JPH05241096A - 投写レンズと投写型表示装置 - Google Patents

投写レンズと投写型表示装置

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JPH05241096A
JPH05241096A JP4040895A JP4089592A JPH05241096A JP H05241096 A JPH05241096 A JP H05241096A JP 4040895 A JP4040895 A JP 4040895A JP 4089592 A JP4089592 A JP 4089592A JP H05241096 A JPH05241096 A JP H05241096A
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JP
Japan
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lens group
optical axis
light valve
lens
projection
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Application number
JP4040895A
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English (en)
Inventor
Yoshito Miyatake
義人 宮武
Narumasa Yamagishi
成多 山岸
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ライトバルブ上に形成された光学像をスクリ
ーン上に斜め方向から拡大投写する投写レンズとこの投
写レンズを用いた投写型表示装置に関するもので、フォ
ーカス状態が良好で台形歪みの少ない投写型表示装置を
提供する。 【構成】 スクリーン側から順に、正パワーの第1レン
ズ群60と正パワーの第2レンズ群61を配置する。第
2レンズ群61は第1レンズ群60の焦点F1'の近傍に
第1レンズ群60の光軸69に対して傾けて配置する。 【効果】 第2レンズ群61を傾けることにより第2レ
ンズ群61によるライトバルブの虚像は像面の傾いた台
形となり、第1レンズ群60がこの台形の像をスクリー
ンに対して斜めに投写するので、スクリーン上の投写画
像はフォーカス状態と台形歪みが改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ライトバルブ上に形成
された光学像をスクリーン上に斜め方向から拡大投写す
る投写レンズおよびこの投写レンズを用いた投写型表示
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大画面映像を得るために、小画面の画像
を投写レンズによりスクリーン上に拡大投写する方法が
従来よりよく知られている。この方法を用いた装置とし
て、スライドプロジェクタや映画映写器がある。また、
電気信号に応じて大画面画像を形成するために、ライト
バルブに映像信号に応じた光学像を形成し、その光学像
に光を照射し投写レンズによりスクリーン上に拡大投写
する方法も従来よりよく知られている。最近では、ライ
トバルブとして液晶パネルを用いる投写型表示装置が注
目されている(例えば、特開昭62−133424号公
報)。
【0003】この液晶パネルを用いた投写型表示装置の
概略構成を(図7)に示す。光源1から出た光は液晶パ
ネル2を透過して投写レンズ3に入射する。液晶パネル
2は、液晶セル4、入射側偏光板5、出射側偏光板6で
構成されている。液晶セル4は、2枚のガラス基板7,
8の間にツイストネマティック液晶9を封入したもので
あり、ガラス基板7,8の液晶層側面には、それぞれマ
トリックス状透明電極が設けらている。入射側偏光板5
の偏光軸と出射側偏光板6の偏光軸とは直交している。
透明電極に電圧を印加しない場合、入射側偏光板5を出
射した直線偏光が液晶セル4内で旋光性により90°回転
するので、透過率は最大になる。電圧を印加すると電圧
に応じて旋光性が減少し、透過率が減少する。このよう
にして、液晶パネル2に透過率の変化として映像信号に
応じた光学像が形成され、この光学像は投写レンズ3に
よりスクリーン10上に拡大投写される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】(図7)に示した構成
では、通常、液晶パネル2は投写レンズ3の光軸11に
対して垂直に配置し、投写レンズ3の光軸11が液晶パ
ネル2の画面中心12を通るようにする。スクリーン1
0が投写レンズ3の光軸11に対して垂直となるように
すれば、スクリーン10上には全領域のフォーカス状態
が均一で良好な長方形画像が表示される。
【0005】(図7)に示した構成で、投写画像を反射
型のスクリーンに投写する場合、観察者がスクリーンに
対して投写器と同じ側に位置するので、投写器を設置す
る場所が問題となる。スクリーン10が投写レンズ3の
光軸11に対して垂直な場合、観察者が投写画像を真正
面から見ようとすると、投写器が投写画像の一部を隠し
たり、投写器の騒音が気になるという問題がある。この
問題を避けるために、スクリーン10を投写レンズ3の
光軸11に対して斜めにすると、投写画像が台形に歪
み、全領域のフォーカス状態を均一で良好にすることが
