JPH05239081A - ハロゲン化メタロセン化合物の製造方法 - Google Patents

ハロゲン化メタロセン化合物の製造方法

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JPH05239081A
JPH05239081A JP4267492A JP4267492A JPH05239081A JP H05239081 A JPH05239081 A JP H05239081A JP 4267492 A JP4267492 A JP 4267492A JP 4267492 A JP4267492 A JP 4267492A JP H05239081 A JPH05239081 A JP H05239081A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単、安全な工程及び装置で高品質のハロゲン
化メタロセン化合物を得る。 【構成】エチレングリコールジメチルエーテル類及びア
ミン類を含む溶媒中で、ハロゲン化金属化合物とシクロ
ペンタジエニル化合物とを、モル比1:1.0〜1:
8.0の範囲内で、0〜160℃の温度で反応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重合触媒、水添触媒、
有機合成触媒及び電子材料等に使用されるハロゲン化メ
タロセン化合物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化メタロセン化合物は、重合反
応、水添反応、及びその他の有機合成反応の触媒として
有用な物質である。また、一方では、例えば細胞増殖抑
制剤のような医薬品、及び半導体用薄膜剤のような電子
材料として使用される。
【0003】このハロゲン化メタロセン化合物の合成法
として、従来より、例えばハロゲン化金属化合物とシク
ロペンタジエンのアルカリ金属塩、またはシクロペンタ
ジエンのグリニャール試薬とを反応させる方法が知られ
ている。(J.Am.Chem.Soc,Vol.76,p4881,1954:ジャーナ
ルオブアメリカンケミカルソサエティー、76巻、48
81頁、1954年)、(特公昭63−60028号公
報)
【0004】しかしながら、これらの方法により、シク
ロペンタジエンのアルカリ金属塩またはグリニャール試
薬を使用すると、その製造工程が多段階になり、収率が
悪い。さらに、アルカリ金属塩またはグリニャール試薬
を製造するためには、Na、Li、K、Mg等の反応性
の高い金属、あるいは水素化物を使用しなければならな
い。これらの物質は危険性が高く、禁水物質であるため
取扱いがたいへんである。また引火及び爆発しやすい溶
剤を使用するために反応系の温度を0℃以下に保持して
反応を行わなければならない。このように、従来の方法
を用いると、使用する物質の取扱いが難しく、危険性が
高く、反応条件が厳しく、かつ収率が悪い。
【0005】また、室温でベンゼン溶媒中において、ト
リエチルアミンまたはジエチルアミンを共存させ、ハロ
ゲン化金属とシクロペンタジエンの相互作用によるハロ
ゲン化メタロセン化合物の合成法(J.Am.Chem.Soc,Vol.
76,p4881,1954:)や、ベンゼンの代わりにジオキサンを
溶媒として用いる合成方法(ソ連特許825534)も
開示されている。これらの方法でも、得られるハロゲン
化メタロセン化合物の品質及び収率が悪いという欠点が
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したようにハロゲ
ン化メタロセン化合物の製造方法において、従来、その
ほとんどが多工程な反応を必要とし、しかも危険な物質
を取り扱って反応させる方法であり、得られる物質の品
質は十分満足できるものではなく、収率も悪かった。
【0007】本発明は、このような事情を鑑みてなされ
たものであり、安全で経済的に、かつ高収率で、しかも
高品質のハロゲン化メタロセン化合物を得ることができ
る製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らはハロゲン化
メタロセン化合物の製造方法について鋭意研究を重ねた
結果、極性溶媒であるエチレングリコールジメチルエー
テル類と、アミン類とを含む混合溶媒を用いて、ハロゲ
ン化金属化合物とシクロペンタジエニル化合物とを特定
の温度で、しかも特定のモル比で反応させることによ
り、ハロゲン化メタロセン化合物を安全に得られ、しか
も収率、品質が飛躍的に向上することを見いだし、本発
明をなすに至った。
【0009】本発明のハロゲン化メタロセン化合物の製
造方法は、一般式(Cp)m −M−Xn (但し、Cpは
シクロペンタジエニル化合物、Mは金属原子、Xはハロ
ゲン原子を表し、mは1≦m≦4、nは0≦n≦3の範
