JPH05231791A - 蓄熱式熱交換器用の加熱薄板積層体及びこの加熱薄板積層体用の成形薄板を製作するための方法と装置 - Google Patents

蓄熱式熱交換器用の加熱薄板積層体及びこの加熱薄板積層体用の成形薄板を製作するための方法と装置

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JPH05231791A
JPH05231791A JP4182351A JP18235192A JPH05231791A JP H05231791 A JPH05231791 A JP H05231791A JP 4182351 A JP4182351 A JP 4182351A JP 18235192 A JP18235192 A JP 18235192A JP H05231791 A JPH05231791 A JP H05231791A
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JP4182351A
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English (en)
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Simon Kaastra
カーストラ ジーモン
Gerd Koester
ケスター ゲルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
APPAR ROTHEMUEHLE BRANDT and KRITZLER GmbH
Apparatebau Rothemuehle Brandt and Kritzler GmbH
Original Assignee
APPAR ROTHEMUEHLE BRANDT and KRITZLER GmbH
Apparatebau Rothemuehle Brandt and Kritzler GmbH
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D19/00Regenerative heat-exchange apparatus in which the intermediate heat-transfer medium or body is moved successively into contact with each heat-exchange medium
    • F28D19/04Regenerative heat-exchange apparatus in which the intermediate heat-transfer medium or body is moved successively into contact with each heat-exchange medium using rigid bodies, e.g. mounted on a movable carrier
    • F28D19/041Regenerative heat-exchange apparatus in which the intermediate heat-transfer medium or body is moved successively into contact with each heat-exchange medium using rigid bodies, e.g. mounted on a movable carrier with axial flow through the intermediate heat-transfer medium
    • F28D19/042Rotors; Assemblies of heat absorbing masses
    • F28D19/044Rotors; Assemblies of heat absorbing masses shaped in sector form, e.g. with baskets
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/4935Heat exchanger or boiler making
    • Y10T29/49357Regenerator or recuperator making

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形された薄板の端縁の表面保護用被覆層の
損傷を防止し、それによって加熱薄板積層体の成形薄板
の部分的な腐食を回避することができる蓄熱式熱交換器
用の加熱薄板積層体を提供することである。 【構成】 蓄熱式熱交換器用の加熱薄板積層体1は、積
み重ねられた多数の薄板2または2a,2bからなって
いる。この薄板はその間に流路を形成し、かつ少なくと