できないという問題がある。
【0006】スクリーンに対して斜め方向から投写する
方法として、軸ずらし法と、アオリ法の2つがある。
【0007】軸ずらし法は、(図8)に示すように、液
晶パネル2とスクリーン10とを投写レンズ3の光軸1
1に対して垂直に配置し、液晶パネル2の画面中心12
を投写レンズ3の光軸11からずらす方法である。投写
レンズ3に歪曲収差がない場合には、液晶パネル2に長
方形画像を表示するとスクリーン10上に長方形画像を
表示できる。しかし、この方法は、投写角(投写レンズ
3の瞳13とスクリーン10の中心を結ぶ直線と投射レ
ンズ3の光軸11とのなす角)が大きくなると、投写レ
ンズ3に必要な画角が大きくなるために投写レンズ3の
外径が大きくなり、またスクリーン10上の投写レンズ
3から遠い領域の輝度が低くなるという問題がある。
【0008】アオリ法は、(図9)に示すように、液晶
パネル2とスクリーン10とを投写レンズ3の光軸11
に対して傾ける方法である。全領域のフォーカス状態が
均一で良好な投写画像を得るためには、次式で表わされ
るシャインプルーフの条件を満足するように、スクリー
ン10の傾斜角θと液晶パネル2の傾斜角θ' とを決め
るとよい。
【0009】
【数1】
【0010】ここで、mはスクリーン10と投写レンズ
3の光軸11との交点13を物点とした場合の倍率であ
る。
【0011】アオリ法は、投写レンズ3の画角を大きく
する必要がなく、輝度の均一性を確保しやすいが、台形
歪みを発生する。スクリーン10上の投写画像を長方形
とするには、液晶パネル2に台形画像を表示する必要が
ある。マトリックス電極を用いた液晶パネルに台形画像
を表示する方法してマトリックス電極を台形状に構成す
る方法も考えられるが、汎用性を考えると非現実的であ
る。また、映像信号処理により液晶パネルに表示する画
像の形状変換を行うことも考えられるが、映像信号記憶
装置が必要となるのでコスト高となることを避けられな
い。
【0012】本発明は、スクリーンに斜め方向から投写
しても全領域のフォーカス状態が良好で、しかも台形歪
みのない投写画像を表示できる投写型表示装置を提供す
ることを目的とする。また、本発明は、そのような投写
型表示装置を実現するための投写レンズを提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の第1の投写レンズは、スクリーン側から順に、
正パワーの第1レンズ群と、正パワーの第2レンズ群と
を備え、第2レンズ群はそのスクリーン側主点から第1
レンズ群の光軸に下した垂線の足が第1レンズ群の第2
レンズ群側焦点の近傍を通り第2レンズ群の光軸が第1
レンズ群の光軸と1点で交わるように第1レンズ群の光
軸に対して傾けて配置されたものである。
【0014】本発明の第2の投写レンズは、上記第1の
投写レンズと同様の構成で、第2レンズ群は第1レンズ
群の光軸に対する傾斜角を可変としたものである。
【0015】第1レンズ群の光軸と第2レンズ群の光軸
との交点は第2レンズ群の最も離れた2つの頂点の間に
あるようにするとよい。第2レンズ群は、1枚で構成
し、第1レンズ群から最も遠い面を凸面にするのが望ま
しい。第1レンズ群はその光軸に沿って移動可能にする
のが望ましい。
【0016】第2レンズ群の第1レンズ群の光軸に対す
る傾斜角を変える場合、第1レンズ群の光軸に垂直な平
面内にある所定の回転軸を中心として第2レンズ群を回
転させるとよい。回転軸は、第2レンズ群の最も離れた
2つの頂点の間にあり、第1レンズ群の光軸と交わるよ
うにするのが望ましい。回転軸は第2レンズ群の光軸と
交わるようにするのがさらに望ましい。
【0017】本発明の第1の投写型表示装置は、光源
と、光源の出力光が入射するライトバルブと、ライトバ
ルブの出射光が入射しライトバルブに形成された光学像
をスクリーン上に投写する投写レンズとを備え、投写レ
ンズとして上記第1の投写レンズを用い、スクリーン上
の投写画像の台形歪みが少なくなるように、第2レンズ
群とライトバルブとを第1レンズ群の光軸に対して傾け
て配置したものである。
【0018】本発明の第2の投写型表示装置は、光源
と、ライトバルブと、レンズとを備え、投写レンズとし
て上記第2の投写レンズを用い、ライトバルブは第1レ
ンズ群の光軸と第2レンズ群の光軸とを含む平面と垂直
なまま第1レンズ群の光軸に対する傾斜角を可変でき、
第1レンズ群の光軸に対する第2レンズ群の傾斜角およ
びライトバルブの傾斜角を調整することによりスクリー
ン上の投写画像の台形歪みが少なくなるようにしたもの
である。
【0019】本発明の第3の投写型表示装置は、光源
と、ライトバルブと、投写レンズとを備え、投写レンズ
として上記第2の投写レンズを用い、ライトバルブは第
1レンズ群の光軸と垂直に配置され、第2レンズ群の光
軸の方向は2つの自由度で可変であり、第1レンズ群の
光軸に対する第2レンズ群の光軸方向を調整することに
よりスクリーン上の投写画像の台形歪みが少なくなるよ
うにしたものである。
【0020】ライトバルブは、第1レンズ群の光軸と第
2レンズ群の光軸とを含む平面と垂直にするのがよい。
ライトバルブの第1レンズ群の光軸に対する傾斜角を可
変とする場合、ライトバルブはその画像形成面に平行な
回転軸を中心として回転可能とするとよい。ライトバル
ブの回転軸はライトバルブの画像形成面内にあり、ライ
トバルブの画面中心を通り、第1レンズ群の光軸と交わ
