JPH05235942A - 簡易ブリッジ装置 - Google Patents

簡易ブリッジ装置

Info

Publication number
JPH05235942A
JPH05235942A JP4038215A JP3821592A JPH05235942A JP H05235942 A JPH05235942 A JP H05235942A JP 4038215 A JP4038215 A JP 4038215A JP 3821592 A JP3821592 A JP 3821592A JP H05235942 A JPH05235942 A JP H05235942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lan
address
primary
frame
bridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4038215A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyoshi Yuasa
啓義 湯淺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP4038215A priority Critical patent/JPH05235942A/ja
Publication of JPH05235942A publication Critical patent/JPH05235942A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】1次LANと2次LANとの間のブリッジ機能
を果たすブリッジHUBにおいて、処理速度の要求を下
げて、コストを低減する。 【構成】ブリッジHUBに2次LANのステーションア
ドレス管理部を設けて、ブリッジHUBのフレーム変換
部は、1次LANに接続されるステーション相互間で通
信するフレームを2次LANのデータにカプセル化して
包み込み、2次LANのフレームの宛先アドレスには引
き継がない。1次LANに接続されるステーションと2
次LANに接続されるステーションとの間で通信するフ
レームについてのみ、宛先アドレスを引き継ぐ。 【効果】すべてをトランスペアレントに変換する場合と
比べてフレーム変換部の処理が簡単になり、ブリッジ処
理の速度要求が下がり、安価に実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ローカルエリアネット
ワーク(LAN)のアクセスの効率向上及びワークステ
ーション当たりのLAN機器コストの削減のために利用
される簡易ブリッジ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、FDDI(Fiber Dist
ributed Data Interface)規格
に準拠するトークンパッシング型LANが広く用いられ
ている。このLANには、1重リング構成と2重リング
構成があり、ANSI(American Natio
nal Standards Institute)X
3T9.5委員会で標準化が進められ、JIS X 5
003参考として、LAN階層実装規約として公表され
ている。また、ローコストなFDDIとして、ツイスト
ペア線を使用するTP−PMDや、コア径の大きなプラ
スチックファイバ等を使用するLCF−PMDの標準化
が進められている。ここでは、ツイストペア線と光ファ
イバのFDDIを総称してTP−FDDIと呼ぶ。
【0003】FDDIの構成例では、コンセントレータ
と端末間は1重のリング構成であり、この場合の端末
は、SAS(Single Attachment S
tation)と呼ばれている。一方、コンセントレー
タ間は、一般にバックボーン幹線として2重リング構成
である。コンセントレータは、HUB(集線装置)とも
呼ばれる。FDDIのMACフレームフォーマットを図
8に示す。このフォーマットは、ANSIのFDDI−
MAC/ISO 9314−2として規格化されてい
る。図中、実際にユーザーのアプリケーションデータが
伝送されるのは、データ(DATA)の部分である。
【0004】一方、CSMA/CD(Carrier
Sense Multiple Access wit
h Collision Detection)規格に
準拠するランダムアクセス型LANにおいては、スター
型構成とバス型構成があり、特にツイストペア線を使用
する10BASE−Tは、IEEE(The Inst
itute of Electrical and E
lectronicsEngineers,Inc)で
標準化がなされ、802.3i−1990として標準規
格になっている。CSMA/CD方式のMACフレーム
フォーマットを図7に示す。このフォーマットは、IE
EE802.3/ISO 8802−3として規格化さ
