JPH05236591A - 音響変換器用振動板の製造方法 - Google Patents

音響変換器用振動板の製造方法

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JPH05236591A
JPH05236591A JP6116192A JP6116192A JPH05236591A JP H05236591 A JPH05236591 A JP H05236591A JP 6116192 A JP6116192 A JP 6116192A JP 6116192 A JP6116192 A JP 6116192A JP H05236591 A JPH05236591 A JP H05236591A
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JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
raw material
lower die
acoustic transducer
corrugated
Prior art date
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Pending
Application number
JP6116192A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Udo
義卿 有働
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ATSUDEN KK
Original Assignee
ATSUDEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロホンやヘッドホンのスピーカ部に使
用される振動板を効率よく生産できるようにする。 【構成】 素材3を上型4と下型5とにより振動板6に
成形するに当たり、まず円形の抜き作業により振動板6
としての必要大きさより少々大きな円形に抜き、この円
形に抜いた素材3を、波形状凹凸とその外周に円環状の
凹溝5bとを形成した下型5上に概略中心を合わせて載置
し、その状態で上型4を下型5に圧接することにより、
前記必要大きさを超えた部分が前記円環状の凹溝5b内に
入るようにして成形する。円環状の凹溝5b内に入った部
分は振動板として機能しないから、素材3を下型5上に
載置するに当たって多少中心がずれてもよいことにな
り、一連の製造作業が著しく容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロホンやヘッド
ホンのスピーカ部に使用される振動板を効率よく生産す
るための、音響変換器用振動板の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】上記用途に供される音響変換器用振動板
(以下、振動板という)の製造方法は、素材となるボビ
ンに巻かれた所定幅の帯状で薄膜状の合成樹脂材を順次
解きながら上下型の間に導入し、帯状の状態のまま波形
の成形を行ない、ある長さすなわち、ある数の成形が終
わったところで停止し、次にこの波形成形部の外周を円
形に打ち抜くものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにして振動板
を製作する場合、波形に成形した状態の素材の中心とこ
の成形後の素材を円形に打ち抜く場合の中心合わせが難
しく、せっかく波形に打ち抜いたものでも、その後に行
なう円形打抜き作業の段階で中心合わせがうまく行かな
いために、不良品となってしまうことがある問題があっ
た。このような失敗を回避するために、波形に抜いた素
材を作業者の人手によって抜き型の上に載置し、中心合
わせを行なっていた。このため作業効率がきわめて悪い
ものとなる問題があった。
【0004】本発明はこの点に鑑みて成されたものであ
り、作業効率を向上し、不良発生率を下げることができ
る音響変換器用振動板の製造方法を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、素材としての薄膜状の合成樹
脂材を、上型と下型とにより平面形状が円形で断面形状
が波形の音響変換器用振動板に成形するに当たり、まず
円形の抜き作業により振動板としての必要大きさより少
々大きな円形に抜き、該円形に抜いた素材を、波形状凹
凸とその外周に円環状の凹溝とを形成した下型上に概略
中心を合わせて載置し、その状態で上型を下型に圧接す
ることにより、前記必要大きさを超えた部分が前記円環
状の凹溝内に入るようにして成形することを特徴とする
音響変換器用振動板の製造方法を得たものである。
【0006】
【作用】このような構成とすれば、まず帯状の材料から
円形に抜く作業では中心合わせ等が一切不要であるか
ら、自動機械により迅速に打ち抜くことができ、次にこ
うして打ち抜いたものに波形のプレスを行なうときに
は、そのための移動を、素材が平板状であることから自
動吸着等で行なうことができ、さらに中心合わせの作業
は、たとえ中心が多少ずれてもそのずれた部分は凹溝に
入り、折り曲げられて振動板としては機能しないことに
なることから、一連の作業が著しく容易になる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図について説明す
る。まず図1に示すものは材料であり、ボビン2に巻か
れた帯状のものである。この材料1は薄膜状の合成樹脂
材であり、数ミクロン程度の厚みを有する。材料1は矢
印で示す方向に順次ほどかれ、図示しない打ち抜き用の
プレス機械で、円形の素材3に打ち抜かれることにな
る。
【0008】円形に打ち抜かれた図2の素材3は、図示