るようにするのが望ましい。ライトバルブを回転せず第
2レンズ群のみを回転させる場合、ライトバルブは第1
レンズ群の光軸と垂直にするとよい。
【0021】ライトバルブとして、映像信号に応じて複
屈折性または旋光性または散乱性の変化として光学像を
形成するライトバルブを用いることができる。この場
合、第2レンズ群の焦点距離は第1レンズ群のスクリー
ンと反対側の瞳中心から第2レンズ群のスクリーン側の
主点までの距離と略同一となるようにするのが望まし
い。
【0022】
【作用】本発明の投写レンズのモデルを(図1)に示
す。第1レンズ群G1 の光軸31に対して、第2レンズ
群G2 とスクリーンSとが斜めに配置され、第2レンズ
群G2 の光軸32に対してライトバルブLが斜めに配置
されている。第1レンズ群G1 の光軸31と第2レンズ
群G2 の光軸32とは同一平面(ここでは、基準平面と
呼ぶ)の上にあり、ライトバルブLとスクリーンSとは
基準平面に垂直である。第1レンズ群G1 、第2レンズ
群G2 はいずれも薄肉レンズで無収差の理想レンズと仮
定し、スクリーンSとライトバルブLは平面と考える。
【0023】(図2(a))、(図2(b))に示すよ
うに、スクリーンS上とライトバルブL上とに各辺が基
準平面33と垂直または平行で相似の長方形画像34,
35が表示され、それぞれ長方形画像34,35から光
線が出ると考える。第1レンズ群G1 によりスクリーン
Sに対応する実像S' が形成され、第2レンズ群G2
よりライトバルブLに対応する虚像L' が形成されると
する。
【0024】シャインプルーフの法則によれば物体平面
と像平面とレンズ平面とが1つの直線上で交わることが
知られている。従って、第1レンズ群G1 によるスクリ
ーンSの像S' は、像面が基準平面33と垂直で光軸3
1に対して傾き、(図2(c))に示すように、第1レ
ンズ群G1 から遠い側の辺36が長い台形37となる。
また、第2レンズ群G2 によるライトバルブLの像L'
は、像面が基準平面33と垂直で光軸32に対して傾
き、(図2(d))に示すように、第2レンズ群G2
ら遠い側の辺38が長い台形39となる。
【0025】スクリーンSの傾斜角をθ、像S' の傾斜
角をξ、第1レンズ群G1 の光軸31上の物点40に対
する倍率をm1 とすると、次式が成り立つ。
【0026】
【数2】
【0027】像S' の台形37の平行でない2辺41,
42を延長して得られる交点P1 を消失点と呼ぶことに
する。消失点P1 は、基準平面上にあり、第1レンズ群
1の焦点F1'を通り光軸31に垂直な直線上に存在
し、消失点P1 から第1レンズ群G1 の光軸31に下し
た垂線の長さp1 は次のようになる。
【0028】
【数3】
【0029】第2レンズ群G2 の光軸32と第1レンズ
群G1 の光軸31とのなす角をγとする。第1レンズ群
1 の光軸31を基準にして、ライトバルブLの傾斜角
をα、像L' の傾斜角をβとし、第2レンズ群G2 の光
軸32とライトバルブLとの交点43を物点に対する倍
率をm2 とする。第2レンズ群G2 の光軸32を基準に
すると、ライトバルブLの傾斜角はα+γ、像L' の傾
斜角はβ+γとなるから、次式が成り立つ。
【0030】
【数4】
【0031】像L' の台形39の平行でない2辺44,
45を延長して得られる消失点P2は、基準平面上にあ
り、第2レンズ群G2 の焦点F2 を通り光軸32に垂直
な直線上に存在する。第2レンズ群G2 の中心H2 が第
1レンズ群G1 の光軸31上にあるとすると、像L' の
消失点P2 から、第1レンズ群G1 の光軸31に下した
垂線の長さp2 は次のようになる。
【0032】
【数5】
【0033】ライトバルブL上に長方形画像を表示した
場合にスクリーンS上にフォーカス状態の良好な長方形
画像が投写されるためには、像S' と像L' が同一平面
上にあり、像S' と像L' の形状が全く同一であること
が必要である。後者の条件は、像S' の消失点P1 と像
L' の消失点P2 とが一致することと等価である。フォ
ーカス調整のために第1レンズ群G1 を光軸31に沿っ
て移動可能とすれば、像S' と像L' とが平行であり、
2つの消失点P1 、P2 から第1レンズ群G1の光軸3
1に下した2本の垂線の長さが等しければよい。つま
り、次の2つの条件が成り立てばよい。
【0034】
【数6】
【0035】
【数7】
【0036】(数3)、(数5)を(数7)に代入する
と、次のようになる。
【0037】
【数8】
【0038】(数2)、(数4)、(数6)より、次式
が得られる。
【0039】
【数9】
【0040】(数8)、(数9)はγ、αを未知数とす
る2元連立方程式と考えることができ、f1 、f2 、m
1 、m2 、θの組み合わせにもよるが、θ、m1 を与え
た場合のγ、αを求めることができる。
【0041】次に、γ、αが実現可能である条件につい
て考える。ライトバルブLが第2レンズ群G2 に近接し
ているから、m2 は1よりわずかに大きい程度である。
従って、スクリーンS上の画像に対するライトバルブL
上の画像の倍率はほぼm1 となり、m1 が十分小さい場
合、(数2)からξ≪γと考えてよい。m2 >1ならば
(数4)よりα<βであり、(数6)を利用すると、α
≪γとなる。α≪γと考えてよい場合、(数8)は次の
ように近似できる。
【0042】
【数10】
【0043】(数10)から、スクリーンSの傾斜角θ
