JPH0523857U - ホタテ貝の耳吊り機 - Google Patents
ホタテ貝の耳吊り機Info
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- JPH0523857U JPH0523857U JP064818U JP6481891U JPH0523857U JP H0523857 U JPH0523857 U JP H0523857U JP 064818 U JP064818 U JP 064818U JP 6481891 U JP6481891 U JP 6481891U JP H0523857 U JPH0523857 U JP H0523857U
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ホタテ貝の耳に糸を通し、その糸を養殖ロー
プに抜け止め固定する際に、糸通しを円滑かつ確実なも
のとすることを目的とする。 【構成】 所定の作業位置にてホタテ貝の耳に糸を通
し、その糸を養殖ロープに抜け止め固定するようにした
ホタテ貝の耳吊り機において、前記挿通された糸をその
長さ方向に対して傾斜して切断する切断機構が設けられ
てなることを特徴とする。
プに抜け止め固定する際に、糸通しを円滑かつ確実なも
のとすることを目的とする。 【構成】 所定の作業位置にてホタテ貝の耳に糸を通
し、その糸を養殖ロープに抜け止め固定するようにした
ホタテ貝の耳吊り機において、前記挿通された糸をその
長さ方向に対して傾斜して切断する切断機構が設けられ
てなることを特徴とする。
Description
【0001】
本考案はホタテ貝の耳吊り機に係わり、特に、ホタテ貝の稚貝を養殖ロープに 抜け止め固定する際に好適に用いられるホタテ貝の耳吊り機に関するものである 。
【0002】
従来、この種のホタテ貝の耳吊り機の一構造例が、例えば、特開昭63−12 3326号公報において既に提案されている。
【0003】 この技術は、ホタテの稚貝を縦置き姿勢、すなわち、稚貝の耳の部分を下側に した姿勢にして位置決めするとともに、この耳の側部に養殖ロープを配置し、水 平に配設された穿孔機構により、前記耳と養殖ロープとに連続した貫通孔を穿設 し、しかるのちに、これらの貫通孔内に糸を挿通して、この糸を前記養殖ロープ に抜け止めするようにしたもので、前記稚貝の位置決めは人手によって行われる 。
【0004】 そして、前記糸をホタテ貝の耳に穿設された孔に挿通する場合、その挿通作業 をやり易くするために、例えば、糸を金属製のパイプに挿通しておき、このパイ プとともに前記孔に挿入したのちに、パイプのみを引き抜くことによって行って いる。
【0005】
ところで、前述の従来の技術においては次のような不具合を有している。すな わち、糸をホタテ貝に穿設された孔へ挿通する場合、パイプを前記孔へ挿通させ なければならないから、その分、前記孔の内径が大きくなり、糸との間の隙間が 大きくなって抜け易くなるといった問題点である。
【0006】 したがって従来においては、前述の不具合への対処が望まれており、本考案は このような従来において残されている課題を解決せんとするものである。
【0007】
本考案は、前述した課題を有効に解決し得るホタテ貝の耳吊り機を提供せんと するもので、請求項1記載のホタテ貝の耳吊り機は、所定の作業位置にてホタテ 貝の耳に糸を通し、その糸を養殖ロープに抜け止め固定するようにしたホタテ貝 の耳吊り機において、前記挿通された糸をその長さ方向に対して傾斜して切断す る切断機構が設けられてなることを特徴とする。
【0008】 また、請求項2記載のホタテ貝の耳吊り機は、請求項1において、糸をその長 さ方向に対して傾斜して切断するに際し、その傾斜面が前記糸の巻癖方向の内側 に向くよう切断してなることを特徴とする。
【0009】
本考案の請求項1記載のホタテ貝の耳吊り機によれば、切断機構により、ホタ テ貝の耳に挿通される糸を斜めに切断することにより、糸の挿入を容易にして、 パイプ等の補助部材を不要にするとともに、前記ホタテ貝に穿設される孔の径と 糸の径との差を減少させる。
【0010】 また、請求項2記載のホタテ貝の耳吊り機によれば、切断面を糸の巻癖方向の 内側へ向けることにより、糸が案内される孔の内壁との引っ掛かりを極力減少さ せて、糸の挿通を円滑にする。
【0011】
まず最初に、本実施例の全体装置について図1ないし図3に基づき説明すれば 、これらの図において、符号1は本実施例のホタテ貝の耳吊り機を示し、基台2 と、この基台2に略水平方向に沿って配設され、ホタテ貝Aを水平状態で搬送す るとともに、このホタテ貝Aの耳に対応して養殖ロープPが載置される搬送機構 3と、この搬送機構3の近傍に配設されるとともに上下方向に移動可能に配設さ れ、前記搬送機構3によって搬送されるホタテ貝Aの耳および養殖ロープPに貫 通孔を穿設する穿孔機構4と、この穿孔機構4によって穿孔されたホタテ貝Aお よび養殖ロープPに係止用糸Sを挿通する糸通し機構5と、この糸通し機構5に 並設されて、前記係止用糸Sを所定長さに切断する切断機構6と、この切断され た係止用糸Sの両端部を圧搾変形させることにより、前記ホタテ貝Aの係止用糸 Sからの離脱を阻止する糸潰し機構7と、これらの各機構3、4、5、6、7を 作動させる駆動機構8とによって概略構成されている。
