JPH05234676A - El表示装置 - Google Patents

El表示装置

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JPH05234676A
JPH05234676A JP4049862A JP4986292A JPH05234676A JP H05234676 A JPH05234676 A JP H05234676A JP 4049862 A JP4049862 A JP 4049862A JP 4986292 A JP4986292 A JP 4986292A JP H05234676 A JPH05234676 A JP H05234676A
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JP
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voltage
display device
elements
light emitting
electrode
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Masahiko Osada
雅彦 長田
Minoru Yokota
稔 横田
Muneaki Matsumoto
宗昭 松本
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NipponDenso Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B20/30Semiconductor lamps, e.g. solid state lamps [SSL] light emitting diodes [LED] or organic LED [OLED]

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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置を大型化することなく良好に騒音を防止
することのできるEL表示装置を提供する。 【構成】 本実施例のEL表示装置は、ガラス基板上に
二つのEL素子を重ねて積層することにより構成され
る。各EL素子の電極間には電圧印加回路より図4
(a)に示す矩形波状交流電流と、図4(c)に示す矩
形波状交流電流が、夫々印加される。図に示すように各
交流電流は互いに逆転した位相を有している。このため
各EL素子が発生する音圧も、図4(b),図4(d)
に示すように逆転した位相となる。そして各音圧を合成
すると図4(e)に示すように音圧が干渉し合って0と
なり騒音を防止できる。またEL素子は通常薄膜状であ
るので、装置も大型化しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電圧を印加するこ
とにより発光するEL(エレクトロルミネッセンス)素
子を用いたEL表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、EL発光層両面に一対の電極
を形成してなるEL表示装置が知られている。この種の
EL表示装置では、一対の電極間に交流電圧が印加され
るとEL発光層が発光し、文字などを表示することがで
きる。
【0003】ところがEL発光層として用いられるZn
Sなどは圧電材料でもあるため、交流電圧が印加される
と振動し、この振動が騒音となってしまう。そこで従来
よりこの種のEL表示装置では騒音を防止するために種
々の工夫がなされている。例えば特開昭63−6128
5号公報、並びに特公昭63−30745号公報に記載
のように、EL表示装置の枠体とEL発光層との間にス
ペーサを設けると共に、枠体を密閉することにより、E
L発光層が発生する騒音を枠体外へ漏らさないようにし
た装置が考えられている。
【0004】また特開昭63−249895号に記載の
ように、矩形波状の交流電圧を印加してEL発光層を発
光させるEL表示装置において、その電圧波形をなまら
せることにより騒音を防止する装置も考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが枠体とEL発
光層との間にスペーサを設けたEL表示装置では、スペ
ーサの分だけ枠体を大きく形成する必要がある。このた
めEL表示装置が大型化し、装置が適用できる機器が限
定されてしまう場合があった。
【0006】一方、矩形波状の電圧波形をなまらせるE
L表示装置では、振動成分の周波数によって良好にその
振動成分を除去できない場合があった。即ち、矩形波状
電圧の立上がり,立下がり時に生ずる高周波の振動成分
は良好に除去することができるものの、矩形波状電圧の
周期に対応する低周波の振動成分は充分に除去すること
ができなかった。このため最も騒音の大きい振動成分を
除去できるとは限らず充分に騒音を防止することができ
なかった。
【0007】そこで本発明は装置を大型化することなく
良好に騒音を防止することのできるEL表示装置を提供
することを目的としてなされた。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するために
なされた本発明は、EL発光層両面に一対の電極を形成
してなるEL素子を備え、上記一対の電極間に交流電圧
を印加することにより上記EL発光層を発光させるEL
表示装置において、上記EL発光層を平行にして上記E
L素子を複数併設すると共に、一つの上記EL素子の上
記一対の電極間に、少なくとも他の一つの上記EL素子
とは位相が異なる交流電圧を個々に印加する電圧印加手
段を備えてなることを特徴とするEL表示装置を要旨と
している。
【0009】
【作用】このように構成された本発明では、複数併設さ
れたEL素子は、EL発光層両面に設けた電極に電圧印
加手段からの交流電圧を印加されて発光する。EL発光
層は交流電圧の印加により、発光すると同時に振動す
る。ところが一つのEL素子の電極間に印加される交流
電圧は、少なくとも他の一つのEL素子への交流電圧と
は位相が異なっている。このため両EL素子が発生する
振動の位相も異なる。また両EL素子のEL発光層は互
いに平行に配設されているので、両EL素子が発生する
振動は互いに干渉し合う。この結果EL表示装置全体と
しての振動が低減され、騒音を良好に防止することがで
きる。
【0010】特に、各EL素子に印加される交流電圧の
位相が二種類に分類される場合は、両交流電圧が互いに
逆転した位相となるようにすると、両交流電圧に起因す