に合わせて第2レンズ群G2 の傾斜角γを調整すれば、
フォーカス状態は保証されないが、台形歪みは補正され
ることが分かる。
【0044】同様にして、α≪γ、β≪γと考えてよい
場合、(数9)は次のように近似できる。
【0045】
【数11】
【0046】θとγの関係にある程度の誤差を許すと、
(数10)と(数11)から、次の近似式が得られる。
【0047】
【数12】
【0048】(数12)の条件がほぼ満足されるなら
ば、(図1)に示したモデルでライトバルブL上に長方
形画像を表示した場合、スクリーンS上にフォーカス状
態の良好な長方形画像を投写できる。一般にレンズは焦
点深度の範囲内であればフォーカス状態が良好と考えて
よいから、像S' と像L' の2つの像面が厳密に平行と
なる必要はない。
【0049】
【実施例】以下に、添付図面を用いて本発明の投写型表
示装置の実施例について説明する。
【0050】本発明の投写型表示装置の第1の実施例の
構成を(図3)に示す。51は光源、57は液晶パネ
ル、58は投写レンズ、59はスクリーン、60は第1
レンズ群、61は第2レンズ群である。
【0051】光源51は、ランプ52、凹面鏡53、赤
外吸収フィルタ54で構成されている。ランプ52はハ
ロゲンランプである。凹面鏡53はガラス製で、反射面
55の形状は放物面であり、反射面55に赤外光を透過
させ可視光を反射する多層膜を蒸着したものである。ラ
ンプ52の放射光は、凹面鏡53で反射して赤外光が除
去された平行に近い光に変換され、赤外吸収フィルタ5
4を透過して赤外光を除去されて可視光が出射する。
【0052】光源51の放射光は、フィールドレンズ5
6を透過し、液晶パネル57を透過し、投写レンズ58
に入射する。液晶パネル57は、(図8)に示したもの
と同様にツイストネマティック液晶を用いた液晶パネル
であり、内部に構成された長方形状のマトリックス電極
により映像信号に応じて透過率の変化として光学像が形
成される。液晶パネル57は各画素にカラーフィルタを
有し、カラーの光学像を形成する。液晶パネル57上の
光学像は投写レンズ58により離れた位置にあるスクリ
ーン59上に拡大投写される。フィールドレンズ56は
液晶パネル57の周辺部を透過する光が投写レンズ58
に入射するように屈折させるもので、投写画像の周辺部
を明るくするために用いる。
【0053】投写レンズ58は、第1レンズ群60と第
2レンズ群61とで構成され、いずれも正パワーを有す
る。第2レンズ群61は1枚の平凸レンズで構成され、
外形が長方形状であり、平面62を第1レンズ群60側
に向けている。第2レンズ群61は第1レンズ群の焦点
1'の近傍に配置され、液晶パネル57は第2レンズ群
61に近接して配置される。また第2レンズ群61の焦
点距離f2 は、第1レンズ群60の液晶パネル57側の
瞳中心からスクリーン側焦点F1'までの距離とほぼ同じ
になるようにしている。
【0054】第2レンズ群61はレンズ保持枠63に装
着され、レンズ保持枠63は回転軸64を中心として回
転可能である。回転軸64は第2レンズ群61の光軸6
5と垂直に交わり、その交点66は、(図4)に示すよ
うに、第2レンズ群61の2つの頂点67,68の間に
ある。また、交点66は第1レンズ群60の光軸69上
にあり、回転軸64は液晶パネル57の画面水平方向と
平行である。こうして、第1レンズ群60の光軸69と
第2レンズ群61の光軸65とが常に同一平面上にある
ように、第2レンズ群61を回転することができる。第
1レンズ群60はその光軸69に沿って移動させること
ができ、これにより投写画像のフォーカス調整を行うこ
とができる。
【0055】液晶パネル57は回転軸70を中心として
回転可能である。回転軸70は、液晶パネル57の画面
中心を通り液晶パネル57に沿って画面水平方向に向い
ている。回転軸70は、第1レンズ群60の光軸69と
画面中心で直交し、第2レンズ群61の回転軸64と平
行である。こうして、液晶パネル57を画面中心が第1
レンズ群60の光軸69上にあるように回転することが
できる。
【0056】スクリーン59が第1レンズ群60の光軸
69に対して斜めに配置されている場合、次のように調
整するとよい。第2レンズ群61と液晶パネル57とを
回転させることにより、スクリーン59上にフォーカス
状態が均一で台形歪みのない画像が表示されるようにす
る。第2レンズ群61は、第1レンズ群60の光軸69
に垂直な状態からスクリーン59と平行に近づく方向に
回転することになる。次に、第1レンズ群60を光軸6
9に沿って移動させることにより投写画像のフォーカス
調整を行なう。こうして、スクリーン59が第1レンズ
群60の光軸69に対して斜めに配置された場合でも、
スクリーン59上にフォーカス状態が良好で台形歪みの
ない画像を表示することができる。もちろん、スクリー
ン59が第1レンズ群60の光軸69に対して垂直に配
置されている場合には、第2レンズ群61と液晶パネル
57とを第1レンズ群60の光軸69に対して垂直に配
置し、第1レンズ群60を光軸69に沿って移動するこ
とによりフォーカス調整を行えば、スクリーン59上に
はフォーカス状態が良好で台形歪みのない画像が投写さ
れる。
【0057】以上のようにして、スクリーン59に対し
て斜め上方あるいは斜め下方から投写することができ
る。また、(図3)に示した構成で、第2レンズ群61
の回転軸64と液晶パネル57の回転軸70とを画面垂
