JPH052422A - 車両用誘導駐車装置 - Google Patents

車両用誘導駐車装置

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JPH052422A
JPH052422A JP3153560A JP15356091A JPH052422A JP H052422 A JPH052422 A JP H052422A JP 3153560 A JP3153560 A JP 3153560A JP 15356091 A JP15356091 A JP 15356091A JP H052422 A JPH052422 A JP H052422A
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Akira Ohata
明 大畠
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車庫などの駐車区画に対する車両の位置及び姿
勢角によらず確実に車両を誘導して自動駐車させる。 【構成】車両に設けられた位置センサ等の検出手段1に
より車両の車庫に対する位置(x,y)及び姿勢角θを
検出する。設定手段2はガイドラインに対する姿勢角が
90度未満となるように漸次ガイドラインを設定する。
初期姿勢角θが大なる場合、進行方向と平行に設定し、
漸次ガイドラインを回転させて最終的に車庫の中心を通
る直線に一致させ、 に基づき演算手段3が操舵角αを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用誘導駐車装置、特
に現代制御理論に基づく車両用誘導駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車を自動操縦によって所
定位置に駐車させるための自動駐車システムが知られて
いる。この自動駐車システムにおいて用いられる駐車方
法としては予め走行経路を設定しこの設定された走行経
路どおりに車両を誘導する固定経路誘導方式と、駐車開
始時の車両の座標及び方位と駐車完了時の車両の座標及
び方位とから必要な操舵角を求めこれに基づいて車両の
誘導を行う地点間誘導方式等が知られている。
【0003】しかし、これら2方式を単独で用いたので
は駐車開始時の初期位置及び方位に運転者が車両を運転
していかなければならない問題や途中の障害物が考慮に
入っていないため車両が例えば壁などに接触してしまう
問題があった。
【0004】そこで、例えば実開昭60−16206号
公報に開示された自動駐車装置のようにこれら2方式を
組合せ、駐車開始位置までは地点間誘導方式により誘導
し、駐車開始位置から駐車完了位置までは固定経路誘導
方式により誘導することが提案されている。
【0005】一方、このような方式を用いず、現代制御
理論を車両の軌道追従制御に用いて自動駐車を行う試み
が提案されている。
【0006】周知のごとく、現代制御理論においては、
あるシステムを安定に制御する際出力値と目標値との偏
差に応じて入力値を変更する古典制御と異なり、システ
ムの状態変数を制御に使用することを特徴としており、
例えばm入力、p出力、n次元(状態変数n)のシステ
ムを考えると、このシステムの状態は一般にxを状態変
数,uを入力,yを出力とすると、 dx/dt=Ax+Bu ・・・(1) y=Cx ・・・(2) と表すことができる。但し、u,x,y,A,B,Cは
それぞれ図11に示すようなマトリクスで表現される。
すなわち、現在の状態と入力値から状態変化が定まり、
現在の状態から出力が定まるモデルである。
【0007】そして、このようなシステムを安定化させ
るための手法として2次形式評価関数を最小にするレギ
ュレータ手法が知られており、この手法においては評価
関数
【0008】
【数1】
【0009】を最小にする解がu=Fxなるフィードバ
ック関数となることが知られている。但し、Fはあるマ
トリクスであり、これらの式を用いてシステムを目標の
状態に制御するのである。
【0010】発明者等は先にこのような現代制御を用い
て三輪車両の軌道追従制御を行うことを提案している
(第30回自動制御連合講演会)。すなわち、図10に
示すように駐車完了位置を(0,0)とし、駐車区画の
ほぼ中心を通る直線をX軸とし、X軸に垂直な方向をY
軸とする座標系X−Yにおける車両位置を(x,y)、
軌道上の走行距離をz、目標とするガイドラインをX軸
とした場合、車輪が滑らない条件下では車両の軌道は dθ/dz=1/L・tan(α) dy/dz=sin(θ) ・・・(3) で表される。但し、Lは車両のホイールベース、θはX
軸に対する車両10の姿勢角、αは車両10の操舵角で