【0012】 次いで、これらの各機構3〜7の詳細について個々に説明する。
【0013】 前記搬送機構3は、前記基台2に水平方向に所定間隔をおいて配設された回動 自在な一対のプーリー9・10と、前記ホタテ貝Aが水平状態で載置されるリン クプレート11を無端状に連結することによって構成され、前記プーリー9・1 0に巻回された搬送コンベアー12と、前記各リンクプレート11の外周側に、 このリンクプレート11上に載置されるホタテ貝Aをリンクプレート11との間 で挾持する押えレバー13と、この押えレバー13の前記リンクプレート11と の対向面側に取り付けられた弾性体からなるブラシ14とを備えている。
【0014】 さらに詳述すれば、前記各プーリー9・10には、図1および図4に示すよう に、係合ピン15が、前記リンクプレート11のピッチと同等のピッチで設けら れており、リンクプレート11が巻回された際に、図4に示すように、このリン クプレート11の長さ方向(搬送方向)の両端部内側に形成された切欠11aに 係合させられるようになっている。 前記各リンクプレート11は、その長さ方 向の端部において、連結ピン16を介して回動自在に連結されており、かつ、こ の連結ピン16を介して前記押えレバー13が回動自在に連結されている。
【0015】 また、前記リンクプレート11の外側面には、ホタテ貝Aが位置決め載置され る収容凹部11bが、図3に示すように幅方向に振り分けて形成され、さらに、 これらの収容凹部11bには、図4に示すように、側面視(プーリー9・10の 軸線方向から見て)搬送コンベアー12の内外面方向の高低差が付けられている 。
【0016】 かつ、これらの収容凹部11bは、リンクプレート11の幅方向の中間部で連 続させられているとともに、前記ホタテ貝Aの挿入・載置が搬送コンベアー12 の幅方向側部から行い得るようにそれぞれの側部が開口され、これらの収容凹部 11bに載置されるホタテ貝Aは、それぞれの耳の部分が前記両収容凹部11b の連続部分に位置するように挿入される。
【0017】 さらに、前記リンクプレート11の幅方向中間部には、図2および図3に示す ように、前記両収容凹部11の連続部分をとおり、かつ、搬送方向に沿うガイド 溝11cが形成されており、このガイド溝11cに前記養殖ロープPが挿通され ることにより、この養殖ロープPが前記収容凹部11bに載置されるホタテ貝A の耳の部分の間に挿通させられるようになっている。
【0018】 一方、リンクプレート11の、前述のように両ホタテ貝Aの耳の部分と養殖ロ ープPとが重畳させられる連続部分には、図3に示すように、上下方向に貫通孔 11dが形成されており、後述する係止用糸Sおよび穿孔機構4のドリル19が 挿通されるようになっている。
【0019】 また、前記押えレバー13および連結ピン16は、前記収容凹部11bと同様 に、リンクプレート11の幅方向に振り分けて配設されており、それぞれ各収容 凹部11bに載置されるホタテ貝Aを、その内側に設けられた前記ブラシ14の 弾性力を利用してリンクプレート11へ押し付けて、このリンクプレート11と の間で挾持するようになっている。
【0020】 そして、このように構成された搬送機構3は、図1に示すように、両プーリー 9・10に巻回された状態において、上部の直線部が搬送部3aとなされ、搬送 方向前方のプーリー9・10に巻き込まれる部分がホタテ貝Aの挾持を解除する 放出部3bとなされ、残余の部分が空送部3cとなされている。 前記搬送部3 aの内外周面は、前記基台2に略水平にかつ上下に所定間隔をおいて装着されて いる一対のガイドプレート17・18によって案内されている。
【0021】 したがって、前記搬送機構3は、駆動機構8によって間欠駆動させられるプー リー9・10の回転により、一方向にリンクプレート11のピッチで間欠移動さ せられるとともに、順次搬送部3aに送り込まれる押えレバー13が、上方のガ イドプレート18によってリンクプレート11側へ向けて回動させられるととも に、両者間に介装されているホタテ貝Aを挾持する位置に保持され、また、放出 部3bにおいては、押えレバー13がその自重によりリンクプレート11から離 れるように回動してホタテ貝Aが解放される。
【0022】 次に、前記穿孔機構4について説明すれば、この穿孔機構4は、図1ないし図 3に示すように、前記搬送機構3の搬送部3aの上方に配設されており、前記ホ タテ貝Aと養殖ロープPとに穿孔するドリル19と、このドリル19と前記搬送 機構3との間に配設されて、前記ホタテ貝Aの上面に当接させられるとともに、 前記ドリル19が挿通させられるドリルガイド20とによって構成されている。