れている。FDDIの2シンボルがCSMA/CD方式
の1オクテットに相当するので、図8のFDDIのMA
Cフレーム長と比べて、図7のCSMA/CD方式のM
ACフレーム長の方が短い。
【0005】CSMA/CD方式のツイストペア線LA
Nの構成例では、一般に、HUBと端末間及びHUB間
は、スター型構成である。衝突検出のため、端末から端
末までの最大の遅延時間(ラウンドトリップデレイ)が
460ビット時間を超える場合は、ブリッジによってセ
グメントに分ける必要がある。HUBとツイストペア線
を含めた遅延時間を40ビット時間とすると、HUBを
11個通過するのが限度になるので、6段の階層構成が
1個の最大セグメントの規模となる。ただし、伝送パケ
ット数が増加し、衝突回数が増加すると、待ち時間が増
加するので、接続される端末数が数10台に1個程度の
割合でブリッジを設けて、フレームの宛先アドレスによ
りフィルタリングを行うことが望ましいと思われる。
【0006】階層構成のLANでは、複数のセグメント
にグループ分けして、セグメントごとにブリッジを設け
て、セグメント間の通信を上位階層のLANで行い、セ
グメント内の通信を下位階層のLANで行い、上位階層
を通過するパケットからセグメント内通信のパケットを
除去すると共に、各セグメントが共通にアクセスするホ
ストコンピュータやサーバー等のステーションを上位階
層のLANに直結させ、特定のセグメントと上位階層と
の間のパケットが他のセグメントに伝わることを防ぐこ
とにより、各セグメント内のパケットを、そのセグメン
トに必要なものに限定するようにトラフィックを制御し
て待ち時間を短くし、LANシステム全体の端末数とト
ラフィックの許容容量を大きくしている。
【0007】上位階層のLANは、一般にバックボーン
LAN又は幹線LANと呼ばれている。さらに、ホスト
コンピュータ等との通信が多く、上位階層のLANの伝
送容量が不足する場合には、上位階層のLANとして、
FDDI等のより高速のLANを使用する。現在では、
1次LANを媒体アクセス方式がCSMA/CD方式で
伝送速度が2次LANより低速なLANとして、2次L
ANを媒体アクセス方式がトークンパッシングの高速L
ANとするのが一般的と思われる。
【0008】なお、図7に示すIEEE802.3のM
ACフレームフォーマットにおいても、図8に示すFD
DIのフレームフォーマットにおいても、宛先アドレス
(DA)としては、個別アドレス、グループアドレ
ス、グループ同報アドレス(48ビットアドレスが必
要)、一斉同報アドレス(48ビットアドレスが必
要)のいずれかを設定できる。また、プロトコルのMA
C副層より上位階層のLLC副層は、図10に示すIE
EE802.2のLLC PDUフォーマットと同じサ
ービスを行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、HUB
を設けてスター型配線を行うことにより、伝送路にツイ
ストペア線を使用するローコストなLANが構築された
が、コンピュータの高性能化、ローコスト化、及びメイ
ンフレームやオフコンからUNIXワークステーション
やPC(パーソナルコンピュータ)へのダウンサイジン
グ等のOA機器の分散化によって、LANに接続される
端末数及びトラフィックが益々増加する傾向がある。し
たがって、LANシステムは、将来の拡張を考慮して設
計する必要がある。特に、上述の10BASE−TのH
UBでは、ビルのフロントエンドLAN(フロアーLA
N)として、ユーザーサイドでHUBの増設により拡張
する可能性があり、トラフィックの許容限度のみなら
ず、遅延時間(ラウンドトリップデレイ)が460ビッ
ト時間を超えないように、ブリッジによってセグメント
分けしておく必要があった。しかるに、IEEE80
2.1規格をサポートするブリッジには、一般に高速の
RISCプロセッサ等の高価なデバイスが使用されてお
り、ワークステーション当たりのLANのコストが増加
するという欠点があった。また、伝送速度が10Mb/
sの10BASE−Tとブリッジのみのシステムでは、
トラフィックが集中する幹線がボトルネックになり、待
ち時間の著しい増大を生じて共用資源を有効にアクセス
することの妨げになる。
【0010】なお、CAD(Computer Aid
ed Design)等の高速データ通信を必要とする
分野では、ローコストFDDIのSASをパソコンのよ
うに使用し、ローコストFDDIが下位階層のLAN端
末として位置付けられる場合があり、今後、LANシス
テムの高速化が進展するので、下位階層のLANを10
BASE−Tに限るものではなく、下位と上位とは相対
的なもので、10BASE−TとFDDIの組み合わせ
のみならず、下位と上位が共にFDDIの場合や、さら
に高速な2次LANとの組み合わせ等においても、端末
が要求する伝送速度に応じて、トラフィックやLANシ
