JPH05235375A - Si基体に形成した穴の封止方法 - Google Patents

Si基体に形成した穴の封止方法

Info

Publication number
JPH05235375A
JPH05235375A JP3665592A JP3665592A JPH05235375A JP H05235375 A JPH05235375 A JP H05235375A JP 3665592 A JP3665592 A JP 3665592A JP 3665592 A JP3665592 A JP 3665592A JP H05235375 A JPH05235375 A JP H05235375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
substrate
ion beam
clearance
oxide layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3665592A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kishi
正 岸
Toshitsugu Ueda
敏嗣 植田
Kyoichi Ikeda
恭一 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP3665592A priority Critical patent/JPH05235375A/ja
Publication of JPH05235375A publication Critical patent/JPH05235375A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Sensors (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板に形成した微細穴を比較的安価に封止す
る穴の封止方法を提供する。 【構成】 内部に酸化シリコンを有するSi基体の表面
に,その酸化シリコンに達する穴を形成する工程,その
穴を介して前記酸化シリコンを除去する工程,前記穴の
上部にメタル成長用のガスを流しながらイオンビームを
照射してその穴を閉塞する工程を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばSi基板にシリコ
ンオイルを封入する際にSi基板に形成する穴の封止方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は本出願人が平成3年9月2日に
出願した特願平03ー221488号に記載された過大
圧防止機構を有するシリコン圧力センサの断面図であ
る。図において21は導通穴23を有する支持台であ
り,11はこの支持台上に陽極接合により接合されたシ
リコン基板である。シリコン基板11には表面付近に第
1間隙13が設けられ,基板表面との間に測定ダイアフ
ラム12が形成されている。31はダイアフラム12上
に形成された歪センサである。14は異方性エッチング
により算盤玉状に形成された開口部15を有する凹部
で,この凹部に沿う基板の内面には過大圧保護膜17を
介して第2間隙18が形成されており,この第2間隙1
8の先端は連通穴19を介して第1間隙13と連通して
いる。24は第1間隙13,第2間隙18に封入穴32
を介して封入された例えばシリコンオイル等の封入液,
25は封入穴32を封止するために圧入された例えばA
u等のボールである。
【0003】上記の構成によれば矢印A側から過大圧が
印加された場合,測定ダイアフラム12は第1隙間13
側に変位してシリコン基板11に着座する。また,導圧
孔23のB側から過大圧が印加された場合は過大圧保護
膜16が変位して第2間隙側に着座する。上記の動作に
より過大圧によるダイアフラム12の破壊が防止され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上記の様な
装置はフォトリソグラフィとエッチングの技術を用いた
半導体製造技術により形成可能である。しかしながら,
上記従来の構成においては封入穴32を封止するために
Auボールを圧入している。そして上記ダイアフラムの
面積は一辺が0.5mm,厚さ20〜100μm程度で
あり,封入穴32の直径は5μm程度なので,この封入
穴にAuボールを圧入する作業は熟練を要するとともに
作業時間も長くなりコスト高になるという問題があっ
た。
【0005】本発明は上記従来技術の問題点を解決する
為になされたもので,メタル成長用のガスを流しながら
イオンビームを照射することにより比較的安価に穴を封
止する方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のSi基体に形成した穴の封止方法は、内部
に酸化シリコンを有するSi基体の表面に,前記酸化シ
リコンに達する穴を形成する工程と,その穴を介して前
記酸化シリコンを除去する工程と,その穴の上部にメタ
ル成長用のガスを流しながらイオンビームを照射して前
記穴を閉塞する工程を含むことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】メタル成長用のガスを流しながらイオンビーム
を照射するとイオンが穴の底部や側面に付着して穴を閉
塞する。
【0008】
【実施例】図1は本発明を半導体ダイアフラムを用いた
圧力計に応用して穴を封止した一実施例を示す要部断面
図(a)及び(a)図のA部拡大図(b)である。図に
おいて、図15と同一要素には同一符号を付して重複す
る説明は省略するが,図15との相違点はA部の封止方
法が異なっている。
【0009】以下、シリコン基板の加工手順について説
明する。 (a)図2に示す様な表面付近に酸化物層13aが埋設
されたSOI基板11の裏面(酸化膜層13aから遠い
面)に塗布拡散等でB(ボロン)を高濃度に拡散して高
濃度不純物層(以下B+層という)40を形成する。
【0010】(b)図3に示すように様に、B+層40
上に酸化物層13bを形成し,その酸化物層13bを部
分的にエッチングしてB+層40を露出させ,続いて酸
化物層13bをマスクとしてB+層を除去して窓41を