【0023】 前記ドリル19は、図1および図2に示すように、前記基台2に上下方向に移 動自在に取り付けられた電動モーター21に装着されており、この電動モーター 21に装着された状態において、前記搬送機構3の各リンクプレート11に形成 されている貫通孔11dの移動軌跡の真上に位置させられ、かつ、間欠移動させ られるリンクプレート11が停止させられた時に、前記貫通孔11dと同軸とな るように位置させられている。
【0024】 前記電動モーター21と基台2との間には、電動モーター21およびドリル1 9の上下動をなす昇降機構22が設けられている。
【0025】 この昇降機構22は、図5および図6に示すように、前記電動モーター21が 取り付けられたモーターステー24と、このモーターステー24が摺動自在に係 合させられ、前記基台2に上下に沿って固着されたガイドレール25と、前記モ ーターステー24に一体に取り付けられたカムフォローア26と、このカムフォ ローア26に回転自在に取り付けられたカムローラー27と、このカムローラー 27が転動自在に摺接させられるカム28とによって構成されている。
【0026】 前記カムフォローア26は、前記基台2に前記ガイドレール25と平行に設け られているサブガイドレール29に摺動自在に係合させられて、その移動方向が 規制されている。
【0027】 また、前記カム28は、前記駆動機構8によって回転させられて、前記カムロ ーラー27を上下動させることにより、前記電動モーター21をモーターステー 24およびカムフォローア26とともに、上下方向に所定のストロークで往復移 動させるようになっている。
【0028】 そして、このストロークは、前記ドリル19が、その下方に位置させられた一 対のホタテ貝Aおよびその間に介装された養殖ロープPを完全に貫通する最下降 位置(図5参照)と、ドリル19の先端(最下端)が、これらのホタテ貝Aおよ び養殖ロープPから上方へ完全に離間する最上昇位置とを取り得る長さに設定さ れている。
【0029】 前記ドリルガイド20は、図5および図6に示すように、前記ドリル19の上 下動により、このドリル19が挿通されるガイド筒30と、このガイド筒30が 固着されるとともに、前記ガイドレール25に摺動自在に係合させられたドリル ガイドステー31とによって構成されており、前記ドリル19と同様にガイドレ ール25に沿って上下に移動自在となされている。
【0030】 そして、このドリルガイド20の移動ストロークは、その最下降位置において 、その下方に位置させられているホタテ貝Aの上面に当接し、最上昇位置におい て、ホタテ貝Aの上面との間に、後述する糸潰し機構7の一部が入り込める間隔 を形成する長さに設定されている。
【0031】 さらに、このドリルガイド20は、前記ドリル19との間に設けられた差動機 構32を介して連動可能に連結されている。
【0032】 この差動機構32は、図5および図6に示すように、前記モーターステー24 に突設されたブラケット33と、このブラケット33から下方へ向けて突設され 、前記ドリルガイドステー31の側部まで延設されたガイドロッド34と、前記 ドリルガイドステー31に突設され、前記ガイドロッド34が摺動自在に嵌合さ せられたブラケット35と、このブラケット35と前記モーターステー24に突 設されたブラケット33との間に介装された圧縮スプリング36と、前記ガイド ロッド34に固着され、前記ドリルガイドステー31に突設されたブラケット3 3の抜け止めをなすストップリング37とによって構成されている。
【0033】 そして、前記ガイドロッド34は、その一端部においてナット38により前記 ブラケット33へ固着され、また、他端部に同様のナット39により前記ストッ プリング37が固着されている。
【0034】 したがって、これらのドリル19とドリルガイド20とは、ドリルガイド20 がホタテ貝Aに当接するまでは一定間隔を保持した状態で一体的に移動させられ 、ドリルガイド20がホタテ貝Aに当接したのちにおいては、ドリル19のみが 圧縮スプリング36の弾発力に抗して下降し、上昇時においては、ドリル19が ホタテ貝Aから離間したのちに、ドリルガイド20がホタテ貝Aから離間するよ うな相対移動がなされるようになっている。
【0035】 次いで、前記糸通し機構5について、糸切断機構6とともに説明すれば、この 糸通し機構5および糸切断機構6は、図1に示すように、前記搬送コンベアー1 2の内側に、前記穿孔機構4と略同軸となるように、前記糸切断機構6を上方に して配設されている。
【0036】 まず、糸通し機構5について詳述すれば、この糸通し機構5は、前記駆動機構 8によって上下方向に往復移動させられる送りヘッド40と、この送りヘッド4 0に取り付けられて、前記糸Sが挿通されるガイドパイプ41とを備えており、 このガイドパイプ41は、前記送りヘッド40の内部において、略水平方向から 鉛直方向に湾曲形成されており、その水平部分は、図2および図3に示すように 、前記基台2にブラケット42を介して回転自在に装着され、前記糸Sが巻回さ れたドラム43の近傍まで延設されており、このドラム43から引き出された糸 Sを、基台2の外部へ導くとともに、図7に示すように、前記鉛直部分によって 前記切断機構6へ導くようになっている。
