JPH05237767A - ウォータージェット加工機 - Google Patents

ウォータージェット加工機

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Publication number
JPH05237767A
JPH05237767A JP3987392A JP3987392A JPH05237767A JP H05237767 A JPH05237767 A JP H05237767A JP 3987392 A JP3987392 A JP 3987392A JP 3987392 A JP3987392 A JP 3987392A JP H05237767 A JPH05237767 A JP H05237767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
powder
fine powder
pressure water
hardness fine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3987392A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Hayashi
信行 林
Hiroshi Shimomura
博 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP3987392A priority Critical patent/JPH05237767A/ja
Publication of JPH05237767A publication Critical patent/JPH05237767A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い加工能力を長期に渡って安定的に発揮で
きるウォータージェット加工機を提供する。 【構成】 ノズル4の側方に、砥粒等の高硬度微粉末7
が充填される粉末槽8を設ける。粉末槽8からノズル4
の直下にかけて粉末誘導チューブ9を配設する。ノズル
4からワークWへ向けて噴射される高圧水流11の吸引
作用によって粉末誘導チューブ9内に負圧を生じさせ、
この負圧を利用して粉末槽8内の高硬度微粉末7を引き
寄せて高圧水流11に混流させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、微小径のノズルから
高圧水を噴射してワークのバリ取りや切断等を行うウォ
ータージェット加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス、あるいはファイバー、プラスチ
ック等の樹脂部品や金属部品のバリ取り、切断を行う加
工機として、1000〜2000Kg/cm2程度に昇圧さ
れた高圧水を、口径0.1〜0.5mm程度の微小径のノ
ズルから噴射してワークのバリ取りや切断等を行うよう
にしたウォータージェット加工機が知られている。そし
て、このようなウォータージェット加工機では、一般水
道水や純水を昇圧して噴射するのみでは思うような加工
能力が得られないことがあるため、例えば特開昭63−
99200号公報にも記載されているように、高圧水に
砥石粉末等の高硬度微粉末を添加してノズルから噴射す
ることにより、加工能力の一層の向上を図ることが行わ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うに高圧水に高硬度微粉末を混ぜてノズルから噴射する
場合、ノズル内周面が高硬度微粉末の通過に伴って早期
に摩耗してノズル口径が拡大、変形し、この結果、ノズ
ルから噴出した高圧水が分散して加工能力が低下し、あ
るいは加工精度が劣化するという問題があった。このた
め、従来のウォータージェット加工機では、ノズル内周
面に耐摩耗性材料を配置する等の対策を施しているが、
高圧水の圧力が高くて高硬度微粉末との擦過が激しいの
で、その効果にも一定の限界があった。また、高圧水の
噴射に先だって砥粒等と水とを混合しているので、水と
高硬度微粉末とをエマルジョン状態に保つことが難し
く、ノズルから噴射された高圧水中の高硬度微粉末の混
合密度が絶えず変動して加工能力が安定しないという不
都合もあった。この発明は、このような背景の下になさ
れたもので、水道水や純水のみで加工を行う場合よりも
高い加工能力を得ることができ、ノズルの摩耗も抑制で
き、かつ、加工能力を安定させることができるウォータ
ージェット加工機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のウォータージ
ェット加工機は、ワークへ向けて高圧水を噴射するノズ
ルと、このノズルから噴射された高圧水に砥粒等の高硬
度微粉末を混流させる微粉末混流手段とを備えることに
より、上記課題の解決を図っている。ここで、上記微粉
末混流手段としては、上記高硬度微粉末が充填される粉
末槽と、この粉末槽から上記ノズルの直下にかけて配置
される粉末誘導チューブとを備えてなるものが好まし
い。
【0005】
【作用】上記構成のウォータージェット加工機において
は、水道水や純水を昇圧してノズルから噴出させ、この
後、ワークへ向かう高圧水流に、微粉末混流手段によっ
て高硬度微粉末を混流させる。これにより、高硬度微分
末が高圧水に乗って高い圧力でワークと衝突し、ワーク
に強大な衝撃力が作用して高い加工能力が得られる。し
かも、高硬度微粉末をノズルから噴出した高圧水に加え
ているので、ノズル内周が高硬度微粉末と擦れ合って早
期に摩耗することがない。また、高硬度微粉末が、ノズ
ル噴出後すなわち高圧水がワークに衝突する直前に混流
されるので、ワークに衝突する高圧水中の高硬度微粉末
の混合密度の変動が少なく、加工能力が安定する。そし
て、微粉末混流手段に、高硬度微粉末が充填される粉末
槽と、この粉末槽から上記ノズルの直下にかけて配置さ
れる粉末誘導チューブとを設けた場合には、高圧水の通
過に伴って高圧水流の周囲の空気がワーク側へ引き込ま
れるために、粉末誘導チューブ内に負圧が発生し、これ
により粉末槽から高硬度微粉末が粉末誘導チューブ内に
逐次吸い込まれて高圧水に混流される。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例を
説明する。図1に示すように、本実施例のウォータージ
ェット加工機1は、ワークWが載置されるテーブル2
と、このテーブル2に対向配置されるヘッド3と、この
ヘッド3の下面に取り付けられたノズル4と、このノズ
ル4に高圧ホース5を介して高圧水を供給する高圧水ポ
ンプ6とを備え、ノズル4からワークWへ向けて高圧水
を噴射しつつ、ヘッド3とテーブル2とを相対移動させ
てワークWに対するノズル4の相対位置を変化させるこ
とにより、ワークWのバリ取りや切断を行うようになっ