しない吸着装置等によって吸着され移動して、図3に示
すような形状の上型4と下型5の間に挿入される。上型
4は、図示するように下面が平坦形状を成すゴム(一般
的にはシリコンゴム)材で形成されており、下型5は、
完成後の振動板と同形状になるよう波形部5aが形成され
たものである。なお、素材3が上型4と下型5の間に挿
入されるときには、上型4は素材3の挿入に支障がない
ところまで上昇している。上型4と下型5の間に素材3
を挿入し、上型4を下降させて押圧すると、この上型4
は、図4に示すように下型5の波形部5aに馴染むように
変形し、円形で平坦な素材3に、この波形部5aと同形状
の波形状凹凸が形成されることになる。
【0009】図3および図4に示すように、下型5には
波形部5aの外周に同心で円環状の凹溝5bが形成されてい
る。したがってこの下型5上に素材3を載置するに当た
っては、素材3の中心をこれら波形部5aと円環状の凹溝
5bの中心に概略合わせて載置する。概略というのは、素
材3の外周部分で凹溝5bに入る部分は、振動板として完
成後に機能しないところであるから、凹溝5bに入る部分
の高さにはバラツキがあってもよいということである。
しかしながら凹溝5bに入る部分が全くない程にずれたの
では振動板として機能する部分にも影響がでるので、こ
の意味で素材3の大きさを振動板としての必要大きさよ
り少々大きな円形に抜くのである。なお、図3および図
4中に符号5cで示すものは空気抜き用の細孔である。
【0010】凹溝5bが設けられていることにより、成形
完了した振動板6は、図5および図6に示すような形状
になる。すなわち、平面部分には同心状に波形部6aが形
成され、外周部には折曲げ部6bが形成される。そのあ
と、波形部6aにはボイスコイル7が取付けられ、折曲げ
部6bはハウジング8への取付部となる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
た音響変換器用振動板の製造方法であるから、まず帯状
の材料から円形に抜く作業では中心合わせ等が一切不要
となり、自動機械により迅速に打ち抜くことができるこ
とになる。次にこうして打ち抜いたものに波形のプレス
を行なうときには、そのための移動を、素材が平板状で
あることから自動吸着等で行なうことができ、作業効率
が向上する。さらに中心合わせの作業は、たとえ中心が
多少ずれてもそのずれた部分は凹溝に入り、折り曲げら
れて振動板としては機能しないことになることから、中
心合わせに精度を上げる必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の最初の過程を示す斜視図である。
【図2】図1に示したものから打ち抜いた素材を示す斜
視図である。
【図3】上型と下型の断面形状を上型が上昇した状態で
示す断面図である。
【図4】図3の状態から上型が下降して素材を押圧した
状態を示す断面図である。
【図5】図3の型によって成形された振動板の斜視図で
ある。
【図6】図5のものにボイスコイルを取付けた状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 材料 3 素材 4 上型 5 下型 5a 波形部 5b 凹溝 6 振動板 6a 波形部 6b 折曲げ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素材としての薄膜状の合成樹脂材を、上
    型と下型とにより平面形状が円形で断面形状が波形の音
    響変換器用振動板に成形するに当たり、まず円形の抜き
    作業により振動板としての必要大きさより少々大きな円
    形に抜き、該円形に抜いた素材を、波形状凹凸とその外
    周に円環状の凹溝とを形成した下型上に概略中心を合わ
    せて載置し、その状態で上型を下型に圧接することによ
    り、前記必要大きさを超えた部分が前記円環状の凹溝内
    に入るようにして成形することを特徴とする音響変換器
    用振動板の製造方法。
JP6116192A 1992-02-17 1992-02-17 音響変換器用振動板の製造方法 Pending JPH05236591A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002041667A1 (fr) * 2000-11-15 2002-05-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede de fabrication d'un haut parleur
JP2005168001A (ja) * 2003-11-13 2005-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高音用スピーカ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002041667A1 (fr) * 2000-11-15 2002-05-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede de fabrication d'un haut parleur
US6915555B2 (en) 2000-11-15 2005-07-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for manufacturing speaker
JP2005168001A (ja) * 2003-11-13 2005-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高音用スピーカ

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