【0037】 そして、前記送りヘッド40が切断機構6へ向けて移動させられることにより 、前記ガイドパイプ41の鉛直部分が切断機構6の内部にその下方から挿入され 、その移動量に相当する長さの糸Sを切断機構6に対して送り込むようになって いる。
【0038】 そして、このような糸Sの送り込み操作は、前記ガイドパイプ41の湾曲部に おけるガイドパイプ41と糸Sとの摩擦抵抗によって行われる。
【0039】 一方、前記切断機構6は、前記糸通し機構5とは別個に、前記駆動機構8によ って上下に所定のストロークで往復移動させられるヘッドケーシング44と、こ のヘッドケーシング44の内部に、軸線が上下方向に沿うようにして配設され、 かつ、この軸線を中心に回転可能に支持されたカッター45と、このカッター4 5を所定角度の範囲内で往復回動させる揺動手段46とから構成されている。
【0040】 さらに詳述すれば、前記ヘッドケーシング44は、図7ないし図9に示すよう に、その上端部に蓋体47を有し、この蓋体47には、前記ドリル19と同軸と なるように、貫通孔47aが形成されているとともに、内面には、図7に示すよ うに、前記貫通孔47aに連続した漏斗状の内面を有する凹部47bが形成され ている。
【0041】 そして、前記凹部47bの頂点に対して前記貫通孔47aが、図7に示すよう に、半径方向に偏倚して形成されている。
【0042】 前記カッター45は、円柱状に形成されており、その回転軸線が前記凹部47 bの頂点を通るように前記ヘッドケーシング44内に装着されている。
【0043】 また、カッター45は、図7に示すように、その上端部が前記蓋体47の凹部 47bの内面に摺接させられる円錐状の外面を有する凸部45aが形成されてい るとともに、回転軸線から半径方向に偏倚した位置に、その回転によって前記蓋 体47に形成されている貫通孔47aへ連通させられるガイド孔45bが形成さ れ、ヘッドケーシング44の底面との間に介装された皿ばねKの弾発力により、 常時蓋体47へ向けて押圧されている。
【0044】 そして、前記カッター45の凸部45aと前記蓋体47の凹部47bとの接触 面で、前記貫通孔47aとガイド孔45bの周縁近傍が、これらのガイド孔45 bと貫通孔47a内に挿通される前記糸Sの切断面となされ、切断される糸Sの 切口は長さ方向に傾斜した鋭利な形状となる(図7参照)。
【0045】 そして、本実施例においては、糸Sの供給方向が図7において矢印(ホ)で示 すように、糸Sの巻癖方向に沿って前記カッター45へ供給されていることから 、糸Sの傾斜した切断面が、糸Sの巻癖方向の内側へ向くように切断するために 、前述した貫通孔47aとガイド孔45bの偏倚方向が、回転軸線よりも前記巻 癖方向の内側となされている。
【0046】 一方、前記カッター45に連結される揺動手段46は、前記ヘッドケーシング 44から基台2の内部へ延設され、前記駆動機構8へ連絡された中空状の昇降ア −ム48内に配設されており、図10に示すように、前記カッター45の下端部 に半径方向に向かって突設されたリンク49の揺動端部に、球面継手50を介し て連結されたプルロッド51と、このプルロッド51を常時押圧して、前記カッ ター45のガイド孔45bとヘッドケーシング44の貫通孔47aとを合致させ るべく、このカッター45を回動させるリターンスプリング52と、前記駆動機 構8によって駆動されて、前記カッター45を前述した方向と逆方向へ回動させ ることにより、前記貫通孔47aとガイド孔45bとをずらして糸Sを切断する 図示せぬリンク機構とによって構成されている。
【0047】 また、前記ヘッドケーシング44の側壁には、図8ないし図10に示すように 、ボルト53が螺着されているとともに、ヘッドケーシング44の外壁面に接触 させられるナット54によって移動が拘束されている。
【0048】 そして、前記ボルト53は、図10に示すように、前記ヘッドケーシング44 の内部に突出させられて、前記プルロッド51の一端部にその長さ方向前方から 当接させられている。
【0049】 このボルト53は、ヘッドケーシング44に対して前後に移動させることによ り、前記リターンスプリング52の弾発力に抗して前記プルロッド51の停止位 置を変更することにより、カッター45の初期位置の調整、すなわち、そのガイ ド孔45bと前記貫通孔47aとの位置合わせを行うために設けられたものであ る。
【0050】 さらに、前記切断機構6は、前記駆動機構8により上下方向に所定のストロー クで往復移動させられるようになっており、このストロークは、図7に示すよう に、切断機構6の上端部が、前記搬送機構3のリンクプレート11に形成されて いる貫通孔11dに挿入される最上昇位置と、切断機構6の上端部に後述する糸 潰し機構7が侵入できる隙間を形成する最下降位置との間隔で設定されている。