る振動が常に相殺し合うので一層良好に騒音を防止する
ことができる。また、複数のEL素子を併設する方法と
しては、各EL素子を積層することによって併設して
も、各EL素子を同一平面上に隣接することによって併
設してもよく、この他にも種々の方法で併設することが
できる。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例を図面と共に説明する。
図1は第1実施例のEL表示装置1を表す断面図であ
る。図に示すようにEL表示装置1は、ガラス基板3上
に第1透明電極5,第1絶縁層7,第1EL発光層9,
第2絶縁層11,第2透明電極13,第3絶縁層15,
第2EL発光層17,第4絶縁層19,および背面電極
21を順次積層して構成される。第1透明電極5および
第2透明電極13は、I.T.O.(Insium T
in Oxide),ZnO,GaをドーピングしたZ
nOなどの透明材料から構成され、背面電極21はアル
ミニウム,I.T.O,ZnOなどから構成されてい
る。また第1EL発光層9および第2EL発光層17は
Mn,TbOFなどを発光中心として添加したZnSな
どの発光材料からなる。更に第1絶縁層7,第2絶縁層
11,第3絶縁層15,および第4絶縁層19は,Ta
2O5,アルミナ,Si3N4などから構成されている。
【0012】このため、第1透明電極5と第2透明電極
13との間に、第1EL発光層9の発光開始電圧以上の
交流電圧を印加すると第1EL発光層9が発光する。同
様に第2透明電極13と背面電極21との間に、第2E
L発光層17の発光開始電圧以上の交流電圧を印加する
と第2EL発光層17が発光する。即ち本実施例のEL
表示装置1は請求項3に対応するもので、第1透明電極
5が第1の電極に、第2透明電極13が共通電極に、背
面電極21が第2の電極にそれぞれ相当する。そして第
1透明電極5,第1EL発光層9,および第2透明電極
13で一つのEL素子23を形成し、第2透明電極1
3,第2EL発光層17,および背面電極21でもう一
つのEL素子25を形成している。
【0013】第1透明電極5および背面電極21には、
図2に示す電圧印加手段としての電圧印加回路31より
以下に述べる交流電圧が印加され、第2透明電極13に
は図示しないアース電極が接続されている。次に図2を
用いて電圧印加回路31の構成を説明する。
【0014】先ず電圧印加回路31は、三つの入力端子
N1,N2,N3と、出力端子S1とを有している。ま
た各入力端子N1,N2,N3は図示しないC−MOS
ロジックIC(以下単にMOSと記載)に接続され、出
力端子S1は背面電極21および第1透明電極5に接続
される。
【0015】出力端子S1はFET33およびFET3
5のドレイン電極に接続され、更にダイオード37を介
してFET39のドレイン電極に、ダイオード43を介
してFET45のドレイン電極に、それぞれ接続されて
いる。なお、ダイオード37は出力端子S1からFET
39への電流を遮断し、ダイオード43はFET45か
ら出力端子S1への電流を遮断する方向に、極性が決定
されている。
【0016】次に、FET33は高圧電極H1に、FE
T35は低圧電極L1に、FET39およびFET45
はアース電極47およびアース電極49に、それぞれの
ソース電極が接続されている。またFET33,FET
35,およびFET39のゲート・ソース間には、ツェ
ナーダイオード51,53,および55が接続されてい
る。これらのツェナーダイオード51〜55は、ゲート
・ソース間電圧が所定電圧となったときに降伏して各F
ETを保護するものである。なおFET45は、0〜5
Vのデジタル信号によってスイッチング可能なものを適
用しているので、この種のツェナーダイオードは必要な
い。
【0017】次にFET33のゲート電極には、入力端
子N1がインバータ57,コンデンサ59を介して接続
されている。ここで入力端子N1に印加されるMOSの
デジタル信号は0〜5Vであるのに対し、出力端子S1
に印加されるEL素子25の駆動電位はときとして数百
Vにも達する。コンデンサ59は電流の直流成分を遮断
することにより、MOSをこのような高電位から保護す
るためのものである。
【0018】これと同様に、FET35のゲート電極に
は、入力端子N3がドライバ61,コンデンサ63を介
して接続され、FET39のゲート電極には、入力端子
N2がインバータ65,コンデンサ67を介して接続さ
れ、更にFET45のゲート電極にも、入力端子N2が
ドライバ69を介して接続されている。
【0019】なお、FET33,39はゲート電位がLo
w レベルのときターンオンする所謂p形チャネルFET
で、FET35,45はゲート電位がHighレベルのとき
にターンオンする所謂n形チャネルFETである。次に
このように構成されたEL表示装置1の動作を説明す
る。先ず電圧印加回路31は次のように動作する。
【0020】入力端子N1,N2,N3にはMOSより
図3に例示する駆動信号(入力1,入力2,入力3)が
それぞれ入力されている。先ず入力2がHighレベルであ
るとき、FET39のゲート電位はLow レベルであり、
FET39はターンオンしている。またFET45のゲ
ート電位はHighレベルであり、FET45もターンオン
している。このため出力端子S1はアース電極47,4
9と導通する。
【0021】またこのとき、入力1および入力3は共に
Low レベルとなっている。入力1がLow レベルであるた
め、FET33のゲート電位がHighレベルとなってFE
T33はターンオフしている。また入力3がLow レベル
であるため、FET35のゲート電位がLow レベルとな
ってFET35もターンオフしている。従って出力端子
S1は高圧電極H1,低圧電極L1と絶縁され、出力端
子S1から出力される駆動信号(以下出力1と記載)は
0Vとなる。
【0022】所定時間が経過して時点Aとなると、入力
1がHighレベルになると共に入力2がLow レベルとな
る。入力1がHighレベルになるとFET33がターンオ
ンし、出力端子S1が高圧電極H1と導通する。また入
力2がLow レベルとなるとFET39,45がターンオ
フして出力端子S1はアース電極47,49と絶縁され
る。更に入力3はLow レベルに保持されFET35はタ
ーンオフしたままであるので、出力1は高圧電極H1の
高電位VH1となる。
【0023】次に時点Bとなると、入力1がLow レベル
となると共に入力2がHighレベルとなる。即ち入力1〜
3が時点A以前の状態となるので、出力1は0Vとな
る。更に時点Cとなると、入力3がHighレベルになると