も一部が成形されて例えばスタンピング加工部3を有す
る。薄板は表面保護部材としての被覆層、例えばほうろ
う層を備えている。薄板2または2a,2bは成形部3
を備えている。この成形部の場合、直接積み重ねられた
それぞれ隣接する薄板2または2a,2bの少なくとも
端縁が、あらゆる個所で互いに最小間隔8をおいて延び
ているかあるいは互いに接触せずに配向されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積み重ねられた多数の
薄板からなり、この薄板がその間に流路を形成し、かつ
少なくとも一部が成形されて例えばスタンピング加工部
を有し、薄板が表面保護部材としての被覆層、例えばほ
うろう層を備えている、蓄熱式熱交換器用の加熱薄板積
層体に関する。
【0002】本発明は更に、表面被覆層を有する、加熱
薄板積層体用のこのような成形面を製作するための方法
および装置に係わる。
【0003】
【従来の技術】冒頭に述べた蓄熱式熱交換器用の加熱薄
板積層体は、ドイツ連邦共和国特許出願公告第2616
816号公報によって既に知られている。しかも、この
ような加熱薄板積層体を構成するために、間に流路を形
成し、少なくとも一部が成形され、例えばスタンピング
加工部を有する積み重ねられた薄板が、ほうろう(エナ
メル)からなる表面保護用被覆層を備えていることが知
られている。
【0004】表面保護部材としての働きをする被覆層、
特にほうろう層を備えた薄板からなる加熱薄板積層体
は、腐食の危険にもかかわらず充分に長い寿命を有する
場合、およびまたは火災の危険を避けるために加熱面を
清潔に保つことが容易である場合に、蓄熱式熱交換器に
使用される。
【0005】成形された薄板を積み重ねて加熱薄板積層
体を形成する際、隣接する薄板の角範囲がしばしばその
他の平面範囲よりも先に既に互いに接触する。これは、
表面被覆層が端縁範囲において剥げ落ち、そこの表面保
護部材が失われ、その結果腐食の危険が高まるという欠
点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、公知の成形
薄板を積み重ねて加熱薄板積層体を形成するときに生じ
る欠点を除去せんとするものである。従って、解決すべ
き課題は、成形された薄板の端縁の表面保護用被覆層の
損傷を防止し、それによって加熱薄板積層体の成形薄板
の部分的な腐食の危険を回避することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の対象物は基本的
には、薄板が成形部を備え、この成形部の場合、直接積
み重ねられたそれぞれ隣接する薄板の少なくとも端縁
が、あらゆる個所で互いに最小間隔をおいて延びている
かあるいは互いに接触せずに配向されていることを特徴
とする。
【0008】直接積み重ねられた薄板の、その端縁に沿
った相互の接触が阻止されるので、応力状態から生じる
非常に不所望な角保護層の剥げ落ちが発生しない。これ
は、表面保護用被覆層、しかも特にほうろう層を端縁に
沿って形成する際に、被覆層材料の集塊が生じるように
成形された薄板についても当てはまる。この被覆材料の
集塊は、平面被覆層に比べて、ビード状の肉厚部を形成
する。
【0009】本発明では更に、薄板の端縁の間の最小間
隔が普通の被覆層の厚さよりも大きく、しかも互いに向
き合った端縁の側面における被覆層の厚さよりも大きく
なっている。
【0010】従って、加熱薄板積層体を組み立てる際
に、ビード状の肉厚の端縁被覆層の間の接触応力がいか
なる場合でも付加的なコストを必要とせずに回避され
る。
【0011】上記の課題を解決するための実際の例で
は、薄板の成形部の高さが少なくともその端縁の範囲に
おいて、その他の平面範囲よりも低くなっている。これ
は、互いに隣接する積み重ね薄板のうちそれぞれ一方だ
けが成形された端縁を有し、他方の薄板の端縁は真っ直
ぐに延びている。
【0012】更に、薄板の平行な二つの端縁のうち、そ
れぞれ一方が成形部を備え、他方が真っ直ぐに延び、直
接積み重ねられたそれぞれ隣接する薄板がその平面内で
互いに180°だけずらして配置されていてもよい。
【0013】互いに最小間隔を有する薄板の端縁は好ま
しくは加熱薄板積層体内で次のように設けられる。すな
わち、端縁がそれぞれ熱交換器の流入エッジおよび流出
エッジの方へ向き、その結果ビード状の肉厚表面被覆層
が熱交換器内の腐食性媒体の衝突方向に対して横方向に
延びるように設けられる。
【0014】圧延、プレスまたはスタンピングによる加
熱薄板積層体のための成形薄板を製作するための本発明
の方法は実質的に、端縁に沿って延びる薄板の領域に対
して、薄板の中央範囲と異なる変形力が加わらないとい
う利点がある。その際、この異なる変形力を、薄板の本
来の成形が行われるときに、発生することができる。す
なわち、薄板の端縁加工はその本来の成形部の製作と同