ステム制御上の同様な問題が発生することが考えられ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、上記の課題を解決するために、図1、図2、図9及
び図11に示すように、1次LANと2次LANとの間
のブリッジ機能を果たすブリッジHUBに、2次LAN
のステーションアドレス管理部M2を設けて、ブリッジ
HUBのフレーム変換部FRM−CNVは、宛先が1次
LANと2次LANのいずれに属するかによってアドレ
スの変換機能を分ける構成としたものである。なお、こ
こでは、階層構成のLANで、複数のセグメントにグル
ープ分けして、セグメント間の通信を行う上位階層のL
ANを2次LANと呼び、セグメント内の通信を行う下
位階層のLANを1次LANと呼ぶことにする。
【0012】また、請求項2記載の発明では、フレーム
アドレスのフィルタリングと照合の機構を1次LAN側
と2次LAN側とに分ける構成とし、ブリッジHUBの
1次LANに接続されるステーション相互間で通信する
フレームアドレスのフィルタリングは1次LAN側で行
い、1次LAN側に直接接続されていないフレームにつ
いては、2次LAN側でアドレスの照合フィルタリング
を行うように構成したものである。
【0013】さらに、請求項3記載の発明では、図3及
び図4に示すように、1次LANの出力ポートがアウト
レットになるように、ブリッジHUBを建物の床や壁面
に配置し、アウトレットから単なるリピータ機能を有す
るテーブルタップHUBによって1次LANのポートを
拡張できる構成としたものである。
【0014】また、請求項4記載の発明では、図1、図
2及び図9に示すように、ブリッジHUB単位すなわち
セグメント単位に1次LANのアドレスをグループ分け
して、ブリッジHUBに自HUBに直結しない1次LA
Nのステーションのセグメントアドレス管理部M3を設
けて、1次LANのセグメント単位に2次LANの宛先
アドレスを設定する構成としたものである。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明では、図1、図2、図9及
び図11に示すように、1次LANと2次LANとの間
のブリッジ機能を果たすブリッジHUBに、2次LAN
のステーションアドレス管理部M2を設けて、ブリッジ
HUBのフレーム変換部FRM−CNVは、2次LAN
のステーションアドレス管理部M2のアドレス登録によ
り、宛先が2次LANに接続されるステーションのアド
レスか否かの照合フィルタリングを行い、その結果によ
って、1次LANに接続されるステーション相互間で通
信するフレームについては、2次LANのデータにカプ
セル化して包み込み、2次LANのフレームの宛先アド
レスには引き継がない。そして、1次LANに接続され
るステーションと2次LANに接続されるステーション
との間で通信するフレームについてのみ、宛先アドレス
を引き継ぐようにフレーム変換して、宛先が1次LAN
と2次LANのいずれに属するかによってアドレスの変
換機能を分けるので、すべてをトランスペアレントに変
換する場合と比べてフレーム変換部FRM−CNVの処
理が簡単になり、ブリッジ処理の速度要求が下がり、コ
ストを低減することができる。
【0016】また、請求項2記載の発明では、ブリッジ
HUBの1次LANに接続されるステーション相互間で
通信するフレームアドレスのフィルタリングを1次LA
N側で行い、1次側に直接接続されていないフレームに
ついては、2次LAN側のステーションアドレス管理部
のアドレス登録により、宛先が2次LANに接続される
ステーションのアドレスか否かを照合フィルタリングし
て、フレーム変換部は、1次LANに接続されるステー
ション相互間で通信するフレームの宛先アドレスの場合
には、2次LANのデータにカプセル化して包み込み、
2次LANに接続されるステーションとの間で通信する
フレームのみ宛先アドレスを引き継ぐようにフレーム変
換する。このように1次側と2次側とフレームアドレス
のフィルタリングと照合を分けることにより、すべてを
トランスペアレントに変換する場合と比べてフレーム変
換部の処理が簡単になり、ブリッジ処理の速度要求が下
がり、1次LAN側の低速デバイスを使用するので、コ
ストを低減できる。
【0017】さらに、請求項3記載の発明では、図3及
び図4に示すように、1次LANの出力ポートがアウト
レットになるようにブリッジHUBを建物の床、壁面に
配置し、アウトレットから単なるリピータ機能を有する
テーブルタップHUBによって1次LANのポートを拡
張できる。特に、1次LANを低速LAN、2次LAN
を高速LANとすることにより、ブリッジHUBが設置
された床および壁を1次LANと2次LANの境界にす
るので、フロア内で1次LANを増設できると共に、ブ
リッジにより多くのセグメントに分かれ、高速の2次L
ANがセグメント間を中継することにより、待ち時間が
少なくなり、1次LANのネットワークの帯域をフルに
活用できるので、ネットワークの性能/コスト比を高く