共に入力2がLow レベルとなる。入力3がHighレベルに
なるとFET35がターンオンし、出力端子S1が低圧
電極L1と導通する。また入力2がLow レベルとなると
前述のように出力端子S1はアース電極47,49と絶
縁される。更に入力1はLow レベルに保持されFET3
3はターンオフしたままであるので、出力1は低圧電極
L1の低電位VL1となる。
【0024】続いて時点Dとなると、入力1〜3は時点
A以前の状態となり出力1は0Vとなる。以下この動作
が繰り返される。なおダイオード37は、FET33が
ターンオンしたときにFET39に逆バイアス電圧が印
加されるのを防止し、ダイオード43はFET35がタ
ーンオンしたときにFET45に逆バイアス電圧が印加
されるをの防止している。
【0025】このような出力1が第1透明電極5および
背面電極21に入力されると、前述したように第2透明
電極13は0Vに保持されているので、第1EL発光層
9に図4(c)に示す交流電圧が印加され、第2EL発
光層17には図4(a)に示す交流電圧が印加される。
即ちいずれの交流電圧も所定間隔を開けて高電位VH1
と低電位VL1とのパルスを交互に繰り返す矩形波状の
交流電圧となり、更に両交流電圧は互いに逆転した位相
となる。
【0026】このため第1EL発光層9が発生する振動
の音圧は図4(d)に示すように変化し、第2EL発光
層17が発生する振動の音圧は図4(b)に示すように
変化する。即ち第1EL発光層9の音圧と第2EL発光
層17の音圧とは、その交流電圧と同様互いに逆転した
位相となる。
【0027】このため両振動が互いに干渉し合い、合成
された振動の音圧は図4(e)に示すように0になって
しまう。従ってEL表示装置1が騒音を発生するのを良
好に抑制することができる。また本実施例のEL表示装
置1では、二つのEL発光層9,17が重ねて積層され
て、かつ同時に電圧が印加されるので、ガラス基板3側
から見た発光光度は二倍となる。更にEL素子は通常薄
膜状に形成されているので、本実施例のようにEL素子
を複数積層しても、EL表示装置1はさほど大きくなら
ない。
【0028】なお上記実施例では、第2透明電極13を
アース電極に接続し、第1透明電極5および背面電極2
1を出力端子S1に接続しているが、逆に第2透明電極
13を出力端子S1に接続し、第1透明電極5および背
面電極21をアース電極に接続しても同様の作用・効果
が得られる。
【0029】次に本発明の第2実施例を図5〜図7を用
いて説明する。図5は第2実施例のEL表示装置201
を表す断面図である。図に示すようにEL表示装置20
1は、ガラス基板203上に第1透明電極205,第1
絶縁層207,第1EL発光層209,第2絶縁層21
1,第2透明電極213,第3絶縁層215,第3透明
電極217,第4絶縁層219,第2EL発光層22
1,第5絶縁層223,および背面電極225を順次積
層して構成される。また各電極(205,213,21
7,225)絶縁層(207,211,215,21
9)およびEL発光層(209,221)は第1実施例
と同じ材料を使用した。
【0030】このため、第1透明電極205と第2透明
電極213との間に、第1EL発光層209の発光開始
電圧以上の交流電圧を印加すると第1EL発光層209
が発光する。同様に第3透明電極217と背面電極22
5との間に、第2EL発光層221の発光開始電圧以上
の交流電圧を印加すると第2EL発光層221が発光す
る。即ち第1透明電極205,第1絶縁層207,第1
EL発光層209,第2絶縁層211,および第2透明
電極213で第1のEL素子227を形成し、第3透明
電極217,第4絶縁層219,第2EL発光層22
1,第5絶縁層223,および背面電極225で第2の
EL素子229を形成している。
【0031】次に第1〜第3透明電極205〜217お
よび背面電極225には、図6に示す電圧印加手段とし
ての電圧印加回路231より以下に述べるような交流電
圧が印加されている。次に図6を用いて電圧印加回路2
31の構成を説明する。先ず電圧印加回路231は、二
つの入力端子N4,N5と、四つの出力端子S3,S
4,S5,S6とを有している。また各入力端子N4,
N5は図示しないC−MOSロジックIC(以下単にM
OSと記載)に接続され、出力端子S3は背面電極22
5に、出力端子S4は第3透明電極217に、出力端子
S5は第2透明電極213に、出力端子S6は第一透明
電極205に、それぞれ接続される。
【0032】出力端子S3はFET233およびFET
235のドレイン電極に接続され、またFET233の
ソース電極は高圧電極H3に、FET235のソース電
極は低圧電極L3に、それぞれ接続されている。またF
ET233およびFET235のゲート・ソース間に
は、各FETを保護するためのツェナーダイオード25
1および253が接続されている。
【0033】次にFET233およびFET235のゲ
ート電極には、電流の直流成分を遮断するためのコンデ
ンサ255および259の一端が接続され、各コンデン
サ255および259の他端には、入力端子N4がイン
バータ261を介して接続されている。
【0034】なお、FET233はゲート電位がLow レ
ベルのときターンオンする所謂p形チャネルFETで、
FET235はゲート電位がHighレベルのときにターン
オンする所謂n形チャネルFETである。またここで、
インバータ261と出力端子S3との間に設けた回路を
基本回路K1とし、基本回路K1の出力端子S3と接続
された部分を出力部K1a、インバータ261と接続さ
れた部分を入力部K1bとする。
【0035】出力端子S4は、基本回路K1と同様に構
成された基本回路K2の出力部K2aに接続され、基本
回路K2の入力部K2bには、入力端子N5がインバー
タ263を介して接続されている。出力端子S5には基
本回路K1と同様に構成された基本回路K3の出力部K
3aが接続され、基本回路K3の入力部K3bには、入
力端子N4がドライバ265を介して接続されている。
更に出力端子S6は基本回路K1と同様に構成された基
本回路K4の出力部K4aが接続され、基本回路K4の
入力部K4bには、入力端子N5がドライバ267を介
して接続されている。
【0036】次にこのように構成されたEL表示装置2
01の動作を説明する。先ず電圧印加回路231は次の
ように動作する。入力端子N4,N5にはMOSより図
7に例示する駆動信号(入力4,入力5)がそれぞれ入
力されている。先ず入力4がLow レベルであるとき入力
部K1bにはHighレベルの信号が入力される。このため
FET233,235のゲート電位もHighレベルとな