囲である。)で表されるハロゲン化メタロセン化合物触
媒の製造方法において、ハロゲン化金属化合物とシクロ
ペンタジエニル化合物とを、モル比1:1.0〜1:
8.0の範囲内で、エチレングリコールジメチルエーテ
ル類及びアミン類を含む溶媒中において、0〜160℃
の温度で反応させる工程を具備することを特徴とする。
本発明の方法で、例えばジハロゲン化メタロセンを製造
する場合の反応式は次のように示すことができる。 2Cp+MX4 +2Rn NH3-n → Cp2 MX2 +2Rn NH3-n ・HX
【0010】(式中Cpはシクロペンタジエニル化合
物、Mは金属原子、Xはハロゲン原子、Rはアルキル基
またはアリール基を表す。)この反応は、乾燥した不活
性ガス雰囲気下、脱水処理した混合溶媒中で攪拌しなが
ら行うことが好ましい。不活性ガスとはHe、Ne、A
r、N2 等反応に関与しないガスをいう。脱水処理する
のは反応系に水が混入すると反応を阻害する傾向がある
からである。
【0011】本発明に用いるシクロペンタジエニル化合
物には、シクロペンタジエン、メチルシクロペンタジエ
ン、ジメチルシクロペンタジエン、トリメチルシクロペ
ンタジエン、テトラメチルシクロペンタジエン、ペンタ
メチルシクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン等を
挙げることができ、好ましくはシクロペンタジエン、メ
チルシクロペンタジエン、ペンタメチルシクロペンタジ
エンを用いる。
【0012】ハロゲン化メタロセン化合物の金属原子M
がチタン、ジルコニウム、バナジウム、ハフニウム、及
び希土類元素の内のいずれかであり、またハロゲン原子
Xがフッ素、塩素、臭素の内のいずれかであることが好
ましい。使用されるハロゲン化金属としては、例えば四
塩化チタン、四臭化チタン、四フッ化チタン、四塩化ジ
ルコニウム、四臭化ジルコニウム、四フッ化ジルコニウ
ム、四塩化バナジウム、四臭化バナジウム、四フッ化バ
ナジウム、四塩化ハフニウム、四臭化ハフニウム、四フ
ッ化ハフニウム等を挙げることができる。
【0013】さらに混合溶媒中、ハロゲン化金属とシク
ロペンタジエニル化合物のモル比は1:1.0〜1:
8.0の範囲が好ましい。そのモル比が、前記範囲をは
ずれると収率及び品質が低下する傾向がある。
【0014】エチレングリコールジメチルエーテル類に
はエチレングリコールジメチルエーテル(1・2−ジメ
トキシエタン)、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、トリエチレングリコールジメチルエーテルを好まし
く用いる。
【0015】アミン類にはジエチルアミン、トリエチル
アミン、アリルアミン、イミノビスプロピルアミン、ジ
イソブチルアミン、テトラメチルエチレンジアミン、t
−ブチルアミン、sec−ブチルアミン、プロピルアミ
ン、イソプロピルアミン、メチルプロピルアミン等、1
〜3級のアミン類が使用できる。好ましくはジエチルア
ミン、トリエチルアミン、ジイソブチルアミンを使用す
ると収率が向上する。また、本発明の方法では、ハロゲ
ン化金属とアミン類のモル比は、1:1〜1:8の範囲
に調整する。このようにするとハロゲン化金属とアミン
類との反応が促進される。
【0016】エチレングリコール類とアミン類の混合溶
媒において、エチレングリコール類の割合は0.5〜9
9.5%の範囲、さらに好ましくは60〜90%の範囲
に調整する。その量が0.5%より少ないと反応が進行
しにくい傾向があり、また99.5%より多いと収率が
低くなる傾向にある。さらに、この混合溶媒には、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の非極性溶媒を混合しても
良い。
【0017】反応は0〜160℃の範囲で行なう。0℃
未満では反応が遅く、160℃を越えると副反応、及び
シクロペンタジエニル化合物の重合が起こる。より好ま
しい反応温度は20〜100℃の範囲内である。
【0018】
【作用】本発明の製造方法において、反応溶媒としてエ
チレングリコールジメチルエーテル類とアミン類を含む
溶媒を利用することにより、常温でも安全に反応を行う
ことができる。さらに、本発明の方法によれば、ハロゲ
ン化金属とシクロペンタジエニル化合物とを直接反応さ
せてハロゲン化メタロセンを合成することがてきる。し
かも混合溶媒中におけるハロゲン化金属とシクロペンタ
ジエニル化合物のモル比を特定することにより、収率良
く高純度な製品を得ることができる。
【0019】
【実施例】
(実施例1)
【0020】還流冷却器を備えた1リットルの四つ口フ
ラスコに、ジエチレングリコールジメチルエーテル40
0mlと、四塩化チタン35ml(0.3mol)とを加え、
均一になるように攪拌した。得られた溶液に、さらにジ