ある。dz/dx=1/cos(θ)であるから、 dθ/dx=1/Lcos(θ)・tan(α) dy/dx=tan(θ) となる。状態変数θの代わりにtan(θ)を用いる
と、 dtan(θ)/dx=tan(α)/Lcos3 (θ) であるから、車両の挙動を示す状態方程式は結局
【0011】
【数2】
【0012】となる。この(4)式が(1)式に対応す
るものである。そして、この(4)式と前述のレギュレ
ータ問題の解としての(2)式に基づきy=0(すなわ
ちX軸に沿った)となる制御系が設計される。
【0013】図12,図13にはこのようにして設計さ
れた制御系に基づき、車庫等の駐車区画の入口中心線を
x軸(ガイドライン)にとった場合の車両の軌跡が示さ
れている。図12は初期姿勢角θ=−0.5rad (x軸
を中心として右回りを正)の時の軌跡、図13は初期姿
勢θ=1.55rad の時の軌跡であり、いずれもx軸上
に車両が誘導されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、状態方程
式及びレギュレータ手法を用いて車両を誘導することに
より自動駐車を行うことが可能となるが、例えば図13
において車両の軌跡がX軸から大きくオーバシュートし
ていることからも理解されるように、車両の初期姿勢角
が90度近傍かそれ以上となると所望の軌道上に誘導す
ることができない問題があった。
【0015】これは、車両の状態は前述の(4)式で記
述されるものの、その姿勢角θが90度となってしまう
とtanθや1/cosθが不定となり、車両の状態を
原理上決定できなくなってしまうこと、及び90度以上
は本手法の適用限界を外れることに基づく。従って、こ
のような制御を種々の状況下にある実際の誘導駐車に適
用する場合、例えば図14に示されるように駐車スペー
ス11が道路にたいしてほぼ直角に近い場合には誘導駐
車できない問題があった。
【0016】本発明は上記従来技術の有する課題に鑑み
なされたものであり、その目的は車両の姿勢角がどのよ
うな状況であっても確実に車両を車庫等の駐車区画に誘
導できる車両用誘導駐車装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車両用誘導駐車装置は図1に示されるよう
に駐車区画に対する車両の位置及び姿勢角を検出する検
出手段1と、検出された位置及び姿勢角に応じ、ガイド
ラインに対する車両の姿勢角が90度未満となるように
ガイドラインを漸次設定する設定手段2と、設定された
ガイドライン上に車両が位置するように位置、姿勢角及
び操舵角間の関係式
【0018】
【数3】
【0019】但し、x,y:車両の位置 θ:車両の姿勢角 α:車両の操舵角 に基づき車両の操舵角を算出する演算手段3と、算出さ
れた操舵角に基づき車両の操舵を制御する制御手段4と
を有し、ガイドラインを漸次設定することにより車両を
駐車区画に誘導することを特徴とする。
【0020】
【作用】前述したように、車両の姿勢角が90度近傍か
それ以上となると原理的に制御不可能となるが、本発明
では従来のようにガイドラインを固定するのではなく、
車両の位置及び姿勢角に応じて誘導の目標となるガイド
ラインを漸次変更し、制御を可能とするものである。
【0021】すなわち、検出手段1により車両の位置及
び姿勢角が検出されるが、この姿勢角が90度以上であ
る場合には設定手段2がガイドラインを駐車区画のほぼ
中心を通る直線からガイドラインに対する姿勢角が90
度未満となるようなガイドラインに設定する。
【0022】そして、この新たに設定されたガイドライ
ン上に車両が位置するように車両の状態方程式
【0023】
【数4】
【0024】に基づき演算手段3および制御手段4にて
車両の操舵を制御するとともに、ガイドラインを漸次設
定して最終的に駐車区画のほぼ中心を通る直線に一致さ
せ、車両を駐車区画に誘導するものである。
【0025】
【実施例】以下、図面を用いながら本発明にかかる車両
用誘導駐車装置の好適な実施例を説明する。
【0026】図2には本実施例における車両の概略構成
図が示されている。車両10のリア部には後述するよう
に車両の位置や姿勢角を検出するための位置センサ12
が設けられている。この位置センサ12からの検出信号
は電子制御装置ECU14に入力され、所定の演算処理
を行って操舵角を算出し、制御信号として操舵アクチュ
エータ16に出力する構成である。このECU14が後
述するようにガイドラインを漸次設定する設定手段及び
操舵角を算出する演算手段として機能することとなる。
なお、本実施例ではアクセルやブレーキ、及び前後退の
選択を行うためのシフトレバー操作は運転者が手動で行
うものとしている。もちろん、アクセルやブレーキ操作