【0051】 さらに、前記糸潰し機構7について説明する。 この糸潰し機構7は、図5に 示すように、前記基台2から搬送機構3へ向けて突設されており、かつ、この搬 送機構3の上方と下方とに設けられている。
【0052】 これら一対の糸潰し機構7は、ほぼ同様な構成となされていることから、下方 の糸潰し機構7について詳述する。
【0053】 下方に配設された糸潰し機構7は、図5および図7に示すように、基台2から 搬送機構3へ向けて突設させられた駆動シャフト55と、この駆動シャフト55 によって開閉される一対の圧搾爪56とを備えている(図11および図12参照 )。
【0054】 前記駆動シャフト55は、図7、図11、および、図12に示すように、中空 状のアウターシャフト57と、このアウターシャフト57内に相対回動自在に嵌 合された中実のインナーシャフト58ととによって構成されており、これらのア ウターシャフト57とインナーシャフト58のそれぞれの一端部に、前記圧搾爪 56が各シャフト57・58の略外周面近傍から接線方向に沿って個々に一体に 設けられている。
【0055】 また、前記各シャフト57・58の他端部は、前記基台2の内部において、前 記駆動機構8によって作動させられる図示せぬリンク機構にそれぞれ連結されて おり、このリンク機構によって軸線回りに逆方向に相対回動させられることによ り、前記圧搾爪56を、図12に鎖線で示すように揺動させて、その先端部どう しを圧接させるようになっているとともに、これらの圧搾爪56間に位置する糸 Sをその半径方向から圧搾し平坦化するようになっている。
【0056】 さらに、前記圧搾爪56を相互に離間させて、両者間に、図11に示すように 、前記切断機構6の上昇移動を許容する空間部を形成するようになっている。
【0057】 一方、上方の糸潰し機構7は、その圧搾爪56の先端部どうしを離間させた状 態において、両者間に、図5に示すように、前記穿孔機構4のドリル19および ガイド筒30の下降移動を許容する空間部を形成するようになっている。
【0058】 したがって、これらの各糸潰し機構7は、それぞれ、穿孔機構4が上昇させら れたのちに、また、切断機構6が下降させられたのちに、前記圧搾爪56を当接 させて糸Sを圧搾するよう、その作動タイミングが設定されている。
【0059】 次いで、このように構成された本実施例の作用について説明すれば、まず、搬 送機構3の搬送部3aに位置するリンクプレート11のガイド溝11cに、図3 に示すように、養殖ロープPを挿通させておく。
【0060】 次いで、搬送機構3の搬送コンベアー12を、リンクプレート11の連結ピッ チ分づつ間欠的に移動させるとともに、搬送部3aの上流側の端部に位置するリ ンクプレート11に、その両側部からホタテ貝Aを挿入して、各ホタテ貝Aの耳 の部分を前記養殖ロープPの上部および下部のそれぞれに位置させるとともに、 図3に示すように、これらの重畳部をリンクプレート11の貫通孔11cの上方 に位置合わせする。
【0061】 このとき、前記搬送機構3の搬送コンベアー12は、その下部を構成するリン クプレート11が下方のガイドプレート17によって支持され、また、上部を構 成する押えレバー13が、上方のガイドプレート18によって案内されて上方へ の回動が拘束されていることから、ホタテ貝Aは前述の挿入操作により、押えレ バー13に取り付けられているブラシ14を弾性変形させつつリンクプレート1 1の収容凹部11b内に挿入される。
【0062】 これにより、前記ホタテ貝Aがブラシ14の弾性力によってリンクプレート1 1の収容凹部11bに圧接させられて、前述したような位置に位置決め保持され る。
【0063】 このようなホタテ貝Aの挿入作業を、前述した搬送コンベアー12の間欠移動 によって順次搬送部3aの上流側へ送り込まれるリンクプレート11に対して順 次行い、ホタテ貝Aを搬送機構3へ連続して装着する。
【0064】 このようにしてリンクプレート11に対して位置決め載置されたホタテ貝Aお よび養殖ロープPは、搬送コンベアー12の間欠移動に伴って、順次穿孔機構4 、糸通し機構5、あるいは、糸切断機構6に対向させられるとともに、その位置 に停止させられる。
【0065】 そして、搬送コンベアー12の移動が停止させられている間に、前記穿孔機構 4、糸通し機構5、切断機構6、および、糸潰し機構7が作動させられる。
【0066】 これらの個々の作動について以下に詳述する。前記穿孔機構4は、ホタテ貝A および養殖ロープPが位置決めされた搬送コンベアー12が搬送されてくる間、 図13に示すように、カム28の作用によって最上昇位置に位置させられている とともに、上下の糸潰し機構7は、その圧搾爪56を開放した状態に保持されて いる。