することができる。また、必要に応じて2次LANの出
力ポートをアウトレットにすることにより、高速な端末
を接続できる。
【0018】また、請求項4記載の発明では、図1、図
2及び図9に示すように、1次LANを複数のセグメン
トに分割し、ブリッジHUB単位すなわちセグメント単
位に1次LANのアドレスをグループ分けして、ブリッ
ジHUBに、自HUBに直結しない1次LANのステー
ションのセグメントアドレス管理部を設けて、このセグ
メントアドレス管理部が、このステーションが所属する
ブリッジHUBの2次LANとしてのアドレスをセグメ
ントアドレスとして、1次LANとしてのステーション
アドレスと共に登録し、宛先が2次LANに接続される
ステーションのアドレスか否かの照合フィルタリング結
果によって、フレーム変換部は、1次LANに接続され
るステーション相互間で通信するフレームを2次LAN
のデータにカプセル化して包み込み、宛先の1次LAN
のステーションが所属するブリッジHUBの2次LAN
のアドレスをセグメントアドレスとして、2次LANの
フレームの宛先アドレスに設定するようにフレーム変換
して、1次LANのセグメント単位に2次LANの宛先
アドレスを設定する構成とするので、すべてをトランス
ペアレントに変換する場合と比べてフレーム変換部の処
理が簡単になり、1次LAN同志の通信を2次LAN側
でセグメントアドレスを指定して中継するので、伝送フ
レームと無関係の1次ブリッジHUBのブリッジ処理の
速度要求がさらに下がり、コストダウンにつながる。
【0019】
【実施例】図1及び図2は本発明の簡易ブリッジ装置を
用いたネットワークの構成例を示している。図1に示す
ブリッジHUB−1と図2に示すブリッジHUB−2と
は、ANSIのX3T9.5に準拠するツイストペア線
を用いたFDDI(TP/FDDI)よりなる2次LA
Nを介して接続されている。各ブリッジHUBのアドレ
ス登録メモリーには、1次LANアドレス管理部M1と
は別に、2次LANアドレス管理部M2を設けてあり、
2次LANのアドレス照合フィルタリング結果が1次L
ANに接続されるステーション相互間で通信するフレー
ムであることが判定された場合には、フレーム変換部F
RM−CNVでは、図9に示したように、2次LANの
データ領域に1次LANのMACフレームをカプセル化
して包み込み、2次LANのフレームの宛先アドレス
は、グローバルアドレスとして1次LANの宛先アドレ
スを引き継がない。
【0020】一方、アドレス照合フィルタリング回路部
ADS−FLTによるアドレス照合フィルタリングの結
果、1次LANに接続されるステーションと2次LAN
に接続されるステーションとの間で通信するフレームで
あることが判定された場合には、図11に示すように、
1次LANの宛先アドレスを2次LANの宛先アドレス
に引き継ぐようにフレーム変換して、従来のカプセル化
ブリッジでは対応できなかった1次LANに接続する端
末と2次LANに接続する端末との相互通信を可能にす
る。さらに、フレーム変換部FRM−CNVで、1次L
ANに接続する端末と2次LANに接続する端末(ブリ
ッジHUBを含む)との相互通信の場合のみ、図12の
ようにトランスペアレントなフォーマットに変換するこ
とにより、2次LANに接続する端末の通信プロトコル
の変更を不要とし、標準的な通信プロトコルが使用でき
る。
【0021】このように、宛先が1次LANと2次LA
Nのいずれに属するかによってアドレスの変換機構を分
けて、1次LANに接続する端末と2次LANに接続す
る端末との相互通信に限ってトランスペアレントな機能
を実現するので、すべてをトランスペアレントに変換す
る場合と比べてフレーム変換部FRM−CNVの処理が
簡単になり、ブリッジ処理の速度要求が下がり、性能/
コスト比が高くなる。
【0022】さらに、ブリッジHUBのアドレス照合フ
ィルタリング回路部ADS−FLTを1次LAN側と2
次側LAN側に分けて、1次LANに接続されるステー
ション相互間で通信するフレームのアドレス照合フィル
タリングを1次LAN側で行い、まず、自分のブリッジ
HUB内の1次LAN側に直接接続されているかどうか
を確認し、接続されていないフレームについてのみ、2
次LAN側のアドレス照合フィルタリング回路部で、2
次LANアドレス管理部のアドレス登録により、宛先が
2次LANに接続されるステーションのアドレスか否か
をアドレス照合フィルタリングする。この、2次LAN
側の照合結果により、1次LANに接続されるステーシ
ョン相互間で通信するフレームの宛先アドレスの場合に
は、フレーム変換部では、2次LANのデータにカプセ
ル化して包み込み、2次LANに接続されるステーショ
ンとの間で通信するフレームのみ宛先アドレスを引き継
ぐようにフレーム変換する。このように1次LAN側と
2次LAN側とフレームアドレスのフィルタリングと照
合を分けることにより、すべてをトランスペアレントに