をも制御装置で制御する構成とすることもできるが、こ
のように操舵角のみを制御装置で制御し、他は運転者が
制御する構成とすることにより、車両周囲の障害物を運
転者が認識してそれを回避する行動(ブレーキ操作によ
る停止)を直ちに行うことが可能となる。
【0027】図5には本実施例における位置センサ12
の構成が示されている。位置センサ12は発光素子12
aと受光素子12bを有しており、軸回りに回動可能に
取り付けられている。また、この位置センサ12と同様
の位置センサが駐車すべき車庫の所定位置にも取り付け
られており、同様に軸回りに回動可能に取り付けられて
いる。そして、互いに回動して最大光度で受光する位置
をサーチし、その位置で回動を停止する。この時の車両
側及び位置センサの回動位置をそれぞれδv 、δp とす
ると、図6において車両10の位置(X,Y)及び姿勢
角θは次式から算出される。
【0028】X=Lcos(δp )+Lp Y=Lsin(δp ) θ= δv +(π/2−δp ) なお、車庫の長さLp は既知であり、また車両と車庫と
の相対距離Lは例えば車両に取り付けた超音波センサ等
により別個に測定することができる。
【0029】このようにして車両の位置(X,Y)及び
姿勢角θが検出された後、ECU14では現代制御理論
を用いて操舵角を制御する。
【0030】図3にはECU14での処理フローチャー
トが示されている。まず、車両10の運転席近傍に設け
られた操作スイッチONにより駐車開始モードがスター
トする。そして、S101にて駐車完了位置を(0,
0)とするX,Y座標系での車両10の位置(X,Y)
及び姿勢角θを前述の方法により検出する。
【0031】そして、既出の車両の状態を示す式(4)
【0032】
【数5】
【0033】に従い操舵角を算出するが、前述したよう
に姿勢角θが90度近傍かそれ以上の場合には制御を行
うことが不可能である。
【0034】そこで、本実施例においては、車両の誘導
を行うためのガイドライン(図6におけるX軸)を漸次
変更し、この変更ガイドラインに沿って車両を誘導する
ことを特徴としている。このため、最初に設定した座標
系X−Yを車両の位置に応じて漸次変更して座標系Xp
−Yp とし、この座標系Xp −Yp において制御を行っ
て最終的にX−Y座標系において(0,0)に車両を誘
導するのである。
【0035】図3におけるS101はこの座標系Xp −
Yp を設定するためのステップであり、その詳細が図4
に示されている。図4において、座標系設定ロジックが
起動すると、まずS200にて起動時フラグがONか否
かが判定される。起動時ではONに設定されているた
め、YESと判定されS201に移行する。このS20
1では起動時フラグをOFFに設定して次回の処理に備
え、S202に移行する。S202ではXp −Yp 座標
系の原点(X0 ,Y0 )を X0 =XM , Y0 =0 に設定する。なお、XM は車庫前方1−2m程度に設定
される。そして、次のステップ203において、このX
M と車両を結ぶ直線とX軸とのなす角θa 及び座標の回
転角θm が算出される。すなわち、 θa =atant(X−X0 ,Y−Y0 ),θm =−θa である。なお、関数atant(x,y)は(x,y)
よりθa を求める所定の関数である。
【0036】S203にてθa 及びθm が算出された
後、S204にてXM と車両を結ぶ直線と車両の進行方
向とのなす角θp が算出される。図7にはθ、θa 、θ
p の関係が示されている。すなわち、 θp =θ+θa −π/2 ・・・(5) である。そして、次のS205にてθp の絶対値ABS
(θp )と所定のθMAX(π/2以下)との大小比較が
行われる。このステップでNOと判定された場合には車
両の姿勢角が大きいことを意味し、次のS206にて座
標の回転角θm を設定しなおす。すなわち、Xp −Yp
座標系におけるガイドラインXp を車両の進行方向に設
定するために θm =−θ とする。そして、次回の処理において再度座標変換が必
要であることを示すためにS207にて再座標変換フラ
グをONとする。なお、S205にてYESと判定され
た場合にはS206を経ることなくS207に移行し、
XM と車両を結ぶ直線をガイドラインXp に設定する。
【0037】このようにして座標系Xp −Yp が設定さ
れた後、図3においてS102に移行しXp 、Yp 、θ
p を計算する。これらの値の計算には前述のステップで
算出された座標回転角θm 及びS100にて検出された
車両の位置(X,Y)が用いられる。すなわち、 Xp =( X−X0 )cos(θm )+(Y−Y0 )sin(θm ) Yp =−(X−X0 )sin(θm )+(Y−Y0 )cos(θm ) である。また、θp は既出の(5)式で算出される。