る。このためFET233はターンオフしており、FE
T235はターンオンしている。従って出力端子S3は
高圧電極H3と絶縁されると共に、低圧電極L3と導通
し、出力端子S3から出力される駆動信号(以下出力3
と記載)は低圧電極L3の低電位VL3となっている。
【0037】所定時間が経過して時点Eとなると、入力
4はHighレベルとなる。入力4がHighレベルとなると、
FET233がターンオンすると共にFET235がタ
ーンオフする。すると出力端子S3は高圧電極H3と導
通すると共に低圧電極L3と絶縁される。従って出力3
は高圧電極H3の高電位VH3となる。即ち基本回路K
1では、入力部K1bにHighレベルの信号が入力される
と出力部K1aが低電位VL3となり、入力部K1bに
Low レベルの信号が入力されると出力部K1aが高電位
VH3となる。
【0038】一方入力5も時点E以前ではLow レベルで
あり、出力端子S4に接続された基本回路K2には入力
5がインバータ263を介して入力されるので、出力端
子S4から出力される駆動信号(以下出力4と記載)も
時点E以前では低電位VL3である。
【0039】また、出力端子S5に接続された基本回路
K3には入力4がドライバ265を介して入力されるの
で、出力端子S5から出力される駆動信号(以下出力5
と記載)は出力3とは全く反転した変化を示す。同様に
出力端子S6に接続された基本回路K4にも入力5がド
ライバ267を介して入力されるので、出力端子S6か
ら出力される駆動信号(以下出力6と記載)は出力4と
は全く反転した変化を示す。即ち時点E以前では出力
5,出力6はいずれも高電位VH3であり、時点Eにて
出力5が低電位VL3となる。
【0040】続いて時点Fにて入力5がHighレベルとな
ると、基本回路K2にはLow レベルの信号が入力され、
出力4は高電位VH3となる。またこれと同時に出力6
は低電位VL3となる。更に入力4および入力5がHigh
レベルである状態がしばらく保持された後、時点Gにて
入力4がLow レベルとなると、基本回路K1にはHighレ
ベルの信号が入力されるようになる。このため出力3は
再び低電位VL3となり、これと同時に出力5は高電位
VH3となる。続いて時点Hにて入力5がLow レベルと
なり、入力4および入力5は時点E以前の状態となる。
このため出力4は再び低電位VL3となり、これにと同
時に出力6は高電位VH3となる。入力4および入力5
がLow レベルである状態がしばらく保持された後、上記
動作が繰り返される。
【0041】このような出力3〜6が背面電極225お
よび透明電極217〜205に入力されると、第1EL
発光層209および第2EL発光層221を駆動する交
流電圧(以下駆動1,駆動2と記載)は、次のように変
化する。先ず時点E以前では出力3,出力4が共に低電
位VL3であるので、駆動2は0Vである。同様に出力
5,出力6が共に高電位VH3であるので、駆動1も0
Vである。時点Eになると出力3が高電位VH3とな
り、出力4は低電位VL3のままであるので、駆動2は
VH3−VL3(これをVH4とする)となる。一方出
力5が低電位VL3となり、出力6は高電位VH3のま
まであるので、駆動1は−VH4となる。
【0042】時点Fになると、出力3,出力4が共に高
電位VH3となるので、駆動2は0Vとなる。同様に出
力5,出力6が共に低電位VL3となるので、駆動1も
0Vとなる。更に時点Gになると出力3が低電位VL3
となり、出力4は高電位VH3のままであるので、駆動
2は−VH4となる。一方出力5が高電位VH3とな
り、出力6は低電位VL3のままであるので、駆動1は
VH4となる。そして時点Hにて時点E以前の状態に戻
り以後この変化が反復される。
【0043】この結果駆動1および駆動2はいずれも所
定間隔を開けてVH4と−VH4とのパルスを交互に繰
り返す矩形波状の交流電圧となり、更に駆動1と駆動2
とは互いに逆転した位相となる。このため本実施例のE
L表示装置201では、第1実施例と同様に騒音の発生
を防止することができ、更にガラス基板203側からみ
た発光光度は二倍となる。
【0044】なお上記各実施例では、ガラス基板3また
は203の片面に二つのEL素子を重ねて積層したが図
8に示す第3実施例のEL表示装置301のように、ガ
ラス基板303の両面に二つのEL素子を重ねて積層し
てもよい。即ち、EL表示装置301では、ガラス基板
303の片面に第1透明電極305,第1絶縁層30
7,第1EL発光層309,第2絶縁層311,および
背面電極313が順次積層され、第1のEL素子315
を形成している。またガラス基板303の他面には、第
2透明電極317,第3絶縁層319,第2EL発光層
321,第4絶縁層323,および第3透明電極325
が、EL素子315と重なるように順次積層され、第2
のEL素子327を形成している。
【0045】このように構成されたEL表示装置301
では、第3透明電極325側に画像が表示される。そし
て第1EL発光層309と第2EL発光層321とに、
互いに逆転した位相の交流電圧を印加することにより、
第1,第2実施例と同様、騒音を良好に防止することが
できる。
【0046】更に上記各実施例では二つのEL素子を重
ねて積層しているが、更に多くのEL素子を重ねて積層
してもよい。図9はEL素子を四つ重ねて積層した第4
実施例のEL表示装置401を表す断面図である。図に
示すようにEL表示装置401では、ガラス基板403
上に第1EL素子405,第1絶縁層407,第2EL
素子409,第2絶縁層411,第3EL素子413,
第3絶縁層415,第4EL素子417を順次積層する
ことにより構成されている。
【0047】このように構成されたEL表示装置401
では、半数のEL素子(例えば第1EL素子405およ
び第3EL素子413)に残りの半数のEL素子(例え
ば第2EL素子409および第4EL素子417)とは
逆転した位相の交流電圧を印加することにより、騒音を
良好に防止することができる。またEL表示装置401
では、一部のEL素子(例えば第1EL素子405およ
び第2EL素子409)にのみ交流電圧を印加すること
により、ガラス基板403側から見た発光光度を調整す
ることができる。
【0048】またこのように多数のEL素子を重ねて積
層したEL表示装置も、第1実施例のように、積層状態
にある一対のEL素子に共有される電極を設けて構成す
ることができる。図10に示す第5実施例のEL表示装
置501では、ガラス基板503上には、第1EL素子
505,第2EL素子507,絶縁層509,第3EL
素子511,および第4EL素子513が順次積層され