形成する。 (c)図4に示す様に、窓41から水酸化カリウムによ
り異方性エッチングを行って逆四角柱状の凹部14を形
成する。この凹部の先端は酸化物層13aに達する程度
とする。 (d)図5に示す様に、異方性エッチングにより形成し
た凹部14を含んで熱酸化を行い凹部14に酸化物層1
3cを形成する。続いて酸化物層13cの表面に過大圧
保護膜となるポリシリコン17を形成する。
【0011】(e)図6に示す様に、SOI基板表面
(酸化膜層13aに近い面)に穴42を形成する。この
穴は直径5μm,深さ20〜100μm程度であり,集
束イオンビーム(以下FIBという)装置を用いてGa
イオンを照射しながらCl2ガスを流して形成する。 (f)図7に示す様に、基板11をフッ酸に浸漬して酸
化膜層13a及び13cを除去して第1,第2隙間1
3,18を形成する。その結果第1隙間によりダイアフ
ラム12が形成される。 (g)図8に示す様に、FIBを用いて穴42を封止す
る。この封止は例えば以下の条件により行う。
【0012】 ガス;{(CH33(CH354)Pt} ガス温度;38℃ 真空度 ;10-4〜10-6torr 集束イオン ;Ga ビーム径 ;4000オングストローム ビーム電流 ;4nA なお、本出願人の実験によれば穴42の直径を5μm,
深さを20μmとし,上記の条件でメタル(Pt)44
を成長させた場合,3分程度で穴42を封止することが
できた。
【0013】(h)図9に示す様に、基板上に蒸着など
によりAl薄膜を形成しパターニングを行ってダイアフ
ラム12上の所定の位置にAl膜45を形成する。 (i)図10に示す様に、(e)の工程(図6)に示す
方法と同様な方法でAl膜45及びダイアフラム12を
貫通する穴46を形成する。 (j)図11に示す様に、第1,第2間隙13,18に
シリコンオイル等の封液24を導入する。このシリコン
オイル24の導入は真空中にシリコンを配置した後に同
じく真空中でシリコンオイルにシリコン基板を浸漬する
ことにより行う。 (k)図12に示す様に、Al薄膜45上にAu46を
用いてワイヤボンディングで封止する。続いて歪センサ
47を形成して検出部を完成する。
【0014】図13,14は上記により作製した検出部
に過大圧力を印加した状態を示すもので,矢印A側から
過大圧が印加された場合,測定ダイアフラム12は第1
隙間13側に変位してシリコン基板11に着座する。ま
た,矢印B側から過大圧が印加された場合は薄膜16が
変位して第2間隙18側に変位してシリコン基板11に
着座する。上記の動作により過大圧によるダイアフラム
12の破壊が防止される。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、内部に
酸化シリコンを有するSi基体の表面に,前記酸化シリ
コンに達する穴を形成する工程,その穴を介して前記酸
化シリコンを除去する工程,穴の上部にメタル成長用の
ガスを流しながらイオンビームを照射して前記穴を閉塞
する工程により穴を封止した。従って、本発明によれ
ば、基板に形成した微細穴を比較的安価に封止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部断面図(a)及び
(a)図のA部拡大図(b)である。
【図2】図1の基板に高濃度不純物層を形成する工程説
明図である。
【図3】図1の基板に酸化物層をマスクとしてB+層を
除去して窓を形成する工程説明図である。
【図4】図1の基板に凹部を形成する工程説明図であ
る。
【図5】図1の基板の凹部に酸化物層を形成し,その酸
化物層にポリシリコンを形成する工程説明図である。
【図6】図1の基板表面に穴42を形成する工程説明図
である。
【図7】図1の基板にダイアフラムを形成する工程説明
図である。
【図8】図1の基板に穴42を封止する工程説明図であ
る。
【図9】図1の基板上にAl膜を形成する工程説明図で
ある。
【図10】図1の基板に穴46を形成する工程説明図で
ある。
【図11】図1の基板の第1,第2間隙13,18に封
液24を導入する工程説明図である。
【図12】図1の基板のAl薄膜上にAuを用いてワイ
ヤボンディングで封止する工程説明図である。
【図13】図1の基板に過大圧力を印加した状態を示す
動作説明図である。
【図14】図1の基板に過大圧力を印加した状態を示す
動作説明図である。
【図15】従来例の構成説明図である。
【符号の説明】
11…シリコン基板 12…測定ダイアフラム 13…第1隙間 14…凹部 15…開口部 17…過大圧保護膜 18…第2隙間 19…連通孔 21…支持台 23…導通孔 24…封入液 25…ボ―ル 31…歪みセンサ 42…穴 50…メタル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1) 内部に酸化シリコンを有するSi基
    体の表面に,前記酸化シリコンに達する穴を形成する工
    程。 2) 前記穴を介して前記酸化シリコンを除去する工
    程。 3) 前記穴の上部にメタル成長用のガスを流しながら
    イオンビームを照射して前記穴を閉塞する工程。 を含むことを特徴とするSi基体に形成した穴の封止入
    方法。
JP3665592A 1992-02-24 1992-02-24 Si基体に形成した穴の封止方法 Pending JPH05235375A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3665592A JPH05235375A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 Si基体に形成した穴の封止方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3665592A JPH05235375A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 Si基体に形成した穴の封止方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05235375A true JPH05235375A (ja) 1993-09-10

