JPH0523678B2 - - Google Patents

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JPH0523678B2
JPH0523678B2 JP4452286A JP4452286A JPH0523678B2 JP H0523678 B2 JPH0523678 B2 JP H0523678B2 JP 4452286 A JP4452286 A JP 4452286A JP 4452286 A JP4452286 A JP 4452286A JP H0523678 B2 JPH0523678 B2 JP H0523678B2
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JP
Japan
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signal
distance
image signal
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JP4452286A
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JPS62200993A (ja
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Shoji Mizuno
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NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願発明は、画像信号の伝送時間を短縮し又は
蓄積記憶容量を削減するための画像信号符号化装
置、復号化装置、およびその方法に関する。
(従来の技術) 従来、画像信号を符号化するには主に予測符号
化か直交変換符号化が利用されてきた。予測符号
化では予測信号と画像信号の差である予測誤差信
号を量子化する。直交変換符号化では画像信号を
直交変換しその変換係数を量子化する。いずれに
しても大幅に情報量を削減するためには量子化が
不可欠であるが、一般に量子化によつて画像信号
の高域成分はカツトされ、信号レベルが急激に変
化するエツジでは信号レベルの変化が緩やかにな
りエツジが不明瞭になる。この問題を解決するた
め、画像信号を二進数表現したときそのMSBを
ランレングス符号化し、残りのMSB以外のビツ
トを予測符号化か直交変換符号化する方法(アイ
トリプルイ アイキヤスプ 85(IEEE ICASSP
85)に掲載されたチヤールス・エフ・ホール
(Charles.F.Hall)著”ア・ハイブリツド・イメ
ージ・コンプレツシヨン・テクニツク(A
Hybrid Image Compression Technique)”の
pp4.10.1−4.10.4,1985)が最近提案された。こ
の方法は多くのエツジはその位置がMSBの信号
変化点に対応していることに注目し、MSBをラ
ンレングス符号化によつて歪無しで符号化するこ
とにより、エツジをできるだけ正確に符号化しよ
うとするものである。復号化するときは、MSB
をランレングス復号化によつて得、MSB以外の
ビツトは予測復号化か直交変換復号化によつて
得、MSBとMSB以外のビツトを加算することに
より画像信号を得る。MSB以外のビツトには量
子化によつて歪が生じるが、MSBに対しては量
子化を行なわないので全く歪は生じない。従つて
多くのエツジが不明瞭にならず復号化される。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、MSB以外のビツトをそのまま予測符
号化あるいは直交変換符号化すると、MSB以外
のビツトの信号レベルはMSBの値が変化するた
びに急激に変化し、不連続になるので符号化効率
は低くなる。これについて、第3図を用い、画像
信号が0から255までの値をとる場合について詳
しく説明しよう。第3図において、Xは画像信
号、Mは画像信号のMSB、X1はMSB以外のビ
ツトの信号レベルを示す。Dについては後で詳し
く説明する。Xは0から255(8ビツト)、Mは0
か1(1ビツト)、X1は0から127(7ビツト)の
値をとる。第3図から明らかなように、Mが0か
ら1、1から0に変化する度に、X1は約128レ
ベル急激に変化し不連続になる。これは、Xが8