ている。そして、第1EL素子505と第2EL素子5
07は透明電極515を共有しており、第3EL素子5
11と第4EL素子513とは透明電極517を共有し
ている。
【0049】上記各実施例では複数のEL素子を重ねて
積層ているが、複数のEL素子を同一平面上に隣接して
も同様に騒音を防止することができる。次に、EL素子
を隣接した種々の実施例を説明する。図11は第6実施
例のEL表示装置601を表す断面図である。EL表示
装置601では、ガラス基板603表面に第1透明電極
605と第2透明電極607とが所定間隔を開けて積層
され、第1透明電極605,第2透明電極607,およ
び両透明電極605,607の間から露出したガラス基
板603表面に第1絶縁層611が積層されている。
【0050】第1絶縁層611表面には、第1EL発光
層613と第2EL発光層615とが上記所定間隔を開
けて、それぞれ第1透明電極605,第2透明電極60
7と重なるように積層されている。更に、第1EL発光
層613,第2EL発光層615,および両EL発光層
613,615の間から露出した第1絶縁層611表面
には、第2絶縁層619,背面電極621が順次重ねて
積層されている。
【0051】そして、第1透明電極605は図2の電圧
印加回路31と同様に構成された図示しない電圧印加回
路に接続され、第2透明電極607は図示しないアース
電極に接続され、更に、背面電極621は電気的に開放
されている。なおここで、電圧印加回路は、第1EL発
光層613および第2EL発光層615の発光開始電圧
の二倍の大きさの交流電圧を第1透明電極605に印加
するように構成されている。
【0052】即ち本実施例のEL表示装置601は請求
項5および請求項7に対応するもので、第1透明電極6
05,第2透明電極607が個別電極に、背面電極62
1が共通電極に、それぞれ対応する。また、本実施例の
EL表示装置601では、第1透明電極605,第1絶
縁層611,第1EL発光層613,第2絶縁層61
9,および背面電極621で第1のEL素子623を形
成し、第2透明電極607,第1絶縁層611,第2E
L発光層615,第2絶縁層619,および背面電極6
21で第2のEL素子625を形成している。
【0053】このように構成されたEL表示装置601
では、第1透明電極605と第2透明電極607との間
に交流電圧を印加すると、背面電極621はその中間の
電位になる。従ってEL発光層613,615には互い
に逆転した位相の、しかもEL発光層613,615の
発光開始電圧を上回る交流電圧が印加されると、EL発
光層613,615が発光すると共に、図4で述べたよ
うにEL発光層613,615が発生する振動の音圧は
互いに逆転した位相となる。このため両振動が干渉し合
い、EL表示装置601が騒音を発生するのを良好に抑
制することができる。
【0054】上記実施例では、背面電極621を開放と
し、第1透明電極605と第2透明電極607との間に
交流電圧を印加したが、第1透明電極605−背面電極
621間、および第2透明電極607−背面電極621
間に個々に交流電圧を印加してもよい。
【0055】図12は第7実施例の電圧印加回路701
を表す電気回路図である。本実施例では、EL表示装置
601の背面電極621をアース電極に接続し、第1透
明電極605を電圧印加回路701の出力端子S7に、
第2透明電極607を出力端子S8に、それぞれ接続し
ている。電圧印加回路701は、入力端子N6,N7,
N8と出力端子S7との間に接続された回路703と、
入力端子N6,N7,N8と出力端子S8との間に接続
された回路705とから構成されている。
【0056】回路703,705は次の点を除いて電圧
印加回路31と同様に構成されているので、同一部材を
表す符号に電圧印加回路31と同一の符号を付して構成
の詳細な説明を省略する。即ち回路703は、インバー
タ57に入力端子N6が、インバータ65およびドライ
バ69に入力端子N7が、ドライバ61に入力端子N8
がそれぞれ接続され、FET33およびFET35のド
レイン電極に出力端子S7が接続されている点を除いて
は電圧印加回路31と全く同様に構成されている。
【0057】また回路705は、インバータ57に入力
端子N8が、インバータ65およびドライバ69に入力
端子N7が、ドライバ61に入力端子N6それぞれ接続
され、FET33およびFET35のドレイン電極に出
力端子S8が接続され、更に、FET33のソース電極
に高圧電極H2が、FET35のソース電極に低圧電極
L2がそれぞれ接続されている点を除いては電圧印加回
路31と全く同様に構成されている。
【0058】このように構成された電圧印加回路701
の入力端子N6〜N8に、図3の入力1〜3と同様の駆
動信号、入力6〜8を入力すると、出力端子S7,S8
から出力される駆動信号出力7,出力8は、図13に例
示するように変化する。即ち、回路703は電圧印加回
路31と同様に構成されているので、出力7は所定間隔
を開けて高電位VH1と低電位VL1とのパルスを交互
に繰り返す矩形波状の信号となる。一方回路705は、
回路703に対して入力6と入力8とが入れ替わり、ま
た、高圧電極H1の高電位VH1に代わって高圧電極H
2の高電位VH2が、低圧電極L1の低電位VL1に代
わって低圧電極L2の低電位VL2が、それぞれ入力さ
れている。このため出力8は出力7に対して逆転した位
相を有し、高電位VH2と低電位VL2とのパルスを交
互に繰り返す矩形波状の信号となる。
【0059】ここでVH1=−VL1=VH2=−VL
2とすれば、第1EL発光層613と第2EL発光層6
15とに、互いに位相の逆転した大きさの等しい交流電
圧を印加することができる。従って、このようにすれば
EL表示装置601が騒音を発生するのを良好に抑制す
ることができる。
【0060】また上記実施例では、ガラス基板603上
に第1・第2透明電極605,607,第1・第2EL
発光層613,615,背面電極621を順次積層する
ことによってEL素子623,625隣接しているが、
複数のEL素子を隣接する構成としては、この他にも種
々の態様が考えられる。
【0061】例えば、図14に例示する第8実施例のE
L表示装置801では、ガラス基板803表面に第1透
明電極805,第2透明電極807を所定間隔で積層
し、その表面に、第1絶縁層809,EL発光層81
1,第2絶縁層813,および背面電極815を順次重
ねて積層している。これによって、EL表示素子81
7,819が隣接する。このEL表示装置801は、E
L発光層811をEL素子817,819に共有させた