ている。
【0007】そして、この実施例のウォータージェット
加工機1は、砥粒等の高硬度微粉末7が充填される粉末
槽8と、この粉末槽8からノズル4の直下にかけて配置
される粉末誘導チューブ9とを備え、これら粉末槽8と
粉末誘導チューブ9とによって本実施例の微粉末混流手
段10が構成されている。ここで、粉末誘導チューブ9
としては、可撓性チューブや油圧配管用鋼管のような金
属管等、種々の管材を用いて良いが、内面が高硬度微粉
末7との摩擦によって容易に破損することがなく、か
つ、後述する高圧水流による吸引作用で外周が押し潰れ
て高硬度微粉末7の通過を阻止することがないようなも
のを選ぶ必要がある。
【0008】しかして、以上の構成からなるウォーター
ジェット加工機1においては、高圧水ポンプ6によって
水道水や純水が所望の圧力、例えば1500Kg/cm2
度に昇圧されてノズル4に圧送され、ノズル4からワー
クWへ向けて高圧水流11が噴出する。そして、ワーク
Wへ向かう高圧水流11が生成されることにより、高圧
水流11の周囲の一定範囲の空気がワークW側へ引き寄
せられ、これに伴って粉末誘導チューブ9内の空気がワ
ークW側へ引き込まれてチューブ内に負圧が発生する。
このため、粉末槽8内の高硬度微粉末7が粉末誘導チュ
ーブ9内へ逐次吸い込まれ、当該チューブ9内に吸い込
まれた高硬度微粉末7は、当該チューブ9のノズル4の
側の開口端から吐き出されて高圧水流11に混流され
る。そして、この高圧水流11と混流した高硬度微粉末
7は、高圧水流11に乗って高い圧力でワークWと衝突
し、これにより、ワークWに強大な衝撃力が作用して高
い加工能力が得られる。
【0009】しかも、本実施例のウォータージェット加
工機1では、高硬度微粉末7をノズル4から噴出した後
の高圧水に加えているので、ノズル4の内周面が高硬度
微粉末7と擦れ合って早期に摩耗することがない。ま
た、高圧水流11がワークWに衝突する直前に高硬度微
粉末7が混流されるので、ワークWに衝突する高圧水中
の高硬度微粉末7の混合密度の変動が少なく、加工能力
が安定する。ちなみに、高圧水ポンプ6によって水を昇
圧する段階で高硬度微粉末7を混ぜた場合には、高硬度
微粉末7が水に浮くか、又は沈澱してエマルジョン状態
を保つことが難しく、ノズル4から噴出した高圧水流1
1中の高硬度微粉末7の混合密度が絶えず変動する。ま
た、ノズル4内で高硬度微粉末7を混流した場合でも、
ノズル4から放出される高圧水と高硬度微粉末7との分
散状況が異なるために、本実施例に比して高硬度微粉末
7の混合密度の安定性が劣る。
【0010】なお、本実施例で示した微粉末混流手段1
0はあくまで一例であって、本発明では、高圧水流11
による負圧を利用したものに留まらず、例えば、羽根等
の撹拌手段によって一定量の粉末を連続的に送出するよ
うな機械的手段としても良く、その他、高硬度微粉末7
を一定量連続的に供給できさえすれば、種々の機構を用
いて良い。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のウォー
タージェット加工機によれば、ノズルから噴出した高圧
水に高硬度微粉末が混流することにより、高硬度微分末
が高圧水に乗って高い圧力でワークと衝突してワークに
強大な衝撃力が作用するので、高い加工能力が得られ
る。しかも、高硬度微粉末をノズルから噴出した高圧水
に加えているので、ノズル内周が早期に摩耗することが
なくなってノズルの寿命が大きく向上する。また、高圧
水がワークに衝突する直前に高硬度微粉末が混流される
ので、ワークに衝突する高圧水中の高硬度微粉末の混合
密度の変動が少なくて加工能力が安定し、この結果、本
発明によれば、高い加工能力を長期間に渡って安定的に
発揮させることができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウォータージェット加工機の概略
構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ウォータージェット加工機 4 ノズル 7 高硬度微粉末 8 粉末槽 9 粉末誘導チューブ 10 微粉末混流手段 W ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークへ向けて高圧水を噴射するノズル
    と、このノズルから噴射された高圧水に砥粒等の高硬度
    微粉末を混流させる微粉末混流手段とを備えてなるウォ
    ータージェット加工機。
  2. 【請求項2】 上記微粉末混流手段は、上記高硬度微粉
    末が充填される粉末槽と、この粉末槽から上記ノズルの
    直下にかけて配置される粉末誘導チューブとを備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載のウォータージェット
    加工機。
JP3987392A 1992-02-26 1992-02-26 ウォータージェット加工機 Withdrawn JPH05237767A (ja)

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JP3987392A JPH05237767A (ja) 1992-02-26 1992-02-26 ウォータージェット加工機

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JPH05237767A true JPH05237767A (ja) 1993-09-17

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ID=12565103

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JP3987392A Withdrawn JPH05237767A (ja) 1992-02-26 1992-02-26 ウォータージェット加工機

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JP (1) JPH05237767A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1043188A (ja) * 1996-05-10 1998-02-17 Mattioli Eng Sarl 使い捨てが出来る殺菌済の部品を有し、整復物質の気流で手術する皮膚擦傷装置
JP2006224292A (ja) * 2005-01-19 2006-08-31 Grandex Co Ltd デバリング方法及びデバリング装置

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Effective date: 19990518