直方向に変更すれば、スクリーン59に対して斜め右方
あるいは斜め左方から投写することができる。
【0058】(図5)に示すように、(数12)に示さ
れているm11は第1レンズ群60の焦点F1'からスク
リーン59の像S' の光軸69と交わる点71までの距
離を表わし、(m2−1)f2は第2レンズ群61の主点
2'から液晶パネル57の画像形成面の像L' の光軸6
5と交わる点72までの距離を表わしている。従って、
(数12)の条件は第2レンズ群の主点H2'と第1レン
ズ群の焦点F1'を一致させる必要があることを意味して
いる。このことから、第2レンズ群61は第1レンズ群
の焦点F1'の近傍に配置する必要のあることが分かる。
また、第2レンズ群61の光軸65と第1レンズ群の光
軸69とが交わる点は第2レンズ群61の主点H2'とす
るのがよいことが分かる。
【0059】第2レンズ群61を第1レンズ群60の焦
点F1'の近傍に配置することは、第2レンズ群61が液
晶パネル57に近接することを意味する。そうすると、
第2レンズ群61を回転する場合に第2レンズ群61が
液晶パネル57に当たるという問題を生じる。そこで、
(図3)に示した構成では、第2レンズ群61を1枚と
することにより第2レンズ群61の全長が短くなるよう
にし、また第2レンズ群61を平凸レンズとし、凸面6
2を液晶パネル57側に向けることにより第2レンズ群
61の傾斜角の範囲が広くなるようにしている。
【0060】液晶パネルには、その光学的特性が光線の
入射角により変化するという性質がある。そのため、通
常の投写レンズを用いると投写画像の画質が場所により
変化する。この問題を避けるには、液晶パネル57の有
効表示領域全体で主光線が液晶層と垂直となるように、
つまり、投写レンズをテレセントリックにするとよい。
そこで、(図3)に示した投写レンズ60は、第2レン
ズ群61の焦点距離f 2 が第1レンズ群60の液晶パネ
ル57側の瞳中心からスクリーン側焦点F1'までの距離
とほぼ同一となるようにしている。こうすると、投写画
像の画質均一性を良好にすることができる。このよう
に、第2レンズ群61には、台形歪み補正という効果の
他に、焦点距離f2 を最適に選べば画質均一性の良好な
投写画像を実現できるという効果も得られる。
【0061】スクリーン59に対して斜めに投写できる
のであれば、斜め上方から投写する場合の投写角の最大
範囲と斜め下方から投写する場合の投写角の最大範囲を
等しくすることが当然望まれる。斜め右方から投写する
場合と斜め左方から投写する場合も同様である。これ
は、第2レンズ群61の回転軸64が第2レンズ群61
の光軸65および第1レンズ群60の光軸69と交わる
ようにし、また液晶パネル57の回転軸70が液晶パネ
ル57の画面中心を通り第1レンズ群60の光軸69と
交わるようにすれば、両側の投写角の範囲が等しくな
る。第2レンズ群61の回転軸64が第2レンズ群61
の主点H2'を通るのが最も望ましい。ただし、フォーカ
ス状態の均一性の確保を考えると、以上の条件より少し
ずれた条件の方がよい場合があるので、第2レンズ群6
1の回転軸64と第2レンズ群61の光軸65との交点
66は第2レンズ群61の最も離れた2つの頂点67,
68の間にあるようにするとよい。また、このようにす
ると、第2レンズ群61の回転軸64が第2レンズ群6
1の中央部に位置するので、第2レンズ群61を回転し
ても液晶パネル57からの出射光をすべて第2レンズ群
61に入射させることができ、そのため、投写画像の一
部が極端に暗くなるということはない。
【0062】第2レンズ群61は、液晶パネル57に近
接して配置されるので、軸上光線の光線高が低く、その
ため、球面収差の発生は少ない。一方、軸外主光線の光
線高が高いので、像面湾曲、歪曲収差を発生しやすい。
歪曲収差はベンディングにより容易に補正でき、第2レ
ンズ群61は凸面を液晶パネル57側に向けた平凸レン
ズまたは曲率の強い面を液晶パネル57側に向けた両凸
レンズにするとよい。像面湾曲は、第2レンズ群61が
1枚でも第1レンズ群60の像面湾曲を小さくすれば、
補正可能である。高解像度を要求される場合には、第2
レンズ群61を2枚以上の構成として像面湾曲補正を有
利にすることも考えられる。この場合も、第2レンズ群
61の回転軸64と第2レンズ群61の光軸65との交
点66は、第2レンズ群61の最も離れた2つの頂点の
間にあるようにするとよい。第2レンズ群61の全長が
長くなるので、第2レンズ群61の回転角は小さくなる
が、投写画像を高解像度とすることができる。
【0063】(図3)に示した構成の第2レンズ群61
の数値例を(表1)に示す。基準平面は画面垂直方向と
平行である。第1レンズ群60の焦点距離f1 と第2レ
ンズ群61の焦点距離f2 は同一とし、液晶パネル57
の傾斜角はα=0°、第2レンズ群61の傾斜角はγ=
15°としている。液晶パネル57の表示領域の対角長を
3インチ、投写画像の対角長を 100インチとすると、投
写レンズに必要な倍率は0.03となる。投写レンズの倍率
をm1/m2と近似し、(数12)を考慮すると、第1レ
ンズ群60の倍率はm1=0.031、第2レンズ群の倍率は
2=1.031となる。
【0064】
【表1】
【0065】第2レンズ群61の実際の傾斜角γはスク
リーン59の傾斜角θよりわずかに大きい。(表1)か
らξ−β= 0.016°であり、液晶パネル57の表示領域
の垂直幅の半分の長さは 22.86mmであるから、像S'