点でEL表示装置601と異なるが、EL表示装置60
1と同様の作用・効果を奏する。
【0062】また、図15に例示する第9実施例のEL
表示装置901は次のように構成されている。ガラス基
板903上に透明電極905,第1絶縁層907を順次
重ねて積層し、その表面に第1EL発光層909,第2
EL発光層911を所定間隔で積層ている。更に各EL
発光層909,911表面に第2絶縁層913を積層
し、その表面に第1背面電極915,第2背面電極91
7を、第1EL発光層909,第2EL発光層911に
重ねて積層している。これによって、EL素子921,
923が隣接する。このEL表示装置901は、透明電
極905を共通電極とし、背面電極915,917を個
別電極としている点でEL表示装置601と異なるが、
同様の作用・効果を奏する。
【0063】図16に示す第10実施例のEL表示装置
1001は、EL発光層1009,第2絶縁層1013
を第1絶縁907に順次重ねて積層し、EL素子102
1,1023に共有させた点を除いてはEL表示装置9
01と同様に構成されているので、各部を表す符号にE
L表示装置901と同じ符号を付して構成の詳細な説明
を省略する。この場合も同様の作用・効果が得られる。
【0064】また、隣接するEL発光素子に対して、透
明電極,EL発光層,背面電極を個々に設けることもで
きる。図17に示す第11実施例のEL表示装置110
1は次のように構成されている。即ち、ガラス基板11
03表面には第1透明電極1105,第2透明電極11
07が所定間隔で積層され、その表面に第1絶縁層11
09が積層されている。その表面には第1透明電極11
05と重なる第1EL発光層1111、および第2透明
電極1107と重なる第2EL発光層1113が積層さ
れ、その表面に第2絶縁層1115が積層されている。
更に、第2絶縁層1115表面には、第1EL発光層1
111と重なる第1背面電極1117、および第2EL
発光層1113と重なる第2背面電極1119が積層さ
れ、これによってEL発光素子1121,1123が隣
接する。
【0065】このように構成されたEL表示装置110
1では、図6で説明した電圧印加回路231を用いて交
流電圧を印加することができる。即ち、第1透明電極1
105を出力端子S3に、第1背面電極1117を出力
端子S4に、第2透明電極1107を出力端子S5に、
第2背面電極1119を出力端子S6に、それぞれ接続
すればよい。こうすることによって、各EL発光層11
11,1113に互いに逆転した位相の矩形波状交流電
圧を印加することができ、上記各実施例と同様の作用・
効果が得られる。
【0066】なお、上記第6〜第11実施例では、EL
素子を2列に隣接して構成しており、その平面図は図1
8(a)に例示するようになる(一例としてEL表示装
置1101を図示する)。本発明ではこの他にも種々の
配列でEL素子を隣接することができる。例えば図18
(b)に例示するように、長方形のEL素子1151
と、その各長辺に隣接し、EL素子1151のほぼ1/
2の幅を有する一対のEL素子1153によってEL表
示装置1155を構成してもよい。この場合、EL素子
1153にEL素子1151とは逆転した位相の交流電
圧を印加することにより、上記各実施例と同様の作用・
効果が得られる。
【0067】また図18(c)に例示するように、正方
形のEL素子1171と、その四辺に隣接し、EL素子
1171のほぼ1/4の表面積を有する四つのEL素子
1173によってEL表示装置1175を構成してもよ
い。この場合にも、EL素子1173にEL素子117
1とは逆転した位相の交流電圧を印加することにより同
様の作用・効果が得られる。なお、図18(a)〜
(c)において,は互いに逆転した位相の交流電圧
が印加されることを示している。
【0068】次に、一般のEL素子では、図19に例示
するように、交流電圧に比例して騒音の音圧が増加す
る。ところが、EL素子は所定の発光開始電圧(図示例
では200V)以上の交流電圧が印加されるまで発光し
ない。従ってEL素子は印加電圧の上昇に伴って、 状態1:振動音が発生せず、発光もしない状態(即ち交
流電圧0Vの状態) 状態2:振動音は発生するが、発光はしない状態 状態3:振動音が発生し、発光もする状態 の三つの状態を取る。ここで、交流電圧の波形としてあ
る矩形波状交流波形(仮に通常波形と呼ぶ)と、その通
常波形とは位相が逆転した逆転波形との二つの波形とを
用いるとすると、EL素子の駆動状態を表1に示すよう
に駆動状態〜に分類することができる。
【0069】
【表1】
【0070】なお、状態1では交流電圧が0Vであるの
で、通常波形,逆転波形の区別をしない。次に上記5種
類の駆動状態を使用した実施例を説明する。図20は、
周知の7セグメントディスプレイに本発明を適用した第
12実施例のEL表示装置1201を表すブロック図で
ある。7セグメントディスプレイとしてのEL表示器1
203は、横長に配設された三つの透明電極(上から)
1203a,1203b,1203c、および縦長に配
設された四つの透明電極1203d,1203e,12
03f,1203g(左上,右上,左下,右下の順)を
備えており、各透明電極1203a〜1203gは、ア
ース電極1205に接続された図示しない背面電極との
間に、EL発光層を挟んで積層されている。
【0071】また、各透明電極1203a〜1203g
には、電圧印加回路1211a〜1211gが接続さ
れ、その電圧印加回路1211a〜1211gは、制御
回路1213から入力される駆動信号に基づいて上記5
種類の交流電圧を個々に印加する。なお、制御回路12
13は、EL表示器1203の表示文字と電圧印加回路
1211a〜1211gへ入力する駆動信号とを対応付
けて格納したROM1213aをはじめ、図示しないC
PU,RAMを備えた周知のマイクロコンピュータであ
る。次に電圧印加回路1211(a〜g)の構成を図2
1の回路図に基づいて説明する。電圧印加回路1211
では、入力端子N11,N12,N13と出力端子S1
1との間に、図2の電圧印加回路31と同様に構成され
た回路1231が接続されている。更に出力端子S11
は、ダイオード1233を介してFET1235のドレ
イン電極に、ダイオード1237を介してFET123
9のドレイン電極にそれぞれ接続されている。なお、ダ
イオード1233は出力端子S11からFET1235
への電流を遮断し、ダイオード1237はFET123
9から出力端子S11への電流を遮断する方向に、極性
が決定されている。またFET1235のソース電極は
高圧電極H4に、FET1239のソース電極は低圧電
