JPH05236761A - 変圧器の直流偏磁防止装置 - Google Patents

変圧器の直流偏磁防止装置

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JPH05236761A
JPH05236761A JP4032477A JP3247792A JPH05236761A JP H05236761 A JPH05236761 A JP H05236761A JP 4032477 A JP4032477 A JP 4032477A JP 3247792 A JP3247792 A JP 3247792A JP H05236761 A JPH05236761 A JP H05236761A
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JP
Japan
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inverter
transformer
voltage
magnetic flux
output
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JP4032477A
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English (en)
Inventor
Yoshizo Akao
佳三 赤尾
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、交流出力電圧の時間積を制御可能
なインバ―タの出力側に設けられる変圧の直流偏磁を防
止することを目的とする 【構成】 交流出力電圧の時間積を制御可能なインバ―
タの出力側に変圧器3を接続した装置において、該変圧
器3の鉄心ギャップ部の磁束を検出する手段31と、検
出された磁束を所定期間積分する積分器41及び該積分
器41の出力信号に応じて前記インバ―タの交流出力電
圧の正及び負の電圧の電圧時間積を制御する偏磁補正手
段51を具備して成る変圧器の直流偏磁防止装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流を交流に変換する
インバ―タの出力側に設けられる変圧器の直流偏磁防止
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5にスイッチング素子としてゲ―トタ
―ンオフサイリスタ(以下単にGTOと記す)を使用し
た従来のインバ―タ装置の一例を示す。
【0003】図5において、1は直流電源、2GU〜2
GYはGTO、2DU〜2DYはフィ―ドバックダイオ
―ド、2U〜2YはそれぞれGTO2GU〜2GYにゲ
―ト信号を増幅して与えるゲ―ト回路、3はインバ―タ
変圧器、4は負荷、10はGTO2GU〜2GYのゲ―
ト回路2U〜2Yに所定のゲ―ト信号を与えるゲ―ト制
御回路である。20はインバ―タ出力電流を検出する分
流器、23は絶縁増幅器である。41はインバ―タ出力
電流に含まれる直流分を検出するために、インバ―タ出
力電流を所定期間に渡り積分を行う積分器、51は積分
器41で検出された直流分信号に応じてゲ―ト信号のパ
ルス幅の補正を行う偏磁補正回路である図6は図5のイ
ンバ―タ装置の動作を説明するためのタイムチャ―トで
ある。図6において、2GU―V〜2GY―Vはそれぞ
れGTO2GU〜2GYのアノ―ド、カソ―ド間の電圧
波形を表わしている。V1はインバ―タ出力電圧波形を
表わしている。図6の斜線部はGTO2GUだけが特に
タ―ンオンが遅い場合の電圧欠損分を表わしている。イ
ンバ―タ出力の正側と負側とでは電圧波高値は直流電源
の電圧値に等しいから各々のGTOのスイッチング時間
に差があると、図6に示したようにインバ―タ出力の正
側と負側とで電圧時間積に差が生じる。その結果、図5
の場合ではインバ―タ変圧器3の1次巻線に図5に図示
した向きに直流電流Iが流れインバ―タ変圧器3は直流
偏磁されることになる。
【0004】そこで、従来はインバ―タ変圧器3の1次
側に分流器20を設け、インバ―タ出力電流を検出し、
分流器20の2次側電圧を絶縁増幅器23にて絶縁かつ
増幅し、更に絶縁増幅器23の出力を積分器41で積分
することによりインバ―タ出力電流に含まれる直流分を
検出し、この直流分を偏磁補正回路51に与え、偏磁補
正回路51の出力信号によりインバ―タの正出力及び負
出力の電圧時間積が等しくなるように制御し、インバ―
タ変圧器3の直流偏磁を防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来技術においては、インバ―タ出力電流を検出して直
流偏磁を防止する方式であり、主回路と制御回路を電気
的に絶縁するために絶縁増幅器23を必要とする。
【0006】絶縁増幅器23はインバ―タ装置が高圧、
大容量化すればする程、大形化しかつ高価になり、イン
バ―タ装置の大きさや価格に影響を与える。又、インバ
―タ出力電流の検出回路に特性的に使用可能な絶縁増幅
器には、絶縁上の上限があり現状10KV以上の絶縁耐
圧を有するものは開発されていないのが実状である。
又、分流器20の2次信号が数十mvと微弱であるた
め、インバ―タ装置が高圧大容量の場合、主回路側で発
生するノイズの影響を受け易く、インバ―タ出力電流中
に含まれる直流分を正確に検出することが困難となり、
インバ―タ変圧器の直流偏磁を防止することができなく
なる恐れがある。
【0007】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、高圧、大容量のインバ―タ装置でも、
インバ―タ変圧器の直流偏磁を確実に防止できる安価な
変圧器の直流偏磁防止装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、インバ―タの出力側に接続された変圧器の
鉄心のギャップ部の磁束を検出する手段と、検出された
磁束を所定期間積分する積分器と、この積分器の出力信
号に応じてインバ―タの交流出力電圧の正及び負の電圧
時間積を制御する手段を具備したことを特徴とするもの
である。
【0009】
【作用】本発明は、前述手段を具備することにより、イ
ンバ―タ出力の正側と負側とで電圧時間積に差が生じた
時に、この電圧時間積の差を変圧器の鉄心を通る磁束の
磁束時間積の正側と負側の差として磁束の直流分を検出
し、この直流分が零になるように制御することによって
直流偏磁を防止している。
【0010】
【実施例】以下本発明を図面を参照して説明する。図1
は本発明の一実施例を示すブロック図であり、図5と同
一部には同一符号を付してその説明を省略する。
【0011】又、図2は図1におけるインバ―タ変圧器