ビツトの場合、XとMとX1の間には X=M*128+X1 (1) という関係があることから明らかである。X1の
ように信号レベルが度々急激に変化する信号は、
一般に予測符号化でも直交変換符号化でも効率よ
く符号化できないという問題がある。
またMだけ正確に符号化してもエツジが十分正
確に符号化できないときもあるという問題があ
る。たとえば、第3図で画像信号Xの(A)で示した
部分はレベルが急激に変化するエツジであるが、
(A)ではMは0のまま一定であるので、Mを正確に
符号化しても(A)がエツジであることはわからな
い。
本願発明の目的はこれらの問題点を解決した画
像信号符号化装置、復号化装置、およびその方法
を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本願発明の符号化復号化方式は、送信側では、
予め定められた複数の代表値と画像信号Xとの距
離YNを画素毎に測定し、距離YNが最も小さい
代表値LXの番号Nを検出し、この番号Nを示す
第1の信号を発生し、第1の信号Nによつて指定
された代表値LXと画像信号Xとの距離YNを特
にXNと呼ぶとき、信号XNが不連続に変化する
場合、信号XNのレベルを適宜反転することによ
りレベルが連続的に変化する信号Dを作成し、こ
れを第2の信号として発生し、前記第一の信号N
に対し量子化操作を含まない情報保存型の符号化
を行なうことによつて第一の符号Uを発生し、前
記第二の信号Dに対し量子化操作を含む情報非保
存型の符号化を行なうことによつて第二の符号V
を発生し、受信側では前記第一の符号Uに対し逆
量子化操作を含まない情報保存型の復号化を行な
うことによつて画像信号Xに最も近い代表値LX
を求め、前記第二の符号Vに対し逆量子化操作を
含む情報非保存型の復号化を行なうことによつて
距離Dに対する近似値D′を求め、代表値LXと近
似距離D′から復号化画像信号X′を得る。
本願発明の符号化装置は、予め定められた複数
の代表値と画像信号Xとの距離YNを画素毎に測
定し、距離YNが最も小さい代表値LXの番号N
を検出し、この番号Nを示す第1の信号を発生す
る手段と、第1の信号Nによつて指定された代表
値LXと画像信号Xとの距離YNを特にXNと呼ぶ
とき、信号XNが不連続に変化する場合、信号
XNのレベルを適宜反転することによりレベルが
連続的に変化する信号Dを作成し、これを第2の
信号として発生する手段と、前記第一の信号Nに
対し量子化操作を含まない情報保存型の符号化を
行なうことによつて第一の符号Uを発生する手段
と、前記第二の信号Dに対し量子化操作を含む情
報非保存型の符号化を行なうことによつて第二の
符号Vを発生する手段とを有する。本願発明の復
号化装置は、予め定められた複数の代表値と画像
信号Xとの距離YNを画素毎に測定し、距離YN
が最も小さい代表値LXの番号Nを検出し、この
番号Nを示す第1の信号を発生し、第1の信号N
によつて指定された代表値LXと画像信号Xとの
距離YNを特にXNと呼ぶとき、信号XNが不連
続に変化する場合、信号XNのレベルを適宜反転
することによりレベルが連続的に変化する信号D
を作成し、これを第2の信号として発生し、前記
第一の信号Nに対し量子化操作を含まない情報保
存型の符号化を行なうことによつて第一の符号U
を発生し、前記第二の信号Dに対し量子化操作を
含む情報非保存型の符号化を行なうことによつて
第二の符号Vを発生する画像信号符号化装置か
ら、前記第一の符号Uと前記第二の符号Vを入力
し、第一の符号Uに対し逆量子化操作を含まない
情報保存型の復号化を行なうことによつて画像信
号Xに最も近い代表値LXを求め、前記第二の符
号Vに対し逆量子化操作を含む情報非保存型の復
号化を行なうことによつて距離Dに対する近似値
D′を求め、代表値LXと近似距離D′から復号化画
像信号X′を得る。
(作用) まず画像信号Xが0から255までの値をとり、
代表値がL0=127とL1=128の二つの場合をと
りあげて説明しよう。はじめに代表値について第
4図を用いて説明する。以下ではXに最も近い代
表値をLXと呼ぶことにする。Xが0から127のと
きはLX=L0であり、Xが128から255のときは
LX=L1である。第4図ではLX=L0,LX=
L1に対応するXの範囲の二つの矢印で示した。
信号NはN=0の時LX=L0であることを、N
=1の時LX=L1であることを示す。すなわち
信号Nは、LXが何番目の代表値であるかを示す。
第4図のように、L0とL1をちようど0から255の
等分割点の前後に設けた場合、信号NはXの