極L4にそれぞれ接続されている。
【0072】更にFET1235のゲート電極には、入
力端子N14が、インバータ1241,直流成分遮断用
のコンデンサ1243を介して接続され、FET123
9のゲート電極には、入力端子N15がドライバ124
5,直流成分遮断用のコンデンサ1247を介して接続
されている。なお、FET1235はゲート電位がLow
レベルのときターンオンする所謂p形チャネルFET
で、FET1239はゲート電位がHighレベルのときに
ターンオンする所謂n形チャネルFETである。またF
ET1235,1239のゲート・ソース間には、各F
ETを保護するためのツェナーダイオード1251,1
253が接続されている。
【0073】なお、高圧電極H4の高電位VH4、およ
び低圧電極L4の低電位VL4は、それぞれ高電位VH
1および低圧電位VL1のほぼ半分の大きさで、かつE
L表示器1203の発光開始電圧Vthより絶対値が小
さくなるように設定されている。
【0074】このように構成された電圧印加回路121
1は、次のように動作する。即ち、入力端子N14,N
15へ入力される駆動信号(入力14,15)を共にLo
w レベルとすれば出力端子S11は高圧電極H4および
低圧電極L4と絶縁される。このとき、入力端子N11
〜N13への入力信号(入力11,12,13)を図3
の入力1〜3と同様にすれば、出力端子S11から出力
される駆動信号(出力11)は出力1と同様、所定間隔
で高電位VH1と低電位VL1とを繰り返す矩形波状の
交流電圧となる(駆動状態)。入力11と入力13と
を入れ替えれば出力11の位相が逆転する(駆動状態
)。
【0075】また、入力11,13をLow レベルとし、
入力14,12,15を図3の入力1,2,3と同様に
すれば、図22に例示するように、出力11は所定間隔
で高電位VH4と低電位VL4とを繰り返す矩形波状の
交流電圧となる(駆動状態)。入力14と入力15と
を入れ替えれば出力11の位相が逆転する(駆動状態
)。更に、入力2をHighレベルとすると共にその他の
入力11〜15をLow レベルとすれば、図3の時点B,
C間に示すように、出力11は0Vとなる(駆動状態
)。
【0076】このように構成されたEL表示装置120
1では、例えば次のようにして文字を表示しつつ騒音を
抑制することができる。図23(a)はEL表示器12
03に数字”5”を表示した場合の各セグメントの駆動
状態を表す説明図である。図に示すように、透明電極1
203a〜1203cが構成するセグメントは駆動状態
、て透明電極1203d,1203fのセグメントは
駆動状態とされ、それぞれ発光している。また透明電
極1203e,1203fのセグメントは駆動状態と
され発光していない。このためEL表示器1203には
数字”5”が表示される。
【0077】一方、透明電極1203a〜1203cの
セグメントからは通常波形に基づく騒音が、透明電極1
203d〜1203gのセグメントからはそれとは逆転
した位相の騒音が発生している。ここで、駆動状態に
基づく騒音の音圧は、駆動状態およびに基づく騒音
の音圧のほぼ半分となる。このため、通常波形に基づく
騒音の音圧と逆転波形に基づく騒音の音圧とがほぼ等し
くなり良好に干渉し合う。このため騒音の発生を良好に
抑制することができる。
【0078】次に、図23(b)はEL表示器1203
に数字”0”を表示した場合の各セグメントの駆動状態
を表す説明図である。透明電極1203a,1203
e,1203fのセグメントは駆動状態、透明電極1
203c,1203d,1203gのセグメントは駆動
状態とされ、それぞれ発光している。また透明電極1
203bのセグメントは駆動状態とされ、発光も騒音
の発生もしていない。
【0079】透明電極1203a,1203e,120
3fのセグメントが発生する騒音と、透明電極1203
c,1203d,1203gのセグメントが発生する騒
音とは、互いに位相が逆転しており音圧も等しいので、
騒音の発生を良好に防止することができる。また、本実
施例ではこの他の数字についても、駆動状態〜を組
み合わせることによって同様に騒音を防止することがで
きる。なお、同じ数字でも駆動状態〜の組み合せ方
は種々雑多にある。
【0080】また、本発明は多数のEL素子がマトリッ
クス状に配設され、各絵素を列毎または行毎に走査して
画像を表示する所謂ドットマトリックスにも適用するこ
とができる。図24はEL素子1301が4行・5列の
マトリックス状に配設された第13実施例のEL表示装
置1303を表す平面図である。本実施例では、同一列
の、1行目,2行目または3行目,4行目に配設された
上下一対のEL素子1301がブロック1305を形成
している。そして、図示しない電圧印加回路は、各ブロ
ック1305のEL素子1301を図25に例示する駆
動状態に制御する。
【0081】即ち、ブロック1305の上下のEL素子
1301が共に発光する場合は上のEL素子1301を
駆動状態、下のEL素子1301を駆動状態とす
る。上のEL素子1301が発光し下のEL素子130
1が発光しない場合は、上のEL素子1301を駆動状
態、下のEL素子1301を駆動状態とする。上の
EL素子1301が発光せず、下のEL素子1301が
発光する場合は、上のEL素子1301を駆動状態、
下のEL素子1301を駆動状態とする。上下のEL
素子が共に発光しない場合は、上下のEL素子1301
を共に駆動状態とする。但し、本実施例では1列毎、
もしくは2行毎に走査を行うものとする。
【0082】こうすれば、どのブロック1305におい
ても、上下一対のEL素子1301が発生する騒音は互
いに逆転した位相となるので、EL表示装置1303が
発生する騒音を良好に防止することができる。また、第
6〜第13実施例のEL表示装置601〜1301のよ
うに、EL素子を複数隣接した場合、EL表示装置60
1〜1301の画素面積に対する装置の大きさは、一つ
のEL素子で画素を構成した従来の装置と変わらない。
【0083】なお上記各実施例では、半数のEL素子に
残りの半数とは逆転した位相の交流電圧を印加している
が、各EL素子に印加される交流電圧の位相を単に異な
らせるだけでも振動が干渉し合うので騒音を抑制するこ
とができる。例えばEL素子を三つ併設し、各EL素子
に120°づつ位相を異ならせた正弦波状交流電圧を印
加した場合、三つのEL素子が発生する振動は良好に干
渉し合い、騒音を良好に防止することができる。
【0084】また更に上記各実施例では、半数のEL素
子に残りの半数とは位相を異ならせた交流電圧を印加し
ているが、多数のEL素子の中の一つにだけ他のEL素