【0038】Xp −Yp 座標系における車両の位置(X
p ,Yp )及び姿勢角θp が算出された後、次のS10
3に移行する。このS103は制御のタイミングを設定
するステップであり、Xp が一定値減少した時点で制御
が開始される。積分器はこのタイミングで加算を行うた
め、運転者のアクセルあるいはブレーキ操作により車両
が停止あるいは速度が変化した場合でも時間に依存しな
いので精度よく制御を行うことができる。
【0039】このS103でYESと判定された場合に
は次のS104に移行し、車両の操舵角αが算出され
る。この操舵角αの算出は、前述した車両の状態方程式
(4)式及びレギュレータの解である(2)式から算出
される。具体的には、(2)式と(4)式から tan(α)/Lcos3 (θp )=f1 Yp +f2 tan(θp ) が成立ち、従って、 α=tan-1{Lcos3 (θp ){f1 Yp +f2 tan(θp )}} により操舵角αが算出される。なお、Lは車両10のホ
イールベースである。
【0040】S104にて操舵角αが算出された後、S
105にてECU14は操舵アクチュエータ16に制御
信号を送り、操舵角制御を実行する。操舵制御が行われ
た後、S106にてXが0以下であるか否かが判定され
る。前述したように(0,0)を駐車完了位置としてい
るため、Xが0より大きいと判定された場合には車両の
駐車は未だ完了していないことを意味し、再びS100
に移行して位置の検出及びS101の座標系の設定が行
われる。
【0041】S101の座標系の設定においては、前述
したように図4に示される処理が行われるが、図4のS
200においては起動時フラグがOFFとなっているた
めこのステップでNOと判定され、S208に移行す
る。このS208では再座標変換フラグがONか否かが
判定され、前述のS207にて再座標変換フラグがON
されているためYESと判定されてS209に移行す
る。このS209ではθ−θa の絶対値ABS(θ−θ
a )と所定のθmax との大小比較が行われ、YESと判
定された場合にはS210にてθm =−θa と設定して
ガイドラインをXMと車両を結ぶ直線に変更する。そし
て、S211に移行し、車両の位置Yの絶対値ABS
(Y)と所定のYd (車庫前方0−1m)との大小比較
が行われる。また、S209にてNOと判定された場合
にはS210を経ることなくこのS211に移行する。
このステップでNOと判定された場合、すなわち車両が
未だ車庫から離れている場合には再び図3に示されるS
102に移行し、操舵制御が実行される。一方、このス
テップでYES、すなわち車両10が車庫に十分近づい
たと判定された場合にはS212に移行する。
【0042】S212以降の各ステップにおいては、X
p −Yp 座標系をX−Y座標系に一致させるように漸次
回転させて制御を行うステップである。すなわち、まず
X0をX0 =0に設定する。これは駐車完了位置を座標
系の原点に設定することを意味する。そして、θm の絶
対値ABS(θm )と所定のθd との大小比較が行われ
る。なお、θd は0.1−0.5rad 程度に設定され
る。このステップでNO、すなわち座標の回転角が未だ
大きい場合にはS214に移行し、座標系Xp −Yp で
の車両の姿勢角θp の絶対値と前述の所定のθd との大
小比較が行われる。 このステップでNOと判定された
場合にはS102に移行して制御を続け、一方YESと
判定された場合にはこの座標系Xp −Yp において車両
の姿勢角が十分小さくなったことを意味し、S215に
移行する。S215ではθm の符号が判別され、YES
すなわちθm が正である場合にはS216に移行してθ
m =θm +θd としてX−Y座標系に近づけるように回
転させ、θm が負の場合にはS218にてθm =θm −
θd としてX−Y座標系に近づけるように回転させてS
102に移行する。また、S213にて座標の回転角θ
m が所定のθd より小さい場合、すなわち座標系Xp −
Yp がX−Y座標系にほとんど一致する場合にはS21
7に移行し、座標の回転角θmを0に設定してX−Y座
標系に一致させてS102に移行する。
【0043】このように、車両の位置及び姿勢角に応じ
て制御を行う際の座標系Xp −Ypを漸次変更すること
によりX−Y座標系における姿勢角が90度近傍あるい
はそれ以上でも制御を行うことができ、最終的にS10
6にてXが0以下と判定され駐車が終了する。
【0044】図8及び図9には車両の姿勢角が90度及
びそれ以上の場合における本実施例の制御例が示されて
おり、座標系Xp −Yp が車両の位置に応じて漸次回転