3の鉄心を簡略化して表現した図である。更に、図3及
び図4は本発明の動作を説明するためのタイムチャ―ト
である。
【0012】図1において、31はインバ―タ変圧器3
の鉄心ギャップ部を通る磁束を電圧信号として検出する
ホ―ル素子であり、32はこのホ―ル素子31の出力電
圧を増幅する増幅器である。図2において3Cはインバ
―タ変圧器3の鉄心である。図3及び図4において、V
1はインバ―タ出力即ちインバ―タ変圧器3の1次側に
印加される電圧、Φ1は前記電圧V1の変化によりイン
バ―タ変圧器3の鉄心に生じる磁束を表わしている。一
般に、変圧器の磁束は印加電圧を積分したものであり、
図3に示すように、磁束Φ1は電圧V1が印加される期
間だけ変化する波形となる。
【0013】図3のように、電圧V1の電圧時間積が正
側と負側とで等しい場合は、磁束Φ1の磁束時間積が正
側と負側とで等しくなるが、図4のように、電圧V1の
電圧時間積の正側の方が負側より小さい場合は、磁束Φ
1の磁束時間積は正側の方が負側より小さくなる。
【0014】今、仮にGTO2U〜2Yでスイッチング
時間の差が生じ、インバ―タ出力電圧即ちインバ―タ変
圧器3の1次側に印加される電圧V1のパルス幅が図4
に示すように、正側の方が負側よりΔTだけ狭くなった
とする。磁束Φ1はホール素子31で電圧信号に変換さ
れた後増幅器32で増幅され積分器41に入力される
が、例えば1サイクルの期間(図4に示す時刻t1 より
t2 までの期間)磁束Φ1を積分すると、磁束Φ1の正
側面積(図4に示すハッチング部の面積(A))の方が負
側面積(図4に示すハッチング部の面積(B))より小さ
いため、ある負の値となる。かくして検出された磁束の
直流分(この場合負の値)が偏磁補正回路51に与えら
れると、偏磁補正回路51は直流分が零になるよう各G
TOのゲート信号のパルス幅の補正制御を行う。この場
合、電圧V1の正側の電圧時間積が大、かつ負側の電圧
時間積が小となるよう該パルス幅の補正制御が行われ
る。この結果磁束Φ1の直流分は零となるよう制御され
インバータ変圧器3は直流偏磁を受けなくなる。又、逆
に磁束Φ1の正側面積(A) の方が(B) より大きい場合
は、積分器41の出力は正の値となり、電圧V1の正側
の電圧時間積が小、かつ負側の電圧時間積が大となるよ
う前記パルス幅の補正制御が行なわれ、磁束Φ1の直流
分は零になるよう制御される。
【0015】以上は単相インバータの例で説明したが、
三相インバータの場合にも本発明が適用できることは言
うまでもない。その場合は少くとも2台の主脚鉄心のギ
ャップ部にホール素子を設置すれば良い。又、磁束の積
分期間は1サイクルに限定されるものではなく、数サイ
クル以上の積分期間でも良い。
【0016】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば、イ
ンバ―タ変圧器の鉄心ギャッブ部の磁束を直接検出する
方式であるため、インバ―タの主回路とは電気的に絶縁
されるので、大形で高価な絶縁増幅器を必要としない。
従って、本発明はインバ―タ装置の小形化低コスト化に
寄与するばかりではなく、インバ―タ装置の主回路電圧
が高電圧化しても適用できるものである。又、大容量の
場合、インバ―タ変圧器はインバ―タとは別に設置され
るため磁束の検出ラインはインバ―タ主回路発生ノイズ
の影響を受けにくくすることが可能であり、インバ―タ
変圧器の磁束に含まれる直流分を正確に検出することが
できる。
【0017】よって、本発明によれば、高圧大容量のイ
ンバ―タ装置でも、インバ―タ変圧器の直流偏磁を確実
に防止できる安価な変圧器の直流偏磁防止装置を提供す
ることかできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】「図1]のインバ―タ変圧器の鉄心の簡略図。
【図3】直流偏磁の無い場合の本発明による動作を説明
するための波形図。
【図4】直流偏磁の有る場合の本発明による動作を説明
するための波形図。
【図5】従来装置の構成図。
【図6】従来装置の動作を説明するためのタイムチャ―
ト。
【符号の説明】
1 …直流電源 2GU〜2GY …GTO 2DU〜2DY …ダイオ―ド 2U〜2Y …ゲ―ト回路 3 …インバ―タ変圧器 3C …インバ―タ変圧器の鉄心 4 …負荷 10 …ゲ―ト制御回路 20 …分流器 23 …絶縁増幅器 31 …ホ―ル素子 32 …増幅器 41 …積分器 51 …偏磁補正回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流出力電圧の時間積を制御可能な
    インバ―タの出力側に変圧器を接続した装置において、
    該変圧器の鉄心ギャップ部の磁束を検出する手段と、検
    出された磁束を所定期間積分する積分器及び該積分器の
    出力信号に応じて前記インバ―タの交流出力電圧の正及
    び負の電圧の電圧時間積を制御する手段を具備して成る
    変圧器の直流偏磁防止装置。
JP4032477A 1992-02-20 1992-02-20 変圧器の直流偏磁防止装置 Pending JPH05236761A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5450310A (en) * 1993-07-13 1995-09-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Control system for power converter with prevention of DC magnetization in the transformer
US5867376A (en) * 1996-08-08 1999-02-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha DC magnetization suppression in power converter transformers
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DE102012218710A1 (de) * 2012-10-15 2014-04-17 Continental Automotive Gmbh Vorrichtung zum Vergleichen des Stromes durch die Hauptinduktivität eines Transformators mit einem Vergleichswert und Zweipunktregler mit einer solchen Vorrichtung

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