変換する場合と比べてフレーム変換部の処理が簡単にな
り、ブリッジ処理の速度要求が下がり、1次LAN側の
低速デバイスを使用することにより、コストを低減でき
る。
【0023】2次LAN側から1次LAN側に向かうフ
レームの場合、2次LAN側の宛先アドレスがグローバ
ルアドレスの場合は、カプセルを外した1次LANフレ
ームを1次LAN側に渡して2次LAN側の処理が終わ
り、2次LAN側の宛先アドレスが自分のブリッジHU
Bの場合は、データを受け取って1次LANに渡せるよ
うにフレーム変換して2次LAN側の処理が終わる。
【0024】図3及び図4の構成では、1次LANの出
力ポートがアウトレットになるようにブリッジHUBを
建物の床、壁面に配置し、アウトレットから単なるリピ
ータ機能を有するテーブルタップHUBによって1次L
ANのポートを拡張できる。図3及び図4は各フロアの
配線状態を示しており、フロア間は、FDDIのバック
ボーンLANにより接続されている。特に、好ましい実
施例としては、1次LANを10BASE−T、2次L
ANをTP−FDDIとすることにより、2次LANを
もツイストペア線で配線を統一でき、施工性を高くし
て、システムをローコストにすることができる。この構
成では、ブリッジHUBが設置された床および壁を1次
LANと2次LANの境界にするので、フロア内での1
次LANの増設を、配電用のテーブルタップのように、
エンドユーザーが遅延時間を気に掛けないで手軽に行え
ると共に、ブリッジにより多くのセグメントに分けて、
高速の2次LANがセグメント間を中継し、バッファメ
モリにデータを蓄え、フレーム変換後、2次LAN側が
1次LAN側に伝送する際もアクセス制御により衝突を
回避するので、待ち時間が少なくなり、1次LANのネ
ットワークの帯域をフルに活用でき、ネットワークの性
能/コスト比が高くなる。また、必要に応じて2次LA
Nの出力ポートをアウトレットにすることにより高速な
TP−FDDIのSAS端末を接続できる。
【0025】図1及び図2の構成例では、ブリッジHU
Bの2次側はSASでローコスト化を優先しているが、
図5及び図6の構成例では、2重リングのDAS(Du
alAttachment Station)により信
頼性を重視している。なお、図5に示すブリッジHUB
−1と図6に示すブリッジHUB−2とは、ANSIの
X3T9.5に準拠するツイストペア線を用いたFDD
I(TP/FDDI)よりなる2次LANを介して接続
されている。
【0026】さらに、図1及び図2又は図5及び図6の
構成例では、1次LANを複数のセグメントに分割し、
ブリッジHUB単位すなわちセグメント単位に1次LA
Nのアドレスをグループ分けして、ブリッジHUBに、
自HUBに直結しない1次LANのステーションのセグ
メントアドレス管理部M3を設けている。このセグメン
トアドレス管理部M3は、このステーションが所属する
ブリッジHUBの2次LANとしてのアドレスをセグメ
ントアドレスとして、1次LANとしてのステーション
アドレスと共に登録し、宛先が2次LANに接続される
ステーションのアドレスか否かの照合フィルタリング結
果によって、フレーム変換部FRM−CNVは、1次L
ANに接続されるステーション相互間で通信する場合
に、図9に示したように、1次LANに接続されるステ
ーション相互間で通信するフレームを2次LANのデー
タにカプセル化して包み込み、宛先の1次LANのステ
ーションが所属するブリッジHUBの2次LANのアド
レスをセグメントアドレスとして、2次LANのフレー
ムの宛先アドレスにセグメントアドレスを設定するよう
にフレーム変換して、1次LANのセグメント単位に2
次LANの宛先アドレスを設定する構成としている。し
たがって、すべてをトランスペアレントに変換する場合
と比べてフレーム変換部の処理が簡単になり、1次LA
N同志の通信を2次LAN側でセグメントアドレスを指
定して中継することにより、伝送フレームと無関係の1
次ブリッジHUBのブリッジ処理の速度要求がさらに下
がり、コストダウンにつながる。
【0027】なお、上述の図9に示した2次LANの宛
先アドレス(DA)は、1次LANに接続されるステー
ション間相互で通信するフレームで、宛先の1次LAN
のセグメントが属する2次LANのブリッジHUBのア
ドレスが分からない場合には、グローバルアドレスと
し、1次LANに接続されるステーション間相互で通信
するフレームで、宛先の1次LANのセグメントが属す
る2次LANのブリッジHUBのアドレスが分かる場合
には、セグメントアドレスとする。図11及び図12の
フォーマットでは、2次LANの宛先アドレス(DA)
は、TP/FDDIリング内のステーションアドレスと
なる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、1次LANに
接続する端末と2次LANに接続する端末との相互通信
に限ってトランスペアレントな機能を実現するので、す