と像L'の第1レンズ群60の光軸69方向の最大ずれ
量は 6μmと非常に小さい。これから、投写画像のフォ
ーカス状態は良好となることが分かる。
【0066】第2レンズ群61の凸面の曲率半径は 104
mm、中心厚は10mm、屈折率は1.52である。外形は長
方形状で、横70mm、縦54mmである。第2レンズ群6
1の回転中心66は、凸面の頂点68から内部に 8mm
入った位置にある。液晶パネル57の出射側ガラス基板
の厚さは 1.1mmであり、出射側ガラス基板の上に出射
側偏光板が貼付されている。第2レンズ群61の傾斜角
がγ= 0°の場合、第2レンズ群61と液晶パネル57
の間の最接近距離は 5.1mmである。第2レンズ群61
の傾斜角をγ=15°とした場合、第2レンズ群61と液
晶パネル57の間の最接近距離は約 2mm確保される。
このように、第2レンズ群61の液晶パネル57側の面
を凸面としているために、第2レンズ群61の回転角範
囲を広くでき、その結果、スクリーン59の傾斜角θは
0°から15°の範囲で調整できる。
【0067】本発明の投写型表示装置の第2の実施例の
構成を(図6)に示す。これも、液晶パネルを用いた投
写型表示装置の例である。第2レンズ群と液晶パネルを
除けば、主要な構成要素は(図3)に示したものと同一
である。
【0068】投写レンズ58は第1レンズ群60と第2
レンズ群61とで構成されるが、第2レンズ群61の取
り付け方が(図3)に示したものとは異なる。第2レン
ズ群61は外形が円形であり、レンズ保持枠73に装着
される。レンズ保持枠73はリング74に取り付けら
れ、リング74はガイド75に取り付けられている。リ
ング74はガイド75の内側で回転可能であり、その回
転中心は第1レンズ群60の光軸69と一致している。
また、レンズ保持枠73は回転軸76を介してリング7
4に取り付けられている。回転軸76、第2レンズ群6
1の光軸65および第1レンズ群60の光軸69は互い
に1つの点77で直交している。このような構成にする
と回転の自由度が2つとなるので、第2レンズ群61の
光軸65は第1レンズ群60の光軸69に対して任意の
方向に向けることができる。
【0069】液晶パネル57は、第1レンズ群60の光
軸69と垂直となるように固定されている。スクリーン
上の投写画像の寸法が十分に大きい場合には、第1レン
ズ群60によるスクリーンの実像の傾斜角が非常に小さ
くなり、第1レンズ群60の光軸69とほぼ垂直となる
ので、液晶パネル57は第1レンズ群60の光軸69と
垂直になるように固定している。
【0070】(図6)に示した構成とすることにより、
水平斜め方向、垂直斜め方向を含む任意の斜め方向に投
写することができる。例えば右斜め下方から投写するこ
とが可能になる。
【0071】(図6)に示した構成では、液晶パネルの
直前にフィールドレンズを配置していないが、これは、
投写レンズ58がテレセントリックに近い場合、フィー
ルドレンズに必要なパワーが非常に小さくなり、フィー
ルドレンズを省いても投写画像の周辺部が十分明るいた
めである。
【0072】以下に、本発明の他の実施例について説明
する。(図3)、(図6)に示した構成で、第2レンズ
群61の傾斜角と液晶パネル57の傾斜角とを固定した
ものも有用である。投写距離、投写角が固定されるが、
スクリーンに対して斜めに投写することができる。
【0073】(図3)、(図6)に示した構成は、スラ
イドプロジェクタ、映画映写機に用いることができる。
この場合、フィルムの透過率の光線入射角依存性は非常
に小さいので、必ずしも投写レンズ58をテレセントリ
ックにする必要はない。
【0074】上述の実施例ではライトバルブとしてツイ
ストネマティック液晶を用いた液晶パネルの場合につい
て説明したが、他の方式の液晶パネルや電気光学結晶を
用いたものなど、複屈折性、旋光性、散乱性などの光学
的特性の変化として光学像を形成する透過型のものであ
ればライトバルブとして用いることができる。
【0075】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スクリー
ンに対して斜めに投写しても台形歪みおよびフォーカス
ずれのない長方形画像を表示できる投写レンズを提供す
ることができ、また、この投写レンズを用いることによ
り、スクリーンに対して斜めに投写しても台形歪みおよ
びファオーカスずれのない高画質の投写画像を表示でき
る投写型表示装置を提供することができ、非常に大きな
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投写レンズの作用を説明する説明図で
ある。
【図2】本発明の投写レンズの作用を説明する説明図で
ある。
【図3】本発明の投写型表示装置の第1の実施例におけ
る構成を示す一部破断斜視図である。
【図4】本発明の投写型表示装置の第1の実施例におけ
る第2レンズ群の構成を示す断面図である。
【図5】本発明の投写レンズの第1レンズ群と第2レン
ズ群の関係を説明する説明図である。
【図6】本発明の投写型表示装置の第2の実施例におけ
る構成を示す一部破断斜視図である。
【図7】従来の投写型表示装置の構成を示す概略構成図
である。
【図8】軸ずらし法を説明する説明図である。