MSBすなわちMに等しい。ほかのレベルに代表
値を設定した場合NとMの値は等しいとは限らな
いが、以下では簡単のため、N=Mの場合につい
て説明する。次に第3図を参照し、XとLXとの
距離Dについて説明する。第3図では、Dを D=|X−LX| (2) と定義した。このとき、Dは0から127の値をと
る。距離Dとしては、この他に、X−LXの単調
増加関数が適切である。例えば、距離Dを|X−
LX|2で与えるのがよい。本発明の特徴は、X1
のかわりにDを符号化するにある。第4図のよう
にL1とL0を隣接する値に選べば、DはMすなわ
ちNの値が変化しても連続的に変化し、X1のよ
うに不連続にはならない。このようにXの連続的
な変化に伴いDが連続的に変化するようにL1,
L0を選べば、Dは予測符号化あるいは直交変換
符号化によつて効率よく符号化できる。なお復号
化は N=0の時 X=L1−D (3) N=1の時 X=L2+D (4) と、Xに最も近い代表値LXにDを加算あるいは
減算することにより行なわれる。DをLXに加算
すべきか減算すべきかは、Nの値によつて定ま
る。
次に画像信号Xが0から255の値をとり、代表
値がL0=63、L1=64、L2=191、L3=192
の四個の場合を取り上げて説明しよう。まず第6
図を用いて代表値について説明する。Xが0から
63の時LX=L0、Xが64から127の時LX=L1、
Xが128から191の時LX=L2、Xが192から255
の時LX=L3である。ここでLXは前にも述べた
ようにXに最も近い代表値である。第6図では、
LX=L0,L1,L2,L3の4通りの場合に
対応するXの値の範囲を四本の矢印で示した。信
号Nは0、1、2、3の四通りの値を取り、LX
が何番目の代表値に等しいかを示す。N=0の時
LX=L0、N=1の時LX=L1,N=2の時
LX=様2、N=3の時LX=L3である。第6図
のように代表値を選んだ場合、信号NはXの
MSB側2ビツトに等しい。次に第5図を用いて
XとLXの距離Dについて説明する。Dはたとえ
ば(2)式に従つて計算する。このときDは0から63
の値を取り、Xが連続的に変化するときやはり連
続的に変化する。これに対しXのLSB側6ビツ
トの信号X1は信号Nの値が1レベル変化する度
に約64レベル急激に変化し不連続になる。これ
は、XとNとX1の間に X=N*64+X1 (5) という関係があることから明らかである。復号化
は、 N=0の時 X=L0−D (6) N=1の時 X=L1+D (7) N=2の時 X=L2−D (8) N=3の時 X=L3+D (9) と、Xに最も近い代表値LXに対しDを加算ある
いは減算することにより行なわれる。DをLXに
加算すべきか減算すべきかはNの値によつて定ま
る。Nが2値の第3図の場合とNが4値の第5図
の場合の違いは、信号Nによつてエツジ部Aが第
3図の場合には検出されないが、第5図の場合に
は検出されることである。これは、第3図ではエ
ツジ部Aに対応する部分で信号N(第3図で信号
Nは信号Mと全く等しい)の値は一定であるが、
第5図ではエツジ部Aに対応して信号NのB部で
レベルが下がつていることからわかる。このよう
に本発明によれば、代表値の数すなわちNのレベ
ル数を増加することにより第3図のA部のような
緩やかな傾きのエツジを捉えて正確に符号化する
ことができる。
さらに代表値の数が多いときも、同様に代表値
の値を適切に設定すればXが連続的に変化すると
きDも連続的に変化する。例えば代表値がL0か
らL7の8個の場合の例を第7図に示す。第7図
では、代表値は、L0=31、L1=32、L2=95、L3
=96、L4=159、L5=160、L6=223、L7=224の
8個である。又信号Nは0から7の値を取り、N
の値はXが何番目の代表値に最も近いかを示す。
第7図の場合、Nの値はXのMSB側3ビツトの
値に等しい。Dは、(2)式によつて求める場合に
は、0から31の値をとる。復号化は、 N=0の時 X=L0−D (10) N=1の時 X=L1+D (11) N=2の時 X=L2−D (12) N=3の時 X=L3+D (13) N=4の時 X=L4−D (14) N=5の時 X=L5+D (15) N=6の時 X=L6−D (16) N=7の時 X=L7+D (17) と、Xに最も近い代表値LXに対しDを加算ある
いは減算することにより行なわれる。LXに対し
Dを加算するか減算するかはNの値によつて定ま
る。
一般に、画像信号XがKビツトで表現できると