べてをトランスペアレントに変換する場合と比べてフレ
ーム変換部の処理が簡単になり、ブリッジ処理の速度要
求が下がり、性能/コスト比を高くすることができると
いう効果がある。
【0029】また、請求項2記載の発明では、フレーム
アドレスのフィルタリングと照合を1次側と2次側に分
けるので、すべてをトランスペアレントに変換する場合
と比べてフレーム変換部の処理が簡単になり、ブリッジ
処理の速度要求が下がり、1次LAN側の低速デバイス
を使用することにより、コストを低減できるという効果
がある。
【0030】さらに、請求項3記載の発明では、ブリッ
ジにより多くのセグメントに分けて、高速の2次LAN
がセグメント間を中継し、バッファメモリにデータを蓄
え、フレーム変換後、2次側から1次側に伝送する際
も、アクセス制御により衝突を回避するので、待ち時間
が少なくなり、1次LANのネットワークの帯域をフル
に活用でき、ネットワークの性能/コスト比が高くなる
という効果がある。
【0031】また、請求項4記載の発明では、1次LA
N同志の通信を1次LANのセグメント単位に2次LA
N側で2次LANの宛先アドレスをセグメントアドレス
に設定するので、すべてをトランスペアレントに変換す
る場合と比べてフレーム変換部の処理が簡単になり、伝
送フレームと無関係の1次ブリッジHUBのブリッジ処
理の速度要求がさらに下がり、コストダウンにつながる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の第1の部分を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第1実施例の第2の部分を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明の第2実施例の第1の部分を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明の第2実施例の第2の部分を示すブロッ
ク図である。
【図5】本発明の第3実施例の第1の部分を示すブロッ
ク図である。
【図6】本発明の第3実施例の第2の部分を示すブロッ
ク図である。
【図7】IEEE802.3のMACフレームフォーマ
ットを示す説明図である。
【図8】FDDIのMACフレームフォーマットを示す
説明図である。
【図9】本発明に用いるデータフレームの第1のフォー
マットを示す説明図である。
【図10】IEEE802.3のLLC PDUフォー
マットを示す説明図である。
【図11】本発明に用いるデータフレームの第2のフォ
ーマットを示す説明図である。
【図12】本発明に用いるデータフレームの第3のフォ
ーマットを示す説明図である。
【符号の説明】
M1 1次LANアドレス管理部 M2 2次LANアドレス管理部 M3 セグメントアドレス管理部 FRM−CNV フレーム変換部 ADS−FLT アドレス照合フィルタリング回路部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階層的に分散配置しスター型に配線で
    きるマルチポートのHUBを相互接続する1次LANを
    設けて、この1次LANを複数のセグメントに分割し、
    各セグメントごとにブリッジHUBを設けて、セグメン
    ト相互間を2次LANで相互接続するように、ブリッジ
    HUBに1次LANと2次LANとの間のブリッジ機能
    を設けた階層的LANシステムにおいて、 ブリッジHUB内に、 2次LANのステーションアドレス管理部と、 前記2次LANのステーションアドレス管理部のアドレ
    ス登録により、宛先が2次LANに接続されるステーシ
    ョンのアドレスか否かの照合フィルタリングを行うアド
    レス照合フィルタリング回路部と、 アドレス照合フィルタリングの結果によって、1次LA
    Nに接続されるステーション相互間で通信するフレーム
    については、2次LANのフレームの宛先アドレスには
    引き継がないで、2次LANのデータにカプセル化して
    包み込み、1次LANに接続されるステーションと2次
    LANに接続されるステーションとの間で通信するフレ
    ームについてのみ、宛先アドレスを引き継ぐようにフレ
    ーム変換するフレーム変換部とを備え、 宛先が1次LANと2次LANのいずれに属するかによ
    ってブリッジHUBにおけるアドレスの変換機構を分け
    たことを特徴とする簡易ブリッジ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の階層的LANシステム
    において、ブリッジHUBの1次LANに接続されるス
    テーション相互間で通信するフレームアドレスのフィル
    タリングを1次LAN側で行い、1次LAN側に直接接
    続されていないフレームについては、2次LAN側でス