【0067】 これより、前記カム28が作動させられて、穿孔機構4のドリルガイド20お よびドリル19が下降を開始するとともに、前記ドリル19が電動モータ21に よって回転駆動させられる。
【0068】 そして、前記ドリルガイド20は、その先端のガイド筒30が下方に位置させ られている上方のホタテ貝Aの上面に当接してその下降が阻止されるが(図14 参照)、前記ドリル19は、前記ドリルガイドステー31とモーターステー24 との間に設けられた差動機構32の圧縮スプリング36が圧縮されることにより 、前記ドリルガイド20との相対移動が行われてさらに下降させられる。
【0069】 これによって、前記ドリル19は、前記ガイド筒30を貫通させられたのちに 、その下方に位置する上方のホタテ貝A、養殖ロープP、および、下方のホタテ 貝Aとに順次加工を施し、図5に示すように、これらに連続した貫通孔を穿設す る。
【0070】 この穿孔作業が終了したのちにおいて、前記穿孔機構4は、再度最上昇位置へ 上昇させられて待機状態となされる。
【0071】 このようにして穿孔作業が完了すると、図15に示すようにリンクプレート1 1の下方に位置させられている切断機構6および糸通し機構5が上昇させられて 、切断機構6の蓋体47に形成されている貫通孔47aが、前記ホタテ貝Aや養 殖ロープPに形成された貫通孔に同軸上でかつ近接した位置に位置させられる。
【0072】 ここで、前記切断機構6の上昇は停止させられるが、これに続いて前記糸通し 機構5が上昇させられて、図16に示すように、そのガイドパイプ41がカッタ ー45のガイド孔45b内にその下方から所定長さ挿入される。
【0073】 この作動により、前記カッター45内に残存していた糸Sが上方へ向けて押し 上げられることにより、図16に示すように、前記糸Sが両ホタテ貝Aおよび養 殖ロープPを貫通してその上方へ突出させられる。
【0074】 このようにして糸Sが上方へ押し上げられるのは、前記ガイドパイプ41の湾 曲部において前記糸Sに摩擦抵抗が与えられて、この摩擦抵抗により前記糸Sの ガイドパイプ41内への滑り込みが阻止されるからである。
【0075】 前述のようにして糸Sが上方のホタテ貝Aの上方まで突出させられると、まず 、上方の糸潰し機構7が作動させられて、その圧搾爪56によって前記突出させ られた糸Sの先端が把持され、さらなる上方の糸潰し機構7の作動により、前記 糸Sの先端が、図17に破線で示すように偏平状に圧搾される。
【0076】 次いで、図17に示すように、糸通し機構5が下降させられる。
【0077】 この糸通し機構5の下降に伴い、前記糸Sは、その先端が前記上方の糸潰し機 構7によって把持されていることから、糸通し機構5の下降分だけ前記ガイドパ イプ41から引き出される。
【0078】 こののちに、切断機構6および糸通し機構5とを同期して若干量下降させたの ちに、揺動手段46によって前記カッター45を、図17に矢印で示すように回 転させられることにより、前記糸Sがカッター45とヘッドケーシング44の蓋 体47との傾斜した接触面において鋭利に切断され、かつ、その傾斜した切断面 が糸Sの巻癖方向の内側へ向けられている。
【0079】 したがって、前述した糸Sの挿通の際に、糸Sの巻癖と前記切断面の向きとに より、前記貫通孔47a、および、前記ホタテ貝Aや養殖ロープPに形成された 貫通孔の内壁面に対して、鋭利な先端が離れるように付勢され、これらとの引っ 掛かりが防止されて、一層円滑な挿通操作が得られる。
【0080】 これよりさらに前記切断機構6および糸通し機構5が若干量下降させられるこ とにより、図18に示すように、両ホタテ貝Aおよび養殖ロープPに貫通させら れた糸Sの下端部が、切断機構6から露出させられる。
【0081】 次いで、下方の糸潰し機構7が作動させられることにより、前記糸Sの下端部 が、図18に破線で示すように、偏平状に圧搾変形させられる。
【0082】 これによって、糸Sの両端部が偏平状に圧搾変形させられて、この糸Sからの 両ホタテ貝Aの離脱が防止され、この結果、両ホタテ貝Aが養殖ロープPに固定 される。
【0083】 こののちに、上下の糸潰し機構7による糸Sの把持が開放されるとともに、搬 送機構3が1ピッチ分作動させられることにより、後段のリンクプレート11が 穿孔機構4や切断機構6間に送り込まれて位置決めされ、以降同様の作用により 、ホタテ貝Aが養殖ロープPへ順次固定される。
【0084】 一方、前述のように養殖ロープPへの固定が完了したホタテ貝Aが載置された リンクプレート11、および、前記ホタテ貝Aを押圧する押えレバー13は、前 記両ガイドプレート17・18から離脱させられるが、そのリンクプレート11 は図4に示すように、前記リンクプレート11が搬送方向前方のプーリ9に巻き 込まれ、また、前記押えレバー13は、上方への回動が自由な状態であることか ら、プーリ9への巻き込みの初期の段階において、弾性変形させられていた前記 ブラシ14の弾性力により上方へ若干量回動させられ、リンクプレート11がさ らにプーリ9へ巻き込まれるにつれて、前記押えレバー13が自らの自重により リンクプレート11から離れる方向に回動する。