【図9】アオリ法を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 S スクリーン L ライトバルブ S' スクリーンの像 L' ライトバルブの像 P1 ,P2 消失点 51 光源 57 液晶パネル 58 投写レンズ 59 スクリーン 60 第1レンズ群 61 第2レンズ群 64,70 回転軸

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーン側から順に、正パワーの第1
    レンズ群と、正パワーの第2レンズ群とを備え、前記第
    2レンズ群はそのスクリーン側主点から前記第1レンズ
    群の光軸に下した垂線が前記第1レンズ群の第2レンズ
    群側焦点の近傍を通り前記第2レンズ群の光軸が前記第
    1レンズ群の光軸と1点で交わるように前記第1レンズ
    群の光軸に対して傾けて配置された投写レンズ。
  2. 【請求項2】 第1レンズ群の光軸と第2レンズ群の光
    軸との交点は前記第2レンズ群の最も離れた2つの頂点
    の間にある請求項1記載の投写レンズ。
  3. 【請求項3】 第2レンズ群は1枚で構成される請求項
    1記載の投写レンズ。
  4. 【請求項4】 第2レンズ群は第1レンズ群から最も遠
    い面が凸面である請求項1記載の投写レンズ。
  5. 【請求項5】 第1レンズ群はその光軸に沿って移動可
    能である請求項1記載の投写レンズ。
  6. 【請求項6】 第2レンズ群の焦点距離は、第1レンズ
    群のスクリーンと反対側の瞳中心から前記第2レンズ群
    のスクリーン側の主点までの距離と略同一である請求項
    1から請求項5のいずれかに記載の投写レンズ。
  7. 【請求項7】 スクリーン側から順に、正パワーの第1
    レンズ群と、正パワーの第2レンズ群とを備え、前記第
    2レンズ群はそのスクリーン側主点から前記第1レンズ
    群の光軸に下した垂線が前記第1レンズ群の第2レンズ
    群側焦点の近傍を通り前記第2レンズ群の光軸が前記第
    1レンズ群の光軸と1点で交わるように前記第1レンズ
    群の光軸に対して傾けて配置され、前記第2レンズ群は
    前記第1レンズの光軸に対する傾斜角が可変である投写
    レンズ。
  8. 【請求項8】 第1レンズ群の光軸と第2レンズ群の光
    軸との交点は前記第2レンズ群の最も離れた2つの頂点
    の間にある請求項7記載の投写レンズ。
  9. 【請求項9】 第2レンズ群は1枚で構成される請求項
    7記載の投写レンズ。
  10. 【請求項10】 第2レンズ群は第1レンズ群から最も
    遠い面が凸面である請求項7記載の投写レンズ。
  11. 【請求項11】 第1レンズ群はその光軸に沿って移動
    可能である請求項7記載の投写レンズ。
  12. 【請求項12】 第2レンズ群は第1レンズ群の光軸に
    垂直な平面内にある所定の回転軸を中心として回転可能
    である請求項7記載の投写レンズ。
  13. 【請求項13】 回転軸は第1レンズ群の光軸と交わる
    請求項12記載の投写レンズ。
  14. 【請求項14】 回転軸は前記第2レンズ群の光軸と交
    わる請求項12記載の投写レンズ。
  15. 【請求項15】 回転軸は前記第2レンズ群の光軸と交
    わり、その交点は前記第2レンズ群の最も離れた2つの
    頂点の間にある請求項12記載の投写レンズ。
  16. 【請求項16】 第2レンズ群の焦点距離は、第1レン
    ズ群のスクリーンと反対側の瞳中心から前記第2レンズ
    群のスクリーン側の主点までの距離と略同一である請求
    項7から請求項15のいずれかに記載の投写レンズ。
  17. 【請求項17】 光源と、前記光源の出力光が入射する
    ライトバルブと、前記ライトバルブの出射光が入射し前
    記ライトバルブに形成された光学像をスクリーン上に投
    写する投写レンズとを備え、前記投写レンズとして請求
    項1から請求項6のいずれかに記載の投写レンズを用
    い、前記スクリーン上の投写画像の台形歪みが少なくな
    るように、第2レンズ群と前記ライトバルブとを第1レ
    ンズ群の光軸に対して傾けて配置した投写型表示装置。
  18. 【請求項18】 光源と、前記光源の出力光が入射する
    ライトバルブと、前記ライトバルブの出射光が入射し前
    記ライトバルブに形成された光学像をスクリーン上に投
    写する投写レンズとを備え、前記投写レンズとして請求
    項7から請求項16のいずれかに記載の投写レンズを用
    い、前記ライトバルブは第1レンズ群の光軸と第2レン
    ズ群の光軸とを含む平面と垂直なまま前記第1レンズ群
    の光軸に対する傾斜角を可変でき、前記第1レンズ群の
    光軸に対する前記第2レンズ群の傾斜角および前記ライ
    トバルブの傾斜角を調整することにより前記スクリーン
    上の投写画像の台形歪みが少なくなるようにした投写型
    表示装置。
  19. 【請求項19】 ライトバルブは前記ライトバルブの画
    像形成面に平行な回転軸を中心として回転可能である請
    求項18記載の投写型表示装置。
  20. 【請求項20】 ライトバルブの回転軸は前記ライトバ
    ルブの画面水平方向または画面垂直方向と平行である請
    求項18記載の投写型表示装置。
  21. 【請求項21】 ライトバルブの回転軸は、前記ライト
    バルブの画像形成面内にあり、前記ライトバルブの画面