時に行われる。
【0015】勿論本発明では、端縁に沿って延びる薄板
の領域がプロフィルを偏平にする方向に再圧延、再プレ
スまたは再スタンピング可能である。
【0016】方法を実施するための本発明により装置
は、反対側から平らな薄板に作用する二つの成形工具半
部からなっている。その際、薄板の端縁に付設される成
形工具半部の範囲がその間に、収斂するまたは段差を有
する形状付与プロフィルを形成している。
【0017】成形工具半部としては、ロール対、プレス
板対またはスタンピング板対を使用することができ、こ
れらはその主加工面に対して少なくとも少しだけ傾斜ま
たは段差を有する端区間または縁領域を有する。
【0018】装置が成形ロール対を備えている場合に
は、ロールがその端部にリング状の段差付平滑ロール区
間を備えている。
【0019】端縁に沿って延びる薄板の領域を、プロフ
ィルを偏平にするように再圧延、再プレスまたは再スタ
ンピングすることができる、方法を実施するための装置
の場合には、反対側から既に成形された薄板に作用可能
である、薄板の端縁に接続する狭い縁領域のための2個
の再成形工具半部が設けられている。この場合にも、再
成形工具半部として、ロール対、プレス対またはスタン
ピング対を使用することができる。これらの工具半部
は、その前に成形を行う成形工具半部に対してやや傾斜
し、成形されているかまたは段差が付けられている滑ら
かな形状付与面を備えている。再成形ロール対を使用す
る場合には、そのロールは滑らかなロールとして形成さ
れている。
【0020】
【実施例】次に、図に基づいて本発明を詳細に説明す
る。
【0021】図1には、加熱薄板積層体(加熱薄板セッ
ト)1の一部領域が示してある。この加熱薄板積層体は
直接積み重ねられた多数の薄板2からなっている。薄板
は例えば二つのグループ2a,2bをなして交互に重ね
て配置されている。
【0022】少なくともグループ2aの薄板2は例えば
スタンピング加工部の形をした成形部3を備えている。
これは図1のグループ2aの薄板2から明らかである。
【0023】グループ2aの薄板2の個々の成形部3は
不規則な波線の形をしている。この波線は図1に示すよ
うに薄板の横方向だけでなく、薄板の縦方向にも延びて
いる。
【0024】不規則な波線のように延びる成形部3、す
なわちスタンピング加工部は勿論、何度も繰り返して個
々の薄板2に形成可能である。これは同様に、図1から
明らかである。
【0025】例えばスタンピング加工部の形に形成され
た成形部3はそれぞれ、加熱薄板積層体1内の隣接する
2枚の薄板2、すなわち積み重ねられた2枚の薄板の間
に、多数の流路4を形成している。この流路は加熱薄板
積層体1を備えた蓄熱式熱交換器の主流れ方向におい
て、異なる熱交換媒体が交互に流れる。その際、加熱薄
板積層体1の薄板2の間に形成された流路4が実質的に
熱交換媒体の主流れ方向に延びるだけでなく、薄板に沿
って真っ直ぐな主流れ方向から著しく逸れると有利であ
る。
【0026】横方向と縦方向に不規則に延びる波形部、
例えばスタンピング加工によって形成された成形部3と
関連して、加熱薄板積層体1を前記のように形成するこ
とにより、圧力損失が低減されると同時に、熱伝達係数
の大幅な増大をもたらす。
【0027】グループ2a,2bに所属する、加熱薄板
積層体のすべての薄板2は、図3に明示するように、表
面保護部材としての働きをする被覆層5、特にほうろう
層(エナメル層)5を備えている。
【0028】この被覆層5を形成する際に、製作的な原
因により、ビード状の肉厚部の形をした材料塊部7が薄
板2の端縁6に沿って形成される。この材料塊部は端縁
6における、媒体の攻撃的な成分に対する保護作用の増
大を保証するという利点がある。この保護作用は勿論、
被覆層5、特に薄板2の端縁6の範囲の材料塊部7の剥
げ落ちが防止されるときにのみ、永続的に保証される。
【0029】被覆層5の剥げ落ち、場合によってはビー
ド状肉厚部として生じる、薄板2の端縁6の範囲の材料
塊部7の剥げ落ちを防止するために、例えばスタンピン
グ加工部としての薄板の成形部3は次のように形成され
ている。すなわち、図1および図2から判るように、両
グループのそれぞれ隣接する積層薄板2の少なくとも端
縁6があらゆる個所で互いに最小間隔8をおいて延びて
いるかまたは互いに接触しないように配向されている。
【0030】隣接するグループ2a,2bの薄板2の端
縁6の間の最小間隔8は、いかなる場合でも、材料塊部
7によって形成されたビード状の肉厚部の範囲の被覆層
5の厚さよりも大きくなっている。
【0031】最も簡単な場合には、積み重ねられた薄板
2の端縁6の間の最小間隔8を保つための条件は、図1
と2のグループ2bの薄板2のように、それぞれ薄板の
少なくとも一方が適当な幅の縁条片にわたって成形部3
を備えておらず、完全に平らであることによって、守ら
れる。