エチルアミン100ml(1.0mol)と、シクロペンタジ
エン78.3ml(0.9mol)とを加えた後、窒素雰囲気
中、約80℃で、10〜15時間反応を行い、暗赤〜赤
褐色のスラリー溶液を得た。なお、加えた材料は全て予
め脱水剤等で十分脱水したものを用いた。
【0021】次に後処理として、得られた沈澱物をヘキ
サン、及び希塩酸で洗浄した。その後、得られたスラリ
ー溶液にジエチレングリコールジメチルエーテル1リッ
トルを加えて、100℃で十分溶解した。この溶液を用
いて再結晶を行なった。得られた結晶を濾過して分離
し、暗赤褐色の二塩化チタノセンを得た。得られた結晶
の収率は95%であった。
【0022】得られた二塩化チタノセンの純度を液体ク
ロマトグラフィー法により測定したところ、98%であ
った。また、融点は288℃であり、元素分析値は、理
論値と比較して次のとおりであった(カッコ内が理論
値)。 C:48.1(48.2) H:4.2(4.1) Ti:19.1(19.2) Cl:28.6(28.5) (実施例2)
【0023】ジエチレングリコールジメチルエーテルの
代わりに、エチレングリコールジメチルエーテル400
mlを用いる他は、実施例1と同様にして二塩化チタノ
センを得た。得られた結晶の収率は92%であった。得
られた二塩化チタノセンは純度98%、融点288℃で
あった。元素分析値は、以下の通りであった。 C:48.3 H:4.0 Ti:19.3 Cl:28.7 (実施例3)
【0024】シクロペンタジエンの代わりに、メチルシ
クロペンタジエンを用いる他は、実施例1と同様に合
成、後処理をして、黄色がかった褐色の二塩化ビス(メ
チルシクロペンタジエニル)チタニウムを得た。得られ
た結晶の収率は93%であった。得られた二塩化ビス
(メチルシクロペンタジエニル)チタニウムは純度98
%であった。元素分析値は以下の通りであった。 C:52.2(52.0) H:4.9(5.1) Ti:17.3(17.3) Cl:25.4(25.6) (実施例4)
【0025】シクロペンタジエンの代わりにペンタメチ
ルシクロペンタジエンを用いる他は、実施例1と同様に
合成、後処理をして、暗紫色の二塩化ビス(ペンタメチ
ルシクロペンタジエニル)チタニウムを得た。得られた
結晶の収率は95%であった。得られた二塩化ビス(ペ
ンタメチルシクロペンタジエニル)チタニウムは純度9
8%であった。元素分析値は以下の通りである。 C:61.4(61.7) H:7.8(7.7) Ti:12.5(12.3) Cl:18.0(18.2) (実施例5)
【0026】シクロペンタジエンの量を39.2ml
(0.45mol )、ジエチルアミンの量を50ml(0.5mo
l)とする他は、実施例1と同様に合成、後処理をし
て、黄色の三塩化シクロペンタジエニルチタニウムを得
た。得られた結晶の収率は86%で得た。得られた三塩
化シクロペンタジエニルチタニウムは純度98%であっ
た。元素分析値は、以下の通りであった。 C:27.5(27.4) H:2.1(2.3) Ti:22.0(21.8) Cl:48.3(48.5) (実施例6)
【0027】四塩化チタンの代わりに四塩化ジルコニウ
ムを用いる他は、実施例1と同様に合成、後処理をし
て、白色の二塩化ジルコノセンを得た。得られた結晶の
収率は86%であった。得られた二塩化ジルコノセンは
純度98%であった。元素分析値は、以下の通りであっ
た。 C:41.4(41.1) H:3.6(3.4) Zr:31.0(31.2) Cl:24.1(24.3) (実施例7)
【0028】四塩化チタンの代わりに四塩化バナジウム
を用いる他は、実施例1と同様に合成、後処理をして、
深緑色の二塩化バナドセンを得た。得られた結晶の収率
は82%であった。得られた二塩化バナドセンは純度9
8%であった。元素分析値は、以下の通りであった。 C:47.9(47.6) H:4.1(4.0) V:20.0(20.2) Cl:27.9(28.1) (実施例8)四塩化チタンの代わりに四塩化ハフニウム
を用いる他は、実施例1と同様に合成、後処理をして、
白色の二塩化ハフノセンを収率85%で得た。得られた
二塩化ハフノセンは純度98%であった。元素分析値は
以下の通りであった。 C:31.5(31.6) H:2.5(2.6) Hf:47.2(47.2) Cl:18.9(18.7) (実施例9)
【0029】シクロペンタジエンの代わりにジシクロペ
ンタジエンを用い、反応温度130〜160℃に保持す
る他は、実施例1と同様に合成、後処理をして二塩化チ
タノセンを収率75%で得た。得られた二塩化チタノセ
ンは純度95%、融点286℃であった。元素分析値は
以下の通りである。 C:48.6(48.2) H:4.5(4.1) Ti:19.0(19.2) Cl:28.1(28.5) (比較例1)