き、その値をN等分しその一つおきの等分割点の
前後に代表値を設定すれば、画像信号Xとそれに
最も近い代表値LXとの距離Dは、Xが連続的に
変化するときやはり連続的に変化する。そして信
号Nの値は、画像信号Xの上log2Nビツトに等し
い。復号化は、Xに最も近い代表値LXに対しD
を加算あるいは減算することにより行なわれる。
LXに対しDを加算するか減算するかはNの値に
よつて定まる。
以上(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)、(11
)、
(12)、(13)、(14)、(15)、(16)、(17)では、距離Dは復
号化側
で正確に復元でき、Xに最も近い代表値LXに対
しDを加算あるいは減算すれば、画像信号Xが正
確に復号化できるごとく説明してきたが、実際に
は後で説明するように、距離Dに対しては情報非
保存型の符号化を行うので復号化側では距離Dは
正確に復元できない。従つて画像信号Xでも正確
に復号化できない。しかし、画像信号のMSB側
のビツトすなわち信号Nに対しては情報保存型の
符号化を行うので正確に復号化できる。
今まで説明しなかつたが、代表値を常に間隔を
あけて設定することもできる。すなわちいままで
のように代表値は隣接した値をとることはない。
このときは、画像信号Xは、それに最も近い代表
値LXからの距離Dからだけでは、その値は定ま
らない。画像信号が、それに最も近い代表値LX
より大きいか小さいかという情報が必要である。
この場合には信号Nの値をひとつの代表値に二つ
割りあて信号Nの値によつて画像信号の値が代表
値LXより大きいか小さいか指定する必要がある。
この場合には信号Nの値を一つの代表値に二つ割
りあて信号Nの値によつて画像信号の値が代表値
LXより大きいか小さいかを示せばよい。そして
この信号Nを代表値を示す信号と考えればよい。
このようにしたとき距離Dは連続的に変化する。
例えば第6図の例では、L1=64、L3=192の
ただ二つの代表値を設定しそれぞれに二つNの信
号値N=0,N=1およびN=2,N=3を与え
ればよい。そして最終的には距離Dを情報非保存
型符号化し代表値に対応する信号Nを情報保存型
符号化すればよい。
(実施例) 第1図は本願の第1及び第2の発明の実施例に
より構成した本願の第1の発明の実施例を示すブ
ロツク図である。以下本図の実施例により、本願
発明を詳しく説明する。以下では特に断わらない
限り代表値が4個の場合について説明する。代表
値設定回路1は4個の代表値L0,L1,L2,
L3を設定し、最小距離計算回路2へ加える。最
小距離計算回路2は画像信号Xと4個の代表値を
入力し、Xと4個の代表値との距離を計算し、X
と何番目の代表値が最も近いかを調べる。そして
Xと最も近い代表値LXが何番目の代表値かを示
す信号Nと、XとLXの距離Dを出力し、それぞ
れ情報保存型符号器3と情報非保存型符号器4へ
加える。Tはタイミング信号で各回路に加える同
期信号やクロツク信号である。第2図に最小距離
計算回路の一例を示す。画像信号Xと代表値L
0,L1,L2,L3との距離が距離計算回路1
2,13,14,15によつて計算される。最小
値検出回路16はこれらの距離の最小値Dを検出
するとともに、何番目の代表値からの距離が最小
であるかを示す信号Nを出力する。再び第1図に
戻つて説明を続ける。情報保存型符号器3は量子
化器を全く使用しないで符号化を行ない符号Uを
得、マルチプレクサ5へ加える。たとえば代表値
が2個で、Nが0か1かの2値信号の時はランラ
ングス符号化を用いるとよい。ランレングス符号
化では、発生頻度の高いランには短い符号を、発
生頻度の低いランには長い符号を割りあて、情報
量の削減を図る。代表値の数が2より大きく、N
が多値信号のときは、たとえばNを自然2進数で
表現し、同じ位のビツトごとにランレングス符号
化するビツトプレーン符号化を用いるとよい。ま
たNは自然2進数で表現した後、交番2進符号に
変換してから各ビツトをランレングス符号化して
もよい。このほうがランの長さが長くなり、圧縮
率の高い時が多い。16値の場合の自然2進数から
交番2進符号の交換方法を以下に記す。
自然2進数 交番2進符号 0000 0000 0001 0001 0010 0011 0011 0010 0100 0110 0101 0111 0110 0101 0111 0100 1000 1100 1001 1101 1010 1111 1011 1110 1100 1010 1101 1011 1110 1001 1111 1000 8値の時の変換は、上記の第1番目から第8番