    テーションアドレス管理部のアドレス登録により、宛先
    が2次LANに接続されるステーションのアドレスか否
    かを照合フィルタリングして、フレーム変換部は、1次
    LANに接続されるステーション相互間で通信するフレ
    ームの宛先アドレスの場合には、2次LANのデータに
    カプセル化して包み込み、2次LANに接続されるステ
    ーションとの間で通信するフレームのみ宛先アドレスを
    引き継ぐようにフレーム変換するように、フレームアド
    レスのフィルタリングと照合を1次LAN側と2次LA
    N側とに分けたことを特徴とする簡易ブリッジ装置。
  3. 【請求項3】 階層的に分散配置しスター型に配線で
    きるマルチポートのHUBを相互接続する1次LANを
    設けて、この1次LANを複数のセグメントに分割し、
    各セグメントごとにブリッジHUBを設けて、セグメン
    ト相互間を2次LANで相互接続するように、ブリッジ
    HUBに1次LANと2次LANとの間のブリッジ機能
    を設けた階層的LANシステムにおいて、1次LANの
    出力ポートがアウトレットになるようにブリッジHUB
    を建物の床や壁面に配置し、1次LANのポートを拡張
    できるように、単なるリピータ機能を有するテーブルタ
    ップHUBを前記アウトレットに接続したことを特徴と
    する簡易ブリッジ装置。
  4. 【請求項4】 階層的に分散配置しスター型に配線で
    きるマルチポートのHUBを相互接続する1次LANを
    設けて、この1次LANを複数のセグメントに分割し、
    各セグメントごとにブリッジHUBを設けて、セグメン
    ト相互間を2次LANで相互接続するように、ブリッジ
    HUBに1次LANと2次LANとの間のブリッジ機能
    を設けた階層的LANシステムにおいて、各セグメント
    単位に1次LANのアドレスをグループ分けして、自H
    UBに直結しない1次LANのステーションのセグメン
    トアドレス管理部を設けて、このセグメントアドレス管
    理部に、このステーションが所属するブリッジHUBの
    2次LANとしてのアドレスをセグメントアドレスとし
    て、1次LANとしてのステーションアドレスと共に登
    録し、フレーム変換部は、1次LANに接続されるステ
    ーション相互間で通信するフレームを2次LANのデー
    タにカプセル化して包み込み、宛先の1次LANのステ
    ーションが所属するブリッジHUBの2次LANのアド
    レスをセグメントアドレスとして、2次LANのフレー
    ムの宛先アドレスに設定するようにフレーム変換して、
    1次LANのセグメント単位に2次LANの宛先アドレ
    スを設定することを特徴とする簡易ブリッジ装置。
JP4038215A 1992-02-25 1992-02-25 簡易ブリッジ装置 Pending JPH05235942A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4038215A JPH05235942A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 簡易ブリッジ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4038215A JPH05235942A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 簡易ブリッジ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05235942A true JPH05235942A (ja) 1993-09-10

Family

ID=12519094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4038215A Pending JPH05235942A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 簡易ブリッジ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05235942A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6493767B1 (en) 1996-01-17 2002-12-10 Fujitsu Limited Network address supply system for transmitting an address supply request to only a server