Family

ID=12475877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3665592A Pending JPH05235375A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 Si基体に形成した穴の封止方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05235375A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5395481A (en) Method for forming silicon on a glass substrate
US4939101A (en) Method of making direct bonded wafers having a void free interface
US8822242B2 (en) Methods for monitoring the amount of metal contamination in a process
US4510671A (en) Dielectrically isolated transducer employing single crystal strain gages
JPH07263291A (ja) 薄膜で構成された集積部品のための基板とその製造法
KR20070110261A (ko) 2개의 플레이트들의 어셈블리에 의해 얻어진 구조물을트리밍하는 방법
JPH07193052A (ja) 微細空洞形成方法及び微細空洞を有する微小装置
US4430152A (en) Process for fabricating a semiconductor device
GB1586389A (en) Chemically sensitive field-effect transistor and method ofproducing the same
JP3570218B2 (ja) 半導体圧力センサの製造方法
JPH05235375A (ja) Si基体に形成した穴の封止方法
JP2000155030A (ja) 角速度センサの製造方法
JP3187885B2 (ja) シリコンを非等方エッチングする電気化学的な方法およびその装置
EP0149330B1 (en) Isfet sensor and method of manufacture
KR940010492B1 (ko) 실리콘 용융접합을 이용한 센서용 실리콘 구조 및 그 제조방법
US5629244A (en) Fabrication method of semiconductor accelerometer
JPH0943193A (ja) 半導体を用いた電気化学センサ
JPH0758304A (ja) 半導体ウエーハの製造方法及びsimsによる分析方法
JP3287317B2 (ja) 分析試料の作成方法
US4102732A (en) Method for manufacturing a semiconductor device
JPS6037177A (ja) 半導体圧力センサ
JP2682483B2 (ja) 二次イオン質量分析方法
JP2726861B2 (ja) 半導体圧力センサの製造方法
JP3329089B2 (ja) 半導体センサ及びその製造方法
JPH0933481A (ja) 光走査型ポテンショメトリックセンサ