【0085】 これによって、リンクプレート11と押えレバー13とによる前記ホタテ貝A の把持が自然に開放されて、ホタテ貝Aや養殖ロープPが搬送コンベア12から 円滑に切り離される。
【0086】 しかしてこのように構成された本実施例のホタテ貝の耳吊り機によれば、切断 機構6により糸Sを切断する際に、その切口を斜めにして鋭利な形状とするもの であるから、ホタテ貝Aや養殖ロープPへの挿入に際し、円滑かつ確実な挿入が 可能となり作業の確実性が確保される。
【0087】 また、糸Sの切断面を、糸Sの巻癖方向の内側へ向けたことにより、鋭利な糸 Sの先端面が挿通する孔の内壁から極力離間させられ、この点からも糸Sの挿通 性が良好なものとなる。
【0088】 しかも、糸Sを直接前記ホタテ貝や養殖ロープに挿通するものであるから、こ れらに穿設される孔が、前記糸Sの外径と同等かあるいは若干大きな内径で済み 、これによって、糸Sとホタテ貝Aとの隙間が小さく抑えられ、したがって、抜 け止めが確実に防止される。
【0089】 また、本実施例においては、搬送機構3を複数のリンクプレート11とこれら のリンクプレート11に回動自在に装着された押えレバー13とによって構成し 、これらのリンクプレート11を無端状に連結して一対のプーリー9・10間に 巻回した構成とし、ホタテ貝Aをリンクプレート11と押えレバー13との間で 水平状態で挾持して搬送するものであるから、ホタテ貝Aを搬送機構3に装着す る場合にその位置決めが簡便であり、かつ、搬送時においてもその位置ずれが抑 制され、したがって、作業性が大きく改善される。
【0090】 また、後段の穿孔作業時における穿孔の位置精度が高められるとともに、重畳 する2つのホタテ貝Aと養殖ロープPとに確実に連続した貫通孔を穿設すること が可能となって、ホタテ貝Aの養殖ロープPへの固定が確実に行われる。
【0091】 さらに、前記搬送機構3に対して、穿孔機構4、糸通し機構5、切断機構6、 および、糸潰し機構7等を鉛直方向に沿って配設することが可能となって、装置 の水平方向への寸法拡大が抑制され、この結果、装置を設置するに際し、省スペ ース化が図られる。
【0092】 一方、設置スペースが充分に確保できる場合においては、搬送機構3の搬送部 3aを長くすることにより、搬送コンベアー12へのホタテ貝Aの装着領域を長 く設定することができ、これによって、搬送機構3の搬送速度が高められて、作 業効率の向上が図られる。
【0093】 さらにまた、養殖ロープPへの固定作業を終えたホタテ貝Aを搬送機構3から 切り離す場合においても、リンクプレート11がプーリー9に巻き込まれたのち において、ホタテ貝Aを挾持する押えレバー13がその自重によって回動してホ タテ貝Aの挾持を解除するものであるから、円滑な切り離しが行われる。
【0094】 なお、前記実施例において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって 、設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0095】 例えば、前記実施例においては、搬送機構3を間欠的に移動させて、その停止 時においてホタテ貝Aや養殖ロープPへの穿孔作業ならびに糸通しや固定作業を 行う例について示したが、これに代えて、次のような構成とすることも可能であ る。
【0096】 すなわち、搬送機構3を一定速度で移動させておき、穿孔機構4や糸通し機構 5等の諸機器を前記搬送機構3の移動方向に追従して移動させながら前記諸作業 を行わせる構成である。
【0097】 このような構成とする場合においても、前記諸機器が鉛直方向に沿って配設す ることが可能であるから、これらの諸機器の移動スペースは、ほぼ搬送機構3の 上方のみに限られ、水平方向への設置面積の拡大が極力抑えられる。
【0098】
以上説明したように、本考案の請求項1記載のホタテ貝の耳吊り機は、所定の 作業位置にてホタテ貝の耳に糸を通し、その糸を養殖ロープに抜け止め固定する ようにしたホタテ貝の耳吊り機において、前記挿通された糸をその長さ方向に対 して傾斜して切断する切断機構が設けられてなることを特徴とするもので、次の ような優れた効果を奏する。
【0099】 切断機構により糸を切断する際に、その切口を斜めにして鋭利な形状とするも のであるから、ホタテ貝や養殖ロープへ挿通する際に、円滑かつ確実に挿通する ことができ、作業の確実性を確保することができる。
【0100】 しかも、糸を直接前記ホタテ貝や養殖ロープに挿通するものであるから、これ らに穿設する孔の内径を、前記糸の外径と同等かあるいは若干大きな寸法にする ことができ、これによって、糸とホタテ貝との隙間を小さくすることができ、し たがって、ホタテ貝の抜け止めを確実に防止することができる。