【0032】図1と2に示す加熱薄板積層体1の構造は
更に、次のようにすることによって得られる。すなわ
ち、図1のグループ2aの端縁6が示すように、積み重
ねられた薄板2の隣接する2枚のうちの一方だけが成形
された端縁6を有し、そしてグループ2bから明らかな
ように、他方の薄板2の端縁6が真っ直ぐに延びている
ことによって得られる。
【0033】このような構造の加熱薄板積層体1を形成
するために、次のような薄板2を使用することができ
る。すなわち、平行な2個の端縁のうちそれぞれ一方だ
けが成形部を備え、他方の端縁が真っ直ぐに延び、それ
ぞれ隣接する積み重ね薄板2がその平面内で互いに18
0度ずらして配置されている薄板を使用することができ
る。
【0034】少なくとも端縁6に沿って成形部を備えて
いないかまたは残りの面積全体よりも厚さが薄い成形部
を備えている薄板2は、圧延、プレスまたはスタンピン
グによって、すなわちいろいろな機械的方法で製作可能
である。その際、端縁6に沿って延びる薄板2の領域に
は、中央領域とは異なる変形力が加えられる。この中央
領域には流路4を画成するための成形部3が設けられて
いる。
【0035】端縁6の範囲の形状付与と成形部3の製作
は、成形工具の適当な形状によって同時に、すなわち一
つの加工工程で達成される。この成形工具は対のロー
ル、対のプレス板または対のスタンピング板の形態で実
施可能である。
【0036】しかも、次の加工工程、すなわち既に行わ
れた成形の後で、端縁6に沿って延びる薄板2の領域の
成形部を扁平にするように再圧延、再プレスまたは再ス
タンピングすることができる。
【0037】図4〜6図には、加熱薄板積層体1の組み
立てのための薄板2を製作するための装置として、ロー
ル対11が示してある。このロール対のロール12,1
3はその外周に互いに補完的に嵌まり合う成形部を備え
ている。
【0038】その際、ロール対11の両ロール12,1
3は、図5から明らかなように、その全長の大部分14
にわたって、スタンピング加工部の形をした成形部3を
生じる多少不規則な外周形状を有する。
【0039】これに対して、ロール対11の両ロール1
2,13は、図6から明らかなように、その全長の少し
の部分15にわたって、段差を付けた、全周にわたって
円形の形状付与面を備えている。
【0040】このように形成されたロール対11によ
り、一つの加工工程で薄板2を製作することができる。
この薄板は通過方向に対して平行な端縁6に沿って全く
平らに形成され、その他の面範囲がスタンピング加工部
の形をした多少不規則な成形部3を備えている。
【0041】勿論、薄板2を先ずその幅全体にわたって
ロール対11の間を通過させることができる。このロー
ル対は図5に示す、個々のロール12,13のロール成
形部を有する。このようにして成形された薄板2は続い
て、その一方の端縁6を他の狭いロール対の間を通過さ
せることができる。この狭いロール対のロール12,1
3は、成形部を平らにする方向に端縁6の範囲を再圧延
するために、滑らかで円形のロール形状を有する。
【0042】図4〜6に基づいて説明したロール対を使
用することにより、連続的な一つの加工工程で例えば帯
材料を加工することにより薄板2を製作することが可能
であるが、予め製作した薄板片を均等な方法で、しかし
不連続的に、プレス板対またはスタンピング板対を使用
してプレスによって製作することができる。
【0043】図7〜10に示した例は、薄板2の少なく
とも端縁6の範囲の成形部の高さを、その他の範囲の成
形部の高さよりも低くすることにより、本発明の根底を
なす課題を解決することができる。
【0044】その際、図7から判るように、薄板2の成
形部3を、薄板の端縁6の方へ向かって両側から収斂さ
せ、端縁の範囲6に所望の最小間隔8を生じることがで
きる。これに対して、図8では、薄板2の成形部3が端
縁6の方へ向かって片側から収斂しており、それによっ
て同様に最小間隔を生じることができる。
【0045】図9(図7と8の矢印IX参照)には薄板
2の端縁6から側方へ離れた位置の薄板の最大の成形部
高さ9が示してあるが、図10(図7と8の矢印X参
照)には薄板の端縁6の範囲の低くなった成形部高さ1
0が示してある。この成形部高さ10により、隣接する
二つの積み重ね薄板2の端縁6の間の最小間隔8が決ま
る。
【0046】図7〜10の薄板2を製作するために、反
対側から平らな薄板に作用させることができる2個の成
形工具半部からなる装置を使用することができる。その
際、薄板2の端縁6に付設されたこの成形工具半部の範
囲は、その都度加工すべき薄板厚さを考慮して、図7ま
たは図8に対応する収斂する形状付与プロフィルを間に
形成する必要がある。この場合にも、装置はロール対、
プレス板対またはスタンピング板対によって加工可能で
ある。これらの成形工具は一つの加工工程で、あるいは