US7792100B2 (en) 2004-01-16 2010-09-07 Nippon Telegraph And Telephone Corporation User MAC frame transfer method edge transfer device, and program
JP2014017649A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Toshiba Corp データ伝送装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6493767B1 (en) 1996-01-17 2002-12-10 Fujitsu Limited Network address supply system for transmitting an address supply request to only a server
US7792100B2 (en) 2004-01-16 2010-09-07 Nippon Telegraph And Telephone Corporation User MAC frame transfer method edge transfer device, and program
JP2014017649A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Toshiba Corp データ伝送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5835725A (en) Dynamic address assignment and resolution technique
US5247626A (en) Fddi controller having flexible buffer management
JP3729237B2 (ja) ノード及びノード内のデータ処理方法
US5041963A (en) Local area network with an active star topology comprising ring controllers having ring monitor logic function
US6108345A (en) Configurable Wan/Lan bridge
US6181681B1 (en) Local area network media access controller layer bridge
Fraser Towards a universal data transport system
JP3684405B2 (ja) 高性能で複数の伝送パケットをサポートするためのデータ構造
JPH04261245A (ja) ネットワークアダプタのためのネットワークコントローラ
US6909717B1 (en) Real time ethernet protocol
US7725639B2 (en) Switch architecture independent of media
US5870566A (en) Port expansion network and method for lan hubs
JPH05235942A (ja) 簡易ブリッジ装置
CN114006785A (zh) 一种单双绞线tsn无源耦合器及设计方法
WO2022268105A1 (zh) 一种通信方法及相关设备
JPH06112954A (ja) Lan集線方式
CN2373958Y (zh) 基于外围元件互连总线的路由交换卡
JPH0662011A (ja) Lan収容及びバックアップ機能付きtdm
CN114066707A (zh) 通用图形处理系统、计算装置和分布式系统
Mokhoff Data communications: Local data nets: Untying the office knot: Establishing standards for accessing local data networks may facilitate intra-office communications
JP2633887B2 (ja) ネットワーク・システム
TW202349923A (zh) 一種高效傳輸的乙太網設備
CN117459490A (zh) 串行通信接口网络层接入双冗余tte网络的方法及系统
CN116094918A (zh) 一种用于配置管理三层交换机端口的虚拟网卡实现方法
Tsurumi et al. The μBTRON Bus: Functions and Applications Ken Sakamura Department of Information Science, Faculty of Science, University of Tokyo Kazushi Tamai, Katuya Tanaka, Shigeo Tsunoda Fourth Laboratory, Applied Electronics R & D Laboratories, Yamaha Corporation