    中心を通る請求項18記載の投写型表示装置。
  22. 【請求項22】 ライトバルブの回転軸は第1レンズ群
    の光軸と交わる請求項18記載の投写型表示装置。
  23. 【請求項23】 光源と、前記光源の出力光が入射する
    ライトバルブと、前記ライトバルブの出射光が入射し前
    記ライトバルブに形成された光学像をスクリーン上に投
    写する投写レンズとを備え、前記投写レンズとして請求
    項7から請求項16のいずれかに記載の投写レンズを用
    い、前記ライトバルブは第1レンズ群の光軸と垂直に配
    置され、第2レンズ群の光軸の方向は2つの自由度で可
    変であり、前記第1レンズ群の光軸に対する前記第2レ
    ンズ群の光軸方向を調整することにより前記スクリーン
    上の投写画像の台形歪みが少なくなるようにした投写型
    表示装置。
  24. 【請求項24】 光源と、前記光源の出力光が入射する
    ライトバルブと、前記ライトバルブの出射光が入射し前
    記ライトバルブに形成された光学像をスクリーン上に投
    写する投写レンズとを備え、前記ライトバルブは映像信
    号に応じて複屈折性または旋光性または散乱性が変化す
    るものであり、前記投写レンズとして請求項6記載の投
    写レンズを用い、前記スクリーン上の投写画像の台形歪
    みが少なくなるように、第2レンズ群と前記ライトバル
    ブとを第1レンズ群の光軸に対して傾けて配置した投写
    型表示装置。
  25. 【請求項25】 光源と、前記光源の出力光が入射する
    ライトバルブと、前記ライトバルブの出射光が入射し前
    記ライトバルブに形成された光学像をスクリーン上に投
    写する投写レンズとを備え、前記ライトバルブは映像信
    号に応じて複屈折性または旋光性または散乱性が変化す
    るものであり、前記投写レンズとして請求項16記載の
    投写レンズを用い、前記ライトバルブは第1レンズ群の
    光軸と第2レンズ群の光軸とを含む平面と垂直なまま前
    記第1レンズ群の光軸に対する傾斜角を可変でき、前記
    第1レンズ群の光軸に対する前記第2レンズ群の傾斜角
    および前記ライトバルブの傾斜角を調整することにより
    前記スクリーン上の投写画像の台形歪みが少なくなるよ
    うにした投写型表示装置。
  26. 【請求項26】 ライトバルブは前記ライトバルブの画
    像形成面に平行な回転軸を中心として回転可能である請
    求項25記載の投写型表示装置。
  27. 【請求項27】 ライトバルブの回転軸は前記ライトバ
    ルブの画面水平方向または画面垂直方向と平行である請
    求項25記載の投写型表示装置。
  28. 【請求項28】 ライトバルブの回転軸は、前記ライト
    バルブの画像形成面内にあり、前記ライトバルブの画面
    中心を通る請求項25記載の投写型表示装置。
  29. 【請求項29】 ライトバルブの回転軸は第1レンズ群
    の光軸と交わる請求項25記載の投写型表示装置。
  30. 【請求項30】 光源と、前記光源の出力光が入射する
    ライトバルブと、前記ライトバルブの出射光が入射し前
    記ライトバルブに形成された光学像をスクリーン上に投
    写する投写レンズとを備え、前記ライトバルブは映像信
    号に応じて複屈折性または旋光性または散乱性が変化す
    るものであり、前記投写レンズとして請求項16記載の
    投写レンズを用い、前記ライトバルブは第1レンズ群の
    光軸と垂直に配置され、第2レンズ群の光軸の方向は2
    つの自由度で可変であり、前記第1レンズ群の光軸に対
    する前記第2レンズ群の光軸方向を調整することにより
    前記スクリーン上の投写画像の台形歪みが少なくなるよ
    うにした投写型表示装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0996775A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Chukyo Koden Kofun Yugenkoshi 台形ひずみの補正機能を備える画像投影装置
US5947576A (en) * 1996-10-03 1999-09-07 Minolta Co., Ltd. Oblique projection optical apparatus
KR100630936B1 (ko) * 1999-08-10 2006-10-02 삼성전자주식회사 광투사형 디스플레이어의 영상왜곡 보정장치
JP2006293017A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Nec Viewtechnology Ltd 投写型表示装置
WO2007114064A1 (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha プロジェクタ
JP2008236503A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Seiko Epson Corp プロジェクタ、プログラムおよび情報記憶媒体

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