目までの下3ビツトに対する変換と同じである。
4値の時の変換は、上記の第1番目から第4番目
までの下2ビツトに対する変換と同じである。
情報非保存型符号器4では、Dに対し例えば直
交変換符号化あるいは予測符号化などを行ない符
号Vを得、マルチプレクサ5へ加える。直交変換
符号化の場合は、変換係数を量子化し、予測符号
化の場合は予測誤差信号を量子化する。量子化信
号は不等長符号化され符号Vとなる。マルチプレ
クサ5は、符号Uと符号Vをまとめて符号Cを作
成し、フアイルメモリまたは伝送路6へ加える。
受信側では、デマルチプレクサ7が符号Cをフア
イルメモリまたは伝送路6から得て、これを符号
Uと符号Vに分解する。符号Uは情報保存型復号
器8に加えられ、符号Vは情報非保存型復号器1
0に加えられる。Tはタイミング信号で各回路に
加える同期信号やクロツク信号である。情報保存
型復号器8は情報保存型符号器3に対応し、符号
Uを復号化して信号Nを得、代表値算出回路9へ
加える。Nが2値信号で情報保存型符号器3がラ
ンレングス符号器の時は、情報保存型復号器10
はランレングス復号器であり、Nが多値信号で情
報保存型符号器3がビツトプレーン符号器の時
は、情報保存型復号器10はビツトプレーン復号
器である。送信側でビツトプレーン符号化する前
に自然2進数を交番2進符号に変換する場合に
は、受信側ではビツトプレーン復号化したあとに
交番2進符号を自然2進数に変換する。いずれに
しても送信側の信号Nは受信側の信号Nに全く等
しい。すなわち信号Nは符号化、復号化によつて
全く歪を受けない。これは情報保存型符号器3、
情報保存型復号器8では歪発生の原因となる量子
化器及び逆量子化器を全く用いないからである。
代表値算出回路9は、信号Nより下記のごとくX
に最も近い代表値LXを求める。
N=0のとき LX=L0 (18) N=1のとき LX=L1 (19) N=2のとき LX=L2 N=3のとき LX=L3 情報非保存型復号器10は、符号Vを復号化し
て距離信号D′を得る。情報非保存型復号器10
は、送信側の情報非保存型符号器4に対応し、情
報非保存型符号器4が直交変換を行なうときは符
号Vに対し直交逆変換を行ない、情報非保存型符
号器4が予測符号化を行なうときは符号Vに対し
予測復号化を行なう。いずれにしても、情報非保
存型符号器4において変換係数および予測誤差信
号に対し量子化を行なうのに対応して情報非保存
型復号器10では量子化変換係数、量子化予測誤
差信号に対し逆量子化を行なう。従つて、送信側
の距離信号Dと受信側の距離信号D′は量子化誤
差のため一般に等しくない。加減算回路11で
は、代表値LXに距離信号D′を加算するか、減算
して復号化画像信号X′を得る。加算するか減算
するかは、信号Nの値によつて定まる。例えば、
Nが2値信号のときは(3)(4)、Nが4値信号のとき
は(6)、(7)、(8)、(9)、Nが8値信号のときは(10)、
(11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(16)、(17)のごとくな
る。ただ
しこれらの式において距離信号Dと記したが、受
信側で得られる距離信号はD′であるので、以上
の式において正しくはDをD′に置き換える必要
がある。距離信号D′は量子化誤差を含むので、
当然復号化画像信号X′ともとの画像信号Xは等
しくない。しかし信号Nによつて多くのエツジ部
は、正確に再現できる。以上の実施例では、一つ
おきに代表値が隣接する場合について説明した
が、もちろん代表値を隣接せずに設定できること
は、本願発明の作用の項で詳しく説明した通りで
ある。
(発明の効果) このように本願発明によれば、画像信号のエツ
ジ部に対しては正確な符号化ができ、そのうえエ
ツジ以外の部分に対しては高能率な符号化ができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の符号化装置、復号化装置のブ
ロツク図、第2図は最小距離計算回路の一例を示
す図、第3図は代表値の数が2個のときの画像信
号XとMSB信号M、LSB側の信号X1、距離信
号Dの一例を示す図、第4図は代表値の数が2個
のときの代表値L0,L1と代表値番号Nの対応
関係の一例を示す図、第5図は代表値の数が4個
のときの画像信号Xと代表値番号N、LSB側の
信号X1、距離信号Dの一例を示す図、第6図は
代表値の数が4個のときの代表値L0,L1,L