二つの加工工程で薄板2を成形することができる。
【0047】加熱薄板積層体1はグループ2a,2bの
薄板2によって次のように構成されている。すなわち、
互いに最小間隔8を有する薄板2の端縁6が熱交換器の
中でそれぞれ熱交換媒体の流入側および流出側に向き、
その結果被覆層5のビード状肉厚部の材料塊部が、非常
に腐食の危険にさらされる個所に位置するように構成さ
れている。
【0048】前述の手段の基本思想は、平らな縁領域を
有するほうろう引きした加熱薄板2の製作である。この
加熱薄板は組み立てられて熱交換器の加熱薄板積層体1
を構成する。その際、特に次の手段が重要である: 1.すべての薄板2または所定の一部の薄板の端縁6
が、薄板のその他の範囲よりも扁平に成形されているか
あるいは直線的にまたは滑らかに形成されている。 2.扁平に成形されているかあるいは直線的にまたは滑
らかに形成されている薄板2の縁領域が、加熱薄板積層
体1においてそれぞれ流入側と流出側に向いている。
【0049】3.特別に形成された薄板2の端縁6は、
成形時に、例えば成形ロールを用いて、成形工具例えば
成形ロール対の適当な形状によって形成される。
【0050】4.薄板2の成形部高さは、成形工具の端
部での円錐形の成形により、薄板の端縁6の方へ収斂す
るよう仕上げ成形または変形させられる。
【0051】5.薄板2の扁平または真っ直ぐで滑らか
な端縁6は、端部に滑らかなリング状区間を有する成形
ロール対によって製作可能である。
【0052】6.例えば圧延によって先ず最初に全体に
わたって同じ厚さの成形部を有する薄板2の場合に、薄
板の端縁6の範囲を全部または部分的に再び扁平にする
他の加工工程が続いて行われる。
【0053】7.先ず全体にわたって均一な厚さの成形
部を有する、既に適度に切断された薄板2の端縁6がプ
レスによって平らにされる。
【0054】本発明による加熱薄板積層体、この加熱薄
板積層体用の成形薄板を製作するための方法およびこの
方法を実施するための装置の有利な構成を列挙すると、
次の通りである。
【0055】1.薄板2または2a,2bの端縁6の間
の最小間隔8が、この端縁6の互いに向き合った側面の
被覆層5,7の厚さよりも大であることを特徴とする加
熱薄板積層体。
【0056】2.少なくとも薄板2または2a,2bの
端縁6の範囲における、薄板の成形部高さ10(図10
参照)が、薄板のその他の範囲の成形部の高さ9(図9
参照)よりも低いことを特徴とする上記第1項の加熱薄
板積層体。
【0057】3.直接積み重ねられた隣接する二つの薄
板2または2a,2bのうち、それぞれ一方の薄板2a
だけが成形された端縁を備え、他方の薄板2または2b
の端縁6が真っ直ぐに延びていることを特徴とする上記
第1項または第2項の加熱薄板積層体(図1)。
【0058】4.薄板2または2a,2bの平行な二つ
の端縁のうち、それぞれ一方の端縁だけが成形部を備
え、他方の端縁6が真っ直ぐに延び、それぞれ隣接する
直接積み重ねられた薄板2または2a,2bがその平面
内で互いに180°だけ互いにずらして配置されている
ことを特徴とする上記第1項から第3項までのいずれか
一つの加熱薄板積層体(図2)。
【0059】5.互いに最小間隔8を有する薄板2また
は2a,2bの端縁がそれぞれ熱交換器の流入側と流出
側に向いていることを特徴とする上記第1項から第4項
までのいずれか一つの加熱薄板積層体。
【0060】6.主加工平面に対して段差の付いたある
いはやや傾斜した端区間または縁領域を有するロール対
11、プレス板対またはスタンピング板対が、成形工具
半部12,13として使用されることを特徴とする加熱
薄板積層体1用の成形薄板2または2a,2bを製作す
る方法を実施するための装置(図4〜6)。
【0061】7.成形ロール対11のロール12,13
がその一端に、その成形ロール区間14に対して段差の
付いたリング状の滑らかなロール区間を備えていること
を特徴とする上記第6項の装置(図4〜6)。
【0062】8.成形工具半部に対して段差の付いた滑
らかなあるいははやや傾斜している成形された形状付与
面を有するロール対、プレス板対またはスタンピング板
対が、再成形工具半部として使用されることを特徴とす
る加熱薄板積層体1用の成形薄板2または2a,2bを
製作する方法を実施するための装置。
【0063】9.再成形ロール対のロールが滑らかなロ
ールとして形成されていることを特徴とする上記第8項
の装置。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による蓄熱
式熱交換器用の加熱薄板積層体及びこの加熱薄板積層体
用の成形薄板を製作するための方法と装置は、成形され
た薄板の端縁の表面保護用被覆層の損傷が防止され、そ
れによって加熱薄板積層体の成形薄板の部分的な腐食が
回避されるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓄熱式熱交換器用の加熱薄板積層体の一部範囲