子とは位相を異ならせた交流電圧を印加してもよい。こ
の場合も若干ではあるが騒音防止効果がある。
【0085】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明では一つの
EL素子の電極間に印加される交流電圧は、少なくとも
他の一つのEL素子への交流電圧とは位相が異なるの
で、両EL素子が発生する振動の位相も異なる。また両
EL素子のEL発光層は平行に配設されているので、両
EL素子の振動は干渉し合い、この結果EL表示装置全
体としての振動が低減される。従って本発明のEL表示
装置では騒音を良好に防止することができる。
【0086】また本発明では、EL素子を複数積層する
ことによって併設した場合も、EL素子は通常薄膜状で
あるので装置はさほど大きくならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のEL表示装置を表す断面図であ
る。
【図2】第1実施例の電圧印加回路を表す電気回路図で
ある。
【図3】第1実施例の電圧印加回路の入出力波形を表す
タイムチャートである。
【図4】第1実施例のEL発光素子が発生する音圧を表
すタイムチャートである。
【図5】第2実施例のEL表示装置を表す断面図であ
る。
【図6】第2実施例の電圧印加回路を表す電気回路図で
ある。
【図7】第2実施例の電圧印加回路の入出力波形を表す
タイムチャートである。
【図8】第3実施例のEL表示装置を表す断面図であ
る。
【図9】第4実施例のEL表示装置を表す断面図であ
る。
【図10】第5実施例のEL表示装置を表す断面図であ
る。
【図11】第6実施例のEL表示装置を表す断面図であ
る。
【図12】第7実施例の電圧印加回路を表す電気回路図
である。
【図13】第7実施例の電圧印加回路の入出力波形を表
すタイムチャートである。
【図14】第8実施例のEL表示装置を表す断面図であ
る。
【図15】第9実施例のEL表示装置を表す断面図であ
る。
【図16】第10実施例のEL表示装置を表す断面図で
ある。
【図17】第11実施例のEL表示装置を表す断面図で
ある。
【図18】EL素子配列方法の他の実施例を表す平面図
である。
【図19】EL素子の交流電圧と音圧との関係を例示す
る説明図である。
【図20】第12実施例のEL表示装置の構成を表すブ
ロック図である。
【図21】第12実施例の電圧印加回路の構成を表す電
気回路図である。
【図22】第12実施例の電圧印加回路の入出力波形を
表すタイムチャートである。
【図23】第12実施例のEL表示器の駆動状態を表す
説明図である。
【図24】第13実施例のEL表示装置を表す平面図で
ある。
【図25】第13実施例のEL素子の駆動状態を表す説
明図である。
【符号の説明】
1…EL表示装置 3…ガラス基板
5…第1透明電極 7…第1絶縁層 9…第1EL発光層
11…第2絶縁層 13…第2透明電極 15…第3絶縁層
17…第2EL発光層 19…第4絶縁層 21…背面電極
23…EL素子 25…EL素子 31…電圧印加回路
H1…高圧電極 L1…低圧電極 N1,N2,N3…入力端子
S1…出力端子

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 EL発光層両面に一対の電極を形成して
    なるEL素子を備え、上記一対の電極間に交流電圧を印
    加することにより上記EL発光層を発光させるEL表示
    装置において、 上記EL発光層を平行にして上記EL素子を複数併設す
    ると共に、 一つの上記EL素子の上記一対の電極間に、少なくとも
    他の一つの上記EL素子とは位相が異なる交流電圧を個
    々に印加する電圧印加手段を備えてなることを特徴とす
    るEL表示装置。
  2. 【請求項2】 複数のEL素子を積層することによって
    併設したことを特徴とする請求項1記載のEL表示装
    置。
  3. 【請求項3】 積層状態にある一対のEL素子が、第1
    の電極と、第1のEL発光層と、両EL素子に共有され
    る共通電極と、第2のEL発光層と、第2の電極と、を
    順次積層してなることを特徴とする請求項2記載のEL
    表示装置。
  4. 【請求項4】 複数のEL素子を、同一平面上に隣接す
    ることによって併設したことを特徴とする請求項1記載
    のEL表示装置。
  5. 【請求項5】 隣接状態にある一対のEL素子が、両E
    L素子に共有される共通電極と、該共通電極表面に積層
    された一対のEL発光層と、該各EL発光層にそれぞれ
    積層された一対の個別電極と、から構成されることを特
    徴とする請求項4記載のEL表示装置。
  6. 【請求項6】 隣接状態にある一対のEL素子が、両E
    L素子に共有される共通電極と、該共通電極表面に積層
    され両EL素子に共有される共通EL発光層と、該共通
    EL発光層表面に個々に積層された一対の個別電極と、
    から構成されることを特徴とする請求項4記載のEL表
    示装置。
  7. 【請求項7】 電圧印加手段が、共通電極を開放し、一
    対の個別電極間にEL素子発光開始電圧の二倍以上の交
    流電圧を印加することを特徴とする請求項5または6記
    載のEL表示装置。
  8. 【請求項8】 隣接状態にある複数のEL素子がマトリ
    ックスを形成し、電圧印加手段が該マトリックスを走査
    しながら交流電圧を印加することを特徴とする請求項4
    ないし7のいずれかに記載のEL表示装置。
  9. 【請求項9】EL発光層と一対の電極との間に、絶縁層
    を形成したことを特徴とする請求項1ないし8のいずれ
    かに記載のEL表示装置。
  10. 【請求項10】電圧印加手段にて印加される交流電圧
    が、矩形波状の交流電圧であることを特徴とする請求項
    1ないし9のいずれかに記載のEL表示装置。
  11. 【請求項11】EL素子を偶数併設し、電圧印加手段
    が、半数のEL素子の電極に残りの半数のEL素子とは
    逆転した位相の交流電圧を印加することを特徴とする請
    求項1ないし10のいずれかに記載のEL表示装置。
  12. 【請求項12】電圧印加手段が、少なくとも一つのEL
    素子の電極に、該EL素子の発光開始電圧より低い交流
    電圧を印加可能としたことを特徴とする請求項1ないし
    11のいずれかに記載のEL表示装置。
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