2,L3と代表値番号Nの対応関係の一例を示す
図、第7図は代表値の数が8個のときの代表値L
0,L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7
と代表値番号Nの対応関係の一例を示す図であ
る。 図に於て、1は代表値設定回路、2は最小距離
計算回路、3は情報保存型符号器、4は情報非保
存型符号器、5はマルチプレクサ、6はフアイル
メモリまたは伝送路、7はデマルチプレクサ、8
は情報保存型復号器、9は代表値算出回路、10
は情報非保存型復号器、11は加減算回路、1
2,13,14,15は距離計算回路、16は最
小値検出回路である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 送信側では、予め定められた複数の代表値と
    画像信号Xとの距離YNを画素毎に測定し、距離
    YNが最も小さい代表値LXの番号Nを検出し、
    この番号Nを示す第1の信号を発生し、第1の信
    号Nによつて指定された代表値LXと画像信号X
    との距離YNを特にXNと呼ぶとき、信号XNが
    不連続に変化する場合、信号XNのレベルを適宜
    反転することによりレベルが連続的に変化する信
    号Dを作成し、これを第2の信号として発生し、
    前記第一の信号Nに対し量子化操作を含まない情
    報保存型の符号化を行なうことによつて第一の符
    号Uを発生し、前記第二の信号Dに対し量子化操
    作を含む情報非保存型の符号化を行なうことによ
    つて第二の符号Vを発生し、受信側では前記第一
    の符号Uに対し逆量子化操作を含まない情報保存
    型の復号化を行なうことによつて画像信号Xに最
    も近い代表値LXを求め、前記第二の符号Vに対
    し逆量子化操作を含む情報非保存型の復号化を行
    なうことによつて距離Dに対する近似値D′を求
    め、代表値LXと近似距離D′から復号化画像信号
    X′を得る画像信号符号化復号化方式。 2 予め定められた複数の代表値と画像信号Xと
    の距離YNを画素毎に測定し、距離YNが最も小
    さい代表値LXの番号Nを検出し、この番号Nを
    示す第1の信号を発生する手段と、第1の信号N
    によつて指定された代表値LXと画像信号Xとの
    距離YNを特にXNと呼ぶとき、信号XNが不連
    続に変化する場合、信号XNのレベルを適宜反転
    することによりレベルが連続的に変化する信号D
    を作成し、これを第2の信号として発生する手段
    と、前記第一の信号Nに対し量子化操作を含まな
    い情報保存型の符号化を行なうことによつて第一
    の符号Uを発生する手段と、前記第二の信号Dに
    対し量子化操作を含む情報非保存型の符号化を行
    なうことによつて第二の符号Vを発生する手段と
    を有することを特徴とする画像信号符号化装置。 3 予め定められた複数の代表値と画像信号Xと
    の距離YNを画素毎に測定し、距離YNが最も小
    さい代表値LXの番号Nを検出し、この番号Nを
    示す第1の信号を発生し、第1の信号Nによつて
    指定された代表値LXと画像信号Xとの距離YN
    を特にXNと呼ぶとき、信号XNが不連続に変化
    する場合、信号XNのレベルを適宜反転すること
    によりレベルが連続的に変化する信号Dを作成
    し、これを第2の信号として発生し、前記第一の
    信号Nに対し量子化操作を含まない情報保存型の
    符号化を行なうことによつて第一の符号Uを発生
    し、前記第二の信号Dに対し量子化操作を含む情
    報非保存型の符号化を行なうことによつて第二の
    符号Vを発生する画像信号符号化装置から、前記
    第一の符号Uと前記第二の符号Vを入力し、第一
    の符号Uに対し逆量子化操作を含まない情報保存
    型の復号化を行なうことによつて画像信号Xに最
    も近い代表値LXを求め、前記第二の符号Vに対
    し逆量子化操作を含む情報非保存型の復号化を行
    なうことによつて距離Dに対する近似値D′を求
    め、代表値LXと近似距離D′から復号化画像信号
    X′を得る手段を有することを特徴とする画像信
    号復号化装置。
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