して制御が行われることが理解される。すなわち、図8
においてはXp −Yp 座標系におけるガイドラインであ
るXp 軸がX軸に一致するように漸次回転する例が示さ
れており、また図9においては車両の進行方向に平行な
方向をガイドラインとする座標系Xr −Yr が示され、
その後Xp 軸をガイドラインとするXp −Yp座標系が
設定される例が示されている。両図において、車両10
はその都度ガイドライン上に位置するように誘導され、
最終的にガイドラインが車庫のほぼ中心を通る直線(図
8、図9におけるX軸)に一致するために車庫に誘導さ
れる様子が理解される。
【0045】このように、本実施例では車両のアクセル
及びブレーキ操作は運転者にまかせ、操舵角のみ制御す
る構成としたので、全ての障害物を自動的に認識する必
要がなくシンプルな制御装置で運転者のアクセル、ブレ
ーキ操作にかかわらず車両を車庫に誘導できる。
【0046】また、本実施例においてシステムの始動を
外部から行う構成を採用することにより人が出入りでき
ないような狭いスペースに車両を誘導することが可能と
なる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における車
両用誘導駐車装置によれば、車両の初期位置及び姿勢角
によらずに確実に駐車することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における車両の概略構成図で
ある。
【図3】同実施例の制御フローチャート図である。
【図4】同実施例における座標系設定のフローチャート
図である。
【図5】同実施例における位置センサの構成図である。
【図6】同実施例における位置(X,Y)検出の説明図
である。
【図7】同実施例における制御変数の説明図である。
【図8】同実施例における制御例を示す説明図である。
【図9】同実施例における制御例を示す説明図である。
【図10】現代制御理論を用いた車両制御における制御
変数の説明図である。
【図11】現代制御理論を用いた車両制御における制御
変数のマトリクス表示の説明図である。
【図12】従来例における制御例を示す説明図である。
【図13】従来例における制御例を示す説明である。
【図14】駐車区画の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 車両 12 位置センサ 14 電子制御装置ECU 16 操舵アクチュエータ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 駐車区画に対して予め設定されたガイド
    ライン上に車両が位置するように駐車区画に対する車両
    の位置及び姿勢角に応じて車両の操舵角を制御し、車両
    を駐車区画に誘導する車両用誘導駐車装置において、駐
    車区画に対する車両の位置及び姿勢角を検出する検出手
    段と、検出された位置及び姿勢角に応じ、ガイドライン
    に対する車両の姿勢角が90度未満となるようにガイド
    ラインを漸次設定する設定手段と、設定されたガイドラ
    イン上に車両が位置するように位置、姿勢角及び操舵角
    間の関係式 但し、x、y:車両の位置 θ :車両の姿勢角 α :車両の操舵角 に基づき車両の操舵角を算出する演算手段と、算出され
    た操舵角に基づき車両の操舵を制御する制御手段と、を
    有し、ガイドラインを漸次設定することにより車両を駐
    車区画に誘導することを特徴とする車両用誘導駐車装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1249379A2 (de) 2001-04-09 2002-10-16 DaimlerChrysler AG Verfahren und Vorrichtung zum Verbringen eines Kraftfahrzeuges in eine Zielposition
JP2003270344A (ja) * 2002-03-14 2003-09-25 Nissan Motor Co Ltd 車両用駐車方向設定装置

Cited By (3)

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EP1249379A2 (de) 2001-04-09 2002-10-16 DaimlerChrysler AG Verfahren und Vorrichtung zum Verbringen eines Kraftfahrzeuges in eine Zielposition
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