【0030】ジエチレングリコールジメチルエーテルの
代わりに、1,4ジオキサン400mlを用いる他は、
実施例1と同様にして合成、後処理して二塩化チタノセ
ンを得た。得られた結晶の収率は45%であった。この
二塩化チタノセンの純度は92%であり、実施例1及び
2で得られた二塩化チタノセンの融点が288℃、実施
例3で得られた二塩化チタノセンの融点が286℃であ
ったのに対し、ここで得られた二塩化チタノセンの融点
は283〜287℃であった。 (比較例2)
【0031】ジエチレングリコールジメチルエーテルの
代わりに、ベンゼン400mlを用いる他は、実施例1
と同様にして合成、後処理して二塩化チタノセンを得
た。得られた結晶の収率は3%でしかなかった。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明の方法による
と、多段階反応を必要とすることなく、ハロゲン化金属
化合物とシクロペンタジエニル化合物とを直接反応する
ことによって、高品質のハロゲン化メタロセン化合物を
高収率で合成することができる。しかも特に大きな冷却
装置を必要とせず、簡単に安全に得ることができるので
工業的にも非常に有用である。
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らはハロゲン化
メタロセン化合物の製造方法について鋭意研究を重ねた
結果、極性溶媒であるエチレングリコールジメチルエー
テル類と、アミン類とを含む混合溶媒を用いて、ハロゲ
ン化金属化合物とシクロペンタジエニル化合物とを、特
定の温度で反応させることにより、ハロゲン化メタロセ
ン化合物を安全に得られ、しかも収率、品質が飛躍的に
向上することを見いだし、本発明をなすに至った。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】さらに混合溶媒中、ハロゲン化金属とシク
ロペンタジエニル化合物のモル比は1:1.0〜1:
8.0の範囲が好ましい。シクロペンタジエニル化合物
のモル比は、ハロゲン化金属に対し8.0より多くても
構わないが、経済的に高収率でハロゲン化メタロセン化
合物を得るためには前期範囲がこのましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【作用】本発明の製造方法において、反応溶媒としてエ
チレングリコールジメチルエーテル類とアミン類を含む
溶媒を利用することにより、常温でも安全に反応を行う
ことができる。さらに、本発明の方法によれば、ハロゲ
ン化金属とシクロペンタジエニル化合物とを直接反応さ
せてハロゲン化メタロセンを合成することがてきる。さ
らに混合溶媒中におけるハロゲン化金属とシクロペンタ
ジエニル化合物のモル比を好ましい範囲にするより、収
率良く高純度な製品を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(Cp)m −M−Xn (但し、C
    pはシクロペンタジエニル化合物、Mは金属原子、Xは
    ハロゲン原子を表し、mは1≦m≦4、nは0≦n≦3
    の範囲である。)で表されるハロゲン化メタロセン化合
    物の製造方法において、エチレングリコールジメチルエ
    ーテル類及びアミン類を含む溶媒中で、ハロゲン化金属
    化合物とシクロペンタジエニル化合物とを、モル比1:
    1.0〜1:8.0の範囲内で、0〜160℃の温度で
    反応させる工程を具備することを特徴とするハロゲン化
    メタロセン化合物の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999007717A1 (en) * 1997-08-12 1999-02-18 Albemarle Corporation Production of bridged hafnocenes
WO1999012943A1 (de) * 1997-09-11 1999-03-18 Targor Gmbh Verfahren zur herstellung von metallocenen

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WO1999007717A1 (en) * 1997-08-12 1999-02-18 Albemarle Corporation Production of bridged hafnocenes
WO1999012943A1 (de) * 1997-09-11 1999-03-18 Targor Gmbh Verfahren zur herstellung von metallocenen

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