【0101】 また、請求項2記載のホタテ貝の耳吊り機は、糸をその長さ方向に対して傾斜 して切断するに際し、その傾斜面が前記糸の巻癖方向の内側に向くよう切断して なることを特徴とするもので、次のような優れた効果を奏する。
【0102】 鋭利な糸の先端面を、挿通する孔の内壁から極力離間させ、これによって糸と 前記孔の内壁との引っ掛かりを防止して、糸の挿通性を良好なものとすることが できる。
【図1】本発明の一実施例の全体装置を示す正面図であ
る。
る。
【図2】図1のII矢視図である。
【図3】本発明の一実施例の全体装置の一部を省略した
平面図である。
平面図である。
【図4】本発明の一実施例の搬送コンベアーの拡大正面
図である。
図である。
【図5】本発明の一実施例の穿孔機構の拡大側面図であ
る。
る。
【図6】図5のVI矢視図である。
【図7】本発明の一実施例の糸通し機構と切断機構とを
示す縦断面側面図である。
示す縦断面側面図である。
【図8】図7のVIII矢視図である。
【図9】図7のIX−IX線に沿う矢視断面図である。
【図10】図7のX−X線に沿う矢視断面図である。
【図11】図7のXI−XI線に沿う矢視断面図であ
る。
る。
【図12】図7のXI−XI線に沿う矢視断面図であ
る。
る。
【図13】本発明の一実施例の穿孔機構の作動を説明す
るための図5と同様の図である。
るための図5と同様の図である。
【図14】本発明の一実施例の穿孔機構の作動を説明す
るための図5と同様の図である。
るための図5と同様の図である。
【図15】本発明の一実施例の糸通し機構と切断機構お
よび糸潰し機構の作動を説明するための図7と同様の図
である。
よび糸潰し機構の作動を説明するための図7と同様の図
である。
【図16】本発明の一実施例の糸通し機構と切断機構お
よび糸潰し機構の作動を説明するための図7と同様の図
である。
よび糸潰し機構の作動を説明するための図7と同様の図
である。
【図17】本発明の一実施例の糸通し機構と切断機構お
よび糸潰し機構の作動を説明するための図7と同様の図
である。
よび糸潰し機構の作動を説明するための図7と同様の図
である。
【図18】本発明の一実施例の糸通し機構と切断機構お
よび糸潰し機構の作動を説明するための図7と同様の図
である。
よび糸潰し機構の作動を説明するための図7と同様の図
である。
1 耳吊り機 2 基台 3 搬送機構 3a 搬送部 3b 放出部 3c 空送部 4 穿孔機構 5 糸通し機構、 6 切断機構 7 糸潰し機構 8 駆動機構 11 リンクプレート 12 搬送コンベアー 13 押えレバー 19 ドリル 22 昇降機構 A ホタテ貝 P 養殖ロープ S (係止用)糸
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の作業位置にてホタテ貝の耳に糸を
通し、その糸を養殖ロープに抜け止め固定するようにし
たホタテ貝の耳吊り機において、前記挿通された糸をそ
の長さ方向に対して傾斜して切断する切断機構が設けら
れてなることを特徴とするホタテ貝の耳吊り機。 - 【請求項2】 糸をその長さ方向に対して傾斜して切断
するに際し、その傾斜面が前記糸の巻癖方向の内側に向
くよう切断してなることを特徴とする請求項1記載のホ
タテ貝の耳吊り機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP064818U JPH0523857U (ja) | 1990-09-13 | 1991-08-15 | ホタテ貝の耳吊り機 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-96218 | 1990-09-13 | ||
JP9621890 | 1990-09-13 | ||
JP064818U JPH0523857U (ja) | 1990-09-13 | 1991-08-15 | ホタテ貝の耳吊り機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523857U true JPH0523857U (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=26405922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP064818U Pending JPH0523857U (ja) | 1990-09-13 | 1991-08-15 | ホタテ貝の耳吊り機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523857U (ja) |
-
1991
- 1991-08-15 JP JP064818U patent/JPH0523857U/ja active Pending
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