の正面図である。
【図2】加熱薄板積層体の反対側の角範囲の、図1のI
I−II線に沿った断面図である。
【図3】薄板の端縁に表面保護用被覆層とこの被覆層の
ビード状肉厚部を有する加熱薄板積層体の薄板の端縁範
囲の拡大図である。
【図4】加熱薄板積層体を構成する成形された薄板を製
作することができる装置の実施例を示す概略図である。
【図5】図4の装置の右側面図である。
【図6】図4の装置の左側面図である。
【図7】薄板の端縁の接続部における薄板の成形のため
の他の形状を示す図である。
【図8】薄板の端縁の接続部における薄板の成形のため
の他の形状を示す図である。
【図9】図7と図8の薄板を矢印IX方向から見た図で
ある。
【図10】図7と図8の薄板を矢印X方向から見た図で
ある。
【符号の説明】
1 加熱薄板積層体 2,2a,2b 薄板 3 スタンピング加工部 4 流路 5 被覆層 6 端縁 8 最小間隔 12,13 成形工具半部 15 成形工具半部の範囲
フロントページの続き (72)発明者 ゲルト ケスター ドイツ連邦共和国 デー・5226 ライヒス ホーフ・オーデンシュピール アイヒホル ツァー シュトラーセ 5

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積み重ねられた多数の薄板(2または2
    a,2b)からなり、この薄板がその間に流路を形成
    し、かつ少なくとも一部が成形されて例えばスタンピン
    グ加工部(3)を有し、薄板が表面保護部材としての被
    覆層(5)、例えばほうろう層を備えている、蓄熱式熱
    交換器用の加熱薄板積層体(1)において、薄板(2ま
    たは2a,2b)が成形部(3)またはプロフィル付与
    部を備え、この成形部またはプロフィル付与部の場合、
    直接積み重ねられたそれぞれ隣接する薄板(2または2
    a,2b)の少なくとも端縁(6)が、あらゆる個所で
    互いに最小間隔(8)をおいて延びているかあるいは互
    いに接触せずに配向されていることを特徴とする加熱薄
    板積層体。
  2. 【請求項2】 平らな薄板を圧延、プレスまたはスタン
    ピング変形することにより、請求項1の加熱薄板積層体
    (1)用の成形薄板(2または2a,2b)を製作する
    ための方法において、端縁(6)に沿って延びる薄板
    (2または2a,2b)の領域に、薄板のその他の平面
    範囲と異なる変形力が加えられることを特徴とする方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2の加熱薄板積層体(1)用の成
    形薄板(2または2a,2b)を製作するための方法に
    おいて、成形部(3)を有する薄板(2または2a,2
    b)の、端縁(6)に沿って延びる領域が、成形部を扁
    平にするようにまたは成形部を先細にするように、再圧
    延、再プレスまたは再スタンピングされることを特徴と
    する方法。
  4. 【請求項4】 反対側から平らな薄板に作用可能な二つ
    の成形工具半部(12,13)からなる、請求項2の方
    法を実施するための装置において、薄板(2または2
    a,2b)の端縁(6)に付設された成形工具半部(1
    2,13)の範囲(15)がその間に、段差の付いたあ
    るいは収斂する形状付与プロフィルを有していることを
    特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 反対側から平らな薄板(2または2a,
    2b)に作用可能な二つの成形工具半部(12,13)
    からなる、請求項3の方法を実施するための装置におい
    て、既に成形部(3)を有する薄板(2または2a,2
    b)に対して反対側から作用させることができる、薄板
    (2または2a,2b)の端縁(6)に接続する狭い縁
    範囲のための二つの再成形工具半部を備えていることを
    特徴とする装置。
JP4182351A 1991-07-11 1992-07-09 蓄熱式熱交換器用の加熱薄板積層体及びこの加熱薄板積層体用の成形薄板を製作するための方法と装置 Pending JPH05231791A (ja)

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RU2080538C1 (ru) 1997-05-27
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EP0522360A2 (de) 1993-01-13
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