローラ18と案内ローラ15,16との間の接
触面の長さと比較して異なるものである。何れに
しても、相互に対面する傾斜面は相互に平行に延
長し、布地の厚みに対応した正確な間隙を構成す
ることが望ましい。これらの表面間の平行関係に
より布地は滑らかに移動するものである。隆起縁
面40にも、布地が折曲される面に、尖つた縁が
ないことが望ましい。第5図に図示のように、ロ
ーラ群は、中心平面44に対して対称的に配置さ
れ、これらのローラ群が布地を第4図、第6図の
矢印46の方向に搬送する。中心平面44に対し
てローラ群を対称的に配置した構成により、伸張
装置のの中を筒状布地が皺を生じることなく、滑
らかに通過することが可能である。枠部21aの
横方向縁45は、その表面で布地の縁が滑らかに
延展できるように丸く形成してある。
第4図、第6図において、案内ローラ15と1
6とは、取り付け板14に対して相対する位置で
対称的に両側に配設された窪み47内に、若干引
込んで取りつける。
第1図の−の線に沿つた部分断面を示す第
7図は、第5図に類似しているものであり、案内
ローラ群15と保持ローラ群17の取りつけ状態
を示すものである。保持ローラ群17は、半分だ
けが図示されており、取り付け板14との位置関
係を図示るものである。又、取りつけ板14は例
えば溶接等により伸張部7aに固定される。1対
を形成する2個の案内ローラ15はボールベアリ
ング49に取り付けられ、これらのボールベアリ
ングは伸張部7aに装着されている。
案内ローラ群15は、ブツシユ50aに取り付
けられる。このブツシユ50aはブツシユ50a
にねじこまれて、それぞれのローラ15の肩部に
接触するようにワツシヤ50bを保持するねじ5
0でねじ止めされる。案内ローラ群16も同じ方
法で取り付けられる。一対の保持ローラ17を、
取り付け板14内に収納されたボールベアリング
48に取り付ける。又ローラ群15を、ブツシユ
50aに取り付けると同じ方法で、保持ローラ1
7をねじ48aによりブツシユ50aに取りつけ
る。
第8図は、アイドル案内ローラ群13をボルト
51で伸張部7aに取り付けた状態を図示する。
本発明は特定の実施態様を参照して説明してい
るが、本発明の特許請求の範囲内で許されるすべ
ての改良や均等物に及ぶことを企図するものであ
る。
(効果) 本発明においては、前述のローラ群の配置に関
し、特に工夫をこらした新規のローラ機構を提供
しているので、以下説明するような効果を達成す
ることができる。
(1) 筒状布地をたるませたり、その形状を変化さ
せることなくして、円滑且つ連続的に搬送でき
ること、 (2) 異なる幅の筒状布地をさばくためにその幅の
変更を可能としたこと、 (3) 保持ローラ群と案内ローラ群を相関的に配置
して筒状布地の円滑搬送化を実現したこと、 (4) マーセル加工機との併用を可能としたこと、 (5) 駆動ローラ群が案内ローラ群に対してかける
摩擦接触作用には、布地にかけるテンシヨンの
影響が及ばないようにしたので、布地の円滑搬
送が可能であること、
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の略線正面図。第2図
は第1図の矢印の方向より見た側面図。第3図
は第2図と同一の方向より見た案内、駆動部材を
省略した側面図。第4図はローラ機構の拡大正面
図。第5図は第4図の矢印の方向より見た一対
の駆動ローラの一部切欠断面図。第6図は第4図
の矢印の方向より見た平面図。第7図は第1図
の−の線に沿つた拡大断面図。第8図は第1
図の−の線に沿つた拡大断面図。 1…フレーム、11…布地、15…案内ロー
ラ、17…保持ローラ、18…駆動ローラ、22
…モータ、36…傾斜円周面(案内ローラ)、3
7…傾斜円周面(保持ローラ)、38,39…傾
斜円周面(駆動ローラ)、44…中心平面、46
…矢印。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 筒状布地を外周にかぶせた外側案内ローラを
    具え、前記筒状布地を延展可能な少なくとも1個
    のローラ機構を左右両側に取りつけたフレームを
    設け、筒状布地を搬送するために、回転駆動され
    る駆動ローラを、筒状布地を介して案内ローラへ
    接触摩擦を与えるように配設し、筒状布地により
    案内ローラに加えられたテンシヨンを調整する少
    なくとも一個の保持ローラを設けた筒状布地伸張
    装置において、駆動ローラ18は案内ローラ1
    5,16の内側面に接し、保持ローラ17により
    支持されてなり、前記保持ローラ17は、駆動ロ
    ーラ18の外周へ、案内ローラ15,16とは離
    れた異なつた側で接触してなることを特徴とする
    筒状布地の伸張装置。 2 二個の駆動ローラ18は、案内ローラ15,
    16と保持ローラ17で形成する平面44の両側
    に設けられ、駆動ローラ群の回転軸は前記平面4
    4に平行に配置してなる請求項1記載の筒状布地
    の伸張装置。 3 二個の案内ローラ15,16にはスペースを
    設け、支持ローラ17を、案内ローラ群の背後
    で、対称的に配置した請求項1又は2記載の筒状
    布地の伸張装置。 4 少なくとも二個のローラ機構15,16,1
    7,18をフレーム1の両側に、筒状布地11の
    搬送方向46に前後して配設した請求項1,2又
    は3項の各々に記載の筒状布地の伸張装置。 5 フレーム1の各々の側に駆動ローラ18の駆
    動装置22を配設した請求項1乃至4の各々に記
    載の筒状布地の伸張装置。 6 ローラ群15,16,17,18に傾斜周面
    36〜39を設け、前記ローラ群間の摩擦係合に
    よる力の伝達を可能となした請求項1乃至5の
    各々に記載の筒状布地の伸張装置。
JP1212030A 1988-08-18 1989-08-17 筒状布地の伸張装置 Granted JPH03220361A (ja)

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DE3828094A DE3828094A1 (de) 1988-08-18 1988-08-18 Breithalter fuer schlauchware
DE3828094,9 1988-08-18

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Publication Number Publication Date
JPH03220361A JPH03220361A (ja) 1991-09-27
JPH0524263B2 true JPH0524263B2 (ja) 1993-04-07

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ID=6361138

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JP1212030A Granted JPH03220361A (ja) 1988-08-18 1989-08-17 筒状布地の伸張装置

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US (1) US4947529A (ja)
EP (1) EP0355358B1 (ja)
JP (1) JPH03220361A (ja)
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